JP2020183234A - ヒンジキャップ - Google Patents

ヒンジキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2020183234A
JP2020183234A JP2019086527A JP2019086527A JP2020183234A JP 2020183234 A JP2020183234 A JP 2020183234A JP 2019086527 A JP2019086527 A JP 2019086527A JP 2019086527 A JP2019086527 A JP 2019086527A JP 2020183234 A JP2020183234 A JP 2020183234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screwing
hinge
lid
screwing member
screwed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019086527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7236923B2 (ja
Inventor
信也 前田
Shinya Maeda
信也 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2019086527A priority Critical patent/JP7236923B2/ja
Publication of JP2020183234A publication Critical patent/JP2020183234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7236923B2 publication Critical patent/JP7236923B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】開封時の操作性を改善したヒンジキャップを提供する。【解決手段】ヒンジキャップ3は、容器本体2の口部2aに固定される固定部10と、固定部にヒンジH回りに回動可能に連結された有頂筒状の蓋体20と、蓋体および固定部とは別体に形成され、蓋体に対する下方移動が規制された螺着部材30と、を備える。固定部は、口部を閉塞する閉塞板12と、弱化部12aを介して閉塞板に接続された中栓部15と、を有する。中栓部には下側螺着部15bが形成され、蓋体の頂壁21に形成された貫通孔21aを通して、螺着部材の上側螺着部32が、下側螺着部に螺着されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ヒンジキャップに関する。
特許文献1には、容器本体の口部に固定される固定部と、固定部に対してヒンジ回りに回動可能に連結された有頂筒状の蓋体と、を備えたヒンジキャップが開示されている。固定部は、口部を閉塞する閉塞板と、閉塞板に薄肉の弱化部を介して接続されたプルリングと、を有している。
特開2016−222310号公報
特許文献1のヒンジキャップを有する容器を開封する際には、蓋体を固定部に対して回動させた後、プルリングを引き上げることで弱化部を破断させる。このような操作を行うため、開封時の操作性について改善の余地があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、開封時の操作性を改善したヒンジキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るヒンジキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に固定される固定部と、前記固定部にヒンジ回りに回動可能に連結された有頂筒状の蓋体と、前記蓋体および前記固定部とは別体に形成され、前記蓋体に対する下方移動が規制された螺着部材と、を備え、前記固定部は、前記口部を閉塞する閉塞板と、弱化部を介して前記閉塞板に接続された中栓部と、を有し、前記中栓部には下側螺着部が形成され、前記蓋体の頂壁に形成された貫通孔を通して、前記螺着部材の上側螺着部が、前記下側螺着部に螺着されている。
上記態様によれば、蓋体をヒンジ回りに上方に回動させる操作を行うことで、蓋体および螺着部材を介して中栓部に上方に向けた力を作用させることができる。そして、この力によって弱化部を破断させ、中栓部を閉塞板から分離させて、容器本体の口部の閉塞を解除することができる。
このように、上記態様によれば、例えば蓋体を開いた後で中栓部を開封するのではなく、蓋体を開く操作に連動させて中栓部を開封することができる。したがって、開封時の操作性を向上させることができる。
また、螺着部材が螺着によって中栓部に固定されているため、例えばアンダーカット嵌合によって固定する場合と比較して、螺着部材が中栓部から抜けにくくなっており、より確実に中栓部を閉塞板から分離させることができる。
ここで、前記蓋体は、前記貫通孔の開口縁から下方に向けて延びる上筒部と、前記上筒部の下端部から前記上筒部の内側に向けて延びる支持部と、を有し、前記螺着部材は、前記支持部に当接するヘッド部を有していてもよい。
この場合、蓋体がヒンジ回りに上方に回動したとき、支持部からヘッド部へと、上方に向けた力をスムーズに伝えることができる。したがって、螺着部材が螺着された中栓部を、閉塞板から分離させやすくなり、開封時の操作性をより良好にすることができる。
また、前記螺着部材は、前記上側螺着部の上端部に設けられたヘッド部を有し、前記ヘッド部の上面には、下方に向けて窪む複数の凹部が形成されていてもよい。
この場合、ヒンジキャップの製造時に、凹部内に治具の爪部を挿入し、当該治具を回転させることで、螺着部材を蓋体に対して容易に回転させることができる。したがって、上側螺着部と下側螺着部とを螺着させる工程がより容易になり、ヒンジキャップの製造効率を高めることができる。
また、前記蓋体は、前記頂壁からキャップ径方向の外側に向けて突出する摘み部を有し、平面視において、前記摘み部と前記ヒンジとの間に前記螺着部材が位置していてもよい。
この場合、摘み部を上方に引き上げたとき、螺着部材に作用する上方に向けた力を、梃子の原理によって増幅させることができる。したがって、弱化部を破断させるために必要な摘み部の操作力を低減して、開封時の操作性をより良好にすることができる。
また、前記固定部は、前記閉塞板から上方に向けて延び、前記中栓部を囲う注出筒部を有していてもよい。
この場合、中栓部を閉塞板から分離させて連通孔を開放させると、連通孔を通して、注出筒部と容器本体内とが連通した状態となる。従って、容器本体内の内容物を、連通孔および注出筒部を通じて吐出させることができる。
また、例えば蓋体に、注出筒部の内側に嵌合する部分を形成することで、連通孔を開放した後も蓋体が固定部に対して閉じた状態にすれば注出筒部の内側をシールすることが可能となる。
本発明の上記態様によれば、開封時の操作性を改善したヒンジキャップを提供することができる。
本実施形態に係るヒンジキャップを備えた容器の平面図である。 図1のII−II断面矢視図である。 図2の蓋体を開いた状態を示す図である。
以下、本実施形態のヒンジキャップおよび当該ヒンジキャップを備えた容器について、図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2に取り付けられたヒンジキャップ3と、を備えている。ヒンジキャップ3は、容器本体2の口部2aに固定される固定部10と、固定部10にヒンジH回りに回動可能に連結された有頂筒状の蓋体20と、蓋体20および固定部10とは別体に形成された螺着部材30と、を備えている。内容物としては、特に限定されないが、例えば食品などの液体(より具体的には、飲料、液体調味料など)を用いることができる。ヒンジキャップ3の各部は、特に記載がない限り、樹脂によって形成されている。
(方向定義)
本実施形態では、蓋体20の中心軸線をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う方向を上下方向という。また、上下方向において、蓋体20の頂壁21側を上方、周壁22の開口部側を下方という。上下方向から見ることを平面視という。平面視において、キャップ軸Oに交差する方向をキャップ径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向をキャップ周方向という。キャップ径方向のうち、図1に示すヒンジHのキャップ周方向における中央部と、摘み部23のキャップ周方向における中央部と、を結ぶ方向を前後方向という。前後方向におけるヒンジH側を後方、摘み部23側を前方という。
図2に示すように、固定部10は、固定筒部11と、閉塞板12と、嵌合筒部13と、注出筒部14と、中栓部15と、を有している。固定筒部11は、容器本体2の口部2aをキャップ径方向における外側から囲っており、口部2aに固定されている。固定筒部11の内周面には、キャップ径方向における内側に突出する嵌合部11aが形成されている。嵌合部11aが、口部2aの外周面に形成された突部2bにアンダーカット嵌合することで、固定筒部11の容器本体2に対する上昇が規制されている。
閉塞板12は、固定筒部11の上端部からキャップ径方向における内側に向けて延びている。閉塞板12は口部2aを上方から覆っており、口部2aを閉塞している。嵌合筒部13は、閉塞板12から下方に向けて延びており、口部2a内に嵌合されている。嵌合筒部13は固定筒部11よりもキャップ径方向における内側に位置している。
注出筒部14は、閉塞板12から上方に向けて延びている。注出筒部14の中心軸線は、キャップ軸Oよりも前方に位置している。注出筒部14は、上方に向かって漸次拡径する筒状に形成されている。注出筒部14の上端部の高さは不均一になっており、注出筒部14のうち後方(ヒンジH側)に位置する部分の上端部は、前方(摘み部23側)に位置する部分の上端部よりも低くなっている。
中栓部15は、閉塞板12のうち注出筒部14の内側に位置する部分に形成されている。すなわち、注出筒部14は中栓部15を囲っている。中栓部15は、薄肉に形成された弱化部12aを介して閉塞板12に接続されている。弱化部12aが破断されることで、中栓部15が閉塞板12から分離し、連通孔12b(図3参照)が形成される。中栓部15は、平面視で円板状の基部15aと、基部15aから上方に向けて延びる下側螺着部15bと、を有している。基部15aの外周縁の全周に沿って、弱化部12aが設けられている。弱化部12aが破断される前の状態では、連通孔12bが閉塞されており、連通孔12bを通じた空気や内容物の流通が遮断される。
下側螺着部15bの外周面には、雄ネジ部が形成されている。雄ネジ部は、下側螺着部15bのうち、上下方向における中央部から下端部にかけて形成されている。これにより、螺着部材30を下側螺着部15bに螺着させる際に、螺着部材30を回転させる回数を少なくして、ヒンジキャップ3の製造効率を高めることができる。ただし、雄ネジ部は下側螺着部15bの上下方向における全体にわたって形成されていてもよい。下側螺着部15bのネジ山の下面には、小ネジ部15cが形成されている。
蓋体20は、頂壁21と、周壁22と、摘み部23と、上筒部24と、支持部25と、下筒部26と、を有している。
図1に示すように、頂壁21は平面視で円板状に形成されている。摘み部23は、頂壁21から前方に向けて突出している。図2に示すように、摘み部23は、前方に向かうに従って漸次上方に向かうように傾斜している。これにより、摘み部23を摘まんで上方移動させる操作が行いやすくなっている。摘み部23の下面には、滑り止めのための凹凸形状が形成されている。なお、凹凸形状は摘み部23の上面に形成されていてもよいし、上面および下面の両方に形成されていてもよい。
頂壁21には、貫通孔21aが形成されている。貫通孔21aは頂壁21を上下方向に貫通している。貫通孔21aの中心軸線は、キャップ軸Oよりも前方に位置している。
周壁22は、頂壁21の外周縁から下方に向けて延びている。ヒンジキャップ3の後端部において、周壁22の下端部は、ヒンジHを介して固定筒部11の上端部に接続されている。蓋体20は、ヒンジHとともに、固定部10と一体に形成されている。
上筒部24は、貫通孔21aの開口縁から下方に向けて延びている。支持部25は、上筒部24の下端部から上筒部24の内側に向けて延びており、平面視で環状に形成されている。下筒部26は、支持部25の内周縁から下方に向けて延びている。下筒部26の下端部は、その外周面の全周にわたって、注出筒部14の内側に接している。貫通孔21a、上筒部24、支持部25、および下筒部26は、それぞれの中心軸線が共通の軸線上に位置している。
螺着部材30は、ヘッド部31と、上側螺着部32と、シール筒部33と、を有している。ヘッド部31は、図1に示すように、平面視で円板状に形成されている。ヘッド部31の外径は、蓋体20の貫通孔21aの内径よりも小さい。図2に示すように、ヘッド部31は、貫通孔21aおよび上筒部24の内側に収容されている。
ヘッド部31は、上側螺着部32の上端部に設けられており、上側螺着部32から外側に向けて突出している。ヘッド部31の下面は、支持部25の上面に接している。このため、螺着部材30の蓋体20に対する下方移動は規制されている。ヘッド部31の上面には、下方に向けて窪む凹部31aが形成されている。凹部31aは、ヘッド部31の周方向において、間隔を空けて複数形成されている。各凹部31aは、ヘッド部31の外周縁に形成されており、ヘッド部31を上下方向に貫通している。なお、凹部31aはヘッド部31を上下方向に貫通していなくてもよい。
上側螺着部32は、ヘッド部31から下方に向けて延びており、筒状に形成されている。上側螺着部32の内周面には、中栓部15の下側螺着部15bの雄ネジ部に螺着された雌ネジ部が形成されている。上側螺着部32および下側螺着部15bのネジ山同士は、少なくとも1周以上、全周にわたってかみ合っている。これにより、螺着の強度が確保されている。
上側螺着部32の雌ネジ部は、上側螺着部32の上下方向における全長にわたって形成されている。
本実施形態では、上側螺着部32の雌ネジ部および下側螺着部15bの雄ネジ部は2条ネジとなっている。これにより、上側螺着部32と下側螺着部15bとを螺着させる際の、螺着部材30を回転させる回数が少なくなり、ヒンジキャップ3の製造効率を向上させることができる。ただし、雄ネジ部および雌ネジ部は3条以上の多条ネジであってもよいし、1条ネジであってもよい。
シール筒部33は、ヘッド部31から下方に向けて延びている。シール筒部33は、上側螺着部32の外側に位置している。シール筒部33は下筒部26内に嵌合しているため、シール筒部33と下筒部26との間はシールされている。
次に、以上のように構成されたヒンジキャップ3の作用について説明する。
ヒンジキャップ3を製造する際には、まず固定部10と蓋体20とを一体に形成し、蓋体20が固定部10に対して閉じた状態とする。また、螺着部材30を別途用意する。
次に、螺着部材30を、蓋体20の貫通孔21aを通じて、下側螺着部15bに螺着させる。このとき、螺着部材30の各凹部31a内に、治具の爪部を挿入し、当該治具を蓋体20に対して螺着部材30の中心軸線回りに回転させる。これにより、下側螺着部15bの雄ネジ部と上側螺着部32の雌ネジ部とが螺合して、螺着部材30が下方移動する。このとき、下側螺着部15bのネジ山の上面と上側螺着部32のネジ山の下面とが当接した状態となるため、下側螺着部15bのネジ山の下面に形成されている小ネジ部15cが、螺着部材30の回転を阻害することは抑制される。螺着部材30が下方移動し、ヘッド部31が支持部25に当接した時点で、治具の回転を停止する。これにより、ヒンジキャップ3の製造が完了する。このようにして製造されたヒンジキャップ3を、いわゆる打栓機によって容器本体2に打栓することで、容器1が製造される。
容器1の使用開始前の状態では、閉塞板12の連通孔12bが中栓部15および弱化部12aによって閉塞されている。この状態から、摘み部23を摘まんで引き上げることなどにより、蓋体20をヒンジH回りに固定部10に対して上方に回動させると、下側螺着部15bと上側螺着部32とが螺着されていることで、中栓部15にも上方に向けた力が作用する。この上方に向けた力により、弱化部12aが破断されて、図3に示すように中栓部15が閉塞板12から分離し、連通孔12bが開放される。これにより、容器1を開封することができる。
分離した中栓部15は、下側螺着部15bと上側螺着部32とが螺着されていることにより、蓋体20に保持される。従って、中栓部15が蓋体20から脱落することが抑制される。また、螺着部材30が中栓部15を引き上げる際に、上側螺着部32のネジ山の上面が、下側螺着部15bのネジ山の下面に押し付けられる。このとき、下側螺着部15bのネジ山の下面には小ネジ部15cが形成されているため、小ネジ部15cと上側螺着部32のネジ山とが係合し、上側螺着部32および下側螺着部15bのネジ山同士が固定された状態となる。これにより、中栓部15が螺着部材30に対して回転しにくくなるため、中栓部15の脱落をより確実に抑制することができる。
なお、中栓部15を分離させた後においても、蓋体20を閉じた状態にすれば、下筒部26が注出筒部14の内側に嵌合すること、およびシール筒部33が下筒部26の内側に嵌合していることにより、注出筒部14の内側を閉塞させることができる。
以上説明したように、ヒンジキャップ3は、容器本体2の口部2aに固定される固定部10と、固定部10にヒンジH回りに回動可能に連結された蓋体20と、蓋体20に対する下方移動が規制された螺着部材30と、を備えている。そして、固定部10の中栓部15に下側螺着部15bが形成されており、蓋体20の頂壁21に形成された貫通孔21aを通して、螺着部材30が下側螺着部15bに螺着されている。この構成により、蓋体20をヒンジH回りに回動させる操作を行うことで、蓋体20および螺着部材30を介して中栓部15に上方に向けた力を作用させることができる。そして、この力によって弱化部12aを破断させ、中栓部15を閉塞板12から分離させて、容器本体2の口部2aの閉塞を解除することができる。このように、本実施形態によれば、例えば蓋体20を開いた後でプルリングなどに指をかけて引き上げることで中栓部15を開封するのではなく、蓋体20を開く操作に連動させて中栓部15を開封することができる。したがって、開封時の操作性を向上させることができる。
また、螺着部材30が螺着によって中栓部15に固定されているため、例えばアンダーカット嵌合によって固定する場合と比較して、螺着部材30が中栓部15から抜けにくくなっており、より確実に中栓部15を閉塞板12から分離させることができる。
また、蓋体20は、貫通孔21aの開口縁から下方に向けて延びる上筒部24と、上筒部24の下端部から上筒部24の内側に向けて延びる支持部25と、を有し、螺着部材30は、支持部25に当接するヘッド部31を有している。この構成により、蓋体20がヒンジH回りに上方に回動したとき、支持部25からヘッド部31へと、上方に向けた力をスムーズに伝えることができる。したがって、螺着部材30が螺着された中栓部15を、閉塞板12から分離させやすくなり、開封時の操作性をより良好にすることができる。
また、螺着部材30は、上側螺着部32の上端部に設けられたヘッド部31を有しており、ヘッド部31の上面には凹部31aが形成されている。この構成によれば、ヒンジキャップ3の製造時に、凹部31a内に治具の爪部を挿入し、当該治具を回転させることで、螺着部材30を蓋体20に対して容易に回転させることができる。したがって、ヒンジキャップ3の製造効率を高めることができる。
また、蓋体20は頂壁21からキャップ径方向の外側に向けて突出する摘み部23を有しており、図1に示すように、平面視において摘み部23とヒンジHとの間に螺着部材30が位置している。この構成により、摘み部23を上方に引き上げたとき、螺着部材30に作用する上方に向けた力を、梃子の原理によって増幅させることができる。したがって、弱化部12aを破断させるために必要な摘み部23の操作力を低減して、開封時の操作性をより良好にすることができる。
また、固定部10は、閉塞板12から上方に向けて延び、中栓部15を囲う注出筒部14を有している。これにより、中栓部15を閉塞板12から分離させて連通孔12bを開放させると、連通孔12bを通して、注出筒部14と容器本体2内とが連通した状態となる。従って、容器本体2内の内容物を、連通孔12bおよび注出筒部14を通じて吐出させることができる。また、蓋体20には注出筒部14の内側に嵌合する下筒部26が形成されているため、連通孔12bを開放した後も蓋体20が固定部10に対して閉じた状態にすれば注出筒部14の内側をシールすることが可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、上側螺着部32に雌ネジ部が形成され、下側螺着部15bに雄ネジ部が形成されていたが、この関係は逆であってもよい。つまり、上側螺着部32に雄ネジ部が形成され、下側螺着部15bに雌ネジ部が形成されていてもよい。この場合、外周面に雄ネジ部が形成された柱状の上側螺着部32を、内周面に雌ネジ部が形成された筒状の下側螺着部15b内に挿入させることで、上記実施形態と同様の構成を実現することができる。
また、前記実施形態における凹部31aはヘッド部31の外周縁に設けられていたが、凹部31aはヘッド部31の上面における中央部に設けられていても良い。この場合も、凹部31aを例えば平面視で十字形や一文字形の溝として、当該溝に嵌合する冶具を用いることで、螺着部材30を蓋体20に対して容易に回転させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
2…容器本体 2a…口部 3…ヒンジキャップ 10…固定部 12…閉塞板 12a…弱化部 14…注出筒部 15…中栓部 15b…下側螺着部 20…蓋体 21…頂壁 21a…貫通孔 23…摘み部 24…上筒部 25…支持部 30…螺着部材 31…ヘッド部 31a…凹部 32…上側螺着部 H…ヒンジ O…キャップ軸

Claims (5)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に固定される固定部と、
    前記固定部にヒンジ回りに回動可能に連結された有頂筒状の蓋体と、
    前記蓋体および前記固定部とは別体に形成され、前記蓋体に対する下方移動が規制された螺着部材と、を備え、
    前記固定部は、前記口部を閉塞する閉塞板と、弱化部を介して前記閉塞板に接続された中栓部と、を有し、
    前記中栓部には下側螺着部が形成され、
    前記蓋体の頂壁に形成された貫通孔を通して、前記螺着部材の上側螺着部が、前記下側螺着部に螺着されている、ヒンジキャップ。
  2. 前記蓋体は、前記貫通孔の開口縁から下方に向けて延びる上筒部と、前記上筒部の下端部から前記上筒部の内側に向けて延びる支持部と、を有し、
    前記螺着部材は、前記支持部に当接するヘッド部を有している、請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記螺着部材は、前記上側螺着部の上端部に設けられたヘッド部を有し、
    前記ヘッド部の上面には、下方に向けて窪む複数の凹部が形成されている、請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記蓋体は、前記頂壁からキャップ径方向の外側に向けて突出する摘み部を有し、
    平面視において、前記摘み部と前記ヒンジとの間に前記螺着部材が位置している、請求項1から3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
  5. 前記固定部は、前記閉塞板から上方に向けて延び、前記中栓部を囲う注出筒部を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
JP2019086527A 2019-04-26 2019-04-26 ヒンジキャップ Active JP7236923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086527A JP7236923B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 ヒンジキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086527A JP7236923B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 ヒンジキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020183234A true JP2020183234A (ja) 2020-11-12
JP7236923B2 JP7236923B2 (ja) 2023-03-10

Family

ID=73045173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086527A Active JP7236923B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 ヒンジキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7236923B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7492139B2 (ja) 2020-11-27 2024-05-29 日本製鉄株式会社 金型設計システム、金型設計プログラム、金型設計方法、プレス装置及びプレス成形品の製造方法
JP7452713B1 (ja) 2023-01-18 2024-03-19 Jfeスチール株式会社 プレス金型の設計方法およびプレス金型の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10338253A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Ishizuka Glass Co Ltd 合成樹脂製キャップ
JP2015067360A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社吉野工業所 中栓付きキャップ
JP2017226459A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 凸版印刷株式会社 キャップ構造体及びこれを用いた包装容器
WO2019003940A1 (ja) * 2017-06-30 2019-01-03 日本クロージャー株式会社 プラスチックキャップ及びその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10338253A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Ishizuka Glass Co Ltd 合成樹脂製キャップ
JP2015067360A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社吉野工業所 中栓付きキャップ
JP2017226459A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 凸版印刷株式会社 キャップ構造体及びこれを用いた包装容器
WO2019003940A1 (ja) * 2017-06-30 2019-01-03 日本クロージャー株式会社 プラスチックキャップ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7236923B2 (ja) 2023-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150321798A1 (en) Container sealing device
EP1517841B1 (en) Storage container comprising a horizontally rotatable lid
JP7262306B2 (ja) キャップ
US5678735A (en) Rupturable stopper for a pouring spout
JP2020183234A (ja) ヒンジキャップ
JP5582911B2 (ja) 注出栓付き容器
JP2015105130A (ja) 抜栓キャップ
JP6047372B2 (ja) キャップ
JP2018140788A (ja) 詰め替え容器
JP5090021B2 (ja) キャップおよび閉止装置ならびに飲料入り閉止装置
JP6875894B2 (ja) 封止装置
JP2015224068A (ja) 詰め替え容器
JP5909951B2 (ja) 複合キャップ
JP6971172B2 (ja) 注出容器
JP6833286B2 (ja) ねじキャップ
JP2021008274A (ja) ヒンジキャップ
JP6263401B2 (ja) 詰め替え容器
JP7341618B2 (ja) 抜栓キャップ
JP7438632B2 (ja) 抜栓キャップ
JP7433114B2 (ja) ヒンジキャップ
JP7365666B2 (ja) キャップ
JP7365667B2 (ja) キャップ
EP3812296B1 (en) Plastic cap connected to a bottleneck
JP7086833B2 (ja) 注出容器
JP7413656B2 (ja) 注出口組立体、注出口付き容器、注出口及びキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7236923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150