JP7086833B2 - 注出容器 - Google Patents
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Description
このため、内容液充填後の注出キャップの装着には、容器本体への中栓の打栓工程と、打栓後の中栓へのオーバーキャップの締め込み工程との2工程を要するという問題があった。
しかしながら、胴部による容器本体の保持は、ネックリングによる容器本体の保持に比べ、容器本体の口部の芯出し精度が劣るために、打栓不良を発生し易いという問題があった。
なお、係止突条4は、外周面の周方向に中栓Cの回り止め用の突起が複数形成される。
また、ネックリング5には、外周面に、上下方向に延びるローレット状の凹凸面6を形成してもよい。
移行栓体18は、上部に円筒状の筒状壁19が立設され、下部は底壁20が薄肉弱化部17とともに注出口を密閉している。
なお、移行栓体18の筒状壁19と、後述するオーバーキャップDの切断筒部43との係合構造は、ラチェット機構でなくてもよい。
雄ねじ23は、上端部が120°間隔で始まる3条ねじで形成されている。
ねじ壁部14の内周面には、上部を天壁15に連設し軸方向に延びる補強リブ24が複数配設されている。
嵌合筒部10の上壁13の上面には、周方向の所定の個所にストッパー27が配設されている。
把持部33の縦切断部34から右方向には、指先を入れて引っ掛けるための引っ掛け部35が形成されている。
貫通スリット32は、縦切断部34から把持部33と反対方向(左方向)に始端部32aまで延び、他方の端部である終端部32bで把持部33が外筒11と一体となっている。
外筒11の切欠き凹部30には、貫通スリット32の終端部32bから背面方向に延び、始端部32aまでの間の外筒11の内周側に破断可能な薄肉の周方向切断部37が形成されている。
案内壁部38は、本実施例では、下端面39が外下方に向けて広がるように傾斜した形状をなしているが、段差部を設けた形状や円弧状等の形状としてもよく、下端面39の形状は、中栓Cを打栓する際に、容器本体Aの係止突条4やネックリング5と当接し、中栓Cの軸芯OCを容器本体Aの軸芯OAに近づけるように、誘導できる形状であれば、どのような形状であっても構わない。
案内壁部38は、必要に応じて、内周に上下方向に延びる凹凸面を形成することができる。
頂壁40の内面には、中央付近に垂設された係着部42から外側へ順に、切断筒部43、ねじ筒部44が頂壁40と一体に垂設され、また、切断筒部43とねじ筒部44との間に、音出し部材45が同心円状の等間隔で垂設されている。
切断筒部43の内周には、ラチェット機構の他方を構成する第2歯部47が第1歯部21と同数設けられ、第2歯部47は、開栓時にオーバーキャップDをねじ解放方向に回転させたとき、第1歯部21と係合するようになっている。
切断筒部43の外周には、注出筒16の内周面に密接して注出口を密閉するシール面48が形成されている。
ねじ筒部44の下端面が上壁13に当接するとともに、くさび状凹部がストッパー27に当接するとオーバーキャップDの締め込みが完了する。
さらに、外周壁41の外周面にはローレット51が形成されている。
音出し部材45は、オーバーキャップDの締め込み終了直前に振動片54の先端が中栓Cの音出し突部26に当接し、振動片54を湾曲変形させながら締め込みが進み、締め込み終了と同時に振動片54が音出し突部26を乗り越え、復元しようとすることにより、振動し、音が発生されるように設定される。
従来は、容器本体Aに注出キャップBを装着する際に、内容液を充填した容器本体Aの口部1に中栓Cを打栓した後、オーバーキャップDを螺合して締め込むという2工程の作業を必要としていたが、本実施例の注出キャップBでは、あらかじめ中栓CにオーバーキャップDを螺合して締め込み、中栓CにオーバーキャップDをセットした状態で注出キャップBを出荷することにより、ユーザーは、内容液を充填後に、容器本体Aの口部1に中栓Cの嵌合筒部10を当てがい、容器本体Aの上方からセットされた注出キャップBを打栓する1工程だけで注出キャップBの装着を完了することができる。
オーバーキャップDが螺合によって下降していくと、係着部42の第2係合突部46が筒状壁19の第1係合突部22に当接するようになり、さらに下降することにより、第2係合突部46が第1係合突部22を乗り越えて、筒状壁19の内周面に嵌合するようになる。
さらに、ねじ筒部44の下端面が上壁13に当接して雄ねじ23と雌ねじ50の締結が進んでいくとともに、図示しないくさび状凹部がストッパー27に当接して両ねじの締結が完了する。
振動片54の先端が音出し突部26を乗り越えると、湾曲変形した振動片54が復元しようとし、振動し、音が発せられる。
この音により、本発明の利用者は、感覚的にオーバーキャップDの閉蓋終了を知ることができる。
このため、打栓時の容器本体Aの保持は、胴部3によることになるが、胴部3による容器本体Aの保持は、ネックリング5による保持に比べ、口部1の芯出し精度が劣る傾向にある。
この案内壁部38による口部1の芯出しについて、以下に説明する。
このとき、案内壁部38の内周面に凹凸面が形成されている場合には、摺接時に摩擦を軽減することができ、中栓Cを装着し易くなる。
最後に、中栓Cは、案内壁部38の内周面がネックリング5の外周面と摺接することにより、軸芯OCはさらに右方向に移動し、容器本体Aの軸芯OAと合致するようになる。
このとき、ネックリング5の外周面に上下方向に延びる凹凸面6が形成されているか、または案内壁部38の内周面に上下方向に延びる凹凸面が形成されていると、ネックリング5と案内壁部38との摺接時に摩擦を軽減することができる。
その後、回転が進むと、オーバーキャップDの音出し部材45の振動片54先端が、中栓Cの天壁15の音出し突部26に当接し、さらに回転が進むと、振動片54が湾曲変形しながら進み、振動片54の先端が音出し突部26を乗り越え、湾曲変形した振動片54が復元して振動し、音が発せられる。
このとき、係着部42の第2係合突部46が筒状壁19の第1係合突部22を乗り越えた内周面に緊密に嵌合しているので、筒状壁19を内側から補強してオーバーキャップDの回転力がラチェット機構を介して移行栓体18に伝わりやすくなるとともに、ねじの回転に伴って移行栓体18を上方に引き上げる力を発生させる。
切断筒部43のシール面48が注出筒16の内周面から離れ、雌ねじ50が雄ねじ23から螺脱してオーバーキャップDを中栓Cから離脱すれば、オーバーキャップDとともに移行栓体18が除去された注出筒16から容器本体A内の内容液を注出することができる。
また、切断筒部43は、シール面48が注出筒16に当接して容器本体内を密封するとともに、先端部が移行栓体18とわずかな隙間をもって嵌入しているので、当該隙間から切断筒部43の内側に内容液が入りにくくなっている。
まず、図2に示す縦切断部34付近の引っ掛け部35に手指を掛けて把持部33を手前に引っ張ると、縦切断部34が破断し、把持部33が外方に展開する。
把持部33を引っ張ると、貫通スリット32の終端部32bに隣接して設けられた薄肉始断部36が破断し、周方向切断部37へと破断が進んでいく。
また、注出キャップの中栓は、最初から注出口が開放され、移行栓体や除去部を設けない構造としてもよい。
B 注出キャップ
C 中栓
D オーバーキャップ
E 分別機構
OA 容器本体の軸芯
OC 中栓の軸芯
1 口部
2 肩部
3 胴部
4 係止突条
5 ネックリング
6 凹凸面
10 嵌合筒部
11 外筒
12 内筒
13 上壁
14 ねじ壁部
15 天壁
16 注出筒
17 薄肉弱化部
18 移行栓体
19 筒状壁
20 底壁
21 第1歯部
22 第1係合突部
23 雄ねじ
24 補強リブ
25 段部
26 音出し突部
27 ストッパー
30 切欠き凹部
31 係止縮径部
32 貫通スリット
32a 始端部
32b 終端部
33 把持部
34 縦切断部
35 引っ掛け部
36 薄肉始断部
37 周方向切断部
38 案内壁部
38a 右端面
38b 左端面
39 下端面
40 頂壁
41 外周壁
42 係着部
43 切断筒部
44 ねじ筒部
45 音出し部材
46 第2係合突部
47 第2歯部
48 シール面
50 雌ねじ
51 ローレット
53 基部
54 振動片
Claims (5)
- 容器本体と、容器本体に装着される注出キャップとからなる注出容器であって、
容器本体は、口部と、口部の下端から連設された肩部および胴部と、口部外周に形成されたネックリングとを有し、
注出キャップは、容器本体に装着される中栓と、中栓に螺合して装着されるオーバーキャップとを備え、
中栓は、容器本体の口部に打栓して装着される嵌合筒部と、嵌合筒部の下端外周から垂下され、打栓時にネックリングに案内される案内壁部とを有し、
オーバーキャップは、頂壁と、頂壁の外周縁から閉蓋時に容器本体の胴部に達する外周壁とを有することを特徴とする注出容器。 - 案内壁部は、下端面が外下方に向けて広がっていることを特徴とする請求項1記載の注出容器。
- 案内壁部は、打栓時にネックリングと当接または近接することを特徴とする請求項1または2に記載の注出容器。
- 案内壁部の内周面とネックリングの外周面は、いずれか一方に上下方向に延びる凹凸面を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の注出容器。
- 中栓の嵌合筒部は、周方向にわたって外周面から径方向に切欠き凹部が凹設され、嵌合筒部の下部に、中栓を容器本体から分離する分別機構を有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の注出容器。
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US20030173380A1 (en) | 2002-03-14 | 2003-09-18 | Gerber Bernard R. | Modular valve assembly and system with airtight, leakproof and shockproof closure for engagement in the neck of a container |
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- 2018-12-27 JP JP2018245815A patent/JP7086833B2/ja active Active
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