JP6444278B2 - 容器の抜栓機構 - Google Patents
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Description
そこで、プルリングを引っ張り上げることなしに、蓋体を回動させることによって、中栓の注ぎ口内に形成される栓体を除去できるように構成された容器が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
さらに、蓋体は、頂壁と、頂壁の外縁から垂下される外周壁とを備える円筒状のオーバーキャップであり、中栓は、外周面に拡径して張り出し、頂点部と底面部と傾斜部とからなる段面が形成される山形突部を有し、オーバーキャップは、内側に、下端面部が山形突部に形成される段面と当接する開閉リブを有することにより、オーバーキャップを容器本体に被せて閉蓋した際に、開閉リブの下端面部が山形突部の段面と当接し、開蓋時にオーバーキャップを回動することで、開閉リブの下端面部が山形突部の傾斜部に沿って上昇し、頂点部側に移動することにより、オーバーキャップを持ち上げることができ、オーバーキャップが円筒状であっても、容易に開蓋することができる。
本実施例の容器の抜栓機構として、容器本体の口筒部に装着される中栓と、中栓を被冠する円筒状のオーバーキャップを備える容器について、図面を参照して説明する。
なお、本実施例では、栓体25は、注出筒23の内周下端近傍に形成されているが、後述する抜栓機構によって抜栓できるものであれば、注出筒23の上端など、どこに形成されていても構わない。
本実施例では、底面部27aおよび頂点部27cは、外筒21の外周上に45°間隔で8カ所ずつ形成されている。
山形突部27は、外周面の所定の位置に、ヒンジB3が連接されている。
筒状壁28は、上端内周に、嵌合突条29が形成されるとともに、筒状壁28の外周には、側面視で逆V字状の山形に形成される外歯30が4本突設されている。
なお、本実施例では、外歯30の数を4本としているが、これよりも少ない本数でも、多い本数でも構わない。
また、栓体25の下端面は、注出中栓B2の装着時に装着中栓B1の突部18の上端面と当接するようになっている。
頂壁35は、図2(a)に示すように、裏面の中央から、外周先端部に嵌合部37が形成される嵌入ボス部38が垂設されており、嵌入ボス部38の外側には、閉蓋時に外周が注出筒23の内周を密封する筒状の密封リング39が垂設されている。
なお、本実施例では、閉蓋時に、密封リング39の外周が注出筒23の内周を密封するようにしているが、注出筒の外周を密封リングの内周によって密封するようにしてもよい。
内歯43は、密封リング39の内周から膨出される隣接する山部43aとの間に、密封リング39の内周と面一に谷部43bが形成され、山部43aと谷部43bとの境界に側部43cが形成されている。
なお、本実施例では、内歯43の数を4本としているが、前述した外歯30の数と同様に、これよりも少ない本数でも、多い本数でもよく、外歯30と同数設けることが好ましい。
なお、開閉リブ42の下端面部42cは、オーバーキャップCを回動させた時に注出中栓B2の山形突部27の段面に当接して、せり上がる形状(縦リブ状や山形状等)であれば、どのような形状でも構わない。
本実施例のオーバーキャップを備える容器の組み立て作業は、まず、図4または5の注出中栓B2を装着中栓B1に対してヒンジB3を支点に廻動させ、注出中栓B2を装着中栓B1上部に装着して、中栓Bをセットする。
その際に、注出中栓B2は、装着中栓B1の装着筒13に形成される係合突部16に、外筒21の内周に形成される係合凸条26を係合することで嵌着される。
また、注出中栓B2と装着中栓B1がヒンジB3で一組となっているので、両者をセットする際の作業効率が向上する。
打栓工程は、装着中栓B1の内筒12と上壁10と外筒11とで形成される環状溝部に容器本体Aの口筒部1を当てがい、注出中栓B2の上壁20の上から押圧力を加えることによって、外筒11の係合部14が口筒部1の係合突条4を乗り越えて嵌合し、口筒部1を、外筒11の内周と内筒12の外周および上壁10とによって挟持することで嵌着する。
これと同時に、オーバーキャップCの嵌入ボス部38外周の嵌合部37は、注出中栓B2の栓体25上部に形成される筒状壁28内周上部の嵌合突条29と当接する。
また、注出中栓B2を装着中栓B1上部に装着した後に、注出中栓B2の栓体25は、下端面が装着中栓B1の流量調整板B1bの突部18の上端面に当接して下降を防止しているので、栓体25が下方に押し込まれて弱化部24を破断することを防止できる。
なお、本実施例では、中栓Bの打栓工程の後、オーバーキャップCの被冠工程を行うようにしているが、最初に、中栓BをオーバーキャップC内にセットし、次いで、中栓BがセットされたオーバーキャップCを容器本体Aに打栓することも可能である。
例えば、オーバーキャップCを反時計回りに回動させると、密封リング39内周に形成される内歯43は、注出中栓B2の筒状壁28外周に形成される外歯30と当接して、注出中栓B2の栓体25を回転させることにより薄肉の弱化部24を破断し、注出中栓B2から栓体25を切り離すことにより、抜栓され、注出筒23の内周に沿って注出口を開口する。
その際に、注出中栓B2から切り離される栓体25は、筒状壁28にオーバーキャップCの嵌入ボス部38が嵌入されていることにより、そのままオーバーキャップCに保持される。
オーバーキャップCが持ち上がると、容器本体Aのネックリング5の外縁と、オーバーキャップCの装着壁41の係止突部44との係合が外れる。
また、整流壁17の内容液が接触しない上側の流路孔19が空気の流通路となり、容器本体A外内との空気置換がされるので、内容液の脈動を防止し、内容液を安定して内筒12内に流入させることができる。
なお、本実施例では、流量調整板B1bを有する装着中栓B1と注出中栓B2とからなる中栓Bとしたが、中栓Bは、装着中栓を省略して、容器本体Aの口筒部1に装着可能な注出中栓とすることができることはいうまでもない。
閉蓋の際に、オーバーキャップCのそれぞれの開閉リブ42の下端面部42cは、注出中栓B2の外周面の山形突部27のいずれかの山形段面に当接する。
最後には、それぞれの開閉リブ42の下端面部42cが、底面部27aに当接する位置で下降が終了するとともに、オーバーキャップCの装着壁41の係止突部44の上部とネックリング5の外縁下部が係合し、閉蓋が終了する。
また、本実施例では、オーバーキャップを容器本体に対して上方から押込んで閉蓋し、最初の開蓋時にオーバーキャップを回動することで注出中栓の栓体を抜栓するものであるが、この抜栓機構は蓋体を回動することによって簡単に抜栓することができるものであるから、蓋体として開蓋時に回動できるものであれば、どのようなものでも応用可能であることはいうまでもない。
B 中栓
B1 装着中栓
B1a 容器装着部
B1b 流量調整板
B2 注出中栓
B3 ヒンジ
C オーバーキャップ
1 口筒部
2 肩部
3 胴部
4 係合突条
5 ネックリング
6 段部
10、20 上壁
11、21 外筒
12、22 内筒
13 装着筒
14 係合部
16 係合突部
17 整流壁
18 突部
19 流路孔
23 注出筒
24 弱化部
25 栓体
25a テーパ部
26 係合凸条
27 山形突部
27a 底面部
27b 傾斜部
27c 頂点部
27d 傾斜部
28 筒状壁
29 嵌合突条
30 外歯
30a、43a 山部
30b、43b 谷部
30c、43c 側部
35 頂壁
36 外周壁
37 嵌合部
38 嵌入ボス部
39 密封リング
40 中筒壁
41 装着壁
42 開閉リブ
42a 頂面部
42b 内側面部
42c 下端面部
43 内歯
44 係止突部
Claims (6)
- 容器本体の口筒部に装着される中栓と、中栓を閉蓋する蓋体とを備える容器の抜栓機構において、
中栓は、内容物を注出する注出筒と、注出筒に破断可能な弱化部を介して接続される栓体とを備え、
栓体は、外周面に逆V字状に形成される外歯を有し、
蓋体は、裏面から垂設され、閉蓋時に注出筒を密封する密封リングを備え、
密封リングは、内周面にV字状に形成され、栓体の外歯と噛み合う内歯を有し、
中栓を閉蓋する蓋体を回動することにより、栓体の弱化部を破断することを特徴とする容器の抜栓機構。 - 栓体は、上部中央に立設され、外周面に外歯が形成される筒状壁を有し、
蓋体は、密封リングの内側から垂設され、閉蓋時に筒状壁の内周に嵌入する嵌入ボス部を有することを特徴とする請求項1に記載の容器の抜栓機構。 - 中栓は、容器本体の口筒部に装着される装着中栓と、装着中栓上部に装着される注出中栓とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の容器の抜栓機構。
- 装着中栓は、栓体の下端面と当接する突部を有することを特徴とする請求項3に記載の容器の抜栓機構。
- 装着中栓は、容器装着部と、流量調整板とを備え、
流量調整板は、容器装着部の内周側に連設される整流壁と、整流壁に複数形成される流路孔とを備えることを特徴とする請求項3に記載の容器の抜栓機構。 - 蓋体は、頂壁と、頂壁の外縁から垂下される外周壁とを備える円筒状のオーバーキャップであり、
中栓は、外周面に拡径して張り出し、頂点部と底面部と傾斜部とからなる段面が形成される山形突部を有し、
オーバーキャップは、内側に、下端面部が山形突部に形成される段面と当接する開閉リブを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の容器の抜栓機構。
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