JP6478792B2 - 容器 - Google Patents
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Description
そこで、プルリングを引っ張ることなしに、オーバーキャップを回動して持ち上げるだけで、中栓の注ぎ口内に形成される栓体を除去できるように構成された容器が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
下山形突部15の所定の位置の外周面15a上部に、ヒンジB3が連設されている。
なお、本実施例では、栓体25は、注出筒23の内周に形成されているが、後述する抜栓機構によって抜栓できるものであれば、注出筒23の上端など、どこに形成されていても構わない。
上山形突部27の所定の位置の外周面27a下部に、ヒンジB3が連設されている。
なお、本実施例では、外歯30の数を4本としているが、これよりも少ない本数でも、多い本数でも構わない。
また、栓体25の下端面は、注出中栓B2の装着時に装着中栓B1の突部18の上端面と当接するようになっている。
もちろん、外周の一部に凸部が残る通常のヒンジでも構わない。
なお、本実施例では、閉蓋時に、密封リング39の外周が注出筒23の内周を密封するようにしているが、注出筒の外周を密封リングの内周によって密封するようにしてもよい。
なお、本実施例では、内歯43の数を4本としているが、前述した外歯30の数と同様に、これよりも少ない本数でも、多い本数でもよく、外歯30と同数設けることが好ましい。
また、本実施例では、抜栓機構は、密封リング39に設けられているが、嵌入ボス部38など、頂壁35の裏面に設けられるものであれば、どのようなものでもよい。
なお、開閉突部42の下端面部42cは、オーバーキャップCを回動させた時に山形突部31にせり上がる形状(縦リブ状や山形状等)であれば、どのような形状でも構わない。
本実施例のオーバーキャップを備えた容器の組み立て作業は、まず、注出中栓B2を装着中栓B1に対してヒンジB3を支点に廻動させ、図3に示すように、注出中栓B2を装着中栓B1上部に装着して、中栓部材Bをセットする。
また、図3に示すように、装着中栓B1の外筒11の外周面11aと注出中栓B2の外筒21の外周面21aとが面一になるとともに、それぞれの下山形突部15の上端段面15cと上山形突部27の下端段面27cとが接合し、下山段面15bおよび上山段面27bがなだらかに連続する山形突部31となる。
また、注出中栓B2と装着中栓B1がヒンジB3で一組となっているので、両者をセットする際の作業効率が向上する。
打栓工程は、装着中栓B1の内筒12と上壁10と外筒11とで形成される環状溝部に容器本体Aの口筒部1を当てがい、注出中栓B2の上壁20の上から押圧力を加えることによって、外筒11の係合部14が口筒部1の係合突条4を乗り越えて嵌合し、口筒部1を、外筒11の内周と内筒12の外周および上壁10とによって挟持することで嵌着する。
また、注出中栓B2を装着中栓B1上部に装着した後に、注出中栓B2の栓体25は、下端面が装着中栓B1の流量調整板B1bの突部18の上端面に当接して下降を防止しているので、栓体25が下方に押し込まれて弱化部24を破断することを防止できる。
オーバーキャップCを回動させると、図7(b)に示すように、それぞれの開閉突部42の下端面部42cが、中栓部材Bの外周の山形突部31の底段部15dから下山段面15bに移動することにより、下山段面15bの傾斜に沿って、開閉突部42が上方に持ち上げられ、オーバーキャップCが持ち上がっていく。
オーバーキャップCが持ち上がると、容器本体Aのネックリング5の外縁と、オーバーキャップCの装着筒壁41の係止突部44との係合が外れる。
その際に、注出中栓B2から切り離される栓体25は、筒状壁28にオーバーキャップCの嵌入ボス部38が嵌入することにより、そのままオーバーキャップCに保持される。
また、整流壁17の内容液が接触しない上側の流路孔19が空気の流通路となり、容器本体A外内との空気置換がされるので、内容液の脈動を防止し、内容液を安定して内筒12内に流入させることができる。
その際に、オーバーキャップCのそれぞれの開閉突部42の下端面部42cは、中栓部材Bの外周面の山形突部31のいずれかの段面に当接する。
例えば、下端面部42cは、山形突部31の上山段面27bまたは下山段面15bに当接した場合に、上山段面27bまたは下山段面15bの傾斜に沿ってオーバーキャップCを下降させる力がいずれかの回転方向に働き、オーバーキャップCは、回転しながら下降していく。
最後には、それぞれの開閉突部42の下端面部42cが、底段部15dに当接する位置で下降が終了するとともに、オーバーキャップCの装着筒壁41の係止突部44の上部とネックリング5の外縁下部が係合し、閉蓋が終了する。
また、オーバーキャップを容器本体に上方から押込んで閉蓋し、最初の開蓋時にオーバーキャップを回動することで注出中栓の栓体を抜栓できればよいので、注出中栓およびオーバーキャップにおける栓体の抜栓機構は、どのようなものでもよい。
B 中栓部材
B1 装着中栓
B1a 容器装着部
B1b 流量調整板
B2 注出中栓
B3 ヒンジ
C オーバーキャップ
h 高さ
1 口筒部
2 肩部
3 胴部
4 係合突条
5 ネックリング
6 段部
10、20 上壁
11、21 外筒
11a、15a、21a、27a 外周面
12、22 内筒
13 装着筒
14 係合部
15 下山形突部
15b 下山段面
15c 上端段面
15d 底段部
16 係合突部
17 整流壁
18 突部
19 流路孔
23 注出筒
24 弱化部
25 栓体
26 係合凸条
27 上山形突部
27b 上山段面
27c 下端段面
27d 頂段部
28 筒状壁
29 嵌合突条
30 外歯
31 山形突部
35 頂壁
36 外周壁
37 嵌合部
38 嵌入ボス部
39 密封リング
40 中筒壁
41 装着筒壁
42 開閉突部
42a 頂面部
42b 内側面部
42c 下端面部
43 内歯
44 係止突部
Claims (5)
- 容器本体の口筒部に装着される中栓部材と、中栓部材を被冠する円筒状のオーバーキャップとを備える容器において、
中栓部材は、注出筒と、注出筒に形成される栓体とを備え、
中栓部材の外周面には、上下方向に形成される頂段部と底段部との間で連続する段面を有する山形突部が突設され、
栓体は、注出筒内周に沿って形成される破断可能な薄肉の弱化部を介して接続され、上部中央に筒状壁が立設され、
筒状壁の外周には、縦方向に形成される外歯が複数配設され、
オーバーキャップは、頂壁と、外周壁とを備え、
頂壁の裏面には、栓体を抜栓する抜栓機構を備え、
抜栓機構は、頂壁の裏面から垂設され、注出筒を内周から密封する密封リングに設けられ、
密封リングの内側には、閉蓋時に筒状壁の内周に嵌入する嵌入ボス部が垂設され、
密封リングの内周には、開蓋時に筒状壁の外歯と当接する縦方向に形成される内歯が複数配設され、
オーバーキャップの内側には、閉蓋時に下端面部が山形突部の段面の底段部と当接する開閉突部を備えることを特徴とする容器。 - 中栓部材は、容器本体の口筒部に装着される装着中栓と、装着中栓上部に装着される注出中栓とを備えることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 中栓部材の山形突部は、装着中栓に突設される底段部が形成される下山形突部と、注出中栓に突設される頂段部が形成される上山形突部とに分割されることを特徴とする請求項2に記載の容器。
- 中栓部材は、装着中栓と注出中栓とがヒンジを介して連設されることを特徴とする請求項2または3に記載の容器。
- 装着中栓は、容器装着部と、流量調整板とを備え、
流量調整板は、容器装着部の内周側に連設される整流壁と、整流壁に複数形成される流路孔とを備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の容器。
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JP2015093282A JP6478792B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 容器 |
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JP2015093282A JP6478792B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 容器 |
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JP2016210430A JP2016210430A (ja) | 2016-12-15 |
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Family Applications (1)
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JP2015093282A Active JP6478792B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 容器 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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-
2015
- 2015-04-30 JP JP2015093282A patent/JP6478792B2/ja active Active
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