JP2005082227A - ヒンジ型注口付中栓 - Google Patents

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Hiroshi Matoba
弘 的場
Tetsuya Honda
哲也 本田
Teijiro Kaneda
禎次郎 金田
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Abstract


【課題】 バージンシール性能を有し注出後の残液のノズル内への戻りが良好であって、液切れが良好で、注出部周辺の汚染がなく、注口の外側に内容液が垂れることがなく、しかも内容液の注出量が安定するプラスチックボトルの中栓を提供する
【解決手段】 プラスチックボトルのノズル部3に装着される中栓1であって、ヒンジ11で連結する基部7と注口部8とを有し、基部7は流体の流れを通す流体通路18と流体通路18を閉じている仕切板20と仕切板20に形成される注口21の輪郭を縁取るスコアー22と仕切板20のスコアー22よりも内側の切り取り部分23に連結するプルリング24とを備えていてノズル部3に装着可能に構成され、注口部8は注口21を通して流体通路18と連通可能でかつ流体通路18の開口面積よりも小さい開口面積の注口ノズル26を有する
【選択図】 図1

Description

この発明はソース、ケチャップ、油などの液体内容物を収容するプラスチックボトルの注出口部の構造に関するものである。
粘稠性を有する液体内容物を収用するプラスチックボトルにおいては、中味の真正を確保するためのバージンシール性能と中味を注出した時の液切れを良好にする液切れ性能を持つことが望まれている。
現在、ソース等に使用されているプルリング型式の中栓は、中味の正当性を確保するためのバージンシールとして切り取り用のスコアーを使用したものが一般的である。
特開2003−72795 特開2002−211607
しかしスコアーにはそれを切り裂いて開封するためのプルリングが必要であり、プルリングを収容し、かつ指を差し入れる空間が必要であるところから内容液を注ぎ出すための注口部は必然的に大きくなる。
内容液の流量の規制は注口の大きさや形状によってある程度はなされるが、特に内容液が粘度の高いトンカツソースなどである場合は液切れが悪く、注出後の戻り液が注出部に残留して注出部周辺が汚染され、内容液が注口の外側に垂れることがあり、また、注出量が不安定になる傾向がある。
そこで、これらの問題点を解決するために中栓の注口を細くして、容器をスクイズの状態から元に戻した時に、注口にサックバックによる負圧を作用させて、液切れ性能を改善し、注口にある残液を容器内に吸い込んで戻すサックバック中栓も開発されているが、このサックバック中栓の場合は、注口が細いので、プルリングを配置する空間的余裕がなくバージンシールを設けるためにはパーツ数が増えるという問題がある。
この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであって、バージンシール性能を有し、注出後の残液のノズル内への戻りが良好であって、液切れが良好で、注出部周辺の汚染がなく、注口の外側に内容液が垂れることがなく、しかも内容液の注出量が安定するプラスチックボトルの中栓を提供することを目的とするものである。
この目的に対応して、この発明のヒンジ型注口付中栓は、プラスチックボトルのノズル部に装着される中栓であって、ヒンジで連結する基部と注口部とを有し、前記基部は流体の流れを通す流体通路と前記流体通路を閉じている仕切板と前記仕切板に形成される注口の輪郭を縁取るスコアーと前記仕切板のスコアーよりも内側の切り取り部分に連結するプルリングとを備えていて前記ノズル部に前記装着可能に構成され、前記注口部は前記注口を通して前記流体通路と連通可能でかつ前記流体通路の開口面積よりも小さい開口面積の注口ノズルを有することを特徴としている。
この発明の中栓は注口を細くして液切れを良好にし、スクイズによるサックバック効果を発揮させるので注口に内容液が残留することがなく、したがって注口部周辺が汚染されることがなく、内容液が注口の外側に垂れることがなく、また注出量を安定させることができる。その上で仕切板、スコアー、プルリングを中栓の基部の大口径の液体流路に設けることができるので、バージンシール機能も持たせることができる。しかもこれらの機能を持たせることについて中栓1パーツのみでパーツ数を増やさずに実現させることができる。また、スクイズによるサックバック効果が発揮されない剛性の大きなボトルに使用した場合でも、この発明の中栓では注口を細くしてあるので、液切れが良好である。
以下、この発明の詳細を一実施の形態を示す図面について説明する。
図1から図6において、1は中栓であり、中栓1はボトル2のノズル部3に嵌合して装着される。ボトル2はプラスチック製で胴部4の頂部に肩部5を介してノズル部3を備えている。ボトル2の頂部にはカバーキャップ6が中栓1を外側から覆った状態で肩部5に取り外し可能に嵌合している。
中栓1は基部7と注口部8とを有し、注口部8は基部7の上面を開閉可能であって、基部7と注口部8はヒンジ11によって連結して1ピースをなしている。ヒンジ11は樹脂材料を薄肉にして易撓性を与えて構成したものである。
基部7は内筒12及び外筒13が同心状に配置され、外筒13は肩部14で外筒12に連結している。中栓1をボトル2のノズル部3に嵌合によって装着する場合には、内筒12と外筒13との間で肩部14の下面に突当たるまでノズル部3の先端15を差し込み、外筒13のアンダーカットとノズル部3の先端15のアンダーカットとを嵌合させて固定する。
基部7の内筒12の内面は液体内容物の流れを通す流体通路18を構成し、この流体通路18は未使用の状態においては流体通路18を横断して配置されている薄肉の仕切板20によって閉じられている。仕切板20には形成されるべき注口21の輪郭に沿ってスコアー22が形成されており、仕切板20のスコアー22の内側部分、すなわち切り取り部分23にプルリング24がステム25によって連結している。プルリング24は少なくとも一部分が内筒12が形成する流体通路18内に入っている。
注口部8は筒状部分28とその上端を閉じる天板部分27とから成り、天板部分27の中央部から注口ノズル26が立ち上がっている。注口ノズル26は流体通路18と連通しているが、注口ノズル26の開口面積は流体通路18の開口面積よりも小さい。
このように構成された中栓1の作用は次の通りである。
ボトル2内の液体内容物を注出するに際してはまず図3、図4に示すように、カバーキャッップ6を外して中栓1を露出させる。
次に図5、図6に示すように、中栓1の注口部8をヒンジ11に関して180°回転させて開ける。これによって基部7の流体通路18内のプルリング24が露出する。このプルリング24に手指をかけて引き上げると、図7及び図8に示すように、引き上げ力がステム25を介して仕切板20の切り取り部分23に伝わり、スコアー22が破断する。プルリング24と切り取り部分23を除去すると注口21が開口する。この状態で、注口部8を元の方向にヒンジ11に関して回転させて基部7を閉じる。これにより注口ノズル26は注口21を介してボトル2の内部と連通し、液体内容物が注出可能となる。
そこで図9、図10に示すように、ボトル2を手で掴んで押圧し、スクイズ動作を加えると、ボトル2の液体内容物31は、中栓1の基部7の流体通路18を通り、注口部8の注口ノズル26の先端32から注出する。
液体内容物27の所定量の注出が終了した時に、手のスクイズ動作を止めると、ボトル2の形状及び容積が復元し、図11に示すように、注口ノズル26内の液体内容物31はサックバックしてボトル2内に戻る。
この発明の中栓では、注口ノズル26を細くしてスクイズによるサックバック効果を発揮させるので、注口ノズル26に内容液が残留することなく、また液切れが良好でしたがって注口ノズル26の周辺が汚損されることがなく、内容液が注口ノズル26の外側に垂れることがなく、また注出量を安定させることができる。その上で仕切板20、スコアー22、プルリング24を中栓の基部7の大口径の流体通路18内に設けることができるので、バージンシール機能も持たせることができる。しかもこれらの機能を持たせることについて、中栓だけ1パーツ部品点数が増加するだけで済むので、中栓の生産性を大きく低下させることはなく、材料量の増加も小さくてすむ。また、スクイズによるサックバック効果が発揮されない剛性の大きなボトルに使用した場合でも、この発明の中栓では注口を細くしてあるので、液切れが良好である。
図12から図13には第2の実施態様に係る中栓1bが示されている。この中栓1bでは注口21の形状を長細状にして、その長手方向を注口部8の開閉の際の回転方向に垂直、すなわちヒンジ11の軸33に平行して配置する。
しかもその長手方向の両端で注口21の幅d1、d2を変えてd1>d2としたものである。こうすることによって、ボトル2の傾ける方向を変えることによって、液体内容物31が注出される時に、液体内容物31が注口21の幅d1の部分を主に流れるか、或いは幅 d2の部分を主に流れるかを選択することができ、注出量を選択することができる。この とき注口ノズル26の表面に「多−少」などの表示34を傾ける方向に対応して表示すれば、傾ける方向の選択に便利である。
以上の説明から明らかな通り、この発明によればバージンシール性能を有し、また液切れが良好で、注出後の残液のノズル内への戻りが良好であって、注出部周辺の汚染がなく注出口の外側に内容液が垂れることがなく、しかも、内容液の注出量が安定するボトルの中栓を得ることができる。
ボトルにカバーキャップと中栓を装着状態の縦断面図。 ボトルにカバーキャップと中栓を装着状態の正面図。 ボトルに中栓を装着した状態の平面図。 ボトルに中栓を装着した状態の正面図。 ボトルに中栓を装着し注口部を開いた状態の平面図。 ボトルに中栓を装着し注口部を開いた状態の正面図。 スコアーを切り裂いた状態の平面図。 スコアーを切り裂いた状態の正面図。 注出状態の正面図。 注出状態の縦断面図。 サックバッグ状態の縦断面図。 ボトルにカバーキャップと他の中栓を装着した状態の縦断面図。 注口部を開いた状態の他の中栓の平面図。 注口部を開いた状態の他の中栓の縦断面図。 他の中栓の正面図。 他の中栓の平面図。
符号の説明
1 中栓
2 ボトル
3 ノズル部
4 胴部
5 肩部
6 カバーキャップ
7 基部
8 注口部
11 ヒンジ
12 内筒
13 外筒
14 肩部
15 ノズル部の先端
18 流体通路
20 仕切板
21 注口
22 スコアー
23 切り取り部分
24 プルリング
25 ステム
26 注口ノズル
27 天板部分
28 筒状部分
31 液体内容物
32 注口ノズルの先端
33 ヒンジ軸
34 表示

Claims (3)

  1. プラスチックボトルのノズル部に装着される中栓であって、ヒンジで連結する基部と注口部とを有し、前記基部は流体の流れを通す流体通路と前記流体通路を閉じている仕切板と前記仕切板に形成される注口の輪郭を縁取るスコアーと前記仕切板のスコアーよりも内側の切り取り部分に連結するプルリングとを備えていて前記ノズル部に前記装着可能に構成され、前記注口部は前記注口を通して前記流体通路と連通可能でかつ前記流体通路の開口面積よりも小さい開口面積の注口ノズルを有することを特徴とするヒンジ型注口付中栓。
  2. 前記ノズル部及び前記中栓を覆った状態で前記ボトルに装着可能なカバーキャップを有し、前記カバーキャップは天板の内面から突出する栓体を有し、前記カバーキャップが前記ボトルに装着した状態において前記栓体が前記中栓の前記注口部の前記注口ノズルを密栓するように構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ型注口付中栓。
  3. 前記基部と前記注口部とは前記ヒンジで連結された1ピースとして構成されることを特徴とする請求項1記載のヒンジ型注口付中栓。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114858A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器の注出キャップ
JP2016193737A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社吉野工業所 容器
JP2016210430A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社吉野工業所 容器

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