JP5516275B2 - 斜め注出口の開封構造 - Google Patents

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Description

本発明は、注出容器の注出ノズルに斜め注出口を形成する開封構造に関する。
液体を収容した容器本体の口部を密封している中栓に注出口を形成する開封構造として、中栓に注出口の形状に切断溝を刻設すると共に、切断溝で囲まれた除去部に支柱を介してプルリングを設け、プルリングを引き上げることにより切断溝が切れ、プルリングと共に除去部が除去されて注出口が開口するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2008−207855号公報
しかしながら、プルリングを用いた従来の開封構造では、プルリングの引き上げ方向が一方向に定まりにくく、引き上げ方向によっては、切断溝が切れずにプルリングと支柱の接合部又は支柱の除去部との接合部が破断してしまい、注出口を開口することができない。
一方、化粧水、乳液等の液状物を収容する本容器について、省資源化や製品の低価格化の点から、本容器を繰り返し使用可能とするために、詰替容器から内容物を本容器に詰め替えることが行なわれている。このような詰替容器の注出口の形成に上述の中栓の開封構造を適用すると、空気置換が円滑に行われないために内容液が脈打つように吐出され、内容液がこぼれたり、本容器中で内容液が不用に泡だったりするという問題が生じる。
本発明は、プルリング等の引っ張り部を備えた開封構造について、引っ張り部による開封操作により確実に注出口を開口できるようにし、かつ、その開封操作により形成される注出口が、注出時に空気置換を円滑に行えるようにする開封構造を提供することを目的とする。
本発明者は、注出ノズルの一端に形成される注出口を、注出ノズルの中心軸に対して開口面が傾いている斜め注出口とすると、注出口から液体が脈打つように吐出することを抑制できること、したがって、開封構造としては、斜め注出口が形成されるように切断溝などの易切断部を注出ノズルに対して斜めに設けることが好ましいこと、さらに、易切断部で囲まれた除去部と連結部を介して連続する引っ張り部を注出ノズルの側面側に配置し、連結部の除去部側端部の厚さないし太さを引っ張り部側端部以上にすると、引っ張り部を除去部上に引き上げ、除去部の形成面に沿って引っ張ることにより、連結部の除去部側端部が除去部を押し込み、その押し込み部分近傍の除去部縁部に剪断応力を集中させることができ、これにより易切断部を容易に切断し、除去部を除去できることを見出した。
即ち、本発明は、閉じられている注出ノズルの先端部を除去することにより、注出ノズルの中心軸に対して開口面が傾いている斜め注出口を形成する開封構造であって、閉じられている注出ノズルの先端部に、斜め注出口を開口する易切断部と、易切断部で囲まれた除去部と、除去部の端部から起立した連結部と、連結部から注出ノズルの側面側に延設されている引っ張り部を有し、連結部の除去部側端部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さが、連結部の引っ張り部側端部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さ以上である開封構造を提供する。
特に、上述の開封構造において、除去部に、連結部とつながる肉厚部を有する態様を提供する。
さらに、本発明は、上述の開封構造の引っ張り部を、注出ノズルの側面側から除去部上に引き上げ、さらに注出ノズルの先端面に沿って連結部の当初の位置から遠ざけるように引っ張る開封方法を提供する。
本発明の開封構造によれば、引っ張り部を除去部上に引き上げて引っ張ることにより、確実に易切断部が切れて除去部が取り除かれ、注出ノズルの先端に注出口を形成することができる。
しかも、この注出口は、注出ノズルの中心軸に対して開口面が傾いている斜め注出口となるため、斜め注出口を有する詰替容器から本容器へ内容液を詰め替えるときには、本容器の口部に注出ノズルを容易に挿入することができ、さらにこの注出ノズルを通して注出される内容液は、脈打ちが抑えられ、滑らかな吐出状態を維持する。したがって、詰め替え時に内容液がこぼれにくく、また、不用意に泡立つことを防止できる。
図1Aは、実施例の開封構造20Aを有する詰替容器の斜視図である。 図1Bは、図1Aの詰替容器の注出ノズル付近の断面図である。 図2は開封操作の説明図である。 図3は注出口が開口した注出ノズルの斜視図である。 図4Aは開封操作時の開封構造20Aの作用の説明図である。 図4Bは開封操作時の開封構造20Aの作用の説明図である。 図4Cは開封操作時の開封構造20Aの作用の説明図である。 図5は開封構造20Bを有する注出ノズルの断面図である。 図6は開封構造20Cを有する注出ノズルの斜視図である。 図7は開封構造20Dを有する注出ノズルの斜視図である。 図8は開封構造20Eを有する注出ノズルの断面図である。 図9は開封構造20Fを有する注出ノズルの断面図である。 図10Aは開封操作時の開封構造20Fの作用の断面図である。 図10Bは開封操作時の開封構造20Fの作用の断面図である。 図11は開封構造20Gを有する注出ノズルの断面図である。 図12Aは、詰替作業の方法の説明図である。 図12Bは、詰替作業の方法の説明図である。 図13は保護カバーを被せた開封構造20Aの斜視図である。 図14は保護カバーを被せた開封構造20Aの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1Aは、本発明の一実施例の開封構造20Aを有する詰替容器1の斜視図であり、図1Bはその注出ノズル10付近のX−X断面図である。
この詰替容器1は、詰替容器本体2が有底筒状で上部の口部に螺合するキャップ3を有し、キャップ3の天面には、先端が閉じられている注出ノズル10が突出している。なお、詰替容器本体2は、ブロー成型ボトルからなり、注出ノズル10は、キャップ3と一体に樹脂成型されている。
注出ノズル10の先端部には、注出ノズル10の中心軸Lに対して開口面が傾いている斜め注出口11(図3)を形成する開封構造20Aが形成されている。即ち、注出ノズル10の先端部は、注出ノズル10の中心軸Lに対して斜めに傾いた先端面12で閉じられており、この先端面12に、該先端面12の外形に沿って形成された易切断部21と、易切断部21で囲まれた除去部22と、除去部22の上端部から起立するように延設された短尺帯状の連結部24と、連結部24から注出ノズル10の側面側に延設された引っ張り部23を有している。連結部24は除去部22とその外側とに跨って起立することなく、連結部24と除去部22との接合面は、易切断部21の内側のみに位置している。
ここで、先端面12の傾きは、注出液の脈打ちを抑制する点から、図1Bに示すように、先端面12の中央部が注出ノズル10の中心軸Lとなす角度θが30〜60°となるようにすることが好ましい。このため、例えば、注出ノズル10の内径S1を15mmとした場合に、易切断部21の上端部と下端部との距離S2を13.5mm程度とする。
易切断部21は、図1Bに示すように、注出ノズル10の内側から設けられた溝により壁厚が薄くなった薄肉部から形成されている。なお、易切断部21は、このような薄肉部の他、先端面12の壁厚を表裏から薄くした肉薄部で形成してもよく、ハーフカット等で形成してもよい。また、易切断部21を形成する肉薄部は、連続的又は間欠的に形成することができる。
除去部22の外面には、この開封構造の開封時に引っ張り部23を引っ張る方向が、矢印型に浮き彫り状に形成された肉厚部26で示されている。かかる矢印型の肉厚部26は、連結部24と除去部22との接合領域を補強し、開封時の引っ張り部23の引っ張りにより連結部24が引っ張られる力を、除去部22が左右均等にめくり上がるように除去部22にうまく伝搬させ、除去部22を容易に除去できるようにする点、及び使用者へ開封操作をわかりやすく提示する点から適宜設けられる。肉厚部26の厚さや大きさの具体例としては、例えば、上述の注出ノズル10の内径S1が15mm程度の開封構造において、注出ノズル10の壁厚S3を1.3mm、除去部22のうち肉厚部26以外の部分の厚さS4を0.8mmとした場合に、肉厚部26の厚さS5を1.6mm程度とし、肉厚部26の水平方向の長さS6を7mm程度とする。なお、肉厚部26の形状は、図示した矢印型に限らず、開封時の引っ張り力を、除去部22が左右均等にめくり上がるように除去部22に伝搬するものであればよい。
引っ張り部23には、指掛けリング23aが形成されている。指掛けリング23aは、注出ノズル10の側面に沿って垂下している。このように引っ張り部23が垂下している状態において、その上端から下端までの長さS7の具体例としては、例えば、20mmとする。引っ張り部23の先端部は、注出ノズル10が起立する基面となっているキャップ3の天面と、手で容易に切り離すことのできるように接続している。これにより、詰替容器1の搬送途中に、指掛けリング23aが曲がるなどして周囲に引っかかり、誤って開封されることを防止できる。なお、このように引っ張り部23を注出ノズル10に沿ってつなぎ止める方法としては、図5の開封構造20Bに示すように、引っ張り部23の先端部を注出ノズル10の側面と切り離し可能に接続してもよい。
また、引っ張り部23の形成位置を、除去部22の真上ではなく注出ノズル10の側面側に延設することにより、後述する開封操作により、引っ張り部23と除去部22との間の連結部24近傍の易切断部21aに強い剪断応力をかけ、易切断部21aを切れやすくすることができる。
本実施例において、除去部22と引っ張り部23とを連結している短尺帯状の連結部24の除去部側端部24aには、除去部22の中心部側に突出した1個の凸部25が設けられている。これにより連結部の除去部側端部24aにおける引っ張り部側面24a1とその反対側面24a2との間の厚さD1が、連結部の引っ張り部側端部24bにおける引っ張り部側面24b1とその反対側面24b2との間の厚さD2に比して大きくなっており、連結部24の除去部側端部24aの横断面積が、その引っ張り部側端部24bの横断面積に比して大きくなっている。ここで、連結部24の除去部側端部24aにおける引っ張り部側面24a1とその反対側面24a2との間の厚さD1とは、これらの面24a1、24a2同士の距離の最大値をいい、凸部25の非形成部分の厚さD1'ではなく、凸部25における最大厚に等しい。同様に、連結部24の引っ張り部側端部24bにおける引っ張り部側面24b1とその反対側面24b2との間の厚さD2も、これらの面24b1、24b2同士の距離の最大値をいい、この厚さD2は、これらの面24b1、24b2に仮に溝などが形成されていても左右されない。厚さD1、D2の具体的例としては、例えば、上述の注出ノズル10の内径S1が15mm程度の開封構造において、D1を好ましくは1.5〜7mm、より好ましくは3.5〜5mmとし、D2を好ましくは1.5〜5mm、3〜4mmとする。また、連結部の横断面積とは、連結部24の当該部位での延設方向に垂直な面の面積をいい、より具体的には、上述の除去部側端部24aの横断面積は、除去部側端部24aの延設方向に垂直な断面Saにおける断面積をいい、引っ張り部側端部24bの横断面積は、引っ張り部側端部24bの延設方向に垂直な断面Sbにおける断面積をいう(図1B)。なお、開封作業中、連結部24の厚さや横断面積は変化するが、ここでいう厚さや横断面積は外部応力がかかっていない時の横断面積をいう。厚さや横断面積の計測には接触式、非接触式問わず様々な方法を用いることができる。例えば、ノギスといったメジャーや、レーザー変位計などを用いることができる。
この開封構造20Aは、次のような開封操作により斜め注出口11を開口する。まず、開封構造20Aの指掛けリング23aを、キャップ3の天面から切り離し、図2に示すように、指掛けリング23aに指をかけて引き上げ(矢印a)、引っ張り部23を反転させるように曲げて除去部22上に引き上げ(矢印b)、さらに引っ張り部23を連結部24側の当初の位置から遠ざけるように、略水平ないし除去部22に沿った斜め下方(矢印c)に指を引っ張り、易切断部21を開裂させて除去部22を除去し、図3に示すように斜め注出口11を開口する。
この開封操作において、図4Aに示すように、引っ張り部23をキャップ3から切り離し、その切り離した一端を矢印a方向に持ち上げていくと、指掛けリング23aのリング面が略水平になるあたりで、連結部24は、凸部25のすぐ上の連結部24の厚さが小さくなっている部分で折れ曲がり始める。
さらに引っ張り部23の一端を持ち上げ、図4Bに示すように、引っ張り部23を反転させ、矢印bのように指掛けリング23aのリング面を除去部22に近づけていくと、凸部25が、折れ曲がった連結部24で矢印pのように押し込まれる。図4Cに示すように、さらに引っ張り部23を注出ノズルの先端面12に沿って連結部24の当初の位置から遠ざけるように、略水平ないし除去部22に沿って斜め下方(矢印c)に引っ張ると、連結部24の除去部側端部24aの除去部中心側の縁部、より具体的には、凸部25の除去部中心側基部25aを支点にしたテコの作用により、連結部24の除去部側端部24aの近傍の易切断部21aに強い剪断応力が働き、易切断部21aが容易に切れる。易切断部21aが切れた後は、残りの易切断部21は容易に切り取ることがきる。したがって、この開封構造20Aによれば、易切断部21の切り取りにより、容易に除去部22を除去し、斜め注出口11を開口することができる。また、この開封操作によれば、連結部24の折れ曲がる方向が一方向に安定するので、引っ張り部23の引っ張り方向も規制することができ、帯状の連結部24がよじれることもない。よって、開封操作の間に引っ張り部23が切れてしまうことを防止できる。加えて、引っ張り部23が、キャップ3の天面から突出した注出ノズル10の先端部に設けられているので、特許文献1に記載の従来の開封構造のように、プルリングの周りの周壁により、引っ張り部23の引っ張り動作が妨げられることもない。
本発明においては、連結部24の形状に関し、上述のように、帯状の連結部24の、除去部22側の一部に凸部25を設けることに代えて、図6の開封構造20Cに示すように、帯状の連結部24の除去部側端部24aを、連結部24の引っ張り部側端部24bに対して、全体的に厚く太径にしてもよい。
また、図7の開封構造20Dに示すように、連結部24の横断面積を円形ないし楕円形に形成し、連結部24の除去部側端部24aが、連結部24の引っ張り部側端部24bに対しなだらかに太径となるようにしてもよい。
図8の開封構造20Eに示すように、図1Aに示した開封構造20Aにおける1個の凸部25を2個以上並設させてもよい。なお、連結部24に、その除去部側端部24aの厚さD1を連結部の引っ張り部側端部24bの厚さD2に比して厚くした凸部25を設ける場合には、連結部24の除去部側端部24aの横断面積が、連結部の引っ張り部側端部24bの横断面積に比して大きく必ずしも大きくならなくてもよい。
これらの開封構造20C、20D、20Eによっても、引っ張り部23を前述の図4A〜図4Cに示すように引っ張ると、連結部24の除去部側端部24aの除去部中心側の基部を支点としたテコの作用により、連結部24の除去部側端部24a近傍の易切断部21aに強い剪断応力が働くので、易切断部21aを容易に切ることができる。なお、開封操作時に連結部24をよじれにくくする点からは、連結部24の横断面積を図7に示す円形ないし楕円形とするよりも、図1A、図6に示すように矩形とし、連結部24を帯状にすることが好ましい。連結部の除去部側端部24aの幅W(図1A)を十分に広くすることにより、連結部24にねじれが生じにくくなるので、引っ張り部23の引き上げ方向を安定させることができる。なお、幅Wの大きさは、厚さと等しいか、厚さ以上が好ましい。
また、連結部24の形状に関し、図9に示す開封構造20Fのように、連結部24の除去部側端部24aから引っ張り部側端部24bにかけて、連結部24の横断面積をほぼ一定としてもよい。この場合、図10Aに示すように引っ張り部23を除去部22上に引き上げ(矢印a)、図10Bに示すように引っ張り部23を注出ノズルの先端面12に沿って連結部24の当初の位置から遠ざけるように引っ張る開封操作において(矢印b)、連結部24と除去部22との境界部は折れ曲がるが、連結部24自体は折れ曲がらないように、連結部24の太さや剛性を定めることが好ましい。この開封構造20Eによっても、容易に連結部24の除去部側端部24a近傍の易切断部21aに強い剪断応力が働き、易切断部21aを容易に切ることができる。
本発明の開封構造としては、図11に示す開封構造20Gのように、除去部22と引っ張り部23との連結部24を、除去部22内の下端部に設けても良い。この場合には、引っ張り部23を除去部22上に反転させた後、斜め上方に引っ張る。
注出ノズル10に斜め注出口11を開口した詰替容器1は、図12Aに示すように、本容器5への内容液Aの詰替に供することができる。この詰替操作では、図12Bに示すように、本容器5の口部に詰替容器1の斜め注出口11を挿入し、詰替容器1を倒立させ、詰替容器1と本容器5を自立させた状態にする。詰替容器1や本容器5が自立可能な柱状容器であると、このような詰替操作の間に、詰替容器1や本容器5を格別把持する必要が無く、詰替作業の手間を大いに軽減することができる。さらに、詰替容器1の注出口が斜め注出口11であるため、注出時に空気置換が円滑に行われる。このため、注出時に内容液Aの脈打ちを抑え、詰替容器1から本容器5へ滑らかに内容液Aを詰め替えることができる。したがって、内容液Aがこぼれたり、本容器5内で不用に泡だったりすることを抑制できる。この内容液Aの脈打ち抑制効果は、例えば、内容液Aの粘度が500mPas〜10000mPasの場合に、注出ノズル10の内径を12〜20mmとし、斜め注出口11の斜めの角度θを40〜50°とする場合に顕著となる。
本発明の開封構造はさらに種々の態様をとることができる。例えば、本発明の開封構造は、キャップから突出した注出ノズルに形成されることに限られない。例えば、詰替容器本体の天面から直接突出した注出ノズルに形成してもよい。この場合、詰替容器本体の底部に開口部を設けておき、その底部の開口部から詰替容器本体へ内容液を充填し、充填後に底部の開口部をヒートシール等により封じきればよい。
また、上述した各開封構造には、それを着脱自在に覆う保護カバーを被せてもよい。図13に示すように、注出ノズル10がキャップ3から起立している場合に、保護カバー30aは、キャップ3を覆わずに注出ノズル10を覆うようにしてもよく、図14に示す保護カバー30bのように、注出ノズル10とキャップ3の双方を覆うようにしてもよい。
本発明の開封構造は、化粧水、乳液等の種々の液体を収容した詰替容器に注出口を形成する技術として有用である。
1 詰替容器
2 詰替容器本体
3 キャップ
5 本容器
10 注出ノズル
11 斜め注出口
12 先端面
20A、20B、20C、20D、20E、20F、20G 開封構造
21 易切断部
21a 連結部近傍の易切断部
22 除去部
23 引っ張り部
23a 指掛けリング
24 連結部
24a 連結部の除去部側端部
24b 連結部の引っ張り部側端部
25 凸部
25a 凸部の基部
26 矢印型の肉厚部
30a、30b 保護カバー
A 内容液
L 注出ノズルの中心軸

Claims (11)

  1. 閉じられている注出ノズルの先端部を除去することにより、注出ノズルの中心軸に対して開口面が傾いている斜め注出口を形成する開封構造であって、閉じられている注出ノズルの先端部に、斜め注出口を開口する易切断部と、易切断部で囲まれた除去部と、除去部の端部から起立した連結部と、連結部から注出ノズルの側面側に延設されている引っ張り部を有し、連結部の除去部側端部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さが、連結部の引っ張り部側端部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さ以上である開封構造。
  2. 連結部の除去部側端部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さが、連結部の引っ張り部側端部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さよりも大きい請求項1記載の開封構造。
  3. 連結部の除去部側端部に、除去部の中心側に突出した凸部を有する請求項2記載の開封構造。
  4. 連結部の除去部側端部から引っ張り部側端部にかけて連結部における引っ張り部側面とその反対側面との間の厚さが略一定である請求項1記載の開封構造。
  5. 引っ張り部に指掛けリングが形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の開封構造。
  6. 連結部が、除去部の上端部又は下端部から起立している請求項1〜5のいずれかに記載の開封構造。
  7. 引っ張り部が注出ノズルに沿って垂下し、その下端部が、注出ノズルの側面又は注出ノズルが起立する基面と切り離し可能に接続されている請求項1〜6のいずれかに記載の開封構造。
  8. 閉じられている注出ノズルが、容器本体の口部に装着されるキャップに、該キャップから突出するように形成されている請求項1〜7のいずれかに記載の開封構造。
  9. 前記除去部に、連結部とつながる肉厚部を有する請求項1記載の開封構造。
  10. 前記除去部の肉厚部は、開封方向を示す図柄である請求項9記載の開封構造。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の開封構造の引っ張り部を、注出ノズルの側面側から除去部上に引き上げ、さらに注出ノズルの先端面に沿って連結部の当初の位置から遠ざけるように引っ張る開封方法。
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