JP6276977B2 - 注出キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、注出キャップに関し、特に容器本体の口首部に装着されて、容器本体に収容された内容液を注出筒から注出させる注出キャップに関する。
近年、液体洗剤やその他の各種の液体を収容する合成樹脂製の容器についても、環境負荷の低減が図られるようになっており、例えば注出ノズル部を備える注出キャップを口首部に装着した容器を被詰替え容器として、この被詰替え容器に、パウチや薄肉容器等による詰替え容器から、内容液を詰め替えて使用することが推奨されている。詰替え容器は、収容した内容液を、被詰替え容器に詰め替えたり補充したりすることで、高価な被詰替え容器や注出キャップをその都度廃棄することなく、長期間使用できるようにする。
一方、内容液を注出させる注出キャップとして、一般にスバウトと呼ばれる、長手方向に沿って側面に開放部が形成された、長手方向と垂直な面に沿った断面形状がU字又は略U形状の注出筒を、注出ノズル部として備えたキャップが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような断面形状がU字又は略U形状の注出筒を備えた注出キャップは、注出筒の開放部を介して内容物を詰め替えたり補充したりすることで、被詰替え容器に注出キャップを装着したまま、内容液の詰め替え作業を行うことができる。
また、このような注出筒を備えた注出キャップは、主として計量キャップと組み合わせて用いられる。計量キャップは、例えば目盛り等が描かれた液溜め部に、注出キャップの注出筒から内容液を注入して計量してから、例えば洗濯機等に注ぎ出すことができるようになっている。注出筒を備えた注出キャップは、内容液を注ぎ出した後の計量キャップを注出キャップに装着し直す際に、計量キャップに残っている内容液が容器本体にスムーズに回収されるように、注出筒を、底面壁から、口首部の内周面に沿って配置された内筒壁と離間させた状態で立設させている。これによって、注出筒と内筒壁との間の部分に、液回収用凹部が形成されるようになっている。
特許第4916774号公報
上記従来の被詰替え容器の口首部に装着された、注出筒を備える注出キャップでは、詰替え容器から内容液を詰め替える際に、底面壁から立設する注出筒の基端部の内側領域に開口する流出口を介して、詰替え時に徐々に上昇してくる容器本体の内部の内容液の液面を、直接視認することは困難である。このため、特に詰替え容器の内容量が、被詰替え容器の内容量よりも大きくなっていて、1回の詰替え作業で使い切るタイプの詰替え容器ではない場合や、詰替え容器から被詰替え容器に内容液を補充する場合には、内容液が、底面壁に設けられた流出口の高さ位置を超えて、注出筒の外側の液回収用凹部に回り込むまで、過度に内容液を詰め替えてしまうことがある。
液回収用凹部に回り込むまで過度に詰め替えられた内容液は、被詰替え容器から詰替え容器に戻すことは困難である。また過度に内容液を詰め替えたまま使用すると、例えば注出筒から計量キャップに内容液を注入する際に、液回収用凹部に回り込んだ内容液が、例えば内筒壁の先端部分から下方に液垂れして、周囲を汚すことになる。
本発明は、詰替え容器から被詰替え容器に内容液を詰替える際に、内容液の液面が上昇して、底面壁に設けられた流出口の高さ位置に近づいてくるのを容易に視認できるようにして、内容液が、液回収用凹部に回り込むまで過度に詰め替えられるのを回避することのできる注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、長手方向に沿って側面に開放部が形成された、長手方向と垂直な面に沿った断面形状がU字又は略U形状の注出筒を備えており、容器本体の口首部に装着されて内容液を前記注出筒から注出させる注出キャップであって、前記容器本体の口首部の内周面に沿って配置される内筒壁を備えると共に、該内筒壁の下端部に連設する底面壁を備えており、前記注出筒は、前記内筒壁と離間して前記底面壁から立設して設けられると共に、前記底面壁と接続する前記注出筒の基端部の内側領域に、流出口が開口形成されており、前記流出口の開口周縁部の一部から下方に又は斜め下方に延設して、前記注出筒の上方から視認可能な下方延出部分を含む液面位置確認片が設けられている注出キャップを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の注出キャップによれば、詰替え容器から被詰替え容器に内容液を詰替える際に、内容液の液面が上昇して、底面壁に形成された流出口の高さ位置に近づいてくるのを容易に視認できるようにして、内容液が、液回収用凹部に回り込むまで過度に詰め替えられるのを回避することができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップを、計量キャップと共に示す斜視図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップを斜め上方から見た斜視図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 (a)は、図3のB−B線よりも下方部分のみを切り取って示す破断斜視図、(b)は、図3のC−C線よりも下方部分のみを切り取って示す破断斜視図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る注出キャップを斜め上方から見た斜視図である。 図5のD−D線で切り取った破断斜視面図である。 (a)は、図6のE−E線よりも下方部分のみを切り取って示す破断斜視図、(b)は、図6のF−F線よりも下方部分のみを切り取って示す破断斜視図、(c)は、図6のG−G線よりも下方部分のみを切り取って示す破断斜視図である。 (a)は、本発明の好ましい第3実施形態に係る注出キャップを斜め上方から見た斜視図、(b)は、(a)のH−Hに沿った破断斜視図である。 図8(a)のH−Hに沿った断面図である。
本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップ10は、図1に示すように、詰替え容器から内容液が詰め替えられる容器である被詰替え容器12として、例えば液体洗剤を内容液として収容したボトル形状の容器の容器本体11の口首部11aに、計量キャップ13と共に装着して用いられる。本第1実施形態では、容器本体11に収容された液体洗剤を、注出キャップ10の注出筒14から計量キャップ13に注入して計量した後に、例えば洗濯機等に注ぎ出すことができる。また、本第1実施形態では、被詰替え容器12は、容器本体11に収容された内容液を使い切ったり、残量が少なくなった際に、注出キャップ10を取り外すことなく、詰替え用の液体洗剤を収容したパウチや薄肉容器等の詰替え容器(図示せず)から、注出筒14の開放部23や基端部内側の流出口25(図2参照)を介して、液体洗剤を詰め替えたり補充したりして、破棄することなく長期間使用される。本第1実施形態の注出キャップ10は、液体洗剤を詰め替えたり補充したりする際に、上昇してくる液体洗剤の液面が、流出口25の高さ位置に近づいてくるのを、当該流出口25を介して容易に視認できるようにして、液体洗剤が過度に詰め替えられるのを回避する機能を備える。
そして、本第1実施形態の注出キャップ10は、図1〜図3に示すように、長手方向に沿って側面に開放部23が形成された、長手方向と垂直な面に沿った断面形状がU字又は略U形状の注出筒14を備えており、容器本体11の口首部11aに装着されて内容液を注出筒14から注出させるキャップ部材であって、容器本体の口首部11aの内周面に沿って配置される内筒壁18を備えると共に、内筒壁18の下端部に連設する底面壁19を備える。注出筒14は、内筒壁18と離間して底面壁19から立設して設けられると共に、底面壁19には、当該底面壁19と接続する注出筒14の基端部の内側領域に、流出口25が開口形成されている。流出口25の開口周縁部25aの一部から下方に又は斜め下方に延設して、注出筒14の上方から視認可能な下方延出部分15aを含む液面位置確認片15が設けられている。
また、本第1実施形態では、液面位置確認片15は、流出口25の、注出筒14の開放部23における開口周縁部25aから、流出口25の中央側に向けて斜め下方に延設する傾斜板状片24によって形成されている。本実施形態では、傾斜板状片24は、好ましくは間隔部分24aを挟んで配置されて一対設けられている。
すなわち、本第1実施形態では、液面位置確認片15は、開放部23にかかる部分の流出口25の開口周縁部25aから、斜め下方に延設して設けられている。ここで、液面位置確認片15が開放部23にかかっている状態には、液面位置確認片15の延設する部分が、少しでも開放部23にかかっている場合も含まれる。液面位置確認片15は、ある程度の幅を有していることを考慮したものである。
本第1実施形態では、注出キャップ10は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いた金型成形品であって、容器本体11の口首部11aの外周部分に係着される係着スカート部16と、係着スカート部16の肩板部16aから上方に突出して設けられた、外周面に雄ネジ突条17aを備える雄ネジ壁部17と、係着スカート部16の肩板部16aの内周縁部から下方に延設して、容器本体11の口首部11aの内周面に沿って配置される内筒壁18と、内筒壁18の下端部に連設する底面壁19と、内筒壁18と離間して底面壁19から立設して設けられた、断面形状がU字又は略U字形状の注出筒14とを含んで構成されている。
係着スカート部16は、上端部に肩板部16aを備える扁平な略円筒形状の部分である。係着スカート部16の下端部内周面には、係着凹凸部16bが形成されている(図3参照)。注出キャップ10を容器本体11の口首部11aに上方から押し込んで、係着凹凸部16bを容器本体11の口首部11aの基端部に設けられた被係着凹凸部に係着させることで、注出キャップ10が容器本体11の口首部11aに一体として装着固定される。係着スカート部16の肩板部16aから上方に突出して設けられた雄ネジ壁部17もまた、扁平な略円筒形状の部分となっており、これの外周面に形成された雄ネジ突条17aを介して、注出キャップ10に計量キャップ13が着脱可能に装着される。
内筒壁18は、係着スカート部16の肩板部16aの内周縁部から下方に延設して、下方に向けて徐々に縮径するように形成された略円筒形状を有する部分である。注出キャップ10が容器本体11に装着された際に、内筒壁18は、口首部11aの内周面に沿って配置される。内筒壁18の下端部を斜めに切り欠くようして、底面壁19が連接配置されている。
底面壁19は、内筒壁18の下端部内周面から内側に張り出して、環状に連続して設けられた帯板形状の部分となっている。底面壁19は、当該底面壁19から立設する注出筒14の開放部23側が低くなるように、注出筒14の開放部23とは反対側の部分から、開放部23側に向けて下方に傾斜して設けられている。
注出筒14は、環状に連続する帯板形状の底面壁19の内側縁部から立設して、底面壁19と一体として設けられている。注出筒14は、長手方向に沿って側面に開放部23が形成された、略U字形の断面形状を備えており、いわゆる注出スパウトと呼ばれる部分となっている。注出筒14は、内筒壁18の内側面と離間して、底面壁13から雄ネジ壁部17の上端開口面よりも上方に突出する高さまで立設して設けられている。これによって、雄ネジ壁部17及び内筒壁18の内周面と、注出筒14との間には、底面壁18を底部とする、計量キャップ13の装着時に液戻し筒部20が挿入配置される液回収用凹部28が形成される。また底面壁18の内側縁部と接続する注出筒14の基端部の内側領域には、流出口25が開口形成されている。流出口25の開口周縁部25aの一部から斜め下方に延設して、後述する液面位置確認片15が設けられている。
本第1実施形態では、注出キャップ10と組み合わせて用いられる計量キャップ13は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いて形成された、好ましくは透明又は半透明の金型成形品である。計量キャップ13は、図1に示すように、注出キャップ10への装着時に内筒壁18の内側に挿入配置される液戻し筒部20と、液戻し筒部20と連設して注出キャップ10の上方に配置される液溜め部21と、液戻し筒部20と液溜め部21との境界部分から外側に張り出して設けられた、内周面に雌ネジ突条22aを備える装着スカート部22とを含んで構成されている。本実施形態では、液戻し筒部20と、液溜め部21とは、連続する有底円筒形状を形成しており、内周面や外周面に計量目盛り等が適宜描かれている。液戻し筒部20は、装着スカート部22の雌ネジ突条22aを雄ネジ壁部17の雄ネジ突条17aに締着した際に、当該液戻し筒部20の先端部が、注出キャップ10の内筒壁18の下部内側面に密着する長さとなるように形成されている。
そして、本第1実施形態では、図2、図3、及び図4(a)、(b)に示すように、底面壁19に形成された流出口25の開口周縁部25aの一部として、注出筒14の開放部23における開口周縁部25aから斜め下方に延設して、液面位置確認片15が設けられている。液面位置確認片15は、上述のように、間隔部分24aを挟んで平行に配置された一対の傾斜板状片24からなる。各々の傾斜板状片24は、注出筒14の開放部23における開口周縁部25aに支持させて、流出口25の中央側に向けて、例えば雄ネジ壁部17の先端開口面と平行な面に対して好ましくは10〜60°程度の傾斜角度で、斜め下方に帯板形状に張り出して設けられている。これによって、各々の傾斜板状片24の先端部分は、注出筒14の上方から視認可能な下方延出部分15aとして、流出口25の中央部分において、注出筒14の開放部23における流出口25の開口周縁部よりも、2〜10mm程度低い高さ位置に配設される。
また、本第1実施形態では、各々の傾斜板状片24には、これらの上面の幅方向中央部分から一体として立設して、長さ方向に延設する強度向上リブ26が設けられている。各々の傾斜板状片24に強度向上リブ26が設けられていることで、これらの傾斜板状片24を、さらに安定した状態で、注出筒14の開放部23における流出口25の開口周縁部25aから斜め下方に張り出させることが可能になる。また、強度向上リブ26の存在によって生じる液面のメニスカスによって、液面の存在が安定化するので、液面の確認が容易になる。
さらに、本第1実施形態では、注出筒14の上方から視認可能な下方延出部分15aを先端部分に備える液面位置確認片15が、間隔部分24aを挟んで平行に配置された一対の傾斜板状片24によって形成されているので、間隔部分24aを介して光が液面に届くことで、下方延出部分15aに近づいてきたり、下方延出部分15aを超えて上昇してくる液体洗剤の液面の位置を、さらに容易に視認することが可能になる。
さらにまた、本第1実施形態では、注出筒14の開放部23とは反対側の部分から、開放部23側に向けて下方に傾斜して設けられた底面壁18の、注出筒14の開放部23よりも傾斜方向下方部分に、急勾配部又は下段部27を有している。注出筒14の開放部23よりも傾斜方向下方部分に、急勾配部又は下段部27を有していることにより、液体洗剤の液面が上昇してきたことを認識する際に、液面が、最下端に位置する注出筒14の開口周縁部25aである、注出筒14の開放部23における開口周縁部25aに達するタイミングを早めつつ、使い勝手を維持することが可能になる。また急勾配部又は下段部27によって、使用時に注出筒14から液体洗剤を注出する際に、詰め替え時に注出筒14の開放部23における開口周縁部25aに達した液体洗剤を、注出筒14の外側の液回収用凹部28に回り込ませることなく、容器本体11の内部にスムーズに回収することが可能になる。
そして、上述の構成を備える本第1実施形態の注出キャップ10によれば、詰替え容器から被詰替え容器12に内容液である液体洗剤を詰替える際に、液体洗剤の液面が上昇して、底面壁19に設けられた流出口25の高さ位置に近づいてくるのを容易に視認できるようにして、内容液が、液回収用凹部28に回り込むまで過度に詰め替えられるのを効果的に回避することが可能になる。
すなわち、本第1実施形態によれば、流出口25の開口周縁部の一部から斜め下方に延設して、注出筒14の上方から視認可能な下方延出部分15aを含む、一対の傾斜板状片24による液面位置確認片15が設けられているので、詰替え容器から被詰替え容器12に液体洗剤を詰替える際に、液体洗剤の液面が上昇して、液面位置確認片15の下方延出部分15aが液面に浸かりはじめるのを容易に視認することが可能になり、下方延出部分15aが液面に浸かりはじめるのを確認したら、詰め替え作業を停止することによって、液体洗剤が、注出筒14の液回収用凹部28に回り込むまで過度に詰め替えられるのを、効果的に回避することが可能になる。
また、本第1実施形態では、液面位置確認片15は、流出口25の開口周縁部25aの一部から流出口25の中央側に向けて斜め下方に延設して設けられているので、当該液面位置確認片15の部分でアンダーカット部が生じるのを回避して、好ましくは金型成形により液面位置確認片15を一体として成形した一体成形品として、注出キャップ10を容易に形成することが可能になる。
図5〜図7は、本発明の好ましい第2実施形態に係る注出キャップ10’を示すものである。本第2実施形態の注出キャップ10’は、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様に、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いた金型成形品であって、容器本体11の口首部11aの外周部分に係着される係着スカート部16と、係着スカート部16の肩板部16aから上方に突出して設けられた、外周面に雄ネジ突条17aを備える雄ネジ壁部17と、係着スカート部16の肩板部16aの内周縁部から下方に延設して、容器本体11の口首部11aの内周面に沿って配置される内筒壁18と、内筒壁18の下端部に連設する底面壁19と、内筒壁18と離間して底面壁19から立設して設けられた、断面形状がU字又は略U字形状の注出筒14’とを含んで構成されている。また、本第2実施形態の注出キャップ10’は、注出筒14’の上方から視認可能な下方延出部分15a’を含む液面位置確認片15’が、上記第1実施形態のものと相違している。注出筒14’は、液体洗剤を注出する際の導出路となる、開放部23とは反対側の部分に、段差部14a’を有している。
本第2実施形態の注出キャップ10’では、液面位置確認片15’は、流出口25の開口周縁部25aから支持されて、容器本体11の口首部11aの先端開口面(又は雄ネジ壁部17の先端開口面)と平行又は略平行に配置される底板状片29からなる。また、本第2実施形態では、底板状片29の中央部分を横断して、流出開口部30が形成されている。すなわち、本第2実施形態では、液面位置確認片15’は、流出口25の開口周縁部25aにおける、注出筒14’の段差部14a’から開放部23に至る領域の一対の対向する弧状部分から、下方に延設する椀状壁部31によって支持された、一対の弓形状の底板状片29からなる。椀状壁部31は、段差部14a’を挟んだ両側の一対の弧状部分から、凹状に湾曲した状態で斜め下方に延設して設けられている。椀状壁部31によって支持された底板状片29は、注出筒14’の上方から視認可能な、液面位置確認片15’の下方延出部分15a’を形成している。また、これらの一対の弓形状の底板状片29によって挟まれる部分に、流出開口部30が形成されている。
本第2実施形態の注出キャップ10’によっても、詰替え容器から被詰替え容器12に液体洗剤を詰替える際に、液体洗剤の液面が上昇して、液面位置確認片15’の底板状片29による下方延出部分15a’が液面に浸かりはじめるのを容易に視認することが可能になるので、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様の作用効果が奏される。また本第2実施形態の注出キャップ10’によれば、注出筒14’が開放部23とは反対側の部分に段差部14a’を有しているので、被詰替え容器12に液体洗剤を注出する際に、液体洗剤の流れをコントロールして、液体洗剤の泡立ちを効果的に抑制することが可能になる。
図8(a)、(b)及び図9は、本発明の好ましい第3実施形態に係る注出キャップ10”を示すものである。本第3実施形態の注出キャップ10”もまた、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いた金型成形品である。本第3実施形態の注出キャップ10”は、係着スカート部や雄ネジ壁部を備えておらず、内筒壁18”を容器本体11の口首部11aに嵌め込んで、口首部11aに装着されるタイプのものとなっている。
すなわち、本第3実施形態の注出キャップ10”は、容器本体11の口首部11aの上端面に当接配置される円環状のフランジ部32と、フランジ部32の内周縁部から下方に延設して、容器本体11の口首部11aの内周面に沿って配置される内筒壁18”と、内筒壁18”の下端部に連設する底面壁19”と、内筒壁18”と離間して底面壁19”から立設して設けられた、断面形状がU字又は略U字形状の注出筒14”とを含んで構成されている。また、本第3実施形態の注出キャップ10”は、注出筒14”の上方から視認可能な下方延出部分15a”を含む液面位置確認片15”が、略U字形状の注出筒14” の開放部23”にかからない部分の流出口25”の開口周縁部25a”として、開放部23”と対向する部分の開口周縁部25a”から、下方に又は斜め下方に(本第3実施形態では、下方に)延設して設けられている。
ここで、液面位置確認片15”を、開放部23”にかからない部分の流出口25”の開口周縁部25a”から下方に又は斜め下方に延設させる場合、液面位置確認片15”は、例えば円環状のフランジ部32と平行な面に対して45〜90°程度の傾斜角度で、斜め内側に又は垂直下方に張り出して設けられていることが好ましい。
本第3実施形態の注出キャップ10”によっても、詰替え容器から被詰替え容器12に液体洗剤を詰替える際に、液体洗剤の液面が上昇して、液面位置確認片15”の下方延出部分15a”が液面に浸かりはじめるのを容易に視認することが可能になるので、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様の作用効果が奏される。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、注出筒の上方から視認可能な下方延出部分を有する液面位置確認片は、傾斜板状片や底板状片によるもの限定されることなく、流出口の開口周縁部の一部から下方に又は斜め下方に延設する、その他の種々の形状のものを採用することができる。また、底面壁は、開放部側に向けて下方に傾斜している必要は必ずしも無く、開放部よりも傾斜方向下方部分に、急勾配部又は下段部を有している必要は必ずしも無い。注出キャップは、計量キャップと組み合わせて用いる必要は必ずしも無い。
10,10’,10” 注出キャップ
11 容器本体
11a 口首部
12 被詰替え容器
13 計量キャップ
14,14’ ,14” 注出筒
14a’ 段差部
15,15’ ,15” 液面位置確認片
15a,15a’ ,15a” 下方延出部分
16 係着スカート部
17 雄ネジ壁部
18 内筒壁
19 底面壁
20 液戻し筒部
21 液溜め部
22 装着スカート部
23,23” 開放部
24 傾斜板状片
24a 間隔部分
25,25” 流出口
25a,25a” 開口周縁部
26 強度向上リブ
27 急勾配部又は下段部
28 液回収用凹部
29 底板状片
30 流出開口部
31 椀状壁部

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って側面に開放部が形成された、断面形状がU字又は略U形状の注出筒を備えており、容器本体の口首部に装着されて内容液を前記注出筒から注出させる注出キャップであって、
    前記容器本体の口首部の内周面に沿って配置される内筒壁を備えると共に、該内筒壁の下端部に連設する底面壁を備えており、
    前記注出筒は、前記内筒壁と離間して前記底面壁から立設して設けられると共に、前記底面壁と接続する前記注出筒の基端部の内側領域に、流出口が開口形成されており、
    前記流出口の開口周縁部の一部から下方に又は斜め下方に延設して、前記注出筒の上方から視認可能な下方延出部分を含む液面位置確認片が設けられており、
    前記底面壁は、前記注出筒の前記開放部とは反対側の部分から、前記開放部側に向けて下方に傾斜して設けられており、
    前記液面位置確認片は、前記開放部にかからない部分の前記流出口の開口周縁部から下方に又は斜め下方に延設して設けられている注出キャップ。
  2. 前記液面位置確認片を一体として成形した一体成形品となっている請求項1記載の注出キャップ。
  3. 前記液面位置確認片は、前記開放部と対向する部分の前記流出口の開口周縁部から、下方に又は斜め下方に延設して設けられている請求項1又は2記載の注出キャップ。
  4. 前記底面壁は、前記注出筒の前記開放部よりも傾斜方向下方部分に、急勾配部又は下段部を有している請求項1〜3のいずれか1項記載の注出キャップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の注出キャップが容器本体の口首部に装着されており、詰替え容器から内容液が詰め替えられる容器。
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