JP6145376B2 - 詰め替え容器 - Google Patents

詰め替え容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6145376B2
JP6145376B2 JP2013202584A JP2013202584A JP6145376B2 JP 6145376 B2 JP6145376 B2 JP 6145376B2 JP 2013202584 A JP2013202584 A JP 2013202584A JP 2013202584 A JP2013202584 A JP 2013202584A JP 6145376 B2 JP6145376 B2 JP 6145376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
spout
refill
main
closing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013202584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015067299A (ja
Inventor
宏太郎 藤原
宏太郎 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2013202584A priority Critical patent/JP6145376B2/ja
Publication of JP2015067299A publication Critical patent/JP2015067299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6145376B2 publication Critical patent/JP6145376B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上述した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器および本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上述した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺着作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて延び、注出口が形成されるとともに前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた注出筒と、前記注出口を閉塞するとともに、前記注出口の開口縁に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、前記注出筒の径方向の外側に配置され前記注出筒の全周にわたって延びるとともに前記閉塞板に連結され、前記注入口の開口端縁に係止可能とされた係止部と、を備え、前記注出口は、径方向の外側に向けて開口するとともに、前記注出筒の先端部から、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延び、前記係止部は、前記閉塞板において容器軸方向に沿う前記容器本体の外側の端部に連結されていることを特徴とする。
この発明によれば、係止部が注出筒の径方向の外側に配置されているので、注出筒を本容器の注入口に対して向かい合わせに配置して係止部を本容器の注入口の開口端縁に係止させることが可能になり、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、注出筒を本容器の内側に差し込むように移動させることができる。このとき、係止部が注入口の開口端縁に係止しているので、本容器の内側への注出筒の移動に伴って、係止部を介して閉塞板に引張力を作用させ、閉塞板を変形または変位させながら弱化部を破断することができる。これにより、閉塞していた注出口を開放することが可能になり、注出口を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出し、本容器内への内容物の詰め替えを行うことができる。
以上のように、係止部を注入口の開口端縁に係止させながら、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
しかも、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口は閉塞板によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。
また係止部が、注出筒の全周にわたって延びているので、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるときに、係止部を、注入口の開口端縁の全周にわたって係止させることが可能になり、詰め替え容器と本容器とががたつくのを抑制することができる。これにより、開封操作性を向上させるとともに、詰め替え作業時に容器本体内の内容物がこぼれるのを抑制することができる。
さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、注出口が径方向の外側に向けて開口しているため、詰め替え作業時に、注出口から注出される内容物が本容器の内壁に向けて注出され易くなり、内容物が本容器内で泡立ったり、跳ねたりするのを抑制できる。
また、注出口が径方向の外側に向けて開口しているので、注出口を容器軸方向や周方向に大きく形成することが可能になり、注出筒の外径を大きくすることなく、注出口の開口面積を大きくすることができる。これにより、本容器内にスムーズに内容物を注出して詰め替え作業を効率良く行うことができる。
また、注出口が、注出筒の先端部から、容器軸方向に沿う容器本体の内側に向けて延びているため、注出口と閉塞板とを連結する弱化部が延びる方向と、詰め替え時に詰め替え容器と本容器とを相対的に接近移動させる方向と、が互いに一致することになる。そのため、詰め替え容器と本容器とを組み合わせた状態で、これら詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させたときに、弱化部に効率良く力が加えられることになり、優れた開封操作性を具備させることができる。
また係止部が、閉塞板において容器軸方向に沿う容器本体の外側の端部に連結されているので、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動を開始させたときに、まず、弱化部において容器軸方向に沿う容器本体の外側に位置する端部に引張力を作用させることができる。これにより、弱化部の破断の起点を形成し易くすることが可能になり、優れた開封操作性を確実に具備させることができる。
また、前記係止部と前記口部との間には、前記係止部の容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けた移動を規制する規制部が、離脱可能に設けられていてもよい。
この場合、係止部と容器本体の口部との間に、規制部が設けられているので、仮に流通段階等で詰め替え容器に不意に外力が加えられたとしても、係止部の移動を規制部により規制して弱化部が破断されるのを抑えることが可能になり、詰め替え容器が不意に開封されるのを抑制することができる。
また、前記規制部は、前記閉塞板または前記注出筒に一体的に連結されていてもよい。
この場合、規制部が、閉塞板または注出筒に一体的に連結されているので、例えば規制部を別体で設ける場合などに比べて、部品点数の増加を抑制することができる。
また、前記係止部は、表裏面が容器軸方向を向く環板状に形成されていてもよい。
この場合、係止部が、表裏面が容器軸方向を向く環板状に形成されているので、係止部の表面を、本容器の注入口の開口端縁に、この開口端縁の全周にわたって安定して係止させることが可能になり、開封操作性を確実に向上させることができる。
またこのように、係止部の表面を注入口の開口端縁に係止させることで、この詰め替え容器の開封操作を行うことができるので、注入口の開口端縁の大きさのばらつきを、この開口端縁が係止部の表面に係止される範囲内で許容することが可能になり、詰め替え容器を多様な本容器に適用し易くすることができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の要部を示す側面図である。 図1に示す詰め替え容器の平面図である。 図1に示すA−A矢視断面図である。 図1に示すA−A矢視断面図に相当する図であって、図1に示す詰め替え容器を構成する規制部を展開した状態を示す図である。 図1に示す詰め替え容器の側面図であって、規制部を離脱させた状態を示す図である。 図5に示すB−B矢視断面図である。 図1に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図1に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図であって、図7に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、内容物を詰め替えている状態を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る詰め替え容器を説明する。
図1から図8に示すように、詰め替え容器10は、別体の本容器50に内容物を詰め替える。詰め替え容器10は、内容物が収容される有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部11aから容器軸O方向に沿う容器本体11の外側に向けて延び、注出口12が形成された有頂筒状の注出筒13と、注出口12を閉塞する閉塞板14と、閉塞板14に連結された係止部15と、係止部15の容器軸O方向に沿う容器本体11の内側に向けた移動を規制する規制部16と、を備えている。
ここで、容器本体11および注出筒13の各中心軸線は、いずれも共通軸上に配置されている。以下では、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿った注出筒13側を上側といい、容器本体11側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
注出筒13は、本容器50に備えられた筒状の注入口51内に差し込み可能とされている。図3および図6に示すように、注出筒13は、注入口51内に差し込まれる筒本体21と、筒本体21の上端開口部を閉塞する頂壁部22と、を有している。頂壁部22は、注出筒13において容器軸O方向に沿う容器本体11の外側に位置する端部である先端部を構成している。
筒本体21は、容器本体11の口部11aの内径および本容器50の注入口51の内径よりも小径とされ、口部11aの開口端縁から上方に向けて延びている。図3に示すように、筒本体21は、容器軸Oに直交する横断面視において矩形状をなしている。筒本体21は、容器軸Oを径方向に挟んで配置された一対の湾曲壁部21aおよび一対の平坦壁部21bを備えている。湾曲壁部21aは、径方向の外側に向けて突の湾曲面とされ、平坦壁部21bは平坦面とされている。
図6に示すように、注出筒13は、装着筒23を介して容器本体11の口部11aに装着されている。装着筒23は、注出筒13の基端部に一体的に形成されている。装着筒23は、フランジ部24と、基筒部25と、シール筒26と、を備えている。フランジ部24は、筒本体21の下端部から径方向の外側に向けて突出する環状に形成され、容器本体11の口部11aの開口端縁上に配置されている。基筒部25は、フランジ部24の外周縁から下方に向けて延び、口部11aに装着されている。シール筒26は、フランジ部24から下方に向けて延び、口部11a内に液密に嵌合している。
図1、図5および図6に示すように、装着筒23には、係止部15に下側(容器軸方向に沿う容器本体の内側)から対向する当接部27が設けられている。当接部27は、フランジ部24から上方に向けて突出する複数の当接体27aを備えている。当接体27aは、周方向に間隔をあけて配置され、フランジ部24において、注出筒13の各湾曲壁部21aおよび各平坦壁部21bに対応する部分に各別に形成されていて、全部で4つ設けられている。当接体27aは、径方向に沿って直線状に延びていて、フランジ部24の内周縁から外周縁に向けて、このフランジ部24の径方向の全長にわたって延びている。
図3、図5および図6に示すように、注出口12は、径方向の外側に向けて開口している。注出口12は、注出筒13の先端部から下側(容器軸方向に沿う容器本体の内側)に向けて延びている。注出口12は、筒本体21の平坦壁部21bにおいて径方向に対向する位置に配置されている。注出口12は、容器軸O方向に沿って延びるスリット状とされ、注出口12の上端部は、筒本体21と頂壁部22との境界部分に位置し、注出口12の下端部は、筒本体21の下端縁に位置している。注出口12の上端部における周方向の開口幅は、上方に向かうに従い漸次縮小している。
閉塞板14は、注出口12の開口縁に破断可能な弱化部28を介して連結されている。閉塞板14は、注出口12の形状に倣って形成され、複数の注出口12を各別に閉塞している。閉塞板14は、容器軸O方向に沿って延びる帯状とされ、閉塞板14の上端部における周方向の幅は、上方に向かうに従い漸次縮小している。閉塞板14のうち、周方向の両側に位置する側縁部および上縁部が、前記弱化部28を介して注出口12の開口縁に連結されている。なお図示の例では、閉塞板14は、筒本体21に対して薄肉に形成され、弱化部28は、閉塞板14に対して薄肉に形成されている。
図1、図2、図5および図6に示すように、係止部15は、注出筒13の径方向の外側に配置され注出筒13の全周にわたって延びている。係止部15は、表裏面が容器軸O方向を向く環板状に形成され、注入口51の開口端縁に係止可能とされている。係止部15は、周方向の全周にわたって連続して延び、容器軸Oと同軸に配置された円環板状に形成されている。係止部15の外径は、注入口51の外径よりも大きい。係止部15の内径は、注入口51の内径よりも小さく、かつ注出筒13の外径よりも大きく、筒本体21の上端部を径方向の外側から囲繞している。係止部15は、容器本体11の口部11aよりも上側に位置していて、係止部15と当接部27とは、容器軸O方向に離間している。
係止部15は、閉塞板14の上端部(閉塞板において容器軸方向に沿う容器本体の外側の端部)に連結されていて、図示の例では、係止部15の内周縁が、閉塞板14に連結されている。係止部15は、閉塞板14にブリッジ部29を介して連結されている。ブリッジ部29は、容器軸Oを間に挟んで一対設けられていて、表裏面が容器軸O方向を向く板状に形成されている。ブリッジ部29は、径方向の外側に位置し係止部15に連結された薄肉部29aと、径方向の内側に位置し閉塞板14に連結された厚肉部29bと、を備えている。薄肉部29aの肉厚は、この薄肉部29aの全域にわたって同等とされている。厚肉部29bの肉厚は、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、大きくなっている。
係止部15には、ガイド部30が設けられている。ガイド部30は、係止部15から上方(容器軸方向に沿う容器本体の外側)に向けて突出している。ガイド部30は、容器軸Oと同軸に配置された筒状に形成され、係止部15の内周縁部に立設されている。ガイド部30の外径は、本容器50の注入口51の内径よりも小さくなっていて、注入口51内に差し込み可能となっている。
図1、図3および図4に示すように、規制部16は、係止部15と容器本体11の口部11aとの間に、離脱可能に設けられている。規制部16は、係止部15と当接部27との間に、容器軸O方向に挟持されている。規制部16は、閉塞板14に一体的に連結されている。規制部16は、表裏面が容器軸O方向に沿って延びる1枚の板材により構成されている。規制部16は、注出筒13を径方向の外側から囲繞する本体筒31と、本体筒31と閉塞板14とを連結する連結板32と、本体筒31から径方向の外側に向けて突出する操作片33と、を備えている。
連結板32は、両閉塞板14のうちの一方から径方向の外側に向けて突出していて、連結板32の径方向の内側の端部は、閉塞板14に破断容易部34を介して連結されている。連結板32の表裏面は、周方向を向いている。
本体筒31は、連結板32の径方向の外側の端部から、周方向の一方側、図示の例では、この詰め替え容器10を上側から見た上面視における反時計回り側に向けて、周方向の全周にわたって延びていて、本体筒31の周方向の両端部は、連結板32の径方向の外側の端部を周方向に挟持している。本体筒31において、周方向の他方側、図示の例では前記上面視における時計回り側の端部は、連結板32の径方向の外側の端部に、容器軸O方向に延びる端ヒンジ部35を介して連結されている。
本体筒31は、周方向に複数の区画壁31aに区画されている。本体筒31は、周方向に2つの区画壁31aに区画されるとともに、これらの両区画壁31aの周方向に沿った大きさは、互いに同等となっていて、各区画壁31aは、本体筒31が周方向に2等分されてなる。両区画壁31aは、容器軸O方向に延びる中間ヒンジ部36を介して連結されている。
操作片33は、本体筒31における周方向の前記一方側の端部に設けられている。操作片33は、表裏面が周方向を向く板状に形成されていて、端ヒンジ部35よりも径方向の外側に向けて突出している。
図3に示すように、注出筒13と規制部16との間には、互いに係止することで、これらの注出筒13と規制部16との径方向に沿う相対的な移動を規制するストッパ部37が設けられている。ストッパ部37は、注出筒13に設けられた第1ストッパ部37aと、規制部16に設けられた第2ストッパ部37bと、を備えている。
図3および図5に示すように、第1ストッパ部37aは、注出筒13から径方向の外側に向けて突出している。第1ストッパ部37aは、一対設けられていて、これらの両第1ストッパ部37aは、注出筒13のうち、両湾曲壁部21aに各別に設けられ、容器軸Oを径方向に挟んだ反対側に位置している。第1ストッパ部37aの下端部は、当接体27aの径方向の内側の端部に連結されている。
図3に示すように、第2ストッパ部37bは、本体筒31から径方向の内側に向けて突出している。第2ストッパ部37bは、第1ストッパ部37aに対応して一対設けられていて、これらの両第2ストッパ部37bは、容器軸Oを径方向に挟んだ反対側に位置している。第2ストッパ部37bは、第1ストッパ部37aに、周方向の前記一方側から係止している。
次に、詰め替え容器10から本容器50に内容物を詰め替える方法について説明する。
まず図3に示すような規制部16を、係止部15と容器本体11の口部11aとの間から離脱させる。このとき、例えば規制部16の操作片33を把持し、この操作片33を、周方向に沿って前記他方側に移動させる。これにより、図4に示すように、区画壁31aが中間ヒンジ部36回りおよび端ヒンジ部35回りに回動し、規制部16が展開される。そして破断容易部34を破断させ、閉塞板14から規制部16を離脱させる。
また、詰め替え容器10を倒立姿勢にするとともに本容器50を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器10の口部11aと本容器50の注入口51とを対向させて配置する。ここで、詰め替え容器10を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器10における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器10において、容器軸O方向に沿った注出筒13側が下側、容器本体11側が上側となる。このとき、注出口12が閉塞板14で閉塞されていることから、容器本体11内の内容物が注出口12を通して外部に流出することはない。
この状態で、詰め替え容器10と本容器50とを、互いの容器軸Oが同軸となるように位置合わせし、図7に示すように、ガイド部30を本容器50の注入口51内に挿入し、係止部15において下側(容器軸方向に沿う容器本体の外側)を向く表面が、本容器50における注入口51の開口端縁に当接するまで、詰め替え容器10と本容器50とを容器軸O方向に沿って接近させる。これにより、詰め替え容器10の係止部15が本容器50の注入口51の開口端縁に係止された状態で、詰め替え容器10と本容器50とが組み合わされる。このとき本実施形態では、ガイド部30が注入口51内に位置しているので、注入口51と係止部15との径方向の相対的な移動量が規制され、係止部15が注入口51の開口端縁に係止された状態が保持される。
そしてこのように、係止部15を本容器50の注入口51に係止させたままの状態で、詰め替え容器10と本容器50とを容器軸O方向に相対的に接近移動させ、注出筒13を本容器50の内側に押し込むように下方に移動させる。このとき、本容器50の内側への注出筒13の移動に伴って、係止部15を介して閉塞板14に引張力を作用させることができる。これにより、図8に示すように、弱化部28を破断しながら閉塞板14を下方から上方へと徐々に捲るように変形させ、閉塞板14により閉塞されていた注出口12を開放することができる。その結果、開放された注出口12を通じて容器本体11内の内容物が本容器50内に注出されることで、本容器50内への内容物の詰め替えを行うことができる。
なお、容器本体11内の内容物が本容器50内へ注出されるときには、容器本体11が減容変形したり、容器本体11内の空気置換が行われたりする。容器本体11内の空気置換が行われる場合には、容器本体11内の内容物が、注出口12を通して本容器50内に注出されながら、注出筒13外の空気が、注出口12を通して容器本体11内に吸入される。このとき本実施形態では、例えば、内容物と空気とが、注出口12において容器軸O方向に異なる位置を通過し、注出口12のうち、下側に位置する部分を内容物が流通し、上側に位置する部分を空気が流通する等する。
また図8に示すように、詰め替え容器10と本容器50との容器軸O方向の相対的な接近移動は、当接部27が係止部15に当接することで規制される。ここで詰め替え容器10と本容器50との接近移動が規制された規制状態では、係止部15が、注入口51の開口端縁と当接部27との間に容器軸O方向に挟持されるとともに、係止部15およびガイド部30の各内周面と、注出筒13の外周面と、の間に、連通隙間39が確保されていて、この連通隙間39が、当接部27に設けられた通気路38を通して外部に接続される。通気路38は、周方向に隣り合う当接体27aの間に配置されていて、係止部15において上側(容器軸方向に沿う容器本体の内側)を向く裏面と、装着筒23のフランジ部24の表面と、の間に画成されている。この規制状態で、容器本体11内の内容物が本容器50内へ注出されるときには、容器本体11内の内容物が注出されながら、本容器50内の空気が、例えば、連通隙間39および通気路38を通して本容器50外に排出されたり、注出口12を通して容器本体11内に吸引されたりして、本容器50内の空気置換が行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る詰め替え容器10によれば、係止部15を注入口51の開口端縁に係止させながら、詰め替え容器10と本容器50とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
しかも、容器本体11と本容器50とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口12は閉塞板14によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体11内の内容物がこぼれることがない。
また係止部15が、注出筒13の全周にわたって延びているので、詰め替え容器10と本容器50とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるときに、係止部15を、注入口51の開口端縁の全周にわたって係止させることが可能になり、詰め替え容器10と本容器50とががたつくのを抑制することができる。これにより、開封操作性を向上させるとともに、詰め替え作業時に容器本体11内の内容物がこぼれるのを抑制することができる。
さらに、詰め替え容器10の開封と同時に内容物を本容器50に詰め替えられるので、本容器50を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器50内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、注出口12が径方向の外側に向けて開口しているため、詰め替え作業時に、注出口12から注出される内容物が本容器50の内壁に向けて注出され易くなり、内容物が本容器50内で泡立ったり、跳ねたりするのを抑制できる。
また、注出口12が径方向の外側に向けて開口しているので、注出口12を容器軸O方向や周方向に大きく形成することが可能になり、注出筒13の外径を大きくすることなく、注出口12の開口面積を大きくすることができる。これにより、例えば前述のように、容器本体11内の内容物を本容器50内に注出するに際し、容器本体11内の空気置換が行われるときに、注出口12における内容物および空気の各流路面積を確保し易くすること等が可能になり、本容器50内にスムーズに内容物を注出して詰め替え作業を効率良く行うことができる。
また注出口12が、注出筒13の先端部から下側に向けて延びているため、注出口12と閉塞板14とを連結する弱化部28が延びる方向と、詰め替え時に詰め替え容器10と本容器50とを相対的に接近移動させる方向と、が互いに一致することになる。そのため、詰め替え容器10と本容器50とを組み合わせた状態で、これら詰め替え容器10と本容器50とを容器軸O方向に相対的に接近移動させたときに、弱化部28に効率良く力が加えられることになり、優れた開封操作性を具備させることができる。
また係止部15が、閉塞板14の上端部に連結されているので、詰め替え容器10と本容器50とを容器軸O方向に相対的に接近移動を開始させたときに、まず、弱化部28の上端部に引張力を作用させることができる。これにより、弱化部28の破断の起点を形成し易くすることが可能になり、優れた開封操作性を確実に具備させることができる。
また、係止部15と容器本体11の口部11aとの間に、規制部16が設けられているので、仮に流通段階等で詰め替え容器10に不意に外力が加えられたとしても、係止部15の移動を規制部16により規制して弱化部28が破断されるのを抑えることが可能になり、詰め替え容器10が不意に開封されるのを抑制することができる。
さらに規制部16が、閉塞板14または注出筒13に一体的に連結されているので、例えば規制部16を別体で設ける場合などに比べて、部品点数の増加を抑制することができる。
また係止部15が、表裏面が容器軸O方向を向く環板状に形成されているので、係止部15の表面を、本容器50の注入口51の開口端縁に、この開口端縁の全周にわたって安定して係止させることが可能になり、開封操作性を確実に向上させることができる。
またこのように、係止部15の表面を注入口51の開口端縁に係止させることで、この詰め替え容器10の開封操作を行うことができるので、注入口51の開口端縁の大きさのばらつきを、この開口端縁が係止部15の表面に係止される範囲内で許容することが可能になり、詰め替え容器10を多様な本容器50に適用し易くすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、注出筒13、閉塞板14、係止部15、装着筒23および規制部16と、容器本体11と、が別部材とされた構成を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、容器本体をチューブ容器で構成することなどによって、全てが一体に形成された構成を採用してもよい。
また前記実施形態では、規制部16が、閉塞板14に一体的に連結されているが、本発明はこれに限られない。例えば、規制部が、注出筒に一体的に連結されていてもよい。また規制部が、閉塞板および注出筒とは一体的に連結されていなくてもよい。
さらに本発明では、規制部16が、前記実施形態に示したものでなくてもよく、規制部16を、係止部15の容器軸O方向に沿う容器本体11の内側に向けた移動を規制する他の構成に、適宜変更することが可能である。例えば、規制部が、注出筒に離脱可能に嵌合された構成であってもよい。
さらにまた、本発明では規制部16がなくてもよい。
また前記実施形態では、筒本体21のうち径方向で対向する位置に注出口12を一対形成したが、本発明はこれに限られない。例えば、注出口を、筒本体の任意の位置に形成することが可能であり、注出口の個数が、1つまたは3つ以上であってもよい。また、注出口の大きさ等は適宜設計変更が可能である。
さらに前記実施形態では、注出口12が、径方向の外側に向けて開口しているが、本発明はこれに限られない。例えば、注出口が、注出筒を容器軸方向に貫通し、容器軸方向に開口していてもよい。
また前記実施形態では、係止部15が、周方向の全周にわたって連続して延びているが、本発明はこれに限られない。例えば、係止部が、周方向の全周にわたって間欠的に配置されていてもよい。
また本発明では、筒本体21が、前記実施形態に示したものに限られない。例えば筒本体を円筒形状や角筒形状などに適宜、設計変更することが可能である。
また前記実施形態では、基筒部25が容器本体11の口部11aに螺着されているが、本発明はこれに限られない。例えば基筒部を口部にアンダーカット嵌合等によって装着させても構わず、基筒部を、装着筒が口部に装着される他の構成に適宜変更することができる。
また前記実施形態では、当接体27aが、周方向に薄肉とされたリブ状に形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば当接体を、周方向に厚肉のブロック状としたり、立ち上がり段部として形成したりする等、適宜設計変更が可能である。さらに例えば、フランジ部に上方に向けて開口する溝を形成し、フランジ部のうち溝以外の部分を当接体として機能させても構わない。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 詰め替え容器
11 容器本体
11a 口部
12 注出口
13 注出筒
14 閉塞板
15 係止部
16 規制部
28 弱化部
50 本容器
51 注入口
O 容器軸

Claims (4)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて延び、注出口が形成されるとともに前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた注出筒と、
    前記注出口を閉塞するとともに、前記注出口の開口縁に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、
    前記注出筒の径方向の外側に配置され前記注出筒の全周にわたって延びるとともに前記閉塞板に連結され、前記注入口の開口端縁に係止可能な係止部と、を備え
    前記注出口は、径方向の外側に向けて開口するとともに、前記注出筒の先端部から、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延び、
    前記係止部は、前記閉塞板において容器軸方向に沿う前記容器本体の外側の端部に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1記載の詰め替え容器であって、
    前記係止部と前記口部との間には、前記係止部の容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けた移動を規制する規制部が、離脱可能に設けられていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項2記載の詰め替え容器であって、
    前記規制部は、前記閉塞板または前記注出筒に一体的に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の詰め替え容器であって、
    前記係止部は、表裏面が容器軸方向を向く環板状に形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
JP2013202584A 2013-09-27 2013-09-27 詰め替え容器 Expired - Fee Related JP6145376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202584A JP6145376B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 詰め替え容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202584A JP6145376B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 詰め替え容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015067299A JP2015067299A (ja) 2015-04-13
JP6145376B2 true JP6145376B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52834398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013202584A Expired - Fee Related JP6145376B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 詰め替え容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6145376B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000159249A (ja) * 1998-11-26 2000-06-13 Altech Co Ltd 詰め替えキャップ
JP5516275B2 (ja) * 2010-09-22 2014-06-11 花王株式会社 斜め注出口の開封構造
JP5683356B2 (ja) * 2011-03-31 2015-03-11 株式会社吉野工業所 詰め替え容器
JP5551646B2 (ja) * 2011-03-31 2014-07-16 株式会社吉野工業所 詰め替え容器
JP5851158B2 (ja) * 2011-08-30 2016-02-03 株式会社吉野工業所 注出キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015067299A (ja) 2015-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5683356B2 (ja) 詰め替え容器
JP5819595B2 (ja) 詰め替え容器
US10369800B2 (en) Printing fluid container
JP5551646B2 (ja) 詰め替え容器
JP2018062351A (ja) 詰め替え容器用スパウト及びスパウト付き詰め替え容器
JP2018095258A (ja) 容器の注出用スパウト
JP5365283B2 (ja) 詰替え容器
JP5489703B2 (ja) 詰め替え容器
JP6145376B2 (ja) 詰め替え容器
JP5961547B2 (ja) 詰め替え容器
JP5851347B2 (ja) 詰め替え容器
JP6027944B2 (ja) 詰め替え容器
JP2012210954A (ja) 詰め替え容器
JP2015224068A (ja) 詰め替え容器
JP2014148328A (ja) 詰め替え容器
JP5990483B2 (ja) 詰め替え容器
JP5982300B2 (ja) 詰め替え容器
JP5990484B2 (ja) 詰め替え容器
JP6099049B2 (ja) 詰め替え容器
JP2014198585A (ja) 詰め替え容器
JP6263401B2 (ja) 詰め替え容器
JP5933323B2 (ja) 詰め替え容器
JP6078439B2 (ja) 詰め替え容器
JP5978126B2 (ja) 詰め替え容器
JP5712112B2 (ja) 詰め替え容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6145376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees