JP5933323B2 - 詰め替え容器 - Google Patents

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Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載されるような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
この詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。次いで、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を、詰め替え容器の中栓に螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して、本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上述した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて突出するように配設されて、詰め替え時には前記本容器内に挿入され、かつ前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出孔が形成された注出筒と、前記注出筒内に嵌合されて前記注出孔を閉塞するシール部と、を備えた詰め替え容器において、前記注出筒には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記注出筒に対して拡径された拡径空間を画成するガイド部が、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて突設され、前記シール部は、前記本容器に配設される押下部によって、前記注出筒を前記本容器の口部内に挿入した状態で、前記詰め替え容器と前記本容器との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴って前記容器本体内に向けて押し込まれることで、前記注出孔を開放し、前記ガイド部には、前記拡径空間を通して前記容器本体内と前記注出筒内とを連通させた状態で、前記拡径空間から前記容器本体内への前記シール部の進入を規制する規制部が配設されていることを特徴としている。
本発明に係る詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際は、まず詰め替え容器の注出筒を本容器の口部内に挿入して、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させ、詰め替え容器と本容器とを組み合わせる。この状態で、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿ってさらに接近移動させると、押下部がシール部を容器本体内に向けて押し込む。すると、シール部が注出筒から離脱して、注出筒が開放される。これにより、容器本体の内部が注出孔に連通するので、容器本体と本容器とが連通し、詰め替え容器の内容物が拡径空間(ガイド部)、及び注出筒を通して、本容器内に詰め替えられる。
そして、このような特徴により、本容器の口部内に詰め替え容器の注出筒を挿入して、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させ、これら詰め替え容器及び本容器を組み合わせるという簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替え時において、注出筒において装着筒の外側に配設された部分を、本容器の口部に挿入するので、詰め替え容器を安定した姿勢で本容器に組み合わせることができるとともに、注出孔を口部内に配設することができる。したがって、内容物をこぼし難い。
さらに、上述したように、本容器の口部に注出筒を挿入した状態で、シール部が容器本体内に向けて押し込まれることで、注出孔が開放されるので、詰め替え容器を安定化させた状態でシール部を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずに注出孔を容易に開放させ易い。
また、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器内に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
ここで、本発明の構成によれば、拡径空間を通して容器本体内と注出筒内とを連通させた状態で、拡径空間から容器本体内へのシール部の進入を規制する規制部をガイド部に配設したため、詰め替え容器の開封後、シール部は詰め替え容器から本容器に向かう内容物の流れによって流動させられながら拡径空間内で滞留する。これにより、拡径空間内において、ガイド部を通過する内容物がシール部によって攪拌される攪拌作用が起こり、内容物がスムーズに本容器に向けて流通することになる。したがって、詰め替え容器と本容器との間での内容物の置換効率を向上させ、詰め替え容器から本容器への内容物の詰め替え作業を速やかに行うことができる。
また、前記ガイド部は、前記容器本体の前記口部内に配設されるとともに、前記注出筒と同軸に配設された筒状に形成されていてもよい。
この場合、ガイド部が、容器本体の口部内で注出筒と同軸上に配設された筒状に形成されているため、詰め替え容器の容器軸方向への大型化を抑制した上で、ガイド部の容器軸方向の長さを確保できる。したがって、シール部が滞留する拡径空間を確保して、シール部による内容物の攪拌効率を向上できる。
また、詰め替え容器の容器軸方向への大型化を抑制できるので、詰め替え容器を安定させた状態で詰め替え作業を行い易くなる。
また、前記注出筒は、内周面に前記シール部が密接する小径部と、容器軸方向に沿う該小径部と前記拡径空間との間に配設されるとともに、内径が前記小径部よりも大きく、前記拡径空間よりも小さく形成され、前記シール部が摺動可能な大径部と、を備えていてもよい。
この場合、シール部が注出筒における大径部に到達すると、シール部と大径部の内周面との間に隙間が形成される。この状態で、シール部が容器本体内に向けて押し込まれることで、シール部は大径部の内周面に接触離間しながら大径部内を摺動することになる。これにより、小径部を通過したシール部を容器本体内に向けてより滑らかに移動させることができるため、注出筒からシール部を簡単に離脱させることができる。
また、シール部が拡径空間に到達する前に、シール部と大径部の内周面との間の隙間を通して、内容物が本容器内に向けて徐々に流出することになる。したがって、シール部が注出筒から離脱した瞬間に、内容物が注出筒内に過剰に流入するのを抑え、詰め替え作業を安定して行うことができる。さらに、シール部をより滑らかに移動させることができるため、シール部を離脱させる際のシール部の変形等を抑制できる。
したがって、詰め替え作業を安定、かつ簡単に行うことができる。
また、前記大径部には、容器軸方向に直交する径方向の内側に向けて突出する内側リブが容器軸方向に沿って延設されていてもよい。
この場合、シール部が大径部を通過する際の接触面積を低減させ、シール部をより滑らかに移動させることができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
(a)は本発明の実施形態に係る詰め替え容器の断面図であり、(b)は(a)のA矢視図である。 図1(a)のB矢視図である。 本容器の断面図である。 図1の詰め替え容器を倒立姿勢にして、正立姿勢の本容器に組み合わせた状態を示す要部の縦断面図である。 図1の詰め替え容器を倒立姿勢にして、正立姿勢の本容器に組み合わせた状態を示す要部の縦断面図である。 図1の詰め替え容器を倒立姿勢にして、正立姿勢の本容器に組み合わせた状態を示す要部の縦断面図である。 (a)は図1(a)に相当する本実施形態の他の構成を示す詰め替え容器の断面図であり、(b)は図1(b)に相当する底面図である。 (a)は図1(a)に相当する本実施形態の他の構成を示す詰め替え容器の断面図であり、(b)は図1(b)に相当する底面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器40(図3参照)に内容物を詰め替えるものである。
詰め替え容器1は、有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着されるとともに、容器本体2内に連通する連通孔3が形成された装着筒4と、装着筒4の容器軸O方向に沿う容器本体2の外側に配設されて連通孔3を通して容器本体2内に連通する注出孔5aが形成された注出筒5と、注出孔5aを閉塞する有頂筒状のシール部6と、を備えている。なお、容器本体2、装着筒4、注出筒5、及びシール部6は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿うシール部6側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2の口部2aは、この容器本体2における口部2a以外の部位より小径となっている。口部2aの外周面には、雄ねじ部2bが形成されている。
装着筒4は、有頂筒状に形成され、容器本体2の口部2aに外装される基筒8と、基筒8の上端縁から径方向の内側に向けて突設された環状の連結環10と、を備えている。
基筒8の内周面には、口部2aの雄ねじ部2bに螺合する雌ねじ部8aが形成されている。また、基筒8の下端縁は、容器本体2の肩部2cに近接または当接している。
連結環10の内周縁は、口部2aよりも径方向の内側に位置している。連結環10には、上方に向けて突出するリブ10aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。これらリブ10aは、連結環10の内周縁から外周縁に向けて径方向の全体に亘って形成されている。なお、リブ10aに代えて、連結環10に溝を形成しても構わない。
注出筒5は、連結環10の内周縁から上方に向けて立設されており、上方に位置するものほど径の小さい多段筒状に形成されている。図示の例では。注出筒5のうち、連結環10に連設された大径部11と、大径部11の上端縁から連設されて大径部11に対して縮径された小径部12と、を備えている。また、大径部11と小径部12との間の境界部分は、上方に向かうに従い漸次縮径されている。
注出筒5の大径部11には、径方向の内側に向けて突出する内側リブ13が、また小径部12には径方向の外側に向けて突出する外側リブ14がそれぞれ周方向に間隔をあけて複数形成されている。これら内側リブ13、及び外側リブ14は、容器軸O方向に沿って延在している。なお、内側リブ13における径方向の内側に位置する端縁は、注出筒5における小径部12の内周面よりも径方向の外側に位置し、外側リブ14における径方向の外側に位置する端縁は、大径部11の外周面よりも径方向の内側に位置している。なお、内側リブ13を小径部12の内周面と面一に、また外側リブ14を大径部11の外周面と面一にそれぞれ形成しても構わない。
大径部11の外径は、本容器40における後述する挿入筒44の内径以下に設定されている。
また、小径部12の上端縁には、径方向の内側に向けて突出する内フランジ部15が形成されている。
シール部6は、小径部12の内周面に密接するシール筒21と、シール筒21を閉塞する閉塞部22と、を備えている。
シール筒21は、容器軸O方向に沿う中間部から上端部、及び下端部に向かうに従いそれぞれ漸次拡径されている。そして、シール筒21における上端縁、及び下端縁がそれぞれ注出筒5における小径部12の内周面に各別に密接している。この場合、シール筒21の上端縁は、注出筒5の内フランジ部15に下方から近接または当接している。なお、注出筒5における小径部12のうち、シール筒21の容器軸O方向に沿う中間部に位置する部分には、径方向の内側に向けて突出する突起部16が形成されている。この突起部16は、シール筒21における容器軸O方向に沿う中間部に径方向外側から近接または当接している。
閉塞部22は、有頂筒状の本体部23と、本体部23の下端縁から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部24と、を備えている。本体部23の頂壁23aは、円板状に形成され、シール筒21における上端部の内側に位置している。また、本体部23における頂壁23aの外周縁には下方に向けて延びる周壁23bが形成されている。
外フランジ部24は、周壁23bの下端縁から径方向の外側に向けて突設されるとともに、周壁23bの全周に亘って形成されている。外フランジ部24の外周縁は、上述したシール筒21における容器軸O方向の中間部に接続されている。
ここで、注出筒5には、注出筒5内と容器本体2内とを連通させるとともに、注出筒5に対して拡径された拡径空間Sを画成するガイド部31が、下方に向けて突設されている。ガイド部31は、口部2aの内側に配設されるとともに、容器軸O方向に沿って延びる筒状に形成されている。また、ガイド部31は、連結環10のうち、内周縁よりも径方向の外側に位置する部分から下方に向けて延設されており、内径が注出筒5の大径部11よりも大きく形成されている。なお、ガイド部31の下端縁は、容器本体2の肩部2cと同等の位置に配設されている。
図1、図2に示すように、ガイド部31の下端縁には、上述した拡径空間Sを通して容器本体2と注出孔5aとを連通させた状態で、上述したシール部6の容器本体2内への進入を規制する規制部32が配設されている。規制部32は、ガイド部31の下端縁のうち、径方向に対向する部分から下方に向けて突出する突出片33a,33bと、これら突出片33a,33b間を架け渡す梁部34と、を備えている。
各突出片33a,33bは、ガイド部31と同等の曲率半径で延びる板状に形成され、その下端縁は容器本体2の肩部2cよりも下方に位置している。
各突出片33a,33bのうち、一方の突出片33aには、ヒンジ部37を介して梁部34の一端部が連結されている。梁部34は、一方の突出片33aに対してヒンジ部37回りに回動可能に構成されており、成形直後の状態において、梁部34は一方の突出片33aの下端縁から下方に向けて延在している(図1中鎖線参照)。
また、他方の突出片33bの下端部には、下方に向けて開放されたスリット35が形成されている。スリット35の内面のうち、周方向で対向する部分には、周方向で対向する内面に向けて突出する一対の係合突部36が形成されている。
梁部34は、径方向のうち一方向に沿って延びる棒状に形成され、一方向から見た側面視で上方に向けて漸次先細る台形状に形成されている。梁部34の他端部は、上述した係合突部36にアンダーカット嵌合されることで、スリット35内に保持されている。なお、図示の例では、突出片33bの下端縁(係合突部36よりも下方に位置する部分)が梁部34よりも下方に向けて突出しているが、突出片33bの下端縁と梁部34とを面一に形成しても構わない。
次に、詰め替え容器1から本容器40に内容物を詰め替える手順について説明する。
まず、本容器40について間単に説明する。
図3に示すように、本容器40は、容器本体42の口部42aに装着された装着筒43と、口部42a内に配設された挿入筒44と、挿入筒44の内側で挿入筒44と同軸上に配設された押下部45と、挿入筒44を上方から覆うキャップ46と、を備えている。
挿入筒44の上端部は、装着筒43の上端縁に連結環47を介して連結されている。挿入筒44の内径は、上述した詰め替え容器1の注出筒5(大径部11)の外径と同等、または注出筒5の外径よりも大きくなっている。
押下部45は、容器軸O方向に沿って延びる棒状に形成され、下端部がブリッジ部48を介して挿入筒44の下端縁に連結されている。なお、ブリッジ部48は、径方向のうち互いに直交する二方向に沿って延在しており、周方向に沿うブリッジ部48間を通して容器本体42内と外部とが連通するようになっている。
キャップ46は、有頂筒状に形成され、挿入筒44の上端開口部を閉塞するように配設されている。また、キャップ46は、連結環47のうち、外周縁における周方向の一部にヒンジ部49を介して回動可能に連結されている。これにより、キャップ46は、ヒンジ部49を中心に回動して挿入筒44の上端開口部を開閉可能としている。
このように構成された本容器40に内容物を詰め替えるには、図4に示すように、まず本容器40のキャップ46をヒンジ部49回りに回動させ、挿入筒44を開放させる。
次に、詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器40を正立姿勢にした状態で、これら詰め替え容器1の口部2aと本容器40の口部42aとを対向させて配置する。ここで、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿ったシール部6側が下側、容器本体2側が上側となる。
なお、詰め替え容器1は、注出孔5aがシール部6で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物が注出孔5aを通して外部に流出することはない。また、シール筒21の下端縁が注出筒5の内フランジ部15に上方から近接または当接しているため、内容物の重量によってシール部6が注出筒5から下方に脱落して、注出孔5aが開放されてしまうことが防止されている。
そして、詰め替え容器1と本容器40とを、互いの容器軸Oが同軸となるように位置合わせしつつ、容器軸O方向に沿って両者を相対的に接近移動させる(図4中矢印参照)。これにより、詰め替え容器1の注出筒5が本容器40の挿入筒44(口部42a)内に挿入され、詰め替え容器1と本容器40とが組み合わされる。このとき、注出筒5は、大径部11より小径に形成された小径部12から本容器40の挿入筒44内に挿入されるので、注出筒5を挿入筒44内に簡単に挿入できる。しかも、小径部12には、径方向の外側に位置する端縁が、大径部11の外周面よりも径方向の内側に位置する外側リブ14が形成されているため、挿入筒44と注出筒5との接触面積を低減して、注出筒5を挿入筒44内により簡単に挿入することができる。
そして、詰め替え容器1と本容器40とを組み合わせた状態で、詰め替え容器1と本容器40とを容器軸O方向に沿ってさらに接近移動させると、本容器40における押下部45の上端部が、シール部6における頂壁23aに当接し、シール部6を上方に向けて押し込む。これにより、シール部6は、シール筒21が注出筒5における小径部12の内周面を摺動しながら上方に向けて押し込まれる。また、シール部6の移動に伴い、詰め替え容器1の注出筒5が、本容器40の挿入筒44内を下方に向けて挿入されていく。
その後、さらにシール部6を上方に向けて押し込むと、シール部6が注出筒5の大径部11に到達する。大径部11は、上述したように小径部12よりも大径に形成されているため、シール部6が大径部11に到達すると、シール筒21の外周面と大径部11の内周面との間に隙間が形成される。この状態で、シール部6が上方に向けて押し込まれることで、シール部6は、大径部11の内周面に接触離間しながら大径部11内を上方に向けて摺動することになる。また、シール部6が大径部11を通過する際、シール筒21の外周面と大径部11の内周面との間の隙間を通して、容器本体2内に収容されている内容物が、本容器40内に向けて徐々に流出することになる。
この内容物の流出によっても、シール部6が注出筒5から離脱することを容易にしている。
そして、図5に示すように、シール部6が大径部11を通過して、注出筒5から離脱すると、注出筒5が開放されるとともに、シール部6はガイド部31の拡径空間S内を上方に向けて浮上する(図5中矢印参照)。つまり、シール部6は内容物より比重の小さい材料で成形されていることが好ましい。これにより、詰め替え容器1のガイド部31、及び注出筒5と、本容器40の挿入筒44と、を通して、詰め替え容器1と本容器40の容器本体2,42同士が連通する。この際、詰め替え容器1のリブ10aが本容器40の連結環47に当接する一方、注出筒5の下端縁が挿入筒44内でブリッジ部48に近接した状態で、詰め替え容器1と本容器40とが組み合わされる。
ここで、詰め替え容器1と本容器40の容器本体2,42同士が連通すると、詰め替え容器1の容器本体2内に収容されている内容物が、ガイド部31、及び注出筒5を通って本容器40内に流入し、詰め替え容器1から本容器40内に内容物が詰め替えられる。
その際、図6に示すように、注出筒5から離脱したシール部6は、規制部32の梁部34によって容器本体2内のうち梁部34よりも上方への移動が規制される。そのため、シール部6は、詰め替え容器1から本容器40に向かう内容物の流れによって流動させられながら拡径空間S内で滞留する(図6中矢印参照)。これにより、拡径空間S内において、ガイド部31を通過する内容物がシール部6によって攪拌される攪拌作用が起こり、内容物がスムーズに本容器40に向けて流通することになる。
このように、本実施形態では、本容器40の口部42a内に詰め替え容器1の注出筒5を挿入して、容器本体2と本容器40とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させ、これら詰め替え容器1及び本容器40を組み合わせるという簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替え時において、容器本体2の外側に配設された注出筒5を、本容器40の口部42aに挿入するので、詰め替え容器1を安定した姿勢で本容器40に組み合わせることができるとともに、注出孔5aを口部42a内に配設することができる。したがって、内容物をこぼし難い。
さらに、上述したように、本容器40の口部42aに注出筒5を挿入した状態で、シール部6が容器本体2内に向けて押し込まれることで、注出孔5aが開放されるので、詰め替え容器1を安定化させた状態でシール部6を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずに注出孔5aを容易に開放させ易い。
また、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器40内に詰め替えられるので、本容器40を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器40内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
ここで、本実施形態では、拡径空間Sを通して容器本体2と注出孔5aとを連通させた状態で、シール部6の容器本体2内への進入を規制する規制部32をガイド部31に配設したため、詰め替え容器1の開封後、シール部6は詰め替え容器1から本容器40に向かう内容物の流れによって流動させられながら拡径空間S内で滞留する。これにより、拡径空間S内において、ガイド部31を通過する内容物がシール部6によって攪拌される攪拌作用が起こり、内容物がスムーズに本容器40に向けて流通することになる。したがって、詰め替え容器1と本容器40との間での内容物の置換効率を向上させ、詰め替え容器1から本容器40への内容物の詰め替え作業を速やかに行うことができる。
また、ガイド部31が、容器本体2の口部42a内で注出筒5と同軸上に配設された筒状に形成されているため、詰め替え容器1の容器軸O方向への大型化を抑制した上で、ガイド部31の容器軸O方向の長さを確保できる。したがって、シール部6が滞留する拡径空間Sを確保して、シール部6による内容物の攪拌効率を向上できる。
また、詰め替え容器1の容器軸O方向への大型化を抑制できるので、詰め替え容器1を安定させた状態で詰め替え作業を行い易くなる。
さらに、注出筒5に大径部11が形成されているため、シール部6は大径部11の内周面に接触離間しながら大径部11内を上方に向けて摺動することになる。これにより、小径部12を通過したシール部6を拡径空間Sに向けてより滑らかに移動させることができるため、注出筒5からシール部6を簡単に離脱させることができる。
また、シール部6が拡径空間Sに到達する前に、シール部6と大径部11の内周面との間の隙間を通して、内容物が本容器40内に向けて徐々に流出することになる。したがって、シール部6が注出筒5から離脱した瞬間に、内容物が注出筒5内に過剰に流入するのを抑え、詰め替え作業を安定して行うことができる。さらに、シール部6をより滑らかに移動させることができるため、シール部6を離脱させる際のシール部6の変形等を抑制できる。
しかも、大径部11には、径方向の内側に向けて突出する内側リブ13が延設されているため、シール部6が大径部11を通過する際の接触面積を低減させ、シール部6をより滑らかに移動させることができる。
したがって、詰め替え作業を安定、かつ簡単に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、押下部45を本容器40に配設する場合について説明したが、これに限らず、詰め替え容器1に配設しても構わない。
また、上述した実施形態では、押下部45を棒状に形成する場合について説明したが、これに限らず、板状や筒状等、種々の形状で形成することが可能である。
さらに、上述した実施形態では、ガイド部31を容器本体2内に配設した場合について説明したが、注出筒5と容器本体2との間で、容器本体2の外側に配設しても構わない。
また、注出筒5における容器軸O方向の中間部が連結環10の内周縁に接続されてもよい。すなわち、注出筒5における容器軸O方向に沿う容器本体2側の端部が、容器本体2内で装着筒4に外側から囲繞される構成にしても構わない。
また、上述した実施形態では、ガイド部31を筒状に形成した場合について説明したが、これに限らず、シール部6が滞留可能な空間を画成できれば、筒状に限らず、枠状等、適宜設計変更が可能である。特に、上述した実施形態のようにガイド部31を容器本体2内に配設した場合には、ガイド部31と口部2aの内周面とが協働して拡径空間Sを形成するような構成にしても構わない。
また、上述した実施形態では、規制部32の梁部34を径方向のうち一方向に延びる棒状に形成した場合について説明したが、これに限られない。例えば、図7に示す梁部134のように、容器軸Oから放射状に延在させたり、図8に示す梁部234のように格子状に形成したりする等、適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、注出筒5を二段筒状に形成した場合について説明したが、これに限らず、二段以上に形成してもよく、容器軸O方向に沿って内径を一様に形成せいても構わない。
また、内側リブ13、及び外側リブ14に代えて、溝部を形成しても構わないし、当該リブを設けなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…詰め替え容器
2…容器本体
2a…口部
3…連通孔
4…装着筒
5…注出筒
5a…注出孔
6…シール部
11…大径部
12…小径部
13…内側リブ
21…シール筒
31…ガイド部
32…規制部
40…本容器
42a…口部
45…押下部
O…容器軸
S…拡径空間

Claims (4)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、
    該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて突出するように配設されて、詰め替え時には前記本容器内に挿入され、かつ前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出孔が形成された注出筒と、
    前記注出筒内に嵌合されて前記注出孔を閉塞するシール部と、を備えた詰め替え容器において、
    前記注出筒には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記注出筒に対して拡径された拡径空間を画成するガイド部が、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて突設され、
    前記シール部は、前記本容器に配設される押下部によって、前記注出筒を前記本容器の口部内に挿入した状態で、前記詰め替え容器と前記本容器との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴って前記容器本体内に向けて押し込まれることで、前記注出孔を開放し、
    前記ガイド部には、前記拡径空間を通して前記容器本体内と前記注出筒内とを連通させた状態で、前記拡径空間から前記容器本体内への前記シール部の進入を規制する規制部が配設されていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 前記ガイド部は、前記容器本体の前記口部内に配設されるとともに、前記注出筒と同軸に配設された筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。
  3. 前記注出筒は、内周面に前記シール部が密接する小径部と、
    容器軸方向に沿う該小径部と前記拡径空間との間に配設されるとともに、内径が前記小径部よりも大きく、前記拡径空間よりも小さく形成され、前記シール部が摺動可能な大径部と、を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の詰め替え容器。
  4. 前記大径部には、容器軸方向に直交する径方向の内側に向けて突出する内側リブが容器軸方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項3記載の詰め替え容器。
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