JP5933323B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
この詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。次いで、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を、詰め替え容器の中栓に螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して、本容器内に詰め替えられる。
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて突出するように配設されて、詰め替え時には前記本容器内に挿入され、かつ前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出孔が形成された注出筒と、前記注出筒内に嵌合されて前記注出孔を閉塞するシール部と、を備えた詰め替え容器において、前記注出筒には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記注出筒に対して拡径された拡径空間を画成するガイド部が、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて突設され、前記シール部は、前記本容器に配設される押下部によって、前記注出筒を前記本容器の口部内に挿入した状態で、前記詰め替え容器と前記本容器との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴って前記容器本体内に向けて押し込まれることで、前記注出孔を開放し、前記ガイド部には、前記拡径空間を通して前記容器本体内と前記注出筒内とを連通させた状態で、前記拡径空間から前記容器本体内への前記シール部の進入を規制する規制部が配設されていることを特徴としている。
また、詰め替え時において、注出筒において装着筒の外側に配設された部分を、本容器の口部に挿入するので、詰め替え容器を安定した姿勢で本容器に組み合わせることができるとともに、注出孔を口部内に配設することができる。したがって、内容物をこぼし難い。
さらに、上述したように、本容器の口部に注出筒を挿入した状態で、シール部が容器本体内に向けて押し込まれることで、注出孔が開放されるので、詰め替え容器を安定化させた状態でシール部を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずに注出孔を容易に開放させ易い。
また、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器内に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、詰め替え容器の容器軸方向への大型化を抑制できるので、詰め替え容器を安定させた状態で詰め替え作業を行い易くなる。
また、シール部が拡径空間に到達する前に、シール部と大径部の内周面との間の隙間を通して、内容物が本容器内に向けて徐々に流出することになる。したがって、シール部が注出筒から離脱した瞬間に、内容物が注出筒内に過剰に流入するのを抑え、詰め替え作業を安定して行うことができる。さらに、シール部をより滑らかに移動させることができるため、シール部を離脱させる際のシール部の変形等を抑制できる。
したがって、詰め替え作業を安定、かつ簡単に行うことができる。
図1に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器40(図3参照)に内容物を詰め替えるものである。
基筒8の内周面には、口部2aの雄ねじ部2bに螺合する雌ねじ部8aが形成されている。また、基筒8の下端縁は、容器本体2の肩部2cに近接または当接している。
また、小径部12の上端縁には、径方向の内側に向けて突出する内フランジ部15が形成されている。
シール筒21は、容器軸O方向に沿う中間部から上端部、及び下端部に向かうに従いそれぞれ漸次拡径されている。そして、シール筒21における上端縁、及び下端縁がそれぞれ注出筒5における小径部12の内周面に各別に密接している。この場合、シール筒21の上端縁は、注出筒5の内フランジ部15に下方から近接または当接している。なお、注出筒5における小径部12のうち、シール筒21の容器軸O方向に沿う中間部に位置する部分には、径方向の内側に向けて突出する突起部16が形成されている。この突起部16は、シール筒21における容器軸O方向に沿う中間部に径方向外側から近接または当接している。
外フランジ部24は、周壁23bの下端縁から径方向の外側に向けて突設されるとともに、周壁23bの全周に亘って形成されている。外フランジ部24の外周縁は、上述したシール筒21における容器軸O方向の中間部に接続されている。
各突出片33a,33bのうち、一方の突出片33aには、ヒンジ部37を介して梁部34の一端部が連結されている。梁部34は、一方の突出片33aに対してヒンジ部37回りに回動可能に構成されており、成形直後の状態において、梁部34は一方の突出片33aの下端縁から下方に向けて延在している(図1中鎖線参照)。
また、他方の突出片33bの下端部には、下方に向けて開放されたスリット35が形成されている。スリット35の内面のうち、周方向で対向する部分には、周方向で対向する内面に向けて突出する一対の係合突部36が形成されている。
まず、本容器40について間単に説明する。
図3に示すように、本容器40は、容器本体42の口部42aに装着された装着筒43と、口部42a内に配設された挿入筒44と、挿入筒44の内側で挿入筒44と同軸上に配設された押下部45と、挿入筒44を上方から覆うキャップ46と、を備えている。
押下部45は、容器軸O方向に沿って延びる棒状に形成され、下端部がブリッジ部48を介して挿入筒44の下端縁に連結されている。なお、ブリッジ部48は、径方向のうち互いに直交する二方向に沿って延在しており、周方向に沿うブリッジ部48間を通して容器本体42内と外部とが連通するようになっている。
次に、詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器40を正立姿勢にした状態で、これら詰め替え容器1の口部2aと本容器40の口部42aとを対向させて配置する。ここで、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿ったシール部6側が下側、容器本体2側が上側となる。
この内容物の流出によっても、シール部6が注出筒5から離脱することを容易にしている。
その際、図6に示すように、注出筒5から離脱したシール部6は、規制部32の梁部34によって容器本体2内のうち梁部34よりも上方への移動が規制される。そのため、シール部6は、詰め替え容器1から本容器40に向かう内容物の流れによって流動させられながら拡径空間S内で滞留する(図6中矢印参照)。これにより、拡径空間S内において、ガイド部31を通過する内容物がシール部6によって攪拌される攪拌作用が起こり、内容物がスムーズに本容器40に向けて流通することになる。
また、詰め替え時において、容器本体2の外側に配設された注出筒5を、本容器40の口部42aに挿入するので、詰め替え容器1を安定した姿勢で本容器40に組み合わせることができるとともに、注出孔5aを口部42a内に配設することができる。したがって、内容物をこぼし難い。
また、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器40内に詰め替えられるので、本容器40を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器40内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、詰め替え容器1の容器軸O方向への大型化を抑制できるので、詰め替え容器1を安定させた状態で詰め替え作業を行い易くなる。
また、シール部6が拡径空間Sに到達する前に、シール部6と大径部11の内周面との間の隙間を通して、内容物が本容器40内に向けて徐々に流出することになる。したがって、シール部6が注出筒5から離脱した瞬間に、内容物が注出筒5内に過剰に流入するのを抑え、詰め替え作業を安定して行うことができる。さらに、シール部6をより滑らかに移動させることができるため、シール部6を離脱させる際のシール部6の変形等を抑制できる。
しかも、大径部11には、径方向の内側に向けて突出する内側リブ13が延設されているため、シール部6が大径部11を通過する際の接触面積を低減させ、シール部6をより滑らかに移動させることができる。
したがって、詰め替え作業を安定、かつ簡単に行うことができる。
また、上述した実施形態では、押下部45を棒状に形成する場合について説明したが、これに限らず、板状や筒状等、種々の形状で形成することが可能である。
また、注出筒5における容器軸O方向の中間部が連結環10の内周縁に接続されてもよい。すなわち、注出筒5における容器軸O方向に沿う容器本体2側の端部が、容器本体2内で装着筒4に外側から囲繞される構成にしても構わない。
また、上述した実施形態では、ガイド部31を筒状に形成した場合について説明したが、これに限らず、シール部6が滞留可能な空間を画成できれば、筒状に限らず、枠状等、適宜設計変更が可能である。特に、上述した実施形態のようにガイド部31を容器本体2内に配設した場合には、ガイド部31と口部2aの内周面とが協働して拡径空間Sを形成するような構成にしても構わない。
また、上述した実施形態では、注出筒5を二段筒状に形成した場合について説明したが、これに限らず、二段以上に形成してもよく、容器軸O方向に沿って内径を一様に形成せいても構わない。
また、内側リブ13、及び外側リブ14に代えて、溝部を形成しても構わないし、当該リブを設けなくてもよい。
2…容器本体
2a…口部
3…連通孔
4…装着筒
5…注出筒
5a…注出孔
6…シール部
11…大径部
12…小径部
13…内側リブ
21…シール筒
31…ガイド部
32…規制部
40…本容器
42a…口部
45…押下部
O…容器軸
S…拡径空間
Claims (4)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された装着筒と、
該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて突出するように配設されて、詰め替え時には前記本容器内に挿入され、かつ前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出孔が形成された注出筒と、
前記注出筒内に嵌合されて前記注出孔を閉塞するシール部と、を備えた詰め替え容器において、
前記注出筒には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記注出筒に対して拡径された拡径空間を画成するガイド部が、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて突設され、
前記シール部は、前記本容器に配設される押下部によって、前記注出筒を前記本容器の口部内に挿入した状態で、前記詰め替え容器と前記本容器との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴って前記容器本体内に向けて押し込まれることで、前記注出孔を開放し、
前記ガイド部には、前記拡径空間を通して前記容器本体内と前記注出筒内とを連通させた状態で、前記拡径空間から前記容器本体内への前記シール部の進入を規制する規制部が配設されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 前記ガイド部は、前記容器本体の前記口部内に配設されるとともに、前記注出筒と同軸に配設された筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。
- 前記注出筒は、内周面に前記シール部が密接する小径部と、
容器軸方向に沿う該小径部と前記拡径空間との間に配設されるとともに、内径が前記小径部よりも大きく、前記拡径空間よりも小さく形成され、前記シール部が摺動可能な大径部と、を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の詰め替え容器。 - 前記大径部には、容器軸方向に直交する径方向の内側に向けて突出する内側リブが容器軸方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項3記載の詰め替え容器。
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