JP5365361B2 - 詰替え容器用口栓 - Google Patents

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本発明は、液体洗剤などの詰め替え容器用口栓に関し、詰替え操作の容易な、詰替え容器を実現する新規な構造の口栓に関するものである。
液体洗剤などの容器は、洗剤を使用する時にその都度適切な量を計量して取り出す必要があるため、軽量カップに注ぎやすいように、注出口にノズルを備えた剛性のあるプラスチック容器が、繰り返し使用容器として用いられている。この容器に対して、内容物を補充するための詰め替え用の容器としては、軟包装フィルムからなる柔軟な容器に、注出口を形成した容器や、口栓を取付けた容器が一般的に使用されている。
繰り返し使用する容器に設けられたノズルを利用して、詰替え容器の開封を行うことができ、さらに詰替え中に、詰替え容器が自立するために、手で保持しなくてもよい詰替え容器が提案されている。この手放し詰め替え容器は、繰り返し使用容器の開口部に着脱可能かつ脱落不能に連結される結合部材と、詰め替え容器本体を密封する容器密封部材とを備えた詰め替え容器である(特許文献1参照)。
特開2004-99082号公報
特許文献1に記載された詰め替え容器は、繰り返し使用容器と詰め替え容器を結合するために、口栓部に、結合部材と容器密封部材という2つの部材を用いているため、容器のコストが高いものとならざるを得ない。また詰め替え容器を、繰り返し使用容器の開口部にねじ込んで使用する構造であるため、両者の結合は確実であるが、反面、操作が面倒であるばかりでなく、口栓のコスト面においても不利であるという欠点があった。また近年、製品安全の立場から、先端のとがったノズルが敬遠されるようになり、ノズルの先端が平坦な容器が主流となってきた。
本発明の解決しようとする課題は、先端が平坦なノズルの容器に対しても適用できる、単一部材からなるワンタッチ開封詰め替え容器用口栓を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項に記載の発明は、スリットを有する注出用ノズルを備えた剛性容器に内容物を補充するために用いる詰替え容器の口栓であって、詰替え容器本体を固着するためのスリーブと、前記剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウトと、容器を密封するシール板を一体に有し、該円筒状のスパウトの内周には、前記注出用ノズルを所定の位置に保持する複数のノズル位置決めリブと、前記注出用ノズルのスリットに嵌合する一つのノズルスリット位置決めリブが設けられており、前記シール板は、前記ノズルスリット位置決めリブの位置から、スパウトの開口部に向かって上昇するように傾斜して設けられており、該シール板の外周部には、開封用スコアが設けられていることを特徴とする詰替え容器用口栓である。
また、請求項に記載の発明は、前記円筒状のスパウトの先端に、切欠き状の空気抜きスリットを設けたことを特徴とする請求項1に記載の詰替え容器用口栓である。
また、請求項に記載の発明は、前記円筒状のスパウトを覆うオーバーキャップを有することを特徴とする請求項1または2に記載の詰替え容器用口栓である。
本発明に係る詰替え容器用口栓は、スリットを有する注出用ノズルを備えた剛性容器に内容物を補充するために用いる詰替え容器の口栓であって、詰替え容器本体を固着するためのスリーブと、前記剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウトと、容器を密封するシール板を有するので、詰替え容器全体を逆さにして剛性容器の注出用ノズルに円筒状のスパウトをかぶせるように挿入し、ノズルの先端を利用してシール板を破り、ワンタッチで一気に詰替え操作を完了することができる。
このような詰替え操作によれば、垂直方向に詰替え容器を一気に押しつけるだけなので、シール板に対して十分な力を掛けることが可能であり、先端が平坦なノズルの容器に対しても適用できる。
また、本発明に係る詰替え容器用口栓は、詰替え容器本体を固着するためのスリーブと、剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウトと、容器を密封するシール板を一体に有するので、1個の部品からなり、従って詰替え容器を生産する際に、能率良く生産することができる。
またさらに、円筒状のスパウトの内周には、注出用ノズルを所定の位置に保持する複数のノズル位置決めリブと、注出用ノズルのスリットに嵌合する一つのノズルスリット位置決めリブが設けられているため、詰替え操作の際、剛性容器の注出用ノズルに対して、詰替え容器を所定の位置に誤りなくセットすることが可能であり、逆に正しい位置にしかセットすることができないため、誰にでも、正しい操作が可能であり、誤って内容物をこぼしたり、あふれさせたりすることがない。
またさらに、詰替え容器が剛性容器に対して、正規の位置にセットされるため、詰替え容器と剛性容器との間の隙間が最適となるように、両者の形状を調整することができるため、詰替え操作中に、内容物があふれたり、飛び出したりすることがないようにすることが可能である。
またさらに、シール板は、ノズルスリット位置決めリブの位置から、スパウトの開口部に向かって上昇するように傾斜して設けられており、シール板の外周部には、開封用スコアが設けられているので、詰替え容器を倒立させて、スパウトに剛性容器の注出用ノズルを挿入した時、剛性容器の注出用ノズルは、ノズルスリット位置決めリブの反対側の位置すなわちシール板が最も高くなっている位置に、始めに押し当てられるため、必ずこの1点から開封用スコアが破れて開封が始まり、開封がスムーズに進行する。このため、剛性容器の注出用ノズルの先端がとがっていなくて平坦であっても、より一層容易に開封が始まる。
また、前記円筒状のスパウトの先端に、切欠き状の空気抜きスリットを設けた場合には、容器本体がボトルなどの剛性の容器であって、パウチのように萎まないような場合であっても、剛性容器内の空気が円滑に排出されるので、気液交換が円滑になり内容物が逆流したり、ごぼごぼとはねたりすることがない。
また、詰替え容器用口栓が、円筒状のスパウトを覆うオーバーキャップを有する場合には、スパウトの内部にほこりが進入するのを防ぐことができる。またオーバーキャップをねじで固定するようにした場合には、使い残しを密封して安全に保存することもできる。
本発明に係る詰替え容器用口栓の一参考態様を示した模式図であり、(1)は平面模式図、(2)は(1)のAA断面を示した断面模式図である。 本発明に係る詰替え容器用口栓の他の参考態様を示した断面模式図である。 図2に示した詰替え容器用口栓を詰替え容器本体に取り付けた詰替え容器を示した模式図である。 図3に示した詰替え容器を用いた詰替え操作を示した説明図である。 図3に示した詰替え容器を用いた詰替え操作を示した断面説明図である。 本発明に係る詰替え容器用口栓の実施態様を示した模式図であり、(1)は平面模式図、(2)は(1)のAA断面を示した断面模式図である。 図6に示した口栓を用いた詰替え容器の詰め替え操作を示した断面説明図である。 図6に示した口栓を用いた詰替え容器の詰め替え操作を示した断面説明図である。 本発明に係る詰替え容器用口栓の他の実施態様を示した断面模式図である。 本発明に係る詰替え容器用口栓の他の実施態様を示した断面模式図である。 本発明に係る詰替え容器用口栓の他の実施態様を示した断面模式図である。
図面に従って、本発明に係る詰替え容器用口栓について、詳細に説明する。
図1は、本発明に係る詰替え容器用口栓の一参考態様を示した模式図であり、(1)は平面模式図、(2)は(1)のAA断面を示した断面模式図である。
本発明に係る詰替え容器用口栓1は、スリットを有する注出用ノズルを備えた剛性容器に内容物を補充するために用いる詰替え容器の口栓であって、詰替え容器本体4を固着するためのスリーブ2と、剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウト3と、容器を密封するシール板5を有することを特徴とする。
図1に示した参考態様においては、詰替え容器本体4がプラスチックボトルであり、スリーブ2は、このプラスチックボトルの口栓に嵌合する構造となっている。またスリーブ2とスパウト3とシール板5とは、一体に成形された1つの部品からなっており、シール板5の外周に沿って、開封用スコア8が設けられている。
開封用スコアは、シール板5の容器内側外周に沿って設けたV字形の溝であり、このように開封用スコア8が設けられていると、剛性容器の注出用ノズル先端によって破断する
時により安定した開封が可能となる。この例では、開封用スコアを剛性容器の注出用ノズルの断面形状に合わせた形状としており、このため開封後に注出用ノズルがシール板5の開口部にぴったり収まり隙間から内容物が溢れ出ることがない。
図2は、本発明に係る詰替え容器用口栓の他の参考態様を示した断面模式図である。また図3は、図2に示した詰替え容器用口栓を詰替え容器本体に取り付けた詰替え容器を示した模式図である。図4は、図3に示した詰替え容器を用いた詰替え操作を示した説明図であり、図5は、図3に示した詰替え容器を用いた詰替え操作を示した断面説明図である。以下これらの図を併行して参照しながら説明する。
図2に示した参考態様においては、詰替え容器用口栓1は、詰替え容器本体4を固着するためのスリーブ2と、剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウト3とが一体に成形されており、容器を密封するシール板5は、スリーブ2に接合されている。またスパウト3の外周には雄ねじが設けてあり、オーバーキャップ16の内周に設けた雌ねじと螺合するようになっている。この例では、詰替え容器本体4は、フラットトップタイプのブリック状の紙容器である。このように詰替え容器本体4としては、プラスチックボトルの他、軟包装袋や紙容器等を使用することができる。
シール板5としては、剛性容器の注出用ノズルによって容易に破断するように、脆弱な材質のものを使用する。この例では、表裏両面にポリエチレンフィルムをラミネートしたアルミニウム箔などが使用できる。特にガスバリア性を必要としない場合には、単体のポリエチレンフィルム等でも良い。
本発明に係る口栓を用いた詰替え容器の使用方法を説明すると、図4(1)に示したように空になった剛性容器本体10を片手で保持し、オーバーキャップを外した詰替え容器本体4を逆さにして剛性容器のノズル12が詰替え容器の口栓1に入るようにする。図5(1)は、この状態を示した断面図である。次に図4(2)に示したように、詰替え容器本体4を詰替え容器挿入方向15のように、下方向に押し込むと、図5(2)に示したように、剛性容器のノズル12がシール板5を破り、詰替え容器が開封される。
開封した詰替え容器の内容物は、一気に落下して剛性容器に移動するので、極めて短時間に詰替え操作が完了する。このように、本発明に係る口栓1を使用した詰替え容器は、剛性容器の注出用ノズル12を挿入可能な円筒状のスパウト3と、容器を密封するシール板5を有するために、このような鉛直方向に押し下げるだけの詰替え操作が可能であり、このため、先端が鋭く尖っていないノズルを持った剛性容器に対しても、十分適用出来るのである。
図6は、本発明に係る詰替え容器用口栓の実施態様を示した模式図であり、(1)は平面模式図、(2)は(1)のAA断面を示した断面模式図である。
本実施態様に係る口栓1は、詰替え容器本体4を固着するためのスリーブ2と、繰り返し使用する剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウト3と、容器を密封するシール板5を一体に有する詰替え容器用口栓である。この口栓は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂を用いて、インジェクション成型法によって1回の成型で成形することができる。
詰替え容器本体4としては、特に制約されるものではないが、熱可塑性樹脂フィルムを複合した軟包装フィルムから作られた軟包装袋や、熱可塑性樹脂を成型したボトルや、熱可塑性樹脂フィルムと紙との複合材料からなる容器などを使用することができる。これらの容器内面の熱可塑性樹脂層とスリーブ2とを固着することにより、容器が完成する。
詰替え容器本体4が、熱可塑性樹脂フィルムを複合した軟包装フィルムから作られた軟包装袋や、熱可塑性樹脂フィルムと紙との複合材料からなる容器などの場合は、これらの容器内面の熱可塑性樹脂層とスリーブ2とを熱融着することによって固着する方法が一般的である。詰替え容器本体4が剛性のボトル形状である場合には、詰替え容器本体4と口栓1の固着方法をねじによる嵌合とするか、図6(2)のように打栓による固着としてもよい。その場合には図6(2)に示したように詰替え容器本体4の開口部に対して、口栓1のスリーブ2が外側にも被さるようにするのが好ましい。
円筒状のスパウト3の内周には、注出用ノズルを所定の位置に保持する複数のノズル位置決めリブ7と、注出用ノズルのスリットに嵌合する一つのノズルスリット位置決めリブ6が設けられている。ノズル位置決めリブ7は、スパウト3の内周に、中心からほぼ等角度毎に配置され、挿入する注出用ノズルの横断面形状が変形楕円状であるのに合わせて、それぞれのリブの幅が設定されている。また注出用ノズルのスリットに丁度収まるようなノズルスリット位置決めリブ6が設けられている。
ノズルスリット位置決めリブ6と、ノズル位置決めリブ7の働きにより、スパウト3をノズルに挿入した時、ノズルとスパウトの位置関係は、一義に決定されるので、両者はぴったりと嵌合し、安定する。このため、詰替え操作において、内容液をこぼしたり、あふれさせたりする操作ミスが発生しない。
本実施態様におけるように、位置決めリブ7の上端に、傾斜面9を形成した場合には、ノズルに挿入する時に、スパウト3が引っ掛かったりせず、スムーズに挿入される。
詰替え容器を密封するシール板5は、ノズルスリット位置決めリブ6の位置から、スパウト3の開口部に向かって上昇するように傾斜して設けられており、シール板5の外周部には、開封用スコア8が設けられている。開封用スコア8は、本実施態様においては、V字形状の溝であり、シール板5の外周に沿って、設けられている。
本実施態様においては、スパウト3の先端に切欠き状の空気抜きスリット17が4箇所設けられている。空気抜きスリット17は、容器本体が剛性のあるボトルのように、内容物の流出に従って自身が萎むことのない容器である場合に、詰替え時に内容物の流出に伴って外気が容器内に侵入して、気液交換しやすいようにするためのものである。本実施態様においては、4箇所設けられているが、1箇所でもよく、その場合最も効果的な位置は、ノズルスリット位置決めリブ6の上部である。空気抜きスリット17の高さ方向の長さとしては、詰替え容器本体を倒立させて剛性容器のノズルキャップに挿入した時、剛性容器の開口部の上端よりも高い位置とならないようにすることが望ましい。
図7、図8は、図6に示した口栓を用いた詰替え容器の詰め替え操作を示した断面説明図である。図7は、繰り返し使用する剛性容器のノズルキャップ部に、本発明に係る詰替え容器を倒立させてノズル12にスパウト3を挿入するところを示している。また、図8は、詰替え容器をさらに挿入し、シール板5がノズル先端13によって破断される状態を示したものである。
繰り返し使用する剛性容器本体10に取付けられたノズルキャップ11には、ノズル12が設けられている。この容器に対して、内容物を補充するために、詰替え容器を倒立させ、ノズル12に、詰替え容器の口栓のスパウト3を被せるように挿入する。ノズル12の先端13は、ノズル位置決めリブ7とノズルスリット14に嵌合するノズルスリット位置決めリブ6とによって位置決めされるので、所定の位置関係において、挿入方向15の方向に挿入される。この時、ノズル位置決めリブ7の上端には、傾斜面9が形成されていると、ノズルの先端13が引っ掛かったりせず、スムーズに挿入される。
シール板5は、ノズルスリット位置決めリブ6の位置から、スパウト3の開口部に向かって上昇するように傾斜して設けられているので、挿入されたノズルの先端13は、正確にシール板5の(図7、図8で見た時の)最も低い位置に最初に接触する。このため、ノズル先端13が尖っていなくて、平坦であるような場合であっても、ノズル先端13は、シール板5の一点から接触を開始するため、シール板5の外周に設けられた開封用スコア8は、この点からスムーズに破断を開始することになる。このため、開封に要する力も小さくて済む。
また、開封用スコア8の破断によって生じる詰替え容器の開口部は、ノズル12とぴったり合う形状であり、さらにこの外側に、スパウト3が覆うように存在するので、詰替え操作の際に、内容物がこぼれたり、飛び散ったりすることがない。
このように、本発明に係る詰替え容器用口栓を用いた詰替え容器は、繰り返し使用する剛性容器のノズル部分に、詰替え容器のスパウトを挿入して押し込むだけの極めて簡単な操作によって詰め替えが完了するものであり、また押し込む力も、強い力を必要としないので、誰にでも、簡単に失敗なく、詰替え操作が可能である。
図9は、本発明に係る詰替え容器用口栓の他の実施態様を示した断面模式図である。この実施態様においては、詰替え容器本体4が軟包装袋であり、口栓1のスリーブ2に熱融着されている。また口栓1のスパウト3を覆うオーバーキャップ16が設けられている。オーバーキャップ16が存在することにより、商品の展示中等にスパウト3の内部にほこり等が進入して、商品価値を低下させることを防止することが可能となる。
図10は、本発明に係る詰替え容器用口栓の他の実施態様を示した断面模式図である。この実施態様においては、詰替え容器本体4が合成樹脂製のボトルであり、ボトルの開口部に口栓1が打栓されている。この実施態様においては、スリーブ部分がボトルの開口部内に進入しており、このため詰替え容器の首の突出が短くなっている。また口栓1のスパウト3には、ねじ山が形成されており、ねじ込み式のオーバーキャップ16をねじ込んで固定することができる。この詰替え容器は、使い残しが生じた場合であっても、ねじ込み式のオーバーキャップをねじ込んで、再度密封することができる。
図11は、本発明に係る詰替え容器用口栓の他の実施態様を示した断面模式図である。この実施態様においては、詰替え容器本体4が合成樹脂製のボトルであり、ボトルの開口部に口栓1が固着されている。固着方法としては、打栓でも熱融着でもよい。この実施態様においては、口栓1のスリーブ2とスパウト3とが一体となった形状をしている。またスリーブ、スパウト部分がボトルの開口部内に進入しているため、詰替え容器の首の突出は短くなっている。また詰替え容器本体4の首には、ねじ山が形成されており、ねじ込み式のオーバーキャップ16をねじ込んで固定することができる。従ってこの詰替え容器は、使い残しが生じた場合であっても、ねじ込み式のオーバーキャップをねじ込んで、再度密封することができる。
上記実施形態にあっては、スパウト3に一体に形成したシール板5の周囲に開封用スコア8を設け、注出用ノズルの先端でシール板5を破断するように構成したが、注出用ノズルによる破断(開封)をより容易にするため、シール板5に代えて、アルミニウム箔を含む積層体からなる封止シールを、シール板5を形成した位置と同じ位置に取り付ける構造とすることもできる。この場合、スパウト3の内側壁面に、封止シール取り付け用のフランジないし環状段部を形成しておく。
1・・・口栓
2・・・スリーブ
3・・・スパウト
4・・・詰替え容器本体
5・・・シール板
6・・・ノズルスリット位置決めリブ
7・・・ノズル位置決めリブ
8・・・開封用スコア
9・・・傾斜面
10・・・剛性容器本体
11・・・ノズルキャップ
12・・・ノズル
13・・・ノズル先端
14・・・ノズルスリット
15・・・詰替え容器挿入方向
16・・・オーバーキャップ
17・・・空気抜きスリット

Claims (3)

  1. スリットを有する注出用ノズルを備えた剛性容器に内容物を補充するために用いる詰替え容器の口栓であって、詰替え容器本体を固着するためのスリーブと、前記剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な円筒状のスパウトと、容器を密封するシール板を一体に有し、該円筒状のスパウトの内周には、前記注出用ノズルを所定の位置に保持する複数のノズル位置決めリブと、前記注出用ノズルのスリットに嵌合する一つのノズルスリット位置決めリブが設けられており、前記シール板は、前記ノズルスリット位置決めリブの位置から、スパウトの開口部に向かって上昇するように傾斜して設けられており、該シール板の外周部には、開封用スコアが設けられていることを特徴とする詰替え容器用口栓。
  2. 前記円筒状のスパウトの先端に、切欠き状の空気抜きスリットを設けたことを特徴とする請求項1に記載の詰替え容器用口栓。
  3. 前記円筒状のスパウトを覆うオーバーキャップを有することを特徴とする請求項1または2に記載の詰替え容器用口栓。
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