JP2011131922A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を容易化することができ、且つ、詰め替え作業中に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え可能であり、さらに、口部にノズルが立設されている本容器に対して短時間に内容物を詰め替えることができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
【解決手段】本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体2と、容器本体2の口部20に装着されていると共に口部20を閉塞する中栓3と、が備えられ、中栓3を本容器の注出キャップに嵌め込んで詰め替えを行う詰め替え容器1において、中栓3には、注出キャップに立設されたノズルの内側に挿入可能な挿入筒部31と、挿入筒部31の内側に形成された注出口33を閉塞すると共にノズルの内側に配設された刃によって押圧されることで開封されるシール部34と、が備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、その容器本体の口部に装着されていると共にその口部を閉塞する中栓と、が備えられ、その中栓を本容器の口部に螺着させて本容器に内容物を詰め替える詰め替え容器が知られている。上記した中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、この注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した構成の詰め替え容器では、例えば、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、その詰め替え容器の中栓に倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)の本容器の口部を螺着する。その後、詰め替え容器と本容器とを反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑である。
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着するため、開封作業時や螺合作業時に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがある。
また、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ出る。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行うことができないという問題がある。
また、仮に、本容器の口部にノズルが立設されている場合、口部同士が螺着された詰め替え容器と本容器を上下反転させ、詰め替え容器内の内容物を本容器内に詰め替えるときに、中栓の注出口から注出された内容物がノズルに衝突して乱流したり本容器の口部の内側に溜まったりして内容物が本容器内に流れ込みにくくなり、その結果、内容物の詰め替えに時間がかかる場合がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、詰め替え作業を容易化することができ、且つ、詰め替え作業中に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え可能であり、さらに、口部にノズルが立設されている本容器に対して短時間に内容物を詰め替えることができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着されていると共に該口部を閉塞する中栓と、が備えられ、該中栓を前記本容器の注出キャップに嵌め込んで詰め替えを行う詰め替え容器において、前記中栓には、前記注出キャップに立設されたノズルの内側に挿入可能な挿入筒部と、該挿入筒部の内側に形成された注出口を閉塞すると共に前記ノズルの内側に配設された刃によって押圧されることで開封されるシール部と、が備えられていることを特徴としている。
このような特徴により、詰め替え容器の容器本体内に収容された内容物を本容器に詰め替える際には、まず、詰め替え容器と本容器の口部同士を突き合わせるようにして、詰め替え容器の中栓の挿入筒部を本容器の注出キャップのノズルの内側に挿入させ、注出キャップに中栓を嵌め込む。続いて、詰め替え容器を本容器側に相対的に押し込むことで、ノズルの内側に配設された刃によってシール部が開封されて中栓の注出口が開口される。詰め替え容器の容器本体内の内容物が挿入筒部を通って注出口からノズルの内側に注出され、ノズル内を通って本容器内に詰め替えられる。
また、本発明に係る詰め替え容器は、前記中栓に、前記容器本体の口部の内側に嵌合された外筒部が備えられ、該外筒部の内側に前記挿入筒部が配設され、該挿入筒部の外周面と前記外筒部の内周面との間に、前記ノズルが差し込み可能な隙間が形成されていることが好ましい。
これにより、中栓を本容器の注出キャップに嵌め込んだときに、挿入筒部の外周面と外筒部の内周面との間にノズルが差し込まれるので、ノズルが容器本体の肩部などに干渉することがない。したがって、仮にノズルの先端から刃までの距離が容器本体の口部高さよりも長い場合であっても、中栓の外筒部及び挿入筒部を容器本体の内方側(口部の開口端の反対側)に長くすることで対応可能である。
また、本発明に係る詰め替え容器は、前記容器本体の口部の外周面に、前記刃が前記シール部を開封する位置まで前記挿入筒部が前記ノズルの内側に挿入された状態において前記注出キャップに係止するフランジ部が突設されていることが好ましい。
これにより、容器本体内の内容物を本容器内に詰め替えるとき、フランジ部を介して詰め替え容器が本容器の注出キャップに支持されるので、詰め替え作業中の詰め替え容器の安定感が増す。また、フランジ部によって内容物の詰め替え時における内容物の飛散が防止される。
本発明に係る詰め替え容器によれば、本容器の注出キャップに詰め替え容器の中栓を嵌め込んで押し込むだけで、詰め替え容器内の内容物が本容器内に詰め替えられるので、詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、詰め替え容器の中栓が本容器の注出キャップに嵌め込まれ、中栓の挿入筒部が注出キャップのノズルの内側に挿入された状態で挿入筒部内のシール部が開封されて注出口が開口されるので、詰め替え作業時に内容物をこぼしにくい。
また、詰め替え作業時に本容器を倒立姿勢にする必要がないので、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替えを行うことができる。
さらに、注出キャップのノズルの内側に中栓の挿入筒部が挿入され、その挿入筒部の内側に形成された注出口から詰め替え容器内の内容物が注出されて本容器内に詰め替えられるので、中栓の注出口から注出された内容物が本容器内に流れ込みやすく、ノズルを有する本容器に対して短時間で内容物を詰め替えることができる。
本発明の実施の形態を説明するための詰め替え容器の破断図である。 本発明の実施の形態を説明するための詰め替え容器と本容器の縦断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための詰め替え容器と本容器の縦断面図である。 本発明の変形例を説明するための詰め替え容器の縦断面図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の実施の形態について、図面に基いて説明する。
なお、本実施の形態では、容器本体2の口部20側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、図1に示す符号Oは、詰め替え容器1の中心軸線を示しており、以下、この中心軸線を単に「軸線O」と記す。また、軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、軸線O回りの方向を「周方向」とする。
まず、図1に示す詰め替え容器1の構成について説明する。
図1に示す詰め替え容器1は、図2に示す本容器5に詰め替えるための内容物を収容する容器であり、図2、図3に示すように詰め替え容器1と本容器5との口部20、60同士を突き合わせるようにして後述する中栓3を本容器5の注出キャップ7に嵌め込んで内容物の詰め替えを行うものである。上記した内容物は、例えば柔軟剤や液体洗剤等の液体状の内容物である。
この詰め替え容器1の概略構成としては、図1に示すように、内容物を収容する容器本体2と、容器本体2の口部20に装着された中栓3と、が備えられている。
容器本体2は、有底筒状のボトル容器であり、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂からなる。詳しく説明すると、容器本体2は、軸線Oに沿って延びる筒状の胴部21と、その胴部21の下端に連設された底部22と、胴部21の上端に連設されていると共に上方に向かって漸次縮径された肩部23と、肩部23の上端に軸方向に沿って立設された略円筒形状の口部20と、を備えている。上記した胴部21は薄肉で変形容易な筒部である。
中栓3は、図1に示すように、上記した容器本体2の口部20の内側に嵌合されて当該口部20を閉塞する栓体であり、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂からなる。詳しく説明すると、中栓3は、容器本体2の口部20の内側に嵌合された外筒部30と、その外筒部30の内側に配設された挿入筒部31と、を備えた二重筒となっている。
外筒部30は、軸方向に延在する円筒形状の筒部であり、容器本体2の口部20の内側に圧入されている。この外筒部30の上端部には、径方向外側に向かって突出したフランジ部32が全周に亘って設けられており、このフランジ部32は、容器本体2の口部20の上端面に係止されている。
挿入筒部31は、図2に示すように後述する本容器5のノズル74の内側に挿入可能な円筒形状の筒部であり、軸線Oを共通軸にして外筒部30と同軸上に配設されている。挿入筒部31の外径は外筒部30の内径よりも小さく、挿入筒部31の外周面と外筒部30の内周面との間には、図2に示すように後述する本容器5のノズル74が差し込み可能な隙間が形成されている。また、図1に示すように、挿入筒部31の下端部には径方向外側に突出した連結部38が全周に亘って形成されており、この連結部38を介して挿入筒部31の下端と外筒部30の下端とが連結されている。また、挿入筒部31は外筒部30よりも軸方向に長く、挿入筒部31の上端部は外筒部30の上端よりも上方に突出されている。そして、挿入筒部31の上端には例えばアルミフィルムなどからなるシール37が剥離可能に接着されており、このシール37によって挿入筒部31の上端が密封されている。
また、挿入筒部31の内側には、容器本体2内の内容物を注出するための注出口33が形成されている。注出口33は、挿入筒部31の内側に配設された隔壁35に形成された開口であり、挿入筒部31の上端面よりも下方の位置に配設されている。そして、この注出口33の内側には、注出口33を閉塞するシール部34が配設されている。このシール部34は、後述する本容器5の刃8によって押圧されることで開封される蓋体であり、隔壁35に対して略面一に配置された平板状の板部からなる。このシール部34の外縁は、破断可能な弱化部36を介して注出口33の内縁に全周に亘って連結されている。
なお、上記したシール部34の上面から上記した連結部38の上面までの軸方向の距離Hが、少なくとも後述する本容器5のノズル74先端から刃8の先端までの軸方向の距離H(図2に示す)よりも長くなっている。
また、上記した容器本体2の口部20の外周面には、径方向外側に向けて突出したフランジ部24が全周に亘って設けられている。このフランジ部24は、図3に示すように後述する本容器5の刃8がシール部34を開封する位置まで挿入筒部31が本容器5のノズル74の内側に挿入された状態において本容器5の注出キャップ7に係止する係止部であり、口部20の軸方向の中間部に配設されている。また、このフランジ部24には、内容物の詰め替え時に本容器5内の空気を抜くための空気通路25が形成されている。この空気通路25は、フランジ部24の口部20先端側の面(図1における上面)に形成された凹溝であり、フランジ部24の内縁から外縁にかけて径方向に延在している。また、この空気通路25は、周方向に間欠的に複数形成されている。
次に、上記した詰め替え容器1によって内容物が詰め替えられる本容器5の構成について説明する。
本容器5は、液体状の内容物を収容すると共にその内容物を注出する注出容器であり、その概略構成としては、図2、図3に示すように、内容物を収容する容器本体6と、容器本体6の口部60に装着された注出キャップ7と、注出キャップ7に脱着可能に被着される図示せぬオーバーキャップと、を備えている。
注出キャップ7は、容器本体6内の内容物を注出するためのノズル74を有するキャップ体であり、容器本体6の口部60の外側に嵌着されている。詳しく説明すると、注出キャップ7の概略構成としては、平面視円環状の天壁部70と、天壁部70の外縁から垂下された外筒部71と、外筒部71の内側に配設された有底の内筒部72と、内筒部72の底部73から立設されて内筒部72の内側に配設されたノズル74と、天壁部70の内縁から立設された装着筒部75と、を備えている。
天壁部70は、容器本体6の口部60の中心軸線(図2、図3における軸線O)に対して垂直に配設されていると共に容器本体6の口部60の上方に配設されている。外筒部71は、容器本体6の口部60の外周に周設された円筒形状の筒部であり、口部60にアンダーカット嵌合されている。内筒部72は、下方に向かうに従い漸次縮径された有底の筒部であり、容器本体6の口部60の内側に配設され、上端部が装着筒部75の下端部の内周面に一体的に連結されている。この内筒部72の底部73は、中央部に開口が形成された平面視略円環状の壁部であり、径方向一方側(図2における左側)から径方向他方側(図2における右側)に向けて下向きに傾斜されている。この底部73のうちの最も低い部分には、内筒部72内の内容物を容器本体6内に回収するための回収口76が形成されている。装着筒部75は、図示せぬオーバーキャップを装着させるための筒部であり、装着筒部75の外周面には、図示せぬオーバーキャップを螺着させるための雄ねじ77が形成されている。また、装着筒部75の内径は、詰め替え容器1の容器本体2の口部20の外径よりも大きく、装着筒部75の内側に詰め替え容器1の容器本体2の口部20が挿入可能である。
ノズル74は、上記した容器本体6内の内容物を注出するための円筒形状の筒部であり、内筒部72の底部73の内縁から軸方向に沿って立設されている。ノズル74の先端部は、装着筒部75の上端よりも上方に突出されており、また、径方向一方側(図2における左側)から径方向他方側(図2における右側)に向けて下向きに傾斜されている。また、ノズル74には、軸方向に沿って延在するスリット78が全長に亘って形成されている。このスリット78は、ノズル74の先端のうちの最も低い位置から上記した回収口76まで延設されている。
上記したノズル74の内側には、上記したシール部34を開封するための刃8が配設されている。この刃8の概略構成としては、ノズル74の内側に架設されたブリッジ部80と、ブリッジ部80の上面から立設された複数(図3では2つ)の突起部81、82と、を備えている。ブリッジ部80は、軸線Oに直交する方向に延在する板状部であり、両端がノズル74の内周面に一体的に連結されている。突起部81、82は、上端部が尖状に形成された円筒部である。図3に示すように、複数の突起部81、82は、それぞれ高さが異なり、ブリッジ部80の延在方向に沿って高さ順に並設されている。
次に、上記した構成からなる詰め替え容器1の作用について説明する。
上記した詰め替え容器1の容器本体2内に収容された内容物を本容器5に詰め替える際には、まず、図2に示すように、本容器5の図示せぬオーバーキャップを取り外した後、詰め替え容器1を倒立姿勢にした状態で、詰め替え容器1と本容器5の口部20、60同士を突き合わせるようにして、詰め替え容器1の中栓3の挿入筒部31を本容器5の注出キャップ7のノズル74の内側に挿入させ、注出キャップ7に中栓3を嵌め込む。このとき、挿入筒部31の外周面と外筒部30の内周面との間にノズル74が差し込まれるので、ノズル74が詰め替え容器1の容器本体2の肩部23やフランジ部24に干渉することがない。また、中栓3の注出口33はシール部34によって閉塞されているので、この時点では、詰め替え容器1の容器本体2内の内容物は流出しない。
続いて、図3に示すように、詰め替え容器1を本容器5側に相対的に押し込む。すなわち、詰め替え容器1の容器本体2のフランジ部24が注出キャップ7の装着筒部75の上端に当接するところまで、倒立姿勢の詰め替え容器1を本容器5に対して相対的に下方に移動させる。これにより、注出キャップ7の刃8によってシール部34が押圧されて弱化部36が破断してシール部34が開封されて中栓3の注出口33が開口する。このとき、刃8の複数の突起部81、82が高さ順に並設されているので、複数の突起部81、82は高い方から順にシール部34を押圧していき、シール部34の弱化部36が片側から徐々に破断されてシール部34がヒンジ蓋状に開封される。
シール部34が開封されると、詰め替え容器1の容器本体2内の内容物が挿入筒部31を通って中栓3の注出口33から注出キャップ7のノズル74の内側に流入し、ノズル74内を通って本容器5の容器本体6の内側に流入し、詰め替え容器1内の内容物が本容器5内に詰め替えられる。このとき、本容器5の容器本体6内の空気が、注出キャップ7の回収口76やノズル74のスリット78を通ってノズル74の外周面と内筒部72の内周面との間の空間に流出し、さらに、詰め替え容器1の容器本体2の空気通路25を通って外部に流出する。つまり、詰め替え容器1から供給される内容物が本容器5の容器本体6内の空気と置換される。なお、上述した詰め替え容器1は、内容物の減少に伴い自然に減少したり、外力によって変形させたりすることが可能な容器を採用することが好ましい。また、積層剥離容器や二重容器のように、内層あるいは内容器のみが減容する容器などを採用することもできる。例えば、容器本体を押圧することで胴部21を塑性変形するように変形させる。これにより、詰め替え容器1の容器本体2の内容積が強制的に減容され、その容器本体2内の内容物が積極的に押し出され、詰め替え時間が短縮される。
また、上述したように詰め替え容器1内の内容物が本容器5内に詰め替えられている際、上記した詰め替え容器1の容器本体2のフランジ部24が本容器5の注出キャップ7の装着筒部75の上端に支持されているので、内容物の詰め替え作業中の詰め替え容器1の姿勢が安定している。
上記した詰め替え容器1によれば、本容器5の注出キャップ7に詰め替え容器1の中栓3を嵌め込んで押し込むだけで、詰め替え容器1内の内容物が本容器5内に詰め替えられるので、詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、詰め替え容器1の中栓3が本容器5の注出キャップ7に嵌め込まれ、中栓3の挿入筒部31が注出キャップ7のノズル74の内側に挿入された状態で挿入筒部31内のシール部34が開封されて注出口33が開口されるので、中栓3と注出キャップ7の嵌め込み作業時に内容物をこぼすことがなく、また、シール部34の開封作業時にも内容物をこぼしにくい。
また、詰め替え作業時に本容器5を倒立姿勢にする必要がないので、本容器5内の内容物が残留している場合であっても本容器5内の内容物がこぼれることがない。つまり、本容器5の内容物を使い切る前であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、注出キャップ7のノズル74の内側に中栓3の挿入筒部31が挿入され、その挿入筒部31の内側に形成された注出口33から詰め替え容器1の容器本体2内の内容物が注出されて本容器5の容器本体6内に詰め替えられるので、内容物の詰め替え時に内容物が本容器5の容器本体6内に流れ込みやすい。つまり、内容物の詰め替え時に、ノズル74内に配置された注出口33から内容物が注出され、その内容物がノズル74内を通って本容器5の容器本体6内に流入するので、中栓3の注出口33から注出された内容物がノズル74などに衝突して乱流したり内筒部72内に溜まったりしにくい。したがって、ノズル74を有する本容器5に対して短時間で内容物を詰め替えることができる。
また、上記した詰め替え容器1では、詰め替え容器1の中栓3を本容器5の注出キャップ7に嵌め込んだときに、挿入筒部31の外周面と外筒部30の内周面との間にノズル74が差し込まれるので、仮にノズル74の先端から刃8の先端までの距離が詰め替え容器1の容器本体2の口部20の高さよりも長い場合であっても、中栓3の外筒部30及び挿入筒部31を詰め替え容器1の容器本体2の内方側(図2における上側)に長くすることで対応可能である。したがって、詰め替え容器1の容器本体2の口部20の高さやその口部20の先端からの挿入筒部31の突出長さを低く抑えることができる。その結果、詰め替え容器1の高さ寸法を小型化することができ、販売陳列時や保管時、搬送時における省スペース化を図ることができる。また、詰め替え容器1の容器本体2の口部20の高さを変更せずに中栓3の外筒部30及び挿入筒部31の長さを変更することで、注出キャップ7のノズル74の長さの異なる多様な本容器5に対して適用可能であるので、詰め替え容器1において共通の容器本体2を使用することができ、コストダウンを図ることが可能である。
また、上記した詰め替え容器1では、詰め替え作業中に、詰め替え容器1の容器本体2のフランジ部24が本容器5の注出キャップ7の装着筒部75の上端に支持され、詰め替え容器1が安定しているので、内容物の詰め替え時に特に内容物をこぼしにくく、詰め替え作業を容易に行うことができる。また、上記したフランジ部24によって装着筒部75の上端が閉塞されるので、このフランジ部24によって内容物の詰め替え時における内容物の飛散を防止することができる。
以上、本発明に係る詰め替え容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、挿入筒部31の内側に、弱化部36を介して注出口33の内縁に連結された蓋状のシール部34が配設されているが、本発明におけるシール部は上記したシール部34に限定されない。例えば、図4に示すように、挿入筒部31内の注出口33の内側にアンダーカット嵌合された栓状のシール部134であってもよい。さらに、本発明におけるシール部は、注出口33の内側に張設されていると共に刃8によって破断可能な膜体であってもよい。
また、上記した挿入筒部31の上端にフィルム状のシール37が貼着されており、これにより、詰め替え容器1内の内容物の漏出を確実に防止しているが、本発明は、上記したシール37を省略することも可能である。また、本発明は、上記したシール37に代えて、或いは、上記したシール37の上から、詰め替え容器1の容器本体2の口部20及び中栓3を覆うシュリンクフィルムを設置することも可能である。
また、上記した実施の形態では、挿入筒部31の軸方向中間部に注出口33及びシール部34が配設されているが、本発明は、注出口33及びシール部34の位置は適宜変更可能であり、例えば、挿入筒部31の上端部に注出口33及びシール部34が配設されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、挿入筒部31の上端が外筒部30の上端や詰め替え容器1の容器本体2の口部20の上端よりも高く挿入筒部31の上部が突出されているが、本発明は、挿入筒部31の上端が、外筒部30の上端や容器本体2の口部20の上端と同じ高さであってもよく、或いは、外筒部30の上端や容器本体2の口部20の上端よりも低くてもよい。
また、本発明に係る詰め替え容器は、容器本体の蛇腹状の胴部を収縮させて内容物を押し出す容器であってもよく、或いは、可撓性を有する袋状のパウチ容器であってもよい。さらに、本発明は、容器本体を減容させずに、本容器内の空気と詰め替え容器内の内容物とを置換することで内容物を詰め替える構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、詰め替え容器1の容器本体2の口部20にフランジ部24が設けられ、このフランジ部24に空気通路25が形成されているが、本発明は、上記したフランジ部24に空気通路25が形成されていなくてもよく、また、上記したフランジ部24を省略することも可能である。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 詰め替え容器
2 容器本体
3 中栓
5 本容器
7 注出キャップ
8 刃
20 口部
24 フランジ部
30 外筒部
31 挿入筒部
33 注出口
34 シール部
74 ノズル

Claims (3)

  1. 本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着されていると共に該口部を閉塞する中栓と、が備えられ、
    該中栓を前記本容器の注出キャップに嵌め込んで詰め替えを行う詰め替え容器において、
    前記中栓には、前記注出キャップに立設されたノズルの内側に挿入可能な挿入筒部と、該挿入筒部の内側に形成された注出口を閉塞すると共に前記ノズルの内側に配設された刃によって押圧されることで開封されるシール部と、が備えられていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記中栓に、前記容器本体の口部の内側に嵌合された外筒部が備えられ、
    該外筒部の内側に前記挿入筒部が配設され、
    該挿入筒部の外周面と前記外筒部の内周面との間に、前記ノズルが差し込み可能な隙間が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1または2記載の詰め替え容器において、
    前記容器本体の口部の外周面には、前記刃が前記シール部を開封する位置まで前記挿入筒部が前記ノズルの内側に挿入された状態において前記注出キャップに係止するフランジ部が突設されていることを特徴とする詰め替え容器。
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