JP2014129117A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供する。
【解決手段】本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに、変形可能に形成された容器本体2と、容器本体2の口部11に装着され、容器本体2内に開口する連通孔3が形成された装着筒4と、装着筒4の容器軸O方向に沿う容器本体2の外側に配設されて本容器の注入口内に差し込み可能に形成されるとともに、連通孔3を通して容器本体2内に連通する注出口5aが形成された注出筒5と、連通孔3を閉塞するとともに、破断可能な弱化部6を介して装着筒4に連結されたシール部7と、シール部7から容器軸O方向に沿う容器本体2の内側に向けて延在し、容器本体2の内側に至る延設体31と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載されるような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
この詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。次いで、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を、詰め替え容器の中栓に螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して、本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上述した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに、変形可能に形成された容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に開口する連通孔が形成された装着筒と、該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に配設されて前記本容器の注入口内に差し込み可能に形成されるとともに、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出口が形成された注出筒と、前記連通孔を閉塞するとともに、破断可能な弱化部を介して前記装着筒に連結されたシール部と、該シール部から容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延在し、該容器本体の内側に至る延設体と、を備えていることを特徴としている。
本発明に係る詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際は、まず、注出筒を本容器の注入口内に差し込んで、詰め替え容器と本容器とを組み合わせる。この状態から、容器本体の外周面を介して延設体を把持し、容器本体を変形させながら、延設体をシール部とともに装着筒に対して変位させることで、弱化部を破断して連通孔を開口させる。これにより、連通孔及び注出口を通して詰め替え容器の容器本体内と本容器内とが連通し、容器本体内の内容物が本容器内に注出され、詰め替え容器から本容器に内容物が詰め替えられる。
このように、詰め替え容器の注出筒を本容器の注入口に差し込んだ状態で、容器本体を変形させながら、延設体をシール部とともに変位させるといった簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるため、詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、詰め替え時に、詰め替え容器の注出筒を本容器の注入口に差し込むので、詰め替え容器を安定した姿勢で本容器に組み合わせることが可能になり、内容物をこぼし難くすることができる。
さらに、弱化部を破断する際に、詰め替え容器の注出筒を本容器の注入口に差し込んでおくので、上述したように延設体をシール部とともに変位させたときに、詰め替え容器及び本容器の相対的な位置がずれようとしても、注出筒が注入口の内側で支持されることで、このような位置ずれの発生を防ぐことが可能になり、上述の作用効果が確実に奏されることになる。
また、弱化部を破断して詰め替え容器を開封するのと同時に、内容物が本容器内に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にしなくても詰め替え作業を行うことができる。よって、本容器内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、前記延設体の外周面には、容器軸方向の全長に亘って連続して延びる窪み部が形成されていてもよい。
この場合、詰め替え時において、例えば容器本体から本容器へ流通する内容物によって延設体が容器軸方向に沿う容器本体の外側に向けて押し込まれ、連通孔内に進入した場合であっても、連通孔の内側と延設体の外周面との間に、内容物の流通路を確保することができる。すなわち、窪み部を通して内容物が流通することになるため、延設体によって連通孔が閉塞されることがなく、容器本体から本容器への良好な詰め替えを行うことができる。
また、容器本体内に内容物を充填した後に、延設体を容器本体内に挿入しつつ、容器本体の口部に装着筒を装着して容器本体を封止するときに、容器本体内の気体が窪み部を通ることで、容器本体の外部に気体を導出し易くすることもできる。
また、前記延設体の外周面、及び前記装着筒の連通孔の内周面のうちの少なくとも一方には、他方に係合する係合突部が形成されていてもよい。
この場合、延設体の外周面、及び前記装着筒の連通孔の内周面のうちの少なくとも一方に、他方に係合する係合突部を形成することで、上述したように延設体が連通孔内に進入した場合、延設体の外周面及び連通孔の内周面のうちの他方と、係合突部と、が係合することになる。これにより、延設体及びシール部が容器本体から本容器内へ完全に移動してしまうのを防ぐことができる。
また、前記容器本体のうち、前記延設体に対して、容器軸に直交する径方向で対向する部分に、径方向の内側に向けて窪む指当用凹部が形成されていてもよい。
この場合、容器本体のうち、延設体に対して、容器軸に直交する径方向で対向する部分に、指当用凹部が形成されているため、容器本体内のうち延設体が位置している部分を容易に視認することが可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
また、前記延設体の外周面と、前記容器本体の内周面と、の間には、容器軸に直交する径方向の隙間が設けられていてもよい。
この場合、延設体の外周面と、容器本体の内周面と、の間に容器軸に直交する径方向の隙間が設けられているため、容器本体に対して不意に加えられた外力が延設体に伝わり難くなり、弱化部が不用意に破断されてしまうのを防ぐことができる。
また、前記装着筒、及び前記注出筒のうちの少なくとも一方には、前記本容器の前記注入口の開口端縁上に配置される当接部が、径方向の外側に向けて突設されていてもよい。
この場合、詰め替え時に、詰め替え容器の注出筒を本容器の注入口に差し込むだけでなく、当接部を本容器の注入口の開口端縁上に配置するので、詰め替え容器の本容器に対する姿勢をより一層確実に安定させることができる。
また、前記延設体及び前記シール部は、前記容器本体内に充填される内容物の比重よりも小さい比重の材質で形成され、前記内容物は液体となっていてもよい。
この場合、延設体及びシール部が、内容物よりも比重の小さい材質で形成されているため、弱化部を破断した後、延設体及びシール部を、内容物中を浮かび上がらせて連通孔から離間させ易くすることが可能になり、容器本体内から本容器内への内容物の良好な流通を確実に確保できる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
実施形態における詰め替え容器を短軸方向から見た部分断面図である。 実施形態における詰め替え容器を長軸方向から見た部分断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 詰め替え容器内の内容物を本容器内に詰め替えている状態を示す断面図である。 詰め替え容器内の内容物を本容器内に詰め替えている状態を示す断面図である。 実施形態の他の構成における詰め替え容器であって、詰め替え容器内の内容物を本容器内に詰め替えている状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器50(図4参照)に内容物を詰め替えるものである。なお、詰め替え容器1内に収容される内容物としては、液体、粉体、粒体等、種々の内容物を収容できるが、本実施形態では液体が好適に採用されている。
詰め替え容器1は、有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部11に装着され、容器本体2内に開口する連通孔3が形成された装着筒4と、装着筒4の容器軸O方向に沿う容器本体2の外側に配設されて本容器50の注入口51(図4参照)内に差し込み可能に形成されるとともに、連通孔3を通して容器本体2内に連通する注出口5aが形成された注出筒5と、連通孔3を閉塞するとともに、破断可能な弱化部6を介して装着筒4に連結されたシール部7と、を備えている。なお、容器本体2、装着筒4、及びシール部7は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う注出筒5側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2は、上述した口部11と、口部11の下端縁に連設された肩部12と、肩部12の下端縁に連設されて容器軸Oに直交する横断面視形状が長方形状とされた弾性変形可能な胴部13と、胴部13の下端開口部を閉塞する底部14と、を備え、これら口部11、肩部12、胴部13、及び底部14が容器軸Oと同軸上に配置されている。
口部11は、容器軸Oに直交する横断面視形状が円形状とされ、その外周面には装着筒4が螺着される雄ねじ部が形成されている。
肩部12は、上方から下方に向かうに従い漸次拡径されるとともに、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。
図1〜図3に示すように、胴部13は、それぞれ径方向で対向する一対の短辺部分15及び一対の長辺部分16を有し、これら短辺部分15と長辺部分16とが周方向に沿って交互に連設されて筒状に構成されている。そして、一対の短辺部分15における周方向の中央部同士を結ぶ線(長軸La)と、一対の長辺部分16における周方向の中央部同士を結ぶ線(短軸Lb)と、の交点に上述した容器軸Oが位置している。
各長辺部分16の上部には、径方向の内側に向けて窪む指当用凹部17が形成されている。これら指当用凹部17は、互いに同形同大となっており、例えば半球状とされ、外周側から中央部に向かうに従い径方向に沿う深さが漸次深くなっている。また、各指当用凹部17は、各長辺部分16の周方向の中央部において、容器軸O方向に沿う同等の位置に形成され、径方向で対向している。
図1、図2に示すように、装着筒4は、容器本体2の口部11に装着される基筒21と、基筒21よりも小径とされ、口部11内に嵌合されるシール筒22と、これら基筒21及びシール筒22の上端部同士を連結する環状の連結環23と、を備えている。
基筒21は、内周面に雌ねじ部が形成され、口部11の雄ねじ部に螺着されている。なお、基筒21は口部11にアンダーカット嵌合されていてもよい。
また、基筒21の上部は、上方に向かうに従い先細るテーパー部24を有している。このテーパー部24には、径方向の外側に向けて突出する複数の当接部25が周方向に間隔をあけて形成されている。当接部25の上端面は、基筒21(テーパー部24)の上端縁よりも上方に位置するとともに、径方向に沿う平坦面とされている。
連結環23は、口部11の開口端縁に上方から当接または近接している。そして、連結環23の内周縁から下方に向けて上述したシール筒22が延設されている。シール筒22は、下方に向かうに従い漸次縮径している。
注出筒5は、連結環23の外周縁から上方に向かって延設されている。
シール部7は、円板状に形成されるとともに、その外周縁全周が弱化部6を介して上述したシール筒22の下端開口縁に連結されている。これにより、連通孔3を通した容器本体2内外の連通が遮断されている。
図1〜図3に示すように、シール部7の外周縁には、下方に向けて延在し、容器本体2の内側に至る延設体31が形成されている。延設体31は、シール部7と同等の外径を有する筒状とされ、その下端部は容器本体2を短軸Lb方向から見た側面視で、上述した指当用凹部17に径方向で重なっている。具体的に、容器軸O方向において、延設体31の下端部は、指当用凹部17の中央部よりも下方に位置している。なお、延設体31の外周面と、胴部13のうち指当用凹部17が位置する部分の内周面と、の間には、短軸Lb方向に沿う隙間が設けられている。
延設体31のうち、容器軸O方向に沿う指当用凹部17よりも上方に位置する部分には、径方向の外側に向けて突出する係合突部30が延設体31の全周に亘って形成されている。径方向において、係合突部30の外周縁は、上述したシール筒22の下端開口縁と同等の位置若しくは径方向の外側に配置されている。なお、係合突部30は、周方向に間欠的に設けても構わない。
延設体31には、径方向の内側に向けて窪む一対の窪み部32が容器軸O方向の全長に亘って連続して延在している。窪み部32は、容器軸Oを長軸La方向に挟む位置に各別に形成され、延設体31の内側に開口している。すなわち、本実施形態の窪み部32は、延設体31を径方向に貫通するスリットが容器軸O方向の全長に亘って形成されてなる。
また、延設体31は、その内周面のうち、容器軸Oを短軸Lb方向に挟んで互いに対向する部分同士を連結する連結板33を備えている。連結板33は、容器軸O方向の全長に亘って延在しており、その長軸La方向を向く表裏面は、上述した窪み部32に径方向(長軸La方向)で各別に対向している。したがって、本実施形態の延設体31は、容器軸O方向に直交する横断面視形状でH字状とされ、連結板33が両窪み部32の長軸La方向の連通を遮るように配置されている。なお、本実施形態において、少なくとも延設体31及びシール部7は、容器本体2内に充填される内容物の比重よりも小さい比重の材質で形成されている。さらに、図示の例では、装着筒4、注出筒5、シール部7、及び延設体31は、同一材料(例えば、ポリプロピレン(PP)等)で一体形成されている。
次に、詰め替え容器1から本容器50に内容物を詰め替える手順について説明する。
詰め替え容器1から本容器50に内容物を詰め替える際、まず詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器50を正立姿勢にした状態で、これら詰め替え容器1の口部11と本容器50の注入口51とを対向させて配置する。ここで、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った注出筒5側が下側、容器本体2側が上側となる。
この状態で、詰め替え容器1と本容器50とを、互いの容器軸Oが同軸となるように位置合わせし、注出筒5を本容器50の注入口51内に差し込んで、詰め替え容器1と本容器50とを組み合わせる。このとき、詰め替え容器1の当接部25が本容器50の注入口51の開口端縁に当接する位置まで、詰め替え容器1と本容器50とを容器軸O方向に沿って接近させる。
なお、詰め替え容器1は、連通孔3がシール部7で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物が連通孔3を通して外部に流出することはない。また、シール部7は、弱化部6を介してシール筒22に連結されているため、内容物の重量によってシール部7が開放されてしまうことが防止されている。
続いて、図3に示すように、詰め替え容器1と本容器50とを組み合わせた状態で、詰め替え容器1の各指当用凹部17に指を位置させ、径方向のうち短軸Lb方向の両側から詰め替え容器1を把持する。そして、指当用凹部17を径方向の内側に向けて押圧し、長辺部分16が互いに接近するように容器本体2を弾性変形させ、指当用凹部17を介して延設体31を把持する。この状態で、延設体31をシール部7とともに、装着筒4に対して変位(例えば、延設体31及びシール部7を折るように容器軸Oに対して傾ける等)させることで、弱化部6が破断されて連通孔3が開口する。
これにより、図4に示すように、連通孔3及び注出口5aを通して詰め替え容器1の容器本体2内と本容器50内とが連通し、容器本体2内の内容物が本容器50内に注出され(図4中矢印F1参照)、詰め替え容器1から本容器50に内容物が詰め替えられる。
なお、上述したように延設体31及びシール部7は、内容物よりも比重の小さい材質で形成されているため、弱化部6が破断された後、延設体31及びシール部7は内容物中を上方に向けて浮かび上がる。そのため、延設体31及びシール部7を連通孔3から離間させ易くすることが可能になり、容器本体2内から本容器50内への内容物の良好な流通を確保できる。
一方、詰め替え作業中において、図5に示すように、例えば容器本体2から本容器50へ流通する内容物によって延設体31が下方に向けて押し込まれ、連通孔3内に進入した場合であっても、窪み部32及び延設体31内を通して内容物が流通することになる(図5中矢印F2参照)。すなわち、窪み部32によって延設体31と連通孔3の内側との間に内容物の流通路を確保できるので、延設体31によって連通孔3が閉塞されることがない。しかも、延設体31には径方向の外側に向けて突出する係合突部30が形成されているため、延設体31が連通孔3内に進入した場合、係合突部30がシール筒22の上端開口縁に上方から係合することになる。これにより、延設体31及びシール部7が容器本体2から本容器50内へ完全に移動してしまうのを防ぐことができる。
また、詰め替え作業中において、各当接部25間に位置する部分と、本容器50における注入口51の開口端縁と、の間の隙間を通して、本容器50内及び詰め替え容器1の容器本体2内と、これら容器2,50の外部との空気置換を効率よく行うことができるようになっている。そのため、本容器50内に良好に内容物を注出して、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
このように、本実施形態によれば、詰め替え容器1の注出筒5を本容器50の注入口51に差し込んだ状態で、容器本体2を弾性変形させながら、延設体31をシール部7とともに変位させるといった簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるため、詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、詰め替え時に、詰め替え容器1の注出筒5を本容器50の注入口51に差し込むので、詰め替え容器1を安定した姿勢で本容器50に組み合わせることが可能になり、内容物をこぼし難くすることができる。
さらに、弱化部6を破断する際に、詰め替え容器1の注出筒5を本容器50の注入口51に差し込んでおくので、上述したように延設体31をシール部7とともに変位させたときに、詰め替え容器1及び本容器50の相対的な位置がずれようとしても、注出筒5が注入口51の内側で支持されることで、このような位置ずれの発生を防ぐことが可能になり、上述の作用効果が確実に奏されることになる。
また、弱化部6を破断して詰め替え容器1を開封するのと同時に、内容物が本容器50内に詰め替えられるので、本容器50を倒立姿勢にしなくても詰め替え作業を行うことができる。よって、本容器50内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
さらに、本実施形態では、延設体31に窪み部32が形成されているため、詰め替え時に延設体31が連通孔3内に進入した場合であっても、上述したように窪み部32によって延設体31と連通孔3の内側との間に内容物の流通路を確保できる。そのため、延設体31によって連通孔3が閉塞されることがなく、容器本体2から本容器50への良好な詰め替えを行うことができる。
また、容器本体2内に内容物を充填した後に、延設体31を容器本体2内に挿入しつつ、容器本体2の口部11に装着筒4を装着して容器本体2を封止するときに、容器本体2内の気体が窪み部32を通ることで、容器本体2の外部に気体を導出し易くすることもできる。
しかも、容器本体2に指当用凹部17が形成されているため、容器本体2内のうち延設体31が位置している部分を容易に視認することが可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
また、延設体31の外周面と、指当用凹部17の内周面と、の間に、短軸Lb方向に沿う隙間が設けられているため、容器本体2に対して不意に加えられた外力が延設体31に伝わり難くなり、弱化部6が不用意に破断されてしまうのを防ぐことができる。
さらに、詰め替え時に、詰め替え容器1の注出筒5を本容器50の注入口51に差し込むだけでなく、当接部25を本容器50の注入口51の開口端縁上に配置するので、詰め替え容器1の本容器50に対する姿勢をより一層確実に安定させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、シール部7の外周縁全周に亘って弱化部6が形成された構成について説明したが、図6に示すようにシール部7の外周縁の一部は破断不能な連結片60を介してシール筒22に連結してもよい。この場合、延設体31をシール部7とともに、装着筒4及び注出筒5に対して変位させる際、弱化部6が破断された後、延設体31及びシール部7が連結片60を起点に容器本体2の内側に向けて回動することになる。これにより、連通孔3が開口して容器本体2の内容物が本容器50内に注出される(図6中矢印F3参照)。
また、上述した実施形態では、延設体31を筒状に形成した場合について説明したが、これに限らず、棒状等、適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、窪み部32が延設体31を径方向に貫通している場合について説明したが、これに限らず、延設体31自体を径方向の内側に向けて窪ませて窪み部32を形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、容器軸Oを長軸La方向に挟む位置に窪み部32を形成したが、容器軸Oを短軸Lb方向に挟む位置に窪み部32を形成しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、基筒21の上部にテーパー部24を形成し、テーパー部24から当接部25を突設する構成について説明したが、テーパー部24及び当接部25に代えて基筒21の上端面を平坦面に形成し、この上端面に溝部を間欠的に形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、延設体31に係合突部30を形成した場合について説明したが、これに限らず、延設体31及びシール筒22のうち、少なくとも一方に係合突部が形成されていれば構わない。
また、上述した実施形態では、指当用凹部17を短軸Lb方向から見て円形状に形成した場合について説明したが、これに限らず、種々の形状に形成することが可能である。
さらに、上述した実施形態では、容器本体2を横断面視形状が長方形状に形成した場合について説明したが、これに限らず円形等、適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、容器本体2を弾性変形可能に形成した場合について説明したが、これに限らず、容器本体2を塑性変形可能に形成しても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…詰め替え容器
2…容器本体
3…連通孔
4…装着筒
5…注出筒
5a…注出口
6…弱化部
7…シール部
11…口部
17…指当用凹部
25…当接部
30…係合突部
31…延設体
32…窪み部
50…本容器
51…注入口
O…容器軸

Claims (7)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに、変形可能に形成された容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に開口する連通孔が形成された装着筒と、
    該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に配設されて前記本容器の注入口内に差し込み可能に形成されるとともに、前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出口が形成された注出筒と、
    前記連通孔を閉塞するとともに、破断可能な弱化部を介して前記装着筒に連結されたシール部と、
    該シール部から容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延在し、該容器本体の内側に至る延設体と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 前記延設体の外周面には、容器軸方向の全長に亘って連続して延びる窪み部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。
  3. 前記延設体の外周面、及び前記装着筒の連通孔の内周面のうちの少なくとも一方には、他方に係合する係合突部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の詰め替え容器。
  4. 前記容器本体のうち、前記延設体に対して、容器軸に直交する径方向で対向する部分に、径方向の内側に向けて窪む指当用凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の詰め替え容器。
  5. 前記延設体の外周面と、前記容器本体の内周面と、の間には、容器軸に直交する径方向の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の詰め替え容器。
  6. 前記装着筒、及び前記注出筒のうちの少なくとも一方には、前記本容器の前記注入口の開口端縁上に配置される当接部が、径方向の外側に向けて突設されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の詰め替え容器。
  7. 前記延設体及び前記シール部は、前記容器本体内に充填される内容物の比重よりも小さい比重の材質で形成され、前記内容物は液体となっていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の詰め替え容器。
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