JP2011136701A - 詰め替え容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本容器20に詰め替える内容物が収容されるとともに可撓性を具備する容器本体2と、該容器本体2に突設され内部が該容器本体2の内部に連通するとともに、本容器20の注入口部38内に挿入可能な注出筒3と、該注出筒3の内部を閉塞するとともに、注入口部38の径方向の内側に配設された刃部41によって押圧されることで破断可能なシール部4と、注出筒3から容器本体2の内部に向けて延在する支持壁部5と、を備えている詰め替え容器1を提供する。
【選択図】図4
Description
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがある。
また、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ出る。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行うことができないという問題がある。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに可撓性を具備する容器本体と、該容器本体に突設され内部が該容器本体の内部に連通するとともに、前記本容器の注入口部内に挿入可能な注出筒と、該注出筒の内部を閉塞するとともに、前記注入口部の径方向の内側に配設された刃部によって押圧されることで破断可能なシール部と、前記注出筒から前記容器本体の内部に向けて延在する支持壁部と、を備えていることを特徴とする。
また、詰め替えに際し、注出筒の内部を閉塞するシール部が、注入口部の径方向の内側に配設された刃部によって破断されるので、詰め替え容器の開封と同時に注出筒および注入口部を通して内容物が本容器内に詰め替えられることとなり、内容物をこぼすことを抑制できる。
またこのように、容器本体の減容変形時に、支持壁部により、容器本体をその内側から支持させることができるので、内容物の注出に伴って容器本体が倒れ込むのを抑制することが可能になり、詰め替え作業をより容易化することができる。
なお、容器本体の横断面視形状が、扁平形状となっている場合、一対の支持壁部が、該横断面視形状の短軸方向に対向配置されていることが好ましい。この場合、一対の支持壁部が、該横断面視形状の短軸方向に対向配置されているので、容器本体の減容変形時に、支持壁部により、容器本体をその内側から効果的に支持させることができる。
図1に示すように、詰め替え容器1は、後述する本容器20に詰め替える図示しない内容物が収容されるとともに可撓性を具備する容器本体2と、該容器本体2に突設され内部が該容器本体2の内部に連通する注出筒3と、該注出筒3の内部を閉塞するとともに、後述する本容器20の刃筒部(刃部)41によって押圧されることで破断可能なシール部4と、注出筒3から容器本体2の内部に向けて延在する支持壁部5と、を備えている。
一対の側面部材7の側端部同士は、互いに溶着(接着)されて側シール部9を構成している。また、一対の側面部材7の図示しない上端部同士は、互いに溶着(接着)されて図示しない上シール部を構成している。
なお、底面部材8のうち外周縁部よりも内側に位置する部分が、容器本体2の底部6を構成している。また、側面部材7および底面部材8としては、例えば、合成樹脂フィルムやアルミ箔などを積層した溶着性樹脂シートを採用することができる。
図2に示すように、支持壁部5は、第1容器軸O1を間に挟んで一対配設されている。図示の例では、一対の支持壁部5はそれぞれ、注出筒3の上端面に上方に向けて突設されるとともに、注出筒3と一体成形されている。また、一対の支持壁部5は、容器本体2の横断面視形状の短軸方向A(短手方向)に対向配置されている。
図3に示すように、本容器20は、内容物が収容される容器体21と、容器体21の口部21aに装着される注出キャップ24と、注出キャップ24を覆うとともに注出キャップ24に着脱可能に装着される有頂筒状の計量キャップ25と、を備えている。
なお、図示の例では、容器体21、注出キャップ24および計量キャップ25は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を第2容器軸O2といい、この本容器20において、第2容器軸O2に沿って計量キャップ25側を上側、容器体21側を下側という。
装着筒体32は、下側部分34が上側部分35よりも小径の多段の筒状に形成されるとともに下側部分34が注出キャップ24内に挿入された挿入筒部36と、注出キャップ24の外筒部28の上側部分27に螺合するとともに上端が挿入筒部36の段部に連結されたねじ筒部37と、を備えている。
下筒部38の内径は、挿入筒部36の下側部分34の内径と同等とされるとともに、詰め替え容器1の注出筒3よりも大径となっており、この下筒部38には、注出筒3が挿入可能となっている。
上筒部39は、下端部が下筒部38の上端部に着脱可能に外嵌されるとともに、下筒部38にヒンジ部40を介して連結されている。なお上筒部39は、下筒部38の上端開口を開閉可能に該下筒部38に装着されていれば、これに限られず、例えば、上筒部39が下筒部38に着脱可能に螺着されていても良い。
刃筒部41は、第2容器軸O2と同軸に配設され、下端部が下筒部38内に位置するとともに、上端部が下筒部38よりも上方に向けて突出し上筒部39内に位置している。刃筒部41の上端面は、第2容器軸O2に対して傾斜している。なお図示の例では、刃筒部41は、上面視でノズル筒部23の径方向の内側に位置している。
また、刃筒部41の外周面の下端は、その周方向に間隔をあけて配設された複数の連結片42により、下筒部38の内周面に連結されている。
まず、図4に示すように、本容器20の計量キャップ25(カップ本体33)の前記上筒部39をヒンジ部40回りに回動させて下筒部38の上端開口を開放する。
そして、両容器をさらに接近移動させると、注出筒3が、本容器20の計量キャップ25の前記下筒部38内に挿入され、その後、図5に示すように、フランジ部12が、下筒部38の上端開口の開口周縁部38aに当接する。
ここで本実施形態では、容器本体2が可撓性を具備しているので、該容器本体2が、内容物の注出に伴って減容変形するものの、この減容変形時に、支持壁部5により、容器本体2がその内側から支持される。したがって、容器本体2が、容器本体2の内部と注出筒3の内部との連通を遮断するように減容変形するのが抑制され、容器本体2の内部と注出筒3の内部との連通が、一対の支持壁部5同士の間5Aを通して確保される。
また、詰め替えに際し、注出筒3の内部を閉塞するシール部4が、下筒部38の径方向の内側に配設された刃筒部41によって破断されるので、詰め替え容器1の開封と同時に注出筒3および下筒部38を通して内容物が本容器20内に詰め替えられることとなり、内容物をこぼすことを抑制できる。
さらにまた、一対の支持壁部5が、前記短軸方向Aに対向配置されているので、容器本体2の減容変形時に、支持壁部5により、容器本体2をその内側から効果的に支持させることができる
またこのように、内容物の詰め替え時に、前記フランジ部12を下筒部38の開口周縁部38aに当接させることで、下筒部38から内容物がこぼれ出たり、飛散したりするのを抑制することができる。
例えば、シール部4は、前記実施形態に示したものに限られず、図6に示すような詰め替え容器50であっても良い。
この詰め替え容器50では、シール部51は、注出筒3を下側から覆うフィルム状とされ、その周縁部が、注出筒3の下端開口縁に全周にわたって溶着(接着)されている。なお、このシール部51としては、例えばアルミフィルム、アルミシート、樹脂製フィルム及び樹脂製シート等を採用することができる。
例えば、前記実施形態では、刃部として、筒状の刃筒部41を採用したがこれに限られるものではない。例えば、周方向に複数のスリットが形成された筒体や、円錐状の突起など、種々の形状を採用することが可能である。
さらに、前記実施形態では、刃筒部41は、計量キャップ25の前記下筒部38の径方向の内側に配設されているものとしたが、これに代えて、例えば、注出キャップ24の前記ノズル筒部23内に配設されていても良い。この場合、注出筒3は、本容器20の注出キャップ24のノズル筒部(注入口部)23内に挿入可能であれば良い。さらにまた、注出キャップ24の径方向の内側に位置するノズル筒部23を刃筒部としても良い。この場合、注出筒3は、本容器20の外筒部28の上側部分(注入口部)27内に挿入可能であれば良い。
前述の構成においては、計量キャップを注出キャップ24から外した状態で詰め替えることが可能であり、計量キャップとして、1パーツからなる一般的なキャップを使用することができる。
また、前記実施形態では、注出キャップ24に計量キャップ25が装着されるものとしたが、計量キャップ25に代えて、計量用ではなく、単に注出口30を覆うためのオーバーキャップを採用しても良い。
また、支持壁部5は、前記実施形態に示したものに限られず、支持壁部5の数や形状(長さ)、配置などは適宜変更することが可能である。
2 容器本体
3 注出筒
4、51 シール部
5 支持壁部
20 本容器
38 下筒部(注入口部)
41 刃筒部(刃部)
O1 第1容器軸(注出筒の軸線)
Claims (2)
- 本容器に詰め替える内容物が収容されるとともに可撓性を具備する容器本体と、
該容器本体に突設され内部が該容器本体の内部に連通するとともに、前記本容器の注入口部内に挿入可能な注出筒と、
該注出筒の内部を閉塞するとともに、前記注入口部の径方向の内側に配設された刃部によって押圧されることで破断可能なシール部と、
前記注出筒から前記容器本体の内部に向けて延在する支持壁部と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1記載の詰め替え容器であって、
前記支持壁部は、前記注出筒の軸線を間に挟んで対向するように一対配設されていることを特徴とする詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009296004A JP5557524B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 詰め替え容器 |
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JP2011136701A true JP2011136701A (ja) | 2011-07-14 |
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ID=44348557
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009296004A Active JP5557524B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 詰め替え容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014129117A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004099082A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 手放し詰め替え容器 |
JP2007045493A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口部付き袋 |
JP2007320626A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Fuji Seal International Inc | スパウト付きパウチ容器 |
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2009
- 2009-12-25 JP JP2009296004A patent/JP5557524B2/ja active Active
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