JP2013203464A - 詰め替え容器 - Google Patents

詰め替え容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013203464A
JP2013203464A JP2012076878A JP2012076878A JP2013203464A JP 2013203464 A JP2013203464 A JP 2013203464A JP 2012076878 A JP2012076878 A JP 2012076878A JP 2012076878 A JP2012076878 A JP 2012076878A JP 2013203464 A JP2013203464 A JP 2013203464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refill container
container
cap
outer peripheral
pouring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012076878A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Wada
潔 和田
Tadaaki Iwamoto
忠明 岩元
Naoki Shinya
直樹 新矢
Takekuni Seki
関  武邦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2012076878A priority Critical patent/JP2013203464A/ja
Publication of JP2013203464A publication Critical patent/JP2013203464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】繰り返し使用容器にセットするだけで固定されて、手で支えなくてもあるいは、手を添えるだけで、内容物をこぼすことも無く、簡単な構造で、容易に移し替えることのできる詰め替え容器を提供する。
【解決手段】注出ノズルと、注出ノズルの周囲に内容物戻し用流路を介して設けられた周壁とを備える繰り返し使用容器に対して、内容物を補充する詰め替え容器において、詰め替え容器に、注出ノズルの外周と略同形の、破断可能な脆弱線によって周状の開口予定部が設けられ、開口予定部を囲み、開口予定部の外側または内側に向かう注出筒が設けられ、脆弱線を破断して、注出ノズルが開口予定部より挿入されたときに、注出筒が注出ノズルと周壁の間に位置し、注出筒の外周面が周壁内面に接して嵌まり込むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
液体洗剤、柔軟剤などのトイレタリー用品や、醤油、食用油などの食品のような内容物が液体の場合、これまで、プラスチックボトルやガラス瓶に収納され販売されてきたが、近年、内容物を消費後、これらプラスチックボトルやガラス瓶を繰り返し使用容器として用いて、別途、この繰り返し使用容器に補充する内容物を、軟包装容器や液体用紙容器などの詰め替え容器に包装して販売されるようになっている。
液体洗剤などの容器は、洗剤を使用する時にその都度適切な量を計量して取り出す必要があるため、軽量カップに注ぎやすいように、注出口にノズルを備えた剛性のあるプラスチック容器が、繰り返し使用容器として用いられている。この容器に対して、内容物を補充するための詰め替え用の容器としては、軟包装フィルムからなる柔軟な容器に、注出口を形成した容器が一般的に使用されている(例えば、特許文献1)。
また、液体用紙容器の詰め替え容器としては、フラットトップの液体用紙容器で、天面部より続く左右の折返し板に、その上辺のシール部の端縁の切り欠きと、上辺のシール部の半切れ状の切れ目線と、この上辺の切れ目線の下端どうしを結んだ半切れ状の連設切れ目線とを連続して設けた液体用紙容器が有る。
この液体用紙容器を開封するには、折返し板を側面板から剥がして、切り欠き、上辺の切れ目線、連設切れ目線を指などで順次切断して、容易に注出口を形成して開封することのできる液体用紙容器もある(特許文献2)。
しかし、前述のような剛性の繰り返し使用容器は、もっぱら注出し易いように設計されているため、繰り返し使用容器に対して、詰め替え容器から内容物を補充する詰め替え操作の利便性を考慮したものでは必ずしもなかった。
そこで、前述の繰り返し使用容器に設けられたノズルを利用して、開封を行うことができる詰め替え容器として、容器本体の口頸部に設けられた注出栓を繰り返し使用容器の口部にあてがって内容物を詰替える詰め替え容器が提案されている。
すなわち、前記詰替え容器の注出栓は、内部通路を有する筒体と、内部通路に嵌合された内部通路を閉塞させる栓体を有しており、詰め替え容器から繰り返し使用容器に内容物を詰替えるには、ノズルが筒体の内部通路に入るように差し込み、さらに栓体の嵌合が外れるまで差し込んで、開通させ、詰め替え容器の中の内容物を繰り返し使用容器に移し替えることのできる詰め替え容器が有る(特許文献3)。
公知文献を以下に示す。
特開2010−195457号公報 特開平8−143026号公報 特開2011−136709号公報
前述の詰め替え容器で、内容物を繰り返し使用容器に移し替えるには、軟包装フィルムからなる柔軟な容器や紙容器からなる詰め替え容器では、手で持って、注ぎ切るまで徐々に傾けていかなければならず、また、位置が合わないとこぼしてしまったりする恐れがある。
また、口頸部に設けられた注出栓を繰り返し使用容器の口部にあてがって内容物を詰替える詰め替え容器では、外れたりしないようにしっかり支えたりしなければならなかった。そして、栓体を別体で設け、嵌合させているので部品数も多くなり、嵌合の手間と嵌合の強さの調整が必要で、また、外れた栓体が詰め替え容器のなかで思わぬ場所に入り込み、移し替えの流れを妨げる恐れもあった。
本発明は、繰り返し使用容器にセットするだけで固定されて、手で支えなくてもあるいは、手を添えるだけで、内容物をこぼすことも無く、簡単な構造で、容易に移し替えることのできる詰め替え容器を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、注出ノズルと、該注出ノズルの周囲に内容物戻し用流路を介して設けられた周壁とを備える繰り返し使用容器に対して、内容物を補充する詰め替え容器において、
該詰め替え容器に、前記注出ノズルの外周と略同形の、破断可能な脆弱線によって周状の開口予定部が設けられ、開口予定部を囲み、該開口予定部の外側または内側に向かう注出筒が設けられ、前記脆弱線を破断して、前記注出ノズルが前記開口予定部より挿入されたときに、前記注出筒が前記注出ノズルと前記周壁の間に位置し、該注出筒の外周面が前記周壁内面に接して嵌まり込んでいることを特徴とする詰め替え容器である。
本発明の包装袋は、以上のような構成であって、繰り返し使用容器の注出ノズルの先端を脆弱線に押し当てて破断して、開口予定部を開封することができ、そのまま、押し込んで注出筒を注出ノズルと周壁の間に位置させ、注出筒の外周面が周壁内面に接して嵌ませることによって、固定され、手で支えなくても、あるいは、手を添えるだけで、内容物をこぼすことも無く、容易に移し替えることができる。また、構造も簡単である。
本発明の請求項2の発明は、前記詰め替え容器に、前記注出筒と、台座とからなるスパウトが取り付けられていて、前記注出筒に封止板が設けられ、該封止板に前記脆弱線で形成された前記開口予定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の詰め替え容器である。
本発明は、詰め替え容器に、注出筒と、台座からなるスパウトが取り付けられていて、注出筒の下端に封止板が設けられ、該封止板に前記脆弱線で形成された開口予定部が設けられているので、液体用紙容器などであっても、容易にスパウトを取り付けて詰め替え容器とすることができる。
本発明の請求項3の発明は、前記注出筒の外周面と前記周壁内面の間を空気が通過できるように、前記注出筒の外周面に間隙が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の詰め替え容器である。
本発明はさらに、注出筒の外周面と周壁内面の間を空気が通過できるように、注出筒の外周面に凹凸が設けられているので、空気が通って、移し替えるときの内容物の脈動を抑え、スムーズに内容物を移し替えることができる。
本発明の請求項4の発明は、前記注出筒の外周面に雄ネジが設けられていて、該注出筒の外周面と前記周壁内面の間を空気が通過できるように、前記注出筒の外周面に設けられた前記雄ネジが飛びネジであることを特徴とする請求項2に記載の詰め替え容器である。
本発明はまた、注出筒の外周面に雄ネジが設けられていて、注出筒の外周面と周壁内面の間を空気が通過できるように、前記注出筒の外周面に設けられた雄ネジが飛びネジになっているので、雄ネジを利用して、雌ネジを設けたキャップをすることができ、スパウトが流通上で汚染されたりすることが無く、また、飛びネジの山の無い部分を、空気が通って、移し替えるときの内容物の脈動を抑え、スムーズに内容物を移し替えることができる。
本発明の請求項5の発明は、前記詰め替え容器に、前記注出筒を側壁とするキャップが取り付けられていて、該キャップの天面板に前記脆弱線で形成された前記開口予定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の詰め替え容器である。
本発明は、詰め替え容器に、注出筒を側壁とするキャップが取り付けられていて、キャップの天面板に前記脆弱線で形成された開口予定部が設けられているので、ガラスやプラスチックのボトルであっても、ボトルのキャップとしてこのキャップを用いて、詰め替え容器とすることができる。
本発明の請求項6の発明は、前記脆弱線を破断して、前記注出ノズルが前記開口予定部より挿入されたときに、前記キャップの側壁が、前記注出ノズルと前記周壁の間に位置し、該キャップの側壁の外周面が前記周壁内面に接して嵌まり込むことを特徴とする請求項5に記載の詰め替え容器である。
本発明は、脆弱線を破断して、注出ノズルが開口予定部より挿入されたときに、キャップの側壁が、前記注出ノズルと前記周壁の間に位置し、該キャップの側壁の外周面が前記周壁内面に接して嵌まり込むので、キャップの側壁を利用して繰り返し使用容器に固定することができる。そして、手で支えなくてもあるいは、手を添えるだけで、内容物をこぼすことも無く、容易に移し替えることができる。
本発明の請求項7の発明は、前記キャップの側壁の外周面と前記周壁内面の間を空気が通過できるように、前記キャップの側壁の外周面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の詰め替え容器である。
本発明はさらに、キャップの側壁の外周面と周壁内面の間を空気が通過できるように、キャップの側壁の外周面に凹凸が設けられているので、空気が通って、移し替えるときの内容物の脈動を抑え、スムーズに内容物を移し替えることができる。
本発明の請求項8の発明は、前記キャップの側壁の外周面に設けられた凹凸が、縦筋状に設けられた滑り止め用のローレットであることを特徴とする請求項7に記載の詰め替え容器である。
本発明はまた、キャップの側壁の外周面に設けられた凹凸が、縦筋状に設けられた滑り止め用のローレットであるので、繰り返し使用容器に移し替えずに、この詰め替え用容器から直接、内容物を計量カップなどに出して用いるとき、キャップを手が滑らずに開けることができる。
また、繰り返し使用容器に移し替えるときは、縦筋状のローレットの窪んだ部分を、空
気が通って、移し替えるときの内容物の脈動を抑え、スムーズに内容物を移し替えることができる。
本発明の詰め替え容器は、繰り返し使用容器にセットするだけで固定されて、手で支えなくても、あるいは、手を添えるだけで、内容物をこぼすことも無く、簡単な構造で、容易に移し替えることができる。
また、手で支える必要が無いときは、セットした後放置することができ、内容物が流動性のよくないもので、時間がかかることがあっても手間が掛からない。さらに、手で傾けて注ぎ出して詰替える場合は注ぎ残しがあるが、本発明の詰替え容器を使用すれば注ぎ残しも少なくすることができる。
本発明の詰め替え容器の第1の実施形態の特徴部分を模式的に示した部分断面図である。 本発明の詰め替え容器の第1の実施形態を模式的に示した説明図である。 本発明の詰め替え容器の第1の実施形態を説明する部分断面図である。 (A)本発明の詰め替え容器の第1の実施形態に用いられる繰り返し使用容器の特徴部分を模式的に示した部分断面図である。(B)本発明の詰め替え容器の第1の実施形態に用いられる繰り返し使用容器の特徴部分を模式的に示した平面図である。 本発明の詰め替え容器の第1の実施形態に用いられる繰り返し使用容器を模式的に示した正面図である。 本発明の詰め替え容器の第1の実施形態で繰り返し使用容器に詰め替えを行っている状態を説明する部分断面図である。 本発明の詰め替え容器の第2の実施形態の特徴部分を模式的に示した部分断面図である。 本発明の詰め替え容器の第2の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。 本発明の詰め替え容器の第2の実施形態で繰り返し使用容器に詰め替えを行っている状態を説明する部分断面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき説明する。
図1は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態の特徴部分を模式的に示した部分断面図、図2は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態を模式的に示した説明図、図3は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態を説明する部分断面図である。
第1の実施形態の詰め替え容器100は、図2のような液体用紙容器の形態をなしてなり、紙容器本体10にスパウト20が取り付けられている。スパウト20は、図1の部分断面図のように、台座21と、台座21より上方に向かう筒状の注出筒22と、注出筒22の内部の下部に封止板23が設けられている。
封止板23には、薄肉部からなる円形の脆弱線24が設けられ、脆弱線24によって周状の開口予定部が設けられている。スパウト20は紙容器本体10の開口部に台座21を熱溶着することによって取り付けられている。注出筒22の外面には、雄ネジ25が設けられていて、雄ネジ25は図2のように飛びネジになっている。
スパウト20には、必要に応じて図3のように、キャップ30が被せられている。キャ
ップ30の側壁31の内面には雌ネジ32が設けられ、キャップ30をスパウト20に被せるときには、スパウト20の雄ネジ25にキャップ30の雌ネジ32を螺合している。
また、キャップ30の天面板33の下面にはインナーリング34が設けられて、注出筒22の上端内面に密着してキャップをしたときに密封するようになっている。これにより詰め替えで内容物が残ったときに、キャップをして密封できる。さらには、流通時に注出筒22の内部に埃などが入るのを防ぐことができる。
図4(A)は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態に用いられる繰り返し使用容器の特徴部分を模式的に示した部分断面図、(B)は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態に用いられる繰り返し使用容器の特徴部分を模式的に示した平面図、図5は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態に用いられる繰り返し使用容器を模式的に示した正面図である。
第1の実施形態の詰め替え容器100で内容物を詰め替える繰り返し使用容器200は、図5のように、プラスチック製のボトル本体40と、ノズルキャップ50とからなっていて、ノズルキャップ50の中央部には上方に突き出た注出ノズル51が備えられている。
ノズルキャップ50は、図4(A)の断面図のように中央部に上方に突出する形で注出ノズル51が設けられ、注出ノズルは、筒状または樋状で上端が斜めにかたどられ、繰り返し使用容器200から、計量カップなどに内容物をそそぎだすときには、高くなっているほうを下にして、注出する。
斜めになっている低いほうには、縦にスリット52を設けて、樋状にしておいても良い。注出ノズル51の外側周囲には周壁53が設けられ、周壁53と注出ノズル51の下端との間に内容物戻し用流路54が設けられ、内容物戻し用流路54も注出ノズル51の高い方から低いほうに向けて傾斜している。
そして、内容物戻し用流路54のもっとも低いところに、内容物戻し用孔55が開けられていて、内容物戻し用流路54に流れてきた内容物をボトル本体40に戻すようになっている。
本実施形態では、樋状の注出ノズル51のスリット52と内容物戻し用孔55が一体として形成されている。また、周壁53の外側にさらに外壁56を設けても良い。そして、図示しないが、周壁53の外側に嵌合あるいは螺合するオーバーキャップを設けることもできる。
注出ノズル51の上方から見た形状は、詰め替え容器の、脆弱線24の上方から見た形状と略同一にし、注出ノズル51の先端で、脆弱線24を破断して、封止板23の脆弱線24で囲まれていた部分を注出ノズル51が貫通するようになっている。
図4(B)の角度aの部分では、注出ノズル51の先端は、角Rを取らずスリットにつながっていて、その他の部分の傾斜の上の部分では、注出ノズルの先端にRを取っている。この角度aは、30°から120°が好ましく、より好ましくは80°から100°である。そして、この角度aの間に入るように、内容物戻し用孔55を設けている。
上記の様に、先端に角Rを取らずに尖らせる事で、スパウトの脆弱線24に切断するするきっかけを与えて、斜めにカットした注出ノズル51の先端形状に沿って封止板23を外れ易くしている。
また、先端以外の部位は、手で触ったりしてもケガしないように角Rを取ることが望ましい。一旦、1ヶ所がカットされれば、先端に角Rを取っていても、十分に脆弱線24に沿ってカットしていくことが可能になる。
内容物戻し用流路54からの周壁53の上端までの高さはできるだけ高くしたほうが好ましい。このようにすることによって、詰め替え時に内容物戻し用流路54に内容物が液溜まりしたときに空気の経路が確保できる。
もし、周壁53の上端までの高さが低いと、空気の経路や空間が少なくなり、注出ノズル51の外側から漏れた内容物が、繰り返し使用容器から内容物戻し用孔55を経由して戻る空気で口元に押し上げられて漏れ出る恐れがある。
図6は、本発明の詰め替え容器の第1の実施形態で繰り返し使用容器に詰め替えを行っている状態を説明する部分断面図である。
詰め替え容器100から繰り返し使用容器200に内容物を詰め替えるには、繰り返し使用容器200を立てて、注出ノズル51が上方に突き出た状態にして置き、詰め替え容器100をさかさまにして、繰り返し使用容器200の注出ノズル51に、詰め替え容器100の脆弱線24が当たるようにして、そのまま、注出ノズル51の先端で脆弱線24を破断する。
そして、図6のように、注出ノズル51の先端部分が詰め替え容器100のなかに入るように突き刺す。
注出ノズル51の先端が斜めになっている低い側にはスリット2が設けられているので、この部分に当たった脆弱線24は破断されず、図6のように、周りの封止板23に繋がっていて、脆弱線24で囲まれた部分は注出ノズル51で押し上げられ詰め替え容器1000の中に立ち上がった状態になる。
注出筒22は、注出ノズル51と周壁53の間に、位置するようになっていて、且つ、注出筒22の外面の雄ネジ25は、ノズルキャップ50の周壁53の内面に接して嵌まり込む。
これによって、詰め替え容器100は、繰り返し使用容器200に固定され、手でしっかり固定する必要は無い。あるいは、手を添えるだけで、詰め替え容器100が繰り返し使用容器200から外れることが無い。
このとき、雄ネジは飛びネジになっているので、ネジ山の無い部分を間隙として空気が通ることができ、内容物の流れが脈動することが無い。また、繰り返し使用容器の開口部の面積は、内容物戻し用孔55を含めて、詰め替え容器の開口部より広いほうが良い。
これにより内容物が溢れて、流れ出てしまうことが無い。また、詰め替え作業においては詰め替え容器側の空気抜けが悪く、脈動しやすいので、内容物戻し用流路54の容量を大きくすることが望ましい。このようにすることで、詰め替え容器の方の空気の流通がよくなり、内容物が溢れてこぼれ出すことが無い。
脆弱線24を設ける封止板23の材質は、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、注密度ポリエチレンの単体、または、これらの混合樹脂、あるいは、この樹脂の共重合物が使用できる。
これらの樹脂を用いて、スパウト20として一体としてインジェクション成形で製造することができる。そのため、部品数が少なく、構造が簡単である。紙容器本体10は、従来からある紙の表裏にポリエチレンなどの熱溶融性樹脂を設けた層構成で、熱溶着によって成形されているものでよい。紙と熱溶融樹脂の間に、アルミニウム箔や、蒸着フィルムなどのバリア層を設けても良い。
この紙容器本体10にインジェクションで成形したスパウト20を取り付けるだけであるので、従来からある口栓つきの液体用紙容器と同様にして製造することができ、液体用紙容器の詰め替え容器が容易に製造することができる。
<第2の実施形態>
以下本発明を実施するための第2の実施形態につき説明する。
図7は、本発明の詰め替え容器の第2の実施形態の特徴部分を模式的に示した部分断面図、図8は、本発明の詰め替え容器の第2の実施形態を模式的に正面で示した説明図である。
第2の実施形態の詰め替え容器300は、図8のように、ボトル容器であり、ボトル本体60とキャップ70から形成されている。キャップ70は、図7の部分断面図のように、筒状の側壁71と天面板72とからなっている。天面板72には、薄肉部からなる円形の脆弱線73が設けられ、脆弱線73で周囲が形成された開口予定部が設けられている。
また、天面板72の下面にはインナーリング74が設けられていて、ボトル本体60の口頸部61の先端の内面に接するようになっていて、密封している。これによって、流通時に詰め替え容器300の内部に埃などが入るのを防ぐことができる。
また、ボトル本体60の口頸部61の外面には雄ネジ62が設けられ、キャップ70の側壁71の内面に設けられた雌ネジ75と螺合している。キャップ70の側壁71の外面には、図8のように、縦筋状の滑り止め用のローレット76が設けられている。
第2の実施形態の詰め替え容器300で内容物を詰め替える繰り返し使用容器には、第1の実施形態の詰め替え容器100で用いた、図5および図4(A)、(B)のような、繰り返し使用容器200が使用される。
図9は、本発明の詰め替え容器の第2の実施形態で繰り返し使用容器に詰め替えを行っている状態を説明する部分断面図である。
詰め替え容器300から繰り返し使用容器200に内容物を詰め替えるには、繰り返し使用容器200を立てて、注出ノズル51が上方に突き出た状態して置き、詰め替え容器300をさかさまにして、繰り返し使用容器200の注出ノズル51に、詰め替え容器300の脆弱線73が当たるようにして、そのまま、注出ノズル51の先端で脆弱線24を破断する。
そして、図9のように、注出ノズル51の先端部分が詰め替え容器300のなかに入るように突き刺す。
注出ノズル51の先端が斜めになっている低い側にはスリット2が設けられているので、図9のように、この部分に当たる脆弱線73は破断されず、周りの天面板72に繋がっていて、天面板72の脆弱線73で囲まれた部分は注出ノズル51で押し上げられ詰め替え容器3000の中に立ち上がった状態になる。
そして、キャップ70の側壁71は、注出ノズル51と周壁53の間に、位置するようになっていて、且つ、側壁71の外面に設けられたローレット76は、ノズルキャップ50の周壁53の内面に接して嵌まり込む。
これによって、詰め替え容器300は、繰り返し使用容器200に固定され、手でしっかり固定する必要は無い。あるいは、手を添えるだけで、詰め替え容器300が繰り返し使用容器200から外れることが無い。
このとき、ノズルキャップ50の周壁53の内面に接して嵌まり込む側壁71の外面には、縦筋状のローレット76が設けられているので、空気が通ることができ、移し替えるときの内容物の流れが脈動することが無い。
キャップ70の脆弱線73を設ける天面板72の材質は、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、注密度ポリエチレンの単体、または、これらの混合樹脂、あるいは、これらの共重合物が使用できる。
これらの樹脂を用いて、キャップ70として一体としてインジェクション成形で製造することができる。そのため、部品数が少なく、構造が簡単である。ボトル本体60の材質は、ガラスでも構わないが、合成樹脂が好ましい。
合成樹脂のボトルとしては、ポリエチレンテレフタレートボトル、薄肉ポリプロピレンボトル、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンの2層のブローボトルなどが好ましく用いることができる。
この詰め替え容器300は、一般的に製造されているボトルをボトル本体60に用いて、キャップ70として、脆弱線73を天面板72に設け、それ以外は一般的に用いられるキャップと同様であるので、製造自体は従来技術の応用で簡単にできるので、ボトル形状の詰め替え容器300が容易に製造することができる。
100・・・詰め替え容器
10・・・紙容器本体
20・・・スパウト
21・・・台座
22・・・注出筒
23・・・封止板
24・・・脆弱線
25・・・雄ネジ
30・・・キャップ
31・・・側壁
32・・・雌ネジ
33・・・天面板
34・・・インナーリング
200・・・繰り返し使用容器
40・・・ボトル本体
50・・・ノズルキャップ
51・・・注出ノズル
52・・・スリット
53・・・周壁
54・・・内容物戻し用流路
55・・・内容物戻し用孔
56・・・外壁
a・・・角度
300・・・詰め替え容器
60・・・ボトル本体
61・・・口頸部
62・・・雄ネジ
70・・・キャップ
71・・・側壁
72・・・天面板
73・・・脆弱線
74・・・インナーリング
75・・・雌ネジ
76・・・ローレット

Claims (8)

  1. 注出ノズルと、該注出ノズルの周囲に内容物戻し用流路を介して設けられた周壁とを備える繰り返し使用容器に対して、内容物を補充する詰め替え容器において、
    該詰め替え容器に、前記注出ノズルの外周と略同形の、破断可能な脆弱線によって周状の開口予定部が設けられ、開口予定部を囲み、該開口予定部の外側または内側に向かう注出筒が設けられ、前記脆弱線を破断して、前記注出ノズルが前記開口予定部より挿入されたときに、前記注出筒が前記注出ノズルと前記周壁の間に位置し、該注出筒の外周面が前記周壁内面に接して嵌まり込んでいることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 前記詰め替え容器に、前記注出筒と、台座とからなるスパウトが取り付けられていて、前記注出筒に封止板が設けられ、該封止板に前記脆弱線で形成された前記開口予定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の詰め替え容器。
  3. 前記注出筒の外周面と前記周壁内面の間を空気が通過できるように、前記注出筒の外周面に間隙が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の詰め替え容器。
  4. 前記注出筒の外周面に雄ネジが設けられていて、該注出筒の外周面と前記周壁内面の間を空気が通過できるように、前記注出筒の外周面に設けられた前記雄ネジが飛びネジであることを特徴とする請求項2に記載の詰め替え容器。
  5. 前記詰め替え容器に、前記注出筒を側壁とするキャップが取り付けられていて、該キャップの天面板に前記脆弱線で形成された前記開口予定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の詰め替え容器。
  6. 前記脆弱線を破断して、前記注出ノズルが前記開口予定部より挿入されたときに、前記キャップの側壁が、前記注出ノズルと前記周壁の間に位置し、該キャップの側壁の外周面が前記周壁内面に接して嵌まり込むことを特徴とする請求項5に記載の詰め替え容器。
  7. 前記キャップの側壁の外周面と前記周壁内面の間を空気が通過できるように、前記キャップの側壁の外周面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の詰め替え容器。
  8. 前記キャップの側壁の外周面に設けられた凹凸が、縦筋状に設けられた滑り止め用のローレットであることを特徴とする請求項7に記載の詰め替え容器。
JP2012076878A 2012-03-29 2012-03-29 詰め替え容器 Pending JP2013203464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076878A JP2013203464A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 詰め替え容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076878A JP2013203464A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 詰め替え容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013203464A true JP2013203464A (ja) 2013-10-07

Family

ID=49522994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076878A Pending JP2013203464A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 詰め替え容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013203464A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186023A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 大日本印刷株式会社 詰め替え容器
WO2018105686A1 (ja) 2016-12-08 2018-06-14 藤森工業株式会社 容器の注出用スパウト
WO2018105687A1 (ja) 2016-12-08 2018-06-14 藤森工業株式会社 詰め替え容器の注出用スパウト及び包装容器の注出ユニットとの連結構造
WO2018173382A1 (ja) 2017-03-21 2018-09-27 藤森工業株式会社 容器の注出用スパウト
JP2020070039A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 藤森工業株式会社 注出スパウト
JP7469307B2 (ja) 2018-12-03 2024-04-16 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ 包装容器、包装容器用のスパウト、及び包装容器とスパウトのアセンブリ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186023A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 大日本印刷株式会社 詰め替え容器
US10961025B2 (en) 2016-12-08 2021-03-30 Fujimori Kogyo Co., Ltd. Pouring spout of container
WO2018105686A1 (ja) 2016-12-08 2018-06-14 藤森工業株式会社 容器の注出用スパウト
WO2018105687A1 (ja) 2016-12-08 2018-06-14 藤森工業株式会社 詰め替え容器の注出用スパウト及び包装容器の注出ユニットとの連結構造
KR20190093573A (ko) 2016-12-08 2019-08-09 후지모리 고교 가부시키가이샤 리필 용기의 주출용 스파우트 및 포장 용기의 주출 유닛과의 연결 구조
KR20190094162A (ko) 2016-12-08 2019-08-12 후지모리 고교 가부시키가이샤 용기의 주출용 스파우트
US11155390B2 (en) 2016-12-08 2021-10-26 Fujimori Kogyo Co., Ltd. Coupled structure between pouring spout of refill container and pouring unit of packaging container
US11203468B2 (en) 2017-03-21 2021-12-21 Fujimori Kogyo Co., Ltd. Pouring spout of container
KR20190128206A (ko) 2017-03-21 2019-11-15 후지모리 고교 가부시키가이샤 용기의 주출용 스파우트
WO2018173382A1 (ja) 2017-03-21 2018-09-27 藤森工業株式会社 容器の注出用スパウト
WO2020090619A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 藤森工業株式会社 注出スパウト
JP2020070039A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 藤森工業株式会社 注出スパウト
CN112912317A (zh) * 2018-10-30 2021-06-04 藤森工业株式会社 倒出嘴
CN112912317B (zh) * 2018-10-30 2022-09-06 藤森工业株式会社 倒出嘴
JP7193305B2 (ja) 2018-10-30 2022-12-20 藤森工業株式会社 注出スパウト
JP7469307B2 (ja) 2018-12-03 2024-04-16 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ 包装容器、包装容器用のスパウト、及び包装容器とスパウトのアセンブリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013203464A (ja) 詰め替え容器
KR102492789B1 (ko) 리필 용기의 주출용 스파우트 및 포장 용기의 주출 유닛과의 연결 구조
WO2014084264A1 (ja) 詰替え容器用栓体
JP6183847B2 (ja) 詰替え容器用栓体
US10494153B2 (en) Method and apparatus for controlled transfer of fluid
US9981786B2 (en) Method and apparatus for controlled transfer of fluid
JP5756357B2 (ja) 詰替え用軟包装容器
US20180208337A1 (en) Spout-equipped container and refilling method
JP5365361B2 (ja) 詰替え容器用口栓
JP5121144B2 (ja) パウチ用口栓、口栓付きパウチ、および包装体
JP5365283B2 (ja) 詰替え容器
JP2012224362A (ja) 繰り返し使用容器
JP5977641B2 (ja) 詰替え容器用栓部材
JP5311040B2 (ja) 詰め替え容器
JP6083855B2 (ja) 詰替え容器用栓体
JP5444937B2 (ja) 繰り返し使用容器
JP2011016579A (ja) 詰め替え容器
JP5978093B2 (ja) 詰替え容器用栓部材
JP5542462B2 (ja) 詰め替え容器
JP5953041B2 (ja) 詰替え容器用栓部材
JP6183846B2 (ja) 詰替え容器用栓体
JP2018070162A (ja) インク補給方法、インク補給容器、及びインクタンク
JP6834341B2 (ja) 液体吐出容器、及び組み合わせ体
JP7134683B2 (ja) 詰め替え容器
JP7193294B2 (ja) 注出用スパウトおよび包装容器