JP5346826B2 - 詰め替え容器 - Google Patents

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Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、その容器本体の口部に装着されているとともにその口部を閉塞する中栓と、が備えられ、その中栓を本容器の口部に螺着させて詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。上記した中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、この注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した構成の詰め替え容器では、例えば、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、その詰め替え容器の中栓に倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)の本容器の口部を螺着する。その後、詰め替え容器と本容器とを反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑である。
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着(連結)するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがある。
また、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ出る。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、詰め替え作業を容易化することができ、かつ、詰め替え時に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替えを行うことができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに第1注出口が形成された内キャップと、前記内キャップを覆い、該内キャップに対して容器軸回りに回転可能かつ容器軸方向にスライド移動可能に設けられ、前記第1注出口上に位置する第2注出口が形成された外キャップと、を備え、前記内キャップは、前記第1注出口内に配置されるとともに破断可能な弱化部を介して連結され該第1注出口を閉塞するシール部と、前記シール部に立設された第1係合部と、を有し、前記外キャップは、前記第1係合部に容器軸回りに対向する第2係合部と、前記第1係合部上に位置して該第1係合部を押下可能な押下部と、を有していることを特徴とする。
本発明に係る詰め替え容器によれば、外キャップを内キャップに対して容器軸回りに回転させた際、外キャップの第2係合部が内キャップの第1係合部に係合して該第1係合部に容器軸回りの回転力が伝えられる。この第1係合部はシール部に立設されていることから、前記回転力はシール部を介して弱化部に伝わり、弱化部が破断される。この状態から、外キャップを内キャップに対して容器軸方向にスライド移動させるとともに、外キャップの押下部で内キャップの第1係合部を押し下げることにより、該第1係合部に一体とされたシール部が押し下げられて、第1注出口が開封される。すなわち、この発明によれば、詰め替え容器の第1注出口の開封が、前述した外キャップの回転及びスライド移動により行えるのである。
詳しくは、本容器に内容物を詰め替える際に、正立姿勢の本容器の口部と倒立姿勢の詰め替え容器の第2注出口とを連結させた状態で、外キャップをスライド移動させることにより、第1注出口が開封されるとともに詰め替え容器と本容器とが連通されるようになっている。詰め替え容器は倒立姿勢とされているので、該詰め替え容器の内容物は第2注出口を通って本容器へと流出して、詰め替えが行われる。尚、前述した外キャップの回転はスライド移動前に行われればよく、この回転が詰め替え容器と本容器との連結の前か後かは限定されない。例えば、外キャップを回転させて弱化部を破断した後に、詰め替え容器を倒立姿勢にして本容器に連結する場合であっても、シール部が第1注出口内に配置され、かつ、弱化部が前述の回転力によって破断されていることにより、第1注出口を閉じておくことが可能になり、内容物の流出が抑えられる。
この詰め替え容器によれば、該詰め替え容器と本容器とを連結した後に、詰め替え容器及び本容器を上下反転させる必要がなく、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替え容器と本容器とを連結した後でスライド移動して第1注出口を開封することから、連結作業を誤って詰め替え容器を倒した場合であっても、該第1注出口から内容物がこぼれ出るようなことが防止される。
また、詰め替え作業中に本容器を倒立姿勢にする必要がないことから、本容器の内側に内容物が残留している場合であっても、詰め替え作業を行える。
尚、外キャップを回転させて弱化部を破断した後に、例えば詰め替え容器と本容器とを連結する等のために容器本体を掴むと、該容器本体の内圧が高まり、シール部には押し上げられる力が加わることとなるので、該シール部は容器本体内に落ちにくくなっている。
また、本発明に係る詰め替え容器において、前記外キャップには、前記内キャップに対する該外キャップの容器軸方向へのスライド移動を規制する規制部が、取り外し可能に配設されていることとしてもよい。
本発明に係る詰め替え容器によれば、前述のように外キャップを回転させて弱化部を破断した後であっても、規制部が該外キャップのスライド移動を規制して、第1注出口の開封を防止できる。
また、この構成によれば、予期せぬ外力により外キャップが容器軸方向に押し込まれた場合であっても、規制部が該外キャップのスライド移動を規制するので、内キャップの第1注出口が開封されない。したがって、詰め替え容器を誤って落下させてしまった場合であっても、内容物がこぼれ出るようなことが防止される。また、詰め替え作業の際には、この規制部を取り外せばよい。
また、本発明に係る詰め替え容器において、前記シール部は、前記弱化部が破断された状態で、前記第1注出口内に保持可能に形成されていることとしてもよい。
本発明に係る詰め替え容器によれば、外キャップを内キャップに対して容器軸回りに回転させて弱化部が破断された際に、シール部が第1注出口内に保持可能とされている。すなわち、例えば、シール部が非円形の楕円形板状や多角形板状等に形成されることによって、シール部の外縁部が第1注出口内に接触して保持される。したがって、例えば外キャップを回転させて弱化部を破断した後に、詰め替え容器を倒立姿勢にして本容器に連結する場合であっても、シール部が第1注出口内に保持されるとともに該第1注出口の閉塞状態が維持されて、内容物の流出が抑えられる。また、正立姿勢の詰め替え容器において、第1注出口から分離されたシール部が容器本体内に落下するようなことが防止される。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を容易化することができ、かつ、詰め替え時に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替えを行うことができる。
本発明の一実施形態に係る詰め替え容器を示す部分側断面図である。 図1の詰め替え容器の要部を示す部分側断面図である。 図1の詰め替え容器の要部を示す部分上断面図である。 図1の詰め替え容器を用いた内容物の詰め替え方法を説明する図である。 図1の詰め替え容器を用いた内容物の詰め替え方法を説明する図である。 図1の詰め替え容器を用いた内容物の詰め替え方法を説明する図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る詰め替え容器について説明する。
図1に示すように、詰め替え容器1は樹脂材料からなり、本容器50に詰め替える内容物が収容される容器本体2と、該容器本体2の口部2aに装着されるとともに第1注出口11が形成された内キャップ10と、内キャップ10を覆い、該内キャップ10に対して容器軸O回りに回転可能かつ容器軸O方向にスライド移動可能に設けられ、第1注出口11上に位置して第2注出口21が形成された外キャップ20と、を備えている。
ここで、容器本体2、内キャップ10、及び、外キャップ20は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、この詰め替え容器1において、容器軸Oに沿った外キャップ20側を上側、容器本体2側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
図2に示すように、容器本体2の口部2aの外周面には回り止め凸リブ2bが形成されている。また、口部2aの外周面における回り止め凸リブ2bの下側には、径方向外方に突出するとともに周方向に沿って延びる環状の内キャップ係止部2cが形成されている。
内キャップ10は、口部2aに外嵌される周壁部12と、この周壁部12の上端開口を覆う天壁部13と、この天壁部13に立設された内注出筒14と、この内注出筒14の第1注出口11内に配置されるとともに破断可能な弱化部15を介して該内注出筒14に連結され該第1注出口11を閉塞するシール部16と、このシール部16に立設された第1係合部17とを備えている。
周壁部12の外周面には、径方向内方へ窪むとともに該外周面の上端から下側へ向けて延びる案内溝12aが形成されている。また、案内溝12aにおいて周方向を向く一対の壁面のうち一方の壁面の上側に面一に連なるように、天壁部13の上面から上側へ向けて回り止め部18が突設されている。
また、周壁部12の外周面における下端部には、径方向外方に突出するとともに周方向に沿って延びる外キャップ係止部12bが形成されている。また、周壁部12の内周面には、径方向内方へ突出するとともに該内周面の上端から下側へ向けて延びる回り止め凸部12cが形成されている。また、周壁部12の内周面における下端部には、径方向外方に窪むとともに周方向に沿って延びる内キャップ被係止部12dが形成されている。
内キャップ10の回り止め凸部12cは、容器本体2の口部2aの回り止め凸リブ2bに係合されるようになっており、これにより、内キャップ10の口部2aに対する容器軸O回りの(少なくとも一方向への)回転が規制されている。また、内キャップ10の内キャップ被係止部12dは、口部2aの内キャップ係止部2cに嵌め合わされている。
また、天壁部13における径方向の中央部分13cに、内注出筒14が上側へ向けて突設されている。天壁部13において内注出筒14より径方向外方に位置する外周縁部分13aの下面には、口部2aの上端開口縁が当接されており、前記下面における口部2aの径方向内方には、口部2a内に嵌合する筒部13bが垂設されている。
内注出筒14の上端部は開口されていて、第1注出口11とされている。内注出筒14の内周面における下端部には、径方向内方へ突出するとともに周方向に沿って延びる環状をなし、薄肉とされた弱化部15が形成されている。
また、シール部16は、剛性のある円板状をなしており、その外周縁部分が弱化部15の内周縁部分に周方向全体に連結されているとともに、弱化部15を介して内注出筒14に支持されている。このように、内注出筒14(第1注出口11)はシール部16により閉塞されている。尚、シール部16は、周方向に間隔をあけて配設された複数の連結片からなる弱化部15を介して、内注出筒14に支持されていても構わない。
第1係合部17は、複数の矩形板状体を容器軸O回りに互いに間隔を開けて配置するように形成されている。図3に示すように、本実施形態の第1係合部17は、上面視十字状をなし、4枚の矩形板状体を容器軸Oを中心に放射状に配置するとともに容器軸O回りに周方向均等となるように間隔を開けて配置している。第1係合部17の上端縁は、内注出筒14の上端開口縁よりも上側に突出している。
また、外キャップ20は、内キャップ10の周壁部12に外挿された外筒22と、この外筒22の上端開口を覆う天壁部23と、この天壁部23に貫設された外注出筒24と、外注出筒24の第2注出口21内に配置されるとともに第1係合部17に容器軸O回りに対向する第2係合部25と、第1係合部17上に位置して該第1係合部17を押下可能な押下部26と、内キャップ10に対する該外キャップ20の容器軸O方向へのスライド移動を規制する規制部27と、を備えている。
外筒22の内周面には、径方向内方へ突出するとともに該内周面の上端から下側へ向けて延びるリブ22aが形成されている。リブ22aの下端縁は、内キャップ10の天壁部13の上面に当接しているとともに、該上面に対して周方向に摺動可能とされている。詰め替え作業前において、リブ22aと案内溝12aとは、互いの周方向位置が異なるように設定されている。尚、この位置を解除自在に固定する係合部を、内キャップ10及び外キャップ20に形成してもよい。そして、図2に示すように、詰め替え作業時には、外キャップ20を内キャップ10に対して容器軸O回りに回転させた際に、リブ22aは案内溝12aに対向配置されて該案内溝12aに挿入可能とされている。
また、外筒22の内周面における下端部には、径方向外方に窪むとともに周方向に沿って延びる外キャップ被係止部22bが形成されている。外キャップ被係止部22bは、上下に所定の幅を有して形成されており、該外キャップ被係止部22bの内周面には、内キャップ10の外キャップ係止部12bが摺動可能に当接している。また、外キャップ被係止部22bの内周面における上端部には、径方向内方に突出するとともに周方向に沿って延びる係止体22cが形成されている。係止体22cの突出量は、上下方向への外力によって外キャップ係止部12bが該係止体22cを乗り越え可能な程度に設定される。
また、外筒22の下端部には、筒状の規制部27が取り外し可能に配設されている。詳しくは、外筒22の下端開口縁と規制部27の上端開口縁との間には僅かに間隙が設けられており、周方向に間隔を開けて複数配設された薄肉のブリッジ28によって、外筒22と規制部27とが連結されている。また、規制部27の下端開口縁は容器本体2の肩部2dに近接している。
図3に示すように、規制部27は、その周方向の一部に薄肉の弱化部27aを有している。また、弱化部27aの周方向の一端から径方向外方に突出して操作片27bが形成されている。図3に示すように、操作片27bは上面視L字状をなしており、その先端部27cが周方向の弱化部27a側へ向けて曲折して形成されている。
また、図2に示すように、天壁部23における径方向の中央部分23bに、外注出筒24が上下に貫設されている。外注出筒24の上端部は開口されていて、第2注出口21とされている。また、外注出筒24の下端部は、内注出筒14内に摺動可能に配置されている。また、外注出筒24の内周面における上下方向の中央部には、径方向に延びて押下部26が突設されている。
押下部26は、複数の棒状体を容器軸O回りに互いに間隔を開けて配置するように形成されている。図3に示すように、本実施形態の押下部26は、上面視十字状をなし、4つの棒状体を容器軸Oを中心に放射状に配置するとともに容器軸O回りに周方向均等となるように間隔を開けて配置している。押下部26の下面は、第1係合部17の上端縁から僅かに間隙を開けて上側に位置している。
また、外注出筒24の内周面には、径方向内方に突出するとともに押下部26の外周縁部分から垂下して第2係合部25が配設されている。第2係合部25は矩形板状をなし、第1係合部17の前記矩形板状体における径方向外方の上端部に対向配置されている。
図6に示すように、外キャップ20の天壁部23は、内容物を詰め替える本容器50の口部50aよりも大径に形成されている。また、外注出筒24は、本容器50の口部50aよりも小径に形成されている。
尚、図2において、外キャップ20の外注出筒24における上端開口部は、シート29により閉塞されている。
次に、以上のように構成された詰め替え容器1から本容器50に内容物を詰め替える方法の一例について説明する。
図2に示すように、はじめに、詰め替え容器1を正立姿勢とし、外キャップ20を内キャップ10に対して容器軸O回りに回転させる。この回転は、外キャップ20のリブ22aが内キャップ10の回り止め部18に当接するまで行う。この回転の際、外キャップ20の第2係合部25が内キャップ10の第1係合部17に係合して回転力が伝達されるので、第1係合部17に一体とされたシール部16が、内注出筒14に対して容器軸O回りに回転する。
このように、シール部16が内注出筒14に対して回転することにより、弱化部15が破断される。詳しくは、この回転により、弱化部15は周方向に沿うせん断力が加えられて、引きちぎられるように破断される。また、薄肉の環状からなる弱化部15に代えて、複数の連結片からなる弱化部15を採用しても、同様の操作でシール部16を内注出筒14から分離することができる。このとき、破断面の形状や、シール部16の形状(例えば非円形など)を適宜設定することによって、摩擦抵抗力や上下方向の当接関係(例えば内注出筒14側に残る弱化部15の破断面とシール部16の外周縁との当接関係など)が生じることから、シール部16は引き続き内注出筒14内に支持されて、シール部16が第1注出口11内に保持されている。
また、これに代えて、外注出筒24と第1係合部17との圧接などによって、シール部16を内注出筒14内に保持することも可能である。
次いで、外注出筒24からシート29を取り外し、図4に示すように、詰め替え容器1を正立姿勢から倒立姿勢に上下反転させるとともに、正立姿勢の本容器50の口部50aに外キャップ20の天壁部23を載置して、詰め替え容器1と本容器50とを連結させる。この連結により、外キャップ20の外注出筒24は口部50a内に挿入される。尚、この連結は、前述した外キャップ20の回転前に行ってもよい。
次いで、規制部27の操作片27bを操作して、該規制部27を詰め替え容器1から取り外す。すなわち、図3において、操作片27bの先端部27cを周方向に沿って弱化部27aとは反対側へ向けて操作することにより、弱化部27aが破断され、ブリッジ28が順次破断されて、規制部27が外キャップ20から取り外される。
次いで、図5に示すように、外キャップ20を内キャップ10に対して容器軸O方向にスライド移動させる。詳しくは、容器本体2を外キャップ20に対して接近させるようにスライド移動させる。図示の例では、スライド移動は、内注出筒14の上端開口縁が外キャップ20の天壁部23に突き当てられるまで行う。この際、内キャップ10の外キャップ係止部12bは、外キャップ20の外キャップ被係止部22bを摺動していき、係止体22cを乗り越えることで、外キャップ20が内キャップ10に対して前述のスライド移動とは反対側へ向けてスライド移動することが防止される。また、リブ22aが案内溝12a内に挿入されていくことで、外キャップ20と内キャップ10との容器軸O回りの相対回転が規制されている。
そして、スライド移動の際、外キャップ20の押下部26が内キャップ10の第1係合部17に当接して押し下げ(図5においては押し上げ)ることで、該第1係合部17に一体のシール部16が内注出筒14に対して容器本体2側へ向けてスライド移動するとともに、該内注出筒14内から取り外される。これにより、シール部16による第1注出口11の閉塞が解除されるとともに該第1注出口11が開封されて、詰め替え容器1の容器本体2と本容器50とが、第1、第2注出口11、21を通して連通される。
第1注出口11が開封されると、図5に矢印で示すように、詰め替え容器1の内容物が第1、第2注出口11、21を通り本容器50へと流出して、詰め替えが行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る詰め替え容器1によれば、詰め替え容器1の第1注出口11の開封が、前述した外キャップ20の回転及びスライド移動により行えるという優れた効果を奏する。
詳しくは、本容器50に内容物を詰め替える際に、正立姿勢の本容器50の口部50aと倒立姿勢の詰め替え容器1の第2注出口21とを連結させた状態で、外キャップ20をスライド移動させることにより、第1注出口11が開封されるとともに詰め替え容器1と本容器50とが連通されるようになっている。詰め替え容器1は倒立姿勢とされているので、該詰め替え容器1の内容物は第2注出口21を通って本容器50へと流出して、詰め替えが行われる。尚、外キャップ20の回転はスライド移動前に行われればよく、この回転が詰め替え容器1と本容器50との連結の前か後かは限定されない。すなわち、前述のように、外キャップ20を回転させて弱化部15を破断した後に、詰め替え容器1を倒立姿勢にして本容器50に連結する場合であっても、シール部16が第1注出口11内に配置され、第1注出口11を閉じておくことが可能になり、内容物の流出が抑えられる。
この詰め替え容器1によれば、該詰め替え容器1と本容器50とを連結した後に、詰め替え容器1及び本容器50を上下反転させる必要がなく、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替え容器1と本容器50とを連結した後でスライド移動して第1注出口11を開封することから、連結作業を誤って詰め替え容器1を倒した場合であっても、該第1注出口11から内容物がこぼれ出るようなことが防止される。
また、詰め替え作業中に本容器50を倒立姿勢にする必要がないことから、本容器50の内側に内容物が残留している場合であっても、詰め替え作業を行える。
尚、外キャップ20を回転させて弱化部15を破断した後に、例えば詰め替え容器1と本容器50とを連結する等のために容器本体2を掴むと、該容器本体2の内圧が高まり、シール部16には押し上げられる向き(すなわち容器本体2側とは反対へ向かう方向)の力が加わることとなるので、該シール部16は容器本体2内に落ちにくくなっている。
また、前述のように外キャップ20を回転させて弱化部15を破断した後であっても、規制部27が該外キャップ20のスライド移動を規制して、第1注出口11の開封を防止できる。
また、この構成によれば、詰め替え作業前に、予期せぬ外力により外キャップ20が容器軸O方向に押し込まれた場合であっても、規制部27が該外キャップ20のスライド移動を規制するので、内キャップ10の第1注出口11が開封されない。したがって、詰め替え容器1を誤って落下させてしまった場合であっても、内容物がこぼれ出るようなことが防止される。また、詰め替え作業の際には、この規制部27を容易に取り外すことができる。
また、リブ22aが案内溝12aに案内されつつ外キャップ20がスライド移動するので、このスライド移動の際に、外キャップ20と内キャップ10との相対回転が規制されていることから、詰め替え作業が安定して行える。
また、リブ22aが案内溝12aに対向配置されていない状態においては、該リブ22aの下端縁と内キャップ10の天壁部13の上面とが当接して、外キャップ20と内キャップ10との容器軸O方向に沿うスライド移動が規制されていることから、第1注出口11の開封をより確実に防止できる。さらに、リブ22aが天壁部13の上面に当接していることにより、製造時において、外キャップ20及び内キャップ10を容器本体2の口部2aに対して打栓した際に、第1注出口11が開封されるようなことが確実に防止される。
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、外キャップ20の第2係合部25と押下部26とが一体に形成されていることとしたが、これに限定されるものではなく、第2係合部25と押下部26とは、別体とされていてもよい。
また、規制部27の形状は前述したものに限定されず、例えば、規制部27がCリング状に形成されているとともに、容器本体2の口部2aに対して着脱可能とされていてもよい。
また、詰め替え作業の際、詰め替え容器1と本容器50とを連結させた後で、規制部27を取り外すこととしたが、前記連結の前に、規制部27を取り外しておいてもよい。
また、詰め替え作業の際、詰め替え容器1の天壁部23を本容器50の口部50aに載置して連結を行うこととしたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、外キャップ20の外注出筒24の径方向外方に間隔をあけて、内周面に雌ねじ加工が施された連結筒を設け、この連結筒を本容器50の口部50aに螺着することにより、詰め替え容器1と本容器50とを連結することとしてもよい。この場合、前記連結後に操作を誤っても、詰め替え容器1が本容器50から落ちるようなことがなく、作業がより安定して行える。この構成においては、連結後に倒立姿勢とされた詰め替え容器1の容器本体2を外キャップ20に対して容器軸O回りに回転、及び、スライド移動させることにより、詰め替え作業を行う。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 詰め替え容器
2 容器本体
2a 口部
10 内キャップ
11 第1注出口
15 弱化部
16 シール部
17 第1係合部
20 外キャップ
21 第2注出口
25 第2係合部
26 押下部
27 規制部
50 本容器
O 容器軸

Claims (3)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに第1注出口が形成された内キャップと、
    前記内キャップを覆い、該内キャップに対して容器軸回りに回転可能かつ容器軸方向にスライド移動可能に設けられ、前記第1注出口上に位置する第2注出口が形成された外キャップと、を備え、
    前記内キャップは、前記第1注出口内に配置されるとともに破断可能な弱化部を介して連結され該第1注出口を閉塞するシール部と、前記シール部に立設された第1係合部と、を有し、
    前記外キャップは、前記第1係合部に容器軸回りに対向する第2係合部と、前記第1係合部上に位置して該第1係合部を押下可能な押下部と、を有していることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
    前記外キャップには、前記内キャップに対する該外キャップの容器軸方向へのスライド移動を規制する規制部が、取り外し可能に配設されていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1又は2に記載の詰め替え容器であって、
    前記シール部は、前記弱化部が破断された状態で、前記第1注出口内に保持可能に形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
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