JP2002002789A - 注出口組合体 - Google Patents

注出口組合体

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JP2002002789A
JP2002002789A JP2000184359A JP2000184359A JP2002002789A JP 2002002789 A JP2002002789 A JP 2002002789A JP 2000184359 A JP2000184359 A JP 2000184359A JP 2000184359 A JP2000184359 A JP 2000184359A JP 2002002789 A JP2002002789 A JP 2002002789A
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Tatsuya Nozaki
達也 野崎
Yoshihiro Sato
義博 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高粘性の内容物を残液の少ない状態で取り出せ
る注出口組合体を提供する。 【解決手段】パウチの端縁の外側に位置するフランジ面
に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取付けられ
る接着基部を、また他方側に、パウチ取付け時にパウチ
の外側にある注出口筒部を設け、合成樹脂で一体に成形
する注出口本体と、該注出口本体の注出口に着脱可能な
キャップからなる注出口組合体において、前記フランジ
面の下方に設けた前記接着基部は、パウチの2辺間にあ
って、2辺が接着し易くして液体密封性が保てるように
した底面視においてシャトル形状であり、該接着基部の
下方に垂下した連結部と該連結部から更に容器内に向っ
て∈字型の断面形状を有する閉塞防止リブを設けた注出
口組合体であって、閉塞防止リブに切り欠き部および/
または抜き孔部を設けたことを含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷インキ等の比
較的高粘度を有する液体を収納するパウチ等に装着して
用いられる注出口組合体に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷インキや高粘度を有する食品等を注
出口付き容器に収納し、これらを用いる各種の機器にセ
ットし、前記注出口から内容物を吸引ポンプなどによっ
て取り出し、例えば、前記機器が印刷機であれば、印刷
インキを収納した注出口付き容器を印刷機にセットし、
注出口からインキを取り出して、印刷の刷版へと供給す
る。また食品の場合の例としては、濃縮食品を注出口付
き容器に収納して、自販機へセットするカートリッジと
して用いる等の使用法であり、定量取り出し方式によ
り、紙カップ等に供給して水、調味液などにより希釈す
る例がある。前記注出口付き容器の容器本体としては、
容器自体の軽量化、廃棄処理等のし易さ、また、前記イ
ンキなどは、空気と接触することにより品質が低下する
ので、空気置換することなく、取り出しに従って容器が
収縮するパウチは好都合である。また、一般にパウチは
容器本体として安価に製造可能なものである。このよう
な理由から、プラスチックフィルム等を積層してなる複
合フィルムからなるパウチが適している。そして、前記
パウチには、内容物を取り出すための注出口を装着する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記注出口
付きパウチから液体、粘性体の内容物を取り出す際に、
図9(a)および図9(d)に示すような注出口組合体
40をパウチ50に装着した注出口付きパウチの形状で
あると、内容物を取り出す吸引の途中でパウチの内面同
士が密着して閉塞状態となったり、また、吸引の最終段
階において、パウチの剛性による減容限界において吸引
不可能となり、容器内に相当量の液が残り、無駄となる
ことがあった。本発明の目的は、高粘性の内容物を残液
の少ない状態で取り出せる注出口組合体を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、パウチの端縁
の外側に位置するフランジ面に対し、その一方側に、パ
ウチ本体の内側に取付けられる接着基部を、また他方側
に、パウチ取付け時にパウチの外側にある注出口筒部を
設け、合成樹脂で一体に成形する注出口本体と、該注出
口本体の注出口に着脱可能なキャップからなる注出口組
合体において、前記フランジ面の下方に設けた前記接着
基部は、パウチの2辺間にあって、2辺が接着し易くし
て液体密封性が保てるようにした底面視においてシャト
ル形状であり、該接着基部の下方に垂下した連結部と該
連結部から更に容器内に向って∈字型の断面形状を有す
る閉塞防止リブを設けた注出口組合体であって、閉塞防
止リブに切欠部および/または抜孔部を設けたことを含
むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明者らは、容器に収納された
粘性を有する内容物を取り出す際に容器の閉塞による取
り出し不能対策、また、取り出しの最終段階の残液対策
に効果のある注出口組合体を得ることについて、鋭意研
究の結果、注出口本体のパウチ内部側に以下に述べよう
な閉塞防止リブを設けることによって目的を達成できる
ことを見出し本発明を完成するに到った。本発明の注出
口組合体は、注出口本体と該注出口本体の注出口部に着
脱可能に冠着するキャップとからなるものであり、注出
口本体はパウチの端縁の外側に位置するフランジ面に対
し、その一方側に、パウチ本体の内側に取付けられる接
着基部を、また他方側に、パウチ取付け時にパウチの外
側にある注出口筒部を設けて合成樹脂で一体に成形され
る。また、キャップは、例えば、注出口本体の注出口の
外周に設けたねじと螺合により冠着するものである。
【0006】注出口本体の前記フランジ面の下方に設け
た前記接着基部は、パウチの2辺間にあって、2辺が接
着し易くして液体密封性が保てるようにした底面視にお
いてシャトル形状とすることが好ましい。本発明は、該
接着基部の下方に垂下した連結部と該連結部から更に容
器内に向って∈字型の断面形状を有する閉塞防止リブを
設けたことを特徴とする注出口組合体である。前記閉塞
防止リブには、切欠部または抜孔部を設けてもよく、ま
たは、切欠部と抜孔部との両方を設けてもよい。前記閉
塞防止リブは、パウチ内から内容物を取り出す際に、取
り出しに従って、パウチが収縮していっても、パウチが
閉塞防止リブ磯井することを防止し、内容物を注出口方
向へ導く流路を形成するものである。
【0007】また、前記注出口筒部には、前記キャップ
と螺合するためのねじ、また、該注出口本体を装着した
注出口付きパウチの移送などのハンドリングをし易くす
るためにフランジ部を適宜設けてもよい、前記フランジ
面も、接着基部の天面積よりも広い面積のフランジ部
(第1フランジ部)として形成されたものであってもよ
い。
【0008】本発明の注出口組合体を装着するパウチと
して、各種のタイプのパウチを利用できる。例えば、サ
イドガセットパウチを基本として、ガセットの折り込み
巾が左右で異なる変形パウチ等も用途によっては好まし
いタイプである。
【0009】
【実施例】次に本発明の注出口組合体について図面等を
参照して更に具体的に説明する。図1は、本発明の注出
口組合体の実施例を示す図で、(a)斜視図、(b)正
面図、(c)側面図、(d)X1−X1部断面図である。
図2は、図1の注出口組合体をパウチに装着した状態
を、パウチを透視して示す斜視図である。図3は、本発
明の注出口組合体の別の実施例を示す図で、(a)斜視
図、(b)d)正面図、(c)側面図、(d)X2−X2
部断面図、(e)X3−X3部断面図である。図4は、本
発明の注出口組合体の、更に、別の実施例を示す図で、
(a)斜視図、(b)正面図、(c)側面図、(d)X
4−X4部断面図である。図5は、図2の注出口組合体を
パウチに装着した状態を、パウチを透視して示す斜視図
である。図6は、本発明の注出口組合体を変形サイドガ
セットパウチに装着した実施例を示す図で、(a)パウ
チを透視して示す斜視図、(b)注出口組合体を装着す
る前の変形サイドガセットパウチの説明図である。図7
は、本発明の注出口組合体をパウチに装着する方法の説
明図である。図8は、本発明の注出口組合体を装着する
パウチを形成する複合フィルムの材質構成を示す断面図
である。
【0010】本発明の組合体は、図1(a)に示すよう
に、注出口本体2と注出口本体の開口部にねじ等により
注出口本体の注出口に冠着するキャップ3とからなる。
前記注出口本体2は、パウチの辺縁部に確実に接着でき
るように、断面シャトル状の接着基部6とパウチに装着
したときにパウチの外側に位置する注出口筒部とからな
り、前記接着基部6の下端から数本の棒状の連結部7を
介してパウチに装着したときに、パウチ内に延長する方
向に、図1(d)に示すような、中板12と該中板の両
側に一定の間隔をおいて側板13、14とが底板15に
よって結合された断面∈型の閉塞防止リブ8を設けたこ
とを特徴とする。前記閉塞防止リブ8の先端部は、パウ
チを傷つけないように、角丸とすることが望ましい。ま
た、注出口組合体のパウチへの装着の際に、安定して挿
入できるように、閉塞防止リブ8の先端にテーパーを設
けてもよい。
【0011】以上述べたように、閉塞防止リブ6の断面
が∈字型であるために、パウチ内の内容物が吸引等によ
り取りだされ、パウチの内面同士が密着状態となって
も、中板12と該中板の両側の側板13、14との間隔
が、取り出しの際に内容物の流路となって、吸引等によ
って内容物は最後まできれいに取り出すことができる。
本発明の注出口組合体1における閉塞防止リブ8には、
前記中板12、側板13、14の端部に切欠部16を設
けてもよい。図3は、前記側板13、14に切欠部16
を設けた例であるが、切欠部16は、中板に設けてもよ
いし、また、図4に示すように底板等15に適宜抜孔部
17を設けてもよい。本発明は、図面を含め例示した形
状に限定されるものではなく、発明の趣旨の範囲におい
て、その形状の変更は適宜設計し得るものである。
【0012】本発明の注出口組合体は、図2、図5また
は図6(a)に示すように、複合フィルムを用いたパウ
チに装着される。本発明の注出口組合体を容器本体であ
るパウチへ取付ける場合には、図7(c)に示すよう
に、パウチの辺縁のシール部に未シール部22を設けて
製袋しておき、注出口本体2の取付け時に、前記パウチ
20の辺縁部に設けた未シール部22を開いて開口部を
形成し、該開口部から注出口本体2を挿入し、注出口本
体2の接着基部6と未シール部22の複合フィルムの内
面とをヒートシールして固着することによって注出口組
合体1をパウチ20に装着し容器として密封することが
できる。注出口組合体1を装着した場合には、内容物
は、注出口本体2の筒部開口部から充填することができ
る。
【0013】本発明の注出口組合体を装着するパウチと
して、図6(b)に示すように、サイドガセットパウチ
を基本として、ガセットの折り込み巾が左右w1、w2
で異なるパウチを用い前記ガセット巾の狭い側を底辺と
することによって、内容物を充填した状態で逆台形の形
状とすることによって、本発明の注出口組合体を装着し
た注出口付きパウチを印刷機用カートリッジ容器として
利用した場合、図6(a)のような状態となり、前記印
刷機等の機器のテーパー付き受け部への収納が容易とな
る。
【0014】また、前記注出口本体の注出口筒部5に
は、図7(b)に示すように、キャップ3との螺合する
ためのねじ部9、あるいは、本発明の注出口組合体をパ
ウチに装着する工程、充填機への注出口付きパウチの供
給、充填後の移送等のために、第2フランジ10、第3
フランジ11等を設けてもよい。
【0015】本発明の注出口組合体1の注出口本体2と
キャップ3とは別体からなるもので、それぞれポリエチ
レン、ポリプロピレン等の樹脂を射出成形することによ
り得られる。注出口本体1の成形材料としては、パウチ
の内面とヒートシール可能な材質であり、キャップ3を
注出口本体2に螺合したとき、より緊密性を得ることが
できるものを選択することが望ましい。そのためには、
注出口本体2とキャップ3との成形に用いる樹脂は、ぞ
ぞれ剛性が違うものがよく、例えば、注出口本体2は低
密度ポリエチレンを用いて成形し、キャップ3の成形に
は中密度または高密度ポリエチレンまたは、ポリプロピ
レンを用いる。低密度ポリエチレンは、中、高密度ポリ
エチレンまたはポリプロピレンよりも剛性が低いため、
螺合において、前記組合せのように、剛性の程度の差に
よって緊密な螺合が容易に得られる。注出口本体2とキ
ャップ3とに用いる成形材料を前記の逆にしても同様に
緊密な螺合を得ることができる。
【0016】次に、本発明の注出口本体2を装着するパ
ウチ20について説明する。例示したパウチ20はサイ
ドガセットパウチであるが、前記パウチ20はインフレ
ーションなどの方法によって得られるチューブ状の単層
フィルムを用い、該フィルムの左右からの押し込みプレ
ートによりサイドガセット部材の折り込みをしてもよい
が、少なくとも、基材層31とヒートシール層33とを
含むプラスチックを主体として形成される複合フィルム
30を用いることが好ましい。
【0017】前記複合フィルム30としては、少なくと
も基材層31とヒートシール層33とからなるものと
し、通常は、図8(a)に示すように、前記複合フィル
ム30は、基材層31とヒートシール層33との間に中
間層32を設けた3層(接着層を除く)または、図8
(b)に示すように中間層を2層、31(1)、31
(2)とした4層、あるいは、さらに、複数層を積層し
てもよい。まず、本発明のパウチを構成する複合フィル
ムの基材層31としては、パウチを構成する基本素材と
なることから、機械的、物理的、化学的等において優れ
た性質を有する合成樹脂を用いることができ、例えば、
ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポ
リカーボネート系、ポリアセタール系の樹脂を用いるこ
とができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとし
ては、未延伸あるいは1軸または2軸方向に延伸した延
伸フィルム等のいずれも使用することができ、フィルム
の厚さとしては基本素材としての強度、剛性などについ
て必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎ
るとヒートシールに時間がかかり生産性が低下、コスト
が上昇するという欠点がある。基材層31が薄すぎると
強度、剛性等が低下して好ましくない。
【0018】本発明においては、上記のような理由から
基材層31の厚さとしては、12〜30μm程度が適当
である。また、前記合成樹脂からなるフィルムは、必要
に応じてポリ塩化ビニリデンが塗工されたフィルムやア
ルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジ
ウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着層が形成され
たフィルムとしてバリア性を有する構成としてもよい。
また、前記基材層が印刷される場合には、通常外面層と
して用いられるため、その裏側(中間層あるいはヒート
シール層を貼り合わせる面)に印刷されることが多いた
めに印刷適性も求められる。基材層としては、剛性があ
り、前記印刷を含めた加工性の良さから1軸方向または
2軸方向に延伸した延伸フィルムが好適に用いられる
【0019】また、本発明のパウチの各面部材を構成す
る複合フィルム30のヒートシール層33としては、複
合フィルム30を製袋する際にヒートシール(密封)で
きるものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、メタロセン系触媒を用いて重合したエ
チレンーα・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エ
チレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共
重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸共重
合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレン
ーメタクリル酸共重合体の樹脂の一種ないしそれ以上か
らなる樹脂ないしはこれらをシート化したシートを使用
することができる。特に前記メタロセン系触媒を用いて
重合したエチレンーα・オレフィン共重体は、分子量分
布の巾が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒー
トシール性や熱間シール性に優れており、ガセットの上
下シールのフィルム重なり部の段差に起因するシール不
良防止には適した包材である。
【0020】ヒートシール層33の厚さとしては、30
〜500μmが適当である。ヒートシール層33として
の厚さが30μm未満の場合、密封性不良となるおそれ
があり、かつ、シール強度が不足し、落下衝撃等におい
て破袋することがある。また、ヒートシール層33の厚
さが500μmを超えると、ヒートシールに時間がかか
り作業性の低下となる。
【0021】前述のように、本発明のパウチ20に用い
る複合フィルム30の前記基材層31とヒートシール層
33との間に中間層32設けてもよく、前記中間層32
は通常、前記基材層31とヒートシール層33との2層
構成のみでは包装袋としての機能を十分に果たすことが
できない場合等に設けられる。また、中間層32は2層
以上としてもよい。前記中間層32としての機能として
は、気体遮断性(ガスバリア性)、機械的強靭性、剛
性、耐屈曲性、耐突刺し性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐寒
性、耐薬品性等であり、包装袋として要求されるこれら
の機能は中間層32を設けることにによって達成される
ことが多い。該中間層32として用いられる素材として
は、例えばアルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、ある
いは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩
化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコー
ル、エチレンープロピレン共重合体、エチレンーアクリ
ル酸共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化
物等のフィルムあるいはこれらのフィルムにポリ塩化ビ
ニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウムや酸
化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、
酸化ジルコニウム等の蒸着を施したフィルムを用いるこ
とができる。また、中間層32として、これら素材の一
種ないしはそれ以上を組み合わせて使用することができ
る。なお、上記中間層32の厚さとしては、包装袋とし
て要求される機能を満たすことができれば良いのであっ
て、必要に応じて適宜に選ぶことができる。
【0022】前記複合フィルム30は基材層31、ヒー
トシール層33、中間層32等を必要に応じて周知のド
ライラミネーション、Tダイ押出法等を適宜用いて貼り
合わせることによって得ることができる。前記Tダイ押
出し法を用いる場合にあっては、接着性を向上させる目
的で被押出側フィルム等に必要に応じてアンカーコート
剤を予め塗工してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明の注出口組合体は、液体または粘
性体からなる内容物を容器から取り出す際に、容器が閉
塞状態になるための取り出しができなくなることもな
く、また、内容物の取り出しの最終段階における残液の
取り出しにおいてパウチ等の剛性に起因する反撥があっ
ても閉塞防止リブに形成される流路によって最後まで取
り出すことができ、影響されることなく、最少の残液で
すむため、無駄のない包装である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出口組合体の実施例を示す図で、
(a)斜視図、(b)正面図、(c)側面図、(d)X
1−X1部断面図である。
【図2】図1の注出口組合体をパウチに装着した状態
を、パウチを透視して示す斜視図である。
【図3】本発明の注出口組合体の別の実施例を示す図
で、(a)斜視図、(b)正面図、(c)側面図、
(d)X2−X2部断面図、(e)X3−X3部断面図であ
る。
【図4】本発明の注出口組合体の、更に、別の実施例を
示す図で、(a)斜視図、(b)正面図、(c)側面
図、(d)X4−X4部断面図である。
【図5】図2の注出口組合体をパウチに装着した状態
を、パウチを透視して示す斜視図である。
【図6】本発明の注出口組合体を変形サイドガセットパ
ウチに装着した実施例を示す図で、(a)パウチを透視
して示す斜視図、(b)注出口組合体を装着する前の変
形サイドガセットパウチの説明図である。
【図7】本発明の注出口組合体をパウチに装着する方法
の説明図である。
【図8】本発明の注出口組合体を装着するパウチを形成
する複合フィルムの材質構成を示す断面図である。
【図9】従来の注出口組合体の実施例を示す図で、
(a)斜視図、(b)正面図、(c)側面図、(d)注
出口組合体をパウチに装着した状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
P 注出口付きパウチ 1 注出口組合体 2 注出口本体 3 キャップ 4 フランジ面(第1フランジ部) 5 注出口筒部 6 接着基部 7 連結部 8 閉塞防止リブ 9 ねじ部 10 第2フランジ部 11 第3フランジ部 12 中板 13 側板 14 側板 15 底板 16 切欠部 17 抜孔部 20 パウチ 21 ヒートシール部 22 未シール部 23 前面部材 24 後面部材 25 側面部材 26 側面部材 27 斜めシール部 30 パウチを形成する積層体 31 基材層 32 中間層 33 ヒートシール層 34 接着層 40 従来技術の注出口組合体 41 注出口本体 42 キャップ 43 フランジ面 44 接着基部 45 筒部 46 第2のフランジ部 47 第3のフランジ部 48 ねじ 50 パウチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB03 PC04 PD13 PE16 PE30 3E064 AB13 EA12 FA05 HS10 3E067 AA04 AB01 AB96 AC01 BA12A BB14A BB25A BC04A CA07 CA10 CA16 CA24 EA32 EB17 EB27 FA01 FC01 3E084 AA06 AA12 AA24 AB01 BA01 CA01 CC03 DB12 DC03 FB01 GA04 GB04 KA20 KB01 LA17 LB02 LB07 LD01 LD30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パウチの端縁の外側に位置するフランジ面
    に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取付けられ
    る接着基部を、また他方側に、パウチ取付け時にパウチ
    の外側にある注出口筒部を設け、合成樹脂で一体に成形
    する注出口本体と、該注出口本体の注出口に着脱可能な
    キャップからなる注出口組合体において、前記フランジ
    面の下方に設けた前記接着基部は、パウチの2辺間にあ
    って、2辺が接着し易くして液体密封性が保てるように
    した底面視においてシャトル形状であり、該接着基部の
    下方に垂下した連結部と該連結部から更に容器内に向っ
    て∈字型の断面形状を有する閉塞防止リブを設けたこと
    を特徴とする注出口組合体。
  2. 【請求項2】閉塞防止リブに切欠部および/または抜孔
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の注出口組
    合体。
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