JP4139494B2 - 上下ガセット付き液体用パウチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動性の内容物を密封する自立袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液状などの流動性を有する内容物を密封包装するパウチとしては、清涼飲料水、ミネラルウォーター、コーヒー、調味料等の飲料や食品用、シャンプー、リンス、ボディーソープ、液体洗剤、車整備用品等の非食品用として自立性があり、立体容器としての特徴も一部備えている底ガセット式のスタンディングパウチやサイドガセットタイプの自立袋が主に採用されてきた。
また、特開平9-511476に開示されているように、加熱シーリングされるかまたは溶接されたプラスチックで作られ、液体及び(または)糊状物を保持するように意図された自立するバッグに属するものであり、天部上端に注出口を装着したものが例示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスタンディングパウチは、図7(a)、図7(b)に示すように、パウチ40の構造上、パウチ底部にはガセット折りの底面部材43が設けられているが、上部は前面部材42と後面部材43との2枚のフィルムをヒートシールする形式のため、内容物の量に対して容器としての収納効率が悪いものであった。
また、使用時において、内容物を取り出す際に、パウチの平面部を掴むことがあり、パウチが落下したり、また、注出口を開放したままであると内容物が飛び出すなどのおそれがあった。前記サイドガセットタイプの自立袋は、図7(c)、図7(d)に示すように、内容物を充填した場合、より膨らみが出て内容物の収納効率は改善されるが、その底部構造から、底部の部材の反発力のために、自立性が不安定であり、店頭の陳列棚において転倒し易いという問題があった。
また、前記特開平9-511476に開示された自立袋の場合、図8(a)および図8(b)に示すように、自立袋(1)60でのパウチ部での内容物の収納効率や自立性は改善されるが自立袋(1)の注出口65が自立袋の上端から更に上部に存在するために、該自立袋に内容物を充填して、流通のための集積包装用ダンボールケース等に収納した場合、前記注出口の突出部分がデッドスペースとなり、収納効率が悪かった。
また、前記特開平9-511476に開示された自立袋の別の実施例においては、図8(C)および図8(d)に示すように、自立袋(2)では、前記自立袋(1)と同じようにパウチ部での内容物の収納効率や自立性は改善されるが自立袋(2)の前面部材と天面部材とのそれぞれの上端の一部を延設してフラップ76を形成し、該フラップ部76に注出口75を装着したために、注出口が更に突出した存在となり、該自立袋に内容物を充填した時のデッドスペースは更に大きくなる。
また、前記特開平9-511476においては、上部角隅部に三角状の三角状の溝部が形成され、該溝部に充填包装時の冷却水が滞留したり、また店頭での陳列中に塵埃が溜まり易いという問題があった。
本発明の課題は、内容物の充填効率、自立袋の集積効率がよく、充填時、陳列時にも支障の無い、また、使い勝手の良さを付与した注出口付き自立袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、それぞれの部材が、少なくとも片面が熱融着性を有する複合フィルムからなり、自立袋として胴部を形成する所定の幅の前面フィルムと後面フィルムとを前記熱融着面同士を対面するように配置し、かつ、その上下に、両面が熱融着性を有するように前記複合フィルムをV状に折り込んだ底部材及び天部材をそれぞれの折目を内側にして挿入し、端縁部をヒートシールして密封することによって得られる自立袋の前面または後面のいずれかの天部に合成樹脂製の成形品である注出口本体とキャップからなる注出口を装着した上下ガセット付き液体用パウチであって、前記注出口を装着した面のパウチ上端縁の高さが、前記注出口を装着しない面のパウチ上端縁の高さよりも低く形成されると共に、該パウチの側部シール部の天部において、上方に向かって狭くなる傾斜シール部が形成され、該傾斜シール部の外側領域の包材が断ち落とされ、更に、前記注出口の注出口本体とキャップとが、互いに剛性の異なる樹脂で形成されていることを特徴とする上下ガセット付き液体用パウチであり、また、前記注出口本体は、細長の舟形状のフランジ部に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取り付けられる接着基部を形成し、また他方側にパウチの外側にある注出口筒部を設けてなる構造を有すること、前記注出口本体の接着基部に、パウチ内部に延長する閉塞防止リブが形成されていることを含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる上下ガセット付き液体用パウチは、前面部材、後面部材、2つ折りした天面部材及び底面部材から形成する自立袋で、かつ、自立させたときにその側壁部が直立したことを特徴とし、該自立袋の天部に、合成樹脂製の成形品である注出口を装着した上下ガセット付き液体用パウチであって、前記注出口を装着した面のパウチ上端縁の高さが、前記注出口を装着しない面の上端縁の高さよりも低いことを特徴とする上下ガセット付き液体用パウチである。以下、図面などを用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の上下ガセット付き液体用パウチの実施例を示す斜視図およびX1 −X1 部断面図である。図2は、本発明の上下ガセット付き液体用パウチの上部隅角部を熱接着し、熱接着の外部を断ち落とした袋の、(a)正面部分図、(b)G矢視図である。図3は、本発明の上下ガセット付き液体用パウチのパウチ部分の各部材の形状を説明する斜視図である。図4は、本発明の上下ガセット付き液体用パウチの天部シールの方法についての説明図である。図5は、パウチを形成する部材の複合フィルム材質を説明する断面図である。図6は、本発明における注出口の実施例であって、(a)注出口本体、キャップおよびパウチの部分を示す斜視図、(b)注出口本体に閉塞防止リブを設けた場合の斜視図である。
【0006】
本発明の上下ガセット付き液体用パウチは、図1に示すようにいずれも片面が熱融着性を有する前面部材、後面部材、2つ折りした天面部材及び底面部材から形成する自立袋で、さらに、説明のために、前記り部材を分離してみると、図3に示すように、前記前面部材2と後面部材3との前記熱融着性を面同士を対面させた状態に配置し、その天部および底部から、前記熱融着性を有する面を外側にして2つ折りした天面部材4、底面部材5とをその折目fを内側にして挿入し、それぞれの端縁部を熱融着層して熱接着部を形成するものであるが、本発明においては、前記天面部材の2つ折りを等分とせず片側を巾広とし、他の側を巾狭とするものである。そして、前記天面部材4を前面部材2と後面部材3との間に挿入したときに、前記天面部材の2つ折りの端部と前記前面部材と後面部材との上端部とを揃え、前記それぞれ、高さの違う、前面、後面の天部を形成する。つまり、本発明の上下ガセット付き液体用パウチ1の天部の前面の上端と後面の上端とはその高さを異にするものである。
【0007】
前記天部の前面後面の上端の高さを異にする熱接着部の形成方法は、図4に示すように、天部領域Rにおいて、熱板S1 により3tの部分を熱接着する。次に、天面の折り込み部に断熱プレートKを挿入し、熱板S2 によって前面の天部の2tの部分を熱接着する。この際、注出口を装着する部分は未シール部7としておく。
【0008】
本発明の上下ガセット付き液体用パウチにおいては、注出口20を装着するが、該注出口は前面部材2と天面部材4との上端の熱接着部または後面部材3と天面部材4との上端の熱接着部6のうちの上端の低い方に装着するものである。このような、装着方法により、上下ガセット付き液体用パウチの前後の上端の高さの差が少なくなって、集積の際のデッドスペースを減少させることができる。
【0009】
本発明の上下ガセット付き液体用パウチに装着する注出口の形状の実施例としては、例えば、図6(a)に示すように細長い舟形状のフランジ23に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取り付けられる接着基部24と、また他方側に、パウチ取り付け時にパウチの外側にある注出口筒部25とを合成樹脂で一体に成形した注出口本体21と前記注出口本体21に着脱自在なキャップ22とからなる。
前記注出口をパウチに装着する際は、図6(a)に示すように、注出口を装着するパウチの辺縁を未シール部7とし、該未シール部7に、注出口本体21の前記接着基部24部分を挿入し、前記接着基部24に接触させたパウチ部材をパウチの外側から加熱圧着することにより、注出口本体21がパウチに固着される。また、図6(b)に示すように、前記接着基部に延長した閉塞防止リブ27を設けてもよい。前記、注出口本体21の筒部25の外面には必要に応じて、フランジ部29(1)や29(2)等を設けてもよい。
【0010】
本発明の上下ガセット付き液体用パウチに内容物を充填するには、前記注出口本体から充填ノズルを挿入して充填してもよいが、パウチの製袋の際に、側壁部、天部または底部のいずれかの熱接着部を形成する際に、未シール部を設け、内容物の充填は、該未シール部を開口して、充填ノズルを袋内に挿入して、所定の内容量を充填後、前記ノズルを移動して、前記未シール部を熱融着することにより密封することができる。
【0011】
また、本発明の上下ガセット付き液体用パウチにおいては、図2に示すようにパウチ成形後、該バウチの上部隅角部に斜め方向の熱接着をして傾斜シール部8を形成し、該傾斜シール部8の外側の領域9を断ち落とすことにより、従来の自立袋に存在した3角状の溝部を無くした。
【0012】
以上説明したような本発明の上下ガセット付き液体用パウチの形状としたことにより、従来の底ガセット式スタイディングパウチが充填率が低く無駄があるのに対して、内容物の充填が効率良く収納できるようになった。
また、前記底ガセット式スタイディングパウチの上部シール部が横に広くなって外観が悪いのに対し、本発明の上下ガセット付き液体用パウチは、容器形状が筒状に平行に立ち上がるので、外観が良い。
また、前記特開平9-511476に開示された自立袋(比較品)が注出口取り付け部が本願と異なり袋上端より飛び出ているのに対し、本発明の上下ガセット付き液体用パウチは、注出口を装着した面の上端が反対側の面の上端より逆に下がっていることにより、本発明の自立袋は、それを収納した時の集積の効率が良い。また、本発明の上下ガセット付き液体用パウチの上部隅角部の前記傾斜シール部の形成と該傾斜シール部の外側部分の断ち落としによって加熱内容物の充填における冷却水が、前記溝部に滞留することを防止し、また、販売店頭における塵埃が溜まることが少なくなった。
【0013】
次に、本発明の上下ガセット付き液体用パウチを形成するフィルム、注出口の材質、製袋方法等について説明する。
先ず、本発明の上下ガセット付き液体用パウチに用いる前面フィルム、後面フィルム(以下、側壁部材と記載する)および底部材、天部材としては、主にプラスチックを主体とする複合フィルムが用いられる。前記複合フィルムは、少なくとも、基材層と熱融着層とからなるものであればよいが、通常図4(a)に示すように前記複合フィルム10は基材層11と熱融着層15と、その間に中間層13を設ける。
前記中間層は、図4(b)に示すように、2層13(1)、13(b)としても良いし、さらにそれ以上の複数の層を積層してもよい。
【0014】
前記基材層11としては、パウチを構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂を用いることができ、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いて製膜したフィルムとしては、未延伸フィルムあるいは1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができ、フィルムの厚さとしては基本素材としての強度、剛性等などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎると熱融着あるいは易引裂処理等の加工が安定しないことがあり、またコストが上昇するという欠点がある。また基材層が薄過ぎると強度、剛性が低下して好ましくない。本発明においては、上記のような理由から基材層としての厚みとしては12〜30μmが適当である。
【0015】
また、基材層11とする合成樹脂製のフィルムは、必要に応じてポリ塩化ビニリデンが塗工されたフィルムやアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着層が形成されたフィルムとしてバリア性を有する構成としてもよい。また、前記基材層は、通常外面層として用いられるため、その裏面(中間層または熱融着層を貼り合わせる面)に印刷されることが多いために印刷適性も求められる。
基材層としては、剛性があり、前記印刷を含めた加工性の良さなどから、1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィルムが好適に用いられる。
【0016】
また、前記複合フィルム10の熱融着層15としては、複合フィルムを用いて自立袋とする際に、熱融着により封止できるものであれば良く、例えば、低密度ポリエチレン、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをシート化したシートを使用することができる。
特に、前記メタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体は、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や、熱間ヒートシール性に優れており、本発明のような上下にガセット部を形成するような熱接着部にフィルムの重なりの差による段差のあるパウチの熱融着層にはシール抜けによるピンホールの発生を防止できる点で適している。
本発明の上下ガセット付き液体用パウチにおける熱融着層15の厚さとしては30〜500 μmが適当である。前記熱融着層15としての厚さが30μm未満の場合、密封性不良となるおそれがあり、かつ、シール強度が不足し、落下衝撃等において破袋することがある。
また、熱融着層15の厚さが 500μmを超えると、熱融着に時間がかかり、作業性の低下となり、また易開封加工が困難となる。
【0017】
本発明においては、前記基材層11と熱融着層15との間に中間層13を設けてもよい。該中間層13は通常、前記基材層11と熱融着層15とだけでは包装袋および自立袋としての機能を十分に果たすことができない場合に設けられる。前記中間層13の機能としては、気体遮断性(ガスバリア性)、機械的強靱性、剛性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐薬品性等であり、包装袋および自立袋として要求されるこれらの最終的な機能を中間層を設けることによって達成するものである。該中間層13として用いられる素材としては、例えばアルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体のケン化物等のフィルムあるいはこれらにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着を施したフィルムあるいはポリ塩化ビニリデン等のフィルムなどを用いることができる。また、これら素材の一種ないしはそれ以上を組み合わせて使用することができる。
なお、上記中間層13の厚さとしては、包装袋および自立袋として要求される機能を満たすことができればよいのであって、必要に応じて適宜に選ぶことができる。
【0018】
また,本発明の上下ガセット付き液体用パウチ1の各部材を構成する前記複合フィルム10は、前記基材層11、前記熱融着層15、中間層13等を必要に応じて周知のドライラミネーション、Tダイ押出し法等を適宜用いて、各種の接着層12貼り合わせることにより得ることができる。前記Tダイ押出し法を用いる場合にあっては、接着性を向上させる目的で被押出側フィルム等に必要に応じてアンカーコート剤を予め塗工してもよい。
【0019】
次に、本発明の上下ガセット付き液体用パウチを形成するフィルム、注出口などの実施例について説明する。
先ず、本発明の上下ガセット付き液体用パウチに用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする複合フィルムが用いられるが、特に限定されず、各種パウチに用いられている公知の複合フィルムはいずれも使用できる。これらの中から、包装する内容物の種類と充填量、充填後の加熱処理の有無など使用条件に応じて適するものを自由に選択して使用することができる。
好ましく使用できる複合フィルムの構成の具体例として以下のようなものが挙げられる。
(1) ON/AD/ LLDPE(#)
(2) ON/AC/LDPE/<HDPE/LLDPE> (#)
(3) ON/AC/LDPE/<HDPE/LLDPE>/AD/LLDPE (#)
(4) PET/AD/AL/AD/ON/AD/LLDPE) (#)
(5) PET/AD/AL/AD/ON/AD/ S-PE (#)
(6) PET/AD/AL/AD/ON/AD/ CPP (#)
(7) PET/AD/ON/AD/AL/AD/LLDPE (#)
(8) PET/AD/ON/AD/AL/AD/ S-PE (#)
(9) PET/AD/ON/AD/AL/AD/CPP(#)
(10)PET/AD/EVOH/AD/ON/AD/CPP(#)
等が挙げられるが、本発明の上下ガセット付き液体用パウチにおける前記複合フィルムの構成としてはこれらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。
【0020】
上記における各略号は次の通りである。
ON: 2軸延伸ナイロンフィルム、AD: 接着剤、 LLDPE: 直鎖状低密度ポリエチレン、 AL:アルミニウム箔、 LDPE: 低密度ポリエチレン、S-PE: メタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、SiO X : シリカ蒸着層、 AC:アンカーコート層、 CPP: 未延伸ポリプロピレン、PET:2軸延伸ポリエステルフィルム、EVOH: エチレン・酢酸ビニル共重合体のけん化物フィルムである。また、< > 内は、共押出し法による製膜を示す。
前記アンカーコートは、押出しコーティングで上下ガセット付き液体用パウチを積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコートの一種である。
そしてアルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOHフィルムなどは、ガスバリア性を付与するために積層されるものである。
【0021】
また、上下のガセット部を形成する複合フィルム10としては、前記前面、後面部材2、3と同一構成の積層体とすることができるが、本発明の上下ガセット付き液体用パウチの自立性を高めるためには、側壁を形成する前面部材2および後面部材3の複合フィルムの総厚みを天面部材4や底面部材5の複合フィルムの総厚みよりも厚くすることがある。
【0022】
本発明の注出口付き自立袋1に用いる前記注出口20は、合成樹脂を用いた射出成形法により成形することができる。
注出口本体21およびキャップ20に用いる前記合成樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート等を用いることができる。ただし、注出口本体21に用いる材質は、パウチの端部においてその内面に熱融着させて装着させるため、パウチの内面と熱融着により接着が可能な樹脂を選択する。キャップ22の成形に用いる樹脂の材質は限定されないが、本発明者らの実験により、注出口本体21と剛性の異なる樹脂を用いることにより、巻き締めあるいは打栓嵌合等の密封性がよいことが確認された。例えば、注出口本体21に低密度ポリエチレンを用いた場合に、キャップ22の材質としてはポリプロピレンを用いる等の組み合わせとする。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の上下ガセット付き液体用パウチは上下にガセット部を形成したために、胴部が平行となって、充填効率がよくなり、また使用時においても、持ちやすい形態の袋となった。また、注出口付き自立袋の上部に注出口を装着したことにより、容器本体が柔軟な袋であるにもかかわらず、他の容器への移し替えが容易となり、リクローズが可能となった。
また、本発明の上下ガセット付き液体用パウチにおいて、前後の部材の上端の高さを変えて、その低い方の上端に注出口を装着したことにより、集積効率が更によくなり、また、隅角部に傾斜シール部を設け、該傾斜シール部の外側部分を断ち落とすことにより、加熱内容物の充填の工程における冷却水が肩部の溝に滞留することが無くなり、また、店頭においても該溝部に塵埃が溜まることがなくなるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上下ガセット付き液体用パウチの実施例を示す斜視図およびX1 −X1 部断面図である。
【図2】本発明の上下ガセット付き液体用パウチの上部隅角部を熱接着し、熱接着の外部を断ち落とした袋の、(a)正面部分図、(b)G矢視図である。
【図3】本発明の上下ガセット付き液体用パウチのパウチ部分のの各部材の形状を説明する斜視図である。
【図4】本発明の上下ガセット付き液体用パウチの天部シールの方法についての説明図である。
【図5】パウチを形成する部材の複合フィルム材質を説明する断面図である。
【図6】本発明における注出口の実施例であって、(a)注出口本体、キャップおよびパウチの部分を示す斜視図、(b)注出口本体に閉塞防止リブを設けた場合の斜視図である。
【図7】従来の自立袋の別の実施例を示す、(a)スタンディングパウチの正面図、(b)X2 −X2 部の断面図、(c)サイドガセットタイプの自立袋の斜視図、(d)X3 −X3 部断面図、(e)X4 −X4 部断面図である。
【図8】従来の自立袋の更に別の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 上下ガセット付き液体用パウチ
2 前面部材
3 後面部材
4 天面部材
5 底面部材
6 熱接着部または熱接着予定部
7 未シール部
8 傾斜シール部
9 断ち落とし領域
f 折目
R 熱板によるシール領域
S 熱板
t 熱板による天部シール部
K 断熱プレート
10 部材の複合フィルム。
11 基材層
12 接着層
13 中間層
14 熱融着層
20 注出口
21 注出口本体
22 キャップ
23 舟型状のフランジ部
24 接着基部
25 筒部
26 ねじ
27 延長片
28 閉塞防止リブ
29(1)、29(2) 第2、第3のフランジ部
40 スタンディングパウチ
41 前面部材
42 後面部材
43 底面部材
50 サイドガセットタイプの自立袋
51 前面部材
52 後面部材
53 側面部材
54 側面部材
55 折れ込み部
56 注出口
60 天地ガセットタイプの自立袋(1)
61 前面部材
62 後面部材
63 天面部材
64 底面部材
65 注出口
70 天地ガセットタイプの自立袋(2)
71 前面部材
72 後面部材
73 天面部材
74 底面部材
75 注出口
76 フラット部

Claims (3)

  1. それぞれの部材が、少なくとも片面が熱融着性を有する複合フィルムからなり、自立袋として胴部を形成する所定の幅の前面フィルムと後面フィルムとを前記熱融着面同士を対面するように配置し、かつ、その上下に、両面が熱融着性を有するように前記複合フィルムをV状に折り込んだ底部材及び天部材をそれぞれの折目を内側にして挿入し、端縁部をヒートシールして密封することにより得られる自立袋の前面または後面のいずれかの天部に合成樹脂製の成形品である注出口本体とキャップからなる注出口を装着した上下ガセット付き液体用パウチであって、前記注出口を装着した面のパウチ上端縁の高さが、前記注出口を装着しない面のパウチ上端縁の高さよりも低く形成されると共に、該パウチの側部シール部の天部において、上方に向かって狭くなる傾斜シール部が形成され、該傾斜シール部の外側領域の包材が断ち落とされ、更に、前記注出口の注出口本体とキャップとが、互いに剛性の異なる樹脂で形成されていることを特徴とする上下ガセット付き液体用パウチ。
  2. 前記注出口本体は、細長の舟形状のフランジ部に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取り付けられる接着基部を形成し、また他方側にパウチの外側にある注出口筒部を設けてなる構造を有することを特徴とする請求項1に記載の上下ガセット付き液体用パウチ。
  3. 前記注出口本体の接着基部に、パウチ内部に延長する閉塞防止リブが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の上下ガセット付き液体用パウチ。
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