JP4562867B2 - 注出口組合体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷インキ等の比較的高粘度を有する液体を収納するパウチ等に装着して用いられる注出口組合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷インキや高粘度を有する食品等を注出口付き容器に収納し、これらを用いる各種の機器にセットし、前記注出口から内容物を吸引ポンプなどによって取り出し、例えば、前記機器が印刷機であれば、印刷インキを収納した注出口付き容器を印刷機にセットし、注出口からインキを取り出して、印刷の刷版へと供給する。また食品の場合の例としては、濃縮食品を注出口付き容器に収納して、自販機へセットするカートリッジとして用いる等の使用法であり、定量取り出し方式により、紙カップ等に供給して水、調味液などにより希釈する例がある。
前記注出口付き容器の容器本体としては、容器自体の軽量化、廃棄処理等のし易さ、また、前記インキなどは、空気と接触することにより品質が低下するので、空気置換することなく、取り出しに従って容器が収縮するパウチは好都合である。また、一般にパウチは容器本体として安価に製造可能なものである。
このような理由から、プラスチックフィルム等を積層してなる複合フィルムからなるパウチが適している。そして、前記パウチには、内容物を取り出すための注出口を装着することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記注出口付きパウチから液体、粘性体の内容物を取り出す際に、図6(a)および図6(d)に示すような注出口組合体40をパウチ50に装着した注出口付きパウチの形状であると、内容物を取り出す吸引の途中でパウチの内面同士が密着して閉塞状態となったり、また、吸引の最終段階において、パウチの剛性による減容限界において吸引不可能となり、容器内に相当量の液が残り、無駄となることがあった。
本発明の目的は、高粘性の内容物を残液の少ない状態で取り出せる注出口組合体を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パウチの端縁の外側に位置するフランジ面に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取付けられる接着基部を、また他方側に、パウチ取付け時にパウチの外側にある注出口筒部を設け、合成樹脂で一体に成形する注出口本体と、該注出口本体の注出口に着脱可能なキャップからなる注出口組合体において、前記フランジ面の下方に設けた前記接着基部は、パウチの2辺間にあって、2辺が接着し易くして液体密封性が保てるようにした底面視においてシャトル形状であり、該接着基部の下方に垂下した連結部と該連結部から更に容器内に向って、中板と側板とからなるH字型の断面形状の閉塞防止リブを、パウチに装着した時にその先端がパウチの底部に達する長さとして設け、前記中板の長手方向に一定の長さの乖離可能部を設け、前記側板の前記乖離可能部の両端および中間の位置と近接する位置に、前記乖離可能部の乖離方向と同一方向に折り曲げ可能なヒンジ部を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、容器に収納された粘性を有する内容物を取り出す際に容器の閉塞による取り出し不能対策、また、取り出しの最終段階の残液対策に効果のある注出口組合体を得ることについて、鋭意研究の結果、注出口本体のパウチ内部側に以下に述べような閉塞防止リブを設けることによって目的を達成できることを見出し本発明を完成するに到った。
本発明の注出口組合体は、注出口本体と該注出口本体の注出口部に着脱可能に冠着するキャップとからなるものであり、注出口本体はパウチの端縁の外側に位置するフランジ面に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取付けられる接着基部を、また他方側に、パウチ取付け時にパウチの外側にある注出口筒部を設けて合成樹脂で一体に成形される。また、キャップは、例えば、注出口本体の注出口の外周に設けたねじと螺合により冠着するものである。
また、キャップは、例えば、注出口本体の注出口の外周に設けたねじと螺合により冠着するものである。なお、前記フランジ面は、、以下の説明の説明においては、接着基部の天面をフランジ面と表現するが、接着基部よりも大きな面積を持つフランジ部(第1フランジ部)であってもよい。
【0006】
本発明の注出口組合体における、前記フランジ面に下方に設けた接着基部はパウチの2辺間にあって、2辺が接着基部に接着し易くして、液体密封性が保てるようにした底面からみて、シャトル状である。
そして、本発明は、注出口組合体の前記接着基部の下方に2本の連結部を垂下し、該連結部に、更に、中板と側板とからなる断面H字型の閉塞防止リブを延長して設け、前記中板の長手方向に一定の長さの乖離可能部を設け、該乖離可能部の両端および中間に位置する側板に、前記乖離可能部の乖離方向と同一方向に折り曲げ可能なヒンジ部を設けたものである。
側板に設けたヒンジ部当接する乖離部が中板の全巾にわたる抜き部とすることによって、両側板でのヒンジ部の折れを確実なものとなる。このように閉塞防止リブの断面形状をH型とし、かつ、H型の中板に乖離部を設け、側板のヒンジ部において折れ曲がり可能とすることによって、パウチに内容物を充填する時パウチの高さが低くなるに従って、前記閉塞防止リブの乖離部の中央部が拡幅して閉塞防止リブの中央部に四角状の流路を形成して、内容物の取り出しを容易にする。
また、内容物の残量が少なくなるに従ってパウチの高さが元にもどると、前記拡幅した乖離部も元にもどり、内容物の吸引が円滑にできるものである。
なお、前記閉塞防止リブの断面形状は、前記H型でも良いし、又、コの字型であっても良い。
【0007】
本発明の注出口組合体を装着するパウチとして、各種のタイプのパウチを利用できる。例えば、サイドガセットパウチを基本として、ガセットの折り込み巾が左右で異なる変形パウチ等も用途によっては好ましいタイプである。
【0008】
【実施例】
本発明の注出口組合体について、図面等を参照して実施例によりさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の注出口組合体の実施例を示す図で、(a)斜視図、(b)折れ曲がった状態の斜視図、(c)正面図、(d)側面図、(e)X1−X1部断面図、(f)X2−X2部断面図である。図2は、図1の注出口組合体をパウチに装着した状態を、パウチを透視して示す斜視図であり、(a)内容物を充填する前、または内容物を取出し終わった状態、(b)内容物を充填した状態を示したものである。図3は、本発明の注出口組合体を内容物充填実施例に変形サイドガセットパウチに装着した実施例を示す図で、(a)パウチを透視して示す斜視図、(b)注出口組合体を装着する前の変形サイドガセットパウチの説明図である。図4は、本発明の注出口組合体をパウチに装着する方法の説明図である。図5は、本発明の注出口組合体を装着するパウチを形成する複合フィルムの材質構成を示す断面図である。
【0009】
図1に示すように、本発明の組合体1は注出口本体2と注出口本体2の開口部にねじ等により冠着するキャップ3とからなる。前記注出口本体2は、パウチの辺縁部に確実に接着できるように、断面シャトル状の接着基部6とパウチに装着したときにパウチの外側に位置する注出口筒部5とからなり、前記接着基部6の下端に、中板12と両側板13、14とからなる断面H型の閉塞防止リブ8を設け、かつ、中板12の中央部に、閉塞防止リブ8の長手方向に細長の乖離部15を設け、該乖離部15の両端及び中央部の巾は全巾とし、この全巾部の両側板にヒンジ部16を設ける。
【0010】
本発明の注出口組合体1は、図2(a)または図3(a)に示すように、複合フィルムを用いたパウチ20に装着される。本発明の注出口組合体1を容器本体であるパウチへ取付ける
【0011】
本発明における注出口組合体1は、注出口本体2に設けた閉塞防止リブがH型の断面形状の閉塞防止リブ8であって、また、その中板12の中央部に設けた乖離部と側板に設けたヒンジ部の存在により、パウチに内容物を充填すると、パウチの高さが低くなり、閉塞防止リブを圧縮する。閉塞防止リブに設けた乖離部とヒンジ部の存在によって、閉塞防止リブの乖離部15の中央部が拡幅して側板が折れ曲がり、図1(b)に示すようにリブの中程に四角状の流路を形成する。その結果、内容物の取り出しを容易にする。
また、内容物の残量が少なくなるに従ってパウチの高さが元にもどると、前記拡幅した乖離部も元にもどり、内容物の吸引が円滑にできるものである。
内容物が吸引により取り出されても、その過程においてパウチの内面同士が密着して閉塞状態となることなく、また、前記、閉塞防止リブの折れ曲がりにより形成される流路により内容物は最後まできれいに取り出すことができる。
なお、前記閉塞防止リブの断面形状は、前記H型でも良いし、又、コの字型であっても良い。
【0012】
本発明の注出口組合体は、図2(a)または図2(b)に示すように、複合フィルムを用いたパウチ20に装着される。本発明の注出口組合体1を容器本体であるパウチ20へ取付ける場合には、図4(c)に示すように、パウチの辺縁のシール部に未シール部22を設けて製袋しておき、注出口組合体1の取付け時に、前記パウチの辺縁部に設けた未シール部22を開いて開口部を形成し、該開口部から注出口組合体1を挿入し、注出口本体2の接着基部6と未シール部22の複合フィルムの内面とをヒートシールして固着することによって注出口組合体1をパウチ20に装着し容器として密封することができる。注出口組合体1を装着した場合には、内容物は、注出口本体2の筒部開口部から充填することができる。
【0013】
本発明の注出口組合体を装着するパウチとして、図3(b)に示すように、サイドガセットパウチを基本として、ガセットの折り込み巾が左右w1、w2で異なるパウチを用い前記ガセット巾の狭い側を底辺とすることによって、内容物を充填した状態で逆台形の形状とすることによって、本発明の注出口組合体1を装着した注出口付きパウチを印刷機用カートリッジ容器として利用した場合、図3(a)のような状態となり、前記印刷機等の機器のテーパー付き受け部への収納が容易となる。
【0014】
また、前記注出口本体の注出口筒部5には、図4(b)に示すように、キャップ3を螺合するためのねじ9、あるいは、本発明の注出口組合体1をパウチ20に装着する工程、充填機への注出口付きパウチの供給、充填後の移送等のために、第2フランジ部10、第3フランジ部11等を設けてもよい。
【0015】
本発明の注出口組合体1の注出口本体2とキャップ3とは別体からなるもので、それぞれポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂を射出成形することにより得られる。
注出口本体2の成形材料としては、パウチ20の内面とヒートシール可能な材質であり、キャップ3を注出口本体2に螺合したとき、より緊密性を得ることができるものを選択することが望ましい。そのためには、注出口本体2とキャップ3との成形に用いる樹脂の剛性が違うものがよく、例えば、注出口本体2は低密度ポリエチレンを用いて成形し、キャップ3の成形には中密度または高密度ポリエチレンまたは、ポリプロピレンを用いる。低密度ポリエチレンは、中、高密度ポリエチレンまたはポリプロピレンよりも剛性が低いため、螺合において、前記組合せのように、剛性の程度の差によって緊密な螺合が容易に得られる。注出口本体2とキャップ3とに用いる成形材料を前記の逆にしても同様に緊密な螺合を得ることができる。
【0016】
本発明のパウチは、インフレーションなどの方法によって得られるチューブのフィルムを用い、該フィルムの左右からの押し込みプレートによりサイドガセット部材の折り込みをしてもよい。
【0017】
本発明のパウチを構成するフィルム材質としては、前記インフレーション製膜法等により製造されたチューブ状の単層フィルムを用いることもできるが、プラスチックを主体とする複合フィルムを用いることがより好ましい。
前記複合フィルムとしては、少なくとも基材層とヒートシール層とからなるものとし、通常は、図5(a)に示すように、前記複合フィルム30は、基材層31とヒートシール層33との間に中間層32を設けた3層(接着層を除く)または、図5(b)に示すように中間層を2層、32(1)、32(2)とした4層、あるいは、さらに、複数層を積層してもよい。
まず、本発明のパウチの各面部材を構成する複合フィルムの基材層31としては、パウチを構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂を用いることができ、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、未延伸あるいは1軸または2軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれも使用することができ、フィルムの厚さとしては基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎるとヒートシールに時間がかかり生産性が低下、コストが上昇するという欠点がある。基材層31が薄すぎると強度、剛性等が低下して好ましくない。
【0018】
本発明においては、上記のような理由から基材層31の厚さとしては、12〜30μm程度が適当である。また、前記合成樹脂からなるフィルムは、必要に応じてポリ塩化ビニリデンが塗工されたフィルムやアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着層が形成されたフィルムとしてバリア性を有する構成としてもよい。また、前記基材層が印刷される場合には、通常外面層として用いられるため、その裏側(中間層32あるいはヒートシール層33を貼り合わせる面)に印刷されることが多いために印刷適性も求められる。
基材層31としては、剛性があり、前記印刷を含めた加工性の良さから1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィルムが好適に用いられる
【0019】
また、本発明のパウチの各面部材を構成する複合フィルムのヒートシール層33としては、複合フィルムを製袋する際にヒートシール(密封)できるものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをシート化したシートを使用することができる。特に前記メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重体は、分子量分布の巾が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や熱間シール性に優れており、ガセットの上下シールのフィルム重なり部の段差に起因するシール不良防止には適した包材である。
【0020】
ヒートシール層33の厚さとしては、30〜500μmが適当である。ヒートシール層33としての厚さが30μm未満の場合、密封性不良となるおそれがあり、かつ、シール強度が不足し、落下衝撃等において破袋することがある。また、ヒートシール層33の厚さが500μmを超えると、ヒートシールに時間がかかり作業性の低下となる。
【0021】
本発明のパウチに用いる複合フィルムの前記基材層31とヒートシール層33との間に中間層32を設けてもよく、前記中間層32は通常、前記基材層31とヒートシール層33との2層構成では包装袋としての機能を十分に果たすことができない場合等に設けられる。また、中間層32は前述のように2層以上としてもよよい。
前記中間層32としての機能としては、気体遮断性(ガスバリア性)、機械的強靭性、剛性、耐屈曲性、耐突刺し性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐寒性、耐薬品性等であり、包装袋として要求されるこれらの機能は中間層32を設けることにによって達成されることが多い。該中間層32として用いられる素材としては、例えばアルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレンープロピレン共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体のケン化物等のフィルムあるいはこれらのフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の蒸着を施したフィルムを用いることができる。また、中間層として、これら素材の一種ないしはそれ以上を組み合わせて使用することができる。なお、上記中間層の厚さとしては、包装袋として要求される機能を満たすことができれば良いのであって、必要に応じて適宜に選ぶことができる。
【0022】
前記複合フィルムは基材層31、ヒートシール層33、中間層32等を必要に応じて周知のドライラミネーション、Tダイ押出法等を適宜用いて貼り合わせることによって得ることができる。前記Tダイ押出し法を用いる場合にあっては、接着性を向上させる目的で被押出側フィルム等に必要に応じてアンカーコート剤を予め塗工してもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明の注出口組合体は、液体または粘性体からなる内容物を容器から取り出す際に、容器が閉塞状態になるための取り出しができなくなることもなく、また、
内容物の取り出しの最終段階における残液の取り出しにおいてパウチ等の剛性に起因する反撥により影響されることなく、また、閉塞防止リブに形成される流路によって最後まで取り出すことができ、残液は最少ですみ、この点においても無駄のない包装である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出口組合体の実施例を示す図で、(a)斜視図、(b)折れ曲がった状態の斜視図、(c)正面図、(d)側面図、(e)X1−X1部断面図、(f)X2−X2部断面図である。
【図2】図1の注出口組合体をパウチに装着した状態を、パウチを透視して示す斜視図であり、(a)内容物を充填する前、または内容物を取出し終わった状態、(b)内容物を充填した状態を示したものである。
【図3】本発明の注出口組合体を内容物充填実施例に変形サイドガセットパウチに装着した実施例を示す図で、(a)パウチを透視して示す斜視図、(b)注出口組合体を装着する前の変形サイドガセットパウチの説明図である。
【図4】本発明の注出口組合体をパウチに装着する方法の説明図である。
【図5】本発明の注出口組合体を装着するパウチを形成する複合フィルムの材質構成を示す断面図である。
【図6】従来の注出口組合体の実施例を示す図で、(a)斜視図、(b)正面図、(c)側面図、(d)注出口組合体をパウチに装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
P 注出口付きパウチ
1 注出口組合体
2 注出口本体
3 キャップ
4 フランジ面(第1フランジ部)
5 筒部
6 接着基部
7 連結部
8 閉塞防止リブ
9 ねじ
10 第2フランジ部
11 第3フランジ部
12 中板
13 側板
14 側板
15 乖離部
16 ヒンジ部
20 パウチ
21 ヒートシール部
22 未シール部
23 前面部材
24 後面部材
25 側面部材
26 側面部材
27 斜めシール部
30 パウチを形成する積層体
31 基材層
32 中間層
33 ヒートシール層
34 接着層
40 従来技術の注出口組合体
41 注出口本体
42 キャップ
43 第1のフランジ部
44 接着基部
45 筒部
46 第2のフランジ部
47 第3のフランジ部
48 ねじ
50 パウチ

Claims (1)

  1. パウチの端縁の外側に位置するフランジ面に対し、その一方側に、パウチ本体の内側に取付けられる接着基部を、また他方側に、パウチ取付け時にパウチの外側にある注出口筒部を設け、合成樹脂で一体に成形する注出口本体と、該注出口本体の注出口に着脱可能なキャップからなる注出口組合体において、前記フランジ面の下方に設けた前記接着基部は、パウチの2辺間にあって、2辺が接着し易くして液体密封性が保てるようにした底面視においてシャトル形状であり、該接着基部の下方に垂下した連結部と該連結部から更に容器内に向って、中板と側板とからなるH字型の断面形状の閉塞防止リブを、パウチに装着した時にその先端がパウチの底部に達する長さとして設け、前記中板の長手方向に一定の長さの乖離可能部を設け、前記側板の前記乖離可能部の両端および中間の位置と近接する位置に、前記乖離可能部の乖離方向と同一方向に折り曲げ可能なヒンジ部を設けたことを特徴とする注出口組合体。
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