JP5428468B2 - 詰替え容器用口栓および詰替え容器 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る詰替え容器用口栓の一実施態様を示した断面模式図であり、(1)図は、(2)図のBB断面を示した断面模式図である。(2)図は、(1)図のAA断面を示した断面模式図である。
本発明に係る口栓1は、注出用ノズルを備えた繰り返し使用する剛性容器に内容物を補充するために用いる詰替え容器の口栓であって、詰替え容器本体を固着するための容器本体装着部2と、前記剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な筒状のスパウト部3と、容器を密封するとともに前記注出用ノズルによって開封可能なシール板5を有し、口栓1は、前記注出用ノズルに隙間をもって嵌合する嵌合部10と、注出用ノズルとの間に空気取入れ空間を有する拡張部9を有することを特徴とする。図1の実施態様においては、シール板5が、スパウト部3の基部と一体に成形され、周囲に開封用スコア7を有している。また口栓1の容器本体装着部2と詰替え容器本体4とは、ねじによって固着されている。(2)図に示したように、この実施態様においては、スパウト部3の一部にスパウト部の全長にわたる凸条11が設けられており、凸条11の内部は、空気取入れ空間6となっている。この実施態様においては、スパウト部3が拡張部9を形成し、開封用スコア7によって形成されるシール板開口部が嵌合部10を形成している。
繰り返し使用する剛性容器は、一般的にプラスチックボトルからなる剛性容器本体13に、ノズルキャップ14を固着した構造となっている。
この実施態様においては、口栓1の嵌合部10が、スパウト部3の基部に形成されたスパウト部のくびれ12によって形成されている。またスパウト部3の口吻部は、広がっており拡張部9を形成している。くびれ12は、剛性容器のノズルが隙間をもって嵌合する断面形状をしており、図のように、高さ方向にある程度の長さを確保できるため、詰替え容器を倒立させてノズルに挿入した時、ぐらぐらせずに安定して保持することができる。ま
た拡張部9が広がっており、さらに嵌合部から拡張部にかけてなだらかに広がっているので、剛性容器のノズルに挿入する時、引っ掛かったりせず、挿入しやすい。
この実施態様においては、シール板5が、剛性容器の注出用ノズル先端によって、容易に破断する薄膜であることを特徴とする。シール板5は、スパウト部3の下部に設けられたシール板開口部8を塞ぐように、取付けてある。シール板開口部8は、ノズルが隙間をもって嵌合する形状となっており、嵌合部10を形成している。またスパウト部3には凸条11が2箇所に設けられており、凸条11によって作られる空間は空気取入れ空間6となっている。
この実施態様においては、シール板5が、口栓1の中心軸に対して傾斜して設けられている。このようにすることにより、剛性容器のノズルにスパウト部3を挿入した時、ノズル先端がシール板の最も高い位置に最初に突き当たるため、必ずこの1点から開封が始まる。そのため開封が円滑になり、ノズル先端が尖っていなくて平坦なノズルキャップをもった剛性容器にも安定して詰替え操作ができる。
この実施態様は、口栓1がスパウト部3を覆うオーバーキャップ19を有することを特徴とする。オーバーキャップ19は、スパウト部3の内部にほこり等が入らないようにする効果があるが、図6のようにはめ込み式ではなく、ねじ込み式とした場合は、再封止が可能となるため、詰め残しが生じたりした場合であっても、保存が可能となる。
2・・・容器本体装着部
3・・・スパウト部
4・・・詰替え容器本体
5・・・シール板
6・・・空気取入れ空間
7・・・開封用スコア
8・・・シール板開口部
9・・・拡張部
10・・・嵌合部
11・・・凸条
12・・・くびれ
13・・・剛性容器本体
14・・・ノズルキャップ
15・・・ノズル
16・・・ノズル先端
17・・・ノズルスリット
18・・・詰替え容器挿入方向の矢印
19・・・オーバーキャップ
Claims (7)
- 注出用ノズルを備えた剛性容器に内容物を補充するために用いる詰替え容器の口栓であって、詰替え容器本体を固着するための容器本体装着部と、前記剛性容器の注出用ノズルを挿入可能な筒状のスパウト部と、容器を密封するとともに前記注出用ノズルによって開封可能なシール板を有し、前記口栓は、前記注出用ノズルに隙間をもって嵌合する嵌合部と、注出用ノズルとの間に空気取入れ空間を有する拡張部を有し、前記口栓の嵌合部は、前記シール板を開封した後のシール板開口部であり、前記拡張部は、前記スパウト部の全長にわたって設けられた凸条によって形成されるものであることを特徴とする詰替え容器用口栓。
- 前記口栓の嵌合部は、前記スパウト部の基部に形成されたスパウト部のくびれであることを特徴とする請求項1に記載の詰替え容器用口栓。
- 前記シール板は、口栓の一部と一体に成形され、周囲に開封用スコアを有し、前記剛性容器の注出用ノズル先端によって、容易に破断するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の詰替え容器用口栓。
- 前記シール板は、前記剛性容器の注出用ノズル先端によって、容易に破断する薄膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の詰替え容器用口栓。
- 前記シール板は、口栓の中心軸に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の詰替え容器用口栓。
- 前記スパウト部を覆うオーバーキャップを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の詰替え容器用口栓。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の口栓を用いたことを特徴とする詰替え容器。
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