JP2003054606A - 整流栓 - Google Patents
整流栓Info
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- JP2003054606A JP2003054606A JP2002011700A JP2002011700A JP2003054606A JP 2003054606 A JP2003054606 A JP 2003054606A JP 2002011700 A JP2002011700 A JP 2002011700A JP 2002011700 A JP2002011700 A JP 2002011700A JP 2003054606 A JP2003054606 A JP 2003054606A
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- inner cylinder
- plug
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- Pending
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
整流栓をスライド等の特殊な金型を使うことなく低コス
トで製造でき、整流機能も安定していること。また、口
内径の小さな容器でも、ある程度の吐出量が確保できる
こと。 【解決手段】 栓体を2重筒構造にし、内筒12の長さ
は外筒22に比べて短くしてその2つの筒下部を底板で
繋ぐ。そしてこの底板円周等間隔にエアー口を4個以上
配置する。整流作用をより安定化させるため底板に傾斜
をつけたり、内筒先端中央にゲートをもってきたり、底
板の下方に内筒12を延長して設けたりする。また、口
内径の小さな容器に対応するため、エアー口を底板から
外筒22にかけて設けたり、外筒をなくして円筒の下部
に鍔を設け、この鍔の円周を等間隔に切欠くことでエア
ー口とした栓体にすることで対応する。
Description
各種容器の口部に装着して、内液吐出の際、吐出される
液体と容器中に送られる空気の流れをスムーズにコント
ロールすることにより、脈流のない吐出を得ることを目
的とした方向性のない栓体に関する。
で、図18に示す先願パテント(実公昭40−3503
6)を見出した。
は、エアー口11が栓体下方側面にあるので通常(スラ
イド機構等のない)の金型では成形できない。また、エ
アー口11は細長い長方形状で1個当たりのエアー口開
口面積が大きいが、これは整流機構から良いとは言えな
い。そして、外筒22先端部は三角形状にはなってはい
るものの、その高さが低いので液切れには不十分であ
る。さらにこのタイプの栓体では、例えば一升瓶のよう
な細い口部に適用しようとしても、吐出口が小さくなり
すぎて実用には適さない。
ように、エアー口11を底板10に設けた。また、整流
作用がより円滑に行なわれるよう、エアー口1個あたり
の開口面積を小さくして、それを円周等間隔に配置し
た。吐出に際し、底部は内液が直接ぶつかる所なので、
1個あたりのエアー口開口面積が大きいと、内液が入り
込もうとする圧力も増大し、整流作用に悪い影響を与え
る。
1は内筒12周囲に設けられている。そして吐出時に上
部側にくるエアー口がエアー供給用に使用され、下部側
のエアー口11からは内液が吐出される。この場合、1
個当たりのエアー口面積が大きいと、その時の吐出状態
(エアー口の位置)によっては必要以上のエアー口面積
がエアー供給用に当てられることになり、整流作用に対
してはマイナスである。
小さくすることにより、吐出に当たって上部側にきたエ
アー口11の必要個数だけがエアー供給用に使用される
ことになり、整流作用にも好ましい。
は、外筒22の上部を嵌合部21より外に飛び出させて
その先端を鋭角にする。また3重筒構造にした場合は、
中筒41先端を外筒22より外に飛び出させてその先端
を鋭角にする等によっても液切れが良く吐出性の良好な
栓体を得ることができる。また、エアー口11のある底
板10を斜めにすることにより、容器内に入ったエアー
が吐出液に巻き込まれる危険が少なくなり整流吐出の安
定化に寄与する。
くることにより、成形時の均一充填が期待できると同時
に、内液飛び出しもある程度防止できる。また、整流作
用は、吐出時の内筒12先端とエアー口11間との高低
差が大きいほど安定する。吐出角度が水平より若干下に
向いているような場合、ストレートの内筒12では十分
その長さが生かされない。長さを生かすためには、内筒
12にテーパを持たせるとか、内筒先端中央にゲート8
1をもってきて、流れをある程度セーブすることで内筒
全長内に保持コントロールされるようにする。
プで、色々設定を変えてテストすると、その設定条件に
よっては、吐出を終えて容器を垂直に戻す時、内液の一
部が容器口より飛び出す現象(ゲップ現象)が見られ
た。これについては、内筒12を底板10より下方にも
形成することである程度の防止効果があることが分かっ
た。そして、こうすることで容器内に入ったエアーが吐
出流に巻き込まれる危険も緩和され整流作用もより安定
化する。
確保したいような場合、内筒12径をできるだけ大きく
したい。しかし内筒径を大きくするとエアー口11を設
けるための底板10が狭くなり、必要な大きさのエアー
口を設けられなくなる。この場合、底板10から外筒2
2または中筒41にかけてエアー口11を設けることで
必要なエアー口開口面積を確保する。こうすることで口
内径の小さな容器用栓体として、吐出量がある程度確保
されたうえ、通常金型でも成形可能なものを得ることが
できる。
に、円筒141の一方に鍔143を設け、この周囲等間
隔に切欠きによるエアー口11を設ける。そして、この
栓体を容器口内部に保持するためにリブ142を円筒1
41周囲に設ける。
説明する。 実施例1 図1は実施例1の平面図と正面図で、図2はその断面
図、図3はこの栓体の使用状態を示す図で、構造は基本
となる2重筒構造である。この栓体は方向性がないので
どの方向に傾けても吐出し、また容器にセットする場合
も方向を合わせる必要はない。そして、吐出時上側に位
置したエアー口11からは容器内にエアーが供給され、
下側に位置するエアー口からは吐出される内液の一部が
吐出する。栓体中央の内筒12先端を栓体内部深くに止
めおくことにより、吐出の際、吐液が内筒12からのも
のとエアー口11からのものが栓体先部で合流さすよう
にしている。
30mm、内筒高さ15mm、外筒内径φ26mm、内
筒内径φ14mm、エアー口径φ4mmである。
面図、断面図で、図5はこの栓体を容器口部にセットし
たときの一例を示す組断面図である。中筒41先端を外
筒22より外に飛び出させ、その先端を鋭角にすること
により、吐出しやすく液切れの良い栓体を得ることがで
きる。
3重筒構造にしたが、ここでは基本的な2重筒構造で、
その外筒22先端を嵌合部21より外に突出させ、その
先端を鋭角にしたもので、目的は前実施例に同じであ
る。
図、断面図である。エアー口11のある底板10を傾斜
にしたことにより、エアー口11から容器内に入ったエ
アーが吐出流に巻き込まれる危険が緩和される。
施例5の平面図、断面図である。栓体のセンターにゲー
ト81を設けることにより、樹脂充填バランスの良い栓
体を得ることができる。また吐出に際し、ゲートを支え
るブリッジ82が吐出液体を内筒12内に保持しようと
する働きにより、内筒の長さを十分生かすことができ、
安定した整流吐出を可能にする。
ある。実施例5と同じく、内筒12にテーパを設けるこ
とで吐出流を内筒内に保持する効果を生じさせ、これに
より内筒長さを有効に活用することができ、結果として
安定した吐出を得ることができる。
た実施例7の平面図、正面図、断面図で、図11はこの
栓体を容器口部にセットしたときの組断面図である。内
筒12を底板10の下方にも設けることで、吐出の際の
ゲップ現象を緩和すると同時に、容器内に入ったエアー
が吐出流に巻き込まれるのを防止する役目もある。
この栓体を容器口部にセットした時の組断面図である。
口内径の小さな容器に使用する栓体で吐出量をある程度
確保したい場合、内筒12内径はできるだけ大きくしな
ければならないが、そうすると底板10が狭くなりすぎ
て必要な開口面積のエアー口11を設けることができな
くなる。そこで底板10から外筒22にかけてエアー口
を設けることにより、エアー口1個あたりの必要開口面
積を確保する。こうすることで口内径の小さな容器に対
してもある程度の吐出量を確保でき、金型もスライドの
ような特殊タイプを使用する必要はない。
は図14中のAA断面図、図16は本栓体を容器口部に
セットしてキャップをした時の組断面図、図17はその
吐出状態を示す断面図である。外筒22をなくして円筒
141だけにしたので、実施例8以上に口内径の小さな
容器に使用することができる。換言すれば、容器口に対
する吐出効率を増大できる。
で次に記載する効果を奏する。 1.エアー口11が底板10にあるのでスライド等の金
型は必要なく成形も容易。 2.1個当たりのエアー口11を小さくして内筒12周
囲に均等配置したので、エアー口を底板10に設けるこ
とができる上、使用状態によって必要数のエアー口がエ
アー供給に用いられることにより、安定した整流吐出を
可能にする。 3.3重筒構造にして、中筒41上部を外筒22より外
に飛び出させることで液切れの良い、そして注ぎやすい
整流栓を得ることができる。また、2重筒の場合も外筒
22上部を嵌合部21より外に突出させることで同様の
効果を得ることができる。 4.底板10を傾斜にしたことで、容器内に入ったエア
ーが吐出流に巻き込まれる危険を緩和して整流作用を助
ける。 5.ゲート81を内筒12先端中央に設けることで、樹
脂充填バランスの良い栓体が得られ、また、ゲートを支
えるブリッジ82によって吐出流を内筒12内に保持す
る効果により内筒長さを有効に使用できることで、より
安定した整流吐出が可能。 6.内筒12を底板10の下方にも延長して設けること
で吐出時のゲップ現象が緩和され、また、容器内に入っ
たエアーが吐出流に巻き込まれるのを防いでいるので、
より安定した整流吐出が得られる。 7.エアー口11を底板10から外筒22又は中筒41
にかけて設けることで、限られた栓体大きさの中で内筒
の径をより大きくすることができる。また、外筒22と
内筒12間を狭くできることにより吐出時の分流(吐出
管とエアー口からの流れ)防止の効果もある。 8.外筒22をなくした形状にすることで、より小径の
容器口に使用して相対的に大径の円筒141を使用でき
るので、ある程度の吐出量を確保できる。
図である。
る。
図である。
る。
図である。
る。
面図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 容器口部に装着される2重筒構造の栓体
であって、その外筒22上部には容器口部に固着するた
めの嵌合部21を有し、外筒22と内筒12はその下部
を底板10によって接続する。この底板10の円周等間
隔に4個以上のエアー口11を設けたことを特徴とする
整流栓。 - 【請求項2】 請求項1の栓体で、その外筒22の上部
を嵌合部21より外に飛び出させ、その先端を鋭角にし
たことを特徴とする請求項1に記載の整流栓。 - 【請求項3】 栓体を互いに連結された3重筒構造と
し、外筒22には容器口部との嵌合機能を持たせ、中筒
41はその先端を外筒22より外に飛び出させ、その先
端を鋭角にする。そして、この中筒41と内筒12の下
部をエアー口を有する底板10で接続したことを特徴と
する請求項1に記載の整流栓。 - 【請求項4】 栓体の底部10に傾斜を持たせたことを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3に記載の整流
栓。 - 【請求項5】 内筒12先端中央に、ブリッジ82で連
絡されたゲート81を設けたことを特徴とする請求項
1、請求項4に記載の整流栓。 - 【請求項6】 内筒12が、底板10の下方にも延長し
て形成されていることを特徴とする請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5に記載の整流栓。 - 【請求項7】 底板10に設けられるエアー口11が、
底板10から外筒22又は中筒41に渡って形成さてい
ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6に記載の整流栓。 - 【請求項8】 円筒141の下端周囲に鍔143を有
し、この鍔周囲等間隔に4箇所以上を切欠いてエアー口
11を形成する。この切欠きにより分断された各鍔部の
中央より鍔143と同じ高さのリブ142を円筒上に設
けたことを特徴とする整流栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002011700A JP2003054606A (ja) | 2001-06-07 | 2002-01-21 | 整流栓 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-172295 | 2001-06-07 | ||
JP2001172295 | 2001-06-07 | ||
JP2002011700A JP2003054606A (ja) | 2001-06-07 | 2002-01-21 | 整流栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003054606A true JP2003054606A (ja) | 2003-02-26 |
JP2003054606A5 JP2003054606A5 (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=26616504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002011700A Pending JP2003054606A (ja) | 2001-06-07 | 2002-01-21 | 整流栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003054606A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2414017A (en) * | 2004-05-10 | 2005-11-16 | Simon Lewis Bilton | Tamper evident anti contamination device for a drinks vessel |
KR100889238B1 (ko) | 2008-11-11 | 2009-03-17 | 김동천 | 마시기 쉬운 음료 병 |
JP2010235152A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toppan Printing Co Ltd | 詰替え容器用口栓および詰替え容器 |
JP2011031981A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Lion Corp | 液体注出容器及びこれに用いる中栓 |
JP2015168474A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | Next Innovation合同会社 | 流体容器の栓構造 |
JP2020104937A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
-
2002
- 2002-01-21 JP JP2002011700A patent/JP2003054606A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2414017A (en) * | 2004-05-10 | 2005-11-16 | Simon Lewis Bilton | Tamper evident anti contamination device for a drinks vessel |
GB2414017B (en) * | 2004-05-10 | 2007-07-04 | Simon Lewis Bilton | Anti-contamination device |
KR100889238B1 (ko) | 2008-11-11 | 2009-03-17 | 김동천 | 마시기 쉬운 음료 병 |
JP2010235152A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toppan Printing Co Ltd | 詰替え容器用口栓および詰替え容器 |
JP2011031981A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Lion Corp | 液体注出容器及びこれに用いる中栓 |
JP2015168474A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | Next Innovation合同会社 | 流体容器の栓構造 |
JP2020104937A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071113 |
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