JP2004210355A - 容器 - Google Patents

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JP2004210355A
JP2004210355A JP2002382134A JP2002382134A JP2004210355A JP 2004210355 A JP2004210355 A JP 2004210355A JP 2002382134 A JP2002382134 A JP 2002382134A JP 2002382134 A JP2002382134 A JP 2002382134A JP 2004210355 A JP2004210355 A JP 2004210355A
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pouring
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Noboru Yashima
昇 八島
Yoshinori Inagawa
義則 稲川
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

【課題】内容物の注出時に注出流量を過小にすることなく、どっと出を防止し、かつ内容液の詰め替え時の注入流量を大きくすること。
【解決手段】容器10において、容器本体11に設けられるキャップ20に内筒23を設け、内筒23の注ぎ出し側寄りで、側壁部42と底部43の境界領域に流通口44を開口し、流通口44が、底部43の底面43Aと異なる面上に設けられ、かつ容器本体11の正立状態で流通口44の側壁部42の側の縁Paを底部43側の縁Pbよりも上位に位置付けるもの。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体や粉体のための容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に記載の如く、容器本体に設けられるキャップが、容器本体の内部の側に張り出る内筒に流通口を設け、該内筒の流通口に連通して容器本体の外部の側に延びる注出筒を有するものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−103444(図1、[0019])
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の容器では、液注出時に、粘度の低い内容液が一度にどっと出ることを防止するため、流通口の開口面積を小さくすると、注出液量が過小になるおそれがあるし、内容液の詰め替え時における詰め替え液の注入流量も過小になる。
【0005】
特許文献1の容器では、内容液の詰め替え時に、内筒及び注出筒を取外し、詰め替え液の注入開口を広くしているが、その取外しに手間を要して使い勝手が悪い。
【0006】
本発明の課題は、内容物の注出時に注出流量を過小にすることなく、どっと出を防止し、かつ内容液の詰め替え時の注入流量を大きくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、容器本体に設けられるキャップに内筒を設け、該内筒は該容器本体の内壁面に沿って該容器本体の内部の側に張り出る側壁部と、該側壁部の張り出し端を塞ぐ底部とを有し、該内筒の注ぎ出し側寄りで、該側壁部と該底部の境界領域に流通口を開口し、該流通口が、該底部の底面と異なる面上に設けられ、かつ容器本体の正立状態で該流通口の該側壁部の側の縁を該底部の側の縁よりも上位に位置付ける容器である。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)(図1、図2)
洗剤容器等の容器10は、図1(A)に示す如く、容器本体11にキャップ20を被着したものである。キャップ20は、容器本体11の円形断面状(角形断面状でも可)の開口部12に嵌着(又は螺着)等により取着されるキャップ本体21と、キャップ本体21に螺着(又は嵌着)等により着脱されるカバーキャップ22を有する。カバーキャップ22は、キャップ本体21から注出される内容液を受けて計量する計量カップとして用いる。
【0009】
キャップ20は、キャップ本体21の容器本体11に取着される側(内側)に内筒23を嵌着し、キャップ本体21にカバーキャップ22を被着した組立体とした形態で、内容液を充填した容器本体11に被着して用いられる。
【0010】
キャップ本体21は、容器本体11の開口部12に取着される円形断面状(角形断面状でも可)の外筒部31と、外筒部31の上端部を塞ぐ天面部32と、天面部32の内周に続く円形断面状(角形断面状でも可)の内筒部33と、天面部32の上面に設けられてカバーキャップ22が螺着されるねじ部34と、内筒部33に連設し、キャップ本体21の内外を仕切る仕切り部35と、仕切り部35の略中央から内筒部33に対する略同軸をなし、容器本体11の外部の側に向けて上方に延びる円形断面状(角形断面状でも可)の注出筒36を有する。
【0011】
キャップ本体21は、仕切り部35に内容液を出し入れするための円形状(角形状でも可)の流通口37を備える。注出筒36は、流通口37から取入れた内容液を案内して注出筒36の上端の注ぎ口36Aから注ぎ出す。キャップ本体21は、内筒部33と注出筒36の間の仕切り部35上に環状の液回収部38を形成し、注出筒36の反注ぎ出し側に、該注出筒36の液戻しスリット39Aと液回収部38の液戻し口39Bを互いに連続するように開設している。
【0012】
内筒23は、キャップ本体21の外筒部31と天面部32と内筒部33が囲む環状凹部に嵌合される円環状(角環状でも可)のフランジ部41を有し、フランジ部41の逆U字状断面がなす下向き凹部を容器本体11の開口部12の上縁部に嵌着し、フランジ部41の逆U字状断面の内周壁に連続する円形断面状(角形断面状でも可)の側壁部42を有する。内筒23は、側壁部42を容器本体11の開口部12の内壁面に沿わせて容器本体11の内部の側に張り出るように下方に延ばし、側壁部42の張り出し端に該側壁部42を塞ぐ円形状(角形状でも可)の底部43を設ける。底部43は、容器10の正立状態で、水平面状をなす底面43Aを備える。
【0013】
しかるに、キャップ20は、内筒23の注ぎ出し側寄りで、側壁部42の下縁部と底部43の前縁部に挟まれる境界領域に流通口44を開口する。流通口44は、カバーキャップ22を取外したキャップ本体21及び内筒23を表わす図1(B)に示す如く、底部43の底面43Aと面一をなすことのない、異なる面上に設けられ、かつ容器10の正立状態で、該流通口44の最も注ぎ出し側寄りに位置することとなる、側壁部42側の縁Paを、底面43Aの側の縁Pbよりも上位に位置付ける。
【0014】
本発明において、「注ぎ出し側」とは、容器10を注ぎ出しのために前傾する際の前側をいい、キャップ20の中心軸Aに対して注出筒36の尖り状注ぎ口36Aの最上端Bが位置する側をいう。
【0015】
本実施形態によれば以下の作用がある。
(請求項1に対応する作用)
▲1▼キャップ20の内筒23に設けられる流通口44が底部43の底面43Aと異なる面上に設けられるから、該内筒23の中心軸を含んで注ぎ出し方向と平行をなす縦断面における上記流通口44の開口幅を一定とするとき、該流通口44が底部43の底面43Aと同一面上に設けられるものに比して、該底部43の底面43Aの注ぎ出し側へのせり出し量を大きくする。従って、液注出時に、容器本体11を注ぎ出し側に向けて前傾させたとき、流通口44に流れ込んでくる内容液に対する該底部43の底面43Aによる遮蔽効果が大きくなり、液面側の流れを一部堰き止めてどっと出を防止し、安心して注出できる。
【0016】
▲2▼液注出時のどっと出を上述▲1▼により防止できるから、流通口44の開口面積を小とする必要がなく、注出流量を過小にすることがない。
【0017】
▲3▼容器本体11の正立状態で、流通口44の側壁部42の側の縁Paを底部43の側の縁Pbよりも上位に位置付けた。従って、液注出時に、容器本体11の残液量が少なくなってきて、容器本体11を注ぎ出し側に向けて大きく前傾させたとき、注ぎ出し側の側壁部42が流通口44への残液の流れに対する邪魔にならず、残液の注ぎ出し性も向上し、容器10の使い勝手を向上できる。
【0018】
▲4▼前述▲1▼により液注出時のどっと出を防止できるから、流通口44の開口面積を小さくする必要がなく、液詰替え時に広い注入領域を流通口44に確保できる。また、容器本体11の正立状態で、流通口44の側壁部42の側の縁Paを底部43の側の縁Pbよりも上位に位置付けた。従って、詰替え容器から注入される詰替え液は内筒23の底部43の底面43Aに当たって方向変換された先を側壁部42により邪魔されず、該側壁部42の下の流通口44から容器本体11の内部へ直に流れ込むものになる。従って、詰替え容器から容器10への詰替え液の注入のスムースを図り、詰替え液が容器10の注出口44から溢れて周辺汚損する等がなく、安心して注入でき、詰め替えの迅速を図ることができる。
【0019】
(第2実施形態)(図2)
第2実施形態の容器50が第1実施形態の容器10と異なる点は、図2(A)に示す如く、容器10のキャップ20における内筒23を撤去し、キャップ20のキャップ本体21を構成している内筒部33及び仕切り部35の部分を、本発明の内筒51としたことにある。
【0020】
内筒51は、キャップ本体21の内筒部33及び仕切り部35の部分を側壁部52とすることにより、側壁部52を容器本体11の開口部12の内壁面に沿わせて容器本体11の内部の側に張り出るように下方に延ばし、側壁部52の注出筒36を立設せしめる張り出し端に側壁部52及び注出筒36を塞ぐ円形状(角形状でも可)の底部53を設ける。底部53は容器10の正立状態で、水平面状をなす底面53Aを備える。
【0021】
そして、キャップ20は、内筒51の注ぎ出し側寄りで、側壁部52と底部53の境界領域に流通口54を開口する。流通口54は、カバーキャップ22を取外したキャップ本体21を表わす図2(B)に示す如く、底部53の底面53Aと面一をなすことのない、異なる面上に設けられ、かつ容器10の正立状態で、該流通口54の最も注ぎ出し側寄りに位置することとなる、側壁部52側の縁Paを、底面53Aの側の縁Pbよりも上位に位置付ける。
【0022】
本実施形態によれば、第1実施形態におけると同様の作用がある。
(第3実施形態)(図3)
図3の容器60が第1実施形態の容器10と異なる点は、図3(A)、(B)に示す如く、内筒23における底部43及び流通口44の形状である。底部43は、容器10の正立状態で、前方下向き勾配状の底面43Aを備える。流通口44は、底部43の底面43Aと面一をなすことのない、異なる面上に設けられ、かつ容器10の正立状態で、該流通口44の最も注ぎ出し側寄りに位置することとなる、側壁部42側の縁Paを、底面43Aの側の縁Pbよりも上位に位置付ける。尚、本実施形態において、流通口44の側壁部42側の縁Paは、容器10の正立状態で、底面43Aの側の縁Pbより前方に位置している。
本実施形態によれば、第1実施形態におけると同様の作用がある。
【0023】
(第4実施形態)(図4)
第4実施形態の容器70が第3実施形態の容器60と異なる点は、図4(A)、(B)に示す如く、流通口44の側壁部42側の縁Paが、容器10の正立状態で、底面43Aの側の縁Pbより前方に位置することのみにある。
本実施形態によれば、第1実施形態におけると同様の作用がある。
【0024】
(第5実施形態)(図5)
第5実施形態の容器80が第1実施形態の容器10と異なる点は、図5(A)、(B)に示す如く、内筒23における底部43及び流通口44の形状にある。底部43は、容器10の正立状態で、水平面状をなす反注ぎ出し側の底面43Aと、前方下向き勾配状の注ぎ出し側の底面43Bを備える。流通口44は、底部43の底面43Bと面一をなすことのない、異なる面上に設けられ、かつ容器10の正立状態で、該流通口44の最も注ぎ出し側寄りに位置することとなる、側壁部42側の縁Paを、底面43Bの側の縁Pbよりも上位に位置付ける。
本実施形態によれば、第1実施形態におけると同様の作用がある。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、内容物の注出時に注出流量を過小にすることなく、どっと出を防止し、かつ内容液の詰め替え時の注入流量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の容器を示し、(A)は要部断面図、(B)は内筒に設けた流通口の形状を示す模式図である。
【図2】図2は第2実施形態の容器を示し、(A)は要部断面図、(B)は内筒に設けた流通口の形状を示す模式図である。
【図3】図3は第3実施形態の容器を示し、(A)は要部断面図、(B)は内筒に設けた流通口の形状を示す模式図である。
【図4】図4は第4実施形態の容器を示し、(A)は要部断面図、(B)は内筒に設けた流通口の形状を示す模式図である。
【図5】図5は第5実施形態の容器を示し、(A)は要部断面図、(B)は内筒に設けた流通口の形状を示す模式図である。
【符号の説明】
10、50 容器
11 容器本体
20 キャップ
23、51 内筒
42、52 側壁部
43、53 底部
44、54 流通口

Claims (1)

  1. 容器本体に設けられるキャップに内筒を設け、該内筒は該容器本体の内壁面に沿って該容器本体の内部の側に張り出る側壁部と、該側壁部の張り出し端を塞ぐ底部とを有し、
    該内筒の注ぎ出し側寄りで、該側壁部と該底部の境界領域に流通口を開口し、該流通口が、該底部の底面と異なる面上に設けられ、かつ容器本体の正立状態で該流通口の該側壁部の側の縁を該底部の側の縁よりも上位に位置付ける容器。
JP2002382134A 2002-12-27 2002-12-27 容器 Withdrawn JP2004210355A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260550A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Toyo Seikan Kaisha Ltd トランジッションキャップ

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Effective date: 20060307