JP2008260550A - トランジッションキャップ - Google Patents

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Koichi Ishizaka
公一 石坂
Kazumi Ozawa
和美 小沢
Tetsuya Honda
哲也 本田
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Abstract

【課題】高粘度内容物の注出に適するとともに、内容液の詰替の時に、詰替え用パウチのノズルを円滑に案内して位置決めし内容液をうまく注出筒案内に入れることができるスリットを持つ注出筒を備えたトランジッションキャップを提供する。
【解決手段】円筒状外壁2の内側に配設された注出筒3を有し、注出筒先端の注出端17と対向する注出筒の側壁が切り離されたスリット22を有する樋状をなし、注出端と円筒状外壁の中心側を含む平面内における注出端と円筒状外壁の上端を結ぶ直線距離をA、注出端と変化点23を平面に垂直に投影した点とを結ぶ直線距離をB、スリット側の基端部から円筒状の外壁の上端までの中心軸方向の距離をC、スリット側の基端部から変化点までの中心軸方向の距離をDとするとき、B≧0.9A及びD<0.8Cの少なくとも一方を満たす。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
この発明は液体洗剤等の内容液を充填した容器の口部に装着されて内容液の注出と補充充填に使用されるトランジッションキャップに関するものである。
特許第3015342号公報 特開2002-19810号公報トランジッションキャップは、上端が開口している円筒状の円筒状外壁を有し、円筒状外壁の内側で、円筒状の外壁の中心線方向に注出筒が立設されていて、円筒状外壁と注出筒との間の環状空間の底部は底壁によって閉じられている。注出筒は基端部で容器の内部と連通しており、容器を傾けると注出筒を通して内容液が注出される。
注出筒の胴部には注出時の内容液の流出を円滑にする目的で、及び後述する詰め替え用パウチのノズルの詰め替え時の位置決めを容易にするためにスリットが形成されている。内容液の注出時及び詰替え時に、内容液が注出筒の周囲の環状空間にこぼれたときには、底壁に回収用の孔が貫通されていて、こぼれた内容液はこの回収用の孔を通して容器内に回収される。この回収用の孔は注出筒のスリットの基端部にも連通している。
この内容液の注出及び詰め替え用パウチのノズルの位置決めにとって、スリットの機能は重要であり、したがってまた、その形状は重要である。
特許文献1に示されているトランジッションキャップにおいては注出筒の筒体壁を切り開いてスリットを形成しており、このスリットは先端寄りの上部スリットが開口幅の大きい幅広スリットとして形成されており、基端寄りの下部スリットが開口幅が小さい幅狭スリットとして形成されている。
この特許文献1に示された注出筒ないしスリットの形状では、上部スリットは幅広なので詰め替え用パウチのノズルの先端を挿入しやすく、また下部スリットが幅狭なので、内容物を注ぐ際にこぼれにくくすることができる。
しかし、この特許文献1の注出筒のスリットでは幅広スリットと幅狭スリットとの境界の案内部の高さ位置が円筒状外壁の上端縁の高さとほぼ同じとなっている。
その結果、内容液の詰替の時に、詰替え用パウチのノズルからの内容液がうまく注出筒に入らずに注出筒からあふれた場合には、そのあふれた内容液が、円筒状外壁の上端縁を越えて外にこぼれ落ちる事故が起ることがある。
特許文献2に示されているトランジッションキャップにおいては、スリットの幅広部と幅狭部が緩やかな斜面または曲面の案内部で接続されていて、詰替え時にパウチのノズル部をスリットに挿入した時に、ノズル部がひっかかることなく、スムーズに挿入できる。
しかしこの特許文献2に示されたトランジッションキャップでも幅広部と幅狭部との境界の高さ位置が、円筒状外壁の高さと略同じか、或いはそれよりも低い、とされていて基本的に円筒状外壁と境界との高さ方向の位置の差がそれほど大きくないので、内容液の詰替えの時に、パウチからの詰替え用内容液が円筒状外壁の上端縁を越えて外にこぼれる恐れがあるという問題点は未解決のまま残っている。
また特許文献2で示された注出筒は径が細く、より高粘度の内容物に適用しようとすると、注出や詰替え作業の時間が長くなるという問題がある。
なお、トランジッションキャップは特許文献1では「注出具」、特許文献2では「注出部材」に相当する
このようなことから、高粘度内容物の注出に適するとともに、内容液の詰替の時に、詰替え用パウチのノズルを円滑に案内して位置決めし内容液をうまく注出筒案内に入れることができるスリットを持つ注出筒を備えたトランジッションキャップを提供することを目的とするものである。
この目的に対応して、この発明のトランジッションキャップは容器の口部に装着されて使用される内容液の注出と補充充填に使用されるトランジッションキャップであって、
上端開口の円筒状外壁と、
前記円筒状外壁の内側に配設された注出筒と、
前記円筒状外壁と前記注出筒との間の環状空間の底部を閉じる底壁とを有し、
前記注出筒は基端部が前記底壁に固定され前記注出筒先端の注出端と対向する前記注出筒の側壁が切り離されたスリットを有する樋状をなし、
前記底壁には液回収孔が前記スリットに連接して形成されており、
前記スリットは前記注出端寄りの幅広スリットと前記基端部寄りの前記幅広スリットよりも開口幅の小さい幅狭スリットとが変化点で接続して形成されており、
前記注出端と前記円筒状外壁の中心軸を含む平面内における前記注出端と前記中心軸を挟んで対向する前記円筒状外壁の上端を結ぶ直線距離をA、
前記注出端と前記変化点を前記平面に垂直に投影した点とを結ぶ直線距離をB、
前記スリット側の前記基端部から前記円筒状の外壁の上端までの前記中心軸方向の距離をC,
前記スリット側の前記基端部から前記変化点までの前記中心軸方向の距離をDとするとき、
B≧0.9A
及び
D<0.8C
の少なくとも一方を満たすことを特徴としている。
またこの発明の他の実施形態のトランジッションキャップは前記幅広スリットが案内域を介して前記変化点に接続することを特徴としている。
またこの発明の他の実施形態のトランジッションキャップは前記距離Aを表す直線と前記距離Bを表す直線のなす角度が10°≦θ≦80°であることを特徴としている。
またこの発明の他の実施形態のトランジッションキャップは前記スリット間を直線で結んだ前記基端部内周の平面投影面積が前記円筒状外壁上端の内周面積の10〜50%であることを特徴としている。
またこの発明の他の実施形態のトランジッションキャップは前記注出筒先端の平坦部の前後長さが前記スリット間を直線で結んだ前記基端部の平面形状における前後長さの30パーセント以内であることを特徴としている。
またこの発明の他の実施形態のトランジッションキャップは前記スリットが注出筒最大幅部を横切る高さが、スリット全高の20〜80%の高さ位置であることを特徴としている。
またこの発明の他の実施形態のトランジッションキャップは前記幅広スリットの全体が注出筒の最も後方の最大幅部より前方寄りに設けられることを特徴としている。
この発明のトランジッションキャップでは、円筒状外壁と注出筒と両者の間の環状空間とを備えており、注出筒には先端の注出端から基端部までに注出端側が幅広で、基端側が幅狭のスリットを持つ樋状になっているで、そのスリットを詰替パウチのノズル部に対する案内として利用することにより、内容液の詰替え操作を行うことができる。スリットからこぼれた内容液は環状空間に流れ込んで底壁の液回収孔から容器内に収容される。
特に、この発明のトランジッションキャップでは、B≧0.9Aであると、
詰替え容器のノズルを円筒状外壁の上線を支えとして、傾けて行ったときに、ノズルの先端がスリットの内に入ることになって、詰替え内容液を注出筒から充填することが容易である。
またD<0.8Cであると、パウチを大きく傾けられるので、詰替時間を短縮できる。また、外壁が十分高いので、内容物が注出筒からあふれても、確実に回収されて外にこぼれることがない。
以下この発明の詳細を一実施の形態を示す図面について説明する。
図1及び図1から要部のみを注出した説明図である図2において、1aはトランジッションキャップである。
トランジッションキャップ1aは円筒状の外壁2と注出筒3と底壁4とを有し、さらに取付脚5とを有している。
取付脚5はトランジッションキャップ1aをボトル(図示せず)に取付けるための部分で、円筒状に外壁2の最外側に立ち下がっていて、内面にボトルの上端の外面に螺着するための内ねじ6を備えている。
外壁2は上部の堤筒部7と下部の液回収筒部8とからなっていて、全体としてトランジッションキャップ1aの中心線9をもつ略円筒状をなしている。
堤筒部7はトランジッションキャップ1aから外部に内容液があふれるのを防ぐ堰堤として機能する部分で外面に計量キャップ(図示せず)を螺着させるための外ねじ11が形成されている。
注出筒3は内容液の注出と内容液の補充充填に使用するほぼ筒体で、上端部は堤筒部7の上端より上に延出しており、基端部は液回収部8の近傍に位置し、外壁2と注出筒3の間には環状空間12が存在する。環状空間12の底部が環状の底壁4で閉じられていて底壁4の内縁には注出筒3の基端部が液密に連結し、外縁には外壁2の基端部をなす液回収部8が液密に連結している。底壁4には液回収孔13が貫通形成されており、この液回収孔13を通して環状空間12はボトル(図示せず)の内部と連通している。
注出筒3は前述の通りほぼ筒状体をなし、基端部の平面視形状の最大幅部の中点を通り、中心線9に平行な長手軸14を有する。また、水平断面形状は前後軸15及び横軸16を有する。
この実施形態では、最大幅部は注出筒3の前後長さの中点よりやや後方にあり、中心線9と長手軸14が一致している。
注出筒3は筒体の上方の先端が注出端17を構成する。
注出筒3は注出端17と対向する側壁が切り離されたスリット19をもつ樋状の形状をなしている。スリット19は全体の傾向として注出端17寄りに行くほど開口度が大きくまた基端18寄りに行くほどスリットの幅(以下スリット幅とする)が小さくなるが、スリット19はスリット幅の大小に応じて、スリット幅が大きい幅広スリット21とスリット幅が小さい幅狭スリット22とからなっている。
幅広スリット21は注出筒3の注出端17寄りに形成され、幅狭スリット22は基端18寄りに形成されている。幅広スリット21の上端は、注出筒3先端の注出口に連続している。また、スリット幅が最も小さいのは、注出筒3の基端18の部分である。幅広スリット21と幅狭スリット22との境界が変化点23である。幅広スリット21が変化点23に接続する部分は案内域30で構成され、案内域30は注出端17寄りの曲面31と変化点23寄りのほぼ平坦面32とから成っている。
注出端17と中心線9を含む平面内における注出端17と外壁2の上端を結ぶ直線距離をA、注出端17と変化点23を前記平面に垂直に投影した点とを結ぶ直線距離をB、スリット19の基端18から外壁2の上端までの長手軸14方向の距離をC、スリット19の基端部18から変化点23までの長手軸14方向の距離をDとすると
B≧0.9A
及びまたは
D<0.8C
であることが望ましい。
B≧0.9Aであると幅広スリットを大きくできるので、詰替パウチのノズルを挿入しやすい。
また、ノズルの太い高粘度用の詰替えパウチも使用できる。D<0.8Cであるとパウチを大きく傾けられるので、詰替時間を短縮できる。
また外壁が十分高いので、内容物が注出筒からあふれても確実に回収されて外にこぼれることはない。なおDが小さすぎると、注出時に内容物が注出筒の外へあふれる處がある。
またAとBとのなす角θは10°≦θ≦80°である。角度が小さすぎると環状空間がせまくなり、内容物があふれやすくなる。また、角度が大きすぎると注出筒が細くなり、高粘度内容物の注出に適さない。
またスリット間を直線で結んだ基端部内周の平面投影面積が円筒状外壁2の上端の内周面積の10〜50%、特に15〜30%であることが望ましい。従来製品よりも太く、高粘度内容物に好適である。面積比が小さすぎると注出筒が細くなり、高粘度内容物の注出に適さない。また面積比が大きすぎると注出と詰替の性能バランスが悪くなる。
注出筒3の注出端17の平坦部の前後軸15方向の長さがスリット間を直線で結んだ基端部の平面形状における前後長さの30%以内であると高粘度の内容物でも注出時の液切れがよい。
またスリット19が注出筒3の最大幅部を横切る高さがスリット19の最大高さ部位の高さの20〜80%の高さであることが望ましい。
こうすることで、詰替パウチのノズルを挿入する方向から見てスリットが開く方向になるので、挿入時にノズルが注出筒側壁に当たっても、スリット内へ誘導され、狙いやすく挿入しやすい。
またスリットの途中に最大幅部があることにより、挿入したノズルが安定する。
この実施形態のスリット9が最大幅部を横切る高さは、おおむね70%である。一方、最大幅部を横切る高さが上記範囲より低すぎると注出時に内容物が注出筒の外へあふれるおそれがある。高すぎると詰替パウチのノズルを挿入しづらくなる。
図3はこの発明の第2の実施例に係るトランジッションキャップ1bが示されており、このトランジッションキャップ1bでは幅広スリット21の輪郭が側面視で直線をなして幅狭スリット22に接続している例である。
図4はこの発明の第3の実施例に係るトランジッションキャップ1cが示されており、このトランジッションキャップ1cでは幅広スリット21の輪郭が側面視で直線をなすとともに、幅広スリット21から連続する案内域30も側面視が直線をなす直線25で構成され、幅狭スリット22との変化を比較的に大きくしたものである。この場合は幅広スリット21と幅狭スリット22とのスリットの開口幅の変化の割合が大きいので、幅狭スリット21へのパウチの進入を覚知させることができる。
図5から図7は注出筒3を他の筒体で構成した実施例である。
図5は注出筒3を楕円形断面を持つ筒体で構成した実施例のトランジッションキャップ1dであり、幅広スリット21の全体が最大幅部35よりも前方にある点で第1の実施例に係るトランジッションキャップと異なっている。
注出筒最大幅部より注出端のある前方寄りに設けることにより、詰替パウチのノズルを挿入する方向から見てスリットが開く方向になるので、挿入時にノズルが注出筒側壁に当たっても、スリット内へ誘導され、狙いやすく挿入しやすくなる。
図6は注出筒3をトラック形状の断面を持つ筒体で構成した実施例のトランジッションキャップ1eであり、トラック形状の側壁平行部37に幅広スリット21を設け、後端に幅狭スリット22を設け、かつ両者の間を案内域30で接続し、かつ案内域30としてスリットの側面視で曲線をなす曲面31と長手軸14に対してほぼ直角をなす平坦面32で構成している。曲面31は注出筒3の側壁平行部37にある。なおこの実施形態では最大幅部が前後に分布を持つので、長手軸14は注出筒3の前後長さの中間位置に設定する。このトランジッションキャップ1eでは注出筒の側壁に平行な区間を設けて最大幅部が前後の中間位置よりも後方まで分布するようにし、幅広スリットが最大幅部の範囲にあっても注出筒が充分な深さ(前後の長さ)をもつように構成している。この構成により注出の際にこぼれにくくなる。
図7は最大幅部35の位置が中央より後方に偏寄っている前後非対称の楕円形類似の断面形状をもつ注出筒3を用いた実施例であり、最大幅部35よりも前方に幅広スリット21を設け、後端に幅狭スリット22を設け、かつ両者の間を案内域30で接続し、かつ案内域30として、スリットの側面視で曲線をなす曲面31と長手軸14に対してほぼ直角をなす平坦面32で構成している、曲面31が注出筒3の最大幅部35よりも先方(注出端17寄り)にある。このトランジッションキャップ1fでは、最大幅部35を後方へ偏寄らせることで、幅広スリット21が最大幅部35より前にあっても注出筒3が充分な深さを持つように構成している。この構成により注出の際にこぼれにくくなる。
以上の説明から明らかな通り、この発明によれば高粘度内容物の注出に適するとともに内容液の詰替の時に、詰替え用パウチのノズルを円滑に案内して位置決めし内容液をうまく注出筒案内に入れることができるスリットを持つ注出筒を備えたトランジッションキャップを得ることができる。
この発明のトランジッションキャップの断面図 この発明のトランジッションキャップの斜視説明図 この発明の他のトランジッションキャップの断面図 この発明の他のトランジッションキャップの断面図 この発明の他のトランジッションキャップの要部のみを示す説明図で(a)は平面説明図、(b)は側面説明図 この発明の他のトランジッションキャップの要部のみを示す説明図で(a)は平面説明図、(b)は側面説明図 この発明の他のトランジッションキャップの要部のみを示す説明図で(a)は平面説明図、(b)は側面説明図
符号の説明
1 トランジッションキャップ
2 外壁
3 注出筒
4 底壁
5 取付脚
6 内ねじ
7 堤筒部
8 液回収筒部
9 中心線
11 外ねじ
12 環状空間
13 液回収孔
14 長手軸
15 前後軸
16 横軸
17 注出端
18 基端
19 スリット
21 幅広スリット
22 幅狭スリット
23 変化点
25 直線部分
30 案内域
31 曲面
32 平坦面
35 最大幅部
37 側壁平行部

Claims (7)

  1. 容器の口部に装着されて使用される内容液の注出と補充充填に使用されるトランジッションキャップであって、
    上端開口の円筒状外壁と、
    前記円筒状外壁の内側に配設された注出筒と、
    前記円筒状外壁と前記注出筒との間の環状空間の底部を閉じる底壁とを有し、
    前記注出筒は基端部が前記底壁に固定され前記注出筒先端の注出端と対向する前記注出筒の側壁が切り離されたスリットを有する樋状をなし、
    前記底壁には液回収孔が前記スリットに連接して形成されており、
    前記スリットは前記注出端寄りの幅広スリットと前記基端部寄りの前記幅広スリットよりも開口幅の小さい幅狭スリットとが変化点で接続して形成されており、
    前記注出端と前記円筒状外壁の中心軸を含む平面内における前記注出端と前記中心軸を挟んで対向する前記円筒状外壁の上端を結ぶ直線距離をA、
    前記注出端と前記変化点を前記平面に垂直に投影した点とを結ぶ直線距離をB、
    前記スリット側の前記基端部から前記円筒状の外壁の上端までの前記中心軸方向の距離をC、
    前記スリット側の前記基端部から前記変化点までの前記中心軸方向の距離をDとするとき、
    B≧0.9A
    及び
    D<0.8C
    の少なくとも一方を満たすことを特徴とするトランジッションキャップ
  2. 前記幅広スリットが案内域を介して前記変化点に接続することを特徴とする請求項1記載のトランジッションキャップ
  3. 前記距離Aを表す直線と前記距離Bを表す直線のなす角度が10°≦θ≦80°であることを特徴とする請求項1記載のトランジッションキャップ。
  4. 前記スリット間を直線で結んだ前記基端部内周の平面投影面積が前記円筒状外壁上端の内周面積の10〜50%であることを特徴とする請求項1記載のトランジッションキャップ
  5. 前記注出筒先端の平坦部の前後長さが前記スリット間を直線で結んだ前記基端部の平面形状における前後長さの30パーセント以内であることを特徴とする請求項1記載のトランジッションキャップ
  6. 前記スリットが注出筒最大幅部を横切る高さが、スリット全高の20〜80%の高さ位置であることを特徴とする請求項1記載のトランジッションキャップ
  7. 前記幅広スリットの全体が注出筒の最も後方の最大幅部より前方寄りに設けられることを特徴とする請求項2記載のトランジッションキャップ
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