JP5312851B2 - 液体注出容器 - Google Patents

液体注出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5312851B2
JP5312851B2 JP2008154146A JP2008154146A JP5312851B2 JP 5312851 B2 JP5312851 B2 JP 5312851B2 JP 2008154146 A JP2008154146 A JP 2008154146A JP 2008154146 A JP2008154146 A JP 2008154146A JP 5312851 B2 JP5312851 B2 JP 5312851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
inclined bottom
liquid
slit
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008154146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009298436A (ja
Inventor
昌彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2008154146A priority Critical patent/JP5312851B2/ja
Publication of JP2009298436A publication Critical patent/JP2009298436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5312851B2 publication Critical patent/JP5312851B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、内容液を注出するノズルを有したノズルキャップを容器に装着し、そのノズルキャップに着脱自在に装着するオーバキャップを有する液体注出容器に関する。
従来、ボトル(容器)と、内容液を注出するノズルを有して前記ボトルに装着されるノズルキャップと、ノズルキャップから注出された内容液を計量する計量部を有し前記ノズルキャップに着脱自在に装着される計量キャップからなる液体注出容器が使用されている(例えば、特許第3810571号公報:特許文献1参照)。
この種の液体注出容器では、ノズル外壁に垂れた液や出過ぎてノズルキャップに戻した液は、ノズル底部に結合された傾斜底部を流れ下り、底部の下端部に形成された貫通孔からボトル内に回収されるようにしている。このとき、この液が容器内に完全に回収されずに残留していると、次にノズルから内容液を注ぎ出すときに、残留していた液がノズルの脇から流れ落ち、液だれを生じて周囲を汚損してしまう場合があった。
上記液だれを防止するため、特許文献1では、計量キャップの計量筒外壁面とノズルキャップの筒状壁部との間隙が0.5mm〜2.0mmでノズルキャップの筒状壁部または計量キャップ計量筒部外壁面の何れかに少なくとも1本以上の縦リブを設けたものを開示している。この縦リブによって、計量キャップとノズル部材との間隙に液が残留することを防止している。
また、特開2000−302155号公報(:特許文献2)では、ノズルキャップのノズル底部とノズルの境界部分、およびノズル底部と筒状壁部との境界部分に、環状空間の幅寸法の半分以下に曲率半径を有する曲面部が形成された液剤注出容器を開示している。ノズルキャップのノズル底部とノズルの境界部分、およびノズル底部と筒状壁部との境界部分に形成した曲面部分によって液剤の流下を円滑にして、ノズル底部の周囲で液残留することの防止を図っている。
また、実公平08−06761号公報(:特許文献3)では、ノズルキャップの注出筒開放部の垂直方向の延長幅範囲内に、空気筒全域とせき止め部全域が位置する注出キャップ体を開示している。これによれば、せき止め部開口縁よりも注出筒立設基端部の端面外縁が上位に位置するように形成したものである。この構成によって、空気孔からの注出筒外側への液流出防止と、注出口と空気孔の一体化による液のスムーズな流出を図るようにしている。
また、特開2000−25821号公報(:特許文献4)では、注出筒の外周壁面に液体回収用の液体傾斜案内部が液体回収用開口部に向けて設けられた液体注出容器が開示されている。この構成によって、注出筒外側に垂れた液を容器内に効果的に回収するようにしている。
また、特開2001−199465号公報(:特許文献5)では、計量キャップをノズルキャップに装着した状態、互いに近接する計量キャップの注ぎ口先端部とノズルキャップの内面の少なくとも一方に液流動化部(鋸歯状に切り欠いた凹凸部または段差部)を有するキャップ付容器を開示している。計量キャップをノズルキャップに螺着する際に、計量キャップの回転運動によって前記流動化部が該計量キャップ先端とノズルキャップ内面の近接部付近の残留液体に外力を付与し流動化して、容器内へ効率的に回収するようにしている。
また、特許第3479261号公報(:特許文献6)では、注出筒外面におけるスリットの両側にリブを設けて、注出筒の基端側のスリット幅を狭く、先端側のスリット幅を広く設定し、リブは少なくともスリット幅の狭い部分の全域に対応して設けられているキャップ付容器を開示している。リブを設けたことにより、注出筒スリットから外側への液漏れ防止、液の大量流出の防止し、液戻し時間の短縮を図るようにしたものである。
実公平07−51481号公報(:特許文献7)では、注出筒の底部に液戻し孔を有し、注出筒の基部二段差を形成し、その段差にキャップ内と容器内とを連通する連通孔を形成し、その連通孔の上下に円周方向に延びる壁を形成した液状物容器の注出栓を開示している。これによれば、二つの液戻し部により残存液を容器内に効率的に回収するようにしている。
特許第3810571号公報 特開2000−302155号公報 実公平08−06761号公報 特開2000−25821号公報 特開2001−199465号公報 特許第3479261号公報 実公平07−51481号公報
前述の如くノズル部材を備えた従来の液体注出容器では、計量キャップとノズル部材との間に残った液を容器(ボトル)内に回収する種々の構造を設けている。
しかしながら、ノズルキャップのノズルは流出液量が多すぎると計量作業性が低下するため、流路断面が小さく設計されているが、一方でノズル断面が小さいためパウチからの詰め替えがし難いという不具合があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、ノズル部材の脇からの液だれを防止し、かつ、流出液量の調整が自在にしつつ詰め替え作業性にも優れる液体注出容器を提供しようとするものである。
本発明は液体注出容器にかかるものである。
本発明は、内容液を収容する容器本体と、前記容器本体の口元部に装着されて前記内容液を中空部から注出する概略筒状のノズルを有したノズル部材と、前記ノズルから注出される内容液を一時貯留する貯留筒部を有しかつ前記ノズル部材に着脱自在に装着されるキャップとを備えた液体注出容器であって、
前記ノズル部材が、ノズルの基部から軸方向先方に向けて立ち上がり、ノズルの先端の注ぎ口から側面のスリットに亘って中空部が開放するノズルと、該ノズルの基部の外方向を環状に取り囲んで形成された外側環状傾斜底部と、前記ノズルの基部の内方向を塞ぐように形成された内側傾斜底部と、前記外側環状傾斜底部を経て前記ノズルとの間にキャップの貯留筒部が挿入可能な空間を隔てて先方に向けて立ち上がる筒状壁部とを有し、
前記ノズルは、その先端に開口した注ぎ口の周縁部において、ノズル軸心を挟んでスリット形成側よりもその反対側が先方に位置するように形成されていると共に、前記内側傾斜底部および前記外側環状傾斜底部がノズルの軸心を挟んで前記の注ぎ口周縁部の先端側よりもスリット形成側が後方に位置するように傾斜して平坦に形成され、
前記内側傾斜底部には、前記ノズルの軸心を挟んで反スリット形成側から前記内側傾斜底部の最後端部に至る開口部を形成し、
前記内側傾斜底部から、前記ノズル軸心を挟んで反スリット形成側のノズル内壁面に亘って該開口部縁の前記最後端部以外の箇所である開口部縁を挟んで垂直方向に立ち上がらせた、液流幅を制御するための一対のガイド壁を設け、
前記ノズル側面のスリットが前記ノズルの基部まで形成され、前記基部のスリット内に前記内側傾斜底部の最後端部が位置するように形成され、前記一対のガイド壁が前記スリット形成側に向けて開放しており、
前記キャップの貯留筒部の外壁にその外壁を椀状に覆い、前記ノズル部材の筒状壁部に着脱自在に装着するための第1の椀状装着部を形成し、
前記ノズル部材の筒状壁部の外壁面にその外壁面を椀状に覆い前記容器本体口元部に装着するための第2の椀状装着部を設けたことを特徴とする液体注出容器である。
本発明においては、ノズル部材において、ノズルの基部からノズル内方向を塞ぐように結合する内側傾斜底部および開口部の総面積が、ノズルの基部からノズル外方向に形成された外側環状傾斜底部の面積よりも大きく設定されていることが好適である。
本発明においては、ノズル部材のノズルにはその先端の注ぎ口からスリットが連続して形成されると共に、ノズル内壁面に形成される一対のガイド壁がノズル軸心に平行に形成され、該一対のガイド壁の開放幅よりもスリットの開放幅が広く形成されていることが好適である。
本発明の請求項1〜3記載の液体注出容器によれば、ノズルが、その先端に開口した注ぎ口の周縁部において、ノズル軸心を挟んでスリット形成側よりもその反対側が先方に位置するように形成されていると共に、前記外側環状傾斜底部および前記内側傾斜底部がノズルの軸心を挟んで前記の注ぎ口周縁部の先端側よりもスリット形成側が後方に位置するように傾斜して形成されているので、容器本体を傾けて内容液を注出する際に、先方に位置する注ぎ口の開口周縁部で内容液を導くので、例えばキャップ内の貯留筒部に流し込むことが容易にできる。
しかも、内側傾斜底部からノズル内壁面に亘って前記開口部縁を挟んで垂直方向に立ち上がり液流幅を制御する一対のガイド壁を設けているので、前記注出に際してこの一対のガイド壁が内容液を確実に導いて、キャップ内の貯留筒部等に必要量こぼさずに流し込むことができる。
また、前記内側傾斜底部には、前記内側傾斜底部の最後端部に至る開口部を形成しているので、使用後のキャップをノズル部材に嵌めた後に、キャップからノズル部材内に垂れた内容液が外側環状状傾斜底部と内側傾斜底部とを流れて前記内側傾斜底部の最後部に至る開口部周辺に集まり、その開口部を通して容器本体内に流れ込ませて回収することができる。
本発明において、内側傾斜底部および開口部の総面積が、ノズルの基部からノズル外方向に形成された外側環状傾斜部の面積よりも大きく設定されていれば、ノズルから内容液を注出する際に、ノズル内の断面積を大きくとれるので、多量の内容液を流すときでも抵抗無く流すことができる。また、ノズルが太くノズル外の筒状壁部との間の空間に液が流れ込み難く、また流れ込んだとしてもその液量が少なくなるため、脇からの液だれが一層生じ難くすることができる。この場合、内容液の注出は、開口部から出た内容液がガイド壁部に導かれて漏れることなく流れる。また、ノズルが太く、出しすぎの液を戻すときや詰め替え時に液を注ぎ込みやすい。また、ノズルの注ぎ口から、別途、詰め替え容器に収容された内容液を注ぎ込む際に、ノズル内の断面積が広くつまりノズル開口が広いので内容液を流し込みやすいと共に、詰め替え容器の注ぎ口をガイド壁内に差込んで固定できるので、柔らかくて不安定になりやすい詰め替え容器を安定して支えて容器に流し込むことができる。また、注出部は内側傾斜底部の一部でノズル断面積より小さく設定されているので、液が出過ぎることがない。
また、本発明において、一対のガイド壁の開放幅よりもスリットの開放幅を広く形成すれば、詰め替え容器を確実に一対のガイド壁間に挟み付けて支持することができ、柔らかく使用者が持つときに不安定になりやすい詰め替え容器の注出口元部をより一層安定して支えて内容液を容器に流し込むことができる、という優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図6は本発明の実施形態に係る液体注出容器である。
図1は実施形態の液体注出容器の口元部付近を示す側面図、図2は同液体注出容器のノズル部材とキャップの詳細縦断面図、図3(a)、(b)は同ノズル部材を説明図する平面図、正面図、図4(a)、(b)、(c)は同ノズル部材を説明図する左側面図、右側面図、下面図、図5(a)、(b)は同ノズル部材を説明図する図3(a)のA−A線、B−B線にそれぞれ沿う各縦断面図、図6は同ノズル部材の斜視図である。
実施形態の液体注出容器は、図1に示すように、内容液を収容する容器本体10(部分的に図示)と、前記容器本体10の口元部12に装着されて容器本体10を傾けることによって前記内容液を中空部から注出する概略筒状のノズル14を有したノズル部材16と、前記ノズル14から注出される内容液を一時貯留する貯留筒部18を有しかつ前記ノズル部材16に着脱自在に装着されるキャップ20とを備えた液体注出容器である。
前記ノズル部材16は、図2〜図6に示すように、ノズル14の基部14aから軸方向(ノズル部材16の軸方向を符号Sで示す)の先方(図1〜図2等で上方)に向けて立ち上がり、ノズル14の先端の注ぎ口14bから側面のスリット22に亘って中空部が開放するノズル14と、該ノズル14の基部14aの外方向を環状に取り囲んで形成された外側環状傾斜底部24と、前記ノズル14の基部14aの内方向を塞ぐように形成された内側傾斜底部26と、前記外側環状傾斜底部24を経て前記ノズル14との間にキャップ20の貯留筒部18が挿入可能な空間28を隔てて先方に向けて立ち上がる筒状壁部30とを有している。
前記ノズル部材16の軸心(軸方向)は図中符号「S」で示し、軸方向先方が符号「SF」、後方が符号「SR」である。また、液体注出容器を床上や卓上に置いた際に容器本体10の口元が上を向き、ノズル部材16のノズル14先方の注ぎ口14bが上を向く。使用時に、内容液をキャップ20に注ぐ際にはノズル14先方の注ぎ口14bは横から斜め下を向くものである。
また、前記ノズル14の先端の注ぎ口14bは、液をキャップ20等外部に向けて注出する口であると共に詰め替え容器からノズル部材16を介して容器本体10内に注ぎ込む口である。
前記ノズル14は、その先端に開口した注ぎ口14bの周縁部において、ノズル14軸心Sを挟んでスリット22形成側よりもその反対側が先方に位置するように形成されていると(図2、図5(b)参照)共に、前記内側傾斜底部26および前記外側環状傾斜底部24がノズル14の軸心Sを挟んで前記の注ぎ口14b周縁部の先端側よりもスリット22形成側が後方に位置するように傾斜して形成されている。
前記内側傾斜底部26には、前記内側傾斜底部26の最後端部26aに至る開口部26bを形成し、前記内側傾斜底部26からノズル14内壁面に亘って該開口部26b縁を挟んで垂直方向に立ち上がり液流幅を制御する一対のガイド壁32を設けている。
前記キャップ20は貯留筒部18が内容液を必要量貯留する容積の筒状に形成され(必要に応じて計量目盛りを施した計量部とする)、貯留筒部18の外壁にその外壁を椀状に覆い前記ノズル部材16の筒状壁部30に着脱自在に装着するためのフランジ部(「第1の椀状装着部」に相当)34を形成している。詳しくは、このフランジ部34では、貯留筒部18の開放側端部(図1、図2では下側)の内面に前記ノズル部材16の筒状壁部30の上端に形成されたネジ部(雄ネジ)30aに螺合するネジ部(雌ネジ)34aが形成される。この構成により前記キャップ20のネジ部34aによる前記筒状壁部30の上端部への螺合により、前記キャップ20が前記筒状壁部30の上端部に装着される。
前記ノズル部材16の筒状壁部30の外壁面にその外壁面を椀状に覆い前記容器本体10口元部12に装着するためのフランジ部(「第2の椀状装着部」に相当)36を設けたものである。詳しくは、前記フランジ部36は、筒状壁部30の外壁面を取り巻いて、後方に向けて周壁が垂下し、この周壁の内面の先端部には、前記容器本体10の口元部12に形成されたネジ部(雄ネジ、図示省略)に螺合するネジ部(雌ネジ)36aが形成されている。前記フランジ部36による前記容器本体10の口元部12への螺合により前記ノズル部材16が前記容器本体10の口元部12に装着されるようになっている。
前記ノズル部材16において、ノズル14の基部14aからノズル14内方向を塞ぐように結合する内側傾斜底部26および開口部26bの総面積が、ノズル14の基部14aからノズル14外方向に形成された外側環状傾斜底部24の面積よりも大きく設定されている。
また、ノズル部材16のノズル14にはその先端の注ぎ口14bからスリット22が連続して形成されると共に、ノズル14内壁面に形成される一対のガイド壁32がノズル14軸心Sに平行に形成され、該一対のガイド壁32の開放幅よりもスリット22の開放幅が広く形成されている(図6等参照)。
ガイド壁32の開放幅は、パウチ等の詰め替え容器の注出口を嵌り込ませて支持できる適宜の間隔例えば4〜10mm程度が好ましい。
なお、本体容器は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、或いはエチレンビニルアルコール(EVOH)とポリエチレン等との多層構造等で樹脂成形されたものである。
ノズル部材16およびキャップ20は、PE、PP、ABS等で形成できる。
次に、上記した実施の形態の作用を説明する。
ノズル14の先端に開口した注ぎ口14bの周縁部において、ノズル14軸心Sを挟んでスリット22形成側よりもその反対側が先方に位置するように形成されていると共に、前記外側環状傾斜底部24および前記内側傾斜底部26がノズル14の軸心Sを挟んで前記の注ぎ口14b周縁部の先端側よりもスリット22形成側が後方に位置するように傾斜して形成されているので、使用者が容器本体10を傾けて内容液を注出する際に、先方に位置する注ぎ口14bの開口周縁部で内容液を導くので、キャップ20内の貯留筒部18に流し込むことが容易にできる。
しかも、内側傾斜底部26からノズル14内壁面に亘って前記開口部26b縁を挟んで垂直方向に立ち上がり液流幅を制御する一対のガイド壁32を設けているので、前記注出に際してこの一対のガイド壁32が内容液を確実に導いて、キャップ20内の貯留筒部18等に必要量こぼさずに流し込むことができる。
また、前記内側傾斜底部26には、前記内側傾斜底部26の最後端部26aに至る開口部26bを形成しているので、使用後のキャップ20をノズル部材16に嵌めた後に、キャップ20からノズル部材16内に垂れた内容液が外側環状傾斜底部24と内側傾斜底部26とを流れて前記内側傾斜底部26の最後部に至る開口部26b周辺に集まり、その開口部26bを通して容器本体10内に流れ込ませて回収することができる。
また、前記実施形態において、内側傾斜底部26および開口部26bの総面積が、ノズル14の基部14aからノズル14外方向に形成された外側環状傾斜部24の面積よりも大きく設定されていれば、ノズル14から内容液を注出する際に、ノズル14内の断面積を大きくとれるので、多量の内容液を流すときでも抵抗無く流すことができる。また、ノズル14の注ぎ口14bから、別途、詰め替え容器に収容された内容液を注ぎ込む際に、ノズル14内の断面積が広くつまりノズル14開口が広いので内容液を流し込みやすいと共に、詰め替え容器の注ぎ口をガイド壁32内に差込んで固定できるので、柔らかくて不安定になりやすい詰め替え容器を安定して支えて容器に流し込むことができる。
また、実施形態においては、一対のガイド壁32の開放幅よりもスリット22の開放幅が広く形成されているので詰め替え容器を確実に一対のガイド壁32間に挟み付けて支持することができ、柔らかく使用者が持つときに不安定になりやすい詰め替え容器の注出口元部をより一層安定して支えて内容液を容器に流し込むことができる。
尚、本発明の液体注出容器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。キャップ20のノズル部材16への装着やノズル部材16の本体容器口元への装着は実施形態のようにネジ部による螺合に限定されず、それ以外の嵌め込み固定するものにできる。
本発明の実施形態に係る液体注出容器の説明図であって、該液体注出容器の口元部付近を示す側面図である。 同液体注出容器のノズル部材とキャップの詳細縦断面図である。 (a)、(b)は同ノズル部材を説明図する平面図、正面図である。 (a)、(b)、(c)は同ノズル部材を説明図する左側面図、右側面図、下面図である。 (a)、(b)は同ノズル部材を説明図する図3(a)のA−A線、B−B線にそれぞれ沿う各縦断面図である。 同ノズル部材の斜視図である。
符号の説明
10 容器本体
12 容器本体の口元部
14 ノズル
14a ノズルの基部
14b ノズルの注ぎ口
16 ノズル部材
18 キャップの貯留筒部
20 キャップ
22 スリット
24 外側環状傾斜底部
26 内側傾斜底部
26a 内側傾斜底部の最後端部
26b 内側傾斜底部の開口部
28 ノズルと筒状壁部間の空間
30 筒状壁部
30a 筒状壁部のネジ部
32 ガイド壁
34 キャップのフランジ部(第1の椀状装着部)
34a キャップのフランジ部のネジ部
36 ノズル部材のフランジ部(第2の椀状装着部)
36a ノズル部材のフランジ部のネジ部
S ノズルの軸心
SF ノズル軸方向の先方
SR ノズル軸方向の後方

Claims (3)

  1. 内容液を収容する容器本体と、前記容器本体の口元部に装着されて前記内容液を中空部から注出する概略筒状のノズルを有したノズル部材と、前記ノズルから注出される内容液を一時貯留する貯留筒部を有しかつ前記ノズル部材に着脱自在に装着されるキャップとを備えた液体注出容器であって、
    前記ノズル部材が、ノズルの基部から軸方向先方に向けて立ち上がり、ノズルの先端の注ぎ口から側面のスリットに亘って中空部が開放するノズルと、該ノズルの基部の外方向を環状に取り囲んで形成された外側環状傾斜底部と、前記ノズルの基部の内方向を塞ぐように形成された内側傾斜底部と、前記外側環状傾斜底部を経て前記ノズルとの間にキャップの貯留筒部が挿入可能な空間を隔てて先方に向けて立ち上がる筒状壁部とを有し、
    前記ノズルは、その先端に開口した注ぎ口の周縁部において、ノズル軸心を挟んでスリット形成側よりもその反対側が先方に位置するように形成されていると共に、前記内側傾斜底部および前記外側環状傾斜底部がノズルの軸心を挟んで前記の注ぎ口周縁部の先端側よりもスリット形成側が後方に位置するように傾斜して平坦に形成され、
    前記内側傾斜底部には、前記ノズルの軸心を挟んで反スリット形成側から前記内側傾斜底部の最後端部に至る開口部を形成し、
    前記内側傾斜底部から、前記ノズル軸心を挟んで反スリット形成側のノズル内壁面に亘って該開口部縁の前記最後端部以外の箇所である開口部縁を挟んで垂直方向に立ち上がらせた、液流幅を制御するための一対のガイド壁を設け、
    前記ノズル側面のスリットが前記ノズルの基部まで形成され、前記基部のスリット内に前記内側傾斜底部の最後端部が位置するように形成され、前記一対のガイド壁が前記スリット形成側に向けて開放しており、
    前記キャップの貯留筒部の外壁にその外壁を椀状に覆い、前記ノズル部材の筒状壁部に着脱自在に装着するための第1の椀状装着部を形成し、
    前記ノズル部材の筒状壁部の外壁面にその外壁面を椀状に覆い前記容器本体口元部に装着するための第2の椀状装着部を設けたことを特徴とする液体注出容器。
  2. ノズル部材において、ノズルの基部からノズル内方向を塞ぐように結合する内側傾斜底部および開口部の総面積が、ノズルの基部からノズル外方向に形成された外側環状傾斜底部の面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の液体注出容器。
  3. ノズル部材のノズルにはその先端の注ぎ口からスリットが連続して形成されると共に、ノズル内壁面に形成される一対のガイド壁がノズル軸心に平行に形成され、該一対のガイド壁の開放幅よりもスリットの開放幅が広く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体注出容器。
JP2008154146A 2008-06-12 2008-06-12 液体注出容器 Active JP5312851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008154146A JP5312851B2 (ja) 2008-06-12 2008-06-12 液体注出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008154146A JP5312851B2 (ja) 2008-06-12 2008-06-12 液体注出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009298436A JP2009298436A (ja) 2009-12-24
JP5312851B2 true JP5312851B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=41545773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008154146A Active JP5312851B2 (ja) 2008-06-12 2008-06-12 液体注出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5312851B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5197213B2 (ja) * 2008-08-01 2013-05-15 ライオン株式会社 液体注出容器
JP5977535B2 (ja) * 2012-02-28 2016-08-24 花王株式会社 注出キャップ
JP6236139B1 (ja) * 2016-12-08 2017-11-22 藤森工業株式会社 詰め替え容器の注出用スパウト及び包装容器の注出ユニットとの連結構造
JP6903480B2 (ja) * 2017-04-28 2021-07-14 花王株式会社 注出具

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2569068Y2 (ja) * 1991-05-24 1998-04-22 東京ライト工業株式会社 合成樹脂製容器口用キャップ
JPH08133325A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Kao Corp 液体注出容器
JPH1159717A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Toppan Printing Co Ltd 液垂れ防止付注出栓
JP2000025821A (ja) * 1998-07-15 2000-01-25 Kao Corp 液体注出容器
JP2000302155A (ja) * 1999-04-19 2000-10-31 Lion Corp 液剤注出容器および液剤製品
JP3479261B2 (ja) * 2000-01-07 2003-12-15 花王株式会社 キャップ付容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009298436A (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5305801B2 (ja) 液体注出容器
JP5959055B2 (ja) 便器本体及びこれを備えたサイホン式水洗便器
JP5312851B2 (ja) 液体注出容器
JP7395537B2 (ja) キャップ及び容器
JP5677597B2 (ja) 注出容器
JP5669486B2 (ja) 液体注出容器
JP5483165B2 (ja) 詰め替え容器
JP5683235B2 (ja) 注出容器
JP5790114B2 (ja) 繰り返し使用容器
JP5733675B2 (ja) ポンプボトル用じょうご
JP6071217B2 (ja) ノズルキャップ付き容器
JP5197213B2 (ja) 液体注出容器
KR20150002823A (ko) 유체 분배기
JP5538193B2 (ja) 注出容器
JP5955585B2 (ja) 注出キャップ
JP6276977B2 (ja) 注出キャップ
JP5977535B2 (ja) 注出キャップ
JP6903480B2 (ja) 注出具
JP5459631B2 (ja) 詰め替えパウチ
JP2008260550A (ja) トランジッションキャップ
JP6632801B2 (ja) 小出し可能な複合液出しキャップ
JP5971982B2 (ja) ノズルキャップ付き容器
JP4549312B2 (ja) 液体容器の中栓
JP5411718B2 (ja) 易開封性スパウト
JPH0824105A (ja) 液体注出キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5312851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350