JP5459631B2 - 詰め替えパウチ - Google Patents

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Description

本発明は内容液の詰め替えパウチに関するものである。
洗剤、漂白剤、柔軟剤、洗濯糊、シャンプー、リンス、あるいは食用油、醤油、ソース、ドレッシング等のような液体状の内容物をボトル容器から注出して使用し、そのボトル容器が空になった場合、市販の詰め替えパウチに充填された同一の内容物(以下、これらの内容物を代表して内容液と称する)を詰め替えることがある。これによって種々の注出機能を備えているボトル容器を繰返し有効再利用することができる。ここで使用する詰め替えパウチは、内容液を収容、注出するだけの比較的簡単な機能のものが用いられており、近時は2枚のフィルム状の胴片を向い合せに重ね合わせて若しくは、これに底片も加えて、ヒートシールして袋状に構成したパウチが提案されている(特許文献1参照)。
また近時、内容液の注出時の流れの乱れを抑制するための注出案内機能や計量機能などの高度の注出機能を持たせることが行われており、これに伴うボトル容器の口部の構造も複雑になっている。例えば、ボトルの口部の中央に注出案内樋を突出して設けたトランジッションキャップと称する中栓で構成したボトル容器が提案されている。このようなボトル容器に対しても、詰め替えパウチから内容液を詰め替える際に、容易、且つ正確に、容器の口部の外にこぼれがなく、円滑に詰め替え操作が行えることが望まれており、トランジッションキャップが装着されたボトル容器への詰め替えに用いられる詰め替えパウチが提案されている。(特許文献2参照)
特開2000−25799 特開2007−254020
しかしながら、前述した特許文献1の詰め替えパウチは、2枚の胴片またはこれに加えて底片を重ねてヒートシールして構成するだけで詰め替え用の内容液を収容、注出することができ、内容液を注出するための注出ノズルもヒートシールのパターンを考慮するだけで構成することができるので、詰め替え容器としてはきわめて簡素な構成で安価に製造可能であるが、ここで使用される胴片はフィルム状で可撓性を有するため、内容液をパウチからボトル容器に詰め替える際にパウチの姿勢や形状が安定せず、ボトル容器内に口部から容易、且つ正確に注ぎ入れ難く、パウチから注ぐ内容液がボトル容器の口部の外にこぼれることがある。この傾向はパウチが大容量化すると顕著となり、特に後述する特許文献2に開示さているトランジッションキャップと称する中栓を備えたボトル容器においては、より一層顕著となる。
一方、前述した特許文献2の詰め替えパウチは、トランジッションキャップが装着されたボトル容器に対して好適なパウチであるが、詰め替え易さ、詰め替え姿勢の安定性の確保、内容液の流量確保のための内容液通路の変形防止の点でより一層の改善が望まれている。
本発明によれば、ボトル容器に内容液を詰め替え注入する詰め替えパウチであって、前記詰め替えパウチは外側上方に傾斜、突出するノズル部を有し、前記ノズル部の上側シール部及び下側シール部にそれぞれ窪みが形成され、前記ノズル部の開封予定位置から前記上側シール部の窪みまでの長さL1と、下側シール部の窪みまでの長さL2のL1/L2が1.1〜2.5であり、前記開封予定位置から前記窪み間を結んだ連結線までのノズル部の中心線に沿った長さL3と、前記連結線の両端間の長さL4のL3/L4が0.3〜0.5であり、前記ノズル部の中心線と前記両窪み間を結んだ連結線とのなす角θが50°〜80°であり、且つ、前記ノズル部は、前記ノズル部の中心線に垂直な横断面形状が中央空洞部、上部空洞部及び下部空洞部から成る中空の液通路を有しており、前記中央空洞部の胴片間の間隔を幅狭とし、前記上部空洞部及び下部空洞部の胴片間の間隔を幅広とし、前記上部空洞部と中央空洞部と下部空洞部とを順に連続させて備えていることを特徴とする詰め替えパウチが提供される。
本発明においては、
1.前記上部空洞部と隣接する上側シール部及び下部空洞部と隣接する下方シール部との間に、それぞれ谷筋を有すること、
2.前記ノズル部の下側シール部下方に、内方に湾曲した湾曲部が形成されていること、
3.前記上側窪みから連なる上側辺部のシール部内縁は、ノズル部中心線寄りに傾斜していること、
4.前記上側窪みから連なる上側辺部のシール部外縁は、ノズル部中心線寄りに傾斜していること、
が好ましい。
請求項1に記載された発明によれば、パウチ内の内容液のボトル容器への詰め替え時に、前記パウチのノズル部における内容液の流れを、詰め替え操作の始めから終りまで良好に制御しつつ、前記ノズル部の中心線と前記ノズル部の上側シール部との窪みと下側シール部の窪みを結んだ連結線とのなす角θを50〜80°とすることで、より前記ノズル部乃至パウチの傾け動作を安定して円滑に行うことができ、もれやこぼれのない詰め替えを容易に良好に行うことができる。また、前記ノズル部が中央空洞部、上部空洞部及び下部空洞部から成ることにより、内容液詰め替え時のノズル部の折れ曲りを防止して液通路を通る内容液の流れを円滑にし、且つ、内容液の注出時には液通路を流れる内容液の液圧により押し広げて大きな流量の注出を可能とて短時間で詰め替えを可能とし、さらに、内容液の注出前乃至注出完了までの状態においても液通路がつぶれることがなく、前記ノズル部の開口状態が確保される。特に前述されたトランジッションキャップと称する中栓を備えたボトル容器においては、より好適に用いることができる。加えて、ノズル部の液通路の形状が、その横断面形状において中央空洞部の胴片間の間隔を幅狭とし、上部空洞部及び下部空洞部の胴片間の間隔を幅広とし、前記上記空洞部と中央空洞部と下部空洞部とを順に連続させて備えていることにより、短時間での詰替えが可能となり、内容液注出前及び注出中の液通路のつぶれを防止できる。特にトランジションキャップに注入する場合、注出案内樋に幅狭のスリットが形成されている場合が多く、このスリットにノズル部と同じ幅狭の中央空洞部を差し込むことができるため、上部空洞部と下部空洞部の幅広をつぶさなくても、ノズル部を注出案内樋に係合させて上部空洞部及び下部空洞部の幅広状態を保ったままで、内容液の大流量の注入をすることができる。
請求項に記載された発明によれば、前記上部空洞部と隣接する上側シール部及び下部空洞部と隣接する下側シール部との間に液通路開口形状確保用の谷筋をそれぞれに設けたので、ノズル内の液圧によって液通路が確実に予定された開口形状に開くことができる。
請求項に記載された発明によれば、詰め替え操作をする場合に、パウチをボトル容器に接近させた時の前記ボトル容器との干渉を回避し、ノズル乃至パウチを詰め替えに最適な位置、姿勢とすることができる。
請求項に記載された発明によれば、詰め替え時のパウチ上側辺部に内容液が残留することなく、パウチ内の内容液の流れ落ちを円滑にすることができる。
請求項に記載された発明によれば、ノズルが際立つために使用者に様々な視覚的効果を与えることができる。まず、パウチ形状が視認しやすいためにノズルをボトル容器口に深く挿嵌することが容易になり、また、内容液の注入が進みパウチをボトル容器の口部に深く傾ける際に使用者が感じるパウチ上側辺部とボトル容器の口部が干渉しそうな感覚を除くことができる。更に、本形状とすることにより詰め替え時にパウチ上側辺部が左右に振れて不安定になることを防ぐことができ、加えて、パウチに使用するフィルム素材の材料削減が可能となる。
詰め替えパウチの正面図 図1における要部拡大図 詰め替えパウチのノズル部を示す横断面説明図 ボトル容器への詰め替えパウチの詰め替え動作を示す説明図 他のボトル容器への詰め替えパウチの詰め替え動作を示す説明図 他の実施形態における詰め替えパウチの正面図 図6における要部拡大図
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1及び図2において、1は詰め替えパウチ(以下、「パウチ」と略称する)であり、前述した特許文献2に開示されているトランジッションキャップと称する中栓を備えたボトル容器に内容液を詰め替える際に好適に使用されるものであるが、後述するようにこれに限定されるものではない。
パウチ1は図1、図2に示すようにフィルム状素材からなる胴片2、3、及び底片4をヒートシールして袋状に構成し、上側辺部に未シール部から成る内容液充填口5を有するパウチ1を形成する。そして、この内容液充填口5は、内容液をパウチ1に充填した後にヒートシールする。また、パウチ1の上側辺部の左右の片側のいずれか一方に、前記パウチ1の内部に連通する中空の液通路7を有するノズル部6が形成されている。
ノズル部6は外側上方に傾斜、突出して形成されており、その先端はタブ8によって閉じられており、前記ノズル部6には、液通路7を横断する部分の開封予定位置にレーザー加工等による易開封部9が形成されている。
そして、ノズル部6の下側シール部12を切り欠いた段差状の下方窪み10が形成されており、一方、前記ノズル部6の上側シール部13を切り欠いた段差状の上方窪み11が形成されており、これらの窪み10、11は後述するようにボトル容器の口部と係合可能である。
前記ノズル部6においては、図2(a)及び(b)に示すように、ノズル部6の上側シール部13側の易開封部9の形成位置から上方窪み11までの長さL1と、ノズル部6の下側シール部12側の易開封部9形成位置から下方窪み10までの長さL2のL1/L2が1.1〜2.5に設定されている。前記L1/L2を1.1未満にするとノズル部6の相対長さが小さくなるためにパウチの開封部をボトル容器の口部に添えた際にボトル容器の口部から前外側に向いて内容液がこぼれやすくなり、注出を行う内容液に対する案内が不充分となって流れの制御が不充分になる。逆に、2.5を越えると、開封後のノズル部の貫通状態が、特に、液通路7乃至ボトル容器の中心部に向けての貫通状態がノズル部6の中心線方向において一定に保つことが難しくなり、内容液の流れの状態が不安定になる。
更にノズル部6においては、易開封部9の形成位置から前記窪み10、11間を結んだ連結線Lまでのノズル部中心線Mに沿った長さL3と、前記両窪み10、11間の長さL4のL3/L4が0.3〜0.5に設定されている。前記L3/L4を0.3未満にすると前記ノズル部6が短くなるために前記ノズル部6をボトル容器の口部へ安定して挿嵌できず、不安定な詰め替え姿勢を取ることになる。逆に、0.5を越えると前記ノズル部6が長すぎてしまい、前記液通路7が閉塞しやすくなるために内容液の注出に時間がかかることになる。
また、ノズル部中心線Mと両窪み10、11間を結んだ連結線Lとのなす角θは、50°〜80°に設定されると、詰め替え開始時の内容液注ぎ出し角度乃至詰め替え終了間際のパウチの傾ける角度を好適に取ることができる。前記角θが80°より大きい場合は、パウチを大きく傾けないと内容液が注ぎ始められないために不安定な詰め替え姿勢となり、逆に、50°より小さい場合は、詰め替え終了間際のパウチ内の内容液が少なくなった時にパウチを大きく傾けられず、内容液の移し替えが不十分になってしまう。
これらノズル部の長さと角度を好適に保つことは、前述したトランジッションキャップと称する中栓を備えたボトル容器に代表される細かく複雑に形成されたボトル容器の口部をもつ詰め替え対象に対しては、例えば、漂白剤のように粘度が低く泡立ちやすい内容液が詰め替え対象の場合、内容液をボトル容器の口部の中心に狙いやすくなるため、複雑に形成されたボトル容器の口部に内容液が触れて泡立つことを防ぎ、良好な詰め替えを行うことが可能となる。
ノズル部6には図1、図2(a)及び図3に示すように、液通路7が設けられており、この液通路7は、ノズル部6の表裏の胴片2、3の両方または一方を成形加工し、その横断面形状を図3(a)(b)に示すように、中央空洞部14の胴片間の間隔を幅狭とし、上部空洞部15、下部空洞部16の胴片間の間隔を幅広として成形加工している。
また、前記液通路7の中央空洞部14は、ノズル部6の中心線Mに沿って位置しており、図3(a)の前記液通路7の中央空洞部14、上部空洞部15、下部空洞部16の中心線Mに垂直な横断面形状は、前記上部空洞部15及び下部空洞部16を外方に湾曲した横広がりの形状とし、中央空洞部14を内方に湾曲した幅狭の形状として上から順に上部空洞部15、中央空洞部14、下部空洞部16を連続させて備えている。
一方、図3(b)の液通路7の中央空洞部14、上部空洞部15、下部空洞部16、の横断面形状は、前記上部空洞部15及び下部空洞部16をそれぞれ外方に菱形状に横広がりの形状とし、その中央を幅狭の中央空洞部14としている。これら空洞部には折れ目線19が設けられており、前記上記空洞部15及び下部空洞部16にはそれぞれ山筋の折れ目線が、前記中央空洞部14には谷筋の折れ目線が設けられている。また、前記上部空洞部15と上側シール部13、前記下側空洞部16と下側シール部12との間に、内側に狭まった谷筋18をそれぞれに設けている。この液通路7の中央空洞部14、上部空洞部15、下部空洞部16の横断面形状は、前記した形状に限定されず、円形状、多角形状等、或いはそれらの複合形状の適宜形状を採用すれば良い。
しかしながら、後述するノズル部6の折れ曲りの防止、詰替え時間の短時間化、内容液の注出前の液通路7のつぶれ防止の点で、前記図3(b)の中央空洞部14、上部空洞部15、下部空洞部16の横断面形状において、成形加工時にそれぞれ折り目線19及び谷筋18が形成されている形状が好ましい。
そして、前記ノズル部6の液通路7によれば、前記ノズル部6の折れ曲りを防止して液通路7を通る内容液の流れを円滑にし、また、内容液の注出時には液通路7を流れる内容液の液圧により押し広げて大きな流量を可能として短時間での詰め替えを可能にし、さらに、内容液の注出前の状態においても液通路7がつぶれることはなく、前記ノズル部6の開口状態が確保される。
前記ノズル部6の液通路の形状が、その横断面形状において中央空洞部14の胴片間の間隔を幅狭とし、上部空洞部15及び下部空洞部16の胴片間の間隔を幅広に形成されていることにより、短時間での詰替えが可能となり、また、内容液注出前及び注出中の液通路7のつぶれを防止するため、特に好ましい。また、トランジションキャップ21に内容液を注入する場合では、トランジッションキャップ21の注出案内樋23には幅狭のスリット25が形成されている場合が多いため、このスリット25にノズル部6と同じ幅狭の中央空洞部14を差し込むことができ、上部空洞部15と下部空洞部14の幅広をつぶさなくてもノズル部6を注出案内樋23に係合させて上部空洞部15及び下部空洞部14の幅広状態を保ったままで、内容液の大流量の注入をすることができる。
次に、図2に示すように、パウチ1のノズル部6における下側シール部12の下方には、パウチ内方に湾曲した湾曲部17が形成されている。この湾曲部17は、詰め替え操作をする場合に、パウチ1をボトル容器に接近させた時の前記ボトル容器との干渉を回避し、パウチ1に最適な姿勢をとらせるための機能を有する。前記湾曲部17は、詰め替え対象となるボトル容器の形状に合わせて、適切な長さの湾曲部に設定すればよい。
また、パウチ1の上側辺部のヒートシール後のシール内縁Nは、正面視で水平よりも角θ1をなしてノズル部中心線M寄りに傾斜しており、詰め替え時のパウチ1内の内容液の流れ落ちを円滑にする。前記シール内縁Nの形状は、ノズル上側シール部13から直線状、もしくは曲線状に延びてヒートシールされる。
更に、前記パウチ1の上側辺部のヒートシール後のシール外縁Pも、前記内縁Nと同様に、正面視で水平よりも角θ1をなしてノズル部中心線M寄りに傾斜させるのが詰め替え操作性、及び、材料削減の点などで好ましい。
なお、本発明の詰め替えパウチの胴片2、3、底片4に使用するフィルム素材としては、特に制限されるものではない。パウチを構成するのに適した樹脂材料としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレンーエチレン共重合体、結晶性ポリブテンー1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、あるいは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−プタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビリニデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;アクリロニトリル−スチレン共重合体;アクリロニトル−スチレン−ブタジエン共重合体のようなニトリル重合体;ナイロン6、ナイロン66、パラまたはメタキシリレンアジパミドの如きポリアミド類;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;各種ポリカーボネート;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂等を挙げることができる。これらの材料からなるフィルム状パウチ素材は、未延伸、一軸延伸、あるいは二軸延伸して用いられる。
さらに、本発明の詰め替えパウチ容器に使用するフィルム素材としては、これらのフィルム素材を単層、あるいは、二種類以上を積層して構成することができ、また、これらのフィルム状パウチ素材の一種、あるいは、二種以上を積層して構成することができ、また、これらのフィルム素材の一種、あるいは、二種以上と、アルミニウム等の金属箔、金属又は金属酸化物の蒸着フィルム、紙、セロファン等を張合わせて構成することもできる。好ましいフィルム素材としては、例えば、延伸ナイロンフィルムを外層とし、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルムを内層とする二層構成、延伸ポリエステルフィルムを外層とし、ポリオレフィンフィルムを内層とする二層構成、及びこれらの内、外層フィルム間にアルミニウム等の金属箔を積層した三層構成のフィルム等が挙げられ、これらの積層フィルムの製造に際しては、各層間に必要に応じて接着剤、アンカー剤を介在させることもできる。
このように構成されたパウチ1は、内容液が内容液充填口5から充填され、前記内容液充填口5をヒートシールして内容液を充填した詰め替えパウチとなる。
このパウチ1から内容液を前述したトランジッションキャップと称する中栓を備えたボトル容器に詰め替える形態を、図4を参照して説明する。
まず、パウチ1のノズル部6のタブ8を掴んで易開封部9を引き裂き、前記ノズル部6を開口する。そして、パウチ1を持ち上げて下方窪み10をボトル容器20の口部に嵌合されたトランジッションキャップ21の上縁22に係合させる。(図4a)。このときパウチ1は、湾曲部17により、前記ボトル容器20との干渉を回避して最適な姿勢となる。
次いで、トランジッションキャップ21の上縁22を中心に回転させてパウチ1を傾け、内容液を前記トランジッションキャップ21の注出案内樋23に形成されたスリット25側から注ぎ込み始める。更にパウチ1を上縁22を中心として回転させると、パウチ1の傾きは増してノズル部6の液注出口がトランジッションキャップ21の注出案内樋23に差し込まれる。パウチ1の傾きが増すことによってノズル部6における内容液の液圧が増加し、この液圧によりノズル部6の中央空洞部14、上部空洞部15及び下部空洞部16から成る液通路7が大きく開き流出量は増加する。(図4b)。
更に、パウチ1の内容液の注出が進んで残液が少なくなった時にパウチ1の回転を最も進めると、ノズル部6の液注出口がボトル容器20の口部に嵌合されたトランジッションキャップ21の注出案内樋23に差し込まれる。このとき、パウチ1の上方窪み11がトランジッションキャップ21の注出液案内樋23の上縁24に係合し、パウチ1全体がトランジッションキャップ21を備えるボトル容器20に確実に支えられることとなり、パウチ1の姿勢は一層安定する。そして、この状態ではノズル部6はトランジッションキャップ21の注出液案内樋23に形成されたスリット25を通して、樋状の注出液案内樋23に深く差し込まれた状態となる。こうして、残液は無駄なくボトル容器20に詰め替えられる(図4c)。
このように本発明の詰め替えパウチ1は、ボトル容器がトランジッションキャップを備えていて、構造が複雑で、詰め替え内容液の注入が難しいボトル容器の口部において、前述したようにパウチの位置決めと姿勢の最適化により、前記トランジッションキャップの注出液案内樋に正しく、かつ容易に注入することができ、詰め替え操作の容易化に特に顕著な効果を発揮する。
以上の説明は主として本発明の詰め替えパウチ1が利用される対象のボトル容器として、トランジッションキャップと称する中栓を備えたボトル容器について説明したが、本発明の詰め替えパウチ1は、図5に示すように、ボトル容器の口部にトランジッションキャップを有しないボトル容器に対する内容液の詰め替えにも利用することができる。
この形態のボトル容器30の口部においては、パウチ1の下方窪み10を口部31の上縁32に係合し(図5a)、次いで、パウチ1を口部31の上縁32を中心として回転させると、パウチ1の傾きは増してノズル部6の液注出口が前記口部31内に差し込まれる。そして、詰め替えパウチ1を、口部31の上縁32を中心として回転させると、前記パウチ1の傾きは増してノズル部6の液注出口が前記口部32内に、より一層深く差し込まれ、パウチ1の傾きが増すことによって、前記ノズル部6における内容液の液圧が増加し、この液圧によりノズル部6の中央空洞部14、上部空洞部15及び下部空洞部16から成る液通路7が大きく開き流出量が増加する。(図5b)
さらに、パウチ1の内容液の注ぎ出しが進んで残液が少なくなった時にパウチ1の回転を最も進めると、ノズル部6の液注出口がボトル容器30の口部31内に、より一層深く差し込まれる。このとき、パウチ1の上方窪み11が前記口部31の上縁32に係合し、パウチ1全体がボトル容器30に確実に支えられることとなり、パウチ1の姿勢は一層安定する。こうして、残液は無駄なくボトル容器30に詰め替えられる(図5c)。
次に第2の実施形態に係るパウチについて説明する。
図6及び図7において、1bは第2の実施形態に係るパウチである。この第2の実施形態に係るパウチ1bは先に説明した第1の実施形態に係るパウチ1の構成と基本的に同じものであるが、パウチ1bの上側辺部のヒートシール後のシール内縁N及びシール外縁Pは、正面視で水平をなし、パウチ1bがほぼ矩形をなしている点で相違する。このような形状にすることで、従来のパウチ充填機を転用しやすくなる。
これら第1及び第2の実施形態に係るパウチ1、1bの下方窪み10及び上方窪み11は、ボトル容器の口部への係合性を高めるため、ノズル部6の側端に対して鋭角な角度の略V字形に設けられている。そして、前記略V字形状が形成する角度は、15°乃至65°とすると良い。角度が15°未満となると、ボトル容器の口部内に挿入する際やパウチ1、1bを回転してノズル部6をボトル容器の口部内に深く挿入する際に係合しづらく、また、65°を越えると、下方窪み10及び上方窪み11を設けることが困難になり、ノズル部6をボトル容器の口部内に挿入した際にガタつきが生じ易く、パウチ1、1bの回転や回転後の位置決めが正確に行われない可能性がある。
以上の説明から明らかな通り、本発明の詰め替えパウチによれば、ボトル容器への詰め替え動作の始めから終わりまで、詰め替えパウチをボトル容器に対して安定して保持することができ、かつ内容液を円滑に詰め替えることができる詰め替え用パウチを得ることができる。
1、1b パウチ
2 胴辺
3 胴片
4 底片
5 内容液充填口
6 ノズル部
7 液通路
8 タブ
9 易開封部
10 下方窪み
11 上方窪み
12 下側シール部
13 上側シール部
14 中央空洞部
15 上部空洞部
16 下部空洞部
17 湾曲部
18 谷筋
19 折れ目線
20 ボトル容器
30 ボトル容器
L 連結線
M ノズル部中心線
N シール内縁
P シール外縁

Claims (5)

  1. ボトル容器に内容液を詰め替え注入する詰め替えパウチであって、前記詰め替えパウチは外側上方に傾斜、突出するノズル部を有し、前記ノズル部の上側シール部及び下側シール部にそれぞれ窪みが形成され、前記ノズル部の開封予定位置から前記上側シール部の窪みまでの長さL1と、下側シール部の窪みまでの長さL2のL1/L2が1.1〜2.5であり、前記開封予定位置から前記窪み間を結んだ連結線までのノズル部の中心線に沿った長さL3と、前記連結線の両端間の長さL4のL3/L4が0.3〜0.5であり、前記ノズル部の中心線と前記両窪み間を結んだ連結線とのなす角θが50°〜80°であり、且つ、前記ノズル部は、前記ノズル部の中心線に垂直な横断面形状が中央空洞部、上部空洞部及び下部空洞部から成る中空の液通路を有しており、前記中央空洞部の胴片間の間隔を幅狭とし、前記上部空洞部及び下部空洞部の胴片間の間隔を幅広とし、前記上部空洞部と中央空洞部と下部空洞部とを順に連続させて備えていることを特徴とする詰め替えパウチ。
  2. 前記上部空洞部と隣接する上側シール部及び下部空洞部と隣接する下側シール部との間に、それぞれ谷筋を有することを特徴とする請求項1記載の詰め替えパウチ。
  3. 前記ノズル部の下側シール部下方に、内方に湾曲した湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の詰め替えパウチ。
  4. 前記上側窪みから連なる上側辺部のシール部内縁は、前記ノズル部中心線寄りに傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の詰め替えパウチ。
  5. 前記上側窪みから連なる上側辺部のシール部外縁は、前記ノズル部中心線寄りに傾斜していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の詰め替えパウチ。
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