JP4349010B2 - 詰め替え用パウチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤、漂白剤、柔軟剤、洗濯糊、シャンプー、リンス、入浴剤、衣類のシワ取り剤、消臭剤、調味料、スープ、食用油、つゆ・たれ・だし類、ドレッシング、酒類、飲料類、化粧品類、整髪料、エンジンオイル、トランスミッションオイル、ウインドーウォッシャー液、ブレーキフルード、パワーステアリングフルード、ガソリン添加剤、ラジエータ液等のような液体状、粒状、顆粒状の内容物を他の容器に移し替えて使用する詰め替え用パウチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックボトルやガラス瓶等の容器に詰め替えるための液状(流動性)の内容物を密封包装する詰め替え用パウチが知られている。
【0003】
図7は、詰め替え用パウチの一例を示す図である。
図7に示す詰め替え用パウチ100は、樹脂フィルム等の軟包材で形成された胴部111と底部112とから構成されている自立型のものである。そして、胴部111の側部周縁にサイドシール113が施され、頂部にはトップシール115が施されているとともに、胴部111と底部112との間には、ボトムシール116が施されている。
また、胴部111の上部には、斜め上方に突出するノズル114が形成され、このノズル114の先端部分119を切取り線118で切り取ることで、内容物Mを注出する注出口が形成されるようになっている。
【0004】
図8は、図7の詰め替え用パウチを用いて内容物を容器に移し替える手順を説明する図である。
まず、図8(a)に示すように、ボトル状の容器Bの近傍に、注出口114aを形成した詰め替え用パウチ100を準備する。そして、図8(b)に示すように、容器Bを片手で持って、容器Bの口部Baを詰め替え用パウチ100のノズル114の先端に近づける。また、これと同時に、詰め替え用パウチ100を徐々に傾けて、内容物Mの液面を注出口114aのレベルまで移動させる。これにより、詰め替え用パウチ100から容器Bへの内容物の注入が開始される。
【0005】
この後、図8(c)に示すように、さらに詰め替え用パウチ100を傾けて、注出口114aからの内容物Mの注出量を増加させる。このとき、内容物Mがこぼれないように、容器Bを傾けて、ノズル114の先端が容器Bの口部Baに挿入されるようにする。
詰め替え用パウチ100内の内容物Mの残量が少なくなると、図8(d)に示すように、詰め替え用パウチ100をボトルBの口部Ba上で倒立させて、内容物Mの全てを容器Bに注入するようにする。
【0006】
ところで、上記した従来の詰め替え用パウチにおいては、内容物の注出量をさらに増大させて、詰め替え作業を迅速に終了させたいという要求がある。このような要求に応えるべく、従来より、ノズル部分に改良を施した種々の詰め替え用パウチが提案されている(例えば、本願出願人による特許文献1及び特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−370754号公報
【特許文献2】
特開2000−177756号公報
【0008】
しかし、上記の特許文献等に記載の詰め替え用パウチにおいては、ノズルの形状そのものを変更したり、ノズルに複雑な加工を施す等の必要があることから、コスト削減の要求に同時に応えることは困難であるという問題がある。そのため、簡単な改良を施すだけで注出量を増大させることのできる詰め替え用パウチが望まれている。
また、上記した従来の詰め替え用パウチにおいては、容器を片手で持って傾け、ノズルを差し込むか、容器を片手で保持した状態で、ノズルを慎重に容器の注入口に差し入れる必要があり、両手を使わなければうまく詰め替え作業を行うことができないという問題がある。
さらに、上記した従来の詰め替え用パウチにおいては、ノズルが胴部のコーナー等に形成されているため、移し替える際、詰め替え用パウチの姿勢が不安定で、ノズルを容器の注入口に対して安定的に固定することができず、ずれ易く、内容物がこぼれやすいという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点及び要求にかんがみてなされたもので、簡単な改良を施すだけで注出量を増大させることができる詰め替え用パウチの提供、及び、容器を傾けることなく、かつ、内容物をこぼすことなく、片手で簡単に詰め替え作業を行うことができ、十分な注出量を確保して短時間で詰め替え作業を終えることができる詰め替え用パウチの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成を図るため、請求項1に記載の発明は、内容物を注出するノズルを有し、前記内容物を前記ノズルから注出して他の容器に移し替える詰め替え用パウチであって、詰め替えを行う前記容器との干渉を防止するために側部周縁を部分的に傾斜させて前記ノズルの基部に至る逃げ部を形成した詰め替え用パウチにおいて、前記ノズルの基部と前記逃げ部との間を切り欠いて、前記容器の注入口の開口周縁と係合して詰め替え作業を行う際の姿勢を安定させるための係合部を形成し、かつ、前記ノズルの上部内面に、前記係合部を中心とする円弧状の湾曲部を形成するとともに、前記注出口の上部が、前記係合部をとおる軸線上に位置し、かつ、前記注出口の下部が、前記ノズルの軸線とほぼ直角に交差するようにした構成としてある。
この場合、請求項2に記載するように、前記ノズルに前記注出口の形状に合わせて、湾曲状又は屈曲状の切り取り案内線を形成するとよい。
このように構成することで、前記案内線に沿って先端部分を切り落とすことにより、湾曲状又は屈曲状の注出口が形成される。
【0011】
また、前記係合部は、請求項3に記載するように、前記ノズルの基部に形成された凹部としてもよい。また、請求項4に記載するように、前記ノズルの下部の先端側に、前記容器の口部周縁と係合する係合部を形成してもよい。この場合、ノズルの下部先端側に形成する係合部は、請求項5に記載するように、前記ノズルの下部から突出する突起とするとよい。
このようにすることで、内容物を詰め替え用パウチから容器に移し替える際に、詰め替え用パウチのノズルの係合部が容器の注入口の開口周縁に係合して、安定的に詰め替え作業を行うことができる
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる詰め替え用パウチの好適な実施形態を説明する。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる詰め替え用パウチの平面図である。
図1に示すように、この詰め替え用パウチ10は、樹脂フィルム等の軟包材で形成された胴部11と底部12とから構成されている。そして、胴部11の側部周縁にサイドシール13が施され、頂部にはトップシール15が施されているとともに、胴部11と底部12との間には、ボトムシール16が施されている。
【0013】
なお、本発明の詰め替え用パウチ10に使用する軟包材の材料は、特に制限されるものではない。軟包材を構成するのに適した樹脂材料としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、あるいは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体のようなニトリル重合体;ナイロン6、ナイロン66、パラまたはメタキシリレンアジパミドの如きポリアミド類;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;各種ポリカーボネート;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂等を挙げることができる。これらの材料からなる軟包材は、未延伸、一軸延伸、あるいは二軸延伸して用いられる。
【0014】
さらに、本発明の注出機能付き詰め替え用パウチに使用する軟包材は、これらの軟包材を単層で、あるいは、二種以上を積層して構成することができ、また、これらの軟包材の一種、あるいは、二種以上と、アルミニウム等の金属箔、金属又は金属酸化物の蒸着フィルム,紙、セロファン等を貼合わせて構成することもできる。好ましい軟包材としては、例えば、延伸ナイロンフィルムを外層とし、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルムを内層とする二層構成、延伸ポリエステルフィルムを外層とし、ポリオレフィンフィルムを内層とする二層構成、及びこれらの内、外層フィルム間にアルミニウム等の金属箔を積層した三層構成のフィルム等が挙げられ、これらの積層フィルムの製造に際しては、各層間に必要に応じて接着剤、アンカー剤を介在させることもできる。
【0015】
そして、上記軟包材の層構成は、詰め替え用パウチに充填する内容物Mの性状に応じて選択され、例えば、詰替洗剤用の詰め替え用パウチのように低コストが要求される場合は、二層構成の積層フィルムを使用し、調味料の詰め替え用パウチのように保存性が要求される場合は、アルミニウム箔を含む三層構成以上の積層フィルムを使用すれば良い。
【0016】
胴部11の上部に形成され、斜め上方に突出するノズル14は、先端部分19を切取り線18に沿って切り取ることで、内容物Mを注出する注出口14aが開口形成される。この切取り線18は、例えば、本願出願人が特願2001−290596号で提案した光学反射式のレーザマーカーを使用した技術により、自由な形状に形成することができる。
【0017】
また、この実施形態の詰め替え用パウチ10は、一方のサイドシール13の途中部位からノズル14の基部に至るまで、サイドシール13を部分的に傾斜させて逃げ部17が形成されている。この逃げ部17は、詰め替え作業を行う際に、詰め替え用パウチ10と容器とが干渉しないようにするためのもので、この逃げ部17を形成することにより、横断面楕円状の容器に対しても、方向を選ぶことなく、詰め替え作業を行うことができるという利点がある。
【0018】
図2(a)は、ノズル14の詳細を説明する部分拡大図である。
ノズル14の基部14bと逃げ部17との間には、詰め替え作業を行う際に容器の口部周縁と係合して、詰め替え用パウチ10の姿勢を安定させるための係合部17aが切り欠き形成されている。
また、ノズル14の上部内面には、ノズル14の基部14b側から注出口14aに向けて、上方に湾曲する湾曲部14cが形成されている。この湾曲部14cは、係合部17aを中心とする半径Rの部分円弧状に形成するのが好ましい。
この湾曲部14cは、注出口14aから注出される内容物Mの流れを下方に差し向け、容器の注入口の開口周縁から内容物Mが周囲に飛び出さないように規制して、内容物Mを確実に容器の内部に導くように作用する。
【0019】
さらに、この湾曲部14cには、ノズル14内を流れる内容物Mが流れの向きを変える際に、注出口14aを押し広げる方向の圧力が作用する。すなわち、湾曲部14cは、内容物Mの流れによって注出口14aの開口を促進させる効果を奏するわけである。なお、注出口14aの開口をさらに促進させるために、ノズル14の軸線Cと同方向に複数の形状変化線(図示せず)を形成してもよい。
【0020】
ノズル14の長さ及び湾曲部14cの曲率半径Rは、この詰め替え用パウチ10を形成するための矩形状のフィルムS内側に収まる範囲内で、内容物Mの種類,性状,量,容器の注入口の大きさ(開口径)等に応じて、適宜に調整するとよい。ノズル14が長すぎると、詰め替え作業中にノズル14が折れ曲がったり、注出量を減少させたりする原因になる。一方、ノズル14が短すぎると、湾曲部14cの作用を十分に発揮することができなくなる。
【0021】
先端部分19を切り取るための切取り線18の位置及び形状によって、注出口14aの形状が決定される。切取り線18の形状は、屈曲状又は湾曲状に形成するこの実施形態において注出口14aは、上部から下部に向けて屈曲状又は湾曲状に形成されるとともに、図2(a)に示すように、注出口14aの上部が、係合部17aをとおる軸線Z上に位置し、かつ、注出口14aの下部が、ノズル14の軸線Cとほぼ直角に交差するように形成されている。
【0022】
図2(b)は、注出口14aの形状を図2(a)に示すように成形した場合の第一の作用を説明する図である。
図2(b)に示すように詰め替えを行う際に、ノズル14の最先端部が容器Bの口部Baに先に挿入される。そして、この最先端部が、内容物を的確に容器Bの内部へと導き、内容物がノズル14の横方向にこぼれるのを抑制する。
【0023】
図3は、注出口14aの形状を湾曲状又は屈曲状にした場合の第二の作用を説明する図である。
図3に示すように、注出口14aの形状を湾曲状又は屈曲状にすることで、ノズル14の断面積を実質的に拡げることができる。図3に示す例では、ノズル14の断面積A2に対して、注出口14aの断面積をA1(A1>A2)とすることができる。このように、注出口14aの断面積を拡げることで、内容物Mの注出量を増大させ、詰め替え作業を迅速に終了させることができる。
【0024】
また、ノズル14の下部14dは、ノズル14を容器の注出口の開口周縁に当接させたときに、ノズル14の基部14bの近傍に形成された係合部17aを前記開口周縁に導く案内面として作用するのが好ましい。
この実施形態の詰め替え用パウチ10では、ノズル14を容器の口部周縁に当接させたときに、下部14dが水平面に対して傾斜するようにしてある。これにより、ノズル14を容器Bの内部に引き込む力が作用し、ノズル14が容器の口部から容易に外れないようにする。
【0025】
[第二の実施形態]
図4は、本発明の第二の実施形態の詰め替えパウチにかかり、ノズル部分を説明するための図である。
この第二の実施形態のノズル24は、第一の実施形態のノズル14と同様に、上部が湾曲状に形成されている。
また、ノズル24の基部24bの下方には、詰め替えを行う容器の口部周縁と係合する凹状の第一の係合部27aが形成されているとともに、ノズル24の先端側(注出口24a側)の下部には、容器の口部周縁と係合する突起状の第二の係合部28が形成されている。
【0026】
図5は、第二の実施形態のノズル24の作用を説明する図である。
図5(a)に示すように、詰め替え用パウチ20を傾け、ノズル24の先端部分を容器Bの口部Baに当接させるとともに、第二の係合部28を口部Baの周縁に係合させる。
これにより、ノズル24と口部Baの開口周縁とが安定的に係合し、ノズル24が口部Baから外れにくくなって、以後の作業を片手でも行えるようになる。
図5(a)に示す状態から、さらに詰め替え用パウチ20を傾けると、ノズル24が容器Bの内側に移動するとともに、図5(b)に示すように、口部Baの周縁とノズル24の下部との接触部分もノズル24の基部24b側へ移動する。
【0027】
図5(b)に示す状態から、さらに詰め替え用パウチ20を傾けると、図5(c)に示すように、口部Baの周縁とノズル24の下部との接触部が凹状の第一の係合部27aまで移動し、第一の係合部27aと係合する。
これにより、詰め替え作業が完了するまで、安定的にノズル24を口部Baに固定することができる。また、第一の係合部27aを支点として詰め替え用パウチをさらに傾斜させることが容易になり、片手でも口部Ba上に詰め替え用パウチを倒立させることが可能になる。
【0028】
[第三の実施形態]
図6は、本発明の第三の実施形態の詰め替えパウチにかかり、(a)は、ノズル部分を説明するための拡大断面図、(b)は、(a)のI方向矢視図である。
この第三の実施形態のノズル34においても、第一及び第二の実施形態と同様に、ノズル34の上部が湾曲状に形成されている。
また、ノズル34には、注出口34aから注出される内容物の注出方向を変換する注出方向変換部35,36が、ノズル34の内側の上下に形成されている。
【0029】
上部の注出方向変換部35は、ノズル34の上部の一部を、ノズル34の中心に向けて突出させて形成されている。また、下部の注出方向変換部36は、ノズル34の先端の下部に形成された突起状の第二の係合部38の内側の一部を切り欠いて形成されている。
この実施形態のノズル34によれば、注出方向変換部36によって内容物の注出方向を容器の内側に差し向けることができ、詰め替え作業を行う際に、内容物をこぼすことなく、容易に詰め替えを行うことができるという利点がある。
【0030】
[第四の実施形態]
本発明においては、詰め替え用パウチ胴部とは別体にノズルを成形し、そのノズルを胴部に設けた詰め替え用パウチとしてもよい。
ノズルは、軟包材を構成する樹脂材料の筒状パリソンや団子状パリソンを用い、ノズル外面を規定する雌型とノズル内面を規定する雄型との間で圧縮乃至押圧成形することにより得られる。
軟包材を積層して詰め替え用パウチを構成する前に、ノズルを表面材又は裏面材のいずれかに予め熱接着することにより、胴部にノズルを接合一体化した詰め替え用パウチを製造できる。
この場合、ノズルの材料と胴部の内面材料とを同一種類にすることが、ノズルと胴部との間に優れた熱接着性乃至ヒートシール性を達成する上で、好ましい。
【0031】
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態により限定されるものではない。
例えば、上記の説明では、自立性の詰め替え用パウチ(スタンディングパウチ)を前提として説明しているが、本発明はノズル部を有する詰め替え用パウチや詰め替え用ではなく、そのまま使用する平面状のパウチ等にも適用が可能である。
本発明の詰め替え用パウチは、動粘度が0.3mm2/s〜15,000mm2/sの範囲の液体の内容物に対して適用することができ、動粘度が0.3mm2/s〜300mm2/sの範囲の液体の内容物に対しては、最適である。また、本発明の詰め替え用パウチは、砂糖、塩、コンソメ、魚・トリ・イヌ・ネコ等各種ペット類のエサ等に代表される粒状、顆粒状の内容物にも適用することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、従来の詰め替え用パウチに簡単な改良を施すだけで、注出量を増大させ、短時間で詰め替え作業を終えることができる。また、容器の口部周縁と係合する係合部を設けることで、容器を傾けることなく、かつ、内容物をこぼすことなく、片手で詰め替え作業を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる詰め替え用パウチの平面図である。
【図2】図2(a)はノズルの詳細を説明する部分拡大図、図2(b)は、注出口の形状を湾曲状又は屈曲状にした場合の第一の作用を説明する図である。
【図3】注出口の形状を湾曲状又は屈曲状にした場合の第二の作用を説明する図である。
【図4】本発明の第二の実施形態の詰め替えパウチにかかり、ノズル部分を説明するための図である。
【図5】第二の実施形態のノズルの作用を説明する図である。
【図6】本発明の第三の実施形態の詰め替えパウチにかかり、(a)は、ノズル部分を説明するための拡大断面図、(b)は、(a)のI方向矢視図である。
【図7】本発明の従来例にかかり、詰め替え用パウチの一例を示す図である。
【図8】図7の詰め替え用パウチを用いた詰め替え作業の手順の一例を説明する図である。
【符号の説明】
10 詰め替え用パウチ
14 ノズル
14a 注出口
14b 基部
14c 湾曲部
14d ノズルの下部
17 逃げ部
17a 係合部
27a 第一の係合部
28 第二の係合部

Claims (6)

  1. 内容物を注出するノズルを有し、前記内容物を前記ノズルから注出して他の容器に移し替える詰め替え用パウチであって、詰め替えを行う前記容器との干渉を防止するために側部周縁を部分的に傾斜させて前記ノズルの基部に至る逃げ部を形成した詰め替え用パウチにおいて
    前記ノズルの基部前記逃げ部と接する部分を切り欠いて、前記容器の注入口の開口周縁と係合して詰め替え作業を行う際の姿勢を安定させるための係合部を形成し、かつ、前記ノズルの上部内面に、前記係合部を中心とする円弧状の湾曲部を形成するとともに、
    前記注出口の上部が、前記係合部をとおる軸線上に位置し、かつ、前記注出口の下部が、前記ノズルの軸線とほぼ直角に交差するようにしたことを特徴とする詰め替え用パウチ。
  2. 前記ノズルに前記注出口の形状に合わせて、湾曲状又は屈曲状の切り取り案内線を形成したことを特徴とする請求項1に記載の詰め替え用パウチ。
  3. 前記係合部が、前記ノズルの基部に形成された凹部であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の詰め替え用パウチ。
  4. 前記ノズルの下部の先端側に、前記容器の口部周縁と係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の詰め替え用パウチ。
  5. 前記係合部が、前記ノズルの下部から突出する突起であることを特徴とする請求項4に記載の詰め替え用パウチ。
  6. 前記ノズルが、詰め替え用パウチ胴部とは別体にて成形されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の詰め替え用パウチ。
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