JP2001354253A - 液体注出容器 - Google Patents

液体注出容器

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JP2001354253A
JP2001354253A JP2000176795A JP2000176795A JP2001354253A JP 2001354253 A JP2001354253 A JP 2001354253A JP 2000176795 A JP2000176795 A JP 2000176795A JP 2000176795 A JP2000176795 A JP 2000176795A JP 2001354253 A JP2001354253 A JP 2001354253A
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liquid
container
cylinder
slit
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JP2000176795A
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English (en)
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Shuji Iwao
修司 岩尾
Yohei Saito
洋平 斎藤
Akira Matsumoto
曄 松本
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容液の詰め替え時にスタンディングパウチ
から液こぼれをおこすことなくスムーズに詰め替え作業
を行なうことができる液体注出容器を提供する。 【解決手段】 25℃における粘度が10mPa・s から
1000mPa・s の範囲の液体を収容するための容器で
あって、仕切り壁7から上方に向けて突出させた外筒部
6と、該外筒部の内側に位置して前記仕切り壁から上方
に向けて突出させた容器内部と連通する注出筒8とを備
えた注出具3を容器口部に取り付けた液体注出容器1に
おいて、注出筒8の側面に、筒の内外を連通するスリッ
ト9を筒先端から容器口部側に向けて形成し、該スリッ
トの幅を下側9bよりも上側9aが広くなるように段階
的に形成するとともに、上側スリット9aの幅Y(m
m)を、容器内に収容される前記液体の25℃における
粘度をX(mPa・s )とするとき、前記注出筒8の上部
外径を越えない範囲で、Y≧0.0336X+5.05
の関係を満たすように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器口部に収容液
体を注出するための注出具を備えた液体注出容器に関
し、特に、25℃における粘度が10mPa・s から10
00mPa・s の範囲の液体を収容するに適した液体注出
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、リサイクル運動の高まりから、内
容液を使い切った後も容器本体を捨てることなく、詰め
替え用の内容液を購入して内容液を詰め替えて使用する
ことが広く行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、粘度の低い水
様のさらさらとした液体の場合、容器への詰め替えはそ
れほど困難なことではないが、シャンプー、洗剤、漂白
剤、柔軟剤など、粘度の高い液体の場合、容器口部の大
きさや形状によっては内容液の詰め替えに時間がかかっ
たり、注ぎ口からうまく注入できずに溢れ出てこぼれて
しまうなどの問題を起こすことがあった。
【0004】特に、近時の詰め替え用液体は、不要廃棄
物の量を減らす目的から、スタンディングパウチと呼ば
れる自立型の軟質容器に入れて売られていることが多
く、このような軟質容器から詰め替えを行なう場合、人
間の手による内容液の押し出し動作に合わせて軟質容器
の注ぎ口部がぐにゃぐにゃと不規則に動いてしまい、注
ぎ口の的が外れて液がこぼれたり溢れ出し、詰め替えに
失敗することが多い。
【0005】このような目的に供するため、使用時に容
器内部の収容液体を注ぎ出すとともに、詰め替え時に液
体を注ぎ込むための受け口を備えた注出具を容器口部に
取り付けた液体注出容器が提案されている(例えば、特
開2000−25811号、特許第3015342号)
が、収容される液体の粘度との関係についてはまったく
考慮されていなかった。
【0006】本発明は、粘性を有する液体、特に25℃
における粘度が10mPa・s から1000mPa・s の範
囲の液体を収容するための液体注出容器であって、内容
液の詰め替え時にスタンディングパウチから液こぼれを
おこすことなくスムーズに詰め替え作業を行なうことが
できる液体注出容器を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、容器本体
内に収容される液体の粘度と注出筒に形成されたスリッ
トの上側の幅を種々変えながらスタンディングパウチに
よる液体の詰め替え実験を種々行なった結果、スタンデ
ィングパウチから注ぎ込まれる液体が注出筒のスリット
からこぼれ出ないためには、容器本体内に収容される液
体の粘度とスリットの上側のスリット幅との間に特定の
関係が存在することを見い出した。そして、本発明は、
この知見に基づいて開発されたものである。
【0008】すなわち、本発明は、25℃における粘度
が10mPa・s から1000mPa・s の範囲の液体を収
容するための容器であって、仕切り壁から上方に向けて
突出させた外筒部と、該外筒部の内側に位置して前記仕
切り壁から上方に向けて突出させた容器内部と連通する
注出筒とを備えた注出具を容器口部に取り付けた液体注
出容器において、前記注出筒の側面に、筒の内外を連通
するスリットを筒先端から容器口部側に向けて形成し、
該スリットの幅を下側よりも上側が広くなるように段階
的に形成するとともに、該段階的に形成されたスリット
の上側の幅Y(mm)を、容器内に収容される前記液体
の25℃における粘度をX(mPa・s )とするとき、前
記注出筒の上部外径を越えない範囲で、Y≧0.033
6X+5.05の関係を満たすように設定した液体注出
容器とすることにより、上記目的を達成したものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図5に本発明の第1
の実施の形態を示す。図1は本発明の液体注出容器の一
実施の形態を示す側面図、図2は注出具の一部切断正面
図、図3は注出具の側面図、図4は注出具の平面図、図
5は注出具の断面図である。
【0010】上記実施の形態に係る液体注出容器1は、
容器本体2の口部に注出具3を備えている。注出具3
は、その下部側を容器口部に螺着するためのキャップ部
4とされており、このキャップ部4の内周面には容器口
部に螺着するためのねじ部5が形成されている。
【0011】キャップ部4の内側には筒状をした外筒部
6が一体に形成されており、この外筒部6の下底部に仕
切り壁7が一体に傾斜配置され、該仕切り壁7によって
容器本体2が該部と隔てられている。仕切り壁7には、
前記外筒部6から所定距離離れた位置に、容器上方に向
けて突出させた注出筒8が形成されいる。
【0012】前記外筒部6は、注出筒8から収納液体を
注ぎ出す際および詰め替え用の液体を注ぎ入れる際に、
注出筒8から外側にこぼれ出た液体を集めて容器本体2
内へ戻すための受け皿部を構成しており、この目的を達
成するため、傾斜配置した仕切り壁7の最下部位置に、
液戻し用穴7aが形成されている。
【0013】前記注出筒8の側面には、筒の内外を連通
するスリット9が、筒先端から容器口部側に向けて形成
されている。そして、本発明では、このスリット9のス
リット形状を下側よりも上側が広くなるように段階的、
例えば図示するように上側スリット9aと下側スリット
9Bの二段構成とするとともに、上側スリット9aのス
リット幅Y(図2参照)を容器本体2内に収容される液
体の粘度との間で特定の関係を有するように設定したも
のである。
【0014】すなわち、本発明者らは、容器本体2内に
収容される液体の粘度と上側スリット9aのスリット幅
Yを種々変えながら、上側スリット9a部分から液体を
注ぎ入れて内容液の詰め替え実験を行ない、どのような
場合に上側スリット9aから液体が溢れ出すかを観測し
た。
【0015】その結果、注ぎ込まれる液体がスリット9
からこぼれ出ないためには、容器本体2内に収容される
液体の粘度X(mPa・s )と、スリット9の上側のスリ
ット幅Y(mm)との間に、25℃における粘度が10
mPa・s から1000mPa・s の範囲において、下記
(1)式で与えられるような特定の関係が存在すること
を見い出した。 Y≧0.0336X+5.05 ・・・・・(1)
【0016】そこで、本発明では、上側スリット9aの
スリット幅Y(mm)を、前記注出筒8の上部外径を越
えない範囲で、前記(1)式の関係を満たすように設定
したものである。
【0017】なお、外筒部6の外周面にはねじ部10が
形成され、このねじ部10に密閉蓋を兼ねた計量キャッ
プ11を螺着できるように構成されている。
【0018】上記構成の液体注出容器1は、内容液の注
出を行なう場合、前記計量キャップ11を取り外した
後、図6に示すように、スリット9が上側になるように
して注出筒8を計量キャップ11に向け、容器本体2の
底部側を静かに持ち上げていく。これによって、容器本
体2内の液体は注出筒8に案内されながら計量キャップ
11内に注ぎ込まれる。
【0019】一方、内容液の詰め替えを行なう場合に
は、図7に示すように、容器本体1を垂直に立てた状態
に置き、詰め替え用の液体を収容されたスタンディング
パウチ20の注ぎ口21を上側スリット9a部分に差し
込む。これによって、スタンディングパウチ20の注ぎ
口21が、二段構成された上側スリット9aと下側スリ
ット9bの境界の段差部において支えられ、注ぎ口21
はこの部分に安定に載った状態となる。
【0020】上記の状態において、スタンディングパウ
チ20の底部側を静かに持ち上げていくと、スタンディ
ングパウチ20の注ぎ口21から詰め替え用の内容液が
上側スリット9aを通じて注出筒8内に注ぎ込まれ、注
出筒8内を通って容器本体1内へと充填される。
【0021】このとき、上側スリット9aのスリット幅
Yは前記(1)式を満たす幅とされているので、詰め替
え用の内容液がその粘性で粘りながら流れ出ていって
も、上側スリット9a部分をスムーズに通って注出筒8
内に注ぎ込まれ、スリット9部分からこぼれ出るような
ことがなくなる。このようにして、実施の形態に係る液
体注出容器1によれば、極めてスムーズに内容液の詰め
替えを行なうことができる。
【0022】もし、上記内容液の注出時や詰め替え時に
何らかの事情で液体が注出筒8から溢れ出た場合、溢れ
出た液体は、注出筒8の外側を囲む外筒部6内に溜ま
り、外筒部下部の仕切り壁7に形成された液戻し用穴7
aから容器本体1内へと注ぎ込まれ、容器外へ漏れ出る
ようなことはない。
【0023】
【実施例】各種粘度のサンプルを調整し、スタンディン
グパウチ(注ぎ口口径:12mm、軟質樹脂:ONY1
5μm/LLDPE150μm、500ml入り)に充
填し、このスタンディングパウチから前記実施の形態と
同様の形状になる本発明の液体注出容器(注出筒口径:
9mm〜15mm)に内容液の詰め替えを行なった。こ
のとき、液体注出容器の上側スリットの幅を5mm〜1
5mmの範囲で変え、その時のスリットからの液こぼれ
を評価したところ、下記表1のような結果が得られた。
【0024】
【表1】
【0025】上記の表から明らかなように、前記(1)
式に従ったスリット幅とすることによって、詰め替え時
の液こぼれを効果的に防止できることが確認された。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
25℃における粘度が10mPa・s から1000mPa・
s の範囲の液体を収容するための液体注出容器におい
て、注出筒の側面に形成されたスリットの上側の幅を収
容する液体の粘度との間で特定の関係を有するように設
定したので、スタンディングパウチからスムーズに内容
液を詰め替えることができ、従来問題になっていた内容
液詰め替え時の液こぼれを確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の液体注出容器の一実施の形態を
示す側面図である。
【図2】注出具の一部切断正面図である。
【図3】注出具の側面図である。
【図4】注出具の平面図である。
【図5】注出具の断面図である。注出筒部分の正面図で
ある。
【図6】実施の形態に係る液体注出容器の内容液注出時
の使用説明図である。
【図7】実施の形態に係る液体注出容器の内容液詰め替
え時の使用説明図である。
【符号の説明】
1 液体注出容器 2 容器本体 3 注出具 4 キャップ部 5 ねじ部 6 外筒壁 7 仕切り壁 7a 液戻し用穴 8 注出筒 9 スリット 9a 上側スリット 9b 下側スリット 10 ねじ部 11 計量カップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 曄 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E084 AB01 BA03 CB02 CC03 DA01 DB12 DC03 EB02 GA01 GB01 LB02 LD01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25℃における粘度が10mPa・s から
    1000mPa・s の範囲の液体を収容するための容器で
    あって、仕切り壁から上方に向けて突出させた外筒部
    と、該外筒部の内側に位置して前記仕切り壁から上方に
    向けて突出させた容器内部と連通する注出筒とを備えた
    注出具を容器口部に取り付けた液体注出容器において、 前記注出筒の側面に、筒の内外を連通するスリットを筒
    先端から容器口部側に向けて形成し、 該スリットの幅を下側よりも上側が広くなるように段階
    的に形成するとともに、 該段階的に形成されたスリットの上側の幅Y(mm)
    を、容器内に収容される前記液体の25℃における粘度
    をX(mPa・s )とするとき、前記注出筒の上部外径を
    越えない範囲で、 Y≧0.0336X+5.05 の関係を満たすように設定したことを特徴とする液体注
    出容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007168884A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液状内容物の充填容器
JP2008120454A (ja) * 2006-10-17 2008-05-29 Kao Corp 液体注出容器
JP2008260550A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Toyo Seikan Kaisha Ltd トランジッションキャップ
JP2011213396A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Yoshino Kogyosho Co Ltd 詰替え用受液栓
JP2013177171A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Kao Corp 注出キャップ

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