JP2013177171A - 注出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって、詰替え用パウチを大きく傾倒させた場合でも、詰替え用パウチから注出筒を介して内容液を安定した状態で詰め替え可能とする注出キャップを提供する。
【解決手段】開放部11aが側面に形成された注出筒11を備えており、容器本体21の口首部21aに装着されて内容液を注出筒11から注出させる注出キャップ10であって、口首部21aの内周面に沿って配置される内筒壁12を備えると共に、内筒壁12の下端部に連設する底面壁13を備えており、注出筒11は、内筒壁12と離間して底面壁13から立設して設けられる。底面壁13と接続する注出筒11の基端部の内側領域に、流出口14が開口形成されている。注出筒11の先端部分11bには、先端縁部から下方に切り込まれて、詰替え用パウチ30から内容液を詰め替える際に口元部分30aの周縁シール部30bを係止させる係止切込み15が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、注出キャップに関し、特に容器本体の口首部に装着されて、容器本体に収容された内容液を注出筒の先端部から注出させる注出キャップに関する。
近年、各種の液体や、その他の内容物を収納する合成樹脂製の容器についても、環境負荷の低減が図られるようになっており、使用する樹脂量を減らした薄肉の容器が種々開発されている。また、各種の洗剤や食品等を収容する容器として、パウチ等による詰替え容器が多く用いられている。詰替え容器は、収容した内容物を、例えば注出筒等の注出ノズルを備える注出キャップを装着した被詰替え容器に、詰め替えたり補充したりすることで、高価な被詰替え容器や注出キャップをその都度廃棄することなく、長期間使用できるようにする。
一方、詰替え容器として用いられる袋状の容器であるパウチは、柔軟性や可撓性に富んだ軟包材によって形成されており、詰め替え作業の際に容器が変形し易く、またきわめて不安定な状態となり易い。このようなことから、例えば注出筒による注出ノズルを備える注出キャップに改良を加えることで、詰替え用パウチから内容物を安定した状態で容易に詰め替えることができるようにする技術が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1の容器では、注出キャップの環状壁に切り欠きを形成して、詰替え用パウチの口元部分の周縁シール部を切り欠きに係止することで支持させて、この係止した部分を中心としてパウチを回転させながら、注出筒の側面に形成された開放部であるスロットを介して、内容液を詰め替えることができるようになっている。特許文献2の液剤注出容器では、注出キャップの注出筒の側面に形成された開放部であるスリットの幅を、下側よりも上側の方が広くなるように段階的に形成して、詰替え用パウチの口元部分を、注出ノズルの内側に容易に差し込むことができるようになっている。
特開平11−236068 特開2002−19810
しかしながら、上記従来の注出キャップでは、詰替え用パウチを大きく傾倒させる前の、被詰替え容器への詰め替えの初期の段階では、環状壁の切り欠きに詰替え用パウチの口元部分を支持させたり、スリットに詰替え用パウチの口元部分を差し込んで、内容液を安定した状態で詰め替えることが可能であるが、詰め替えが進んで、詰替え用パウチを大きく傾倒させると、安定性が損なわれて、内容液をスムーズに詰め替えることが困難になる。
特に、近年、詰替え用パウチの普及に伴って、内容液を最後まで注出させるために、パウチを縦に起こして略倒立させた状態として、パウチを押し潰したり折り畳んだりしながら内容液を絞り出す使用者が増えている。このような操作を行った場合でも、簡易な構成によって、安定した状態で詰替え用パウチから被詰替え容器に内容液を詰め替えることができるようにする技術の開発が要望されている。
本発明は、簡易な構成によって、詰替え用パウチを大きく傾倒させたり、縦に起こして略倒立させた場合でも、詰替え用パウチから注出筒を介して内容液を被詰替え容器に安定した状態で詰め替えることができるようにする注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、側面に開放部が形成された注出筒を備えており、容器本体の口首部に装着されて内容液を前記注出筒から注出させる注出キャップであって、前記容器本体の口首部の内周面に沿って配置される内筒壁を備えると共に、該内筒壁の下端部に連設する底面壁を備えており、前記注出筒は、前記内筒壁と離間して前記底面壁から立設して設けられると共に、前記底面壁と接続する前記注出筒の基端部の内側領域に、流出口が開口形成されており、前記注出筒の先端部分には、先端縁部から前記注出筒の長手方向下方に切り込まれて、詰替え用パウチから前記容器本体に内容液を詰め替える際に該詰替え用パウチの口元部分を係止させる、係止切込みが形成されている注出キャップを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の注出キャップによれば、簡易な構成によって、詰替え用パウチを大きく傾倒させたり、縦に起こして略倒立させた場合でも、詰替え用パウチから注出筒を介して内容液を、当該注出キャップが装着された被詰替え容器に安定した状態で詰め替ることができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップが容器本体の口首部に装着された注出容器の略示斜視図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップの斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップを介して詰替え用パウチから注出容器に内容液を詰め替える状況を説明する略示側面図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る注出キャップの斜視図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係る注出キャップの斜視図である。 注出キャップの好ましい他の形態を例示する斜視図である。
本発明の好ましい第1実施形態に係る注出キャップ10は、図1に示すように、被詰替え容器20として、例えば液体洗剤を内容液として収容したボトル容器の容器本体21の口首部21aに装着して用いられる。本第1実施形態の注出キャップ10は、図2にも示すように、長手方向に沿って側面に開放部11aが形成された注出筒11を注出ノズルとして備えており、この注出筒11の先端部から、被詰替え容器20に収容された内容液を注出できるようになっている。また、注出キャップ10は、被詰替え容器20に収容された内容液が少なくなったり、空になった際に、当該注出キャップ10を容器本体21の口首部21aから取り外すことなく、口首部21aに装着したままの状態で、注出筒11を介して内容液を詰替え用パウチ30から被詰替え容器20に詰め替えることができるようにする機能を備えると共に、詰替え用のパウチ30を大きく傾倒させたり、縦に起こして略倒立させた状態とした場合でも、内容液を被詰替え容器20にスムーズに詰め替えることができるようにする機能を備える(図3(a)〜(c)参照)。
そして、本第1実施形態の注出キャップ10は、図1及び図2に示すように、容器本体21の長手方向、すなわち縦方向に沿って側面に開放部11aが形成された注出筒11を備えており、容器本体21の口首部21aに装着されて内容液を注出筒11から注出させるキャップであって、容器本体21の口首部21aの内周面に沿って配置される内筒壁12を備えると共に、内筒壁12の下端部に連設する底面壁13を備えており、注出筒11は、内筒壁12と離間して底面壁13から立設して設けられると共に、底面壁13と接続する注出筒11の基端部の内側領域に、流出口14が開口形成されている。注出筒11の先端部分11bには、先端縁部から注出筒11の長手方向下方に切り込まれて、詰替え用パウチ30(図3(a)〜(c)参照)から容器本体21に内容液を詰め替える際に詰替え用パウチ30の口元部分30aの例えば周縁シール部30bを係止させる、係止切込み15が形成されている。
また、本第1実施形態では、係止切込み15は、注出筒11の開放部11aとは径方向反対側に位置する先端中央部分11cにおいて、該先端中央部分11cの注出中心線Cからずれた位置に形成されている。
さらに、本第1実施形態では、係止切込み15は、注出筒11の先端中央部分11cにおいて、該先端中央部分11cの注出中心線Cを挟んだ両側に一対形成されている。
本第1実施形態では、注出キャップ10は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等からなる合成樹脂性の成形品であって、容器本体21の口首部21aの内周面に沿って配置される内筒壁12と、内筒壁12の下端部に連設する底面壁13と、内筒壁12と離間して底面壁13から立設して設けられた注出筒11とを含んで構成される。
内筒壁12は、容器本体21の口首部21aの内径と略同様の外径を有する部分を備える略円筒形状を有している。内筒壁12の上端面は開口面となっており、この上端開口面の開口縁部から外側に張り出して、円環状のフランジ部12aが一体として設けられている。内筒壁12の外周面を容器本体21の口首部21aの内周面に密着させるようにして、円環状のフランジ部12aが口首部21aの上端面に当接するまで、注出キャップ10を容器本体21の口首部21aの内側に嵌め込むことによって、注出キャップ10が容器本体21の口首部21aに装着固定される。また、内筒壁12の下端部分は、外径を徐々に縮径させたテーパー状縮径部12bとなっている。このテーパー縮径部12bを斜めに切り欠くように配置されて、底面壁13が設けられている。
底面壁13は、内筒壁12の下端部から全周に亘って内側に張り出して連設する環状の枠板状部分である。底面壁13は、当該底面壁13から立設する注出筒11の開放部11a側が低くなるように、下方に傾斜して設けられている。注出筒11は、環状の枠板状部分となっている底面壁13の内側縁部から立設して、底面壁13と一体として設けられている。これによって注出筒11は、内筒壁12の内側面から離間して設けられると共に、底面壁13の内側縁部と接続する注出筒11の基端部の内側領域には、流出口14が開口形成されることになる。
注出筒11は、長手方向に沿って側面に開放部11aが形成された略U字形の断面形状を備える、いわゆる注出スパウトと呼ばれる部分である。本実施形態では、注出筒11は、開放部11aの幅が両側の張出しガイド壁部11dによって狭められた、略U字形の断面形状を備えている。注出筒11は、底面壁13から内筒壁12の上端開口面よりも上方まで突出する高さで立設しており、内筒壁12の上端開口面よりも上方に突出する部分が、側面視して略4半円形状を備えるように形成されている(図3(a)〜(c)参照)。
また、本第1実施形態では、注出筒11の長手方向の先端部分11bには、先端縁部から長手方向下方に切り込まれて、係止切込み15が、注出筒11の開放部11aとは径方向反対側に位置する先端中央部分11cにおいて、注出中心線Cを挟んだ両側に一対形成されている。これによって、一対の係止切込み15は、各々注出中心線Cからずれた位置に形成される。
係止切込み15が注出中心線Cからずれた位置に形成されていることにより、内容液の使用時に被詰替え容器20の容器本体21を傾倒させて、注出筒11から内容液を注出させる際に、内容液が注出筒11の先端部で枝分かれすることによって注ぎ出し難くなるのを、効果的に回避することが可能になる。また係止切込み15が注出中心線Cを挟んだ両側に一対形成されていることにより、内容液の詰め替え時に詰替え用パウチ30の口元部分30aの周縁シール部30bを係止させる際に、中心線Cを挟んだ左右何れか一方の係止切込み15を選択して係止することによって、詰め替え作業をさらにスムーズに行うことが可能になる。
ここで、注出中心線Cは、注出筒11の先端中央部分11cの先端縁部における、注出筒11から内容液を注出させるべく被詰替え容器20を傾倒させた際に傾倒方向の最下端に配置されるように設計された位置を通って、注出筒11の長手方向に延設する仮想の直線である。
また、係止切込み15は、内容液の詰め替え時に詰替え用パウチ30の口元部分30aの周縁シール部30bをスムーズに係止させると共に、被詰替え容器20から注出筒11を介して内容液を注出させる際の良好な注ぎ出し性を阻害しないように、例えば0.5〜5mm程度の幅を有する切込みとなっていることが好ましい。また係止切込み15は、注出筒11の長手方法に例えば4〜20mm程度の深さで切り込まれていることが好ましい。さらに、詰替え用パウチ30の口元部分30aの周縁シール部30bの差し込をスムーズに行えるように、切込みの入口部分から深さ方向に向けて、その幅が徐々に狭くなっていることが好ましい。係止切込み15は、深さ方向に沿った両側の端面を、斜めに切り欠いたテーパー面としておくことで、良好な内容液の注ぎ出し性を保持したまま、詰替え用パウチ30の周縁シール部30bの差し込みやすさをさらに向上させることが可能になる。
上述の構成を備える本第1実施形態の注出キャップ10によれば、被詰替え容器20の容器本体21の口首部21aに装着して用いられて、内容液を使用する際には、被詰替え容器20の傾倒に伴って、注出筒11の先端部から、容器本体21に収容された内容液を注出することができる。また、被詰替え容器20に収容された内容液が少なくなったり、空になった際に、注出キャップ10を容器本体21の口首部21aから取り外すことなく、口首部21aに装着したままの状態で、注出筒11を介して内容液を、詰替え用パウチ30から被詰替え容器20に安定した状態で詰め替えることができる。
すなわち、図3(a)〜(c)に示すように、内容液を詰替え用パウチ30から被詰替え容器20に詰め替えるには、例えば詰替え用パウチ30の口元部分30aを切断等することで詰替え用パウチ30を開封して、詰替え流出口を形成した後に、詰替え流出口が形成された口元部分30aを、注出キャップ10の注出筒11の内側に、これの側面の開放部11aを介して差し込むと共に、詰替え用パウチ30を、差し込んだ口元部分30aを中心として上方に回転させながら、徐々に傾倒させて行く。これによって、詰替え用パウチ30に収容された内容液を、注出筒11及び注出筒11の基端部内側の流出口14を介して、被詰替え容器20の容器本体21の内部に安定した状態でスムーズに流入させてゆくことが可能になる(図3(a)参照)。
詰替え用パウチ30を、例えば90度を超えてさらに大きく傾倒させながら内容液を詰め替えてゆく際には、詰替え用パウチ30を傾倒させるのに伴って、口元部分30aの周縁シール部30bを、注出筒11の先端部分11bに形成された係止切込み15に、差し込むようにして係止させる(図3(b)参照)。これによって、係止切込み15に係止された箇所における口元部分30aの周縁シール部30bを注出筒11によって支持させつつ、当該支持された部分の周縁シール部30bを中心として、詰替え用パウチ30を回転させてゆくことが可能になる。またこれによって、縦に起こして略倒立させた状態まで、安定した状態で傾倒させながら、詰替え用パウチ30に収容された内容液を、注出筒11及び注出筒11の基端部内側の流出口14を介して、被詰替え容器20の容器本体21の内部にスムーズに流入させてゆくことが可能になる(図3(c)参照)。
また、使用者が、詰替え用パウチ30から内容液を最後まで注出させるために、例えば詰替え用パウチ30を縦に起こして略倒立させた状態として、詰替え用パウチ30を押し潰したり折り畳んだりしながら内容液を絞り出す際も、詰替え用パウチ30の口元部分30aの周縁シール部30bが、係止切込み15に係止されているので、口元部分30aの位置ずれやぐらつきを防止しつつ、絞り出す作業を安定した状態で行うことが可能になる。
したがって、本第1実施形態の注出キャップ10によれば、注出筒11の先端部分11bに係止切込み15を形成しただけの簡易な構成によって、詰替え用パウチ30を大きく傾倒させたり、縦に起こして略倒立させた場合でも、詰替え用パウチ30から注出筒11を介して内容液を、当該注出キャップ10が装着された被詰替え容器20に安定した状態で詰め替ることが可能になる。
図4(a)、(b)は、本発明の好ましい第2実施形態に係る注出キャップ40を示すものである。図4(a)、(b)に示す第2実施形態の注出キャップ40は、上記第1実施形態の注出キャップ10と略同様の構成を備える他、注出筒11の先端中央部分11cに、外側に突状に突出させて形成された先端部注出凹溝16が設けられている。なお、本第2実施形態の注出キャップ40において、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様の構成部分については、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
また、本第2実施形態の注出キャップ40では、係止切込み15は、先端中央部分11cの注出中心線Cを挟んだ両側に一対形成されており、これらの係止切込み15は、先端部注出凹溝16の突出基端部に沿って形成されている。さらに、各係止切込み15の外側に隣接した部分における、注出筒11の先端部分11bは、注出筒11の内側に僅かに窪んだ形状となるように形成されている。
本第2実施形態の注出キャップ40によっても、注出筒11の先端部分11bに係止切込み15が形成されていることで、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様の作用効果が奏される。また、注出筒11の先端中央部分11cに、外側に突状に突出させて形成された先端部注出凹溝16が設けられているので、当該先端部注出凹溝16を挟んだ両側からの内容液を当該先端部注出凹溝16で合流させながら注出させることで、係止切込み15の部分で内容液を枝分かれさせることなく、注ぎ出し性を一層向上させることが可能になる。さらに、係止切込み15が、先端部注出凹溝16の突出基端部に沿って形成されているので、係止切込み15の部分で内容液を枝分かれさせることなく、先端部注出凹溝16でスムーズに合流させて、注ぎ出し性を一層向上させることが可能になる。
図5は、本発明の好ましい第3実施形態に係る注出キャップ50を示すものである。図5に示す第3実施形態の注出キャップ50は、上記第1実施形態の注出キャップ10と同様に、容器本体21の長手方向、すなわち縦方向に沿って側面に開放部11aが形成された注出筒11を備えており、容器本体21の口首部21aに装着されて内容液を注出筒11から注出させるキャップである。また、本第3実施形態に係る注出キャップ50は、容器本体21の口首部21aの内周面に沿って配置される内筒壁12を備えると共に、内筒壁12の下端部に連設する底面壁13を備えており、注出筒11は、内筒壁12と離間して底面壁13から立設して設けられると共に、底面壁13と接続する注出筒11の基端部の内側領域に、流出口14が開口形成されている。さらに、本第3実施形態に係る注出キャップ50では、好ましくは注出筒11の先端部分11bに形成された係止切込み15に加えて、注出筒11の開放部11a側の部分において、開放部11aと離間した位置として、例えば開放部11aの両側の張出しガイド壁部11dの基端部分に、先端縁部から注出筒11の長手方向下方に切り込まれて、第2係止切込み51が形成されている。またこの第2係止切込み51によって、当該第2係止切込み51と開放部11aとによって挟まれる部分に、突起状部分52が形成される。例えばこの突起状部分52が、詰替え用パウチ30から容器本体21に内容液を詰め替える際に、詰替え用パウチ30の口元部分30aの内部に挿入されることで、詰替え用パウチ30の口元部分30aをさらに安定させることが可能になる。
また、本第3実施形態の注出キャップ50では、注出筒11の開放部11a側の部分に形成された第2係止切込み51と、注出筒11の先端部分11bに形成された係止切込み15との2箇所で詰替え用パウチ30の口元部分30aを係止出来るため、さらに安定した詰替え作業を行うことが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、係止切込みは、注出筒の先端中央部分の注出中心線を挟んだ両側に一対形成されている必要は必ずしもなく、例えば図6に示すように、先端中央部分11cの注出中心線Cを挟んだ片側にのみ係止切込み15を設けることもできる。係止切込みは、内容液を注出させる際の良好な注ぎ出し性を阻害しない幅のものであれば、先端中央部分の注出中心線上に形成することもできる。また、注出キャップは、容器本体の口首部の内側に嵌め込んで装着されるものである必要は必ずしもなく、例えば内周面に雌ねじ凸状が形成された装着スカート壁を備えていて、この装着スカート壁の雌ねじ凸状を、容器本体の口首部の外周面に設けられた雄ねじ凸状に螺合することで、容器本体の口首部に着脱可能に装着されるものであっても良い。
10,40,50 注出キャップ
11 注出筒
11a 開放部
11b 先端部分
11c 先端中央部分
12 内筒壁
12a 円環状のフランジ部
12b テーパー状縮径部
13 底面壁
14 流出口
15 係止切込み
16 先端部注出凹溝
20 被詰替え容器
21 容器本体
21a 口首部
30 詰替え用パウチ
30a 口元部分
30b 周縁シール部
51 第2係止切込み
52 突起状部分
C 注出中心線

Claims (6)

  1. 側面に開放部が形成された注出筒を備えており、容器本体の口首部に装着されて内容液を前記注出筒から注出させる注出キャップであって、
    前記容器本体の口首部の内周面に沿って配置される内筒壁を備えると共に、該内筒壁の下端部に連設する底面壁を備えており、
    前記注出筒は、前記内筒壁と離間して前記底面壁から立設して設けられると共に、前記底面壁と接続する前記注出筒の基端部の内側領域に、流出口が開口形成されており、
    前記注出筒の先端部分の前記開放部とは異なった位置に、先端縁部から前記注出筒の長手方向下方に切り込まれて、詰替え用パウチから前記容器本体に内容液を詰め替える際に該詰替え用パウチの口元部分を係止させる、係止切込みが形成されている注出キャップ。
  2. 前記係止切込みは、前記注出筒の前記開放部とは径方向反対側に位置する先端中央部分において、該先端中央部分の注出中心線からずれた位置に形成されている請求項1記載の注出キャップ。
  3. 前記係止切込みは、前記注出筒の前記開放部側の部分において、前記開放部と離間した位置に形成されている請求項1記載の注出キャップ。
  4. 前記係止切込みは、前記注出筒の先端中央部分の注出中心線を挟んだ両側に一対形成されている請求項2または3の何れか1項に記載の注出キャップ。
  5. 前記注出筒の先端中央部分に、外側に突状に突出させて形成された先端部注出凹溝が設けられている請求項1〜4の何れか1項記載の注出キャップ。
  6. 前記係止切込みは、前記先端部注出凹溝の突出基端部に沿って形成されている請求項5記載の注出キャップ。
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