JP4747262B2 - 注出容器及びその詰替用の袋状容器 - Google Patents
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に装着する注出キャップを備えた注出容器ならびに該容器内の液状物を消費した後の詰替
用の袋状容器に関するものであって、より詳しくは、内容物の詰め替え時において、注出
キャップと詰替用の袋状容器の係合を液漏れのない状態で容易に行うことができるように
した、注出容器とその詰替用の袋状容器に関する。
ャップが装着され、さらに、注出キャップには外蓋を兼ねた計量キャップが装着されてい
る。そして、容器の内容液は、計量キャップにより計量されてから消費される。容器の内
容液が無くなれば、通常、容器に詰替用の袋状容器から内容液を詰め替える。これは、容
器に内容液を詰め替えれば、容器、注出キャップ及び計量キャップを何度でも使用するこ
とが可能であり、その上、詰替用の袋状容器の方が廃棄処分に馴染み且つ安価であること
による。このように、容器に詰替用の袋状容器から内容液を詰め替える技術として、下記
に示すものが知られている。
てあり、この注出キャップcは、キャップ部d上に立設して計量キャップを装着する外環
壁eと、キャップ部dに仕切壁を隔て設けた注出筒fとを有してなり、外環壁e上面に詰
替用の袋状容器gの位置決め用の切欠を設けている。そして、容器aに袋状容器gの洗剤
などの内容液を詰め替えるには、まず、正立状態の袋状容器gを開封し、開口注出口hを
形成し、その開口注出口hに容器aの口部bに装着された注出キャップcの注出筒fを、
その切欠にて位置決めして差し込み、その状態で容器aを正立状態に、袋状容器gを倒立
状態となるように回転させ、袋状容器gの内容液を注出筒fを通し容器aに詰め替えるよ
うに設計されている。
て、さらに注出キャップcに計量キャップiを装着しこの計量キャップiに補助注出部材
jを弾設してある。そして、容器aに袋状容器の洗剤などの内容液を詰め替えるには、ま
ず、正立状態の容器aの口部bから計量キャップiと共に補助注出部材jを外し、さらに
計量キャップiから補助注出部材jを外す。一方、正立状態の袋状容器を開封し開口注出
口を形成し、その開口注出口に補助注出部材jを嵌め、この補助注出部材jから注出キャ
ップcを通して、あるいは直接口部bより袋状容器の内容液を容器a内に注いで詰め替え
るものである。
の注出キャップcはキャップ部d上に立設して計量キャップを装着する外環壁eと、キャ
ップ部dに仕切壁kを隔て設けた注出筒fとを有してなり、この注出筒fの側壁に内外を
連通するスリットmを設け、内容液の粘度によりこのスリットmの幅を下側m1より上側
m2の方が広くなるように段階的に形成したものである。そして、容器に袋状容器の洗剤
などの内容液を詰め替えるには、注出筒fの幅広の上側スリットm2に開封した袋状容器
の開口注出口を挿入して、容器に内容液を注ぎ込むものである。
うに袋状容器gの開口注出口にも螺合するネジoを螺刻して、さらに袋状容器gの底にエ
アー抜きシールpを貼着してある。そして、容器aに袋状容器gの洗剤などの内容液を詰
め替えるには、容器aの口部bに袋状容器gの開口注出口をネジ接合し、容器aを正立状
態に袋状容器gを倒立状態にしてから、エアー抜きシールpを剥がし容器aに袋状容器g
の内容液を注ぎ込むものである。
状態の袋状容器gの開口注出口hに注出キャップcの注出筒fを差し込むから、容器aは
倒立状態となり、容器2に内容液が少量でも残っていると、余程素速く差し込まない限り
内容液がこぼれ出て、周囲を汚してしまう虞がある。
、この補助注出部材jから袋状容器の内容液を容器aに注ぐため、多少詰め替えやすくな
るという有利さはあるものの、計量キャップiから補助注出部材jを外し開口注出口に嵌
める作業があるため補助注出部材jを紛失する虞もあり、なおかつ、注出キャップcある
いは口部bに補助注出部材jを当てて内容液を容器aに注ぐため、特に高齢者では手ぶれ
により内容液をこぼす虞がある。
注出キャップcを通じて容器に注ぎ込み詰め替えるものであるが、手ぶれなどにより内容
液をこぼすことなく、容器aに袋状容器の内容液を容易に詰め替え得るものではない。
る作業過程で、袋状容器g内に空気が入り易く内容液と置換して、内容液が外部にこぼれ
出る虞がある。
十分であるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、内容液の粘度にかかわりなく、容器内に詰替用の袋状容器か
ら内容液をこぼすことなく、容易且つ速やかにその全量を詰め替えることが出来る注出容
器及びその詰替用の袋状容器を提供することにある。
すなわち、本発明によれば、容器の口部に装着する注出キャップ部と、該注出キャップ部上に立設して計量キャップを装着する外環壁と、前記注出キャップ部に仕切壁を隔て設けた注出筒とを有してなる注出容器において、前記注出筒が、先端を尖部となし、該尖部を頂点として注出筒先端面を容器内方側に湾曲させた傾斜状に形成されており、かつ、前記注出筒に連なる前記仕切壁に詰替用の袋状容器の開口部を挟み保持するためのクリップを設けたことを特徴とする詰替用の袋状容器との係合を容易にした注出容器が提供される。
防止するための凸部が形成されてなる上記注出容器が提供される。
壁内外に流体を流通自在にした上記注出容器が提供される。
形成した上記詰替用袋状容器が提供される。
筒に前記開口部を覆い被せる際、前記凹部により前記注出キャップによる干渉を回避出来
るようにした上記詰替用袋状容器が提供される。
容器の胴部の形状に合わせた形状とされている上記詰替用袋状容器が提供される。
開口部が下向きになる分岐型とした上記詰替用袋状容器が提供される。
出筒の尖部を覆うように差し込むと、この尖部により開口部を押し開いて注出筒を覆うよ
うな状態で安定状態で開口部に装着して、容器内に袋状容器の内容液を注ぎ込み詰め替え
ることが出来る。したがって、内容液の粘度にかかわりなく、容器内に詰替用の袋状容器
から内容液をこぼすことなく、容易且つ速やかにその全量を詰め替えることが出来る。
部(山成形)により抜けづらくなるので、上記効果に加えて、注出キャップの注出筒から
袋状容器の開口部が外れることによる内容液の漏れがほとんど無くなるという効果が得ら
れる。
口部先端を挟み保持すれば、注出筒より開口部が抜けづらくなる。したがって、この場合
も、上記効果に加えて、注出キャップの注出筒から袋状容器の開口部が外れることによる
内容液の漏れがほとんど無くなるという効果が得られる。
仕切壁上に内容液が溜まっても、仕切壁に1以上の孔を形成することにより、容器内への
液状物の流入に伴う内部エアーの排気がスムーズに行えるため、液状物の容器内への流入
が素早く行える。
液状物の詰め替え作業がスムーズに行える。
さが一層優れたものになる。
状容器の底側端部との間を小さく開口させ、次いで、さらに凹折り目を越えて反底側端部
と底側端部との間を大きく開口させることにより、開口部の開口を2段階に行うことがで
き、開口部を注出筒に応じて開口させることができ、開口部を覆うように被せて装着出来
ない注出キャップの注出筒に対しても、内容液の詰替対応が容易となる。
ップによる干渉を回避出来る。
状とすることにより、詰替え操作の際に、詰替え用の袋状容器を注出容器により近付ける
ことが可能になり、詰替え操作がよりスムーズに行える。
際注ぎ易くしている。したがって、内容液は、主に洗剤、柔軟剤、漂白剤、入浴剤などの
使用量を計量する性質のものであるが、特に限定されるものではない。そして、容器2の
口部3にネジが螺刻されて、注出キャップ1が螺着脱自在に装着される。この容器2の材
質は合成樹脂であり、例示すれば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレートなどである。
なり、外筒21の内周面にネジ22が螺刻され、外周面にすべり止め23が付けられ、上
述のように、容器2の口部3に螺着脱自在となっている。
24が螺刻され、前記計量キャップ5が螺着脱自在に装着される。
上記キャップ部4の外筒21と相俟って、容器2の口部3を封止する。一方、傾斜底板3
1には前記注出筒8が立設し容器2内と連通し、さらに傾斜底板31の最深部位及びその
周辺の内筒30に1以上の孔32を開け、仕切壁7内外に内容液を流通自在にしている。
この孔32は、仕切壁内にあふれた液状物を容器内へ送り込むばかりでなく、容器2内に
液状物を流入する際に、流入量に応じた容器内のエアーを排気することにも役立ち、詰替
操作をよりスムーズに行うことができる。したがって、容器2内に前記袋状容器10から
の内溶液を詰替える過程で、注出キャップ1の外環壁6内の仕切壁7上に内容液が溜まっ
ても、孔32により仕切壁7を流通し容器2内に流入して、外環壁6から内容液が溢れて
外部にこぼれることがほとんど無くなる。
8における注出口33の形状は、前記尖部9を頂点として内側に湾曲させた状態で傾斜さ
せてなるなるものである。この際、尖部9の先端は人手を傷付けるほどには尖らせない方
が良いことは勿論である。この構成によれば、注出キャップ1の注出筒8に袋状容器10
の開口部11を覆うように被せて装着する際、開口部11を注出筒8の尖部9に差し込ん
だ後、さらに開口部11を押し込めば、湾曲且つ傾斜している注出口33により開口部1
1をスムーズに押し開いて、注出筒8に開口部11を容易に装着することが出来る。なお
、注出口33にはスリット33aが設けられ、注出筒8を開口部11により覆うように被
せて装着出来ない従来型の注出キャップに対しても、内容液の詰替対応を容易に出来るよ
うにしている。
ノコ形状の凸部34が設けられ、この凸部34により注出筒から開口部11が抜けづらく
なり、注出筒8から開口部11が外れることによる内容液の漏れがほとんど無くなる。
ないし図8及び図9も含む)の使用方法について説明する。
注出キャップ1は内容液が充填された容器2の口部3に螺着され、さらに注出キャップ
1の環状壁6には上蓋を兼ねる計量キャップ5が螺着されている。容器2の内容液を使用
する場合は、注出キャップ1から計量キャップ5を螺脱して、計量キャップ5に注出キャ
ップ1の注出筒8から内容液を必要量注ぎ入れて使う。容器2の内容液をほぼ消費しきっ
たら、容器2に詰替用の袋状容器10あるいは10aから内容液を詰め替える。
まず、図1の状態の容器2の注出キャップ1から計量キャップ5を螺脱し、スタンディングポーズの詰替用の袋状容器10あるいは10aの開口部11あるいは52から、それらの先端部を内側湾曲面開口44を形成するように切断し開封すると、図7に示すように開口部11が狭く開口する。注出キャップ1における注出筒8の尖部9に袋状容器10の開口部11の凸折り目46,46間を当て押し込むと、凸折り目46,46間を起点として開口部11の内側湾曲面開口44、並びに注出筒8の湾曲且つ傾斜している注出口33により、開口部11のラッパ状開口43がスムーズに押し開かれる。その際、開口部11の両シール面11aを結ぶラインと注出キャップ1の尖部9とスリット33aとを結ぶラインとを合わせて、両シール面11aがクリップ35に当たらないようにする。更に押し込むと、図8に示すように開口部11を広く開口させる。この際、凹部48により注出キャップ1のキャップ部4及び外環壁6による干渉を回避するから、注出筒8に開口部11を抜け防止の凸部34を乗り越えて深く装着でき、さらに開口部11の先端をクリップ35により挟み保持させて、開口部11を抜けづらくする。
持して、内容液を開口部11及び注出筒8を通して容器2内に注ぎ込む。内容液は粘度が
高いものであっても開口部11が大きく開口しているから閉塞することはなく、短時間に
内容液の詰替ができる。一方、仕切壁7に内容液がこぼれても、傾斜底板31の最深部位
及びその周辺の内筒30に開けた1以上の孔32により、容器2内に直ちに戻り外部にこ
ぼれることがない。袋状容器10の内容液が無くなったことを確認した後、注出筒8から
袋状容器10を外し、注出キャップ1に計量キャップ5を螺着すれば、詰替作業は終了す
る。したがって、容器2、注出キャップ1及び計量キャップ5は再利用され、袋状容器1
0は廃棄処分される。
0度振った状態で、注出筒8の尖部9に開口部52を当て押し込み装着する。この装着時
、袋状容器10aは正立状態であり、開口部52から内容液がこぼれる虞が全くない。そ
の後、袋状容器10aを倒立状態となるように回転して内容液を容器2に注ぎ込み、詰替
作業を終了させることが出来る。
の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
度が比較的高いものであっても、簡単な操作で、注出容器と詰替用袋状容器との係合が素
早く、かつ、確実に行うことができるため、特に慎重な操作を必要としないで簡単に液状
内容物の詰替え作業を行うことができ、利用可能性が極めて高くなる。
2,a 容器
3,b 口部
4,d キャップ部
5,i 計量キャップ
6,e 外環壁
7,k 仕切壁
8,f 注出筒
9 尖部
10,10a,g 袋状容器
11,51,52 開口部
11a シール面
12 胴部
13 取手
14 下部補強用傾斜リブ
20 天板
21 外筒
22,n,o ネジ
23 すべり止め
30 内筒
Claims (8)
- 容器の口部に装着する注出キャップ部と、該注出キャップ部上に立設して計量キャップを装着する外環壁と、前記注出キャップ部に仕切壁を隔て設けた注出筒とを有してなる注出容器において、前記注出筒が、先端を尖部となし、該尖部を頂点として注出筒先端面を容器内方側に湾曲させた傾斜状に形成されており、かつ、前記注出筒に連なる前記仕切壁に詰替用の袋状容器の開口部を挟み保持するためのクリップを設けたことを特徴とする詰替用の袋状容器との係合を容易にした注出容器。
- 前記注出筒の外周面には、詰替用の袋状容器の開口部の抜けを防止するための凸部が形成されてなる請求項1記載の注出容器。
- 前記注出筒に連なる前記仕切壁に1以上の孔を開け、前記仕切壁内外に流体を流通自在にした請求項1または2記載の注出容器。
- 請求項1記載の注出容器に対する詰替用の袋状容器であって、前記開口部の先端部における内径を構成するシール面をラッパ状に形成し、前記開口部の中心軸線よりも前記袋状容器の底側寄りに凸折り目を付けると共に反底側寄りの一方のフィルム面に凹折り目を付け、他方のフィルム面は前記凹折り目に対応して凸状にされており、前記注出筒に前記開口部を覆い被せる際、最初に前記開口部における前記凹折り目と底側端部との間を開口させ、次いで前記開口部における反底側端部と前記底側端部との間を開口させるようにすると共に、前記開口部の内径は前記注出キャップの注出筒の外径よりも大であって、かつ、前記開口部の外径が、前記開口部を前記注出筒に覆い被せた時に前記クリップで挟持され得る範囲を超えないことを特徴とする詰替用袋状容器。
- 前記詰替用袋状容器の前記開口部の先端部を内側に湾曲させて形成した請求項4記載の詰替用袋状容器。
- 前記開口部の前記底側端部に隣接して凹部を形成し、前記注出筒に前記開口部を覆い被せる際、前記凹部により前記注出キャップによる干渉を回避できるようにした請求項4または5記載の詰替用袋状容器。
- 前記袋状容器の前記開口部より下方のシール形状が、前記注出容器の胴部の形状に合わせた形状とされている請求項4ないし6のいずれか1項記載の詰替用袋状容器。
- 前記袋状容器の胴部上方を折り返した状態で端部をシールし、開口部が下向きになる分岐型とした請求項4または5記載の詰替用袋状容器。
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