JPH10157747A - 袋状容器 - Google Patents

袋状容器

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JPH10157747A
JPH10157747A JP32000696A JP32000696A JPH10157747A JP H10157747 A JPH10157747 A JP H10157747A JP 32000696 A JP32000696 A JP 32000696A JP 32000696 A JP32000696 A JP 32000696A JP H10157747 A JPH10157747 A JP H10157747A
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JP
Japan
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bag
opening
extraction adapter
extraction
adapter
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Application number
JP32000696A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ito
浩明 伊藤
Koichi Ogawa
耕一 小川
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M EE PACKAGING KK
Taketomo Inc
MA Aluminum Corp
Original Assignee
M EE PACKAGING KK
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Taketomo Inc
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Publication date
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Priority to JP32000696A priority Critical patent/JPH10157747A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • B65D75/5805Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture for tearing a side strip parallel and next to the edge, e.g. by means of a line of weakness
    • B65D75/5811Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture for tearing a side strip parallel and next to the edge, e.g. by means of a line of weakness and defining, after tearing, a small dispensing spout, a small orifice or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/008Standing pouches, i.e. "Standbeutel"

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送時等の内容物の漏れを完全に防止し、内
容物の詰め替えや再密封を簡便に行なうことを可能とす
るとともに、ごみを減量して環境問題に貢献し、しかも
安価な袋状容器を提供すること。 【解決手段】 柔軟性フィルムにより2枚の表壁を具備
するように形成された両表壁間に内容物の収容部2を有
する袋体4からなる袋状容器1において、前記袋体4の
一部を切除することにより前記収容部2を前記袋体4の
外方に連通させる開口部3と、前記開口部3にほぼ液密
状態に装着し得る着脱自在とされた抽出アダプタ5とを
有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は袋状容器に係り、特
に、液状やゲル状、粉状あるいは粒状の流体である内容
物の抽出が簡便な袋状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、洗剤や化粧品等の容器について省
資源化が進められており、商品の提供者はその商品を華
美な容器を省略して内容物のみを簡便に包装したいわゆ
る詰め替え用の容器に包装して提供し、使用者は、前記
詰め替え用容器を購入し、家庭において使用者自身の手
で使い勝手の良いボトル等に詰め替えて利用するという
システムが採用される場合が多くなってきている。
【0003】そして、前記詰め替え用容器については、
少しでも使用者が利用しやすいものを提供すべく、さま
ざまな改良が施されている。
【0004】図8は、従来の詰め替え用容器としての袋
状容器21の一例を示すものである。
【0005】この袋状容器21は、2枚の柔軟性フィル
ム22,22の全外周縁部を固着して内容物を収容する
収容部23Aを形成した袋体23の上隈部に、前記収容
部23Aを分割する横断固着部24を形成し、この横断
固着部24には抽出アダプタ25を離脱不能でかつほぼ
液密に固着したものである。
【0006】そして、前記袋体23の前記横断固着部2
4より上方は中空の空間部23Bとされており、使用者
は、この空間部23Bを何等かの手段により切取ること
によって前記抽出アダプタ25を外部に露出させるよう
になされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の袋状容器
21においては、内容物の抽出という点では使用者にと
って利用しやすいものとなっているが、前記抽出用アダ
プタ25を内蔵する等、その構造は複雑であるため、生
産にかかるコストが高くなるという問題点を有してい
る。
【0008】さらに、前記袋体23を自立可能ないわゆ
るスタンディングパウチとし、前記抽出アダプタ25に
蓋体を形成して再封可能として、前記袋状容器21を単
なる詰め替え用容器としてではなく、この袋状容器21
から直接内容物を使用する場合もある。その場合、前記
袋状容器21は内容物が空になったら廃棄されるが、前
記抽出アダプタ25については再利用が可能であり、資
源問題の改善策としては、この抽出アダプタ25を再利
用することが望ましい。
【0009】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、輸送時等の内容物の漏れを完全に防止し、内容物の
詰め替えや再密封を簡便に行なうことを可能とするとと
もに、ごみを減量して環境問題に貢献し、しかも安価な
袋状容器を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る袋状容器は、柔軟性フィルムに
より2枚の表壁を具備するように形成された両表壁間に
内容物の収容部を有する袋体からなる袋状容器におい
て、前記袋体の一部を切除することにより前記収容部を
前記袋体の外方に連通させる開口部と、前記開口部にほ
ぼ液密状態に装着し得る着脱自在とされた抽出アダプタ
とを有することを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る袋状容器によれば、使用時に
は開口部に抽出アダプタを挿入して内容物の詰め替え等
を簡便に行ない、使用が終わった際には、袋体のみを破
棄して抽出アダプタはまた別個の袋体に使用することが
できる。
【0012】また、請求項2に係る袋状容器は、請求項
1に記載の袋状容器であって、前記開口部は、前記袋体
の外方から内部の前記収容部に向かって狭くなるテーパ
状に形成されているとともに、前記抽出アダプタの前記
開口部に挿入される部位の先端部は、先細のテーパ状に
形成されていることを特徴とするものであり、この袋状
容器によれば、前記抽出アダプタを前記開口部に対して
簡単に挿入することができる。
【0013】また、本発明の請求項3に係る袋状容器
は、請求項1乃至請求項2に記載の袋状容器において、
前記開口部は、前記袋体に弱め線で形成された切断予定
部に添って袋体の一部を切除することにより開口される
ことを特徴とするものであり、この袋状容器によれば、
密封されている袋体に簡単に開口部を形成することがで
きる。
【0014】また、請求項4に係る袋状容器は、請求項
3に記載の袋状容器において、前記弱め線は、開口時に
前記開口部を形成する2枚の前記表壁の端縁が相互に異
なる位置となるように形成されていることを特徴とする
ものであり、この袋状容器によれば、前記開口部に抽出
アダプタを挿入する際に、開口部を簡単に開口させるこ
とができる。
【0015】本発明の請求項5に係る袋状容器は、請求
項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の袋状容器にお
いて、前記抽出アダプタの前記開口部に挿入される部分
の外周面には、少なくとも1つの抜け止用の環状ストッ
パが形成されていることを特徴とするものである。
【0016】この袋状容器によれば、開口部に挿入され
た抽出アダプタが内容物の抽出作業中に容易に離脱する
ことがない。
【0017】また、請求項6に係る袋状容器は、請求項
1乃至請求項5のいずれか1項に記載の袋状容器におい
て、前記抽出アダプタの前記開口部に挿入される部位の
長さ寸法は、前記開口部の深さ寸法よりも短く形成され
ていることを特徴とするものであり、この袋状容器によ
れば、袋体の収容部内に抽出アダプタの先端部が突出す
ることがなく、内容物を余すことなく抽出することが可
能となる。
【0018】また、請求項7に係る袋状容器は、請求項
1乃至請求項5のいずれか1項に記載の袋状容器におい
て、前記抽出アダプタの前記開口部に挿入される部位の
長さ寸法は、前記開口部の深さ寸法よりも長く形成され
ており、前記抽出アダプタを前記開口部に挿入した際に
前記袋体の収容部に突出する部分の周壁には、前記抽出
アダプタの内外を連通する少なくとも1個の導入開口が
形成されていることを特徴とするものである。
【0019】この袋状容器によれば、袋体の収容部内に
抽出アダプタの先端部が突出しても、その抽出アダプタ
に形成された導入開口から前記開口部周辺の内容物を余
すことなく抽出することが可能となる。
【0020】さらに、請求項8に係る袋状容器は、請求
項5または請求項7のいずれか1項に記載の袋状容器で
あって、前記抽出アダプタの前記開口部に挿入される部
位の長さ寸法は、前記開口部の深さ寸法よりも長く形成
されており、前記抽出アダプタの前記袋体の収容部に突
出する部分には、前記抽出アダプタを前記開口部に挿入
した際に前記袋体の開口部の内方開口側端部に係合する
前記環状ストッパが形成されていることを特徴とするも
のであり、この袋状容器によれば、前記開口部に対する
抽出ストッパの装着をより確実なものとすることができ
る。
【0021】さらに、請求項9に係る袋状容器は、請求
項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の袋状容器にお
いて、前記抽出アダプタは、着脱可能な蓋体を有するこ
とを特徴とするものであり、この袋状容器によれば、再
密封を簡便に行なうことができる。
【0022】また、請求項10に係る袋状容器は、請求
項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の袋状容器にお
いて、前記抽出アダプタは、硬質樹脂により形成されて
いることを特徴とするものであり、この袋状容器によれ
ば、抽出アダプタの複数回利用が可能となり、さらに、
前記開口部に挿入した際には、抽出アダプタの形状に開
口部の形状を添わせてしっかりと装着させることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7を参照して本
発明の袋状容器について説明する。
【0024】図1乃至図4は本発明の第1実施形態を示
しており、この袋状容器1は液状、ゲル状、粉状または
粒状等の内容物を収容する収容部2および開口部3を有
する袋体4と、前記袋体4の開口部3に挿入される抽出
アダプタ5とから構成されている。
【0025】前記袋体4は、図1に示すように、2枚の
表壁を有するように柔軟性フィルム6,6の上部および
側部の周縁を相互に熱溶着する(図中、散点模様は熱溶
着部を示す)とともに、その底部には同材質からなり折
畳んだ底面部材7を配設して前記2枚のフィルム6,6
と熱溶着させた、自立可能ないわゆるスタンディングパ
ウチ型の袋状に形成されている。
【0026】前記袋体4の内部空間は、内容物を収容す
る収容部2と、前記収容部2に連続する内方開口3Aお
よび前記フィルム6,6の上部の周縁と一体に熱溶着さ
れた外方開口3Bとを有する開口部3とに分割されてい
る。
【0027】本実施形態において、前記開口部3は前記
内方開口3A側が外方開口3B側よりも狭いテーパ状と
なるようにして前記2枚のフィルム6,6を熱溶着して
形成されており、この内方開口3Aが前記袋体4の収容
部2に連続するように開口することは前述の通りであ
る。
【0028】そして、袋体4の上部熱溶着部8には、袋
体4の一部を切除することで前記開口部3の外方開口3
Bを開口させる切断予定部9が例えば肉厚を薄くした
り、あるいはミシン目のような弱め線により形成されて
いる。
【0029】本実施形態において、前記切断予定部9の
弱め線は、袋体4の一部を切除した際に、図2に一方の
フィルム6に形成された切断予定部9を9Aとし、他方
のフィルム6に形成された切断予定部9を9Bとして示
すように、前記開口部3の外方開口3Bの端縁の位置を
袋体4を形成する2枚のフィルム6,6で若干異ならせ
るように形成されている。これは袋体4の開口部3に後
述する抽出アダプタ5を挿入する際に開口部3を容易に
外部に連通するようにするためである。
【0030】なお、前記弱め線をミシン目とした場合で
あって前記内容物を前記ミシン目から滲みでる可能性が
あるものとする場合には、前記開口部3に形成された前
記切断予定部9と前記内方開口3Aとの間に、容易に開
封可能なシール部材、例えば開閉自在な公知のジッパー
や前記抽出アダプタの挿入で簡単に破ることのできるフ
ィルム等を予備的に配設し、内容物の前記ミシン目から
の漏洩を防止することが望ましい。さらに、前記シール
部材として、開閉可能なジッパーを用いれば、内容物を
収容部2に残留させた状態で、しかも、前記抽出アダプ
タ5を取外して使い置くことが簡単便利になる。
【0031】また、前記袋体4の開口部3に挿入される
前記抽出アダプタ5は、内容物を流通させる抽出孔1
0、前記袋体4の開口部3に挿入される挿入部11およ
び内容物の抽出に適当な注ぎ口の形状を有する抽出部1
2から全体的に筒状に構成されており、これらは硬質樹
脂により一体に形成されている。
【0032】前記抽出アダプタ5の挿入部11の先端部
は、図3に示すように、前記袋体4の開口部3内に挿入
しやすくするため先細のテーパ状に形成されており、挿
入部11の長さ寸法は、抽出アダプタ5が開口部3に挿
入された際に抽出アダプタ5の挿入部11の先端5Aが
袋体4の開口部3から前記収容部2内に突出することが
ないように、前記開口部3の深さ寸法よりも短く形成さ
れている。
【0033】さらに、本実施形態において、前記挿入部
11の周面には、複数の環状ストッパ13,13が挿入
部11の軸方向に間隔を隔てて形成されている。この環
状ストッパ13,13は、前記抽出アダプタ5を前記開
口部3の内方へ摺動させて挿入させる際には負荷がかか
らず、逆に、外方へ摺動させて挿脱させる際に負荷がか
かり抜け止めの役割を果たすように形成されている。そ
して、前記開口部3内に挿入された後は、各環状ストッ
パ13,13の外周縁13A,13Aが前記開口部3の
内壁に圧接することで、前記袋体4に対して抽出アダプ
タ5がしっかりと装着するようになされている。
【0034】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0035】まず、台所用洗剤等の流体の内容物が密封
された袋状容器1の袋体4から前記切断予定部の上側部
分を切除して、袋体4に形成された前記開口部3の外方
開口3Bを開口させる。このとき、前記切断予定部9の
上側部分の切除は、切断予定部9に形成された弱め線に
よって、使用者が簡単に行なうことができる。
【0036】次に、前記開口部3の外方開口3Bを前記
袋体4を形成する2枚のフィルム6,6を離間させて引
き剥がすようにして押し開く。このとき、前記外方開口
3Bの端縁は前記袋体4を形成する2枚のフィルム6,
6で若干異なるように形成されているため、使用者は前
記2枚のフィルム6,6の端縁を簡単に指先で摘むこと
ができるので、前記引き剥がしを容易に行なうことがで
きる。
【0037】そして、その外方開口3Bから前記開口部
3内に前記抽出アダプタ5の挿入部11を挿入し、前記
開口部3内に抽出アダプタ5をほぼ液密状態に装着させ
てから、この袋状容器1の内容物を流し出したり、絞り
出したりして抽出する。
【0038】その際、前記抽出アダプタ5は、その挿入
部11の外周に形成した複数の環状ストッパ13,13
の機能と、内方開口3A側が外方開口3B側よりも狭い
開口部3のテーパ形状並びに前記袋体4を構成するフィ
ルム6,6の柔軟性とが相俟って、抽出アダプタ5の形
状に前記開口部3の形状を添わせてしっかりと装着する
ことができるため、袋体4の開口部3から容易に離脱す
ることはなく、袋状容器1内に収容された内容物も、そ
の抽出アダプタ5の外壁と前記開口部3の内壁との間隙
から漏れるようなこともない。
【0039】また、本実施形態の袋状容器1は、抽出ア
ダプタ5として蓋体を配設したものを用いたり、また、
抽出アダプタ5の抽出孔10を栓体によって塞ぐことに
より、袋状容器1の内容物を一度に全て抽出しなくと
も、内容物を収容部2に残留させた状態で使い置くこと
が可能になる。さらに、本実施形態においてはスタンデ
ィングパウチを採用しているので、開封後には袋体4を
立たせた状態で保管することができるので、内容物の漏
出を防止することができる。
【0040】このように、本実施形態の袋状容器1は、
袋体4の開口部3の開口が容易であり、奥に至るほど狭
いテーパ状に形成された開口部3には抽出アダプタ5も
密に装着しやすく、抽出アダプタ5の抽出口の形状は内
容物や用途に合せて所望の形状とすることが可能である
ので、内容物の抽出や他の容器への充填が容易となる。
【0041】また、袋体4と抽出アダプタ5とを別個の
ものとし、使用者に抽出アダプタ5の装着を委ねる構成
としたことで袋状容器1の袋体4が簡単な構造となり、
製造コストを下げることも可能となる。さらに、前記抽
出アダプタ5は複数回の使用を可能とするので、内容物
を空にした袋状容器1から前記抽出アダプタ5を挿脱
し、新たな袋状容器1の袋体4に使用することもでき
る。このように抽出アダプタ5を再利用し、廃棄するご
みを最小限の袋体4のみとすることが可能となり、近年
のごみ問題に更に貢献することができる。
【0042】さらに、本実施形態の袋状容器において
は、その内容物の状態、例えば液状であるとか粒体であ
る等に応じて、それに適した抽出部12や抽出孔10の
形状を有する抽出アダプタ5や袋体4を製造することと
なる。その製造過程において、本実施形態の袋状容器は
前記袋体4と抽出アダプタ5を全く別個に製造するもの
であるので、袋体内部に抽出アダプタを組込んだタイプ
の袋状容器の製造よりも仕様変更が容易である。よっ
て、製造にかかる費用を大幅に削減することができるの
で、使用者に安価で使い勝手のよい袋状容器を提供する
ことができる。
【0043】図4は前記袋体4について別の構成の実施
形態を示している。以下、前述の実施形態の袋体4の構
成と異なる点のみ説明する。
【0044】この袋体4は、2枚のフィルム6,6を熱
溶着することにより、前記開口部3をテーパ状に形成す
るとともに、前記開口部3の内方開口3Aに前記収容部
2の最上部を連続させるようにして形成されている。具
体的には、図4に示すように、前記開口部3を形成する
上部熱溶着部8の内方開口3A側両端部から、それぞれ
外側下方に傾斜する流体案内用接着部14,14が連続
して形成されている。
【0045】この袋体4を用いれば、抽出アダプタ5の
挿入部11の長さ寸法は、前記開口部3の深さ寸法より
も短く形成されており、前記抽出アダプタ5が前記開口
部3に挿入された際に抽出アダプタ5の挿入部11の先
端が袋体4の開口部3から前記収容部2内に突出するこ
とがないことと相俟って、前記袋体4の収容部2内で前
記開口部3の内方開口3Aの周辺に集められた内容物を
余すことなく抽出させることができる。
【0046】その他の構成については、前述の実施形態
と同様であるため、その作用効果についても同様の作用
効果を奏するものである。
【0047】また、図5は本発明の第2実施形態を示し
ている。本実施形態の袋状容器1が前述した実施形態の
袋状容器1と異なる点は、前記袋体4の前記開口部3の
深さ寸法が前記抽出アダプタ5の挿入部11の長さ寸法
より短く形成されており、前記抽出アダプタ5が前記開
口部3に挿入された際には、抽出アダプタ5の挿入部1
1に形成された環状ストッパ13,13のうち一番先端
側に形成された環状ストッパ13が前記袋体4の内方開
口3A側両端部に係合するようになされている点にあ
る。
【0048】本実施形態の袋体4を用いれば、前記抽出
アダプタ5は一番先端側に形成された環状ストッパ13
を前記袋体4の内方開口3A側両端部に係合させてさら
にしっかりと装着させることができる。
【0049】その他の構成については前述の実施形態と
同様であるため、その作用効果についても同様の作用効
果を奏するものである。
【0050】図6は第2実施形態の袋状容器に好適な前
記抽出アダプタ5について別の構成の実施形態を示して
いる。以下、前述の実施形態の抽出アダプタ5の構成と
異なる点を説明する。
【0051】本実施形態の抽出アダプタ5は、その挿入
部11の先端部は先細のテーパ状に形成されており、前
記挿入部11の外周面には、複数の環状ストッパ13,
13が挿入部11の軸方向に間隔を隔てて形成されてい
る。さらに、本実施形態の抽出アダプタ5においては、
図6に示すように、前記抽出アダプタ5の前記開口部3
に挿入された際に前記袋体4内部の収容部2に突出する
部分の周壁には、抽出アダプタ5の内外を連通する抽出
アダプタ5の導入開口としての切欠き15が形成されて
おり、前記抽出アダプタ5が挿入される袋状容器1の内
容物を前記切欠き15からも前記抽出アダプタ5の抽出
孔10内に導入させることができるように構成されてい
る。
【0052】本実施形態の抽出アダプタ5を用いれば、
前記抽出アダプタ5が前記開口部3に挿入された際に、
前記挿入部11の先端部が袋体4の開口部3から前記収
容部2内に突出しても、前記抽出アダプタ5の先端の開
口からだけでなく前記切欠き15からも前記袋体4の内
容物を前記抽出アダプタ5の抽出孔10内に導入させる
ことができるので、前記袋体4の収容部2内で前記開口
部3の内方開口3Aの周辺に集められた内容物を余すこ
となく抽出させることができる。
【0053】なお、前記導入開口の形状は前記切欠き1
5に限ることなく、例えば、前記抽出アダプタ5の前記
開口部3に挿入された際に前記袋体4内部の収容部2に
突出する部分の周壁に、前記抽出孔10と連通する少な
くとも1個の小孔を穿設し、その小孔から前記抽出アダ
プタ5内に内容物を前記抽出孔10内に導入させるよう
にしてもよい。
【0054】さらに、図7は前記第1実施形態および第
2実施形態のいずれの袋状容器についても使用可能な抽
出アダプタ5を示している。
【0055】本実施形態の抽出アダプタ5の挿入部11
の周面には、複数の環状ストッパ13,13が挿入部1
1の軸方向に間隔を隔てて形成されている。さらに、前
記挿入部11の先端5Aは、図7に示すように、その円
環状の端面17が楕円を構成するように傾斜状に形成さ
れており、前記抽出アダプタ5の挿入部11の端面17
の最先端5AAには、前記抽出アダプタ5を前記袋体4
の開口部3内に挿入しやすくするための偏平小片状のガ
イド部材16が前記挿入部11の周面の延在方向に突出
形成されている。このガイド部材16の先端は傾斜状に
削落した尖端18とされている。
【0056】本実施形態の抽出アダプタ5を用いるとき
は、まず、テーパ状に形成された前記開口部3の外方開
口3Bを形成する2枚のフィルム6,6間に前記抽出ア
ダプタ5のガイド部材16の尖端18を差込む。この
時、両フィルム6,6に前述したように段差が形成され
ているとガイド部材16の尖端18がさらに容易に両フ
ィルム6,6間に挿入される。その後、前記開口部3に
前記挿入部11を挿入する。その際、前記ガイド部材1
6に続いて前記ガイド部材16が形成された前記挿入部
11の最先端部5AAが前記開口部3内に挿入され、次
に傾斜状の端面17が形成された前記先端部5Aがその
端面17に沿って前記開口部3内に挿入され、そして、
最終的に前記環状ストッパ13,13が形成された挿入
部11全体が前記開口部3内に装着されることとなる。
【0057】このように、本実施形態の抽出アダプタ5
によれば、前記開口部5への挿入をより簡単に行なうこ
とができる。
【0058】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る袋状容
器は、内容物の詰め替えや再密封を簡便に行なうことを
可能とし、ごみを減量して環境問題に貢献することがで
きるとともに、簡単な構成とすることで廉価に袋状容器
を提供することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋状容器の第1実施形態における袋体
を示す正面図
【図2】図1の袋体の切断予定部を示す要部拡大図
【図3】本発明の袋状容器の第1実施形態における抽出
アダプタを示す正面図
【図4】図1の袋体とは別の形態の袋体を示す正面図
【図5】本発明の袋状容器の第2実施形態の要部を示す
正面図
【図6】第2実施形態の袋状容器の別の形態の抽出アダ
プタを示す正面図
【図7】第2実施形態の袋状容器のさらに別の形態の抽
出アダプタを示す正面図
【図8】従来の袋状容器の形態を示す正面図
【符号の説明】
1 袋状容器 2 収容部 3 開口部 3A 内方開口 3B 外方開口 4 袋体 5 抽出アダプタ 5A 先端 5AA 最先端 6 フィルム 7 底面部材 8 上部熱溶着部 9 切断予定部 10 抽出孔 11 挿入部 12 抽出部 13 環状ストッパ 13A 外周縁 14 流体案内用接着部 15 切欠き 16 ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 耕一 東京都墨田区横川1−9−8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性フィルムにより2枚の表壁を具備
    するように形成された両表壁間に、内容物の収容部を有
    する袋体からなる袋状容器において、前記袋体の一部を
    切除することにより前記収容部を前記袋体の外方に連通
    させる開口部と、前記開口部にほぼ液密状態で装着し得
    る着脱自在とされた抽出アダプタとを有することを特徴
    とする袋状容器。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前記袋体の外方から内部
    の前記収容部に向かって狭くなるテーパ状に形成されて
    いるとともに、前記抽出アダプタの前記開口部に挿入さ
    れる部位の先端部は、先細のテーパ状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の袋状容器。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、前記袋体に弱め線で形成
    された切断予定部に添って袋体の一部を切除することに
    より開口されることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の袋状容器。
  4. 【請求項4】 前記弱め線は、開口時に前記開口部を形
    成する2枚の前記表壁の端縁が相互に異なる位置となる
    ように形成されていることを特徴とする請求項3に記載
    の袋状容器。
  5. 【請求項5】 前記抽出アダプタの前記開口部に挿入さ
    れる部分の外周面には、少なくとも1つの抜け止用の環
    状ストッパが形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の袋状容器。
  6. 【請求項6】 前記抽出アダプタの前記開口部に挿入さ
    れる部位の長さ寸法は、前記開口部の深さ寸法よりも短
    く形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項に記載の袋状容器。
  7. 【請求項7】 前記抽出アダプタの前記開口部に挿入さ
    れる部位の長さ寸法は、前記開口部の深さ寸法よりも長
    く形成されており、前記抽出アダプタを前記開口部に挿
    入した際に前記袋体の収容部に突出する部分の周壁に
    は、前記抽出アダプタの内外を連通する少なくとも1個
    の導入開口が形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載の袋状容器。
  8. 【請求項8】 前記抽出アダプタの前記開口部に挿入さ
    れる部位の長さ寸法は、前記開口部の深さ寸法よりも長
    く形成されており、前記抽出アダプタの前記袋体の収容
    部に突出する部分には、前記抽出アダプタを前記開口部
    に挿入した際に前記袋体の開口部の内方開口側端部に係
    合する前記環状ストッパが形成されていることを特徴と
    する請求項5または請求項7のいずれか1項に記載の袋
    状容器。
  9. 【請求項9】 前記抽出アダプタは、着脱可能な蓋体を
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    か1項に記載の袋状容器。
  10. 【請求項10】 前記抽出アダプタは、硬質樹脂により
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9
    のいずれか1項に記載の袋状容器。
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