JP2007276830A - 詰替え口部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器に設けられた注出ノズルを介して、詰替え用パウチから内容物を容器本体に容易に詰替えることを可能にする詰替え口部材を提供する。
【解決手段】少なくとも2枚の側壁フィルム11を重ね合わせて周縁部分を接合することにより袋状に形成されると共に詰替え用の内容物を収容する詰替え用パウチ10から、容器18の先細り形状の注出ノズル17を介して内容物を容器に詰替える際に用いる詰替え口部材10であって、詰替え用パウチ10の注出口部14の内部に着脱可能な部材からなり、注出口部14を筒状の立体形状に保持する保形剛性を備えており、且つ注出ノズル17の外周面に沿った先太り状の筒形状を有する。また挿入方向X後方側の開口縁部から外側に張り出して係止フランジ23が設けられ、係止フランジ23は、詰替え口部材10が注出口部14に挿入される際に、注出口部14の先端に形成した注出開口16の開口縁部に当接係止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、注出ノズルを備える容器に内容物を詰替える際に、詰替え用パウチの注出口部に取り付けて用いる詰替え口部材、該詰替え口部材がセットされたノズル付き容器、及び該詰替え口部材を用いた内容物の詰替え方法に関する。
近年、環境への配慮等から、例えば液体、粘体、粉体等の流動性を有する内容物を収容したボトル容器や注出容器等においては、内容物を使い切った後も廃棄することなく、内容物を詰替えながら長期間に亘って使用することが望まれている。これらの容器に詰替えるための内容物を収容した詰替え用容器として、パウチが多用されている。詰替え用パウチは、例えば2枚の側壁フィルムを、好ましくは自立性を付与するために底壁フィルムを挟み込みつつ重ね合わせると共に、周縁部分をシールして簡易な袋状の容器として形成されるものであり、収容された内容物を、周縁部分に設けた注出口部の先端部分を切り取ることによって形成した注出開口から容器に注出させるようになっている。
また、ボトル容器などへの移替えを容易に行えるようにした詰替え用パウチとして、例えば、特許文献1のように注出開口に補強部材を熱接着した詰替え用パウチや、特許文献2のように容器のノズル受け部をパウチに接着した詰替え用パウチによって、注出ノズルを備える容器への詰替えを手放しで行えるようにしたものも開発されている。
一方、液体、粘体、粉体等の流動性を有する内容物を収容した容器から、ポイントを定めて所望の位置に精度良く内容物を注出させるには、容器に注出ノズルを設けると共に、この注出ノズルの断面を先端に向けて絞っておくことが好ましい。このため、注出ノズルを例えば先細り形状に形成することが行われている(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−79195号公報 特開2003−267403号公報 特開2000−128207号公報
注出ノズルを備える容器に詰替え用パウチから内容物を詰替える場合、例えば注出ノズルが一体成形されたキャップ等が容器本体の口首部から取り外し困難に取着され、容器本体の上端開口を介して内容物を移し替える作業ができない場合は、容器本体に注出ノズルを取り付けたままの状態で、当該注出ノズルを介して詰替え用パウチから容器本体へ内容物の詰替えを行うことが求められている。
しかしながら、注出ノズルを介して詰替え用パウチから容器本体へ内容物を詰替えようとしても、特に注出ノズルが、先端に向けて断面積を絞った先細り形状を有している場合には、詰替え用パウチの注出開口から内容物を容器に流入させることが難しい。また、容器の注出ノズルを詰替え用パウチの注出開口へ挿入することは、注出開口も小さい上に、注出開口の周囲の部分は変形し易いため困難であり、仮に注出ノズルを詰替え用パウチの注出開口へ挿入し、又は連結状態にすることができたとしても、連結部分に隙間ができやすく、連結状態も不安定であるため、詰替え作業中に内容物がこぼれ落ちたり、隙間から漏れ出たりする虞がある。
さらに、注出ノズルを備える容器は内容物を詰替えつつ再利用されるが、詰替え用パウチは、一般的にはパウチとして再利用されるものではないため、内容物を詰替えた後に廃棄するのに適した簡易な形態に形成して省資源化と高い生産性を図ることが求められている。
本発明は、容器に設けられた注出ノズルを介して、詰替え用パウチから内容物を容器に容易に詰替えることを可能にすると共に、詰替え用パウチの省資源化と高い生産性を図ることを可能にする詰替え口部材、ノズル付き容器、及び内容物の詰替え方法を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも2枚のフィルムを重ね合わせて周縁部分を接合することにより袋状に形成されると共に詰替え用の内容物を収容する詰替え用パウチから、容器の注出ノズルを介して内容物を容器に詰替える際に用いる詰替え口部材であって、前記詰替え用パウチの注出口部の内部に着脱可能な部材からなり、前記注出口部に挿入されて前記注出口部を筒状の立体形状に保持する保形剛性を備えており、且つ前記容器の注出ノズルの外周面に沿った筒形状を有する詰替え口部材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記詰替え口部材が、注出ノズルを備える容器の注出ノズルの外周面に沿って着脱可能に装着されているノズル付き容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
さらに、本発明は、前記詰替え口部材を用いた内容物の詰替え方法であって、前記詰替え用パウチの前記注出口部の先端部分を切り取ることによって注出開口を形成した後に、該注出開口を介して前記詰替え口部材を前記注出口部の内側に挿入配置し、前記容器の注出ノズルを前記詰替え口部材に挿入してこれの外周面を前記詰替え口部材の内周面に密着させると共に、前記詰替え用パウチを傾けることにより、収容された詰替え用の内容物を前記注出ノズルを介して前記容器に注出する内容物の詰替え方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の詰替え口部材、ノズル付き容器、又は内容物の詰替え方法によれば、容器に設けられた注出ノズルを介して、詰替え用パウチから内容物を容器に容易に詰替えることができるとともに、詰替え口部材の再利用によって詰替え用パウチの生産工程を複雑にすることなく、詰替え性と省資源化とを両立することができる。
図1〜図3に示す本発明の好ましい一実施形態に係る詰替え口部材20は、注出ノズル17を備える容器18に対して、詰替え用パウチ10から液体洗剤等の内容物を詰替える際に、注出ノズル17を容器本体18aの口首部18bから取り外すことなく取り付けたままの状態で、当該注出ノズル17を介して効率良くスムーズに内容物を注ぎいれて詰替えることができるように、詰替え用パウチ10の注出口部14に取り付けて用いられるものである。
すなわち、本実施形態の詰替え口部材20は、少なくとも2枚の側壁フィルム11を重ね合わせて周縁部分を融着又は貼着等によって接合することにより袋状に形成されると共に詰替え用の内容物を収容する詰替え用パウチ10から、容器18の注出ノズル17を介して内容物を容器18に詰替える際に、詰替え用パウチ10の注出口部14に取り付けて用いる口部材であって、詰替え用パウチ10の注出口部14の内部に着脱可能な、注出ノズル17及び詰替え用パウチ10とは別個の部材からなり、注出口部14に挿入されて注出口部14を筒状の立体形状に保持する保形剛性を備えており、且つ容器18の注出ノズル17の外周面に沿った筒形状を有している。
また、本実施形態では、容器18の注出ノズル17が先細り形状の注出ノズルとなっており、詰替え口部材20の内周面は、この注出ノズル17の先細り形状に沿った先太り状の筒形状を備え、詰替え口部材20の外周面は詰替え用パウチ10の注出口部14の先太り形状の内周面に沿う筒形状を備えている。
さらに、本実施形態では、詰替え口部材20に、挿入方向Xの後方側の開口縁部から外側に張り出して係止フランジ23が設けられており、この係止フランジ23は、詰替え口部材20が注出口部14に挿入される際に、注出口部14の先端に形成した注出開口16の開口縁部に当接係止されるようになっている。
本実施形態では、詰替え用パウチ10は、図4に示すように、例えばポリエチレン等の可撓性のフィルム材料からなる一対の側壁フィルム11と底壁フィルム12とを、その周縁部分をシール接合部15として融着等によってシールして袋状に一体化し、内容物として例えば詰替え用の液体洗剤等を収容する収容部13を形成するものである。詰替え用パウチ10の上端角部には、縁部から斜め上方に突出する注出口部14が設けられており、この注出口部14の先端部分14aを切り取り線14bに沿って切り取ることにより、液体洗剤等の内容物を注出させるための注出開口16が開口形成される。なお、本実施形態では、詰替え用パウチ10は、先細り状の注出ノズル17を介して内容物をさらに効率良く容器18に注ぎ入れることができるように、注出突部14の袋内部の収容部13から注出開口16に向かう流路19は、好ましくは容器18の注出ノズル17の先細り形状に沿うように先太り状に形成されている。
また、本実施形態では、容器18は、例えば特開2000−128207号公報に記載の液体注出容器と略同様の構成を備えるものであり、図5に示すように、容器本体18aの口首部18bには、注出ノズル17を一体成形した本体キャップ21が装着されている。また本体キャップ21には、さらに計量キャップ22が着脱可能に装着され、注出ノズル17から計量キャップ22に液体洗剤等の内容物を注入して計量しながら、容器本体18aに収容した内容物を適量づつ使用できるようになっている。さらに、注出ノズル17は、計量キャップ22に内容物を注入し易いように、先端側が絞られた先細り形状に形成されている。
ここで、例えば図5に示すような、容器本体18aの口首部18bに本体キャップ21を取り付け、注出ノズル17を覆う計量キャップ(カバーキャップ)22が本体キャップ21に着脱自在に嵌合されている容器18の場合は、本体キャップ21を容器本体18aに着脱容易に取り付けると、例えば計量キャップ22を本体キャップ21から取外す際に本体キャップ21が容器本体18aから外れたり、使用者が本体キャップ21を注出ノズル17が所定の位置となるように取り付けることが困難である等の問題があるため、本体キャップ21は、使用者が容易に容器本体18aから取外すことができないように取り付けておくことが好ましい。また、詰替え用パウチ10以外の例えば詰替え用ボトル容器等から、容器18に誤った種類の内容物が詰替えられるのを防止するためにも、使用者が容器本体18aから本体キャップ21を容易に取外すことができないようにしておくことが好ましい。
従って、容器本体18aに本体キャップ21が取り付けられたままの状態で、本体キャップ21に一体成形された注出ノズル17を介して詰替え用パウチ10から容器本体18aへ内容物の詰替えを行えるようにすることが求められている。本実施形態では、詰替え用パウチ10の注出口部14に着脱可能な詰替え口部材20を用いることにより、注出ノズル17を介して詰替え用パウチ10から容器本体18aへ容易且つスムーズに内容物の詰替えを行えるようする。
そして、本実施形態の詰替え口部材20は、例えば上述のような構成の容器18において、容器本体18aに収容された液体洗剤等の内容物が少なくなった際に、本体キャップ21を口首部18bから取り外すことなく容器本体18aに取り付けたままの状態で、先端側が絞られた先細り形状の注出ノズル17を介して、詰替え用パウチ10から容易且つ効率良く内容物を詰替えることができるように、詰替え用パウチ10の注出口部14に取り付けて用いられ、注出口部14を筒状の立体形状に保持する保形剛性を備えており、且つ注出ノズル17の外周面に沿った筒形状を有している。
すなわち、詰替え口部材20は、図1〜図3に示すように、例えば金属材料や合成樹脂により筒状に形成された立体成形品であって、例えば手の指で外側から押圧力を加えても、容易には押し潰されない程度の相当の保形剛性を備えている。本実施形態では、詰替え口部材20は、容器18の注出ノズル17の先細り形状に沿った先太り状の筒形状を備えて形成されており、詰替え用パウチ10の注出突部14における袋内部の収容部13から注出開口16に向かう流路19もまた、容器18の注出ノズル17の先細り形状に沿うように先太り状に形成されているので、詰替え口部材20の外周面は、注出開口16から注出口部14の内側に挿入配置された際に、注出口部14の内周面に密着する。
また、詰替え口部材20には、詰替え用パウチ10の注出口部14への挿入方向Xの後方側の開口縁部から外側に張り出して、係止フランジ23が環状に設けられている。詰替え口部材20が注出口部14に挿入される際に、この係止フランジ23を、注出開口16の開口縁部に当接係止することにより、詰替え口部材20が注出口部14に過度に挿入されるのを回避することが可能になる。さらに、詰替え口部材20の外周面の軸方向中間部位には、これの周方向に延設して一条の環状の係止リブ24が外側に突出して設けられている。この係止リブ24を、注出口部14の両側のシール接合部15を内側から外側に向けて窪ませて設けた係止凹部25に係止することにより(図3参照)、注出口部14に挿入された詰替え口部材20を位置決め保持すると共に、詰替え口部材20が抜け落ちるのを効果的に回避することが可能になる。
そして、詰替え口部材20は、詰替え用パウチ10から容器18に内容物が詰替えられた後は、詰替え用パウチ10の注出口部14から取外されて、詰替え用パウチ10や注出ノズル17とは別の部材として再利用可能に保管することができる。また、好ましくは本体キャップ21の注出ノズル17に、容器18からの内容物の注出を阻害することなく着脱可能に装着した状態で、再利用のために保管することもできる(図5参照)。
ここで、図6(a),(b)は、詰替え口部材の他の形態を例示するものである。図6(a),(b)の詰替え口部材30a,30bでは、周方向の少なくとも一部に介在して、軸方向Yに延在する弾性変形部31が設けられている。これによって詰替え口部材30a,30bは、径方向に伸縮変形できるようになっている。すなわち、図6(a),(b)の詰替え口部材30a,30bでは、容器18の注出ノズル17の外周面と詰替え用パウチ10の注出口部14の内周面との間に密着部を形成するように、周方向の少なくとも一部の軸方向Yに延在し周方向に伸縮可能な伸縮部を備えており、この伸縮部を伸縮させることにより、詰替え口部材30a,30bを径方向に圧縮又は拡福させることができるようになっている。また、図6(a)の詰替え口部材30aでは、伸縮部として係止フランジ23の部分を含めて、軸方向Yの全長に亘って例えば蛇腹部からなる弾性変形部31が設けられており、図6(b)の詰替え口部材30bでは、伸縮部として係止フランジ23の部分を除いた筒状部分の全長に亘って例えば蛇腹部からなる弾性変形部31が設けられている。
詰替え口部材30a,30bに弾性変形部31が設けられていることにより、詰替え口部材30a,30bの外周形状を径方向に伸縮変形可能として、注出口部14への装着を容易にすると共に、注出口部14の形状に柔軟に対応させることが可能になる。なお、伸縮部は、弾性変形部31の如くの蛇腹部によるものの他、弾性変形可能なゴム材料等を介在させたり、切欠き部分としてそのまま残置し、当該切欠き部分の幅を増減させて詰替え口部材30a,30bを径方向に伸縮変形させるようにすることもできる。また、伸縮部は、軸方向Yに延在していれば、例えば詰替え口部材20の開口端から軸方向Yの途中部分まで設けるものであっても良く、この場合、詰替え用パウチ10の注出開口16へ挿入する側の開口端(外径が小さい方の開口端)の側にのみ設けることが有効である。
図7(a),(b)は、詰替え口部材のさらに他の形態を例示するものである。図7(a)の詰替え口部材32aでは、詰替え用パウチ10の注出口部14への挿入方向Xの後方側の開口縁部から外側に張り出して設けられた係止フランジ33は、環状に連続することなく、当該開口縁部に沿って周方向に断続的に設けられている。図7(b)の詰替え口部材32bでは、外周面の軸方向中間部位に外側に突出して設けられた係止リブ34は、環状に連続することなく、周方向に断続的に設けられている。これらの断続的に設けられた係止フランジ33や係止リブ34によっても、注出開口16の開口縁部に当接係止されて詰替え口部材32aが注出口部14に過度に挿入されるのを回避する機能や、注出口部14に設けた係止凹部25に係止されて詰替え口部材32bを位置決め保持する機能を、効果的に発揮することが可能になる。
上述の構成を備える本実施形態の詰替え口部材20は、好ましくは図5に示すように、先細り形状の注出ノズル17を備える容器18の注出ノズル17の外周面に沿って着脱可能に装着され、当該容器18と共にノズル付き容器として製品化される。また使用者は、例えば詰替え口部材20を注出ノズル17に装着したままの状態で、計量キャップ22に内容物を適量注入しつつ計量しながら、容器本体18aに収容された内容物を使用する。
容器本体18aに収容された内容物が減少したら、詰替え口部材20を注出ノズル17から取り外し、詰替え用パウチ10の注出口部14に取り付けて内容物を詰替える。すなわち、詰替え用パウチ10の注出口部14の先端部分14aを切り取ることによって注出開口16を形成した後に、図3に示すように、形成した注出開口16を介して詰替え口部材20を注出口部14の内側に挿入配置する。また容器18の注出ノズル17を、注出口部14に配置された詰替え口部材20に挿入してこれの外周面を詰替え口部材20の内周面に密着させると共に、この状態で詰替え用パウチ10を傾けることにより、収容された詰替え用の内容物を注出ノズル17を介して容器18に注出する。
そして、本実施形態によれば、容器18に設けられた注出ノズル17を介して、詰替え用パウチ10から内容物を容器18に容易に詰替えることができる。すなわち、本実施形態によれば、詰替え口部材20は、注出口部14に挿入されて注出口部14を筒状の立体形状に保持する保形剛性を備えており、且つ注出ノズル17の外周面に沿った筒形状を有しているので、詰替え口部材20を注出口部14に挿入配置することにより、フィルム材料からなる変形しやすい注出口部14による流路19を、閉塞させることなく中空部として強固に保持することが可能になる。また、注出口部14に挿入配置された詰替え口部材20をガイドとして、注出ノズル17を速やか注出口部14に挿入装着することができると共に、注出ノズル17の外周面を詰替え口部材20の内周面に容易に密着させることができるので、内容物を漏れ出させることなく、安定した状態で効率良く詰替え用パウチ10から容器18に内容物を注ぎ入れて詰替えることが可能になる。
また、本実施形態によれば、詰替え用パウチ10の省資源化と高い生産性を図ることが可能になる。すなわち、本実施形態によれば、フィルム材料からなる変形しやすい注出口部14による流路19を閉塞させることなく中空部として強固に保持するための詰替え口部材20を、詰替え用パウチ10に一体接合することなく、注出口部14に着脱可能で、且つ詰替え用パウチ10から容易に取り外して保管可能な別部材として形成するので、口部材を詰替え用パウチ10に一体接合する製造工程を要することなく、詰替え用パウチ10を一般のものと同様の簡易な構成で形成することが可能になり、また口部材を詰替え用パウチ10と共に廃棄することなく再利用しながら用いることができるので、詰替え口部材20を無駄に形成する必要がなくなり、これらによって、詰替え用パウチ10の生産工程を複雑にすることなく、詰替え性と省資源化とを両立させることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、詰替え用パウチに収容される内容物は、液体洗剤である必要は必ずしもなく、液体食品等のその他の液体や、粘体、粉体等のその他の流動性を有するものであっても良い。また、内容物が詰替えられる容器は、内容物を計量する機能を有する液体注出容器に限定されることなく、注出ノズルを備えるその他の種々の容器に対して本発明の詰替え口部材を用いることもできる。さらに、注出ノズルは先細り形状のものである必要は必ずしもなく、注出ノズルの外周面の形状に応じて詰替え口部材の形状を適宜変更することができる。
さらにまた、詰替え口部材は、注出ノズルに装着されて、容器と共に製品化されるものでなくても良く、注出ノズル以外の部分に取り付けたり、容器との組み合わせ製品として製品化することもできる。また、例えば図8(a),(b)に示すように、予め詰替え用パウチ10の注出口部14に、詰替え口部材20を着脱可能及び取り外して保管可能に取り付けた状態で詰替え用パウチ10aを製品化し、詰替え口部材20による注出開口16’を覆うシール蓋26を引き剥がして詰替えを行うようにしても良い。さらに、例えば図9に示すように、詰替え口部材20を、収容部13から注出開口16に向かう流路19’が先太り状に形成されない詰替え用パウチ10bの注出口部14’に挿入装着して用いることもできる。このような場合、詰替え口部材20の外周面と注出口部14’の内周面との間に隙間が生じることになるが、例えば係止フランジ23によって注出開口16の周縁部分を閉塞することにより内容物の漏れ等を回避することができるので、上記実施形態と略同様の作用効果が奏されることになる。
本発明の好ましい一実施形態に係る詰替え口部材の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る詰替え口部材を詰替え用パウチの注出口部に取り付ける状態を説明する要部斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る詰替え口部材を用いて詰替え用パウチから容器に内容物を詰替える状態を説明する要部断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る詰替え口部材が注出口部に取り付けられる詰替え用パウチを例示する側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る詰替え口部材が注出ノズルに装着されて製品化された容器を例示する要部断面図である。 (a),(b)は、詰替え口部材の他の形態を例示する斜視図である。 (a),(b)は、詰替え口部材のさらに他の形態を例示する斜視図である。 (a),(b)は、詰替え口部材の他の使用形態を例示する要部斜視図である。 詰替え口部材のさらに他の使用形態を例示する要部斜視図である。
符号の説明
10,30a,30b,32a,32b 詰替え用パウチ
11 側壁フィルム
12 底壁フィルム
13 収容部
14,14’ 注出口部
14a 注出突部の先端部分
14b 切り取り線
15 シール接合部
16,16’ 注出開口
17 注出ノズル
18 容器
18a 容器本体
18b 口首部
19,19’ 流路
20 詰替え口部材
21 本体キャップ
22 計量キャップ
23,33 係止フランジ
24,34 係止リブ
25 係止凹部
31 弾性変形部
X 挿入方向
Y 軸方向

Claims (5)

  1. 少なくとも2枚のフィルムを重ね合わせて周縁部分を接合することにより袋状に形成されると共に詰替え用の内容物を収容する詰替え用パウチから、容器の注出ノズルを介して内容物を容器に詰替える際に用いる詰替え口部材であって、
    前記詰替え用パウチの注出口部の内部に着脱可能な部材からなり、
    前記注出口部に挿入されて前記注出口部を筒状の立体形状に保持する保形剛性を備えており、且つ前記容器の注出ノズルの外周面に沿った筒形状を有する詰替え口部材。
  2. 前記容器の注出ノズルの外周面と前記詰替え用パウチの注出口部の内周面との間に密着部を形成するように、周方向の少なくとも一部の軸方向に延在し周方向に伸縮可能な伸縮部を備えている請求項1記載の詰替え口部材。
  3. 挿入方向後方側の開口縁部から外側に張り出して係止フランジが設けられており、該係止フランジは、前記注出口部に挿入される際に、前記注出口部の先端に形成した注出開口の開口縁部に当接係止される請求項1又は2記載の詰替え口部材。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の詰替え口部材が、注出ノズルを備える容器の注出ノズルの外周面に沿って着脱可能に装着されているノズル付き容器。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の詰替え口部材を用いた内容物の詰替え方法であって、前記詰替え用パウチの前記注出口部の先端部分を切り取ることによって注出開口を形成した後に、該注出開口を介して前記詰替え口部材を前記注出口部の内側に挿入配置し、前記容器の注出ノズルを前記詰替え口部材に挿入してこれの外周面を前記詰替え口部材の内周面に密着させると共に、前記詰替え用パウチを傾けることにより、収容された詰替え用の内容物を前記注出ノズルを介して前記容器に注出する内容物の詰替え方法。
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