JP2004142779A - 易開封性パウチ - Google Patents
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Abstract
【課題】易開封用の切り溝に沿って、引き裂き開封(開口)する易開封性パウチにおいて、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝から折れ曲がりピンホールの発生等のない易開封性パウチの提供にある。
【解決手段】最内層がシーラント層でなる2層以上の側面シート10で、その上端縁に突出するノズル部17を有し、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされたノズル部左側シール部17aから非シール部を通りノズル部右側シール部17bまで易開封用の曲線でなる切り溝6が刻設されている易開封性の注出口付詰替袋2としたもので、この易開封用の曲線でなる切り溝6がレーザーにより刻設されているものである。
【選択図】図1
【解決手段】最内層がシーラント層でなる2層以上の側面シート10で、その上端縁に突出するノズル部17を有し、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされたノズル部左側シール部17aから非シール部を通りノズル部右側シール部17bまで易開封用の曲線でなる切り溝6が刻設されている易開封性の注出口付詰替袋2としたもので、この易開封用の曲線でなる切り溝6がレーザーにより刻設されているものである。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引き裂きにより開封(開口)する易開封性パウチに関するものであり、さらに詳細には、天部もしくは底部に易開封用切り込みを有するもので、この易開封用切り込みの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品類、医薬品、トイレタリー品等の液体、固形物等を収容するものとして、高分子フィルムをベースとし、最内層がシーラント層でなる複合または積層包装材を用いて、三方または四方シールした積層包装袋(パウチ)が知られ、その開封(開口)は、天部または底部近傍でその側部のシール部から非シール部を通って他方のシール部までの最外層フィルムに切り溝が施されていて、その切り溝に沿って横方向に引き裂くことにより開封するものが広い分野で普及している。
【0003】
また、近年の廃棄物の増加に係わる環境問題から、省資源や廃棄物の減量化を目的として、プラスチックフィルムをベースにした2層以上の複合または積層包装材の周縁をシールし、天部に突出したノズル部(注出口)を有し、液体洗剤やシャンプー等トイレタリー品を収納する包装袋とし、使用に際し天部の突出したノズル部(注出口)の最外層フィルムに切り溝が施されていて、その切り溝に沿って引き裂き、開封(開口)してその内容物を、例えばポンプ方式ディスペンサー付のプラスチックボトルに容易に注ぎ、いわゆる詰め替えが可能な注出口付詰替袋(ほとんどが自立するタイプのスタンディングパウチとなっている)が、このトイレタリー品分野以外でも数多く使用されている。
【0004】
上記三方または四方シールした積層包装袋、例えば図5の正面図に示すように、少なくとも最外層の基材フィルム(34)と最内層のシーラント層(図示せず)を有する積層フィルムを四方シールした積層包装袋において、開口部となる上側縁シール部(16)の内側近傍で、表裏側積層フィルムの最外層の基材フィルム(34)のみに、直線状の切り溝(5)を左側縁シール部(11)から右側縁シール部(12)まで重なる位置に設けた易開封性の積層包装袋(1)がある(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−291307号公報(第2−3頁、第3図)
【特許文献2】
特開2001−219944号公報(第3頁、第1図)
【0006】
また、上記天部に突出した注ぎ口を有する注出口付詰替袋、例えば図6の正面図に示すように、最内層がシーラント層でなり、四方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シート(10)の両側縁と上縁のシーラント層面でシールされ左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、この上側縁シール部(16)の端部に先端を切断して内容物を注ぎ出す注出口とする突出した先細りのノズル部(17)を有し、前記側面シート(10)の下縁のシーラント層面で該側面シート(10)と略同一の構成でなる底面シート(18)がシールされている注出口付詰替袋において、前記先細りのノズル部(17)の先端部の最外層のフィルムに直線でなる切り溝(5)を刻設した注出口付詰替袋(2)がある(例えば特許文献3参照。)。
【0007】
【特許文献3】
特開平11−4316号公報(第4頁、第5図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記事例の四方シールした積層包装袋および上記天部に突出した注ぎ口を有する注出口付詰替袋においても、易開封のための切り溝のいずれもが直線でなるので、内容物が充填されている上記積層包装袋や注出口付詰替袋の流通や販売時の取扱い等によって、この切り溝から折れ曲がり、屈曲してピンホールが発生し、内容物が漏れるという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、天部もしくは底部近傍に設けられた易開封用切り溝に沿って、引き裂き開封(開口)する易開封性パウチにおいて、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝から折れ曲がり、屈曲してピンホールの発生等のない易開封性パウチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、最内層がシーラント層でなる2層以上の積層フィルムで、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされた天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで易開封用切り溝が刻設されている易開封性パウチにおいて、前記易開封用切り溝が曲線もしくは曲線状破線でなり、少なくとも前記積層フィルムの最外層に刻設されていることを特徴とする易開封性パウチとしたものである。
【0011】
上記請求項1の発明によれば、易開封性パウチを構成する積層フィルムの最外層に、天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで刻設されている易開封用切り溝が、曲線もしくは曲線状破線でなるので、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝からの折れ曲がり屈曲することがなく、よってピンホールの発生等による液漏れのない易開封性パウチを提供することができる。
【0012】
また、請求項2の発明では、上記易開封用切り溝は、レーザーによって刻設されていることを特徴とする請求項1記載の易開封性パウチとしたものである。
【0013】
上記請求項2の発明によれば、易開封用切り溝を、レーザーによって刻設することによって、ロータリーカッター等による刻設に比べ曲線もしくは曲線状破線の形状とその形成に自由度が増し、かつ生産性が向上する、より切り溝からの折れ曲がり屈曲のない易開封性パウチを提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0015】
本発明の易開封性パウチは、例えば図1の正面図に示すように、液体洗剤やシャンプー等を他の容器に詰め替えるための注出用のノズル部(17)が上部に付いた詰替用の注出口付詰替袋(2)で、一般的には表裏2枚の方形状の側面シート(10)の左右側縁と上縁内面でシールされ左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、その底縁に底面シート(18)がシールされて袋とした所謂スタンディングパウチであり、上記突出した注出用のノズル部(17)の略中央に切断するための切り溝(6)が表裏側面シート(10)の最外層である基材フィルムに刻設されているもので、この切り溝(6)の形状に関するものである。
【0016】
そこで上記請求項1に係る発明は、例えば図1の正面図および図2に示す図1のB−B面断面図のように、最内層がシーラント層(32)でなり、最外層が基材フィルム(34)でなる積層フィルム(30)を基材とし、図1に示すその方形状の表裏2枚の側面シート(10)の左右側縁と上縁内面のシーラント層(図示せず)同志でシールされて左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、さらに前記上側縁シール部(16)の左側の端部に、突出した先細りのノズル部(17)を有し、図2に示すそのノズル部(17)の周縁内面のシーラント層(32)同志でシールされてノズル部先端シール部(17c)、ノズル部左右側縁シール部(17a、17b)を形成し、その底縁に図1に示すように底面シート(18)がシールされて袋とした所謂スタンディングパウチにおいて、上記突出した注出用のノズル部(17)の略中央のノズル部左側縁シール部(17a)から非シール部を通り、ノズル部右側縁シール部(17b)まで下側に湾曲した曲線でなる切り溝(6)を、表裏側面シート(10)の基材フィルム(10)に刻設したものである。
【0017】
また、上記切り溝(6)を、例えば図3(a)のノズル部の拡大正面図に示すように、突出した注出用のノズル部(17)の略中央のノズル部左側縁シール部(17a)から非シール部を通り、ノズル部右側縁シール部(17b)まで下側に湾曲した曲線でなる切り溝(6)を表面の基材シート(10)に刻設し、裏面の基材シートには、上側に湾曲した曲線でなる切り溝(6)を形成して、より折れ曲げがないものとすることもできる。また、図3(b)に示すように、突出した注出用のノズル部(17)の略中央のノズル部左側縁シール部(17a)から非シール部を通り、ノズル部右側縁シール部(17b)まで下側に湾曲した曲線状の破線でなる切り溝(6a)を表裏面の基材シート(10)に刻設することもできる。
【0018】
上記のように、上記各切り溝(6、6a)の形状は、従来のように直線ではなく、上下どちらかに湾曲した曲線または曲線状の破線でもよく、また側面シートの表裏に異なる形状の切り溝とすることもでき、さらには、これら曲線が波形状であっても構わない。このような形状の各切り溝(6、6a)とすることによって、例えば内容物が充填された易開封性パウチ(商品)の流通や販売時の取扱い等でこれら切り溝(6、6a)から折れて屈曲することがないので、この切り溝(6、6a)近傍からのピンホールの発生等のない易開封性の注出口付包装袋(2)とすることができる。
【0019】
また、上記請求項1に係る発明として、例えば図4(a)の正面図および図4(b)に示す図4(a)のB−B面断面図のように、四方シールした易開封性の積層包装袋(1)にも適用でき、具体的には最内層がシーラント層(32)でなり、最外層が基材フィルム(34)でなる四方形状の表裏2枚の積層フィルム(30)の左右側縁と上側縁内面のシーラント層(図示せず)同志でシールされて左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、底縁に底側縁シール部(14)を形成した易開封性の積層包装袋(1)において、上記上側縁シール部(16)の下方で、左側縁シール部(11)から非シール部を通り、右側縁シール部(12)まで波形状の曲線でなる切り溝(6b)を、表裏積層フィルム(30)の基材フィルム(34)に刻設した易開封性の積層包装袋(1)とすることもできる。
【0020】
このように、上側縁シール部(16)の下方に刻設した波形状の曲線でなる切り溝(6b)によって、例えば内容物が充填された易開封性の積層包装袋(1)(商品)の流通や販売時の取扱い等でこの切り溝(6b)から折れて屈曲することがないので、この波形状の曲線でなる切り溝(6b)近傍からのピンホールの発生等のなく、液漏れ事故の危惧がない易開封性の積層包装袋(1)とすることができる。
【0021】
また、請求項2に係る発明では、例えば図1および図2に示す易開封用の切り溝(6)を、レーザーによる刻設としたもので、下方に湾曲した曲線でなる切り溝(6)や図3(b)に示すような曲線状の破線でなる切り溝(6a)、あるいは図4(a)の正面図に示すような波形状の曲線でなる切り溝(6b)のような複雑な形状のものを自由に刻設できるので、ロータリーカッター等による刻設に比べその形成に自由度が増し、かつ生産性が向上する、より各切り溝(6、6a、6b)からの折れ曲がって、その折れ曲り部に発生するピンホール等のない易開封性パウチを容易に提供することができる。
【0022】
上記本発明の易開封性パウチの製造に使用されるレーザーとしては、例えばレーザー加工に使用されるレーザーのうち、連続またはパルス発振形式をもつ炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーなどが挙げられる。
【0023】
上記レーザーの中で、特に包装材料として最外層となる基材フィルム(34)が透明なプラスチックフィルムに吸収する波長10.63μm(赤外線)の炭酸ガスレーザーが好適に使用できる。すなわち炭酸ガスレーザーの光を集光レンズで集光し、上記透明なプラスチックフィルム面に照射することにより、そのフィルムの被照射部分を発熱、溶融、あるいは分解、灰化などによってフィルム表面が除去され、その除去の度合いによって各切り溝(6、6a、6b)を形成することができる。
【0024】
以下に本発明の易開封性パウチを構成する積層フィルム(30)の材料等について説明する。
【0025】
まず、図2に示す積層フィルム(30)を構成する最外層の基材フィルム(34)として、この積層フィルム(30)に機械的強度および各種耐性を付与するとともに、上記のようにレーザーで各切り溝(6、6a、6b)を刻設し易いことが条件であればよく、特に限定するものではないが、例えば上記のように炭酸ガスレーザーに好適な材料として、透明な厚さ20μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ナイロンフィルム(ONy)、ポリカーボネートフィルム(PC)などが挙げられる。
【0026】
上記積層フィルム(30)として、最外層の基材フィルム(34)に直接シーラント層を積層しても構わないが、図2および図4(b)に示すように、内容物によってその長期保存等保護性(例えばガスバリア性、遮光性等)を目的としたもので、さらには上記レーザーにより加工(刻設)されない層としての中間層(33)を設けた方が好ましく、その中間層(33)の材料として、例えば透明性を有するものでは、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)、ポリビニルアルコールフィルム(PVA)、アクリロニトリル共重合体フィルム(AN)等、あるいは透明でかつガスバリア性を有するものとして、厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)にシリカ、アルミナ等無機酸化物を蒸着したセラミック蒸着フィルムが挙げられ、また不透明でバリア性と遮光性を有するものとして、例えば厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)にアルミニウムを蒸着したフィルムなどが用いられ、上記基材フィルム(34)に例えばドライラミネーション用接着剤等を介してラミネートされる。
【0027】
また、上記積層フィルム(30)の最内層としてのシーラント層(32)は、厚さ60μm程度のポリエチレン系、例えば直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(L−LDPE)、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、中密度ポリエチレンフィルム(MDPE)あるいは高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)などの他、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)などが使用され、例えば上記中間層(33)面にドライラミネーション接着剤等を介してラミネートされて積層フィルム(30)が得られる。
【0028】
以上のようにして得られた積層フィルム(30)を用いて、図1および図2に示すような注出口付詰替袋(2)、あるいは図4(a)および図4(b)に示すような易開封性の積層包装袋(1)とし、それぞれの所定の位置に曲線でなる切り溝(6)、曲線状破線でなる切り溝(6a)あるいは波形状の曲線でなる切り溝(6b)を刻設するのに、例えば基材フィルム(34)が厚さ20μmの延伸ナイロンフィルムの場合、その基材フィルム(34)に、出力150Wで繰り返し10KHz、スポット径120μmの炭酸ガスレーザーでは、略100m/分の走査速度で前記各切り溝(6、6a、6b)が得られる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明においては、最内層がシーラント層でなる2層以上の積層フィルムで、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされた天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで易開封用の切り溝が刻設されている易開封性パウチにおいて、そのパウチを構成する積層フィルムの最外層に、刻設されている易開封用の切り溝が、曲線もしくは曲線状の破線でなるので、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝から折れ曲がり屈曲することがなく、よってピンホールの発生等による液漏れの危惧のない易開封性パウチを提供することができる。
【0030】
また、上記請求項2の発明においては、上記易開封用の切り溝を、レーザーによって刻設することによって、ロータリーカッター等による刻設に比べ曲線もしくは曲線状の破線等の形状とその形成に自由度が増し、かつ生産性が向上し、より切り溝からの折れ曲がりによるピンホール等の発生のない易開封性パウチを提供することができる。
【0031】
従って本発明は、天部もしくは底部に易開封用切り溝を有し、その切り溝に沿って引き裂き開封(開口)する易開封性パウチとして、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性パウチの一事例としての注出口付詰替袋の正面図である。
【図2】本発明の易開封性パウチの一事例としての注出口付詰替袋で、図1のB−B面断面図である。
【図3】本発明の易開封性パウチの一事例としての注出口付詰替袋を構成するノズル部の拡大正面図で、
(a)は、そのノズル部に設けた切り溝の一形状であり、
(b)は、そのノズル部に設けた切り溝の他の形状である。
【図4】本発明の易開封性パウチの一事例としての四方がシールされている易開封性の積層包装袋で、
(a)は、その正面図であり、
(b)は、(a)のB−B面断面図である。
【図5】従来の易開封性の積層包装袋の一事例を示す正面図である。
【図6】従来の易開封性の注出口付詰替袋の一事例を示す正面図である。
【符号の説明】
1‥‥易開封性の積層包装袋
2‥‥易開封性の注出口付詰替袋
5‥‥直線状の切り溝
6‥‥曲線でなる切り溝
6a‥‥曲線状破線でなる切り溝
6b‥‥波形状曲線でなる切り溝
10‥‥側面シート
11‥‥左側縁シール部
12‥‥右側縁シール部
14‥‥底側縁シール部
16‥‥上側縁シール部
17‥‥ノズル部
17a‥‥ノズル部左側シール部
17b‥‥ノズル部右側シール部
17c‥‥ノズル部上側シール部
18‥‥底面シール部
30‥‥積層フィルム
32‥‥シーラント層
33‥‥中間層
34‥‥基材フィルム
【発明の属する技術分野】
本発明は、引き裂きにより開封(開口)する易開封性パウチに関するものであり、さらに詳細には、天部もしくは底部に易開封用切り込みを有するもので、この易開封用切り込みの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品類、医薬品、トイレタリー品等の液体、固形物等を収容するものとして、高分子フィルムをベースとし、最内層がシーラント層でなる複合または積層包装材を用いて、三方または四方シールした積層包装袋(パウチ)が知られ、その開封(開口)は、天部または底部近傍でその側部のシール部から非シール部を通って他方のシール部までの最外層フィルムに切り溝が施されていて、その切り溝に沿って横方向に引き裂くことにより開封するものが広い分野で普及している。
【0003】
また、近年の廃棄物の増加に係わる環境問題から、省資源や廃棄物の減量化を目的として、プラスチックフィルムをベースにした2層以上の複合または積層包装材の周縁をシールし、天部に突出したノズル部(注出口)を有し、液体洗剤やシャンプー等トイレタリー品を収納する包装袋とし、使用に際し天部の突出したノズル部(注出口)の最外層フィルムに切り溝が施されていて、その切り溝に沿って引き裂き、開封(開口)してその内容物を、例えばポンプ方式ディスペンサー付のプラスチックボトルに容易に注ぎ、いわゆる詰め替えが可能な注出口付詰替袋(ほとんどが自立するタイプのスタンディングパウチとなっている)が、このトイレタリー品分野以外でも数多く使用されている。
【0004】
上記三方または四方シールした積層包装袋、例えば図5の正面図に示すように、少なくとも最外層の基材フィルム(34)と最内層のシーラント層(図示せず)を有する積層フィルムを四方シールした積層包装袋において、開口部となる上側縁シール部(16)の内側近傍で、表裏側積層フィルムの最外層の基材フィルム(34)のみに、直線状の切り溝(5)を左側縁シール部(11)から右側縁シール部(12)まで重なる位置に設けた易開封性の積層包装袋(1)がある(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−291307号公報(第2−3頁、第3図)
【特許文献2】
特開2001−219944号公報(第3頁、第1図)
【0006】
また、上記天部に突出した注ぎ口を有する注出口付詰替袋、例えば図6の正面図に示すように、最内層がシーラント層でなり、四方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シート(10)の両側縁と上縁のシーラント層面でシールされ左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、この上側縁シール部(16)の端部に先端を切断して内容物を注ぎ出す注出口とする突出した先細りのノズル部(17)を有し、前記側面シート(10)の下縁のシーラント層面で該側面シート(10)と略同一の構成でなる底面シート(18)がシールされている注出口付詰替袋において、前記先細りのノズル部(17)の先端部の最外層のフィルムに直線でなる切り溝(5)を刻設した注出口付詰替袋(2)がある(例えば特許文献3参照。)。
【0007】
【特許文献3】
特開平11−4316号公報(第4頁、第5図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記事例の四方シールした積層包装袋および上記天部に突出した注ぎ口を有する注出口付詰替袋においても、易開封のための切り溝のいずれもが直線でなるので、内容物が充填されている上記積層包装袋や注出口付詰替袋の流通や販売時の取扱い等によって、この切り溝から折れ曲がり、屈曲してピンホールが発生し、内容物が漏れるという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、天部もしくは底部近傍に設けられた易開封用切り溝に沿って、引き裂き開封(開口)する易開封性パウチにおいて、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝から折れ曲がり、屈曲してピンホールの発生等のない易開封性パウチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、最内層がシーラント層でなる2層以上の積層フィルムで、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされた天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで易開封用切り溝が刻設されている易開封性パウチにおいて、前記易開封用切り溝が曲線もしくは曲線状破線でなり、少なくとも前記積層フィルムの最外層に刻設されていることを特徴とする易開封性パウチとしたものである。
【0011】
上記請求項1の発明によれば、易開封性パウチを構成する積層フィルムの最外層に、天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで刻設されている易開封用切り溝が、曲線もしくは曲線状破線でなるので、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝からの折れ曲がり屈曲することがなく、よってピンホールの発生等による液漏れのない易開封性パウチを提供することができる。
【0012】
また、請求項2の発明では、上記易開封用切り溝は、レーザーによって刻設されていることを特徴とする請求項1記載の易開封性パウチとしたものである。
【0013】
上記請求項2の発明によれば、易開封用切り溝を、レーザーによって刻設することによって、ロータリーカッター等による刻設に比べ曲線もしくは曲線状破線の形状とその形成に自由度が増し、かつ生産性が向上する、より切り溝からの折れ曲がり屈曲のない易開封性パウチを提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0015】
本発明の易開封性パウチは、例えば図1の正面図に示すように、液体洗剤やシャンプー等を他の容器に詰め替えるための注出用のノズル部(17)が上部に付いた詰替用の注出口付詰替袋(2)で、一般的には表裏2枚の方形状の側面シート(10)の左右側縁と上縁内面でシールされ左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、その底縁に底面シート(18)がシールされて袋とした所謂スタンディングパウチであり、上記突出した注出用のノズル部(17)の略中央に切断するための切り溝(6)が表裏側面シート(10)の最外層である基材フィルムに刻設されているもので、この切り溝(6)の形状に関するものである。
【0016】
そこで上記請求項1に係る発明は、例えば図1の正面図および図2に示す図1のB−B面断面図のように、最内層がシーラント層(32)でなり、最外層が基材フィルム(34)でなる積層フィルム(30)を基材とし、図1に示すその方形状の表裏2枚の側面シート(10)の左右側縁と上縁内面のシーラント層(図示せず)同志でシールされて左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、さらに前記上側縁シール部(16)の左側の端部に、突出した先細りのノズル部(17)を有し、図2に示すそのノズル部(17)の周縁内面のシーラント層(32)同志でシールされてノズル部先端シール部(17c)、ノズル部左右側縁シール部(17a、17b)を形成し、その底縁に図1に示すように底面シート(18)がシールされて袋とした所謂スタンディングパウチにおいて、上記突出した注出用のノズル部(17)の略中央のノズル部左側縁シール部(17a)から非シール部を通り、ノズル部右側縁シール部(17b)まで下側に湾曲した曲線でなる切り溝(6)を、表裏側面シート(10)の基材フィルム(10)に刻設したものである。
【0017】
また、上記切り溝(6)を、例えば図3(a)のノズル部の拡大正面図に示すように、突出した注出用のノズル部(17)の略中央のノズル部左側縁シール部(17a)から非シール部を通り、ノズル部右側縁シール部(17b)まで下側に湾曲した曲線でなる切り溝(6)を表面の基材シート(10)に刻設し、裏面の基材シートには、上側に湾曲した曲線でなる切り溝(6)を形成して、より折れ曲げがないものとすることもできる。また、図3(b)に示すように、突出した注出用のノズル部(17)の略中央のノズル部左側縁シール部(17a)から非シール部を通り、ノズル部右側縁シール部(17b)まで下側に湾曲した曲線状の破線でなる切り溝(6a)を表裏面の基材シート(10)に刻設することもできる。
【0018】
上記のように、上記各切り溝(6、6a)の形状は、従来のように直線ではなく、上下どちらかに湾曲した曲線または曲線状の破線でもよく、また側面シートの表裏に異なる形状の切り溝とすることもでき、さらには、これら曲線が波形状であっても構わない。このような形状の各切り溝(6、6a)とすることによって、例えば内容物が充填された易開封性パウチ(商品)の流通や販売時の取扱い等でこれら切り溝(6、6a)から折れて屈曲することがないので、この切り溝(6、6a)近傍からのピンホールの発生等のない易開封性の注出口付包装袋(2)とすることができる。
【0019】
また、上記請求項1に係る発明として、例えば図4(a)の正面図および図4(b)に示す図4(a)のB−B面断面図のように、四方シールした易開封性の積層包装袋(1)にも適用でき、具体的には最内層がシーラント層(32)でなり、最外層が基材フィルム(34)でなる四方形状の表裏2枚の積層フィルム(30)の左右側縁と上側縁内面のシーラント層(図示せず)同志でシールされて左右側縁シール部(11、12)と上側縁シール部(16)を形成し、底縁に底側縁シール部(14)を形成した易開封性の積層包装袋(1)において、上記上側縁シール部(16)の下方で、左側縁シール部(11)から非シール部を通り、右側縁シール部(12)まで波形状の曲線でなる切り溝(6b)を、表裏積層フィルム(30)の基材フィルム(34)に刻設した易開封性の積層包装袋(1)とすることもできる。
【0020】
このように、上側縁シール部(16)の下方に刻設した波形状の曲線でなる切り溝(6b)によって、例えば内容物が充填された易開封性の積層包装袋(1)(商品)の流通や販売時の取扱い等でこの切り溝(6b)から折れて屈曲することがないので、この波形状の曲線でなる切り溝(6b)近傍からのピンホールの発生等のなく、液漏れ事故の危惧がない易開封性の積層包装袋(1)とすることができる。
【0021】
また、請求項2に係る発明では、例えば図1および図2に示す易開封用の切り溝(6)を、レーザーによる刻設としたもので、下方に湾曲した曲線でなる切り溝(6)や図3(b)に示すような曲線状の破線でなる切り溝(6a)、あるいは図4(a)の正面図に示すような波形状の曲線でなる切り溝(6b)のような複雑な形状のものを自由に刻設できるので、ロータリーカッター等による刻設に比べその形成に自由度が増し、かつ生産性が向上する、より各切り溝(6、6a、6b)からの折れ曲がって、その折れ曲り部に発生するピンホール等のない易開封性パウチを容易に提供することができる。
【0022】
上記本発明の易開封性パウチの製造に使用されるレーザーとしては、例えばレーザー加工に使用されるレーザーのうち、連続またはパルス発振形式をもつ炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーなどが挙げられる。
【0023】
上記レーザーの中で、特に包装材料として最外層となる基材フィルム(34)が透明なプラスチックフィルムに吸収する波長10.63μm(赤外線)の炭酸ガスレーザーが好適に使用できる。すなわち炭酸ガスレーザーの光を集光レンズで集光し、上記透明なプラスチックフィルム面に照射することにより、そのフィルムの被照射部分を発熱、溶融、あるいは分解、灰化などによってフィルム表面が除去され、その除去の度合いによって各切り溝(6、6a、6b)を形成することができる。
【0024】
以下に本発明の易開封性パウチを構成する積層フィルム(30)の材料等について説明する。
【0025】
まず、図2に示す積層フィルム(30)を構成する最外層の基材フィルム(34)として、この積層フィルム(30)に機械的強度および各種耐性を付与するとともに、上記のようにレーザーで各切り溝(6、6a、6b)を刻設し易いことが条件であればよく、特に限定するものではないが、例えば上記のように炭酸ガスレーザーに好適な材料として、透明な厚さ20μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ナイロンフィルム(ONy)、ポリカーボネートフィルム(PC)などが挙げられる。
【0026】
上記積層フィルム(30)として、最外層の基材フィルム(34)に直接シーラント層を積層しても構わないが、図2および図4(b)に示すように、内容物によってその長期保存等保護性(例えばガスバリア性、遮光性等)を目的としたもので、さらには上記レーザーにより加工(刻設)されない層としての中間層(33)を設けた方が好ましく、その中間層(33)の材料として、例えば透明性を有するものでは、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)、ポリビニルアルコールフィルム(PVA)、アクリロニトリル共重合体フィルム(AN)等、あるいは透明でかつガスバリア性を有するものとして、厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)にシリカ、アルミナ等無機酸化物を蒸着したセラミック蒸着フィルムが挙げられ、また不透明でバリア性と遮光性を有するものとして、例えば厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)にアルミニウムを蒸着したフィルムなどが用いられ、上記基材フィルム(34)に例えばドライラミネーション用接着剤等を介してラミネートされる。
【0027】
また、上記積層フィルム(30)の最内層としてのシーラント層(32)は、厚さ60μm程度のポリエチレン系、例えば直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(L−LDPE)、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、中密度ポリエチレンフィルム(MDPE)あるいは高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)などの他、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)などが使用され、例えば上記中間層(33)面にドライラミネーション接着剤等を介してラミネートされて積層フィルム(30)が得られる。
【0028】
以上のようにして得られた積層フィルム(30)を用いて、図1および図2に示すような注出口付詰替袋(2)、あるいは図4(a)および図4(b)に示すような易開封性の積層包装袋(1)とし、それぞれの所定の位置に曲線でなる切り溝(6)、曲線状破線でなる切り溝(6a)あるいは波形状の曲線でなる切り溝(6b)を刻設するのに、例えば基材フィルム(34)が厚さ20μmの延伸ナイロンフィルムの場合、その基材フィルム(34)に、出力150Wで繰り返し10KHz、スポット径120μmの炭酸ガスレーザーでは、略100m/分の走査速度で前記各切り溝(6、6a、6b)が得られる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明においては、最内層がシーラント層でなる2層以上の積層フィルムで、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされた天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで易開封用の切り溝が刻設されている易開封性パウチにおいて、そのパウチを構成する積層フィルムの最外層に、刻設されている易開封用の切り溝が、曲線もしくは曲線状の破線でなるので、その流通や販売時の取扱い等でこの切り溝から折れ曲がり屈曲することがなく、よってピンホールの発生等による液漏れの危惧のない易開封性パウチを提供することができる。
【0030】
また、上記請求項2の発明においては、上記易開封用の切り溝を、レーザーによって刻設することによって、ロータリーカッター等による刻設に比べ曲線もしくは曲線状の破線等の形状とその形成に自由度が増し、かつ生産性が向上し、より切り溝からの折れ曲がりによるピンホール等の発生のない易開封性パウチを提供することができる。
【0031】
従って本発明は、天部もしくは底部に易開封用切り溝を有し、その切り溝に沿って引き裂き開封(開口)する易開封性パウチとして、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性パウチの一事例としての注出口付詰替袋の正面図である。
【図2】本発明の易開封性パウチの一事例としての注出口付詰替袋で、図1のB−B面断面図である。
【図3】本発明の易開封性パウチの一事例としての注出口付詰替袋を構成するノズル部の拡大正面図で、
(a)は、そのノズル部に設けた切り溝の一形状であり、
(b)は、そのノズル部に設けた切り溝の他の形状である。
【図4】本発明の易開封性パウチの一事例としての四方がシールされている易開封性の積層包装袋で、
(a)は、その正面図であり、
(b)は、(a)のB−B面断面図である。
【図5】従来の易開封性の積層包装袋の一事例を示す正面図である。
【図6】従来の易開封性の注出口付詰替袋の一事例を示す正面図である。
【符号の説明】
1‥‥易開封性の積層包装袋
2‥‥易開封性の注出口付詰替袋
5‥‥直線状の切り溝
6‥‥曲線でなる切り溝
6a‥‥曲線状破線でなる切り溝
6b‥‥波形状曲線でなる切り溝
10‥‥側面シート
11‥‥左側縁シール部
12‥‥右側縁シール部
14‥‥底側縁シール部
16‥‥上側縁シール部
17‥‥ノズル部
17a‥‥ノズル部左側シール部
17b‥‥ノズル部右側シール部
17c‥‥ノズル部上側シール部
18‥‥底面シール部
30‥‥積層フィルム
32‥‥シーラント層
33‥‥中間層
34‥‥基材フィルム
Claims (2)
- 最内層がシーラント層でなる2層以上の積層フィルムで、その周縁のシーラント層同志がシールされ、そのシールされた天部もしくは底部近傍のシール部から非シール部を通り他方のシール部まで易開封用切り溝が設けられている易開封性パウチにおいて、前記易開封用切り溝が曲線もしくは曲線状破線でなり、少なくとも前記積層フィルムの最外層に刻設されていることを特徴とする易開封性パウチ。
- 上記易開封用切り溝は、レーザーによって刻設されていることを特徴とする請求項1記載の易開封性パウチ。
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