JP2015071455A - 包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法および引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズル - Google Patents

包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法および引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズル Download PDF

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Abstract

【課題】ベースフィルム層と、このベースフィルム層を挟む両面に積層されるシーラント層とを具える3層以上の包装用積層プラスチックフィルムに、引裂力を有効に低減することができるとともに、その引裂き端面が綺麗で、裂け目の進行方向を正確に誘導することができる引裂き誘導疵の形成方法および該引裂き誘導疵を形成してなるフィルム状逆止注出ノズルを提案すること。
【解決手段】ベースフィルム層2と、このベースフィルム層を挟む両面に積層されるシーラント層3,4とを具える三層以上の包装用積層プラスチックフィルム1の該ベースフィルム層に引裂き誘導疵5を形成するに当たり、該ベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルムを用い、引裂き予定箇所にレーザー照射し、該ベースフィルム層のみを昇華、消失または排除したこと。
【選択図】図1

Description

この発明は、ベースフィルム層と、それを挟んで積層されるシーラント層とを具える三層以上の包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法および、その方法を利用して開封予定位置に引裂き誘導疵を形成してなる引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルに関する。
包装用積層プラスチックフィルムへの引裂疵の形成方法については、引用文献1に開示されたものがある。この引用文献1では、少なくとも一層の合成樹脂層を含む積層プラスチックフィルムに対し、レーザービームを、照射エネルギーに強弱をつけながら照射し、最外層にあるプラスチックフィルム上に深さが交互に深い浅いとなる引裂疵(弱所線)を形成することが開示されている。
しかしながら、この引裂疵の形成方法を、ベースフィルム層と、それを挟んで積層されるシーラント層を具える3層以上からなる積層プラスチックフィルムに適用した場合、引裂疵はいずれか一方のシーラント層上に形成されることになるため、前記引裂疵に沿って手指で引裂いて開封しようとすると、支持基材である強度の高いベースフィルム層によって引裂きが阻害され、簡単には引裂けず、無理やり引き裂こうとすると、引裂き位置のプラスチックフィルムが伸びて波を打ったような状態となったり、裂け目を目的とする方向に進行させることができないおそれがある。
さらに、このようなベースフィルム層を挟んで積層したシーラント層を具える3層以上からなる積層プラスチックフィルムは、引用文献2に記載のセルフシール機能を有するフィルム状逆止注出ノズルを構成するのに好適に用いられているが、このフィルム状逆止注出ノズルの先端寄りの開口予定位置に、引用文献1の方法によって引裂誘導疵を形成した場合、上記したように引裂き開封位置において、フィルムが波を打った状態となり、逆止注出ノズルを構成する表裏の2枚の積層プラスチックフィルムどうしのフラット性が悪くなって密着力が低下し、逆止機能を有効に発揮できないという問題点があった。
また、上記逆止注出ノズルを構成する積層プラスチックフィルムのベースフィルム層としては、逆止注出ノズルの強度を向上させるため一軸もしくは二軸延伸フィルムを用いることが好ましいが、逆止注出ノズルの先端寄りの位置に設けられたIノッチやVノッチ等の開封手段を始点として手指で引裂いて開封しようとすると、裂け目がベースフィルム層の延伸方向に沿って進行されるため、引用文献2に開示されているように一軸延伸ベースフィルム層の延伸方向もしくは二軸延伸ベースフィルム層の縦方向を、引裂き方向に合わせることが必要であり非常に手間がかかっていた。しかも、逆止注出ノズルは表裏二枚の積層プラスチックフィルムを重ね合わせて構成されているため、二枚の積層プラスチックフィルムを、ベースフィルム層の延伸方向が正確に合うように重ねることが難しく、それぞれのフィルムの引裂き端面を同一の面上に整列して位置させることができず、不揃いになって液だれが発生し易いという問題点があり、ベースフィルム層の延伸方向に左右されることのない新たな開封方法の開発が求められていた。
特開平6−24462号公報 特開2005−59958号公報
そこで、本発明は、従来技術が抱えている上述したような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的とすることは、ベースフィルム層と、このベースフィルム層を挟む両面に積層されたシーラント層とを具える3層以上の包装用積層プラスチックフィルムに、引裂力を有効に低減することができるとともに、その引裂き端面が綺麗で、裂け目の進行方向を正確に誘導することができる引裂き誘導疵の形成方法を提案すること、およびその形成方法を利用して、引裂き端面が波打つようなことがなく、またベースフィルム層の延伸方向に左右されることなく簡単かつ正確に引裂き開封することのできる引裂き誘導疵を形成してなるフィルム状逆止注出ノズルを提案することにある。
上記目的を実現するため鋭意研究した結果、発明者は、下記の要旨構成に係る本発明を開発するに到った。即ち、本発明は、ベースフィルム層と、このベースフィルム層を挟む両面に積層されたシーラント層とを具える三層以上の包装用積層プラスチックフィルムの、該ベースフィルム層に引裂き誘導疵を形成するに当たり、該ベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルムを用い、該包装用積層プラスチックフィルムの引裂き予定位置にレーザー照射し、該ベースフィルム層の部分のみを該レーザ照射によって昇華、消失または排除して引裂き誘導疵を形成することを特徴とする包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法である。
なお、上記包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法においては、
(1)ベースフィルム層に形成された前記引裂き誘導疵は、連続的もしくは不連続的な線状であること、
(2)前記引裂き誘導疵の形成位置における前記ベースフィルム層の厚みが、その他の非引裂き誘導疵部分の厚みの1/2以下であること、
(3)前記ベースフィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンまたはEVOHのいずれかであり、前記シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAのいずれかであること、
(4)前記レーザーが、炭酸ガスレーザーまたはYAGレーザーであること、
がより好ましい解決手段となる。
また、本発明は、ベースフィルム層および、このベースフィルム層の両面を挟むようにして積層される内表面側シーラント層および外表面側シーラント層からなる、重なり合う表裏で一対の積層プラスチックフィルムの、その積層プラスチックフィルムの内表面側シーラント層相互間に液状物を介在させることで外気の袋内への進入を阻止するようにした、液状物充填用軟質包装袋のための平坦なフィルム状逆止注出ノズルにおいて、前記積層プラスチックフィルムのベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルムを用い、ノズル先端寄りの引裂き予定位置にレーザー照射し、該ベースフィルム層のみを昇華、消失または排除して、注出通路を横断して延びる引裂き誘導疵を設けたことを特徴とする引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルを提案する。
なお、上記引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルにおいては、
(1)前記ベースフィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンまたはEVOHのいずれかであり、前記シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAのいずれかであること、
(2)レーザー照射して形成された前記引裂き誘導疵の形成位置における前記ベースフィルム層の厚みが、その他の非引裂き誘導疵部分の厚みの1/2以下であること、
(3)前記引裂き予定位置が、注出口であること、
がより好ましい解決手段となる。
本発明では、ベースフィルム層と、それを挟んで積層されるシーラント層とを具える3層以上の包装用積層プラスチックフィルムにおいて、ベースフィルム層として、レーザー光の吸光度が、シーラント層の吸光度よりも高いプラスチックフィルムを用い、該包装用積層プラスチックフィルムの引裂き予定箇所にレーザー照射すると、レーザー光はシーラント層を透過する一方、吸光度の高いベースフィルム層に吸収されることになり、局部的に温度が上昇し、該レーザー照射部分のベースフィルム層が、昇華、消失または排除(以下、単に「昇華等」と言う。)されて空洞化してなる引裂き誘導疵が形成されることになる。
したがって、前記引裂き誘導疵部分は、包装用積層プラスチックフィルムの支持基材となるベースフィルム層が昇華等して脆弱化しているため、破断しやすく、引裂力を十分に低減することができる。そのため、引裂き端面が波打つようなことがなく、ベースフィルム層の延伸方向に左右されることなく裂け目を所期した方向に正確に誘導させることができる。しかも、レーザー照射によって、ベースフィルム層を挟んで積層されるシーラント層は何ら変化がないため、これを用いて包装袋を形成したとしても、引裂き誘導疵部分から被包装物が漏出するおそれがない。
また、本発明のフィルム状逆止注出ノズルによれば、引裂き誘導疵をノズルの注出通路を横切るように全幅に亘って形成することができるため、ベースフィルム層の延伸方向に左右されることなく、所期した位置で、小さな引裂き力によって正確に引裂き開封することができる。したがって、フィルム状逆止注出ノズルの逆止機能が低下することがなく、しかも引裂き端面が毛羽立つようなことがなく綺麗に、また表裏の積層プラスチックフィルムの引裂き端面を同一の面内に整列して位置させることができるため、液だれの発生を有効に阻止することができる。
本発明に従って引裂き誘導疵を形成してなる積層プラスチックフィルムの一実施形態を示す断面図である。 ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの吸収スペクトル図である。 本発明のフィルム状逆止注出ノズルの一実施形態を示す平面図である。 積層プラスチックフィルムのレーザー照射位置における断面を示す顕微鏡写真である。
以下、本発明の包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の形成方法に従って引裂き誘導疵を形成してなる包装用積層プラスチックフィルム1の断面図である。包装用積層プラスチックフィルム1は、熱可塑性の一軸もしくは二軸延伸、あるいは無延伸のベースフィルム層2と、その両側に積層された無延伸のシーラント層3、4との3層構造からなる。なお、ベースフィルム層2とシーラント層3、4との間に一層以上のバリア層や印刷層などの中間層を適宜積層させてもよい。
このような3層構造からなる積層プラスチックフィルム1に、図1に示すようにレーザー発振器10から照射されたレーザー光を、集光器11によって積層プラスチックフィルム1の引裂き誘導疵の形成予定位置に集束させる。
このとき、例えば、ベースフィルム層2がポリエチレンテレフタレート、シーラント層3、4がポリエチレンの場合において、積層プラスチックフィルム1に、レーザ波長が9〜11μm程度のレーザ光を照射すると、図2の吸収スペクトル(縦軸:吸光度、横軸:波長(μm))から分かるように、ポリエチレンテレフタレートの吸光度は、ポリエチレンよりも高いため、照射されたレーザー光は、ベースフィルム層3を透過し、ベースフィルム層2に吸収されることになる。そのため、ベースフィルム層2のみがレーザー光の照射エネルギーによって破壊され、局部的に脆弱化されることになり、図1にあるようにベースフィルム層2上に空洞化してなる引裂き誘導疵5を形成することができる。
ベースフィルム層2は、積層プラスチックフィルム1の支持基材であるため、本発明では、このベースフィルム層2を局部的に脆弱化させて引裂き誘導疵5を形成したことにより、積層プラスチックフィルム1の引裂力を十分に低減することができると共に、引裂いたフィルム端面が波打つようなことがなく、また該引裂き誘導疵5を連続線状とすることでベースフィルム層2の延伸方向に左右されることなく、裂け目を所期した方向に正確に誘導させることができる。なお、引裂き誘導疵5は、直線状のみならず曲線状とすることができる。
なお、ベースフィルム層2およびシーラント層3、4は、あるレーザー波長におけるベースフィルム層2の吸光度が、シーラント層3、4の吸光度よりも高くなるように組み合わせれば、上記効果を発揮することができるため、各プラスチックフィルムの吸収スペクトルや、使用するレーザーの種類や変換波長等などに合わせて適宜選択することができる。
前記のようにしてレーザー照射して形成された引裂き誘導疵5の形成位置における前記ベースフィルム層2の厚みは、その他の非引裂き部分の厚みの1/2以下とし、好ましくは1/3以下の厚みまで薄くする。これは、引裂き誘導疵5を形成した部分のベースフィルム層2の厚みが、その他の部分の1/2超の場合、引裂き抵抗を十分に低減することができず、開封時に、積層プラスチックフィルム1が伸びて切れ難くなるからである。
また、レーザー光は、プラスチックフィルムへの加工が容易な炭酸ガスレーザーまたはYAGレーザーが好ましく、とくに炭酸ガスレーザーは、高効率で出力が大きいため好適に用いることができる。
なお、炭酸ガスレーザーのレーザー波長は、9.0〜11.5μmの範囲であることが好ましく、より好ましくは9.3〜10.6μmである。一方、YAGレーザーのレーザー波長は、0.3〜3.0μmの範囲であることが好ましく、より好ましくは0.5〜1.0μmであり、積層プラスチックフィルム1の構成や厚み、腰度、被包装物の種類等の条件に合わせて適宜選定することが好ましい。
図3は、この発明に係るフィルム状逆止注出ノズルの一実施形態を示す平面図である。
このフィルム状逆止注出ノズル6は、熱可塑性の、一軸もしくは二軸延伸ベースフィルム層2と、その両側を挟むように積層してなるシーラント層3、4(以下、内表面側シーラント層3、外表面側シーラント層4と言う。)とからなる3層の軟質積層プラスチックフィルム1を、内表面側シーラント層3が相互に対向するように表裏として重ね合わせ、それぞれの側の軟質積層プラスチックフィルム1、たとえば、2枚で一対の軟質積層プラスチックフィルム1における対面する前記内表面側シーラント層3どうし、または半幅に折返してなる1枚の軟質積層プラスチックフィルム1の、互いに対向する内表面側シーラント層3どうしを、包装袋の袋本体7に接続される基端部および、液状物の注出通路9となる中央部分を除く外周縁部分について、図3に斜線で示すように所定の幅、たとえば0.05〜3.0mmの幅、好ましくは0.1〜1.0mmの幅にわたってヒートシール等によって相互に皺が寄らないように平坦に融着させて、全体として略楔形を呈するように形成したものである。
このようなフィルム状逆止注出ノズル6は、その基端部分において、このノズル6の外表面側シーラント層4を介して、軟質積層プラスチックフィルム(主として2層)からなる包装袋本体7の内表面のシーラント層(好ましくは、同種のシーラント層)に、たとえばヒートシールによって融着させることにより、該包装袋本体7に突出した状態で簡易、迅速に、しかも確実に融着接合され包装袋として構成される。そして、この包装袋内に充填した液状の被包装物の注出は、前記フィルム状逆止注出ノズル6の先端部寄りに形成される、注出口となる引裂き予定位置8を手指で切り取って開封することによって行う。
図3のフィルム状逆止注出ノズル6では、該ノズル6を構成する積層プラスチックフィルム1の、ベースフィルム層2のノズル先端寄りの引裂き予定位置8に、上記したようにレーザ光の照射によって昇華等させて形成させた引裂き誘導疵5が設けられている。これによれば、引裂き誘導疵5の形成位置において支持基材であるベースフィルム層2が脆弱化しているため、フィルム状逆止注出ノズル6の開封に要する引裂力を十分に小さくすることができるとともに、引裂き痕が波打つようなことがなく、開封位置(開口縁)のフィルムが十分に平滑になり、表裏2枚の積層プラスチックフィルム1同士のフラット性が向上して強く密着し、逆止機能を有効に発揮することができる。
この一方で、引裂き誘導疵5に沿ったフィルム状逆止注出ノズル6の開封に要する引裂力が小さくなりすぎて、取り扱い時等にあやまって開封されてしまうおそれがある。そのため、例えば、図3に示すように引裂き誘導疵5を、フィルム状逆止注出ノズル6の注出通路9を横断するように設ける場合において、引裂き誘導疵5の上端または下端に、非レーザー照射部分(非引裂き誘導疵部分)を1〜2mm程度残しておくことが好ましく、これによれば破袋強度が向上され、誤開封のおそれを取り除くことができる。
また、引裂き誘導疵5を、フィルム状逆止注出ノズル6の注出通路9を横断するように連続線状に設け、前記引裂き誘導疵5に沿って引裂き開封することで、開口縁を曲線状など所望の形状に形成することもできる他、大容量の大袋のように注出口が大きい(開封距離が長い)ものであっても、フィルム状逆止注出ノズル6の裂け目の進行方向を正確に誘導することができる。
なお、引裂き誘導疵5を、開口縁が被包装物の吐出方向に突出した曲線状となるように形成した場合には、袋内被包装物の残量が少なくなって、吐出の勢いが減少した場合にも、袋内被包装物が、曲線状の開口縁を伝わり落ちて、該曲線の突出先端の狭い範囲(一点)から滴下されることになるため、液切れ性が向上し、被包装物が開口縁に付着残留することがなく、液だれの発生やその周囲の汚損のおそれを有効に取り除くことができる。
なお、引裂き誘導疵5は、図3に点線で示すように、包装袋の起立姿勢で、下端が包装袋本体7に近づく方向に傾斜させることが好ましく、この場合、傾斜角度が注出通路9の上端を通る垂線に対して10〜30°の範囲内とすることがさらに好ましい。この場合、包装袋を傾動姿勢から起立姿勢に復帰させて被包装物の注出を停止した際の最後の液滴を、それに作用する重力に基づいて注出口の先端面から、目的とする注出位置へ円滑に低下させることができ、液切れ性が大きく改善されることになり、液滴が注出通路9の注出口から伝い落ちること等に起因する、包装袋およびその周囲の汚損のおそれを有効に取り除くことができる。
とくに、引裂き誘導疵5は、上記したようにベースフィルム層2上に連続線状に形成することで、該ベースフィルム層2が一軸あるいは二軸延伸フィルムであっても、その延伸方向に関係なく、フィルム状逆止注出ノズル6の先端部分を手指で簡単に引裂いて開封することができるとともに、表裏2枚の積層プラスチックフィルム1を、引裂き誘導疵5が整列するように重ね合わせることもできるため、包装袋に充填される液状物がドレッシング等の粘度の高いものであっても、液だれの発生を有効に抑制することができる。
また、本発明によれば、フィルム状逆止注出ノズル6のベースフィルム層として、強度の高い二軸延伸ベースフィルムを使用することができるため、ホットパックやレトルトパックなど耐熱性を要求されるような用途への利用が期待できる。
なお、フィルム状逆止注出ノズル6を構成する積層プラスチックフィルム1は、一軸もしくは二軸延伸、あるいは無延伸のベースフィルム層2が、ポリエチレンテレフタレート、EVOHまたはナイロンからなること好ましく、一方シーラント層3、4は、無延伸のポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAからなることが好ましい。
これは、ベースフィルム層としてポリエチレンテレフタレートフィルムまたはナイロン樹脂フィルムは、フィルム状逆止注出ノズル6に優れた水蒸気不透過性および、高いガスバリア性を発揮させることができ、またシーラント層としてポリエチレン、ポリプロピレン等は、比較的低い温度のヒートシール温度ですぐれたシール強度を発揮することができるからである。
前記引裂き誘導疵5は、フィルム状逆止注出ノズル6を、表裏一対の積層プラスチックフィルム1の外周縁部分の融着によって形成するに先立ち、該積層プラスチックフィルム1の、ノズル先端寄りの引裂き予定位置8のベースフィルム層に形成する他、フィルム状逆止注出ノズル6を形成した後、表裏それぞれの積層プラスチックフィルム1の引裂き予定位置8にレーザー光を照射することによって形成することもできる。前者の方法によれば、引裂き誘導疵5の両端部は、フィルム状逆止注出ノズル6の形成時に、ノズル外周縁融着部分として溶融して潰れることになるため、取り扱い時に、該引裂き誘導疵5の端部が切れてしまうおそれがなく、またフィルム状逆止注出ノズル6のシール強度が低下することがなく、一方、後者の方法によれば、表裏の積層プラスチックフィルム1の引裂き誘導疵5を正確に揃えることが容易であり、液だれの発生を有効に阻止することができる。
また、引裂き誘導疵5の幅は、レーザー光の照射エネルギーや相対移動速度の選択等によって適宜調整することが可能であり、例えば、積層プラスチックフィルム1の厚みが30〜200μmの場合には、図1に示した幅(A)が好ましくは50〜500μm、より好ましくは100〜200μmとなるようにする。これによれば、フィルム状逆止注出ノズル6を、小さい引裂力で引裂き誘導疵5に沿って正確に引裂き開封することができるとともに、引裂き端面がシャープで、毛羽立つようなことがない。また、前記したように、表裏2枚の積層プラスチックフィルム1の所要の位置にそれぞれ、予め引裂き誘導疵5を形成し、その後、それらの引裂き誘導疵5が重なり合うように表裏2枚のフィルムを重ね合わせて外周縁部を相互に融着する場合においても、引裂き誘導疵5の幅は、表側の引裂き誘導疵5と、裏側の引裂き誘導疵5とが常に重ね合わされるように、重ね合わせる際の誤差やヒートシール時の熱歪などの影響を考慮し、50μm以上とすることが好ましく、一方、引裂き誘導疵の幅が500μmを超えると、引張強度が低下し、取り扱い時などに破断してしまうおそれがある。
また、前記のようにしてベースフィルム層2上に引裂き誘導疵5を形成した部分の、ベースフィルム層2の厚みを、その他の非引裂き誘導疵部分の1/2以下、好ましくは1/3以下の厚みまで薄くすることが好ましい。これは、引裂き誘導疵5を形成した部分のベースフィルム層の厚みが、その他の部分の1/2超の場合、引裂き抵抗を十分に低減することができず、開封時に積層プラスチックフィルム1が伸びて切れ難くなり、2枚の積層プラスチックフィルム1同士のフラット性が低下して、逆止機能を有効に発揮することができないからである。
シーラント層3(低密度PE25μm)−ベースフィルム層2(PET12μm)−シーラント層4(低密度PE15μm)の3層構造の積層プラスチックフィル1に対し、炭酸ガスレーザーをレーザー波長9.3μmで照射した際の、フィルム断面を透過型顕微鏡を用いて観察した写真を図4に示す。
図4によれば、ベースフィルム層2の上層および下層に位置するシーラント層3、4はいずれも何の変化もないのに対し、ベースフィルム層2は、レーザー照射された部分が、局部的に昇華して膨らんだ状態(空洞)となっており、レーザ光がシーラント層を透過し、ベースフィルム層のみに吸収されたことがわかる。なお、この空洞部分の直径は150μm程度であった。
したがって、本発明の方法によれば、シーラント層に何の影響を与えることなく、ベースフィルム層のみを破壊して脆弱化させ、該部分を破断し易くすることで、引裂き性に優れた引裂き誘導疵を簡単に形成することができる。
1 積層プラスチックフィルム
2 ベースフィルム層
3、4 シーラント層
5 引裂き誘導疵
6 フィルム状逆止注出ノズル
7 包装袋本体
8 引裂き予定位置
9 注出通路
10 レーザー発振器
11 集光器
上記目的を実現するため鋭意研究した結果、発明者は、下記の要旨構成に係る本発明を開発するに到った。即ち、本発明は、ベースフィルム層および、このベースフィルム層の両面を挟むようにして積層される内表面側シーラント層および外表面側シーラント層からなる、重なり合う表裏で一対の積層プラスチックフィルムの、その積層プラスチックフィルムの内表面側シーラント層相互間に液状物を介在させることで外気の袋内への進入を阻止するようにした、液状物充填用軟質包装袋のための平坦なフィルム状逆止注出ノズルにおいて、 前記積層プラスチックフィルムのベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルム用いられ、かつ該積層プラスチックフィルムのそれぞれのベースフィルム層には、ノズル先端寄りの引裂き予定位置に、互いに揃えて施されたレーザー照射によって該ベースフィルム層のみを昇華、消失または排除して設けられた、注出通路を横断して延びる引裂き誘導疵を有することを特徴とする引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルを提案する。
なお、上記引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルにおいては、
(1)前記引裂き誘導疵の幅が、50〜500μmであること、
(2)前記引裂き誘導疵は、フィルム状逆止注出ノズルの先端側に突出した曲線状からなること、
)前記ベースフィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンまたはEVOHのいずれかであり、前記シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAのいずれかであること、
)レーザー照射して形成された前記引裂き誘導疵の形成位置における前記ベースフィルム層の厚みが、その他の非引裂き誘導疵部分の厚みの1/2以下であること、
)前記引裂き予定位置が、注出口であること、
(6)ベースフィルム層に形成された前記引裂き誘導疵は、連続的もしくは不連続的な線状であること、
(7)前記レーザーが、炭酸ガスレーザーまたはYAGレーザーであること、
がより好ましい解決手段となる。
前記引裂き誘導疵5は、フィルム状逆止注出ノズル6を形成した後、表裏それぞれの積層プラスチックフィルム1の引裂き予定位置8にレーザー光を照射することによって形成する。この方法によれば、表裏の積層プラスチックフィルム1の引裂き誘導疵5を正確に揃えることが容易であり、液だれの発生を有効に阻止することができる。
上記目的を実現するため鋭意研究した結果、発明者は、下記の要旨構成に係る本発明を開発するに到った。即ち、本発明は、ベースフィルム層および、このベースフィルム層の両面を挟むようにして積層される内表面側シーラント層および外表面側シーラント層からなる、重なり合う表裏で一対の積層プラスチックフィルムの、その積層プラスチックフィルムの内表面側シーラント層相互間に液状物を介在させることで外気の袋内への進入を阻止するようにした、液状物充填用軟質包装袋のための平坦なフィルム状逆止注出ノズルにおいて、前記積層プラスチックフィルムのベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルムが用いられ、かつ表裏の該積層プラスチックフィルムのそれぞれのベースフィルム層には、ノズル先端寄りの引裂き予定位置に互いに揃えて施されたレーザー照射によって、ベースフィルム層のみを昇華、消失または排除して設けられた、注出通路を横断して延びて空洞からなる引裂き誘導疵を有し、該引裂き誘導疵の形成位置におけるベースフィルム層の厚みが、ベースフィルム層の非引裂き誘導疵部分の厚みの1/2以下であることを特徴とする引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルを提案する。
なお、上記引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズルにおいては、
(1)前記引裂き誘導疵の幅が、50〜500μmであること、
(2)前記引裂き誘導疵は、フィルム状逆止注出ノズルの先端側に突出した曲線状からなること、
(3)前記ベースフィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンまたはEVOHのいずれかであり、前記シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAのいずれかであること、
)前記引裂き予定位置が、注出口であること、
)ベースフィルム層に形成された前記引裂き誘導疵は、連続的もしくは不連続的な線状であること、
)前記レーザーが、炭酸ガスレーザーまたはYAGレーザーであること、
がより好ましい解決手段となる。

Claims (9)

  1. ベースフィルム層と、このベースフィルム層を挟む両面に積層されたシーラント層とを具える三層以上の包装用積層プラスチックフィルムの、該ベースフィルム層に引裂き誘導疵を形成するに当たり、
    該ベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルムを用い、該包装用積層プラスチックフィルムの引裂き予定位置にレーザー照射し、該ベースフィルム層の部分のみを該レーザ照射によって昇華、消失または排除して引裂き誘導疵を形成することを特徴とする包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法。
  2. ベースフィルム層に形成された前記引裂き誘導疵は、連続的もしくは不連続的な線状であることを特徴とする請求項1に記載の包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法。
  3. 前記引裂き誘導疵の形成位置における前記ベースフィルム層の厚みが、その他の非引裂き誘導疵部分の厚みの1/2以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法。
  4. 前記ベースフィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンまたはEVOHのいずれかであり、前記シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法。
  5. 前記レーザーが、炭酸ガスレーザーまたはYAGレーザーであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装用積層プラスチックフィルムへの引裂き誘導疵の形成方法。
  6. ベースフィルム層および、このベースフィルム層の両面を挟むようにして積層される内表面側シーラント層および外表面側シーラント層からなる、重なり合う表裏で一対の積層プラスチックフィルムの、その積層プラスチックフィルムの内表面側シーラント層相互間に液状物を介在させることで外気の袋内への進入を阻止するようにした、液状物充填用軟質包装袋のための平坦なフィルム状逆止注出ノズルにおいて、
    前記積層プラスチックフィルムのベースフィルム層として、レーザー光の吸光度がシーラント層のそれよりも高いプラスチックフィルムを用い、ノズル先端寄りの引裂き予定位置にレーザー照射し、該ベースフィルム層のみを昇華、消失または排除して、注出通路を横断して延びる引裂き誘導疵を設けたことを特徴とする引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズル。
  7. 前記ベースフィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンまたはEVOHのいずれかであり、前記シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマーまたはEVAのいずれかであることを特徴とする請求項6に記載の引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズル。
  8. レーザー照射して形成された前記引裂き誘導疵の形成位置における前記ベースフィルム層の厚みが、その他の非引裂き誘導疵部分の厚みの1/2以下であることを特徴とする請求項6または7に記載の引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズル。
  9. 前記引裂き予定位置が、注出口であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の引裂き開封性に優れるフィルム状逆止注出ノズル。
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