JP2015189502A - 包装袋 - Google Patents

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青木 誠
Makoto Aoki
誠 青木
昌樹 島津
Masaki Shimazu
昌樹 島津
山田 裕也
Hironari Yamada
裕也 山田
友晴 安威
Tomoharu Yasui
友晴 安威
亜理 岩本
Ari Iwamoto
亜理 岩本
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Abstract

【課題】開封しやすいように開封補助線が形成されていても、流通過程などにおける不測の開封を抑制することができる包装袋を提供する。【解決手段】包装袋1は、少なくとも2枚の包装フィルム2A,2Bを熱シールにより製袋して形成され、上部の少なくとも一部が開封時の内容物の注出口6となるものであって、左右両側の側縁のうち一方の側縁から注出口6を横断するように延びる少なくとも1本の開封補助線11を有し、開封補助線11は、少なくとも1本が、包装袋1の一方の側縁との間に間隔dを有するように形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、内容物を密閉状態で包装するための包装袋に関し、特に、包装袋を開封しやすくするための開封補助線が形成された包装袋に関する。
液体洗剤、シャンプー、リンス、ボディシャンプー、さらには、カレー、シチューなど、液状の内容物を収容する容器として、包装フィルムを袋状としたパウチと呼ばれる包装袋が知られている。この種の包装袋には、開封の際、ハサミなどの道具を用いなくても手で容易に開封できるように、易開封手段が設けられている。易開封手段としては、ノッチが形成されているのが一般的であるが、ノッチを起点として開封する際に、より包装袋を開封しやすいように、開封を誘導する開封補助線が形成されている場合がある(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1では、袋の上部の一隅部に注出口が形成され、その注出口の近傍に、ノッチと、袋の上縁から一方の側縁まで延びる開封補助線とが形成されている。開封補助線は、長線及び短線で構成されており、ノッチと対向する短線は、その始端部がノッチの先端部から所定間隔離れた位置に存在している。これにより、ノッチの先端部からの開封が不測に短線(開封補助線)に伝播することがないようになっている。一方、長線の始端部は袋の上縁まで延び、ノッチの先端部が2本の長線の間に配置されていることで、開封時のノッチの先端部からの開封が長線の外側にはみ出すことが防止され、包装袋の製造段階から、内容物の充填段階、その包装袋の流通段階、さらにはその包装袋が消費者の手に渡って開封する段階に至るまで、包装袋の不測の開封がなされることが防止されている。
特開2011−246174号公報
ところで、このような包装袋は、内容物を充填した後、複数の包装袋を輸送用の外箱に梱包して流通させるのが一般的である。包装袋を外箱に梱包する際には、包装袋の側縁が外箱の開口部などと接触するおそれがある。その場合、特許文献1の包装袋のように、開封補助線が袋の側縁まで達していると、開封補助線から包装袋が開封し易いので、包装袋が不測に開封されるおそれがある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、開封しやすいように開封補助線が形成された包装袋において、包装袋の流通過程等において不測の開封を抑制することができる包装袋を提供することを目的とする。
本発明の前記目的は、少なくとも2枚の包装フィルムを熱シールすることによって袋を形成し、上部の少なくとも一部が開封時に内容物を注出する注出口を有する包装袋であって、左右両側の側縁のうち一方の側縁から前記注出口を横断するように延びる少なくとも1本の開封補助線を有し、前記開封補助線は、少なくとも1本が、前記一方の側縁との間に間隔を有するように形成されている包装袋により達成される。なお、上記した「横断」とは、開封補助線が注出口を完全に横切っている場合に加えて、注出口の大部分を横切っていてほぼ横断している場合も含む概念である。
上記構成の包装袋において、前記間隔は、0.8mm以上であることが好ましい。
また、前記一方の側縁との間に前記間隔を有する前記開封補助線の一端部は、前記一方の側縁に形成された側縁シール部内に位置することが好ましい。なお、前記一方の側縁との間に前記間隔を有する前記開封補助線の一端部は、前記一方の側縁に形成された側縁シール部の外側(包装袋における幅方向の内方側)に位置していてもよい。
また、該包装袋の上部の一方の隅部に前記注出口が設けられ、前記開封補助線は、該包装袋の前記一方の側縁から上縁に向かって斜め方向に延びることが好ましい。
また、前記一方の側縁の側縁シール部には凹状の第1の窪みが設けられ、前記第1の窪みから前記開封補助線が延びていることが好ましい。
また、前記上縁の少なくとも一部に形成された上縁シール部に凹状の第2の窪みが設けられ、前記第2の窪みに向かって前記開封補助線が延びていることが好ましい。
また、V字状の切欠又は線状の切り込みにより形成された開封の起点となるノッチが形成されていることが好ましい。
また、内部に内容物が密閉状態で収容されていることが好ましい。
本発明の包装袋によれば、開封しやすいように開封補助線が形成されていても、包装袋の流通過程等において不測の開封を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る包装袋の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装袋の正面図である。 包装フィルムの断面図である。 図2の注出口を拡大した図である。 本発明の他の実施形態に係る包装袋の注出口を拡大した図である。 本発明の他の実施形態に係る包装袋の正面図である
図1及び図2は、本発明の一実施形態である包装袋1の外観を示している。なお、図1は、包装袋1内に内容物を充填した後の状態の斜視図を示しており、図2は、包装袋1内に内容物を充填する前の状態の正面図を示している。図示例の包装袋1は、例えば、液体洗剤、シャンプー、リンス、ボディシャンプー、さらには、カレー、シチューなどの液状もしくはペースト状の内容物を密閉状態で収容可能な、いわゆる「パウチ」と呼ばれる袋体からなるものである。なお、内容物としては、粉末や顆粒などの固形状であってもよい。
包装袋1は、本実施形態では、互いに正面視の形状が同一の2枚の包装フィルム2A,2Bと、折り線Lを中心線にして2つ折りにされた1枚の包装フィルム2Cとから構成されるスタンディングパウチである。底面をなす包装フィルム(以下、「底面フィルム」という)2Cは、折り線Lで山折りとなるように2つ折りされて、表裏面をなす一対の包装フィルム(以下、「側面フィルム」という)2A,2Bの下部に挟まれることによって底面を形成している。
包装フィルム2A〜2Cは、図3に示すように、包装フィルム2A〜2Cの表基材となるベース層20と、熱シール材として包装フィルム2A〜2Cの内面に位置する熱接着性樹脂層(シーラント層)21と、ベース層20とシーラント層21との間に挟まれた中間バリア層22とによって構成されている。これらの各層20〜22を、例えば、溶融押出しラミネート又はドライラミネートにより積層して、包装フィルム2A〜2Cが形成されている。
ベース層20は、印刷適性がありかつ透明な一軸もしくは二軸延伸の合成樹脂フィルムを好適に使用することができ、例えば、高強度で耐熱性のよいポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、ナイロンフィルム(NY)などを好ましく使用することができる。
シーラント層21は、加熱によって溶融して相互に接着する熱接着(熱シール)性を有する合成樹脂フィルムであればよく、例えば、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)、未延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)などを好適に使用することができる。
中間バリア層22は、酸素や水蒸気などを遮断するガスバリア性、遮光性、保香性、さらに機械的強度を付与するために設けられる層であり、例えば、延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムに、アルミニウムや酸化ケイ素、アルミナなどを蒸着させたフィルムなどを好ましく使用することができる。
なお、必要に応じて、印刷を行うための印刷層、引裂き性を有するフィルムで易引裂き材層を、これらの層の間に適宜積層させることができる。
包装袋1の左右両側の側縁には、側縁シール部3A,3Bが形成されている。これら側縁シール部3A,3Bは、底面フィルム2Cより上側の部分では、2枚の側面フィルム2A,2Bの側縁同士を熱シールすることで形成され、底面フィルム2Cの部分では、2枚の側面フィルム2A,2Bの側縁と底面フィルム2Cの側縁とを熱シールすることで、形成されている。側縁シール部3A,3Bの幅(シール幅)は、4.0mm〜20.0mm程度が好ましく、5.0mm〜15.0mm程度がさらに好ましい。
包装袋1の下部には、2枚の側面フィルム2A,2Bの下縁と山折りで2つ折りされた底面フィルム2Cの両下縁とをそれぞれ熱シールすることで形成された下縁シール部4が形成されている。下縁シール部4は、上下方向のシール幅が、左右の側縁シール部3A,3Bに近づくに連れて大きくなる下方に凸の略円弧状に形成されている。
包装袋1の上部には、開封時に内容物を注出させる注出口6が設けられている。本実施形態では、包装袋1の一方の側縁から上縁の一部にかけて側面フィルム2A,2B同士を熱シールすることにより、側縁シール部3Aと連続する上縁シール部5が形成されており、包装袋1の上部の一方の隅部に、側縁シール部3Aと上縁シール部5とで形成された斜め上方を向く注出口6が設けられている。また、包装袋1の上縁には、側面フィルム2A,2B同士が熱シールされていない未シール部7が設けられている。未シール部7は、内容物を包装袋1の内部に充填するための充填口として開口しており、内容物の充填後は、未シール部7を熱シールすることにより、包装袋1の上縁に沿って上縁シール部5が形成され、内容物が密閉される。
注出口6近傍の上縁シール部5には、開封の起点となるノッチ8が形成されている。本実施形態では、上縁シール部5に指先が入る程度の大きさの凹状の第2の窪み9が形成されており、この第2の窪み9にノッチ8が形成されている。これにより、ノッチ8が包装袋1の上端から上下方向内方に引っ込んだ位置に設けられているため、内容物が充填済みの包装袋1が輸送用の外箱や他の物品に接触した場合でも、ノッチ8や開封補助線11の所は接触の影響を受けにくくなる。よって、ノッチ8や開封補助線11を介して不用意に包装袋1が開封することが防止されている。なお、第2の窪み9を形成することなく、上縁シール部5にノッチ8を形成してもよい。ノッチ8は、本実施形態では、上縁シール部5の外縁(包装袋1の上縁)をV字状に小さく切り欠くことで形成しているが、ノッチ8の形状は特に限定されるものではなく、V字状の切欠(いわゆる「Vノッチ」)以外にも、I字状の切欠(いわゆる「Iノッチ」)やU字状の切欠、半円状の切欠など、種々の形状の切欠で形成してもよい。また、ノッチ8は、上縁シール部5の外縁(包装袋1の上縁)と離れた位置から線状に切り込みを入れて形成されていてもよい。
また、包装袋1には、ノッチ8を起点として包装袋1を開封する際に、手で容易に開封できるよう開封を誘導するための開封補助線11が形成されている。開封補助線11は、包装袋1の左右両側の側縁のうち一方の側縁と、包装袋1のノッチ8が設けられている端縁との間で、注出口6を横断するように延びている。本実施形態では、開封補助線11は包装袋1の一方の側縁から上縁(第2の窪み9)にかけて斜め方向に形成されている。開封補助線11は、包装袋1を構成する側面フィルム2A,2Bの厚み方向に入れられたハーフカットの切目で構成されており、切目が連続する線又は切目が不連続なミシン目のいずれであってもよい。開封補助線11は、少なくとも1本(1本又は複数本)形成されるが、2本〜8本が好ましく、4本〜5本がさらに好ましい。開封補助線11が複数本形成される場合には、各開封補助線11は、図4に示すように、互いの間隔Dがほぼ等しく平行に延びていることが好ましい。開封補助線11の間隔Dとしては、開封補助線11の本数にもよるが、0.2mm〜2.0mmが好ましく、0.5mm〜1.0mmがさらに好ましい。例えば、開封補助線11が4本〜5本の場合には、間隔Dは0.7mm程度である。また、開封補助線11は直線で形成されていることが好ましいが、ゆるやかに湾曲して形成されていてもよい。なお、間隔Dは、例えばノギスで計測することができる。
開封補助線11は、包装袋1の上縁側の端部(他端部)が、上縁シール部5の外縁(包装袋1の上縁)まで達するように形成されている。なお、ノッチ8と重なる位置の開封補助線11については、ノッチ8と連続するように形成されていてもよいし、ノッチ8の形状によってはノッチ8と連続することなく上縁シール部5の外縁(包装袋1の上縁)まで達するように形成されていてもよい。また、開封補助線11の他端部は、必ずしも上縁シール部5の外縁(包装袋1の上縁)まで達している必要はなく、上縁シール部5の外縁(包装袋1の上縁)やノッチ8との間に若干の間隔を有していてもよい。ただし、この場合でも、開封補助線11の他端部が上縁シール部5内に位置していることが好ましい。
これに対し、開封補助線11は、図4に示すように、包装袋1の一方の側縁との間には間隔dを有するように形成されており、包装袋1の側縁側の端部(一端部)は包装袋1の側縁から所定の長さ離れた位置となっており、側縁シール部3Aの外縁(包装袋1の側縁)まで形成されていない。開封補助線11の一端部と包装袋1の側縁との間隔dは、0.8mm以上であることが好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。なお、この間隔dは、開封補助線11を包装袋1の側縁まで延長させた場合の仮想延長線Tが交差する点と、開封補助線11の一端部との間の距離を指す。また、この間隔dは、例えばノギスで計測することができる。このように、開封補助線11の一端部が包装袋1の側縁から所定間隔d離れた位置となっているため、包装袋1が輸送用の外箱や他の物品に接触した場合でも、開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封することが防止される。
また、本実施形態では、包装袋1の一方の側縁シール部3Aには、注出口6の近傍に、包装袋1の幅方向内方に向かって凹む凹状の第1の窪み10が形成されている。第1の窪み10は、内側に向けてV字状に大きく湾曲しており、この第1の窪み10において、開封補助線11が、側縁シール部3Aの外縁(包装袋1の側縁)との間に間隔dをあけて包装袋1の上縁の第2の窪み9に向けて形成されている。これにより、開封補助線11が包装袋1の側端から内側に引っ込んだ位置に設けられるため、包装袋1が輸送用の外箱や他の物品に接触した場合でも、開封補助線11の所は接触の影響を受けにくくなる。よって、開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封することが防止される。
さらに、本実施形態では、開封補助線11の一端部は、側縁シール部3A内に位置するように、側縁シール部3Aの外縁(包装袋1の側縁)との間隔dが設定されている。これにより、開封補助線11が注出口6を完全に横切るように形成されているので、開封補助線11に沿って包装袋1を開封することにより、注出口6を確実にかつスムーズに開口することができる。
上記した開封補助線11は、例えば、包装袋1に対してレーザ光を走査しながら照射することによって形成することができる。レーザ光の焦点位置を、包装袋1(一方の側面フィルム2A)の表面から一定深さの位置に合わせ、最内層のシーラント層21を貫通しないようレーザ光の照射を適切に制御しながらレーザを走査させることで、開封補助線11が形成される。レーザの種類としては、特に限定されるものではなく、連続又はパルス発振形式を有する炭酸ガスレーザ、エキシマレーザ、YAGレーザ、半導体レーザなどを例示することができる。なお、レーザ光は、包装袋1の外側層となるベース層20に吸収されやすく、包装袋1の内側層となるポリオレフィン系樹脂のようなシーラント層21には吸収されにくいので、レーザ光の照射による開封補助線11はハーフカット状の切目となる。また、開封補助線11は、包装フィルム2A,2Bのどちらか一方にのみ形成されていてもよい。
上記構成の包装袋1によると、内容物が充填済みの包装袋1を流通させるために輸送用の外箱に梱包する際、包装袋1の側縁は外箱の内面に接触して引っ掛かりやすいが、包装袋1を開封しやすくするために設けられた開封補助線11が、その一端部が包装袋1の側縁から所定間隔d離れた位置となるように形成されている。よって、包装袋1の側縁は、外側からは開封されにくいので、開封補助線11を介して包装袋1の不測の開封を防止することができる。また、包装袋1の流通後、包装袋1が他の物品に接触した場合においても、同様に、開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封することを防止できる。
加えて、上記構成の包装袋1によると、包装袋1の上部の一方の隅部に注出口6が設けられ、開封補助線11の他端部が、包装袋1の上縁に位置している。包装袋1の上縁は、包装袋1を外箱に梱包する際に、外箱の内面に接触して引っ掛かるおそれが少ないので、開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封することをさらに効果的に防止できる。また、包装袋1の上縁シール部5には凹状の第2の窪み9が設けられ、第2の窪み9にノッチ8や開封補助線11が設けられている。よって、ノッチ8や開封補助線11が包装袋1の上端から内側に引っ込んだ位置に設けられるので、包装袋1の上縁が輸送用の外箱や他の物品に接触した場合でも、ノッチ8や開封補助線11は接触の影響を受けにくい。その結果、ノッチ8や開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封されることをさらに効果的に防止できる。
加えて、上記構成の包装袋1によると、包装袋1の側縁シール部3Aには凹状の第1の窪み10が設けられ、第2の窪み9から第1の窪み10へ向かって開封補助線11が形成されている。よって、開封補助線11が包装袋1の側端から内側に引っ込んだ位置に設けられるので、包装袋1の側縁が輸送用の外箱や他の物品に接触した場合でも、開封補助線11の所は接触の影響を受けにくい。その結果、開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封することをさらに効果的に防止できる。
加えて、上記構成の包装袋1によると、開封補助線11の一端部は、側縁シール部3A内に位置しているので、開封補助線11は注出口6を完全に横切るように形成されている。よって、開封補助線11に沿って包装袋1を開封することにより、注出口6を確実にかつスムーズに開口することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は上記した実施形態に限定されない。例えば、上記した実施形態では、開封補助線11の一端部は側縁シール部3A内に位置しているが、図5に示すように、側縁シール部3A内ではなく、側縁シール部3Aの外側、つまりは、側縁シール部3Aよりも包装袋1の幅方向内方に位置するように、側縁シール部3Aの外縁(包装袋1の側縁)との間隔dが設定されていてもよい。この図5の実施形態では、側縁シール部3Aに開封補助線11が形成されないので、開封補助線11の形成による側縁シール部3Aの強度低下がなく、強度が高く維持される。よって、包装袋1の側縁からの包装袋1の不測の開封を効果的に防止できる。なお、図5の実施形態においては、開封補助線11は注出口6を完全に横切っていないが、注出口6の大部分を横切っていてほぼ横断していることから、注出口6の開口に支障はない。
また、上記したいずれの実施形態においても、包装袋1の上部の一方の隅部に注出口6が設けられているが、図6に示すように、包装袋1の他方の側縁(側縁シール部3B)にノッチ8を設け、ノッチ8から包装袋1を幅方向に開封して、包装袋1の上部を全開させることで、内容物の注出口6を開口させるようにしてもよい。この図6の実施形態では、ノッチ8は、側縁シール部3Bの外縁と離れた位置から線状に切込みを入れており、開封補助線11は、包装袋1の一方の側縁からノッチ8が設けられている他方の側縁にかけて、注出口6を横断するように水平に延びている。この図6の実施形態においては、開封補助線11を、その両端部が包装袋1の側縁との間に間隔dを有するように形成する。これにより、包装袋1の側縁は、外側からは開封されにくいので、包装袋1を輸送用の外箱に梱包した際に、開封補助線11を介する包装袋1の不測の開封を防止することができる。また、包装袋1の輸送後、包装袋1が他の物品に接触した場合においても、同様に、開封補助線11を介して包装袋1が不測に開封することを防止できる。また、包装袋1の両側縁シール部3A,3Bに、包装袋1の幅方向内方に向かってV字状に大きく湾曲するように凹む凹状の第1の窪み10及び第2の窪み9を形成し、第1の窪み10及び第2の窪み9に開封補助線11及びノッチ8を形成することで、開封補助線11及びノッチ8が包装袋1の側端から内側に引っ込んだ位置に設けられる。そのため、包装袋1が外箱や他の物品に接触したときに開封補助線11やノッチ8から包装袋1が不測に開封することをさらに効果的に防止できる。なお、第1の窪み10及び第2の窪み9は、必ずしも包装袋1に形成する必要はない。
また、上記したいずれの実施形態においても、包装袋1に形成された複数の開封補助線11の全てが、包装袋1の一方の側縁との間に間隔dを有するように形成されているが、少なくとも1本の開封補助線11が包装袋1の一方の側縁との間に間隔dを有するように形成されていればよく、残りの開封補助線11は包装袋1の一方の側縁まで到達するよう形成されていてもよい。なお、包装袋1の一方の側縁との間に間隔dを有する開封補助線11は、複数の開封補助線の中のいずれの開封補助線11であってもよく、例えば、最上位置の開封補助線11や最下位置の開封補助線11であってもよい。
また、上記したいずれの実施形態においても、包装フィルムを熱シールすることによって包装袋1を形成しているが、熱シール以外の他の接着方法を用いてシールを用いることで、包装袋1を形成してもよい。
また、上記したいずれの実施形態においても、包装袋1は自立可能なスタンディングパウチであったが、包装袋1は必ずしもスタンディングパウチである必要はなく、平たい平袋タイプのパウチや、ガゼット袋タイプのパウチなど、種々の形態とすることができる。
1 包装袋
2A,2B 包装フィルム
3A 側縁シール部
5 上縁シール部
6 注出口
8 ノッチ
9 第2の窪み
10 第1の窪み
11 開封補助線
d 間隔

Claims (9)

  1. 少なくとも2枚の包装フィルムを熱シールすることによって袋を形成し、上部の少なくとも一部が開封時に内容物を注出する注出口を有する包装袋であって、
    左右両側の側縁のうち一方の側縁から前記注出口を横断するように延びる少なくとも1本の開封補助線を有し、
    前記開封補助線は、少なくとも1本が、前記一方の側縁との間に間隔を有するように形成されている包装袋。
  2. 前記間隔は、0.8mm以上である請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記一方の側縁との間に前記間隔を有する前記開封補助線の一端部は、前記一方の側縁に形成された側縁シール部内に位置する請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記一方の側縁との間に前記間隔を有する前記開封補助線の一端部は、前記一方の側縁に形成された側縁シール部の外側に位置する請求項1又は2に記載の包装袋。
  5. 該包装袋の上部の一方の隅部に前記注出口が設けられ、
    前記開封補助線は、該包装袋の前記一方の側縁から上縁に向かって斜め方向に延びる請求項1〜4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 前記一方の側縁の側縁シール部には凹状の第1の窪みが設けられ、前記第1の窪みから前記開封補助線が延びている請求項5に記載の包装袋。
  7. 前記上縁の少なくとも一部に形成された上縁シール部に凹状の第2の窪みが設けられ、前記第2の窪みに向かって前記開封補助線が延びている請求項5又は6に記載の包装袋。
  8. V字状の切欠又は線状の切り込みにより形成された開封の起点となるノッチが形成されている請求項1〜7のいずれかに記載の包装袋。
  9. 内部に内容物が密閉状態で収容された請求項1〜8のいずれかに記載の包装袋。
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