JP6711056B2 - 包装袋、およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、液体洗剤、柔軟剤などのトイレタリー用品や、食用油、ソース、インスタントコーヒーなどの食品を収納する詰替え用包装袋に関するものである。
液体洗剤、柔軟剤などのトイレタリー用品や、食用油、インスタントコーヒーなどの食品を収納する容器は、それぞれ使い易い形状の専用容器、例えば、プラスチックボトルやガラス瓶などが使用されている。これらの専用容器は、構造もしっかりしており、従って高価であることから、内容物が無くなった段階で、繰り返し使用することができるようになっている。このような専用容器に内容物を補充する詰替え用包装袋が別途販売されている。
しかし、これらの専用容器は、もっぱら内容物を注出し易いように設計されているため、詰替え用包装袋から内容物を補充する詰替え操作の利便性を考慮したものでは必ずしもなかった。
従来、液状などの流動性を有する内容物を収納する詰替え用包装袋としては、内容物の専用容器への詰替えを容易に、かつ安全に行えると同時に、安価で空袋が嵩張らず、使用後の廃棄処理も容易に行えることが望ましく、この点から、袋の上部の一部にヒートシールにより狭い幅の注出口部を設けた注出口部付き包装袋が多く使用されるようになっている。
しかし、このような包装袋は、共通の欠点として、注出口部の幅が狭いため、開封された注出口部の開口性が悪い。また、開口させたとしても、注出口部は、袋本体と同じ柔軟性材料で形成されているため、剛性に劣り、注出の途中で開口された注出口部が閉塞しやすく、専用容器の注出口に注出口部を差し込みにくい。さらに、注出口部だけでなく、内容物によっては、注出口部より内側領域部でも、表裏積層フィルム同士が接近して閉塞し、この部分で内容物の注出口部への流動が部分的に妨げられ、特に注出の後半では、内容物を注出し難くなるという問題があった。特に、粘度のある液体洗剤や化粧品などの内容物の場合は、より注出し難くなる問題があった。
また、注出口部を破断しやすくする為、易開封加工部の終端が応力集中部に一致すると、搬送時や使用時に、注口部に引っ掛かると、易開封加工部の終端から破断し、内容物が漏れてしまう問題が発生していた。
これらを、改善する方法として、特許文献1では、対向した表裏2枚のフィルムを周縁シール部にて溶着し、その上部一隅に注出路形成シール部により形成された注出路と注出路の先端部に注出口を設けたパウチであって、
注出路の先端近傍に切断誘導線を注出路を横断するように設け、切断誘導線の側部シール部側には開封開始部(ノッチ)を設け、切断誘導線の反対側は注出路の途中ないし注出路を越えた位置から切断誘導線が下方に屈曲しており、
切断誘導線がパウチの外表面にレーザー加工により設けられたハーフカット線であり、
前記ハーフカット線は、複数本で、切断終点部に向けて収束する形であり、
前記切断誘導線が下方に屈曲している箇所は、曲線であることを特徴とする注出口付き詰替えパウチを提案している。
しかしながら、このような注出口付き詰替えパウチでは、切断誘導線が直線で、開封しにくく、大きく開口しにくいので、注出する時間が掛かる問題があった。
また、特許文献2では、フィルムで成形されたパウチ本体の周縁の一部を部分的に突き出た形状の注口部とし、該注口部はパウチ本体内部と連続する中空部と該中空部を隔てて対向しパウチ本体の側縁シール部と連続する一対の注口シール部を有し、一方の注口シール部から中空部を横切り他方の注口シール部の端部まで延びる易開封加工部が形成された易開封パウチにおいて、
前記易開封加工部の切断方向終端側の注口シール部側縁にはほぼ矩形状の切欠きが形成されてシール幅が狭くなっており、該切欠きの底辺と内側辺との隅角部が応力が集中する応力集中形状部となっており、
前記易開封加工部の切断方向終端位置を応力集中形状部から離れた位置に配置し、
前記易開封加工部は、切断方向始端側の注口シール部から中空部を直線的に切断する開口予定線部と、該開口予定線部から向きを変えて終端が応力集中形状部から離れて切欠きの底辺に位置する逃がし線部と、を備えていることを特徴とする易開封パウチを提案している。
しかし、切断方向終端位置を応力集中形状部から離れた位置に配置して、搬送時や使用時に、易開封加工部が破断しにくくなっても、易開封加工部が直線で構成されており、開封しにくく、大きく開口しにくいので、注出する時間が掛かる問題があった。
特許第5365259号公報 特許第4410974号公報
そこで、本発明は、確実に開封しやすく、かつ、注出しやすくて、短時間で注出可能包装袋を提供することが、本発明の課題である。
本発明の請求項1に係る発明は、積層フィルムを重ね合わせ、周囲に天シール部、左側シール部、右側シール部、および底シール部を有し、内部に収納部を形成した包装袋であって、
前記左側シール部、右側シール部のいずれか一方の側シール部と、前記天シール部と、の交差部に、斜め上方向に伸びる細幅形状の注出端シール部からなる注出口部を有し、
前記注出口部に人手で容易に破断して開口可能な開封部を有している包装袋において、
容易に開口可能な開封部は、注出口部を横断する複数の易開封加工線からなり、
易開封加工線は、少なくとも注出口部を横断する範囲では、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線から構成され、
かつ、内側と外側両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側に対し、開封終点側に向って徐減し、易開封加工線のすべてが一つの収束点に収束し、
易開封加工線の開始点が注出上シール部の範囲、あるいは注出上シール部の端部にあって、かつ、前記収束点が、注出端シール部の下側である注出下シール部側に位置することを特徴とする包装袋である。
複数の易開封加工線があって、すべてが一つの収束点に収束しているので、開封開始位置が多少ずれても、同じ様に破断して開封することができる。
また、易開封加工線が、注出口部を横断する範囲では、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する
曲線なので、開封された注出口部が大きく開口しやすいので注出しやすく、かつ、短時間で注出できる。
また、易開封加工線の収束点が、注出端シール部の注出下シール部側に位置するので、開封位置が一定で、上の方向を向いて開口できる。この為、注出しやすく、かつ、取り扱いが容易である。
本発明の請求項2に係る発明は、注出口部に設けられた易開封加工線の加工範囲に重な
る注出端シール部近傍において、注出口部の側シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り欠き、天シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り込みを有したことを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
注出口部の側シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り欠きがあるので、側シール側から破断しにくく、天シール側に切り込みを有しているので、天シール側の切り込みから容易に、易開封加工線に沿って、破断しやすくなっている。したがって、破断するのに、失敗せず、確実に破断できる。
本発明の請求項に係る発明は、易開封加工線の開始点は、切り込みが加工している天シール側にあっては、切り込みとの境に有することを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
切り込みより天シール側にある易開封加工線は、切り込みが加工している天シール側にあっては、切り込みとの境に開始点を設けた。切り込みより天シール側に易開封加工線を加工しないので、破断するための持ち手となるタブ部分が、破断するために強く引っ張っても、容易に切れてしまうことがないので、安心してタブを引っ張って、易開封加工線に沿って破断させることができる。
本発明の請求項に係る発明は、易開封加工線のすべてが収束する収束点が、注出端シール部の下側である注出下シール部の外側、あるいは注出下シール部範囲内に位置することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の包装袋である。
易開封加工線の収束点が、注出端シール部の注出下シール部の外側、あるいは注出下シール部範囲内に位置するので、充填する専用容器口先に挿入し易く、かつ、開封して注出する時に、注ぎ位置が固定され、安定した注出が可能になる。
本発明の請求項に係る発明は、切り込みの開始点であるノッチが、易開封加工線の開始部よりも下方に有することを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋である。
切り込みの開始点であるノッチが、易開封加工線の開始部よりも下方に有することから、切り込みから開封がスムーズに行うことができる。
本発明の請求項に係る発明は、切り込みの開始点であるノッチ先端が、複数の易開封加工線の両端の易開封加工線の間に有することを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋である。
ノッチ先端が、複数の易開封加工線の両端の易開封加工線の間に有することから、切り込みから開封がスムーズに行うことができる。
本発明の請求項に係る発明は、3本以上の易開封加工線を有する包装袋において、切り込みの開始点であるノッチが、易開封加工線中で中央あるいは中央に近い易開封加工線上に有することを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋である。
ノッチが、易開封加工線中で中央あるいは中央に近い易開封加工線上に有することから、破断する開口形状や位置が安定し、開封をスムーズに行うことができる。
本発明の請求項に係る発明は、切り込みの開始点であるノッチの向きが、易開封加工線の破断方向と同じ向きに傾斜していることを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋である。
ノッチの向きが、易開封加工線の破断方向と同じ向きに傾斜していることから、破断する開口形状や位置が安定し、開封をスムーズに行うことができる。
本発明の請求項に係る発明は、積層フィルムを重ね合わせ、周囲に天シール部、左側シール部、右側シール部、および底シール部を設け、内部に収納部を形成した包装袋の製造方法であって、
前記左側シール部、右側シール部のいずれか一方の側シール部と、前記天シール部と、の交差部に、斜め上方向に伸びる細幅形状の注出端シール部からなる注出口部を設け、
前記注出口部に人手による破断によって開口可能な開封部を設けるのにあたって、人手で開口可能な開封部は、注出口部を横断する複数の易開封加工線からなり、
易開封加工線は、少なくとも注出口部となる範囲を横断する範囲では、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線から構成され、
かつ、内側と外側両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側に対し、開封終点側に向って徐減し、易開封加工線のすべてが一つの収束点に収束させると共に、
易開封加工線の開始点を注出上シール部の範囲、あるいは注出上シール部の端部とし、かつ、前記収束点を、注出端シール部の下側である注出下シール部側に位置させ、易開封加工線をレーザーで走査して加工することを特徴とする包装袋の製造方法である。
易開封加工線をレーザーで走査して加工することによって、高速で安定した生産が可能になると共に、包装袋の開封が安定してできるようになる。
本発明の包装袋は、注出口部での折れ曲がりや閉塞がなく、かつ注出口部の内側領域部での閉塞もなく、内容物をスムーズに注出させることができる。
本発明に係る包装袋の一例を示す全体図である。 本発明に係る包装袋の易開封線の例を示す注出口部の拡大図である。 本発明に係る包装袋を開封する工程を示す図である。 本発明に係る包装袋の易開封線の他の例を示す注出口部の拡大図である。 本発明に係る包装袋の易開封線を加工した実施例の形状と比較例の形状を示す注出口部の拡大図である。
以下、本発明の包装袋の実施形態について、図で説明する。
図1は、本発明に係る包装袋の一例を示す全体図である。本発明の包装袋1は、積層フィルムからなる表フィルム101、裏フィルム102を裏面同士で重ね合わせ、周囲に天シール部11、左側シール部12、右側シール部13、および底シール部14を有した包装袋で、内部に内容物を収納する収納部を備えている。
この図1で示す包装袋の一例は、底部が底面フィルム141を融着したスタンディングパウチで、自立性を持たせた包装袋になっている。
この包装袋は、左側シール部12、あるいは右側シール部13のいずれか一方の側シール部と、天シール部11と、の交差部に、斜め上方向に伸びる細幅形状の注出端シール部15からなる注出口部2を有している。図1では、左側シール部12と天シール部11との交差部に注出口部2を持っている。
注出口部2は、先端近傍に、人手で容易に破断して開口可能な開封部21を有している。容易に開口可能な開封部は、注出口部を横断する複数の易開封加工線210からなり、この易開封加工線210は、それぞれ、少なくとも注出口部2を横断する範囲で、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線からなる。
図2は、本発明に係る包装袋の易開封線の例を示す注出口部2近傍の拡大図である。
注出口部2の周囲は、注出端シール部15によって、コの字型に囲まれた状態で形成されている。この注出端シール部15は、注出先シール部151と、注出上シール部152と、注出下シール部153と、からなる。
図2−1の第一形態例では、注出口部を横断する複数、ここでは3本の易開封加工線210からなり、この易開封加工線210は、それぞれ、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線から構成されている。
これらの易開封加工線210は、最も外側の外易開封加工線2101と、最も内側の内易開封加工線2102との、両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側211に対し、開封終点側212に向って徐々に減少している。そして、開封終点側212では、易開封加工線210のすべてが一つの収束点213に収束している。
このように複数の易開封加工線があって、すべてが一つの収束点に収束しているので、開封開始位置が多少ずれても、破断する方向が収束しているので、同じ方向に破断しながら開封していくので、安定した開封をすることができる。
また、易開封加工線210が、注出口部2を横断する範囲では、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線になっているので、開封された注出口部が大きく開口しやすいので注出しやすく、かつ、短時間で注出できる。
さらに、注出口部2に設けられた易開封加工線210の加工範囲に重なる開封開始側211である天シール部11側の注出端シール部15近傍において、注出口部の注出上シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り込み4を設けている。
また、注出口部2に設けられた易開封加工線210の加工範囲に重なる開封収束側212である注出口部の注出下シール側に、鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り欠き3を設けている。
注出口部の注出下シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り欠きがあるので、注出下シール側が何らかの衝撃等があっても、注出下シール側から破断しにくい。さらに、注出上シール側に切り込みを有しているので、天シール側の切り込みから容易に、易開封加工線に沿って、破断しやすくなっている。したがって、破断するのに、失敗せず、確実に破断できる。
ところで、複数の易開封加工線210の開始点が注出上シール部152の範囲、あるいは注出上シール部152の端部にあって、かつ、易開封加工線210のすべてが収束する収束点213が、注出端シール部15の注出下シール部153側、すなわち、切り欠き3側に位置するように設計されている。
そして、この収束点213は、注出端シール部の注出下シールの外側、すなわち切り欠き3の範囲、あるいは注出下シール部の下端である端部に位置する必要がある。
特にこの図2−1では、切り欠き3の端部、すなわち、注出下シール部153の端部に収束している例である。
注出上シール部152には、複数、少なくとも3本以上の易開封加工線210が加工さ
れている。また、注出上シール部152と天シール部11との境界近傍には切り込み4が加工されている。
この切り込み4の開始点であるノッチ40は、注出上シール部152内にあって、かつ、外易開封加工線2101と内易開封加工線2102との間にある中央あるいは中央に近い易開封加工線210の線上にあって、その易開封加工線の開始部2110よりも下方に設ける。
また、切り込み4の開始点であるノッチ40の向きが、易開封加工線の破断方向と同じ向きに傾斜して設けられている。
図3−1で示すように、上記ノッチ40の設定によって、切り込み4の切り目でフリーになっているタブ41をつかんで、包装袋1から引き剥がすようにタブ41を引っ張ると、切り込み4から中央の易開封加工線210を中心に、スムーズに破断を開始できる。
タブ41部分は、易開封加工線の開始点が、切り込みが加工している天シール側にあっては、切り込みとの境に設けているので、破断する強い力を掛けても、破断しにくい。
図3−2は、タブ41をつかんで、切り込み4から中央の易開封加工線210に沿って、注出口部を破断した工程を示す図である。
もし、破断が多少ぶれて、中央の易開封加工線から外れても、その両側に外易開封加工線2101と内易開封加工線2102があるので、両端の易開封加工線に挟まれた範囲で、破断させることが出来る。しかも、それら複数の易開封加工線同士の間隔が、一つの収束点まで徐減し、集中しているので、専用容器に挿入する注出口部の位置や形状を、設定から大きく外さないで破断させることができる。
図2−2は易開封加工線における第二形態例で、注出口部を横断する3本の易開封加工線210からなり、この易開封加工線210は、それぞれ、注出口部の未シール部分では、一旦、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線となっており、かつ、その先の易開封加工線の終点近傍では、下側に大きく傾斜し、注出下シール部153の端部の収束点にて交わっている。
これらの易開封加工線210でも、外易開封加工線2101と内易開封加工線2102との、両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側211に対し、開封終点側212に向って徐々に減少している。そして、開封終点側212では、易開封加工線210のすべてが一つの収束点213に収束している。
この形状では、専用容器に注出口部を挿入する時に、注出口部下端が下側に傾斜しているので、挿入しやすい。しかも、開口する注出口部自体は内側に凸状態で開封されているので、塞がることもなく、勢いよく専用容器に注ぎいれることができる。
図4−1は易開封加工線における第三形態例で、注出口部を横断する4本の易開封加工線210からなり、この易開封加工線210は、それぞれ包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線となっている。
これらの易開封加工線210でも、外易開封加工線2101と内易開封加工線2102との、両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側211に対し、開封終点側212に向って徐々に減少している。そして、開封終点側212では、易開封加工線210のすべてが一つの収束点213に収束しているが、収束点が注出下シール部153から外れ、切り欠き3の範囲に入っている。その為、易開封加工線は、注出下シール部下端では、完全には、収束していない。
この形状では、専用容器に注出口部を挿入する時に、注出口部下端がきれいに破断しやすいので、挿入しやすい。しかも、開口する注出口部は内側に凸状態で開封されているので、塞がることもなく、勢いよく専用容器に注ぎいれることができる。
図4−2は易開封加工線における比較例で、注出口部を横断する3本の易開封加工線210からなり、この易開封加工線210は、それぞれ包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線となっている。
これらの易開封加工線210でも、外易開封加工線2101と内易開封加工線2102との、両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側211に対し、開封終点側212に向って徐々に減少している。そして、開封終点側212では、易開封加工線210のすべてが一つの収束点213に収束しているが、収束点が注出下シール部153の範囲に入っている。
この形状では、易開封加工線を近づけやすく、レーザー加工の位置が重なりやすいと共に、収束点がシール内側にあるので、包装袋に穴を開けたり、著しく脆弱した加工線が発生し、落下強度の低下が発生する恐れがある。
その為、このような加工は危険で。生産を不安定化するので、避けることが望ましい。
本発明の詰替え用包装袋1は、使用形態や内容物の容量、デザインなどにより、スタンディングタイプ(自立タイプ)の包装袋の他に、三方シールタイプの包装袋やガゼットタイプの包装袋などにも可能である。
基材層としては、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルムなどが挙げられる。機械的強度や寸法安定性を有するものであれば、特に限定されない。特に二軸延伸されたフィルムが好ましい。また、これらのフィルムにアルミニウム蒸着層を設けたものでもよい。
また、基材層には、必要に応じて適宜印刷層を設けることができる。印刷層は、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース系、ゴム系などのバインダー樹脂に各種顔料、体質顔料および可塑剤、乾燥剤、安定剤などを添加されてなるインキにより印刷された層である。印刷方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷方法を用いることができる。また基材層の表面を、予め前処理としてコロナ処理またはオゾン処理を施すことにより、印刷層の密着性を向上させることができる。
シーラント層としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EAA)、アイオノマー、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が使用できる。これらの樹脂を押出し機により製膜して可能である。単層または複層でもよい。フィルムの厚みとしては、50〜200μmの範囲であることが好ましい。
接着層としては、ドライラミネート用接着剤が使用できる。例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤などを使用することができる。貼り合わせ方法としては、ドライラミネート法にて可能であるが、エクストルーダーラミネーションで、シーラント層側を製膜しながら貼り合せてもかまわないし、サンドポリエチレン加工してもかまわない。
また、積層シートの諸物性を向上する必要があれば、例えば、積層シートの剛性や落下強度、突き刺し強度などを向上させる場合、水蒸気や酸素ガスなどのバリア性を向上させ
る場合、などには中間層を設けることも可能である。しかし、易開封加工線の加工で、容易に脆弱化できる材質か、容易に破断可能な材質であることが望ましい。
中間層55としては、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルム、ポリアミド樹脂などを使用することができる。また、中間層を積層するには、接着層を介してドライラミネート法にて貼り合わせることができる。
無機酸化物としては、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシュウム、酸化カリウム、酸化錫、酸化ナトリウム、酸化ホウ素、酸化チタン、酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化イットリウムなどの金属の酸化物が使用できる。中でも生産性、価格面から酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが好ましい。
易開封加工線の加工には、レーザー加工機を用いると良い。
加工するレーザー光としては、炭酸ガスレーザーや窒素レーザーなどのガスレーザーや、ルビーレーザー、YAGレーザーなどの固体レーザーなどを用いることができる。
レーザー光を線状に走らせるが、基材層を貫通しシーラント層まで達するハーフカットであることが好ましい。金属箔を用いる場合は、金属箔が破断しやすいので、金属箔の上端までハーフカットする。完全に切れなくても、2軸延伸した層が加熱され、未延伸状態になっていれば、破断しやすくなるので、結晶化温度以上、好ましくは融点近傍の温度に加熱させる。
易開封加工線は、1回の照射でもよく、中心の開封誘導線を切り込み開始点を通るように描き、さらに、その外側と内側に各1本またはそれ以上の複数の易開封加工線を、一つの収束点を通るように描く。
開封誘導線の加工は、製袋前や製袋後で所定に位置に加工する。
また、切り込みや切り欠き、あるいは全体の外径抜きは、トムソン刃による打抜き、また、金型によるプレス打抜き、あるいはビク刃によるプレス加工で可能である。外形の一部は、別工程で単に切り落としを入れてもかまわない。
本発明の詰替え用包装袋は、包装袋の形状に対応して、製袋可能な製袋機を選択し、これに注出口部を形成するヒートシール装置や打抜き装置、開封誘導線を設けるためのレーザー光照射装置を適宜追加付設することにより作成することができる。
以下、本発明の具体的実施例について説明する。
使用する積層フィルムの製造は、2軸延伸の6―ナイロンフィルム15μmの内面に二液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム120μmを、貼り合わせ、積層フィルムを作成した。
そして、上記積層フィルムを裁断し、底面側を折り畳んで底シール部を融着し、左側シール部と右側シール部を融着後、内容物として、水320ミリリットルを充填してから、天シール部を融着し、外形を図1の形状にビク刃で抜いた。この時、同時に切り抜き部や切り込み部も抜き加工して、形成した。
次に、易開封加工線の加工は、波長10.6μmの炭酸ガスレーザーを21ワットの出力で、2500mm/秒の速度で走査して、一点で集中する3本の表面傷を加工した。
一本目の易開封加工線は、切り込み開始点を通り、内側に凸形状をした曲線からなる中央易開封加工線で、下端は切り欠き線上にある収束点である。
2本目の易開封加工線は、中央易開封加工線の外側に設け、内側に凸形状をした曲線から
なる中央易開封加工線で、下端は切り欠き線上にある収束点である。
3本目の易開封加工線は、中央易開封加工線の内側に設け、切り込み線状から始まり、内側に凸形状をした曲線からなる中央易開封加工線で、下端は切り欠き線上にある収束点である。(図5−1)
<比較例>
使用する積層フィルムは、実施例と同じ積層フィルムで、積層フィルムを裁断し、底面側を折り畳んで底シール部を融着し、左側シール部と右側シール部を融着後、内容物として、水320ミリリットルを充填してから、天シールを融着し、外形を図1の形状にビク刃で抜くところまでは、同じ加工をして形成した。
次に、易開封加工線の加工は、波長10.6μmの炭酸ガスレーザーを21ワットの出力で、2500mm/秒の速度で走査して、一点で集中する3本の表面傷を加工した。
一本目の易開封加工線は、切り込み開始点を通る直線状の中央易開封加工線で、下端は切り欠き線上にある収束点である。
2本目の易開封加工線は、中央易開封加工線の外側に設け、直線状の中央易開封加工線で、下端は切り欠き線上にある収束点である。
3本目の易開封加工線は、中央易開封加工線の内側に設け、切り込み線状から始まり、直線状の中央易開封加工線で、下端は切り欠き線上にある収束点である。(図5−2)
<評価方法>
水320ミリリットルを充填した自立タイプの包装袋をそれぞれ10袋ずつ作成し、容量400ミリリットルのプラスチックボトルへの詰替え性の評価を行った。
詰め替えは、男女5人ずつの10人を選定し、全量を詰め替えに要する時間を測定し、その注出時間で評価した。
Figure 0006711056
注出する時間は、比較例では、平均30.7秒掛かっていたが、実施例では、平均22.7秒で詰め替えが完了した。
また、同じ人による詰め替えでみても、実施例が比較例に対して、どの人も短い時間で詰め替えることができていた。
以上のことから、本発明の包装袋は詰め替え性が非常に高いと判断できた。
本発明の包装袋は、以上のようなもので、単に易開封線の形状と位置を規定するだけで、容易に開封し、スムーズに詰め替えが可能な容器である。また、生産設備の変更もなく、生産性が高い現用設備を使用して、製造が可能であることなどから、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・包装袋
101・・・・・・表フィルム
102・・・・・・裏フィルム
11・・・・・・・天シール部
12・・・・・・・左側シール部
13・・・・・・・右側シール部
14・・・・・・・底シール部
141・・・・・・底面フィルム
15・・・・・・・注出端シール部
151・・・・・・注出先シール部
152・・・・・・注出上シール部
153・・・・・・注出下シール部
2・・・・・・・・注出口部
21・・・・・・・開封部
210・・・・・・易開封加工線
2101・・・・・外易開封加工線
2102・・・・・内易開封加工線
211・・・・・・開封開始側
2110・・・・・開始部
212・・・・・・開封終点側
213・・・・・・収束点
3・・・・・・・・切り欠き
4・・・・・・・・切り込み
40・・・・・・・ノッチ
41・・・・・・・タブ

Claims (9)

  1. 積層フィルムを重ね合わせ、周囲に天シール部、左側シール部、右側シール部、および底シール部を有し、内部に収納部を形成した包装袋であって、
    前記左側シール部、右側シール部のいずれか一方の側シール部と、前記天シール部と、の交差部に、斜め上方向に伸びる細幅形状の注出端シール部からなる注出口部を有し、
    前記注出口部に人手で容易に破断して開口可能な開封部を有している包装袋において、
    容易に開口可能な開封部は、注出口部を横断する複数の易開封加工線からなり、
    易開封加工線は、少なくとも注出口部を横断する範囲では、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線から構成され、
    かつ、内側と外側両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側に対し、開封終点側に向って徐減し、易開封加工線のすべてが一つの収束点に収束し、
    易開封加工線の開始点が注出上シール部の範囲、あるいは注出上シール部の端部にあって、かつ、前記収束点が、注出端シール部の下側である注出下シール部側に位置することを特徴とする包装袋。
  2. 注出口部に設けられた易開封加工線の加工範囲に重なる注出端シール部近傍において、注出口部の側シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り欠き、天シール側に鋭角部を有しない曲線や直線で構成される切り込みを有したことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 易開封加工線の開始点は、切り込みが加工している天シール側にあっては、切り込みとの境に有することを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 易開封加工線のすべてが収束する収束点が、注出端シール部の下側である注出下シール部の外側、あるいは注出下シール部範囲内に位置することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の包装袋。
  5. 切り込みの開始点であるノッチが、易開封加工線の開始部よりも下方に有することを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋。
  6. 切り込みの開始点であるノッチ先端が、複数の易開封加工線の両端の易開封加工線の間に有することを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋。
  7. 3本以上の易開封加工線を有する包装袋において、切り込みの開始点であるノッチが、易開封加工線中で中央あるいは中央に近い易開封加工線上に有することを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋。
  8. 切り込みの開始点であるノッチの向きが、易開封加工線の破断方向と同じ向きに傾斜していることを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載の包装袋。
  9. 積層フィルムを重ね合わせ、周囲に天シール部、左側シール部、右側シール部、および底シール部を設け、内部に収納部を形成した包装袋の製造方法であって、
    前記左側シール部、右側シール部のいずれか一方の側シール部と、前記天シール部と、の交差部に、斜め上方向に伸びる細幅形状の注出端シール部からなる注出口部を設け、
    前記注出口部に人手による破断によって開口可能な開封部を設けるのにあたって、人手で開口可能な開封部は、注出口部を横断する複数の易開封加工線からなり、
    易開封加工線は、少なくとも注出口部となる範囲を横断する範囲では、包装袋の内側方向へ凸に湾曲する曲線から構成され、
    かつ、内側と外側両端の易開封加工線の間隔が、開封開始側に対し、開封終点側に向って徐減し、易開封加工線のすべてが一つの収束点に収束させると共に、
    易開封加工線の開始点を注出上シール部の範囲、あるいは注出上シール部の端部とし、かつ、前記収束点を、注出端シール部の下側である注出下シール部側に位置させ、易開封加工線をレーザーで走査して加工することを特徴とする包装袋の製造方法。
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