JP2001348045A - 自立性袋 - Google Patents
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Abstract
袋であって、袋の上部の一部に設けられた注出口部の開
口性がよく、比較的粘度の高い内容物でも、また、口径
の小さな容器に対しても安全且つ迅速に内容物を移し替
えることのできる自立性袋を提供する。 【解決手段】 自立性袋100 を、底部にガセット部6を
有するスタンディングパウチ形式で形成し、上部の一部
に外周をヒートシールしてなる先細り形状の注出口部10
を設け、該注出口部10の側部のヒートシール部に切り欠
き部11a,11b を設けると共に、注出口部10の先端部寄り
の位置に、両側から中央部にかけて内側に窪んだ形状と
なる切り取り線12を設け、その両側の端部にノッチ13、
13を設けて構成する。尚、注出口部10の先細り角度は3
5°〜85°が好ましい。
Description
の流動性を有する内容物を密封包装し、使用時に内容物
を他の容器に移し替えて使用する注出口部付きの自立性
袋に関し、更に詳しくは、内容物をボトルなど口径の小
さな容器にも安全且つ容易に、また、迅速に移し替えら
れるよう注出口部の形状を改善した自立性袋に関する。
る内容物を密封包装する袋としては、自立性があり立体
容器としての特徴も一部備えている所謂スタンディング
パウチ形式の袋が主に採用され、且つ、開封時に内容物
を外にこぼすことなく他の容器に安全に移し替えられる
よう、開口部を袋の上部全体ではなく、袋の上部の一部
に狭い幅の注出口部を設ける方法、或いは、プラスチッ
ク成形物などによる別体の注出口を袋の上部の一部に熱
接着して取り付ける方法などが採られていた。
チック成形物による別体の注出口を袋の上部の一部に取
り付ける方法は、製造工程が増え、注出口自体にも費用
がかかり、また、注出口を取り付けた空袋は、厚さが増
すため、保管や運搬の費用も割高となり、更に、内容物
の充填を注出口から行うため、口径の小さなノズルを備
えた特別な充填装置が必要となり、また、充填機のフィ
ーダー部への空袋のスタッキング数も大幅に減少し、オ
ペレーターが頻繁に空袋の供給を行う必要が生じるな
ど、全体としてコストアップと工程及び作業の煩雑さが
増す問題があった。
を設ける方法でも、内容物を他の容器に移し替える際の
操作性、安全性は、ある程度は改善できる。しかし、例
えば、注出口部の幅を狭くすると、移し替え時の安全性
は向上するが、注出口部の口が開きにくくなり、また、
注出の途中で閉塞することがあり、更に、内容物の粘度
が比較的高い場合など、注出に時間がかかり、移し替え
の操作が煩わしくなる問題があった。また、注出口部の
幅を広くすると、開口性や移し替えの迅速性は向上する
が、移し替え時の安全性が低下し、移し替えを行う容器
の口径が小さい場合、内容物を外にこぼしてしまう問題
があった。
めになされたものであり、その目的とするところは、成
形物などによる別体の注出口を必要とせず、通常の自立
性袋と同様な工程で生産性よく製造でき、内容物の充填
も容易で、しかも、注出口部の幅を狭くしても開口性が
よく、且つ、内容物の注出にそれほど時間がかかること
もなく、口径の小さなボトルなどの容器に対しても、安
全且つ容易に最後まで移し替えることができるという、
安価で使用適性に優れた自立性袋を生産性よく提供する
ことにある。
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、前後両側の壁面フィルムと底面フィルム
とで形成され、周囲の端縁部が袋状にヒートシールされ
てなる袋において、該袋の底部が、前後の壁面フィルム
の下部の間に、底面フィルムを内側に折り込んで挿入し
てなるガセット部を有する形式で形成され、該ガセット
部が、内側が両側から中央部にかけて凹状となるシール
パターンでヒートシールされて形成され、胴部が、前後
の壁面フィルムの両側の端縁部をヒートシールして形成
され、該袋の上部に、先端部と両側部がヒートシールさ
れてなる先細り形状の注出口部が設けられ、該注出口部
の少なくとも一方の側部のヒートシール部に切り欠き部
が設けられると共に、該注出口部に開封手段が、該注出
口部を両側から中央部にかけて、内側に窪んだ形状に切
り取るように設けられていることを特徴とする自立性袋
からなる。
る内側が両側から中央部にかけて凹状となるシールパタ
ーンは、代表的な例として、内側が底部の中心部から両
側に湾曲線状に立ち上がる形状の船底形や、一定の幅と
長さの底部から両側が外側に傾斜直線状に立ち上がる形
状の船底形のシールパターンが挙げられるが、これらに
限定されず、例えば、内側が鈍角のV字形、或いはU字
形となるシールパターンなど、実質的に内側が両側から
中央部にかけて凹状となるシールパターンであれば何で
もよい。
状は、内側に窪んだ形状であれば特に限定はされず、例
えば、V字状のほか折れ線状に窪んだ形状、円弧状、湾
曲線状など曲線状に窪んだ形状、また、直線と曲線とを
組み合わせて形成される窪んだ形状など任意に形成する
ことができる。このような開封手段は、印刷で表示され
た切り取り線などの開封指示線や開封指示マークであっ
てもよく、また、実際の引き裂きなどによる開封操作を
容易にする易開封性手段であってもよい。更に、これら
の複数を適宜組み合わせて設けたものであってもよい。
(イ)通常の袋でも多用されるノッチを設ける方法、
(ロ)レーザー光照射などによるハーフカット線を設け
る方法、(ハ)機械的方法によって細長くて小さな傷痕
群を袋の端部に形成する方法(その傷痕群を起点とし
て、容易に引き裂きが可能となる)などを用いることが
でき、前記開封指示線などの開封手段を含めて、これら
の中から、一種を選択し、または二種以上を適宜組み合
わせて用いることができる。
チが多く採用されているが、その形状に制限はなく、引
き裂き方向に向かって尖った部分を有する形状であれば
何でもよい。ハーフカット線についても、連続する線状
のハーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハ
ーフカット線であってもよい。このようなハーフカット
線は、一本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想
定して、中心のハーフカット線の両側に各1本、または
各2本など複数のハーフカット線を、平行または中心の
ハーフカット線に収斂する形状などに設けることができ
る。
り、本発明の自立性袋は、底部の構成により、自立性が
付与され、取扱いが容易になるほか、外観、陳列効果も
優れたものとなり、更に、内容物の移し替え操作も、注
出の途中で袋を立てて置くことができるので、容易に行
うことができる。また、袋の上部には、先端部と両側部
がヒートシールされてなる先細り形状の注出口部が設け
られ、該注出口部の少なくとも一方の側部のヒートシー
ル部に切り欠き部が設けられると共に、該注出口部に開
封手段が、該注出口部を両側から中央部にかけて、内側
に窪んだ形状に切り取るように設けられているので、注
出口部は、幅が狭く先細りの形状であると同時に、側部
の切り欠き部により突出した形状となっている。そし
て、内容物をボトルなど他の容器に移し替える際に、注
出口部を前記開封手段で開封することにより、注出口部
の先端部は、両側から中央部にかけて、内側に窪んだ形
状に開封されるので、注出口部は、先端部の幅が狭くて
も、内側に窪んだ形状の最深部が起点となって、その内
側が両側に大きく開口するようになる。
けることにより、内容物が先細り形状の注出口部に流動
し、その内圧により注出口部は容易に開口される。そし
て、開口された注出口部は、前述したように、先端部の
幅が狭い割にその内側が大きく開口するので、ボトルな
どの口径の小さな容器に対しても、容易に注出口部を容
器の口部に差し込むことができると同時に、注出速度も
速くなり、安全且つ迅速に内容物を移し替えることがで
きるようになる。
の開封手段が、少なくとも印刷による切り取り線または
ハーフカット線のいずれかを含むことを特徴とする請求
項1記載の自立性袋からなる。
段が、該注出口部を両側から中央部にかけて、内側に窪
んだ形状に切り取るように設けられているため、その切
り取り形状を一層明確に示すことが好ましく、開封手段
に印刷による切り取り線が含まれる場合は一目瞭然であ
り、また、ハーフカット線が含まれる場合もハーフカッ
ト線により線状の溝が形成され、また、この溝が濁った
外観となるため明瞭に視認することができる。
り、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、
注出口部を開封する際、指定の位置で容易に開封できる
ようになる。実際には、印刷による切り取り線を単独で
設けて鋏で切り取るようにしてもよいが、例えば、印刷
による切り取り線と、ノッチおよびハーフカット線を組
み合わせて設けてもよく、それにより鋏などの道具を必
要とせず、手だけで容易に引き裂いて指定の位置で開封
できるようになる。
の開封手段の内側に窪んだ形状が、内側にV字状または
円弧状に窪んだ形状であることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の自立性袋からなる。
封手段の形状は、注出口部の両側から中央部にかけて内
側に窪んだ形状であれば何でもよいが、開封時の操作を
容易にするためには、シンプルな形状であることが好ま
しく、内側にV字状または円弧状に窪んだ形状が特に好
ましい。
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、注
出口部を開封する際、切り取り操作を一層容易に行える
ようになる。例えば、V字状に窪んだ形状の場合は、V
字形の両側の線が一致するように半折することにより、
カットラインが一直線になるので、一動作で注出口部を
V字状に開封することができる。また、円弧状に窪んだ
形状の場合は、カットラインは直線ではないがシンプル
な形状であるため、容易に切り取って開封することがで
きる。
の開封手段が、内側に窪んだ形状であって、且つ、該内
側に窪んだ形状の最深部が、注出口部の通液路の中心線
よりも袋の側部寄りの位置となる形状に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自
立性袋からなる。
形状に設ける場合、標準的には、内側に窪んだ形状は、
その最深部が注出口部の通液路の中心線上に位置するよ
うに設けられる。そして、それにより、開口部の面積が
大きくなるため、内容物の注出速度が速くなり、短時間
で内容物を移し替えられるようになる。只、実際に内容
物を注出する際には、注出口部を下に向けて注出するた
め、注出口部が横方向乃至斜め上方に向くように設けら
れている場合、注出口部の上辺側に内圧が強くかかり、
左右に広がって開口した注出口部が、内側に窪んだ形状
の最深部を起点として両側に大きく広がるため、袋の上
下方向には逆に窄まって狭められる傾向を生じる。この
傾向は、前記内側に窪んだ形状の最深部が通液路の中心
線よりも上辺寄りの位置にある時には一層強くなり、注
出速度を速くする効果が低下することになる。また、注
出口部の上辺側が細くなるため、その抵抗力も弱くな
り、注出ガイドとしての作用も低下する。しかし、前記
内側に窪んだ形状を、その最深部が通液路の中心線より
も袋の側部寄りの位置となるように設けた場合は、注出
口部の上辺側が太くなり、その抵抗力が強められると同
時に、開口した注出口部が、通液路の中心線で両側に折
れ曲がり難くなるため、上記の傾向、即ち、注出口部が
袋の上下方向に窄まって狭められる傾向を防止すること
ができる。従って、前記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作
用効果に加えて、内容物を注出する際、注出口部が上下
左右にバランスよく広がって開口するので、一層確実に
内容物の注出速度を速くすることができ、短時間で内容
物を移し替えられるようになる。
ルムの少なくとも注出口部に膨らみ部が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自
立性袋である。上記膨らみ部は、注出口部のみに設けて
もよいが、例えば、注出口部から袋の中心部にかけて、
注出口部では比較的幅が広く、そこから中心部にかけて
は幅が狭くなり押し罫状となる形状などに設けることが
できる。また、このような膨らみ部は、片側の壁面フィ
ルムのみに設けてもよいが、両側の壁面フィルムに設け
ることが更に好ましい。
求項1乃至4のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、注出口部の開口性が一層向上し、前記開封手段で
注出口部を開封することにより、自動的に注出口部が保
形性よく開口するようになる。尚、以上のような本発明
の自立性袋の上部に設けた注出口部とその側部の切り欠
き部、および注出口部の開封手段や膨らみ部などの構成
は、自立性袋に限らず、四方シール形式、三方シール形
式、ピロー形式などの平パウチにも適用することができ
る。その場合、袋の自立性はなくなるが、内容物を他の
容器に移し替える際の容易性、安全性、迅速性などにつ
いては、前述した本発明の自立性袋と同様な作用効果を
奏する。
用いるフィルム、および自立性袋の製造方法など発明の
実施の形態について説明する。本発明の自立性袋の製造
に用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする積
層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、例え
ば、各種液体用パウチなどに用いられている公知の積層
フィルムは、いずれも使用することができる。これらの
中から、包装する内容物の種類や充填後の加熱処理の有
無など使用条件に応じて、適するものを自由に選択して
使用することができる。
代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。 (1) ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シ
ーラント層) (2) ONフィルム/接着剤/二軸延伸HDPEフィルム
/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層) (3) ONフィルム/接着剤/二軸延伸PPフィルム/接
着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層) (4) ONフィルム/接着剤/二軸延伸PPフィルム/接
着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム
(シーラント層) (5) ONフィルム(シリカまたはアルミナ蒸着層)/接
着剤/二軸延伸PPフィルム/接着剤/L・LDPEフ
ィルム(シーラント層) (6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層は
L・LDPE層) (7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDP
Eフィルム(シーラント層) (8) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (9) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (10)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (12)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着
剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラン
ト層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
イロンフィルム、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチ
レン、HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密
度ポリエチレン、PPフィルムはポリプロピレンフィル
ム、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物フィルム、CPPフィルムは無延伸
ポリプロピレンフィルムを指すものである。各層の間の
接着剤は、通常、その積層がドライラミネーション法で
行われるため、2液硬化型ポリウレタン系接着剤などの
ドライラミネーション用接着剤を用いることができる。
また、アンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂
を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム
側に予めコーティングするものでプライマーコートの一
種である。
フィルム、PETフィルムは、基材フィルムとして袋に
機械的強度や印刷適性を付与し、中間層に用いた二軸延
伸HDPEフィルム、二軸延伸PPフィルムは、積層フ
ィルムの厚さを増し、その剛性や機械的強度を高めると
共に、水蒸気バリヤー性を向上させることができる。そ
して、アルミニウム箔、シリカまたはアルミナ蒸着層、
EVOHフィルムなどは、各種のガスバリヤー性を付与
するために積層するものである。
・LDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙
げたが、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定
性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレス
クラッキング性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱
性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内
容物の包装用に適している。
内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用
することができる。
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、本発明の自立性袋のように、ヒートシール部
にフィルムの重なりの差による段差のある袋のシーラン
ト層には、シール抜けによるピンホールの発生を防止で
きる点で適している。更に、前記共重合体にオレフィン
系エラストマーをブレンドしたものを用いることによ
り、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差によ
るピンホールの発生も一層効果的に防止することができ
る。
製造する本発明の自立性袋の製造方法について説明す
る。本発明の自立性袋は、底部をガセット形式で形成し
て自立性を付与した形態であるため、基本的には、従来
のスタンディングパウチ用の製袋機を利用して製造する
ことができる。
の点で異なっている。 袋の上部の一部に、その先端部と両側部をヒートシー
ルしてなる狭い幅で先細り形状の注出口部を設けている
点。 前記注出口部の少なくとも一方の側部のヒートシール
部に、内容物を他の容器に移し替える際に、注出口部を
容器の口部に固定し易くし、また、注出口部を開封する
際、その先端部を摘み易くするためなどの切り欠き部を
設けている点。 少なくとも前記注出口部を含む袋上部の領域に、エン
ボスなどにより膨らみ部を設けている点。 前記注出口部にノッチ、ハーフカット線などの易開封
性手段を適宜設けている点である。
分を設けるための加工装置、即ち、注出口部、切り欠き
部、膨らみ部、易開封性手段などを設けるためのトリミ
ング装置、打ち抜き装置、ヒートシール装置、エンボス
装置など熱プレス成形装置、レーザー光照射装置などを
適宜スタンディングパウチ用製袋機に追加付設、もしく
は部分改造することにより、容易に製造することができ
る。
説明する。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、
以下の図面に限定されるものではない。また、図面に付
した符号は、異なる図面においても同じ名称の部分には
同じ符号を用いた。図1〜図8は、それぞれ本発明の自
立性袋の一実施例の構成を示す正面図である。但し、図
1〜図8に示した自立性袋は、袋の底部および胴部の構
成は同一であり、袋の上部の一部に設ける注出口部の形
状や、その側部に設ける切り欠き部の形状、そして、注
出口部の開封手段の形状などを適宜変更して構成したも
のである。
の構成を示す正面図である。図1に示した自立性袋10
0は、その底部と胴部が、通常のスタンディングパウチ
と同様な形式で形成されており、底部2が、前後両側の
壁面フィルム1、1′の下部の間に、底面フィルムを内
側に折り返して、底面フィルム折り返し部3まで挿入し
てなるガセット部6を有する形式で形成され、内側に折
り込まれた底面フィルムの両側下端近傍には、この場
合、半円形の底面フィルム切り欠き部4、4が設けら
れ、ガセット部6が、内側が底部の中心部から両側に湾
曲線状に立ち上がる形状の船底形のシールパターン、即
ち、底部シール部5でヒートシールされて形成され、胴
部が、前後両側の壁面フィルム1、1′の両側の端縁部
を側部シール部7、7でヒートシールして形成されてい
る。
において左上部のコーナー部には、先端部と両側部が注
出口部シール部8でヒートシールされてなる先細り形状
の注出口部10が設けられ、且つ、注出口部10の通液
路の上下両側のシールラインが直線状に形成されると共
に、その上側のシールラインが、横方向の直線で形成さ
れ、更に、注出口部10の両側のヒートシール部に、切
り欠き部11a 、11b が設けられ、また、注出口部1
0の先端部寄りの位置には、開封手段として、その両側
から中央部にかけて内側に窪んだ形状、この場合、鈍角
に開いたV字状の切り取り線12と、その両側の端部に
ノッチ13、13が設けられて構成されている。
に、これに沿って、レーザー光照射などによるハーフカ
ット線を設けることもでき、それにより、一層容易に注
出口部12をV字状に切り取って開封できるようにな
る。そして、自立性袋100の上部の端縁部の上部シー
ル部9は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充
填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒート
シールして密封するものである。これらの点は、以下の
図2〜図8に示す自立性袋についても同様である。
て、注出口部10の先細り形状は、この場合、注出口部
10の通液路の上下両側のシールラインのなす角度、即
ち、先細り角度が70°で収束に向かう形状であるが、
この先細り角度は、35°〜85°の範囲であれば、袋
100を傾けて注出口部10に内容物による内圧をかけ
た時、自然に注出口部10が開口するようになる。
袋100への内容物の充填は、未シールの上部シール部
9の幅が広いため、この部分から容易に行うことがで
き、例えば、液状の内容物を充填し、上部シール部9を
脱気シールして密封した袋100は、底部のガセット部
6の構成により自立性が付与され、取り扱い易く、外
観、陳列効果にも優れている。そして、充填された内容
物をボトルなど他の容器に移し替える際には、注出口部
10を、切り取り線12に沿って切り取って開封するこ
とにより、注出口部10は、両側から中央部にかけて内
側にV字状に窪んだ形状に開封される。開封された注出
口部10は、内容物の内圧で容易に開口し、開口した注
出口部10は、先端部の口径が小さく、且つ、先端部か
ら内側に向けて、前記V字状のカットラインにより大き
く開口する。
対しても、注出口部10の先端部を容器の口部に容易に
差し込んで注出することができ、且つ、注出口部10は
大きく開口しているので、内容物を外にこぼすことな
く、安全且つ迅速に移し替えることができる。尚、注出
口部10の開封方法に関しては、切り取り線12の両端
のノッチ13、13を利用して両側から切り取り線12
に沿って引き裂いて開封してもよいが、前述したように
通液路の中心線Mで二つ折りすることにより、V字状の
両側の切り取り線12が同位置に重なり合うので、ノッ
チを利用して同時に引き裂いて開封することもできる。
0の通液路の上下両側のシールラインが先細りとなる形
状で、且つ、上側のシールラインが、横方向の直線で形
成されているので、袋100を注出口部10を下に向け
て傾けた時、袋の上部へ流動した内容物が、一旦、前記
上側シールラインを含む横方向の袋の上部シール部にぶ
つかり、そこで流れ方向を90°変えて先細りの注出口
部10から注出される。従って、内容物が注出される際
の圧力損失が大きくなり、流速が低下すると同時に、流
れ方向も確実に横方向の上側シールラインにより、下方
向に制御されるので、内容物の粘度が低い場合でも、周
りに飛び散ることがなく、安定した流れで安全に移し替
えることができる。また、逆に内容物の粘度が高い場合
でも、開口部が大きくなっているので、注出に時間がか
からず迅速に移し替えることができる。
に示した自立性袋100の構成において、袋の上部のコ
ーナー部に設けた注出口部10の形状を下記のように変
更すると共に、それに対応して、注出口部10の両側に
設けた切り欠き部11a 、11b の形状を変更し、ま
た、切り取り線12およびノッチ13の位置などを調整
して構成したものである。
出する際の注出方向を一層確実に横方向に制御するた
め、注出口部10の通液路の上側のシールラインを内側
から先端部に向かって、横方向の直線部と先下がりの直
線部とで形成し、先端部における通液路の中心線Mが横
方向に向くように変更し、これに対応して、注出口部1
0の上下両側に設けた切り欠き部11a 、11b の形状
を、注出口部10が先細り形状で横方向に突出するよう
に変更して構成したものである。この場合も、注出口部
10の開封手段は、注出口部10の先端部寄りの位置
に、両側から中央部にかけて内側に窪んだ形状を形成す
る鈍角に開いたV字状の切り取り線12を設けると共
に、その下側の端部にノッチ13を設け、また、上側の
端部には、その位置に上側の切り欠き部11a の左下部
の尖った角部が位置するように切り欠き部11a を設
け、その角部がノッチの機能も持つようにして構成した
ものである。
袋200は、前記図1に示した構成の自立性袋100と
対比して、注出口部10の通液路の上側のシールライン
の先端部が先下がりの直線で形成され、且つ、通液路の
中心線Mが一層水平に寝た方向になるため、袋200を
傾けて内容物を注出する際、内容物の流れを一層確実に
下向きの狭い範囲に制御することができる。そして、上
記変更点以外は、前記図1に示した自立性袋100と同
じ構成であるため、前記自立性袋100で説明した作用
効果と同様な作用効果を奏する。
の構成を示す正面図である。図3に示した自立性袋30
0は、前記図1に示した自立性袋100の構成におい
て、袋の上部のコーナー部に設けた注出口部10が、先
細り形状で、且つ斜め外側上方を向くように、両側のヒ
ートシール部の内側ライン、即ち、通液路の上下両側の
シールラインを、斜め外側上方に向き、先端側で収束す
る形状に変更して注出口部10を設け、これに対応し
て、両側の切り欠き部11a 、11b の形状、寸法を変
え、また、開封手段の切り取り線12とその両側の端部
のノッチ13、13などの方向や位置を調整して構成し
たものである。上記変更点以外は、図1に示した自立性
袋100と同様に形成して構成されている。
出する際の流れ方向は、斜め外側上方に向き、流出速度
を抑制する効果は、前記図1に示した自立性袋100の
場合よりも低下するが、比較的粘度の高い内容物でも迅
速に注出することができ、また、口径の小さな容器に対
しても、図1に示した自立性袋100と同様、安全且つ
迅速に内容物を移し替えることができる。また、上記変
更点以外は、図1に示した自立性袋100と同じ構成で
あるため、前記図1に示した自立性袋100で説明した
作用効果と同様な作用効果を奏する。
の構成を示す正面図である。図4に示した自立性袋40
0は、前記図1に示した自立性袋100の構成におい
て、袋の上部のコーナー部に設けた注出口部10の向き
を、斜め外側上方であって、前記図3に示した自立性袋
300の場合よりも更に上方を向くように変更して構成
したものであり、注出口部の両側のヒートシール部のう
ち、袋の側部側のヒートシール部が、袋の側部シール部
7の上部をそのまま使用した形状で垂直方向に形成さ
れ、もう一方(袋の中央部側)のヒートシール部が斜め
外側上方に向く傾斜直線状に形成されて先細り形状の注
出口部10が形成されている。従って、この場合、注出
口部の側部の切り欠き部は、注出口部10の袋の中央部
側(図において右側)のみにV字形の切り欠き部11a
が設けられている。そして、上記注出口部10の先端部
寄りの位置に、開封手段として、両側から中央部にかけ
て内側に窪む鈍角に開いたV字状の切り取り線12が設
けられ、また、その両端にノッチ13、13が設けられ
て構成されている。また、上記変更点以外は、図1に示
した自立性袋100と同様に形成して構成されている。
注出する際の流れ方向は、斜め外側上方に向くが、前記
図3に示した自立性袋300の場合よりも、上向き傾向
が更に強くなる。従って、内容物の流出速度を抑制する
効果は、更に低下するが、比較的粘度の高い内容物を迅
速に注出する際には、一層好適に使用することができ、
また、口径の小さな容器に対して内容物を移し替える際
も、図1に示した自立性袋100と略同様に、安全且つ
迅速に移し替えることができる。
の構成を示す正面図である。図5に示した自立性袋50
0は、前記図1に示した自立性袋100の構成におい
て、袋の上部のコーナー部に設けた注出口部10の形状
を、その通液路の上下両側のシールラインを、直線状で
はなく、円弧状の曲線で且つ先細りとなる形状に変更し
て形成すると共に、これに対応して、注出口部の両側の
切り欠き部11a 、11b を注出口部10の両側に所定
幅のヒートシール部を残すように変更して設け、また、
注出口部10の先端部寄りの位置に、開封手段として、
両側から中央部にかけて内側に窪む鈍角に開いたV字状
の切り取り線12を、そのV字状の両端同士を結ぶ線が
垂直に近い角度になるように設け、その両端にノッチ1
3、13を設けて構成したものである。そして、上記変
更点以外は、前記図1に示した自立性袋100と同様に
形成して構成されている。
袋500は、充填された内容物を注出する際、注出口部
10の先端部を前記開封手段で切り取って開封すること
により、注出口部10は、切り取り線12に示すよう
に、内側にV字状に窪んだ形状に開口され、先端部の幅
が狭い割に大きく開口するようになり、且つ、通液路の
上側のシールラインが、下側のシールラインよりも長く
残された形状となる。従って、内容物の注出の際、内容
物の流れが横方向の一定範囲に制御されると共に、口径
の小さな容器に対しても、注出口部10の先端部を容器
の口部に差し込みやすくなり、内容物を安全且つ迅速に
移し替えられるようになる。また、上記変更点以外は、
前記図1に示した自立性袋100と同じ構成であるた
め、図1に示した自立性袋100で説明した作用効果と
同様な作用効果を奏する。
の構成を示す正面図である。図6に示した自立性袋60
0は、前記図1に示した自立性袋100の構成におい
て、袋の上部のコーナー部に設けた注出口部10を、袋
の上部の中央部に位置を変え、且つ、上方に向き先細り
となる形状に変更すると共に、これに対応して、注出口
部10の両側に切り欠き部11a 、11b を設けて、注
出口部10が上部方向に突出するように形成し、その先
端部寄りの位置に開封手段として、両側から中央部にか
けて内側に窪む鈍角に開いたV字状の切り取り線12を
設け、その両端にノッチ13、13を設けて構成したも
のである。尚、この構成の場合、注出口部10の外周を
ヒートシールする注出口部シール部8は、袋600の上
部を封止する上部シール部9と共通としたが、両側の水
平部分を先にヒートシールしておいて、注出口部10の
部分を内容物の充填口に使用し、後でヒートシールする
こともできる。また、上記変更点以外は、前記図1に示
した自立性袋100と同様に形成して構成されている。
袋600は、注出口部10が上向きに設けられているた
め、内容物を注出する際の圧力損失は小さくなり、流出
速度を抑制する効果は低くなるが、その分、粘度の高い
内容物を迅速に注出できる効果は大きくなる。また、注
出口部10の先端の開口部は、前記図1〜図5に示した
自立性袋と同様に、先端部の幅が狭い割に大きく開口す
るため、口径の小さな容器に対しても、注出口部10の
先端部を容器の口部に差し込みやすく、比較的粘度の高
い内容物でも、安全且つ一層迅速に移し替えることがで
きる。
の構成を示す正面図である。図7に示した自立性袋70
0は、前記請求項4に記載した発明の自立性袋の一実施
例に相当するものであり、前記図1に示した自立性袋1
00の構成において、袋の底部および胴部の構成と共
に、袋の上部のコーナー部に設けた注出口部10の形
状、特に、通液路の上下両側のシールラインの形状とそ
の方向、先細り角度などの構成は、図1に示した自立性
袋100と同様に構成し、注出口部10に設けた開封手
段を、内側にV字状に窪む形状であって、且つ、そのV
字状の最深部(この場合、角部)が、注出口部10の通
液路の中心線Mよりも袋の側部寄りの位置となる形状に
変更して設けると共に、その両側の端部にノッチ13、
13を設けて構成したものである。
明したように、袋に充填された内容物を注出する際、注
出口部10を上記開封手段で開封することにより、開封
された注出口部の上辺側が太くなり、その抵抗力が強め
られると同時に、左右に広がった注出口部10が、通液
路の中心線Mで両側に折れ曲がり難くなるため、注出口
部が袋の上下方向に窄まって狭められる傾向を防止する
ことができる。従って、注出口部が上下左右にバランス
よく広がって開口するので、一層確実に内容物の注出速
度を速くすることができ、短時間で内容物を移し替えら
れるようになる。また、前記変更点以外は、図1に示し
た自立性袋100と同じ構成であるため、図1に示した
自立性袋100と同様な作用効果を得ることができる。
尚、図7でも、注出口部10に設けた開封手段の形状
は、内側にV字状に窪んだ形状で示したが、先に説明し
たように、本発明において、開封手段の形状は内側に窪
んだ形状であれば何でもよく、V字状のほか折れ線状に
窪んだ形状、円弧状、湾曲線状など曲線状に窪んだ形
状、或いは、直線と曲線とを組み合わせて形成される窪
んだ形状など、任意の窪んだ形状に設けることができ
る。
の構成を示す正面図である。図8に示した自立性袋80
0は、前記図7に示した自立性袋700の構成におい
て、注出口部を含む袋の上部の領域に、内容物を注出す
る際、注出口部10の開口性を更に向上させ、且つ、袋
の上部を前後に一層広がり易くするための膨らみ部Sを
追加して設けて構成したものである。この膨らみ部S
は、注出口部10の先端部近傍から袋800の内部方向
に向けて、注出口部10とその近辺では、注出口部の開
口性を更によくするために、膨らみ部S1 のように広い
幅に形成し、その先の袋の中心部寄りの部分では折り曲
げ線として作用するように膨らみ部S2 のように狭い幅
に形成されている。このような膨らみ部Sの膨らみ高さ
は、特に限定はされないが、広い幅の膨らみ部S1 の部
分では1.5〜6mm程度が好ましく、狭い幅の膨らみ
部S2 の部分では0.5〜2mm程度が好ましい。ま
た、膨らみ部Sの高さ方向の断面形状は、この場合、膨
らみ部S1 、S2 いずれも台形状であるが、特に限定は
されず、例えば、膨らみ部全体が多面体を形成するよう
な形状とすることにより、膨らみ部Sの保形性を向上さ
せることができる。また、膨らみ部S2 は、その先端部
を袋の中心部または下部の位置まで延長して設けてもよ
く、それにより、袋800の形態安定性を一層向上させ
ることができる。
7に示した自立性袋700の構成の作用効果に加えて、
袋に充填された内容物をボトルなど他の容器に移し替え
る際、注出口部10の先端部を、ノッチ13、13を利
用して切り取り線12に沿って切り取ることにより、注
出口部10が膨らみ部S1 により自動的に保形性よく開
口する。そして、袋800を、注出口部10をボトルの
口部に差し込むようにして傾けることにより、袋800
の上部が膨らみ部S2 により容易に前後に広がるので、
内容物が比較的粘度の高いものであってもスムーズに袋
の上部から注出口部に流動し、安全且つ迅速に移し替え
ることができる。
よれば、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、
通常の自立性袋と同様な製造工程で生産性よく製造で
き、内容物の充填も容易で、しかも内容物の充填シール
後の袋の自立性、および外観、陳列効果がよく、更に、
内容物の使用時には、袋の上部の一部に設けられた注出
口部の先端部を開封手段で切り取るだけで、容易に注出
口部を開口させることができ、且つ、口径の小さなボト
ルなどの容器に対しても、注出口部の先端部を容器の口
部に差し込みやすく、比較的粘度の高い内容物でも注出
に時間がかからず、安全且つ迅速に内容物を移し替える
ことができるという安価で使用適性に優れた自立性袋を
生産性よく提供できる効果を奏する。
正面図である。
正面図である。
正面図である。
正面図である。
正面図である。
正面図である。
正面図である。
正面図である。
00、800自立性袋
Claims (5)
- 【請求項1】前後両側の壁面フィルムと底面フィルムと
で形成され、周囲の端縁部が袋状にヒートシールされて
なる袋において、該袋の底部が、前後の壁面フィルムの
下部の間に、底面フィルムを内側に折り込んで挿入して
なるガセット部を有する形式で形成され、該ガセット部
が、内側が両側から中央部にかけて凹状となるシールパ
ターンでヒートシールされて形成され、胴部が、前後の
壁面フィルムの両側の端縁部をヒートシールして形成さ
れ、該袋の上部に、先端部と両側部がヒートシールされ
てなる先細り形状の注出口部が設けられ、該注出口部の
少なくとも一方の側部のヒートシール部に切り欠き部が
設けられると共に、該注出口部に開封手段が、該注出口
部を両側から中央部にかけて、内側に窪んだ形状に切り
取るように設けられていることを特徴とする自立性袋。 - 【請求項2】前記注出口部の開封手段が、少なくとも印
刷による切り取り線またはハーフカット線のいずれかを
含むことを特徴とする請求項1記載の自立性袋。 - 【請求項3】前記注出口部の開封手段の内側に窪んだ形
状が、内側にV字状または円弧状に窪んだ形状であるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の自立性袋。 - 【請求項4】前記注出口部の開封手段が、内側に窪んだ
形状であって、且つ、該内側に窪んだ形状の最深部が、
注出口部の通液路の中心線よりも袋の側部寄りの位置と
なる形状に設けられていることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の自立性袋。 - 【請求項5】前記壁面フィルムの少なくとも注出口部に
膨らみ部が設けられていることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の自立性袋。
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