JP2001114298A - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JP2001114298A
JP2001114298A JP29457499A JP29457499A JP2001114298A JP 2001114298 A JP2001114298 A JP 2001114298A JP 29457499 A JP29457499 A JP 29457499A JP 29457499 A JP29457499 A JP 29457499A JP 2001114298 A JP2001114298 A JP 2001114298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器が自立性、意匠性に優れると共に、製
造、及び内容物の充填が容易で、比較的粘度の高い内容
物でも、残すことなく迅速且つ容易に他の容器に移し替
えることができる安価で使用適性に優れた複合容器を提
供する。 【解決手段】 複合容器600 を、自立性袋100 の外側に
スリーブ状のカートン400 が取り付けられた構成とし、
自立性袋100 をスタンディングパウチ形式の袋の上部中
央部に、狭い幅で突出する形状の注出口部11を設けて形
成し、スリーブ状のカートン400 を、自立性袋100 の前
後と上下を囲む形式で、前後方向に偏平に折り畳み可能
に形成し、また、その上部に自立性袋の注出口部11の基
部に対応する形状の切り欠き部33を設けて形成する。そ
して、スリーブ状のカートンの切り欠き部33の内側から
自立性袋の注出口部11を差し込んで嵌合させるようにし
て自立性袋100 をスリーブ状のカートン400 に装着し、
複合容器600 を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自立性袋とその外
側に取り付けられるスリーブ状のカートンからなる複合
容器に関し、更に詳しくは、内部に液状物など流動性を
有する内容物を安全に密封包装し、流通できる複合容器
であって、通常の用途の容器としてはもとより、使用時
に内容物を他の容器に移し替えて使用する詰め替え用容
器としても好適に使用することができ、自立性、形態安
定性がよく、外観、意匠性に優れると共に、内容物が比
較的粘度の高いものであっても、最後まで容易に絞り出
して移し替えられるよう、容器形態を改良した複合容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液状物などの流動性を有する内容
物を密封包装し、使用時に内容物を他の容器に移し替え
て使用する詰め替え用パウチとしては、例えば、パウチ
の上部の一部に幅を狭くした突出する形状の注出口部を
設けたもの、また、その注出口部が注出の途中で閉塞し
ないよう、更に注出口部にエンボス加工などを施して開
口部の保形性を向上させたもの、或いは、プラスチック
成形物などによる別体の注出口をパウチ上部の一部に熱
接着して取り付けたものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パウチ
の上部の一部に幅を狭くした突出する形状の注出口部を
設けたもの、また、更にその注出口部にエンボス加工な
どを施して開口部の保形性を向上させたものは、粘度の
低い内容物に対しては良好に使用することができるが、
内容物の粘度が高くなると急激に注出速度が低下し、注
出に時間がかかり、また、注出の最終段階で内容物がパ
ウチ内に残りやすい問題があった。
【0004】また、プラスチック成形物などによる別体
の注出口をパウチ上部の一部に取り付けたものも、内容
物の粘度が比較的低い場合は、好適に使用できるもの
の、内容物の粘度が高くなると前記と同様な問題がある
ほか、パウチの製造工程が増え、注出口自体にも費用が
かかり、また、注出口を取り付けた空パウチは、厚さが
増すため、保管や運搬の費用も割高となり、内容物の充
填の際にも、例えば、充填機のフィーダー部への空パウ
チの積み込み数が大幅に減少するため、オペレーターが
頻繁に空パウチの供給を行う必要を生じるなど、全体と
してコストアップと工程及び作業の煩雑さが増す問題が
あった。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであり、その目的とするところは、成
形物などによる別体の注出口を必要とせず、製造および
内容物の充填が容易で、自立性があり取り扱いやすく、
形態安定性、印刷効果もよく、外観、意匠性に優れると
共に、内容物の使用時には、比較的粘度の高い内容物で
あっても、最後まで内容物を残すことなく容易に絞り出
して移し替えることができるという、通常の容器として
はもとより、詰め替え用容器としても好適に使用できる
安価で使用適性に優れた複合容器を生産性よく提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、自立性袋とその外側に取り付けられるス
リーブ状のカートンからなる複合容器であって、該自立
性袋が、積層フィルムで形成され、且つ、上部に、袋の
幅よりも狭い幅の突出する形状の注出口部を備え、ま
た、該スリーブ状のカートンが、該自立性袋の前後と上
下の外周を囲む形式で、前後方向に偏平に折り畳み可能
に形成され、且つ、上端に、該自立性袋の注出口部の基
部に対応する形状の切り欠き部を備えると共に、該スリ
ーブ状のカートンが、該自立性袋の外側に、該切り欠き
部の内側から該注出口部を差し込んで上方に突出するよ
うに嵌合させて取り付けられていることを特徴とする複
合容器からなる。
【0007】上記自立性袋は、自立性を有する形態であ
れば何でもよく、例えば、スタンディングパウチ形式の
袋のほか、両側部が内側に折り込まれたガセット形式の
袋でもよい。また、スリーブ状のカートンは、プラスチ
ックシートで作製してもよいが、板紙を用いたものが、
剛性があり、加工性、印刷適性に優れるほか、安価であ
り、使用後の廃棄性にも優れる点で好ましい。スリーブ
状のカートンの自立性袋への取り付けは、内容物の充填
前に行うこともできるが、自立性袋に内容物を充填した
後で行うことが、内容物の充填を一層容易に行える点で
好ましい。
【0008】このような構成を採ることにより、自立性
袋の外側にスリーブ状のカートンが取り付けられている
ので、外形および自立性が一層安定化されると共に、ス
リーブ状のカートンにも絵柄などの印刷を施すことがで
きるので、印刷効果がよく、意匠性を一層向上させるこ
とができる。そして、充填された内容物を他の容器に移
し替える際には、先ず、上部に突出した注出口部の先端
部を切り取ることにより、狭い幅の注出口部を開封する
ことができ、次いで、開封された注出口部を移し替えを
行う容器の口部に向けて、徐々に複合容器を傾けて注出
を開始し、内容物の減量に応じて、スリーブ状のカート
ンを自立性袋と共に、底部から前後方向に偏平に折り畳
むようにして内容物を注出することができるので、幅方
向の全体を均一に圧迫して押し出すことができ、比較的
粘度の高い内容物でも袋に残すことなく、迅速且つ容易
に移し替えることができる。
【0009】請求項2に記載した発明は、前記注出口部
が、その基部に所定の長さの垂直部分を有し、そこから
先端部にかけて先細りとなる形状に設けられていること
を特徴とする請求項1記載の複合容器である。
【0010】このような構成を採ることにより、前記請
求項1に記載した発明の作用効果に加えて、注出口部の
開口部を小さくできると共に、その基部の垂直部分によ
りスリーブ状のカートンの固定を安定化でき、また、内
容物を他の容器に移し替える際、注出口部が内容物によ
り漏斗状に押し広げられるので、その開口性と保形性が
よくなり、注出の途中で注出口部が閉塞することもな
く、口径の比較的小さな容器に対しても安全且つ容易に
内容物を移し替えることができる。
【0011】請求項3に記載した発明は、前記注出口部
に切り取り線及び/又は易開封性手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の複合容器か
らなる。
【0012】上記切り取り線は、実線、破線、点線など
の線のほか、文字、記号など何で表示してもよく、印刷
などにより容易に設けることができる。また、上記易開
封性手段は、通常のパウチでも多用されるノッチのほ
か、レーザー光照射などによるハーフカット線、或い
は、袋の積層フィルム中に一軸延伸フィルムを積層する
方法(この場合、一軸延伸フィルムは、その延伸方向が
切り取り線の方向と一致するように用いることにより、
引き裂きを容易にし、且つその方向性を安定化させるこ
とができる)、カットテープの貼着などがあり、これら
は単独で用いてもよく、また、例えば、ノッチと、ハー
フカット線、または一軸延伸フィルムの積層、またはカ
ットテープの貼着などのように適宜組み合わせて用いる
こともできる。
【0013】前記ノッチは、通常、一字形やV字形のノ
ッチが利用されているが、形状は特に限定されず、切り
取り方向に尖った部分を有する形状であれば何でも使用
することができる。ハーフカット線を設ける場合、直線
や曲線などの連続する形状のハーフカット線に限らず、
ミシン目状など断続的なハーフカット線で設けることも
できる。また、このようなハーフカット線は、1本でも
よいが、引き裂き方向がずれた場合を想定して、中心の
ハーフカット線の両側に各1本、または各2本など複数
本のハーフカット線を平行、または中心線に収斂する形
状などに設けることができる。
【0014】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、複
合容器の注出口部を開封する際、所定の位置で正確に、
且つ容易に切り取って開封することができる。
【0015】請求項4に記載した発明は、前記自立性袋
が、スタンディングパウチ形式に形成されていることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の複合容器
である。
【0016】上記スタンディングパウチ形式の袋は、そ
の底部が、両側の壁面の積層フィルムの下部の間に、底
面フィルムを内側に折り込んで挿入してなるガセット部
を有する形式で形成され、内側に折り込まれた底面フィ
ルムの両側下端近傍には半円形などの底面フィルム切り
欠き部が設けられ、且つ、該ガセット部が、船底形のシ
ールパターンでヒートシールされて形成されるものであ
る。上記船底形のシールパターンは、底部の中心部から
両側が曲線状に立ち上がる船底形状でもよく、また、一
定の幅と長さの底部から両側が外側に傾斜直線状に立ち
上がる船底形状でもよい。
【0017】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、自立性袋自体の自立性が優れたものとなるため、
外側のスリーブ状カートンの自立性と相まって複合容器
の自立安定性が一層優れたものとなり、取り扱いが一層
容易になると共に、内容物の移し替えの際にも、途中で
止めて安全に立てて置くことができるので、移し替えの
操作も一層容易に行えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の複合容器の自立
性袋に用いる積層フィルム、および複合容器の製造方法
など発明の実施の形態について説明する。本発明の複合
容器の自立性袋に用いるフィルムは、主にプラスチック
を主体とする積層フィルムが用いられるが、特に限定は
されず、例えば、各種の液体用パウチなどに用いられて
いる公知の積層フィルムは、いずれも使用することがで
きる。
【0019】好ましく使用できる積層フィルムの代表的
な構成例として、以下のような構成が挙げられる。 (1) ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シ
ーラント層) (2) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸H
DPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (3) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸P
Pフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラン
ト層) (4) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸P
Pフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・L
DPEフィルム(シーラント層) (5) ONフィルム(シリカまたはアルミナ蒸着層)/接
着剤/一軸延伸または二軸延伸HDPEフィルム/接着
剤/L・LDPEフィルム(シーラント層) (6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層は
L・LDPE層) (7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDP
Eフィルム(シーラント層) (8) PETフィルム/接着剤/(アルミニウム蒸着層)
ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラ
ント層) (9) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (10)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (12)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (13)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着
剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラン
ト層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
【0020】上記において、ONフィルムは二軸延伸ナ
イロンフィルム、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチ
レン、HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密
度ポリエチレン、PPフィルムはポリプロピレンフィル
ム、PETフィルムは二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物フィルム、CPPフィルムは無延伸
ポリプロピレンフィルムを指すものである。また、アン
カーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する
際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコ
ーティングするものでプライマーコートの一種である。
【0021】前記の積層フィルムの構成において、最外
層のONフィルム、PETフィルムは、基材フィルムと
して袋に機械的強度や印刷適性を付与し、中間層の一軸
延伸HDPEフィルム、一軸延伸PPフィルムは、袋を
開封する際の切り取り線が、横方向など一定の場合、そ
の延伸方向を袋の切り取り線の方向と一致するように用
いることにより、易開封性手段の一つとして、引き裂き
を容易にし、且つその方向性を安定化させることができ
る。また、中間層の二軸延伸HDPEフィルム、二軸延
伸PPフィルムは、強度および透湿度を向上させるため
に用いられる。
【0022】そして、シリカまたはアルミナ蒸着層、ア
ルミニウム蒸着層、アルミニウム箔、EVOHフィルム
などは、ガスバリヤー性を付与するために積層するもの
である。また、シーラント層としては、L・LDPEフ
ィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げたが、L・
LDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物
性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング
性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優
れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に
適している。
【0023】シーラント層には上記のほか、充填される
内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用
することができる。
【0024】特に、エチレン・αオレフィン共重合体で
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、スタンディングパウチ形式の袋やガセット袋
のようなヒートシール部にフィルムの重なりの差による
段差のある袋のシーラント層には、シール抜けによるピ
ンホールの発生を防止できる点で適している。更に、前
記共重合体にオレフィン系エラストマーをブレンドした
ものを用いることにより、シーラント層の熱流動性が改
善され、前記段差によるピンホールの発生も一層効果的
に防止することができる。
【0025】次に、本発明の複合容器、即ち、自立性袋
とその外側に取り付けられるスリーブ状のカートンの製
造方法について説明する。先ず、自立性袋は、例えば、
図1、図2に示したようなスタンディングパウチ形式で
作製する場合は、公知のスタンディングパウチ用製袋機
を用いて、両側の側部をヒートシールする側部シール部
のシールパターンを、袋の上部に突出させて設ける狭い
幅の注出口部に合わせて、上部をつぼまった形状にでき
るシールパターンに変更すると共に、袋の上部に突出さ
せて設ける狭い幅の注出口部を形成するためのトリミン
グ装置(打ち抜き装置)を付加し、また、必要に応じ
て、注出口部に設けるノッチやハーフカット線などの易
開封性手段を設けるための打ち抜き装置、レーザー光照
射装置などを付加することにより容易に製造することが
できる。
【0026】また、図3に示したようなガセットパウチ
形式で作製する場合は、公知のガセットパウチ用製袋機
を用いて、例えば、両側のガセット部を形成すると共
に、背シール部の位置を、注出口部と重ならないよう
に、中央部から左右いずれか一方の側部に寄せて形成
し、また、上部の両側コーナー部の上部シール部をヒー
トシールするヒートシール装置を付加し、以下、前記ス
タンディングパウチ形式の場合と同様に、注出口部のト
リミング装置、そして、必要に応じて、易開封性手段を
設けるための打ち抜き装置、レーザー光照射装置などを
付加することにより容易に製造することができる。
【0027】一方、スリーブ状のカートンに関しては、
図4、図6に、それぞれ一実施例の構成の展開図を示し
たが、打ち抜き工程では、いずれも折目線(筋押し部)
と切断部とで形成することができ、通常の折り畳みカー
トン(Folding Carton)と同様に、印刷、打ち抜き(筋
押しと打ち抜きを同時に行う)、製凾(折り畳みと糊貼
り)の工程で生産性よく製造することができる。
【0028】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に
説明する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるも
のではない。図1は、本発明の複合容器に用いる自立性
袋の第1の実施例の構成を示す正面図である。図1に示
した自立性袋100は、スタンディングパウチ形式に製
袋されており、底部が、常法に従って、前後両側の壁面
の積層フィルム1の下部の間に、底面フィルムを内側に
折り返して挿入してなるガセット部8を有する形式で形
成され、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近
傍には、この場合、半円形の底面フィルム切り欠き部
6、6が設けられ、且つ該ガセット部8が船底形の底部
シール部2でヒートシールされて形成されている。
【0029】そして、胴部は、両側の側部の端縁部を、
図示したように上部がつぼまって注出口部11の外周の
注出口部シール部4の下端につながる形状の側部シール
部3、3でヒートシールして形成され、また、袋100
の上端の中央部には、袋幅よりも狭い幅の突出する形状
の注出口部11が、所定の幅で垂直方向に延設されると
共に、注出口部11の先端部近傍に、注出口部11を開
封するための切り取り線9が印刷され、その一方の端部
に易開封性手段として、ノッチ10が設けられて構成さ
れている。
【0030】尚、注出口部11は、内容物の充填口にも
利用するため、その外周の注出口部シール部4は、内容
物の充填後にヒートシールするものである。また、切り
取り線9の部分には、ノッチ10と組み合わせてハーフ
カット線、または一軸延伸フィルムの積層、またはカッ
トテープの貼着などの易開封性手段を併用することもで
きる。
【0031】このような構成を採ることにより、自立性
袋100は、スタンディングパウチ形式であるため、内
容物を充填した袋100は、単独、即ち、スリーブ状の
カートンなしでも、自立性に優れており、取り扱いが容
易である。そして、注出口部11の幅は、袋の幅よりも
狭くなっているが、内容物の粘度に合わせて適宜に調節
することができるので、内容物の充填および注出を容易
に行うことができる。また、注出口部11が垂直に立っ
ているのでスリーブ状のカートンとの固定性がよく、外
観もボトルに似てスマートである。更に、注出口部11
の開封も、ノッチ10を利用して、注出口部の先端部を
切り取り線9に沿って容易に引き裂いて開封することが
できる。
【0032】図2は、本発明の複合容器に用いる自立性
袋の第2の実施例の構成を示す正面図である。図2に示
した自立性袋200は、前記図1に示した自立性袋10
0の構成において、袋100の上端の中央部に突出する
ように設けた注出口部11の形状のみを、その基部に所
定の長さの垂直部分を有し、そこから先端部にかけて先
細りとなる形状に変更して構成したものである。
【0033】このような構成を採ることにより、注出口
部11の開口部を小さくすることができ、且つ、その基
部の垂直部分でスリーブ状のカートンの固定を安定化で
き、また、内容物を他の容器に移し替える際には、注出
口部11が内容物により漏斗状に押し広げられるので、
その開口性と保形性がよくなり、注出の途中で注出口部
11が閉塞することもなく、口径の比較的小さな容器に
対しても安全且つ容易に内容物を移し替えることができ
る。尚、注出口部の形状以外は、前記図1に示した自立
性袋100と同じ構成であるため、自立性袋100で説
明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
【0034】図3は、本発明の複合容器に用いる自立性
袋の第3の実施例の構成を示す正面図である。図3に示
した自立性袋300は、前記図2に示した自立性袋20
0の構成において、注出口部11の構成はそのままとし
て、袋本体の形式のみを、スタンディングパウチ形式で
はなく、ガセットパウチ形式に変更して構成したもので
ある。
【0035】即ち、自立性袋300を、所定幅の積層フ
ィルム1を用いて、その両側をフィルム折り返し線1
2、12まで内側に折り込んでガセット部8、8を設
け、折り返した積層フィルム1の左右の両端を、中央部
よりも図では左側に寄せた位置、即ち、注出口部11と
重ならない背シール部7の位置で、その内面同士を対向
させて重ね合わせ、合掌貼り形式でヒートシールした
後、一方に倒す方法で背シール部7を設けて胴部を形成
し、その下側の端縁部をフラットな底部シール部2でヒ
ートシールして底部を形成する。そして、袋300の上
部の中央部には、前記図2に示した自立性袋200に設
けた注出口部11と同じ構成の注出口部11を設けると
共に、袋300本体の上部の両側コーナー部を、上部シ
ール部5、5のシールパターン、即ち、その内側ライン
が傾斜直線で形成され、両側でハの字状を形成し、上部
がそれぞれガセット部のフィルム折り返し線12、12
の内側に入り、注出口部11の下部の垂直部分を含む形
状のシールパターンでヒートシールして構成したもので
ある。
【0036】この構成は、前記図2に示した自立性袋2
00の場合と同様、注出口部11を内容物の充填口に使
用することを前提としているので、その外周の注出口部
シール部4は、内容物の充填後にヒートシールして密封
するものである。只、この場合、袋300の本体部をガ
セットパウチ形式で形成しているので、底部を内容物の
充填口に使用することもできる。その場合、上部の両側
コーナー部の上部シール部5、5と、注出口部シール部
4とを、内容物の充填前、即ち、製袋段階で予めヒート
シールしておいて、底部シール部2を未シールの開口部
とすることにより、広い幅の底部から容易に内容物を充
填してヒートシールすることができる。しかも、このよ
うな構成を採った場合、上部の両側コーナー部の上部シ
ール部5、5と、注出口部シール部4とを一体化したシ
ールパターンで製袋時にヒートシールすることができる
ので、ヒートシールの安定性も一層向上させることがで
きる。
【0037】また、袋300の本体部をガセットパウチ
形式で形成した場合、内容物の充填により、両側のガセ
ット部8、8が前後に広がるので、底面が矩形状とな
り、底部シール部2をいずれか一方に倒すことにより、
スタンディングパウチ形式の底部よりはやや劣るが、良
好な自立性が得られる。また、本発明の複合容器では、
袋300の外側にスリーブ状のカートンが取り付けられ
るので、その自立性も更に向上される。そして、袋30
0の本体部以外の構成、即ち、注出口部の構成は、図2
に示した自立性袋200と同じであるため、前記自立性
袋200で説明した作用効果と同様な作用効果を得るこ
とができる。
【0038】次に、図4は、本発明の複合容器に用いる
スリーブ状のカートンの第1の実施例の構成を示す展開
図である。また、図5の(イ)、(ロ)は、それぞれ図
4に示した展開図により作製されるスリーブ状のカート
ンを偏平に折り畳む際の折り畳み方を示す側面図であ
る。図4の展開図に示したスリーブ状のカートン400
は、前記図1、図2、図3に示したような自立性袋10
0、200、300の外側にその前後、上下を囲むよう
に取り付けられるものであって、図において上側から順
に、折目線A、B、C、Dを介して、壁板20、壁板2
1、底面形成板22、底面形成板23、接合片24が連
設されると共に、壁板20と壁板21の間には、内部に
装着される自立性袋の注出口部の基部に対応する形状の
切り欠き部33が折目線Aの両側で対称形となるように
設けられ、更に、折目線Aの両側の比較的近い位置に、
折目線Aと平行に、補助折目線A1 ,A2 が設けられて
構成されている。
【0039】尚、上記において、補助折目線A1 ,A2
は、スリーブ状のカートンの上端を鋭角ではなく、滑ら
かにするために設けるものであり、不要な場合は取り除
いてもよい。また、壁板20と壁板21の大きさは、同
一であり、その幅は内部に装着される自立性袋と同じ幅
でよく、長さは該自立性袋の注出口部を除いた本体部と
略同じ長さでよい。底面形成板22と底面形成板23
は、その両方でスリーブ状のカートン400の底面を形
成するものであり、スリーブ状のカートン400を、図
5の(イ)、(ロ)に示すように、底部を内側に折り込
む形態、または外側に折り出す形態で偏平に折り畳むた
めには、同じ大きさ(少なくとも同じ長さ)に形成す
る。
【0040】そして、スリーブ状のカートン400の内
部に装着される自立性袋がスタンディングパウチ形式で
あって、充填された内容物の注出の最終段階で、図5の
(イ)に示したように、スリーブ状のカートン400の
底面を内側に折り込んで偏平に折り畳んで内容物を押し
出す場合は、前記底面形成板22と底面形成板23の幅
は、自立性袋の底部のガセット部の内側に折り込めるよ
う、該ガセット部の幅から、少なくとも両側のヒートシ
ール部の幅を除いた幅とし、長さは、該ガセット部の底
面フィルムの折り込み深さと同一とすることが好まし
い。また、自立性袋がガセットパウチ形式の場合は、ス
リーブ状のカートン400の底面形成板22と底面形成
板23とを、図5の(ロ)に示すように、外側に折り出
して偏平に折り畳むことが好ましく、この場合は、底面
形成板22と底面形成板23の幅は自立性袋の幅と同
一、または若干大きめでよく、長さは自立性袋の両側の
ガセット部の折り込み深さと同一でよい。
【0041】尚、図4の展開図に示したスリーブ状のカ
ートン400は、単に、折目線Cと折目線Aとを谷折り
し、接合片24と壁板20の端部とを接合して図5の
(ロ)に示したような折り方のスリーブ状としてもよい
が、折目線B、Dを谷折りし、折目線Cを山折りし、ま
た、折目線Aを谷折りして、接合片24と壁板20の端
部とを接合して、図5の(イ)に示したような折り方の
スリーブ状にすることが、その自立性を向上できる点で
一層好ましい。
【0042】図6は、本発明の複合容器に用いるスリー
ブ状のカートンの第2の実施例の構成を示す展開図であ
る。図6に示したスリーブ状カートン500は、前記図
4に示したスリーブ状のカートン400の構成におい
て、底部の構成のみを、内側に装着される自立性袋の底
部が左右方向にずれることを防止するための側片が、ス
リーブ状のカートン500の底部の両側に設けられた構
成に変更して構成したものである。
【0043】即ち、図において上側から順に、折目線
A,B,C,Dを介して、壁板20、21、底面形成板
22、23、接合片24を連設すると共に、底部の構成
を、底面形成板22、23および接合片24の幅は、壁
板20、21と同一幅とし、また、壁板21の下部か
ら、底面形成板22、23、および接合片24までの両
側部に、それぞれ折目線a,b,c,dと、折目線e,
f,g,hを介して、接合部25、27を付加した側片
29、30と、接合部26、28を付加した側片31、
32を突出させて連設し、更に、側片29、30側には
折目線i,k,m,o,q,s,uを、そして、側片3
1、32側には折目線j,l,n,p,r,t,vを設
けた構成に変更したものである。
【0044】このような構成を採った場合、特に、斜め
の折目線i,m,q,u,j,n,r,vは、予めクセ
折り(一旦折り曲げた後元に戻す操作)を施すことが好
ましいが、両側の一連の側片部を、折目線a,b,c,
dと折目線e,f,g,hとで内側に折り畳んで、接合
部25、27と接合部26、28とをその対向面に接合
し、次いで、図4に示したスリーブ状のカートン400
の場合と同様に、図5の(イ)、(ロ)に示したような
折り方で接合片24と壁板20の端部とを接合すること
により、底面の左右両側に側片29、30と側片31、
32を備え、折り畳まれた形態のスリーブ状のカートン
500を作製することができる。
【0045】このようなスリーブ状のカートン500
は、使用に際して、折り畳まれた底部を広げてフラット
な底面を形成した後、内容物を充填した前記自立性袋を
装着し、両側の側片、即ち、側片29、30と側片3
1、32とを起こすことにより、底部の左右両側に側片
によるストッパーが形成され、内部に装着された自立性
袋を安全に固定することができる。また、このようなス
リーブ状のカートン500は、両側の側片を内側に折り
畳むことにより、図4に示したスリーブ状のカートン4
00と同様に、底部を内側に折り込んで偏平に折り畳む
こともでき、また、外側に折り出して偏平に折り畳むこ
ともできるようになる。
【0046】図7は、本発明の複合容器の一実施例の構
成を示す斜視図である。図7に示した複合容器600
は、図1に示した自立性袋100と、図4に示したスリ
ーブ状のカートン400とを組み合わせて構成したもの
であり、スタンディングパウチ形式の自立性袋100
に、内容物を注出口部11から充填し、注出口部シール
部4でヒートシールして密封すると共に、この自立性袋
100を、予めスリーブ状に接合され、且つ、底部がフ
ラットな形状に起こされたスリーブ状のカートン400
の内部に、自立性袋100の注出口部11をその基部ま
で、スリーブ状のカートンの上部の切り欠き部33に差
し込んで嵌合させて装着したものである。この場合、万
一、内側の自立性袋の底部が横方向にずれやすい時は、
自立性袋とスリーブ状のカートンとを接着剤でスポット
状に接着して固定性をよくすることもできる。
【0047】このような構成を採ることにより、内側の
自立性袋により内容物を安全且つコンパクトに密封包装
することができると共に、外側のスリーブ状のカートン
により、外観および自立性を一層向上させることがで
き、また、スリーブ状のカートンにも絵柄などの印刷を
施すことができるので、印刷効果がよく意匠性を一層向
上させることができる。また、充填された内容物を他の
容器に移し替える際には、上部に突出した狭い幅の注出
口部の先端部を、ノッチを利用して容易に切り取って開
封することができる。そして、開封された注出口部を、
移し替えを行う容器の口部に向けて、複合容器を傾けて
注出を開始し、内容物の減量に応じて、スリーブ状のカ
ートンを自立性袋と共に底部から上部に向けて、徐々に
偏平に折り畳むようにして内容物を押し出すように注出
することができるので、複合容器の幅方向の全体を均一
に圧迫して押し出すことができ、比較的粘度の高い内容
物でも袋に残すことなく、迅速且つ容易に移し替えるこ
とができる。上記において、自立性袋100は、図2、
図3に示した自立性袋200、300のいずれにも置き
換えることができ、それぞれの自立性袋で説明した作用
効果を付与することができる。
【0048】図8は、本発明の複合容器の別の一実施例
の構成を示す斜視図である。図8に示した複合容器70
0は、図1に示した自立性袋100と、図6に示したス
リーブ状のカートン500とを組み合わせて構成したも
のであり、スタンディングパウチ形式の自立性袋100
に、内容物を注出口部11から充填し、注出口部シール
部4でヒートシールして密封すると共に、この自立性袋
100を、予めスリーブ状に接合され、且つ、底部がフ
ラットな形状に広げられたスリーブ状のカートン500
の内部に、自立性袋100の注出口部11をその基部ま
で、スリーブ状のカートン500の上部の切り欠き部3
3に内側から差し込んで嵌合させ、また、スリーブ状の
カートン500の底部の両側の側片29、30、31、
32を起こしてストッパーの機能を果たすようにして、
自立性袋100を装着して構成したものである。
【0049】この構成は、前記図7に示した複合容器6
00の構成において、自立性袋100の外側に取り付け
たスリーブ状のカートンを、図6に示したスリーブ状の
カートン500に変更して構成したものである。従っ
て、図7に示した複合容器600で説明した作用効果に
加えて、自立性袋100は、その下部においてもスリー
ブ状のカートン500の底部の両側の側片で、横方向に
ずれることが防止されるため、一層確実にスリーブ状の
カートンに固定される。
【0050】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、成形物などによる別体の注出口を必要とせず、
通常のパウチおよびカートンと同様な工程で生産性よく
製造でき、内容物の充填も容易で、且つ、自立性にも優
れて取り扱いやすく、形態安定性、印刷効果もよく、外
観、意匠性に優れると共に、内容物を他の容器に移し替
える際には、注出口部を容易に開封することができ、ま
た、自立性袋の外側に取り付けられたスリーブ状のカー
トンを、自立性袋と共に底部から上部に向けて徐々に偏
平に折り畳むようにして内容物を押し出すことができる
ので、幅方向の全体を均一に圧迫して押し出すことがで
き、内容物が比較的粘度の高いものであっても、袋に残
すことなく迅速且つ容易に移し替えることができるとい
う、通常の容器としてはもとより、詰め替え用容器とし
ても好適に使用することができる安価で意匠性および使
用適性に優れた複合容器を生産性よく提供できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合容器に用いる自立性袋の第1の実
施例の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の複合容器に用いる自立性袋の第2の実
施例の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の複合容器に用いる自立性袋の第3の実
施例の構成を示す正面図である。
【図4】本発明の複合容器に用いるスリーブ状のカート
ンの第1の実施例の構成を示す展開図である。
【図5】(イ)、(ロ)は、それぞれ図4に示した展開
図により作製されるスリーブ状のカートンの折り畳み方
を示す側面図である。
【図6】本発明の複合容器に用いるスリーブ状のカート
ンの第2の実施例の構成を示す展開図である。
【図7】本発明の複合容器の一実施例の構成を示す斜視
図である。
【図8】本発明の複合容器の別の一実施例の構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 積層フィルム 2 底部シール部 3 側部シール部 4 注出口部シール部 5 上部シール部 6 底面フィルム切り欠き部 7 背シール部 8 ガセット部 9 切り取り線 10 ノッチ 11 注出口部 12 フィルム折り返し線 20、21 壁板 22、23 底面形成板 24 接合片 25、26、27、28 接合部 29、30、31、32 側片 33 切り欠き部 A,B,C,D,a,b,c,d,e,f,g,h,
i,j,k,l,m,n,o,p,q,r,s,t,
u,v 折目線 A1 ,A2 補助折目線 100、200、300 自立性袋 400、500 スリーブ状のカートン 600、700 複合容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 奈々 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 大塚 康司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA13 AB25 BB03 EA04 EA05 EA08 EA23 EA30 FA05 HP01 HP02 HS05 HU01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自立性袋とその外側に取り付けられるスリ
    ーブ状のカートンからなる複合容器であって、該自立性
    袋が、積層フィルムで形成され、且つ、上部に、袋の幅
    よりも狭い幅の突出する形状の注出口部を備え、また、
    該スリーブ状のカートンが、該自立性袋の前後と上下の
    外周を囲む形式で、前後方向に偏平に折り畳み可能に形
    成され、且つ、上端に、該自立性袋の注出口部の基部に
    対応する形状の切り欠き部を備えると共に、該スリーブ
    状のカートンが、該自立性袋の外側に、該切り欠き部の
    内側から該注出口部を差し込んで上方に突出するように
    嵌合させて取り付けられていることを特徴とする複合容
    器。
  2. 【請求項2】前記注出口部が、その基部に所定の長さの
    垂直部分を有し、そこから先端部にかけて先細りとなる
    形状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    複合容器。
  3. 【請求項3】前記注出口部に切り取り線及び/又は易開
    封性手段が設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の複合容器。
  4. 【請求項4】前記自立性袋が、スタンディングパウチ形
    式に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の複合容器。
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