JPH10273153A - 流動物包装用自立袋 - Google Patents
流動物包装用自立袋Info
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- JPH10273153A JPH10273153A JP9079744A JP7974497A JPH10273153A JP H10273153 A JPH10273153 A JP H10273153A JP 9079744 A JP9079744 A JP 9079744A JP 7974497 A JP7974497 A JP 7974497A JP H10273153 A JPH10273153 A JP H10273153A
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Abstract
部が形よく拡開して安定して注出でき、かつ該注出用口
部を容器口部に当てがい易く、特に各種流動物の詰め替
え品の包装に好適に使用できる流動物包装用の自立袋を
提供する。 【解決手段】 可撓性素材を半折りして表裏体1,2と
し、該表裏体の前記半折側縁部3と対向する側縁部4を
接合するとともに、表裏体1,2の内側にガセット状に
折込んだ底部5を設けて、自立可能に形成する。表裏体
1,2の上端部を、前記半折側縁部3の側に袋内部から
連続する所要幅の非接合部6bを残存させる変形シール
とし、この非接合部6bの個所を開封したときの注出用
口部7として形成する。
Description
洗剤や油、液状ダシやたれ、牛乳や各種飲料等の液体食
品その他の流動物の包装用自立袋に関するものである。
剤や油等の液体その他の流動物の包装材として、金属缶
やプラスチック製の成形容器が使用されてきたが、近
年、「環境問題」「省資源化」等の問題が取り上げられ
るようになり、これらを解決すべく合成樹脂フィルム等
の可撓性のある複合素材よりなる袋(いわゆるフレキシ
ブルパウチ)が、「減容化商品」「環境保全型商品」と
して使用されることが多くなってきた。特にこの種の袋
としては、袋単独で自立が可能な所謂自立袋が使用され
ることが多い。
動物は、瓶や成形容器等の口径の小さい別の容器に移し
替えて使用されるが、袋がフレキシブルなものであるた
め、袋の上縁部の口を開封した状態で、該開口部を容器
口部に当てがって注出操作する必要があり、その操作が
行ない難いものとなっている。
2に示すように、表裏体(101 )(102 )の両側縁部
(103 )(104 )が熱シール手段により接合されている
ため、例えば図12中のa線やb線に沿って切り裂き開
封した場合、側縁部に所要幅のシール部分(110 )が存
在しているために、開口部(107 )の側縁を容器口部
(B)に当てがいにくく〔図13の(a)〕、また開口
部(107 )が拡がりにくくて縦長になり易く〔図13の
(b)〕、容器への流動物の移し替え操作が困難なもの
となっている。
分(110 )(110 )を略水平にして、注出操作すると、
開口部(107 )が横広がりになって、流動物が一気に流
出する危険性がある。
5のように、上端側のシール部分(111 )を山形等の変
形シールとすることで、開封したときの開口部の幅を調
整することが考えられているが、この場合、所定の開封
ラインに沿って開封しなければならないために、鋏を使
用するか、あるいは方向性フィルム等を使用して歪みな
く切裂き開封する必要がある上、前記のように両側端部
のシール部分(110 )(110 )を略水平に保持して注出
する際、袋を把持し難く、両手による把持が必要である
ため、容器(合成樹脂成形品であるために軽くて、転倒
し易い)は、支えのない状態となって、移し替え操作が
容易なものではない。
り、自立袋であるにも拘らず、開封状態での注出操作、
内容物の移し替え操作を容易に安全に行なうことができ
る流動物包装用自立袋を提供しようとするものである。
解決する本発明は、合成樹脂フィルムまたは合成樹脂フ
ィルムを含む複合体等の可撓性素材よりなり、該可撓性
素材を半折して表裏体とし、該表裏体の前記半折側縁部
と対向する側縁部を接合して自立可能に形成した自立袋
であって、表裏体の上端部近傍における非接合状態の前
記半折側縁部の側を、開封したときの注出用口部として
形成してなることを特徴とする。前記の注出用口部とし
ては、表裏体の上端部を、前記半折側縁部の側に袋内部
から連続する所要幅の非接合部を残存させる変形シール
とし、前記非接合部を注出用口部として形成したものと
することができる。
である封入されている流動物、例えば詰め替え用洗剤や
油等の液体その他の流動物を移し替えるべく注出する
際、上端部の半折側縁部の側の注出用口部を開封し、該
注出用口部の半折側縁部を容器口部に当てがうようにし
て注出する。
縁部の側の非接合部にあるために、該注出用口部の側縁
を直接容器口部に当てがい易く〔図4の(a)〕、しか
も注出用口部は表裏方向に膨らみ易くて、開口形態が縦
長になることがない〔図4の(b)〕。そのため、内容
物である流動物を安定性よく注出でき、容器への移し替
えを容易に行なえる。
口部の近傍位置まで接合されてなるものが好ましく、自
立袋としての保形性が良好になる。
合部に把持用孔を有する取手部を形成してある場合、袋
を把持して傾け易く、前記の注出用口部からの注出操作
が一層容易に行なえ、片手でも安全に移し替え操作で
き、もう一方の手で容器を保持することもできる。
て表裏体の内側にガセット状に折込まれて、両折込み部
の下縁部がそれぞれ表裏体に接合されるととともに、両
側端部が表裏体と一体に接合されてなり、半折側縁部の
側における側端部の接合部あるいは底部下縁部の接合部
が、少なくとも底部の折曲頂部付近において底部側端よ
り内方に及ぶ幅を持って接合されてなることを特徴とす
る。
て説明する。
立袋の1実施例を示している。
合成樹脂フィルムまたは少なくとも1層の合成樹脂フィ
ルムを含む複合体等の可撓性素材よりなるもので、この
可撓性素材を半折して表裏体(1)(2)とし、該表裏
体(1)(2)の前記半折側縁部(3)と対向する側縁
部(4)が熱シール手段や接着手段により接合されてい
る。(4a)はその接合部を示している。
にガセット状に折り込まれた底部であって、表裏体
(1)(2)とは別体の前記可撓性素材を二つ折して折
り込まれ、その両折込み部(51)(52)の下縁部がそれ
ぞれ表裏体(1)(2)の下縁部と熱シール手段等によ
り接合されるとともに、両折込み部(51)(52)の両側
端部が表裏体(1)(2)と熱シール手段により一体に
接合されており、包装対象の流動物を収容した状態で自
立可能に形成されている。(5a)(5b)は底部下縁部の
接合部を示し、(5c)(5d)は両側端部の接合部を示し
ている。
の下縁部と表裏体(1)(2)の下縁部との接合部(5
a)(5b)は、その内側縁が略湾曲状をなすように形成
されて、流動物が収納されると底部(5)が略舟形状に
展開できるようになっている。前記の包装袋(A)の上
端部(6)は、詰め替え液体製品等の流動物を収容した
状態において、熱シール手段により接合(6a)されて密
封されるが、特に前記半折側縁部(3)の側に袋内部か
ら連続する所要幅の非接合部(6b)を残存させる変形シ
ールとされ、前記非接合部(6b)を所定の開封ライン
(L)で開封可能な注出用口部(7)として形成されて
いる。前記非接合部(6b)の開封ライン(L)での幅
(w)を調整することにより流出量を調整できる。また
前記接合部(6a)と非接合部(6b)との境界線(6c)
を、図1〜4の実施例のように斜めにすることも、また
図5のように半折側縁部(3)に対し平行に形成してお
くこともできる。
全体を大きく開封できるようにすることも可能である
が、注出量を安定させること、あるいは小さい口径の容
器の口部に注出用口部を当てがい易くする上では、上記
した実施例のように、半折側縁部(3)の側に比較的小
さい幅で設けておくのが望ましい。
縁部(3)については、図1〜図4の実施例のように、
下端部から注出用口部(7)の手前の位置までを熱シー
ル手段による接合部(3a)を形成しておくと、自立袋と
しての保形性が良好になる。この場合、前記の接合部
(3a)の上端部は、図のように内側縁を漸次外側へ傾斜
させた形状にしておくのが、注出用口部(7)からの注
出時の流れをスムーズにでき好ましい。
(5)側端の接合部(5c)より上方部を非接合部として
残存させておくことも、また図6の実施例のように、前
記接合部(3a)を短かくすることも可能であるが、自立
保形性の点からは前記のように注出用口部(7)の手前
の位置まで接合しておくのがよい。
に、注出用口部(7)の側とは反対側になる側縁部
(4)の接合部(4a)に、一つもしくは複数の把持用孔
(8)を有する注出操作用の取手部(9)を設けておく
ことができる。
(1)(2)の側縁部(4)の接合部(4a)を、取手部
に相当する幅を含めて広幅にし、この接合部(4a)の外
側部分を、把持用孔(8)を有する取手部(9)として
構成している。この取手部(9)には必要に応じて補強
層を積層しておくことができる。
例えば詰め替え用洗剤や油等の液体その他の流動物を移
し替えるべく注出する際、上縁部の注出用口部(7)を
開封するとともに、片手で取手部(9)を把持して注出
でき、特に他方の手で移し替えられる側の容器を持って
安全にかつ容易に移し替え操作できる。
は、鋏等により切断して開封するものでもよいが、図1
〜図4の実施例の場合、可撓性素材である複合体の少な
くとも1層を残存させるように、例えば基材層にミシン
目状の切離用切込み線(10)を形成しておいて、該切込
み線(10)に沿って引裂き開封できるように形成してい
る。この切離用切込み線(10)としては、図8の(a)
のように、一つの切目からの破断方向のずれを次の切目
て補正できるようにした複列の変形ミシン目状の切込み
線に形成しておくこともできる。なお、図8の(b)の
ように上縁部の半折側縁部(3)の側を局部的に切離し
て注出用口部(7)として開封できるように形成するこ
とも可能である。
成のノッチを形成しておいて、前記の注出用口部(7)
を引裂き開封できるようにしたものでもよい〔図8の
(c)〕。
ィルムを素材として、次のようにして製袋することがで
きる。図9はその工程の略示図である。
する長尺の本体フィルム(21)を半折りして長手方向に
間欠的に送行させ、底部用のチューブ状フィルム(22)
を直角方向に供給し、前記本体フィルム(21)の送行停
止時にその表裏体間に開放側から挿入して、本体フィル
ム(21)の開放側端に沿って切断する。その際、チュー
ブ状フィルム(22)には、表裏体間への挿入までに、底
部両側端部での表裏体の接合のためのパンチング孔を形
成しておく。そして半折側縁部(3)と対向する側縁部
(4)を熱シールするとともに、半折側縁部(3)の側
では少なくともチューブ状フィルム(22)の寸法分を熱
シールする。
部(5)の下縁側の接合部に相当する部分を本体フィル
ム(21)の表裏体(1)(2)と一体に熱シールし、さ
らに次の工程で、袋上端部と底部中央とに相当する個所
で切断することにより、上端部が開口しかつガセット状
の底部が設けられた自立袋が得られる。
収容した後、半折側縁部(3)の側に注出用口部(7)
を形成するように熱シールすればよい。
(5)を表裏体(1)(2)の内側に、半折側縁部
(3)と対向する側縁部(4)の側から挿入して、所要
の個所を熱シールして製袋することとした場合、底部
(5)を構成するフィルムを半折側縁部(3)に密着す
る位置まで十分に挿入することができない場合がある
(図10の破線参照)。
よる接合部の形態を工夫し、例えば図10のように、半
折側縁部(3)の側において、底部下縁部の接合部(5
a)(5b)の内側縁を底部(5)の折曲頂部(53)より
上方の位置にまで延長させて、底部下縁部の接合部(5
a)が少なくとも底部(5)の折曲頂部(53)付近で底
部側端より内方に及ぶ幅を持つように接合しておくのが
よい。
に、半折側縁部(3)の側において、前記折曲頂部(5
3)の側端部付近で底部側端より内方に及ぶ幅を持たせ
るように、接合部(5c)を部分的に拡大させるか、ある
いは確実にシールできる幅を持つ接合部(5c)にしてお
くのがよい。
る封入されている流動物、例えば詰め替え用洗剤や油等
の液体その他の流動物を移し替えるべく注出する際、上
端部の半折側縁部(3)の側の注出用口部(7)を開封
し、図4のように該注出用口部(7)の半折状の側縁を
容器口部(B)に当てがうようにして注出する。
半折側縁部(3)の側の非接合部(6b)にあるために、
該注出用口部(7)の側縁を容器口部(B)に当てがい
易く、しかも注出用口部(7)は表裏方向に膨らみ易
く、略円形に近い形に拡がるたために、開口形態が縦長
になることがない。そのため、内容物である流動物を安
定性よく注出でき、容器への移し替えを容易に行なえ
る。
立袋は、自立性を有する袋であるにも拘らず、表裏体を
構成する可撓性素材の半折側縁部の側に設けた注出用口
部を開封できるので、該注出用口部からの注出の際は、
該注出用口部が略円形に近い形に膨らんで縦長になるこ
とがなく、容易に所定量ずつを安定して注出できる。し
かも注出用口部の側縁には接合部が存在しないために、
内容物を容器に詰め替える場合に、前記側縁を容器口部
に当てがい易く、詰め替え操作も行ない易い。また請求
項3〜5の発明の場合は、保形性や自立性がよく、片手
で袋保持し、もう一方の手で容器を持つことができるた
め、前記の注出操作がさらに容易に行なえる。
の口径の小さい容器への詰め替え用の洗剤や油等の液体
その他の流動物の包装用として特に好適に使用すること
ができる。
る。
断面図(b)である。
る。
る。
を示す一部を正面図である。
る袋下部の正面図である。
る。
と断面図(b)である。
袋を示す正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】合成樹脂フィルムまたは合成樹脂フィルム
を含む複合体等の可撓性素材よりなり、該可撓性素材を
半折りして表裏体とし、該表裏体の前記半折側縁部と対
向する側縁部を接合するとともに、表裏体の内側に折込
まれた底部を設けて、自立可能に形成した自立袋であっ
て、 表裏体の上端部近傍における非接合状態の前記半折側縁
部の側を、開封したときの注出用口部として形成したこ
とを特徴とする流動物包装用自立袋。 - 【請求項2】表裏体の上端部を、前記半折側縁部の側に
袋内部から連続する所要幅の非接合部を残存させる変形
シールとし、前記非接合部を注出用口部として形成して
なる請求項1に記載の流動物包装用自立袋。 - 【請求項3】前記半折側縁部において、下端部から注出
用口部の近傍位置まで接合されてなる請求項1または2
に記載の流動物包装用自立袋。 - 【請求項4】半折側縁部と対向する側縁部の接合部に把
持用孔を有する取手部が設けられてなる請求項1〜3の
いずれか1項に記載の流動物包装用自立袋。 - 【請求項5】底部が、二つ折して表裏体の内側にガセッ
ト状に折込まれて、両折込み部の下縁部がそれぞれ表裏
体に接合されるととともに、両側端部が表裏体と一体に
接合されてなり、半折側縁部の側における側端部の接合
部あるいは底部下縁部の接合部が、少なくとも底部の折
曲頂部付近において底部側端より内方に及ぶ幅を持って
接合されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の流
動物包装用自立袋。
Priority Applications (1)
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JP07974497A JP3809694B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 流動物包装用自立袋 |
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JPH10273153A true JPH10273153A (ja) | 1998-10-13 |
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