JP2011051659A - 軟質包装体の製造方法 - Google Patents

軟質包装体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011051659A
JP2011051659A JP2010280337A JP2010280337A JP2011051659A JP 2011051659 A JP2011051659 A JP 2011051659A JP 2010280337 A JP2010280337 A JP 2010280337A JP 2010280337 A JP2010280337 A JP 2010280337A JP 2011051659 A JP2011051659 A JP 2011051659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
packaging bag
heat
sealed
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010280337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4816987B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Otsuka
浩之 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2010280337A priority Critical patent/JP4816987B2/ja
Publication of JP2011051659A publication Critical patent/JP2011051659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4816987B2 publication Critical patent/JP4816987B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

【課題】詰替え用の調味料や化粧品や洗剤類などを収容する、液漏れや自立性などの問題がない軟質包装袋の、プラスチック製のボトル容器などに、液状の収容物が残り少なくなっても安定して詰替えることができる、形成した注出口6が密着して閉塞し難い注出口を提供する。
【解決手段】本発明は、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、積層樹脂フィルム製の軟質包装袋において、一方の側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に、切断して注出口6を形成する斜めの切れ目線aを設けた軟質包装袋の注出口である。
【選択図】図2

Description

本発明は、詰替え用の調味料や化粧品や洗剤類などを収容する軟質包装袋の、形成した注出口6が密着して閉塞し難い注出口に関する。
従来から、詰替え用の調味料や化粧品や洗剤類などを収容する、強度や各種バリアー性などが優れた外面樹脂フィルム層と、熱融着性や密封性などが優れた内面シーラント層とを、適宜に積層して成る積層樹脂フィルム製の、例えば図3に示すような、底辺5の連続した底部を内側に折込んで周辺部を熱融着して、上辺2と左右の側辺3,4とをそれぞれ熱融着して成る、スタンディングパウチと通称する自立型の軟質包装袋において、上辺2の左部と左側辺3の上部とをそれぞれ内側に屈曲させて熱融着して、このそれぞれ熱融着した上辺2と側辺3との角隅部に、切断して注出口6を形成する斜めの切れ目線aを設けた軟質包装袋の注出口が、一般に広く用いられている。
また従来から、詰替え用の調味料や化粧品や洗剤類などを収容する、同様に外面樹脂フィルム層と内面シーラント層とを積層して成る積層樹脂フィルム製の、図4に示すように、左側辺3を二つ折りして、底部の内側に別葉の積層樹脂フィルム製の底板を折込んで装着して、底辺5の周辺部を熱融着して、上辺2と右側辺4とをそれぞれ熱融着して成る、同様にスタンディングパウチと通称する自立型の軟質包装袋において、上辺2の左部を内側に屈曲させて熱融着して、この熱融着した上辺2と二つ折りした側辺3との角隅部に、切断して注出口6を形成する水平の切れ目線aを設けた軟質包装袋の注出口(特許文献1)が、開示されて用いられている。
特許文献は、以下のとおりである。
特開平11−236053号公報
ところが従来の、図3に示す軟質包装袋の注出口については、斜めの切れ目線aの上辺2と側辺3との角隅部側を指でつまんで、V字切欠きb,bから斜めの切れ目線aを強く引きちぎって切断して、簡単に図3Bに示す注出口6を形成して、軟質包装袋を転倒させるなどして、図示していないプラスチック製のボトル容器などに、収容した液状の調味料や化粧品や洗剤類などを詰替えることができるものの、
この液状の収容物が残り少なくなってくると、それぞれ熱融着した上辺2と側辺3との角隅部に設けた注出口6の両端部が、図3Bに示すように、熱融着して偏平になるように押付けられているために、また僅かであっても、軟質包装袋の内部が減圧になっているために、形成した注出口6が密着して閉塞し易いことが問題であって、プラスチック製のボトル容器などへの詰替えに時間が掛かるばかりではなくて、残り少なくなった液状の収容物を指で押出そうとすると、このボトル容器などからこぼす恐れがあった。
また従来の、図4に示す軟質包装袋の注出口については、同様に水平の切れ目線aの上辺2と側辺3との角隅部側を指でつまんで、V字切欠きbから水平の切れ目線aを強く引きちぎって切断して、簡単に図4Bに示す注出口6を形成して、軟質包装袋を転倒させるなどして、図示していないプラスチック製のボトル容器などに、収容した液状の調味料や
化粧品や洗剤類などを詰替えることができる、しかも前述した図3に示す軟質包装袋の注出口とは異なって、この液状の収容物が残り少なくなっても、熱融着した上辺2と二つ折りした側辺3との角隅部に設けた注出口6の、特に熱融着していない側辺3側の左端部が図4Bに示すように、偏平になり難い二つ折りであって、この左端部の積層樹脂フィルムにも反発力があるために、形成した注出口6が密着して閉塞し難い、液状の収容物が残り少なくなっても安定して詰替えることができる軟質包装袋の注出口であるものの、
左側辺3を二つ折りして、底部の内側に別葉の積層樹脂フィルム製の底板を折込んで装着して、底辺5の周辺部を熱融着していることに問題があって、左側辺3を二つ折りした後に、底部の内側に別葉の積層樹脂フィルム製の底板を、二つ折りの直角方向に折込んで装着するために、この二つ折りした左側辺3と直角方向に折込んで装着した別葉の底板との間に、僅かに隙間が生じて、底辺5の周辺部を強固に熱融着しても、熱融着不良による液漏れなどが発生する恐れがあって、加えて前述した図3に示す軟質包装袋とは異なって、この二つ折りした左側辺3の剛性や保形性などが、熱融着した右側辺4に比べてやゝ劣っているために、左右のバランスが崩れて傾くなどの、展示,販売中のスタンディングパウチとしての自立性に問題があった。
そこで、本発明の目的は、詰替え用の調味料や化粧品や洗剤類などを収容する、液漏れや自立性などの問題がない軟質包装袋の、プラスチック製のボトル容器などに、液状の収容物が残り少なくなっても安定して詰替えることができる、形成した注出口6が密着して閉塞し難い注出口を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の軟質包装袋の注出口は、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、積層樹脂フィルム製の軟質包装袋において、図1,図2に示すように、一方(図1,図2では左方)の側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に、切断して注出口6を形成する、ミシン目状(実施例2を参照)や半切れ状(実施例1を参照)などの斜めの切れ目線aを設けたことを特徴とする軟質包装袋の注出口である。
本発明の軟質包装袋の注出口においては、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、強度や各種バリアー性などが優れた外面樹脂フィルム層と、熱融着性や密封性などが優れた内面シーラント層とを、適宜に積層して成る積層樹脂フィルム製の軟質包装袋において、一方の側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に、切断して注出口6を形成する斜めの切れ目線aを設けたことによって、
購入した顧客が、斜めの切れ目線aの側辺3と上辺2との角隅部側を指でつまんで、斜めの切れ目線aを強く引きちぎって切断して、簡単に図1B,図2Bに示す注出口6を形成して、軟質包装袋を転倒させるなどして、図示していないプラスチック製のボトル容器などに、収容した液状の調味料や化粧品や洗剤類などを詰替えることができる、しかも前述した図4に示す軟質包装袋の注出口と同様に、熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた注出口6の、特に熱融着していない上辺2側の右端部が、図1B,図2Bに示す偏平になり難い二つ折りであって、この右端部の積層樹脂フィルムにも反発力があるために、形成した注出口6が密着して閉塞し難い、液状の収容物が残り少なくなっても安定して詰替えることができる軟質包装袋の注出口を得ることができる。
特に本発明の、図2に示す自立型の軟質包装袋においては、後述する実施例2に示すように、上辺2を二つ折りして、底部の内側に別葉の積層樹脂フィルム製の底板を折込んで装着して、底辺5の周辺部を熱融着した後に、左右の側辺3,4をそれぞれ熱融着するために、前述した図4に示す自立型の軟質包装袋とは異なって、折込んで装着して周辺部を
熱融着した別葉の底板とそれぞれ熱融着した左右の側辺3,4との間に、僅かに隙間が生じて液漏れなどが発生する恐れがない、またそれぞれ熱融着した側辺3,4の、左右のバランスが崩れて傾くなどの恐れがない、液漏れやスタンディングパウチとしての自立性などの問題がない軟質包装袋を得ることができる。
本発明の請求項2に記載の軟質包装袋の注出口は、前述した請求項1に記載の軟質包装袋の注出口において、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた、斜めの切れ目線aの熱融着した側辺3側に、図1,図2に示すように、切断を開始するV字切欠きbを設けたことを特徴とする軟質包装袋の注出口である。
本発明の軟質包装袋の注出口においては、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた、斜めの切れ目線aの熱融着した側辺3側に、切断を開始するV字切欠きbを設けたことによって、購入した顧客が、斜めの切れ目線aの側辺3と上辺2との角隅部側を指でつまんで、熱融着した側辺3側のV字切欠きbから、斜めの切れ目線aを強く引きちぎって切断して、簡単に図1B,図2Bに示す注出口6を形成することができる。
本発明の請求項3に記載の軟質包装袋の注出口は、前述した請求項1又は請求項2に記載の軟質包装袋の注出口において、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた、斜めの切れ目線aの近傍に、切断を容易にする図2Cに示す網点状の傷加工cを施したことを特徴とする軟質包装袋の注出口である。
本発明の軟質包装袋の注出口においては、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた、斜めの切れ目線aの近傍に、切断を容易にする網点状の傷加工cを施したことによって、購入した顧客が、斜めの切れ目線aの側辺3と上辺2との角隅部側を指でつまんで、斜めの切れ目線aを強く引きちぎる時に、切断方向が曲ろうとしても、近傍の網点状の傷加工cが切断方向を元に戻して、容易に斜めの切れ目線aを引きちぎって切断して、簡単に図1B,図2Bに示す注出口6を形成することができる。
以上、本発明の軟質包装袋の注出口においては、詰替え用の調味料や化粧品や洗剤類などを収容する、液漏れや自立性などの問題がない軟質包装袋の、熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた注出口6の、特に熱融着していない上辺2側の右端部が、偏平になり難い二つ折りであるために、形成した注出口6が密着して閉塞し難い、プラスチック製のボトル容器などに、液状の収容物が残り少なくなっても安定して詰替えることができる注出口を提供することができる。
本発明の実施例1における、図1Aは、軟質包装袋の注出口の平面図であって、図1Bは、その注出口6の断面説明図である 本発明の実施例2における、図2Aは、軟質包装袋の注出口の斜視平面図であって、図2B,Cは、その注出口6の断面説明図,部分拡大平面図である 図3Aは、従来の軟質包装袋の注出口の斜視平面図であって、図3Bは、その注出口6の断面説明図である 図4Aは、従来の軟質包装袋の注出口の斜視平面図であって、図4Bは、その注出口6の断面説明図である
本発明の軟質包装袋の注出口における、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折り
した上辺2との角隅部に設ける、斜めの切れ目線aについては、強度や各種バリアー性などが優れた外面樹脂フィルム層と、熱融着性や密封性などが優れた内面シーラント層とを、適宜に積層して成る積層樹脂フィルムを用いて、後述する実施例に示すように、製袋,充填工程の前又は途中に、通常の炭酸ガスレーザー装置や金属製の打抜刃などで、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部の、切断して注出口6を形成する位置に、強度などが優れた外面樹脂フィルム層を(完全に)切断して、密封性などが優れた内面シーラント層に達する(を残した)、通常のミシン目状や半切れ状などの斜めの切れ目線aを、特に制約なく設けることができる。
<実施例1>
図1Aは、本発明の実施例1における、軟質包装袋の注出口の平面図であって、図1Bは、その注出口6の断面説明図である。
本発明の実施例1の軟質包装袋の注出口は、強度などが優れたナイロン(Ny,15μm)の外面樹脂フィルム層と、各種バリアー性などが優れたアルミニウム蒸着(Al,700nm)付の延伸ポリエステル(PET,12μm)の内面樹脂フィルム層と、熱融着性や密封性などが優れた線状低密度ポリエチレン(LLDPE,100μm)の内面シーラント層とを、通常のドライラミネート方法と熱溶融押出し方法とで積層した積層樹脂フィルム製の、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、縦,横が240×150mm(収容部の縦,横が230×134mm)の通常の三方シール式の、350mlの焼肉調味たれなどを収容する軟質包装袋において、
図1Aに示すように、左側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との(角からそれぞれ25mmの)角隅部に、切断して注出口6を形成する、外面樹脂フィルム層を切断して内面樹脂フィルム層に達する半切れ状の斜めの切れ目線aを設けて、この切れ目線aの熱融着した側辺3側に、切断を開始するV字切欠きbを設けた軟質包装袋の注出口である。
本実施例の軟質包装袋の注出口においては、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、通常の三方シール式の軟質包装袋において、左側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に、半切れ状の斜めの切れ目線aを設けて、この切れ目線aの熱融着した側辺3側に、V字切欠きbを設けたことによって、
購入した顧客が、斜めの切れ目線aの側辺3と上辺2との(つまみ易いように下端部を延伸した)角隅部側を指でつまんで、熱融着した側辺3側のV字切欠きbから、半切れ状の斜めの切れ目線aを強く引きちぎって切断して、簡単に図1Bに示す注出口6を形成して、軟質包装袋を転倒させるなどして、図示していないガラス製の調理容器などに、収容した液状の焼肉調味たれなどを詰替えることができる、しかも熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた注出口6の、特に熱融着していない上辺2側の右端部が、図1Bに示す偏平になり難い二つ折りであるために、形成した注出口6が密着して閉塞し難い、収容した液状の焼肉調味たれなどが残り少なくなっても安定して詰替えることができる軟質包装袋の注出口を得ることができた。
なお、本実施例の軟質包装袋の製造方法については、それぞれ前述したナイロン(Ny,15μm)の外面樹脂フィルム層とアルミニウム蒸着(Al,700nm)付の延伸ポリエステル(PET,12μm)の内面樹脂フィルム層と線状低密度ポリエチレン(LLDPE,100μm)の内面シーラント層とを積層した、左右方向に多数の軟質包装袋が連続した巻取り状の、480mm幅の積層樹脂フィルムを用いて、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設ける、それぞれの斜めの切れ目線aの位置に、通常の炭酸ガスレーザー装置で、それぞれ上辺2の二つ折り部分に長さ3mmの繋ぎを残して、外面樹脂フィルム層を切断して内面樹脂フィルム層に達する半切れ状の斜めの切れ目線aを設けた後に、
通常の三方シール式の製袋,充填工程で、この多数の軟質包装袋の半切れ状の斜めの切れ目線a,a,a,…を設けた巻取り状の積層樹脂フィルムを、巻取りの流れ方向に二つ折りして上辺2,2,2,…として、それぞれの上部を内側に屈曲させた左側辺3と直線状の右側辺4とを、それぞれ8mm幅に熱融着して、同時に通常の金属製の打抜刃で、この内側に屈曲させた左側辺3の熱融着した部分に、それぞれの半切れ状の斜めの切れ目線aに接続するV字切欠きbを設けながら、個々の軟質包装袋に切断して、それぞれの熱融着していない底辺5から、液状の焼肉調味たれなどを収容しながら、最後にそれぞれの底辺5を熱融着することによって、効率よく、多数の図1Aに示す軟質包装袋を作製することができた。
<実施例2>
図2Aは、本発明の実施例2における、軟質包装袋の注出口の斜視平面図であって、図2B,Cは、その注出口6の断面説明図,部分拡大平面図である。
本発明の実施例2の軟質包装袋の注出口は、強度,剛性や各種バリアー性などが優れたアルミニウム箔(Al,9μm)付のナイロン(Ny,15μm)の外面樹脂フィルム層と、熱融着性や密封性などが優れた線状低密度ポリエチレン(LLDPE,100μm)の内面シーラント層とを、通常のドライラミネート方法で積層した積層樹脂フィルム製の、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、縦,横が240×140mm(収容部の縦,横,底折込が232×128×40mm)のスタンディングパウチと通称する自立型の、430mlのシャンプー,リンスを収容する軟質包装袋において、
図2Aに示すように、左側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との(角からそれぞれ30mmの)角隅部に、切断して注出口6を形成する、外面樹脂フィルム層を切断して内面シーラント層に達する、切断と繋ぎとの比率が3:1のミシン目状の斜めの切れ目線aを設けて、この切れ目線aの熱融着した側辺3側に、切断を開始するV字切欠きbを設けて、またこの切れ目線aの近傍に、切断を容易にする図2Cに示す3mm幅の網点状の傷加工cを施した軟質包装袋の注出口である。
本実施例の軟質包装袋の注出口においては、上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、スタンディングパウチと通称する自立型の軟質包装袋において、左側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に、ミシン目状の斜めの切れ目線aを設けて、この切れ目線aの熱融着した側辺3側に、V字切欠きbを設けて、またこの切れ目線aの近傍に、網点状の傷加工cを施したことによって、
購入した顧客が、斜めの切れ目線aの側辺3と上辺2との(つまみ易いように下端部を延伸した)角隅部側を指でつまんで、熱融着した側辺3側のV字切欠きbから、ミシン目状の斜めの切れ目線aを強く引きちぎる時に、切断方向が曲ろうとしても、近傍の網点状の傷加工cが切断方向を元に戻して、容易に斜めの切れ目線aを引きちぎって切断して、簡単に図2Bに示す注出口6を形成して、軟質包装袋を転倒させるなどして、図示していないプラスチック製のポンプ付のボトル容器に、収容した液状のシャンプー,リンスを詰替えることができる、しかも前述した実施例1の軟質包装袋の注出口と同様に、熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた注出口6の、特に熱融着していない上辺2側の右端部が、図2Bに示す偏平になり難い二つ折りであるために、形成した注出口6が密着して閉塞し難い、収容した液状のシャンプー,リンスが残り少なくなっても安定して詰替えることができる軟質包装袋の注出口を得ることができた。
なお、本実施例の軟質包装袋の製造方法については、それぞれ前述したアルミニウム箔(Al,9μm)付のナイロン(Ny,15μm)の外面樹脂フィルム層と線状低密度ポリエチレン(LLDPE,100μm)の内面シーラント層とを積層した、それぞれ左右方向に多数の軟質包装袋が連続した巻取り状の、480mm幅の胴板と56mm幅の底板との積層樹脂フィルムを用いて、480mm幅の胴板の積層樹脂フィルムの、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設ける、それぞれの斜めの切れ目線aの近傍に、通常の炭酸ガスレーザー装置で、3mm幅の網点状の傷加工cを施した後に、
通常のスタンディングパウチと通称する自立型の製袋,充填工程で、この多数の軟質包装袋の網点状の傷加工c,c,c,…を施した巻取り状の積層樹脂フィルムを、巻取りの流れ方向に二つ折りして上辺2,2,2,…として、この二つ折りした多数の軟質包装袋の底部の内側に、56mm幅の底板の積層樹脂フィルムを折込んで装着して、それぞれの底辺5の周辺部を8mm幅の半円状に強固に熱融着した後に、上部を内側に屈曲させた左側辺3と直線状の右側辺4とを、それぞれ6mm幅に熱融着することによって、前述した図4に示す自立型の軟質包装袋とは異なって、液漏れや自立性などの問題がない自立型の連続した多数の軟質包装袋を作製して、
同時に通常の金属製の打抜刃で、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設ける斜めの切れ目線aの近傍の、3mm幅の網点状の傷加工cを施した範囲内に、それぞれの熱融着した側辺3側のV字切欠きbと、それぞれのV字切欠きbに接続する切断と繋ぎとの比率が3:1の、外面樹脂フィルム層を切断して内面シーラント層に達するミシン目状の斜めの切れ目線aとを設けながら、個々の軟質包装袋に切断して、それぞれの二つ折りした上辺2を切開いた充填口dから、液状のシャンプー,リンスを収容しながら、最後にそれぞれの充填口dの周辺を熱融着することによって、効率よく、多数の図2Aに示す軟質包装袋を作製することができた。
2 …上辺
3,4 …側辺
5 …底辺
6 …注出口
a …切れ目線
b …V字切欠き
c …網点状の傷加工
d …充填口

Claims (3)

  1. 上辺2を二つ折りして、左右の側辺3,4と底辺5とをそれぞれ熱融着して成る、積層樹脂フィルム製の軟質包装袋において、一方の側辺3の上部を内側に屈曲させて熱融着して、この内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に、切断して注出口6を形成する斜めの切れ目線aを設けたことを特徴とする軟質包装袋の注出口。
  2. 請求項1に記載の軟質包装袋の注出口において、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた、斜めの切れ目線aの熱融着した側辺3側に、切断を開始するV字切欠きbを設けたことを特徴とする軟質包装袋の注出口。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軟質包装袋の注出口において、内側に屈曲させて熱融着した側辺3と二つ折りした上辺2との角隅部に設けた、斜めの切れ目線aの近傍に、切断を容易にする網点状の傷加工cを施したことを特徴とする軟質包装袋の注出口。
JP2010280337A 2010-12-16 2010-12-16 軟質包装袋の注出口の製造方法 Active JP4816987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010280337A JP4816987B2 (ja) 2010-12-16 2010-12-16 軟質包装袋の注出口の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010280337A JP4816987B2 (ja) 2010-12-16 2010-12-16 軟質包装袋の注出口の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006193894A Division JP4910528B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 軟質包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011051659A true JP2011051659A (ja) 2011-03-17
JP4816987B2 JP4816987B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=43941098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010280337A Active JP4816987B2 (ja) 2010-12-16 2010-12-16 軟質包装袋の注出口の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4816987B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014205503A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 凸版印刷株式会社 詰替え容器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04215957A (ja) * 1990-02-12 1992-08-06 Colgate Palmolive Co 可撓性の袋
JPH08198282A (ja) * 1994-11-22 1996-08-06 Business Network:Kk 液体包装袋および液体培地用包装袋
JPH10273153A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Okada Shigyo Kk 流動物包装用自立袋
JPH11236053A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Kanebo Ltd 詰め替え用袋
JP2002193276A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 易開封包装袋
JP2004091052A (ja) * 2003-11-18 2004-03-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易引裂き性包装袋
JP2005271964A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Toppan Printing Co Ltd 注ぎ口付詰替袋
JP2008018991A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Toppan Printing Co Ltd 軟質包装袋の注出口

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04215957A (ja) * 1990-02-12 1992-08-06 Colgate Palmolive Co 可撓性の袋
JPH08198282A (ja) * 1994-11-22 1996-08-06 Business Network:Kk 液体包装袋および液体培地用包装袋
JPH10273153A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Okada Shigyo Kk 流動物包装用自立袋
JPH11236053A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Kanebo Ltd 詰め替え用袋
JP2002193276A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 易開封包装袋
JP2004091052A (ja) * 2003-11-18 2004-03-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易引裂き性包装袋
JP2005271964A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Toppan Printing Co Ltd 注ぎ口付詰替袋
JP2008018991A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Toppan Printing Co Ltd 軟質包装袋の注出口

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014205503A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 凸版印刷株式会社 詰替え容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4816987B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4910528B2 (ja) 軟質包装袋
JP4828413B2 (ja) パウチ及びスパウト付きパウチ容器
JP2010222050A (ja) 包装スリーブ及びこれを含む複合包装材
JP6497730B2 (ja) 包装袋
JP5588698B2 (ja) 注出口を有する袋体
JP4913743B2 (ja) スパウト付きパウチ容器及びその製造方法
JP4617866B2 (ja) 分岐型スタンディングパウチ
JP6031885B2 (ja) 詰め替え袋
JP2009154923A (ja) パウチ容器
JP2011051659A (ja) 軟質包装体の製造方法
JP5854160B2 (ja) 詰替え用包装袋及びその製造方法
JP2009090987A (ja) 自立性包装袋
JP6011060B2 (ja) 詰替え用包装袋
JP2012176782A (ja) パウチ容器
JP4011597B2 (ja) 易引裂性の液体等収納袋
JP2005298006A (ja) 詰め替え用包装袋
JP6832626B2 (ja) パウチ袋
JP2005067630A (ja) パウチ容器
JP6836138B2 (ja)
JP6236927B2 (ja) 把持部を備えた袋
JP2011025940A (ja) 2つ折りパウチ
JP2006020556A (ja) おにぎりの包装体
JP6264630B2 (ja) 詰め替え袋
JP2014012544A (ja) 詰替用パウチ
JP4940876B2 (ja) 液体用紙容器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110816

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4816987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250