JP2007055636A - 注出口付き包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不用意な開封を効果的に防止できるとともに、開封を意図するときには容易かつ安定的に開封を進行することが可能な注出口付き包装袋を提供する。
【解決手段】 注出口10と上辺8との間の上部シール部12には、包装袋1の上辺8から開始され、注出口10の流路11に沿って斜め上方に延設され、さらに屈曲部25で方向を変えてノッチ20の終端部26が包装袋1の外方に向けて下辺9と平行に延設された平面形状を有するノッチ20が設けられ、注出口10を囲む2枚のフィルムには、レーザーによるハーフカット溝からなる各2本の開封案内線30が、ノッチ20から離間し、かつノッチ20の終端部26の延長方向に沿って設けられ、開封案内線30は、流路11全幅にわたって互いに平行に延在する平行部31と、平行部31の開封開始側の端部からノッチ20の終端部26に向かってハの字状に開いた開き部32とを有する包装袋1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2枚のフィルムをシールしてなるシール部によって区画された注出口が包装袋の上部に設けられてなる注出口付き包装袋に関する。
近年、プラスチックボトル等の本体容器に収納された液体等の内容物を少量ずつ取り出して使用する場合、本体容器内の内容物を使い切ったときには本体容器を廃棄するのではなく、新たな内容物を詰め替えて本体容器を再使用することが行われている。このような詰め替え用の内容物を収納する包装袋として、包装袋の上部に注出口が設けられてなる注出口付き包装袋が使用されている。この種の注出口付き包装袋は、注出口の先端側を切断することにより注出口を開口させることができるようになっており、開口した注出口から内容物を本体容器に流し込み、内容物の詰め替えを行う。この際、はさみ等の道具を使わずに手で引き裂きによって包装袋を容易に開封可能とするため、切断線の起点とするため注出口の側部に刻設されたノッチや、流路を横断するハーフカット溝などが予め設けられた包装袋が知られている。
特許文献1に記載の包装袋の場合、袋体の端縁部に設けられたノッチと袋体の端縁部から形成された開封補助線(ハーフカット溝)とを組み合わせた場合に、ノッチと開封補助線とが位置ずれを起こしたとしても、ノッチと開封補助線との機能が発揮されるようにするため、袋体の端縁部から離間するに従い開封補助線に漸次接近するハーフカット溝からなる切裂方向案内線を設け、ノッチが開封補助線と切裂方向案内線との間に位置するようにしている。
特許文献2に記載の包装袋の場合、間隔が2.5mm未満である上下2本のハーフカット溝を包装袋の全幅にわたって形成し、包装袋の側縁シール部に形成されたノッチを起点として形成される切断線を上下いずれかのハーフカット溝によって誘導するようにしている。
特許文献3に記載の包装袋の場合、開封の起点となるノッチから延長する位置に、ノッチと連続又は非連続とした開封補助線(ハーフカット溝)を注ぎ口の両面に形成し、開封補助線は、少なくともそのノッチ側の先端近傍部分の向きが、該ノッチに加わる力の向きと異なるように形成している。
特開2003−054577号公報 特開2002−104437号公報 特開2003−276744号公報
特許文献1、2に記載の包装袋は、いずれも2本のハーフカット溝の間にノッチを形成したものである。しかしながら、ノッチ及びハーフカット溝がいずれも袋の端縁から形成されているため、充填後の包装袋が例えば輸送や保管中に隣り合う包装袋に引っかかったり、包装袋が落下したときに衝撃を受けたりして、不用意に開封するおそれがある。
特許文献3に記載の包装袋は、ノッチの引き裂きにより形成される引き裂き線が開封補助線に沿って進行することを意図したものではあるが、開封補助線は、少なくともそのノッチ側の先端近傍部分の向きが該ノッチに加わる力の向きと異なるように形成しているので、開封補助線から外れたところに引き裂き線が進行し、開封補助線の機能を発揮できないおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、不用意な開封を効果的に防止できるとともに、開封を意図するときには容易かつ安定的に開封を進行することが可能な注出口付き包装袋を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、包装袋の上側の隅部に設けられた注出口の流路が2枚のフィルムをシールしてなるシール部によって包装袋の斜め上方を向くように区画された注出口付き包装袋であって、前記注出口と包装袋の上辺との間に形成された上部シール部には、開封を開始するための2枚のフィルムを貫通してなるノッチとして、前記包装袋の上辺から開始され、前記流路に沿って斜め上方に延設され、さらに屈曲部で方向を変えてノッチの終端部が包装袋の外方に向けて包装袋の下辺と平行に延設された平面形状を有するノッチが設けられており、前記注出口を囲む2枚のフィルムには、レーザーによって形成されたハーフカット溝からなる各2本の開封案内線が、前記ノッチから離間し、かつ前記ノッチの終端部の延長方向に沿って設けられており、前記開封案内線は、前記注出口の流路全幅にわたって互いに平行に延在する平行部と、前記平行部の開封開始側の端部から前記ノッチの終端部に向かってハの字状に開いた開き部とを有し、前記ノッチの終端部及び前記開封案内線の開き部が下記の(1)及び(2)の条件をともに充足することを特徴とする注出口付き包装袋を提供する。
(1) 前記開封案内線の開き部の先端L及びMを結ぶ線分を線分LMとするとき、前記ノッチの終端部又は該終端部の延長線が前記線分LMに交差している。
(2) 前記線分LMの長さをa、前記線分LMと前記ノッチの終端部の先端Nとの距離をbとし、該bの符号は前記先端Nが線分LMよりも前記開封案内線の平行部に近い側に位置するときに負符号、その反対の場合に正符号を与えるものとして、−a/2≦b≦+a/2の関係にある。
本発明の注出口付き包装袋では、前記ノッチの終端部及び前記開封案内線の開き部が、さらに下記の(3)の条件をも充足することが好ましい。
(3)前記線分LMの中点Pを通る垂線上に位置するとともに前記中点Pからの距離が+a/2に等しい点をQとするとき、前記ノッチの終端部の先端Nが、前記開封案内線の開き部並びに該開封案内線の開き部の先端L及びMと前記点Qとを結ぶ線分LQ及び線分MQで囲まれる領域内に位置する。
前記開封案内線において、前記注出口を囲む2枚のフィルムのうちの一方のフィルムに形成された平行部と、他方のフィルムに形成された平行部との位置ずれの長さは、前記平行部を構成する2本のハーフカット溝の間隔以下であることが好ましい。
本発明の注出口付き包装袋では、前記開封案内線に加えて、前記開封案内線の平行部を構成する2本のハーフカット溝の間に、レーザーによって形成されたハーフカット溝からなる少なくとも1本の開封案内補助線を設けることもできる。
本発明の注出口付き包装袋によれば、注出口と包装袋の上辺との間に形成されたシール部に形成したノッチの始端部と終端部の向きが大きく異なる上、ハーフカット溝からなる開封案内線がノッチとも包装袋の端縁とも離れた位置から開始しているので、不用意な開封を効果的に防止することができる。しかも、ノッチの終端部の延長方向に沿って設けられた開封案内線が、注出口の流路全幅にわたって互いに平行に延在する平行部と、前記平行部の開封開始側の端部からノッチの終端部に向かってハの字状に開いた開き部とを有するので、開封を意図するときには、ノッチの引き裂きにより形成される引き裂き線が開き部から平行部に引き続いて進行するので、容易かつ安定的に開封を進行することができる。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1及び図4に示すように、本形態例の注出口付き包装袋1(単に「包装袋」という場合がある。)は、互いに平面形状が同一である2枚の胴部フィルム2、2と、折り線3aを中心線にして2つ折りにされた底部フィルム3とから構成されたスタンディングパウチである。底部フィルム3は、折り線3aが内向きとなるように折り重ねられて一対の胴部フィルム2、2の下部同士の間に介装されている。
包装袋1の両側縁部には、側縁シール部4、5が形成されている。この側縁シール部4、5において、図4(a)に示すように、底部フィルム3より上側の部分では胴部フィルム2、2の両側縁部同士が、底部フィルム3が胴部フィルム2、2間に介装された下部では胴部フィルム2、2の両側縁部と底部フィルム3の両側縁部とが、ヒートシールされている。
また、包装袋1の下部には、図1及び図5に示すように、各胴部フィルム2、2と底部フィルム3とが互いに対向する対向面の下端縁部同士でヒートシールされることにより底シール部6が形成されている。底シール部6は、図1に示すように、上下方向のシール幅が左右の側縁シール部4、5に近いほど大きくなる略円弧状に形成されており、包装袋の幅方向中央部で底を大きく広げることが可能になっている。包装袋1の下部の強度を向上するため、底部フィルム3にはパンチ穴等の切欠7、7、…が設けられており、切欠7、7、…を通して胴部フィルム2、2同士が直接ヒートシールされている。
胴部フィルム2および底部フィルム3として使用するフィルムとしては、従来より使用されているもの、例えば二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリアミド、二軸延伸ポリエステル等からなるフィルムを基材フィルムとし、これらの基材フィルムに、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をシーラント層として積層した積層体が用いられる。積層フィルムを製造する方法としては、ドライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法などが挙げられる。基材フィルム層とシーラント層との間には接着強度の向上のため、接着剤やアンカー剤等を設けることができる。この場合、包装袋の強度を高めるために基材フィルムを複数枚積層してもよい。あるいは気体や紫外線のバリア性を高めるため、アルミニウム箔等の金属箔、金属蒸着層、セラミック等の無機質蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなどを積層してもよい。
包装袋の水平方向への易引裂性を高めるため、ポリオレフィンやナイロン等の一軸延伸フィルムを用いたり、6ナイロンとMXD6のような芳香族ナイロンを混合した樹脂フィルムを延伸して得られる易引裂性ナイロンフィルムを使用したりすると、任意の位置で直線状に引き裂くことができ、易引裂性を発現させることができるので、好ましい。
また、水平方向への易引裂性を確保する手段として、上記の基材フィルムにミシン目を穿設した後、シーラント層や他の層を積層したり、レーザー光線などでハーフカットの溝を胴部フィルムの表面に形成しても良い。
包装袋1の寸法は特に限定されるものではないが、詰め替え用容器として好適な範囲としては、包装袋1の高さ(上辺8から下辺9までの寸法)としては100〜500mm程度、包装袋1の幅(両側縁間の最大幅)は70〜300mm程度、内容物の充填量は100cm〜5000cm程度である。
図1及び図2に示すように、包装袋1の上側の隅部には、包装袋の斜め上方を向いた流路11を有する注出口10が設けられている。本形態例の場合、一方の側縁シール部4から包装袋1の上辺8にかけて胴部フィルム2、2同士をヒートシールすることにより、図1及び図7に示すように上部シール部12が形成されており、一方の側縁シール部4と上部シール部12とによって注出口10の流路11が区画されている。すなわち、一方の側縁シール部4と上部シール部12との間の未シール部が注出口10の流路11となっている。
一方の側縁シール部4は、注出口10の下部で包装袋1の幅方向内方に向かって湾曲しており、上部シール部12は、流路11に沿って斜めに延びる斜辺部12aを有する。流路11の方向は、一方の側縁シール部4の湾曲部4aと上部シール部12の斜辺部12aとにより定められ、包装袋1の斜め上方(図1の左上向き)に延びている。注出口10の先端部10aは上部シール部12によって閉鎖されており、注出口10を開封しない限り、内容物を注出口10から出すことができないようになっている。
注出口10の流路11の下側は、内容物が収納される収納部13となっている。内容物としては、粉体や顆粒体等の固体、あるいは粘稠体、液体等、あるいはこれらの混合物でありうる。粉体や顆粒体の粒子径は特に限定されないが、例えば平均粒子径が1μm〜5mm程度のものが例示できる。粉体としては、例えば粉末洗剤、小麦粉、食塩、砂糖等が挙げられる。
上部シール部12と他方の側縁シール部5との間は、充填口14として開口されており、この充填口14を通して包装袋1の収納部13内に内容物を充填することが可能である。なお、内容物の充填後は、充填口14の周縁において胴部フィルム2、2同士をヒートシールすることにより、包装袋1の上辺8に沿って充填口を密封する密封シール部14a(図9参照)を形成し、充填口14を封止する。
図1及び図6に示すように、注出口10の流路11内には、胴部フィルム2、2間に保形材15としてチューブが固定されている。このように流路11内に保形材15を設けることにより、胴部フィルム2、2の間が離隔され、注出口10の流路11を広げた状態に保つことができる。また、胴部フィルム2、2は、保形材15の周囲で外側に膨出する膨らみ部16を有する。この膨らみ部16は、包装袋1を製造する工程において真空成形や圧空成形により胴部フィルム2、2に予め(保形材15を入れる前に)形成しておくことが好ましい。
この保形材15を構成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレフィン系樹脂のほか、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート等の合成樹脂が挙げられる。なかでも、胴部フィルム2、2の内面のシーラント層とヒートシールで熱接着する観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、EVAなどのポリオレフィン系樹脂が好適である。
保形材15の形状としては、円筒体、楕円筒体、断面が四角形等の多角形である角筒体などの両端が開口したチューブに限定されるものではなく、このほか、断面が円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形等である棒状体、断面コ字状、H字状、T字状の部材など、種々の形態が採用可能である。保形材15は、流路11を閉塞しないように断面が長手方向にわたって一定である形状(筒状体や棒状体など)が好ましく、フィルムに固定する作業が容易で、内容物の流動を妨げないので筒状体がより好ましく、中でも円筒体は固定される面が自在であり、フィルムに固定する際の位置決めが容易なので、さらに好ましい。そして、固定に際しては、保形材15の長手方向を流路11の方向に揃えることが望ましい。例えば保形材15がチューブ(筒状体)である場合には、該チューブは注出口10の流路11に沿う向き(開口部が上流と下流に存在する向き)に固定することが望ましい。保形材15の寸法は、包装袋1全体や注出口10の寸法等に応じて適宜設計が可能である。その具体例としては、例えば、チューブの場合には、長さ:10〜30mm程度、外径(長手方向に直交する方向の最大幅):約8〜20mm程度、肉厚:約0.3〜2mm程度である。
なお、本発明において、保形材15及び膨らみ部16は必須のものではなく、図10に示す注出口付き包装袋1Aのように、保形材15及び膨らみ部16を省略した構成とすることもできる。
保形材15を設ける場合は、図1に示すように、開封案内線30(詳しくは後述する。)が保形材15と交差しない位置に設けられていることが好ましい。これにより、開封が容易になるのみならず、図9に示すように、開封部17から保形材15が露出されることがない。保形材15の位置は、開封案内線30から少なくとも1mm以上離れていることが好ましく、保形材15と開封案内線30との間の最も近い距離が1〜4mmの範囲内であることが好ましい。これにより、ノッチ20から引き裂きを開始して開封案内線30に沿って開封しやすい上、しかも注出時の開封部17の閉鎖を効果的に防止することができる。開封案内線30と保形材15との距離が短すぎると開封案内線30に沿って開封しにくくなるおそれがあり、長すぎると開封部17の閉鎖を防止できないおそれがある。
図2に拡大して示すように、上部シール部12には、注出口10の流路11に対して交差する方向への開封を開始するためのノッチ20が形成されている。図7に示すように、ノッチ20は、2枚のフィルムを貫通してなるスリットであり、打ち抜きなどによって形成することができる。
ノッチ20は、包装袋1の上辺8に形成された始端部21より開始している。この始端部21は、V字状の切欠であることが好ましく、とりわけ始端部21の上端両側の角21a,21aが丸く面取りされていることが好ましい。このように構成されることによって、充填済みの包装袋が他の物品に接触したときに不用意に開封されることを効果的に防止することができる。
ノッチ20は、始端部21から包装袋1の上辺8に対して垂直に延在する垂直部22と、垂直部22の下端の折返し部23で方向を変更し、注出口10の流路11に沿って斜め上方に延設された傾斜部24と、傾斜部24からさらに屈曲部25で方向を変えて包装袋1の外方に向けて包装袋1の下辺9と平行に延設された終端部26とを有する。このような平面形状を有するノッチ20によれば、終端部26から水平な引き裂き線を形成することができる。よって、詰め替えに際して、空の容器に注出口を差し込むことが容易となる。しかも内容物の流れが開封部17で乱されることがなく、スムーズな流れが得られる。
本形態例の包装袋1の場合、垂直部22から傾斜部24を経て終端部26に至る部分は、連続した切り抜き(貫通傷痕)となっている。また、垂直部22の途中には未切断部27が残されている。始端部21の切欠と垂直部22等の貫通傷痕とは、同時に形成すると互いの位置関係がずれることがなく好ましい。
未切断部27の幅としては、胴部フィルム2、2の材質にもよるが、例えば0.5〜1.5mm程度である。なお、未切断部27は、必要に応じてノッチ20の複数箇所に設けることができる。
ノッチ20は、始端部21から終端部26に至るまでの全体が上部シール部12内に形成されており、注出口10の流路11となる未シール部まで到達していない。これにより、注出口10を覆う胴部フィルム2、2の強度を弱くすることがなく、胴部フィルム2、2の破断を抑制することができる。
また、未切断部27を破断すると、垂直部22と傾斜部24とによって囲まれる部分28は、上部シール部12から引き出して開封時につまむタブとして使用できるようになる。このタブ28の利用により、終端部26から注出口10の引き裂きを開始するときに、手の引き裂き力を胴部フィルム2、2に十分に良く伝えることができる。
図2及び図6に示すように、注出口10を囲む2枚の胴部フィルム2、2には、レーザーによって形成されたハーフカット溝からなる各2本の開封案内線30、30が、前記ノッチ20から離間し、かつノッチ20の終端部26の延長方向に沿って設けられている。これらの開封案内線30、30は、注出口10の流路11の全幅にわたって互いに平行に延在する平行部31と、平行部31の開封開始側の端部31aからノッチ20の終端部26に向かってハの字状に開いた開き部32とを有する。
特に限定されるものではないが、開き部32の開き角(図3(a)に示す角度θ)は例えば60〜120°程度、開き部32の開き幅(図3に示す線分LM間の長さa)は3〜7mm程度が好ましい。開封案内線30はノッチ20から離間しており、直接接したり交差したりした箇所はない。ノッチ20の終端部26と開封案内線30の開き部32との最短距離は0.2〜7mm程度が好ましい。また、平行部31の間隔(図8に示す間隔d)は、0.5〜2.5mm程度が好ましい。
本発明では、ノッチ20の終端部26から形成された引き裂き線が開封案内線30に確実に進行することができるようにするため、ノッチ20の終端部26と開封案内線30の開き部32との位置関係は、下記の(1)及び(2)の条件をともに充足している。
(1) 開封案内線30の開き部32の先端L及びMを結ぶ線分を線分LMとするとき、ノッチ20の終端部26又は該終端部26の延長線が線分LMに交差している。
(2) 線分LMの長さをa、線分LMとノッチ20の終端部26の先端Nとの距離をbとするとき、−a/2≦b≦+a/2の関係にある。
条件(2)において、線分LMの長さaは正の値であるが、線分LMと先端Nとの距離bは絶対値ではなく符号を有する値とし、距離bの符号は、図3(a)に示すように、ノッチ20の終端部26の先端Nが線分LMよりも開封案内線30の平行部31に近い側(図3(a)の左側)に位置するときに負符号とし、その反対に、図3(b)、図3(c)に示すように、ノッチ20の終端部26の先端Nが線分LMよりも開封案内線30の平行部31から遠い側(図3(b)、図3(c)の右側)に位置するときに正符号を与えるものとする。
上記条件(1)、(2)の両方を充足することにより、ノッチ20の終端部26から形成された引き裂き線を開封案内線30に確実に進行させることができる。なお、前記距離bが負である場合、開封案内線30がノッチ20から離間するという条件、並びに条件(1)を充足するためには、ノッチ20が開封案内線30と交差や接触したり、線分LMを通らずに開き部32の開き方向の外側に迂回したりすることは許されない。よって、ノッチ20の終端部26の先端Nは、図3(a)に示すように、開封案内線30の開き部32と線分LMとによって囲まれる領域内(すなわち、開き部32の開き方向の内側)に位置することになる。
さらに、好ましくは、開封案内線30の開き部32及びノッチ20の終端部26は下記の(3)の条件をも充足することが望ましい。
(3)線分LMの中点Pを通る垂線PQ上に位置するとともに前記中点Pからの距離が+a/2に等しい点をQとするとき、ノッチ20の終端部26の先端Nが、開封案内線30の開き部32並びに該開き部32の先端L及びMと前記点Qとを結ぶ線分LQ及び線分MQで囲まれる領域内に位置する。
条件(3)において、中点Pと点Qとの距離(+a/2)が正の符号をとっているのは、条件(2)における線分LMと先端Nとの距離bの符号と同じ定義による。すなわち、点Qは、線分LMよりも開封案内線30の平行部31から遠い側(図3(b)、図3(c)の右側)に位置する。したがって、図3(a)、(b)の状態は、上記条件(1)、(2)、(3)のすべてを充足する例であり、図3(c)の状態は、上記条件(1)、(2)は充足するが条件(3)を充足しない例である。なお、特に図示しないが、ノッチ20の終端部26の先端Nがちょうど線分LMの上に位置した場合(言うまでもないが、このとき距離bは0に等しい。)は、上記条件(1)、(2)、(3)のすべてを充足する場合に該当する。
上記条件(1)、(2)、(3)のすべてを充足する場合、ノッチ20の終端部26から形成された引き裂き線が、終端部26の延長方向(水平方向)ではなく、斜め上向き又は斜め下向きに形成されたとしても、引き裂き線を開封案内線30に確実に進行させることができる。
さらに、本発明においては、図6並びに図8(a)、(b)、(c)に示すように、開封案内線30において、注出口10の流路11を囲む2枚の胴部フィルム2、2のうちの一方の胴部フィルム2に形成された平行部31と、他方の胴部フィルム2に形成された平行部31との位置ずれの長さcは、平行部31を構成する2本のハーフカット溝の間隔d以下であることが好ましい。
なお、間隔dは常に正の値をとるが、位置ずれの長さc(絶対値)は正の値または0をとる可能性がある。このため、本発明において「位置ずれの長さcが間隔d以下である」とは、図8(a)に示すように位置ずれの長さcが0である場合を含むものとする。
「位置ずれの長さcが間隔d以下」の条件を充足することにより、開封時に、一方の胴部フィルム2に形成された平行部31のいずれかのハーフカット溝に沿って進行する引き裂き線と、他方の胴部フィルム2に形成された平行部31のいずれかのハーフカット溝に沿って進行する引き裂き線との距離が離れすぎて開封部の形状が歪むことを防止することができる。
次に、本形態例の包装袋1の使用方法について説明する。
包装袋1を開封するときには、まず未切断部27を破断して垂直部22と傾斜部24とによって囲まれるタブ28を上部シール部12に形成し、このタブ28をつまんでノッチ20の終端部26から引き裂きを開始する。これにより、ノッチ20の終端部26の延長方向に引き裂き線が伸長する。この引き裂き線を開封案内線30に沿って進行させ、側縁シール部4まで破断させると、注出口10の先端部10aが除去され、図9に示すように、注出口10に開口した開封部17が形成される。そして、注出口10が横向きあるいは下向きとなるように包装袋1を傾けると、開封部17から内容物を注出することができる。
終端部26の延長線と一方の側縁シール部4とによりなされる角部は、開封部17の先端17aとなる。一方の側縁シール部4が注出口10の側部に湾曲部4aを有するので、この湾曲部4aを空の本体容器40の注ぎ口41に当接させることで引っ掛かりとなり、包装袋1の注出口10を傾けるときの案内となる。しかも、側縁シール部4が湾曲部4aにおいて傾斜しているので、開封部17の先端17aが鋭角となり、空の本体容器40の注ぎ口41に注出口10を容易に差し込むことができる。
このように、手で引き裂くことによって注出口10の先端部10aを容易かつ確実に除去することができるので、開封部17を本体容器40の注ぎ口41に支障なく差し入れて、包装袋1から本体容器40への内容物を詰め替えを能率的に行うことができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、包装袋の注出口は、その先端部が包装袋の上辺から突出している形状であってもよい。さらには、底部フィルムは必須のものではなく、包装袋は三方シール袋や四方シール袋などの平袋から構成されるものであってもよい。
さらに、本発明においては、図11に示すように、開封案内線30に加えて、開封案内線30の平行部31を構成する2本のハーフカット溝の間に、レーザーによって形成されたハーフカット溝からなる少なくとも1本の開封案内補助線33を形成することもできる。本形態例の開封案内補助線33を有する注出口付き包装袋1Bは、開封案内補助線33のない注出口付き包装袋1、1Aと同様、ノッチ20の終端部26と開封案内線30の開き部32との位置関係が、上述の(1)及び(2)の条件をともに充足している。より好ましくは、さらに条件(3)を充足することが好ましい。
本形態例の注出口付き包装袋1Bによれば、ノッチ20の終端部26から形成された引き裂き線が開き部32に到達せずに平行部31の開封開始側の端部31a、31aの間を通るようになった場合に、平行部31または開封案内補助線33のどれかに沿って引き裂き線を進行させることができる。
なお、図11には開封案内補助線33が1本の場合を例示したが、本発明においては、開封案内補助線33は2本以上設けることもできる。ただし、開封案内補助線33の本数が多いと、平行部31を構成する2本のハーフカット溝の間隔dが広くなる結果となるので、開封案内補助線33を設けるにしても1〜2本にとどめることが好ましい。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明する。なお、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
図1、図2、図4に示すように、上部シール部12においてヒートシールされた2枚の胴部フィルム2、2を貫通してなるノッチ20と、注出口10を囲む2枚の胴部フィルム2、2にレーザーによって形成されたハーフカット溝からなる各2本の開封案内線30とを備える注出口付き包装袋1について、ノッチ20の終端部26と開封案内線30の開き部32との位置関係が異なるサンプルを製造し、該位置関係と引き裂き強度との関係を測定した。サンプルを作製する際、開封案内線30の開き部32に対するノッチ20の終端部26の位置関係以外の条件(材質、寸法、フィルムの強度等)は共通にした。胴部フィルム2、2としては、基材フィルムの片面にシーラント層(PE)が積層されたラミネートフィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)12μm/ナイロン15μm/ポリエチレン(PE)120μm)を用い、開封案内線30の深さはハーフカット溝がシーラント層に達しない、基材フィルムの途中までの深さまでとした。
この試験において採用した開封案内線30の平面形状を図12(a)に示す(図12(a)において、ノッチ20の図示は省略している。)。開封案内線30の開き部32の両先端L、M間の間隔aは4.0mm、平行部31を構成する2本のハーフカット溝の間隔dは0.7mm、線分LMから平行部31の開封開始側の端部31aまでの距離eを2.5mm(絶対値)とした。
ノッチ20の終端部26の先端Nの位置を特定するため、図12(b)に示すように、線分LMの中点Pを原点とし、線分LMの中点Pを通る垂線PQ上にX軸が位置し、線分LM上にY軸が位置するXY座標系を設定し、このXY座標系上の点のX座標およびY座標(X,Y)は、mm単位の長さをもって表すことにした。すなわち、線分LMの中点Pの座標は(0.0,0.0)、上側(上辺8に近い側)の開封案内線30の開き部32の先端Lの座標は(0.0,2.0)、下側の開封案内線30の開き部32の先端Mの座標は(0.0,−2.0)、中点Pからの距離が+a/2(=+2.0mm)に等しい点Qの座標は(2.0,0.0)である。
サンプルは、ノッチ20の終端部26と開封案内線30の開き部32との位置関係により7種類の例を設定した。それぞれの試験例1〜7におけるノッチ20の終端部26の先端N1〜N7の位置を図12(b)に、先端N1〜N7の座標(X及びY)を表1に示す。図12(b)中、符号N1が指す点は、試験例1のノッチ20の終端部26の先端の位置を表す。同様に、試験例2〜7のノッチ20の終端部26の先端の位置を各々N2〜N7により表す。
Figure 2007055636
図13に示すように、ノッチ20の未切断部27を切断して引き出したタブ28を万力51の一端51aで固定し、万力51の他端51bを引っ張り試験機50の上クランプ52でクランプするとともに、包装袋1の上部を引っ張り試験機50の下クランプ53でクランプし、上部が横向きとなるように包装袋1を水平にして手で支えながら両クランプ52、53で上下方向に引っ張り、ノッチ20の終端部26を起点とした開封案内線30の引き裂きにより注出口10を開封した。引っ張り速度を500mm/minとし、開封時の引き裂き強度(単位:N)を測定した。
引き裂き強度試験では、各試験例につき、1番から10番までの10個のサンプル(試験体)を用意して引き裂き強度の測定を行い記録した。また、10個のサンプルによる引き裂き強度の平均値、最大値、最小値、R(最大値と最小値との差)、標準偏差σを算出した(単位はいずれもN)。また、ノッチ20の終端部26から形成された引き裂き線が開封案内線30の平行部31に誘導されて開封できなかった場合を「ライン外れ」と判定し、表2で当該試験体の引き裂き強度の測定値の左側に×印を添えるとともに、それぞれの試験例1〜7ごとに、「ライン外れ」の個数(サンプル10個中の個数)を集計した。以上の試験の結果を表2にまとめて示す。
Figure 2007055636
表1及び表2に示す結果から明らかなように、ノッチ20の終端部26及び開封案内線30の開き部32が条件(1)「ノッチ20の終端部26又は該終端部26の延長線が線分LMに交差している。」および条件(2)「線分LMの長さをa、線分LMとノッチ20の終端部26の先端Nとの距離をbとしたとき、−a/2≦b≦+a/2の関係にある。」の2つの条件をともに充足する場合(試験例1〜6)、ライン外れを抑制することができた。さらに、条件(3)「線分LMの中点Pを通る垂線PQ上に位置するとともに中点Pからの距離が+a/2に等しい点をQとするとき、ノッチ20の終端部26の先端Nが、開封案内線30の開き部32並びに該開き部32の先端L及びMと点Qとを結ぶ線分LQ及び線分MQで囲まれる領域内に位置する。」をも充足する場合(試験例1〜4)、ライン外れを完全に防止することができ、注出しやすい開封部を容易かつ確実に得ることができた。
比較例として、条件(2)を充足していない場合(試験例7)、ライン外れとなる割合が高く、ライン外れの場合は開封部の終端部において表裏フィルムの引き裂きにズレが生じてしまうことで引き裂きに要する強度が大きくなってしまい、注出口10を容易に開封することができず、注出しやすい開封部を得ることが困難であった。
本発明は、種々の産業分野において製品の収納、包装に使用することが可能であり、例えば、詰め替え用の内容物(例えば粉体、顆粒、液体等)を収納した注出口付き包装袋に好適に利用することができる。
本発明の注出口付き包装袋の一形態例を示す正面図である。 図1の注出口付き包装袋の注出口付近を示す部分拡大図である。 (a)〜(c)は、ノッチの終端部と開封案内線の開き部との位置関係を示す説明図である。 (a)は図1の注出口付き包装袋の左側面図、(b)は図1の注出口付き包装袋のA−A線に沿う断面図である。 図1の注出口付き包装袋の底面図である。 図1の注出口付き包装袋のB−B線に沿う断面図である。 図1の注出口付き包装袋のC−C線に沿う断面図である。 (a)〜(c)は、注出口の両面に形成された開封案内線の平行部の位置ずれの長さを示す説明図である。 図1の注出口付き包装袋を開封して開封口を容器の注ぎ口に差し入れる状態を示す説明図である。 本発明の注出口付き包装袋の改変例を示す正面図である。 (a)は本発明の注出口付き包装袋の開封案内補助線を有する一例を示す注出口付近の部分拡大図であり、(b)は(a)の例におけるノッチの終端部と開封案内線の開き部との位置関係を示す説明図である。 (a)は試験例における開封案内線の形状を示す部分拡大平面図、(b)は試験例におけるノッチの終端部の先端の位置を示す説明図である。 試験例において注出口を開封する時の引き裂き強度試験を実施する方法を説明する説明図である。
符号の説明
1、1A、1B…注出口付き包装袋(包装袋)、2…胴部フィルム、4、5…側縁シール部、8…上辺、9…下辺、10…注出口、11…流路、12…上部シール部、20…ノッチ、25…屈曲部、26…終端部、30…開封案内線、31…平行部、31a…平行部の開封開始側の端部、32…開き部、33…開封案内補助線。

Claims (4)

  1. 包装袋の上側の隅部に設けられた注出口の流路が2枚のフィルムをシールしてなるシール部によって包装袋の斜め上方を向くように区画された注出口付き包装袋であって、
    前記注出口と包装袋の上辺との間に形成された上部シール部には、開封を開始するための2枚のフィルムを貫通してなるノッチとして、前記包装袋の上辺から開始され、前記流路に沿って斜め上方に延設され、さらに屈曲部で方向を変えてノッチの終端部が包装袋の外方に向けて包装袋の下辺と平行に延設された平面形状を有するノッチが設けられており、
    前記注出口を囲む2枚のフィルムには、レーザーによって形成されたハーフカット溝からなる各2本の開封案内線が、前記ノッチから離間し、かつ前記ノッチの終端部の延長方向に沿って設けられており、
    前記開封案内線は、前記注出口の流路全幅にわたって互いに平行に延在する平行部と、前記平行部の開封開始側の端部から前記ノッチの終端部に向かってハの字状に開いた開き部とを有し、前記ノッチの終端部及び前記開封案内線の開き部が下記の(1)及び(2)の条件をともに充足することを特徴とする注出口付き包装袋。
    (1) 前記開封案内線の開き部の先端L及びMを結ぶ線分を線分LMとするとき、前記ノッチの終端部又は該終端部の延長線が前記線分LMに交差している。
    (2) 前記線分LMの長さをa、前記線分LMと前記ノッチの終端部の先端Nとの距離をbとし、該bの符号は前記先端Nが線分LMよりも前記開封案内線の平行部に近い側に位置するときに負符号、その反対の場合に正符号を与えるものとして、−a/2≦b≦+a/2の関係にある。
  2. 前記ノッチの終端部及び前記開封案内線の開き部が、さらに下記の(3)の条件をも充足することを特徴とする請求項1に記載の注出口付き包装袋。
    (3)前記線分LMの中点Pを通る垂線上に位置するとともに前記中点Pからの距離が+a/2に等しい点をQとするとき、前記ノッチの終端部の先端Nが、前記開封案内線の開き部並びに該開き部の先端L及びMと前記点Qとを結ぶ線分LQ及び線分MQで囲まれる領域内に位置する。
  3. 前記開封案内線において、前記注出口を囲む2枚のフィルムのうちの一方のフィルムに形成された平行部と、他方のフィルムに形成された平行部との位置ずれの長さは、前記平行部を構成する2本のハーフカット溝の間隔以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口付き包装袋。
  4. 前記開封案内線に加えて、前記開封案内線の平行部を構成する2本のハーフカット溝の間に、レーザーによって形成されたハーフカット溝からなる少なくとも1本の開封案内補助線が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の注出口付き包装袋。
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