JP2004001845A - 吐出弁付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器体注出筒内へ吐出弁を設け、該容器上部へキャップを嵌合させた容器は、容器体内収納物が容器体注出筒とキャップ周壁との間を通って垂れ出し、容器体肩部上面等を汚すことがあったので、このような欠点を除去した。
【解決手段】容器体注出筒としての口頸部4の外面ないし該口頸部外面へ嵌合させる、キャップ周壁部分の内面の一方に、キャップ上部内への外気吸入溝41を穿設した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吐出弁付きの容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器体胴部を弾性圧搾可能に形成すると共に、胴部上端から肩部を介して起立する口頸部の下部内に吐出弁を設け、又口頸部の上部内に下端筒部を嵌合させてノズルを起立させ、更にそのノズル上端の開口を頂壁裏面で閉塞させて口頸部外面へキャップを螺合させた、吐出弁付きの容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記容器内へは粘性の流動体を収納させることが多いが、このような容器にあっては使用開始後に次第に収納物がノズル外面を伝わって口頸部外面とキャップ周壁内面との間に入り、更に口頸部下方の肩部上面まで流出することがあり、そのため該容器に対する消費者の信頼を損なうことがあった。
【0004】
その原因は次のように考えられる。即ち該容器の使用はまずキャップを外し、容器体胴部圧搾による胴部内高圧化により、収納物は吐出弁を通りノズル上端から注出され、消費者は注出された収納物を使用するが、胴部圧搾開放と同時に吐出弁は閉じ、そのためノズル内には収納物を残したままで再度キャップをすることとなる。
【0005】
再使用に際しキャップを外すが、例えば口頸部とキャップ周壁とがほぼ気密に螺合等されていると、そのキャップ螺脱の際、ノズル外面とキャップの上部内面との間はキャップ上昇で負圧化することとなり、該負圧化により上記ノズル内に残った収納物がノズル外方へ吸出しされる。このようなノズル外方への吸出しはキャップ螺脱の都度反復されるため、ノズル外方へ吸出された収納物は次第に増えて口頸部とキャップ周壁とのねじ部分間を埋め、すると上記気密性は更に高められて吸出し量も多くなり、その結果容器体の肩部および胴部外面への流出も増大する。
【0006】
このような事態は、口頸部が小径でノズルを有しない場合にも生ずることが考えられる。
【0007】
本発明は上記負圧化防止のための外気導入溝を収納物注出用筒としての容器体口頸部外面ないしキャップ周壁内面へ縦設することで、上記欠点を除去できるよう設けたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として弾性圧搾可能な胴部2上端から、収納物注出筒を起立すると共に、該注出筒の下部内に吐出弁11を設けた容器体1と、
上記注出筒外面へ周壁を嵌合させたキャップ31とからなる容器において、
上記注出筒の外面ないしキャップ周壁の内面に、キャップ上部内への外気導入溝41を穿設した。
【0009】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記注出筒を、容器体口頸部4と該口頸部内へ嵌着されて起立するノズル21とで形成し、該ノズルの上端開口を、キャップ頂壁35裏面から垂下させた栓36で密封した。
【0010】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に注出筒とキャップ周壁とを螺合させると共に、注出筒が有する雄ねじ5の谷底よりも深く、口頸部4に外気導入溝41を縦設した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図1と図2とが示す第1実施形態について説明する。まず従来公知の構造について説明すると、1は圧搾可能な胴部2を有するチューブ容器等の容器体で、胴部上端から肩部3を介して口頸部4を起立する。その口頸部外面へは雄ねじ5を周設させている。又口頸部4の下端内面には内向きフランジ6を付設している。
【0012】
口頸部の下端内面へは吐出弁11を設ける。図示例では筒部12下端内面に弁板13を付設した弁部材14を設けて、該部材を口頸部内面へ嵌合させて形成しており、該嵌合状態で弁板13の外周部下面は内向きフランジ6上面を弁座として、吐出弁を形成する。尚その弁部材は公知のように形成すればよい。
【0013】
上記口頸部4にはノズル21を嵌合させている。該ノズルは下端筒部22を上記弁部材の筒部12内面へ嵌合させ、その下端筒部の上端に付設した外向きフランジ23を口頸部上端面上へ載置させ、下端筒部から上方へ起立する上方筒部分24を上部小外径としている。
【0014】
31はキャップで、口頸部4外面へ螺合させた周壁下半32の上端から内向きフランジ状部33を介して周壁上部34を起立し、該周壁上部でノズル上部を覆合させている。キャップ頂壁35下面からは、ノズル孔25上端開口内へ嵌合させる栓36を垂下し、該キャップを口頸部4外面へ嵌合させ、該キャップを締め付けしたとき、栓36がノズル孔上端部内へ水密に嵌合するよう設けている。該キャップ上部の上下方向中間部は上方小径のテーパ状部37としてあり、該テーパ状部内面とノズル外面との間には間隙が形成され、又上記内向きフランジ状部33の内周部下面と既述ノズルの外向きフランジ23の外周部上面との間にも狭い隙間を設けている。尚38はキャップ外面へ嵌着させた装飾カバーで必要により設ければよい。
【0015】
本発明にあっては、図2が示すように口頸部4の外面に、キャップ上部内への外気導入溝41を穿設した。該溝は図1が示すように雄ねじ5の谷底よりも深くし、キャップの雌ねじ39によってはその溝が閉塞されないよう設けている。図1にあっては上記外気導入溝41を介して、キャップ周壁下端と容器体肩部上面との間の間隙が、上記ノズル上部外面とキャップ周壁上部との間の間隙と連通する。
上記キャップ付き容器において、キャップ31を外し、容器体胴部を圧搾すると、容器体内収納物は吐出弁11を開き、ノズル孔25上端から注出され、上記圧搾開放によって吐出弁11は閉じる。上記ノズル孔上端から注出された収納物を指先等で除去し、かつ使用後等にキャップ31を嵌合する。
【0016】
再使用の際は再びキャップ31を除去するが、該キャップ除去の際はノズル21内に収納物が入っているため、キャップ螺脱の際にキャップ内が負圧化すると、そのノズル内収納物がその負圧化によりノズル孔上端から吸出しされる筈であるが、本発明にあっては既述外気導入溝41を口頸部4外面へ縦設しているから、該溝を通って外気がキャップ内へ入り、そのため該キャップ内の負圧化を防止できる。よって既述のようにノズル内の収納物がノズル孔上端から吸出しされることを防止することが出来る。
【0017】
尚図示例では外気導入溝41を口頸部外面へ縦設したが、キャップ周壁の内面へ設けてもよいことは当然である。
【0018】
又図示例では容器体口頸部4とキャップ周壁下半とを螺合させているが、それ等口頸部外面と周壁内面とにそれぞれ係合突条等を周設して、それ等両係合突条の係合でキャップの抜出しを防止させたものでもよく、又それ等両係合突条の一方を凹溝として、該凹溝内へ他方の係合突条が嵌合するよう設けたものでもよく、更にそれ等係合突条等を設けずに、口頸部外面へキャップ周壁下部をほぼ気密に嵌合させるよう設けたものでもよい。
【0019】
図3は第2実施形態を示す。該実施形態は既述第1実施形態のノズルを省略したのもので、容器体口頸部4が小外径であればこのように形成することも出来る。ノズル省略により、キャップ頂壁35下面は口頸部4の上端開口面を密封する。その他構造は第1実施形態の場合と同一であり、よって同一符号を付することで説明を省略する。
【0020】
尚本発明においては上記第2実施形態のように、ノズル21は必ずしも必要ではなく、ノズルおよび口頸部が共に収納物注出用筒として用いられていることから、口頸部にノズルを嵌合させている場合およびノズルを嵌合させていない場合を共に含めて注出筒とする。又該注出筒とは注出栓も含めることとする。
【0021】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、請求項1記載のようにキャップ上部内への外気導入溝41を注出筒外面ないしキャップ周壁下半32の内面へ穿設するから、キャップ取外し時にキャップ上部内が負圧化することはなく、よってその負圧化が生じた場合のようにノズル孔上端の開口を通ってノズル内に貯められている収納物が吸出しされ、該吸出された収納物がノズルおよび口頸部外面等を伝わってキャップ下方の容器体肩部分上面等を汚すことを防止できる。
【0022】
請求項2記載の構成とすることで、上記効果は更に有効となる。
【0023】
請求項3のようにすることで、外気導入溝の穿設が容易で、機能的にもすぐれた外気導入溝41の穿設が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明吐出弁付き容器要部の縦断面図である。
【図2】図1容器体上部の側面図である。
【図3】実施形態を異にして示す、容器要部の縦断面図である。
【符号の説明】
11…吐出弁             21…ノズル
31…キャップ            41…外気導入溝

Claims (3)

  1. 弾性圧搾可能な胴部2上端から、収納物注出筒を起立すると共に、該注出筒の下部内に吐出弁11を設けた容器体1と、
    上記注出筒外面へ周壁を嵌合させたキャップ31とからなる容器において、
    上記注出筒の外面ないしキャップ周壁の内面に、キャップ上部内への外気導入溝41を穿設した
    ことを特徴とする吐出弁付き容器。
  2. 上記注出筒を、容器体口頸部4と該口頸部内へ嵌着されて起立するノズル21とで形成し、該ノズルの上端開口を、キャップ頂壁35裏面から垂下させた栓36で密封した
    ことを特徴とする、請求項1記載の吐出弁付き容器。
  3. 注出筒とキャップ周壁とを螺合させると共に、注出筒が有する雄ねじ5の谷底よりも深く、口頸部4に外気導入溝41を縦設した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の吐出弁付き容器。
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