JP2007055659A - 注出容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 内容液注出後、容器を正立状態に戻した際、注出路をはじめ、中栓内のすべての残留液を容器本体内に流下させ、残留液のパンク現象を防止し、かつ、容器本体の構成が簡単である注出容器を提供すること。
【解決手段】 注出容器として、内容液を収納し、スクイズ変形可能な容器本体と、容器本体の口筒部に取着される中栓と、容器口筒部に被嵌されるオーバーキャップとからなる注出容器であって、中栓は、容器本体の口筒部に嵌挿される嵌挿筒部と、注出筒部とからなり、該中栓内には、嵌挿筒部内に設けられた流液室部と、該流液室部の上面から注出筒部の上端まで延びるよう設けられた注出路とを具えており、流液室部の上面の所定の位置に、注出路の下端内周に接続する突部が垂設されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 注出容器として、内容液を収納し、スクイズ変形可能な容器本体と、容器本体の口筒部に取着される中栓と、容器口筒部に被嵌されるオーバーキャップとからなる注出容器であって、中栓は、容器本体の口筒部に嵌挿される嵌挿筒部と、注出筒部とからなり、該中栓内には、嵌挿筒部内に設けられた流液室部と、該流液室部の上面から注出筒部の上端まで延びるよう設けられた注出路とを具えており、流液室部の上面の所定の位置に、注出路の下端内周に接続する突部が垂設されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、注出容器、とくに目薬などの内容液を滴下注出することができる注出容器に関するものである。
目薬などの内容液の注出容器として、中栓と容器本体とからなり、容器を倒立し、容器本体をスクイズすることによって中栓のノズル注出口より内容液を滴下させる容器において、内容液注出後、容器を正立状態に戻した際、中栓内の流路に付着した内容液が残留液となって流路を塞ぎ、次に容器を倒立して内容液を滴下する際に、この残留液と容器内の内容液との間に空気が入り込み、容器本体をスクイズすることで空気を加圧させ、残留液を破裂させ、いわゆるパンク現象を起こし、残留液が注出口より容器外に噴射されるということがあった。
パンク現象を防止するために、容器本体(容器体1)の口筒部(口頸部2)の内周に複数のリブ(リブ5)を設け、内容液注出後、容器を正立状態に戻した際、中栓(注出栓3)内の流路の残留液を容器本体(容器体1)内に流下させるようにした注出容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平02−74040号
しかしながら、上記特許文献1記載の従来の注出容器は、注出栓3内の下方部の嵌合筒4内に残留する残留液を容器体1内に流下させることができるが、注出孔6の下方部は微小孔7となっているため、注出孔6内に残留液が残る場合があった。
また、容器体1の口頸部2に複数のリブ5を配設しなくてはならず、容器体1の構成が簡単ではなかった。
また、容器体1の口頸部2に複数のリブ5を配設しなくてはならず、容器体1の構成が簡単ではなかった。
本発明は、上記の問題を解決することを課題とし、内容液注出後、容器を正立状態に戻した際、注出路をはじめ、中栓内のすべての残留液を容器本体内に流下させ、残留液のパンク現象を防止し、かつ、容器本体の構成が簡単である注出容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、注出容器として、内容液を収納し、スクイズ変形可能な容器本体と、容器本体の口筒部に取着される中栓と、容器口筒部に被嵌されるオーバーキャップとからなる注出容器であって、中栓は、容器本体の口筒部に嵌挿される嵌挿筒部と、注出筒部とからなり、該中栓内には、嵌挿筒部内に設けられた流液室部と、該流液室部の上面から注出筒部の上端まで延びるよう設けられた注出路とを具えており、流液室部の上面の所定の位置に、注出路の下端内周に接続する突部が垂設されていることを特徴とする構成を採用する。
突部の実施例として、流液室部の上面に垂設された突部が、注出路の下端内周に接続する稜線を具えた液落としリブであることを特徴とする構成、または、流液室部の上面に垂設された突部が、上面の中心より外側に偏心させた逆円錐形状の突部であって、該突部の傾斜部に、注出路の下端内周に接続する連通孔を設けたことを特徴とする構成を採用する。
中栓内に、流液室部と、注出路を設け、流液室部の上面の所定の位置に、注出路の下端内周から連設する突部を垂設したことにより、内容液注出後、容器を正立状態に戻した際、流液室部内の内容液を容器本体内に流下させるとともに、流液室部上面に垂設した突部により、注出路内の残留液を容器本体内に流下させることができ、残留液のパンク現象を防止できる。
また、中栓の構成のみで、中栓内の残留液を容器本体内に流下させることができる。
また、中栓の構成のみで、中栓内の残留液を容器本体内に流下させることができる。
次に、本発明の注出容器の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは内容液を収納する容器本体、Bは中栓、Cはオーバーキャップである。
注出容器内には、内容液として目薬などが収納されている。
図1において、Aは内容液を収納する容器本体、Bは中栓、Cはオーバーキャップである。
注出容器内には、内容液として目薬などが収納されている。
容器本体Aは、図1に示すように、スクイズ変形可能な容器胴部1と、容器胴部1の上部中央に立設された口筒部2とから形成されている。
口筒部2の外周面には、ねじ3が螺設されている。
口筒部2の外周面には、ねじ3が螺設されている。
中栓Bは、図1、2に示すように、容器本体Aの口筒部2の上端に下面が当接する鍔部5と、鍔部5の内周に沿って垂設され、口筒部2内周に嵌挿される嵌挿筒部6と、鍔部5の内周に沿って立設された注出筒部7とからなっている。
嵌挿筒部6の下端は筒端部8となっており、筒端部8は一端の上端部8aと他端の下端部8bにより、斜めに傾斜するように形成されている。
嵌挿筒部6の下端は筒端部8となっており、筒端部8は一端の上端部8aと他端の下端部8bにより、斜めに傾斜するように形成されている。
中栓Bの内部には、嵌挿筒部6下端から、注出筒部7の下方位置までの流液室部10と、流液室部10上面から注出筒部7の上端までの注出路11とが設けられている。
流液室部10は、下部内周15と、下部内周15上端から段部16を介して縮径された上部内周17と、上部内周17上端の上面18とからなっている。
段部16は、嵌挿筒部6の下端は筒端部8と同様に上端部16aと下端部16bにより、斜めに傾斜するように形成されている。
上面18の所定の位置には、注出路11の下端内周に接続する稜線19aを具えた液落としリブ19が垂設されている。
段部16は、嵌挿筒部6の下端は筒端部8と同様に上端部16aと下端部16bにより、斜めに傾斜するように形成されている。
上面18の所定の位置には、注出路11の下端内周に接続する稜線19aを具えた液落としリブ19が垂設されている。
注出路11の上端は注出口20、下端は流液室部10の上面18中央から連通する流通口21となっており、上方に向かい拡径するように形成されている。
オーバーキャップCは、図1に示すように、上壁部25と側筒26とからなり、側筒26の下方部には、容器本体Aの口筒部2のねじ3に係合するねじ27が設けられている。
上壁部25の下面中央には、中栓Bの注出筒部7上端の注出口20より注出路11内に嵌挿し、密閉する栓体28が垂設されている。
上壁部25の下面中央には、中栓Bの注出筒部7上端の注出口20より注出路11内に嵌挿し、密閉する栓体28が垂設されている。
次に、本発明の注出容器の作用効果について説明する。
容器を倒立して内容液を滴下後、容器を正立状態に戻したときに、中栓Bの注出路11内に付着残留した内容液は、流通口21内から接続する液落としリブ19の稜線19aを介して液落としリブ19先端より容器本体A内に流下することになり、注出路11を塞ぐことがない。
容器を倒立して内容液を滴下後、容器を正立状態に戻したときに、中栓Bの注出路11内に付着残留した内容液は、流通口21内から接続する液落としリブ19の稜線19aを介して液落としリブ19先端より容器本体A内に流下することになり、注出路11を塞ぐことがない。
また、中栓Bの流液室部10内に付着残留した内容液も、流液室部10内の傾斜した段部16の下端部16b、および筒端部8の下端部8bを介して容器本体A内に流下することになり、流液室部10を塞ぐことがない。
したがって、再度容器を倒立して滴下注出するときには、注出路11内、および流液室部10内に残留液が残っていないので、残留液により滴下注出が阻害されることはなく、また、パンク現象によって残留液が噴射されることをなくすることができる。
前記実施形態において、中栓Bの流液室部10の上面18に液落としリブ19を垂設したが、別実施例として、図3に示すように、流液室部10の上面18に、中心より外側に偏心させた逆円錐形状の突部30を垂設し、突部30の傾斜部に、注出路11の流通口21内周に連続する連通孔31を設けてもよい。
連通孔31の内周下端には、突部30の傾斜部に、上端部31aと下端部31bとする傾斜ができ、中栓Bの注出路11内に付着残留した内容液を、連通孔31の下端部31bを介して突部30の頂部より容器本体A内に流下させることができるので、前記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の注出容器は、中栓の流液室部と注出路との間の流通口付近に突部を設け、注出路内に付着残留した内容液を容器本体A内に流下させることができ、さらに、液流室部内に付着残留した内容液を容器本体A内に流下させることができればよいので、上記の形態以外にも種々の構成を採用することができる。
本発明の注出容器は、中栓内に内容液が付着残留しないので、内容液使用時に残留液が加圧空気、加圧液によりパンク現象を起して注出口より内容液が噴出することがなく、安心して内容液を使用でき、目薬などの種々の内容液の注出容器として広く利用することができる。
A 容器本体
B 中栓
C オーバーキャップ
1 容器胴部
2 口筒部
3、27 ねじ
5 鍔部
6 嵌挿筒部
7 注出筒部
8 筒端部
8a、16a、31a 上端部
8b、16b、31b 下端部
10 流液室部
11 注出路
15 下部内周
16 段部
17 上部内周
18 上面
19 液落としリブ
19a 稜線
20 注出口
21 流通口
25 上壁部
26 側筒
28 栓体
30 突部
31 連通孔
B 中栓
C オーバーキャップ
1 容器胴部
2 口筒部
3、27 ねじ
5 鍔部
6 嵌挿筒部
7 注出筒部
8 筒端部
8a、16a、31a 上端部
8b、16b、31b 下端部
10 流液室部
11 注出路
15 下部内周
16 段部
17 上部内周
18 上面
19 液落としリブ
19a 稜線
20 注出口
21 流通口
25 上壁部
26 側筒
28 栓体
30 突部
31 連通孔
Claims (3)
- 内容液を収納し、スクイズ変形可能な容器本体と、容器本体の口筒部に取着される中栓と、容器口筒部に被嵌されるオーバーキャップとからなる注出容器であって、
中栓は、容器本体の口筒部に嵌挿される嵌挿筒部と、注出筒部とからなり、
該中栓内には、嵌挿筒部内に設けられた流液室部と、該流液室部の上面から注出筒部の上端まで延びるよう設けられた注出路とを具えており、
流液室部の上面の所定の位置に、注出路の下端内周に接続する突部が垂設されていることを特徴とする注出容器。 - 流液室部の上面に垂設された突部が、注出路の下端内周に接続する稜線を具えた液落としリブであることを特徴とする請求項1記載の注出容器。
- 流液室部の上面に垂設された突部が、上面の中心より外側に偏心させた逆円錐形状の突部であって、該突部の傾斜部に、注出路の下端内周に接続する連通孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の注出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244263A JP2007055659A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 注出容器 |
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ID=37919473
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005244263A Pending JP2007055659A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 注出容器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014069859A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 薬剤容器 |
JP2015127216A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | 株式会社吉野工業所 | 滴下容器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4829316Y1 (ja) * | 1970-12-22 | 1973-09-05 | ||
JPS5857652A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
JPH0248561A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-19 | Adeka Argus Chem Co Ltd | アルキニルオキシシアノビフェニル化合物 |
-
2005
- 2005-08-25 JP JP2005244263A patent/JP2007055659A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JP2015127216A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | 株式会社吉野工業所 | 滴下容器 |
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