JP4386232B2 - 容器の中栓 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧液等を収納する容器の口頸部内面へ嵌合させる中栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
スキンミルクなど化粧液等を収納する容器として、例えば、図4に示すように、胴部aの上端部から肩部を介して口頸部bを起立し、該口頸部の上部内面へ内向きフランジ状頂板c付き嵌合筒dからなる中栓eを嵌合させたペットボトル容器等が知られている。
しかし、このような容器では、使用後、テーブル等の上に容器を置く際にスキンミルク等の内容液が中栓から飛び出すという欠点があった。
そこで、図5に示すように、中栓の嵌合筒頂板cの内周から下方小径のテーパ状周壁fを垂設して、該周壁下面を閉塞させると共に、周壁fに液流入用の複数の割溝gを縦設することで液飛び出し防止を図ることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、周壁fを垂設して、その下面を閉塞させたため、液飛び出し量が減少したが、割溝gからの飛び出しは防止することができず、液飛び出し防止という観点からはいまだ不十分であった。
【0004】
本発明は、液飛び出し防止板を設けることにより、容器からの液飛び出し量の一層の低減化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、容器1の口頸部3下端部内から起立する下方小径のテーパ状周壁5上端部から外向きフランジ10を介して口頸部3の上部内面へ嵌合させて嵌合筒11を垂下すると共に、上記周壁5に複数の割溝8aを縦設し、
かつ該割溝直下の周壁底板6外周部分から前記口頸部3内面に達しない長さの第1液飛出し防止板9を径方向へ突設して、容器を傾倒させることにより該第1飛出し防止板9先端と口頸部3内面との間隔および隣接する第1液飛出し防止板9間の間隔を通って内容液が割溝8aから周壁5内へ流入することにより注出可能に設けた。
【0006】
第2の手段として、隣接する第1液飛出し防止板9間の底板6外周部分から第2液飛出し防止板9aを径方向へ突設した。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1において、1は本発明に係る中栓を装着させる容器の一例を示すもので、胴部2の上端部から肩部を介して口頸部3を起立する。
4は中栓で、周壁5の下面を底板6で閉塞すると共に、周壁5の上部外面を、容器の口頸部3の上端部内面へ嵌合可能な大外径部7に形成すると共に、周壁5に液流出窓8を形成し、かつ底板6に液飛出し防止板9を付設する。なお、図4に示すように、周壁5の上部は口頸部3の上端部外面へ嵌合可能な大外径部7aに形成にすることも可能である。
【0009】
大外径部7は周壁5上端に付設した外向きフランジ10の外周部下面から口頸部3内面へ嵌合可能な嵌合筒11を垂設することによって形成するのが好ましい。なお、図4の場合には、外向きフランジ10外周から口頸部外面へ嵌合可能な嵌合筒12aを垂設する。
【0010】
一方、液流出窓8は、周壁5に縦設した複数の割溝8aで形成し、また、液飛出し防止板9は割溝下方の底板6外周部分から径方向へ突設させるのが好ましい。さらに、図5に示すように、隣接する第1液飛出し防止板9間の底板6外周部分から第2液飛出し防止板9aを径方向へ突設するのがより好ましい。
【0011】
【実施例】
中栓4を装着させる容器1は、図1に示すように、胴部2の上端部から肩部を介して口頸部3を起立する。中栓4は、口頸部3の下端部内から起立する下方小径のテーパ状有底周壁5の上端部に付設した外向きフランジ10の外周部下面から口頸部3の上部内面へ嵌合させて嵌合筒11を垂設する。また、周壁5に複数の割溝8aを縦設すると共に、割溝直下の底板6外周部分から液飛出し防止板9を径方向へ突設する。
【0012】
周壁5の高さは口頸部3とほぼ同一の高さとし、また、割溝8aは周壁の上下全長にわたって形成する。一方、液飛出し防止板9は割溝よりも幅を大に形成する。なお、液飛出し防止板9は、通常は図2ないし図5に明示するように底板6外周から突設する複数の矩形状板で形成するが、これに限らず底板6外周から突設する外向きフランジ状板で形成することも可能である。また、必要があれば該フランジ状板に、割溝8aを除く周壁部分に対応させて液流出用孔を形成することも可能である。なお、図3に示すように、液飛出し防止板9は平板状に限らず下方へ凸の湾曲状に形成することも可能である。
【0013】
次に作用について説明する。
使用に際して容器を傾けると、スキンクリーム等の内容液が液飛出し防止板9間の間隔ないし液飛出し防止板9と口頸部3内面との間隔を通って割溝8aから周壁5内へ流入して容器外へ注出される。
一方、使用後、容器をテーブル等の上に置く際に、容器内ではね上がった内容液の大部分は液飛出し防止板9によって上昇を妨げられるため、割溝から周壁5内へ流入することができない。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、液飛出し防止板を設けたので、容器をテーブル等の上においた際に、内容液が容器内ではね上がっても大部分は液飛出し防止板にぶつかって上昇を妨げられるため、容器からの液飛出し量をより一層減少させることができる。
【0015】
また、本発明は、隣接する液飛出し防止板間に第2の液飛出し防止板を設けたので、特に内容液の粘性が小さい場合の飛出しを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中栓の一部を示す縦断面図である。
【図2】同じく、中栓の斜視図である。
【図3】同じく、中栓の変形例を示す図1相当図である。
【図4】同じく、中栓の変形例を示す図1相当図である。
【図5】同じく、第2の液飛出し防止板を示す略示図である。
【図6】従来例の半断面図である。
【図7】同じく、従来例の半断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 胴部
3 口頸部 4 中栓
5 周壁 6 底板
7、7a 大外径部 8 液流入窓
8a 割溝 9 液飛出し防止板
10 外向きフランジ 11、12a 嵌合筒
Claims (2)
- 容器(1)の口頸部(3)下端部内から起立する下方小径のテーパ状周壁(5)上端部から外向きフランジ(10)を介して口頸部(3)の上部内面へ嵌合させて嵌合筒(11)を垂下すると共に、上記周壁(5)に複数の割溝(8a)を縦設し、
かつ該割溝直下の周壁底板(6)外周部分から前記口頸部(3)内面に達しない長さの第1液飛出し防止板(9)を径方向へ突設して、容器を傾倒させることにより該第1飛出し防止板(9)先端と口頸部(3)内面との間隔および隣接する第1液飛出し防止板(9)間の間隔を通って内容液が割溝(8a)から周壁(5)内へ流入することにより注出可能に設けたことを特徴とする容器の中栓。 - 隣接する第1液飛出し防止板(9)間の底板(6)外周部分から第2液飛出し防止板(9a)を径方向へ突設したことを特徴とする請求項1記載の容器の中栓。
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JP2001232104A JP4386232B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 容器の中栓 |
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