JP4758152B2 - 流量調整中栓 - Google Patents

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Description

この発明は、容器口部に装着されるキャップに関するものであり、更に述べると、流量調整中栓及びその流量調整具に関するものである。
容器の内容物を使用する場合には、キャップの上蓋を開け、中栓の頂壁に突設したプルリングを引き、切欠溝を引き裂いて開口を形成し、容器を傾けて前記開口から流出する内容物を注出筒を介して器外に注ぎだす。この開口は、所望する注出量に応じて菱形状、円形状、楕円状等に形成されるが、容器の傾き調整が難しく、少量の内容物を注出しようとしても、意に反して大量の内容物が排出されてしまうことがある。
そこで、前記問題を解決するため、次のような流量調整具が開発されている(例えば、特許文献1、参照)。
中栓ノズルの筒部を下方に延長した延長筒部、又は、中栓下方の中栓周壁部内面へ、菱形状の液体注出孔を有する堰板を横設したキャップ。
実用新案登録第2600480号
従来例の堰板を横設したキャップは、液体流出孔が平板状の堰板に形成されているので内容物を注出する際の注出量の微妙な調整が難しいという問題がある。すなわち、一般に内容物を注出する際の流量調節は、容器の傾きによって行われているが、この傾きの調整に気を配る必要がある。また従来例においては、堰板が平板形状、或いは断面略U字形状であるため、キャップへの装着が、非常に困難であり、装着不良などの問題が生じ易い傾向にある。さらに、該堰板をキャップ本体に保持するために、キャップ本体のインナーリング(内筒)内周面に、環状突起を形成しているが、この様に環状突起を設けると、成形工程でキャップを成形金型から取り出す際に、インナーリングの変形、破損が生じる虞がある。
この発明は、上記事情に鑑み、中栓への流量調整具の装着を容易にすることを目的とする。他の目的は、内容物の注出に際し、流量の制御を容易にすることである。
この発明は、頂壁を有する外筒と、該頂壁の下面に立設された内筒と、該頂壁の上面に立設された注出筒と、該注出筒の内側の頂壁に設けられた、開口を形成するための切欠溝と;を備えた中栓であって;前記内筒の内面に、弾性変形する流量調整具が嵌着されており、該流量調整具は、テーパ筒部と、前記内筒の内面に圧接される、圧接筒部を有する固定筒と;該テーパ筒部の内側に間隔をおいて配設され、上面が前記頂壁の下面と当接する衝突板と;下端部が互いに連結されている内壁筒部と外壁筒部とを有する連結部材であって、該内壁筒部が前記衝突板に固定され、該外壁筒部が前記テーパ筒部に固定されている連結部材と;該連結部材の内壁筒部と外壁筒部の双方、又は、何れか一方に形成されている流体孔と;を備えていることを特徴とする流量調整中栓、である。
この発明の外壁筒部の上端部が、上連結リング部を介してテーパ筒の上端部に連結されていることを特徴とする。この発明の上連結リング部の上面が、衝突板の上面と同一平面上に位置していることを特徴とする。この発明の内壁筒部の下端部が、下連結リング部を介して外壁筒部の下端部に連結されていることを特徴とする。この発明の下連結リング部が、固定筒の下端部より上方に位置していることを特徴とする。
この発明の内壁筒部と外壁筒部は、互いに反対方向に傾斜し、断面V字状になっていることを特徴とする。この発明の内壁筒部と外壁筒部が、周方向に間隔をおいて複数の流体孔を備えていることを特徴とする。この発明の内壁筒部の流体孔と外壁筒部の流体孔とが、互いにずらして設けられていることを特徴とする。
この発明の流量調整具は、中栓の内筒内面に圧接される、テーパ筒部を有する固定筒と;該テーパ筒部の内側に間隔をおいて配設された衝突板と;下端部が互いに連結されている内壁筒部と外壁筒部とを有する連結部材であって、該内壁筒部が前記衝突板に固定され、該外壁筒部が前記テーパ筒部に固定されている連結部材と;該連結部材の内壁筒部と外壁筒部の双方、又は、何れか一方に形成されている流体孔とを備えているので、中栓の内筒内面に流量調整具を装着する際に、連結部材が弾性変形を伴いながら挿入されるため、円滑に、かつ、確実に装着することが出来る。また、流体孔を内壁筒部と外壁筒部の双方、又は、何れか一方に形成した横孔としたので、容器から注出される内容物の流量を容易に調整することが出来る。
この発明の実施の形態を図1〜図5により説明する。
キャップ1は、合成樹脂により形成された上蓋3と、該上蓋3に螺合する中栓5と、該中栓5の内筒内面に嵌着される流量調整具20と、を備えている。
上蓋3の天板3aの下面には、シールリング3bが設けられ、そのスカート3cの内面には、ねじ部3dが設けられている。
中栓5の外筒12の内面には、容器40の口部に係止する環状突起12aが設けられている。この外筒12の上端部は、頂壁13により閉鎖されている。この頂壁13の下面には、内筒7が同心状に設けられている。この内筒7の内側の頂壁13には、開口を形成する為の円形の切欠溝15が形成されているが、その形状は、必要に応じて適宜選択することが出来る。
この頂壁13の上面には、注出筒19が設けられている。この注出筒19は、前記内筒7の外側に位置し、その先端部は前記シールリング3bに当接している。該注出筒19の外周面には、前記ねじ部3dと螺合するねじ部19aが設けられている。前記注出筒19内の頂壁13には、切欠溝15を裂き切るためのプルリング16が設けられている。前記切欠溝15は、開口を形成するための弱化部であり、断面三角形状に形成されているが、必ずしもこの形状にする必要はない。
図3に示すように、流量調整具20は、固定筒21と、衝突板23と、前記固定筒21と衝突板23とを連結する連結部材25と、を備えている。
固定筒21は、先端部に形成されているテーパ筒部21aと、直筒状の圧接筒部21bと、から構成されている。この圧接筒部21bの外径Dは、内筒7の内径dと同一又はそれより僅かに大きく形成されている。
テーパ筒部21aは、固定筒21の挿入を容易にするために設けられており、そのテーパ角度θは、必要に応じて適宜選択される。テーパ筒部21aの先端部は、上連結リング部27を介して外壁筒部30の先端部に連結されている。この外壁筒部30には、周方向に間隔をおいて複数の流体孔31が設けられているが、該流体孔31の開口面積、開口位置、数等は、必要に応じて適宜選択される。
上連結リング部27の上面27aは、衝突板23の上面23aと同一平面上に位置している。外壁筒部30は、軸心に向かって傾斜しており、その下端部は下連結リング部29を介して内壁筒部33の下端部33aに連結されている。
この内壁筒部33は、前記外壁筒部30と反対方向に傾斜しており、下端部が連結されている前記両筒部30,33の断面形状は、V字状(U字形も含む)をなしている。内壁筒部33には、周方向に間隔をおいて複数の流体孔35が設けられているが、該流体孔35は、前記流体孔31とずれた位置に設けられている。この流体孔35の開口面積、開口位置、数等は、必要に応じて適宜選択される。
下連結リング部29は、固定筒21の下端より上方に位置しているが、この位置は、必要に応じて適宜選択され、例えば、固定筒21の下端と一致する様にしても良い。
次に、この実施の形態の作動について説明する。
固定筒21のテーパ筒部21aを中栓5の内筒7に挿入し、圧接筒部21bを軸方向に押圧して嵌着する。
この時、固定筒21と衝突板23とが連結部材25を介して連結され、又、前記両筒部30,33が流通孔31,35を備えているので、該流量調整具20は弾性変形しながらスムーズに摺動する。そして、衝突板23の上面23aは頂壁13の下面に当接し、圧接筒部21bは内筒7内面に圧接され固定筒21は固定される。次に、この状態の中栓5に、上蓋3を螺着し、図1の状態にする。
内容物を使用する場合には、上蓋3を開方向に回し、中栓5から外した後、プルリング16を引き、切欠溝15を切り裂き開口45を形成する。
容器40を傾けると、内容物(液体)は矢印40に示す様に、衝突板23に衝突して、流れ方向を変えられ、流体孔31、35を通って注出筒19から器外に流下する。この時、外壁筒部30と内壁筒部33の流体孔31,35は、互いにずれた位置に配設されているので、流体孔31から流出する内容物(液体)は、内壁筒部33に衝突して流れ方向を軸方向に変えられ、又、流体孔35から流出する内容物(液体)は外壁筒部30に衝突して流れ方向を軸方向に変えられ、合流となって注出筒19から流下する。
この発明の実施の形態は、上記に限定されるものではなく、例えば、流体孔を外壁筒部30及び内壁筒部33に設ける代わりに、何れか一方に設けても良い。
本件発明の実施の形態を示す一部縦断面図である。 流量調整具の平面図である。 図2のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 注出状態を示す縦断面図の一部を示す図である。
符号の説明
1 キャップ
3 上蓋
5 中栓
7 内筒
12 外筒
13 頂壁
15 切欠溝
19 注出筒
20 流量調整具
21a テーパ筒部
23 衝突板
25 連結部材
30 外壁筒部
31 流体孔
33 内壁筒部
35 流体孔

Claims (8)

  1. 頂壁を有する外筒と、該頂壁の下面に立設された内筒と、該頂壁の上面に立設された注出筒と、該注出筒の内側の頂壁に設けられた、開口を形成するための切欠溝と;を備えた中栓であって;
    前記内筒の内面に、弾性変形する流量調整具が嵌着されており、
    該流量調整具は、テーパ筒部と、前記内筒の内面に圧接される、圧接筒部を有する固定筒と;
    該テーパ筒部の内側に間隔をおいて配設され、上面が前記頂壁の下面と当接する衝突板と;
    下端部が互いに連結されている内壁筒部と外壁筒部とを有する連結部材であって、該内壁筒部が前記衝突板に固定され、該外壁筒部が前記テーパ筒部に固定されている連結部材と;
    該連結部材の内壁筒部と外壁筒部の双方、又は、何れか一方に形成されている流体孔と;
    を備えていることを特徴とする流量調整中栓。
  2. 前記外壁筒部の上端部が、上連結リング部を介してテーパ筒の上端部に連結されていることを特徴とする請求項記載の流量調整中栓。
  3. 前記上連結リング部の上面が、衝突板の上面と同一平面上に位置していることを特徴とする請求項記載の流量調整中栓。
  4. 内壁筒部の下端部が、下連結リング部を介して外壁筒部の下端部に連結されていることを特徴とする請求項記載の流量調整中栓。
  5. 前記下連結リング部が、固定筒の下端部より上方に位置していることを特徴とする請求項記載の流量調整中栓。
  6. 前記内壁筒部と外壁筒部は、互いに反対方向に傾斜し、断面V字状になっていることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は、記載の流量調整中栓。
  7. 前記内壁筒部と外壁筒部が、周方向に間隔をおいて複数の流体孔を備えていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は、記載の流量調整中栓。
  8. 前記内壁筒部の流体孔と外壁筒部の流体孔とが、互いにずらして設けられていることを特徴とする請求項記載の流量調整中栓。
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