JPH0637157U - 流速調整注出具 - Google Patents

流速調整注出具

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JPH0637157U
JPH0637157U JP7381192U JP7381192U JPH0637157U JP H0637157 U JPH0637157 U JP H0637157U JP 7381192 U JP7381192 U JP 7381192U JP 7381192 U JP7381192 U JP 7381192U JP H0637157 U JPH0637157 U JP H0637157U
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JP
Japan
Prior art keywords
pouring
bottle
bottom plate
cylinder
mouth
Prior art date
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Pending
Application number
JP7381192U
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English (en)
Inventor
隆治 田崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP7381192U priority Critical patent/JPH0637157U/ja
Publication of JPH0637157U publication Critical patent/JPH0637157U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口筒部内面26が直線状のボトルに嵌着し
て、内容液を滑らかに注出できる流速調整注出具とす
る。 【構成】 ボトルの口筒部25に密嵌できる筒状部1の
下端に底板6を設け、底板6に前記筒状部1の内面と間
隔を置いて注出筒10を立設し、前記底板6の外周部と
筒状部1の下部及び注出筒10の下部を貫通して注出筒
10内をボトル内に連通させる幅Wの大きい注出用通路
15を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボトルを傾けて内容液を注出するとき、内容液の急激な流出を防止 する流速調整注出具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内容液の急激な流出を防止する注出具として、本出願人が先に出願した実公昭 51−514号公報に記載のものがある。
【0003】 この注出具は、図4及び図5に示すように、ボトルの口筒部25に嵌着できる 注出筒10を設け、この注出筒10の下端部の内側に、等間隔に4枚の脚45を 垂下して設け、この脚45の下端に底板6を設け、そして、前記口筒部25の下 部は大径に形成し、口筒部25の下部の口筒部内面26と、前記底板6の外周と の間に形成される注出用通路15の幅Wを大きく形成したものである。
【0004】 そして、ボトルを傾けたとき、口筒部25に向かった内容液の急激な流れは、 底板6に突きあたり口筒部25の外側方向に向かって分流するとともに、脚45 間の屈曲した注出用通路15を通って注出筒10内に達し、液の流れは緩やかに なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記図4及び図5に示すボトルは、合成樹脂製でブロー成型で形成するので、 口筒部25の下部を拡大させて大径に形成できたものである。
【0006】 したがって、ボトルを例えばガラス製のものにした場合、口筒部25の下部を 拡大して大径に形成することが困難であり、図6に示すように、口筒部内面26 が直線状になる。すると、口筒部内面26と底板6の外周との間に形成される注 出用通路15の幅Wは狭いものとなり、内容液の流出と空気の置換が滑らかに行 われず、断続的な息つき現象が発生し、注出筒10から流出する液も断続的とな り、内容液を所望の位置に滑らかに注出することができなくなる。
【0007】 本考案は、このような事項に鑑みなされたものであり、口筒部内面が直線状の ボトルに嵌着して、内容液を滑らかに注出できる流速調整注出具とすることを技 術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ボトルの口筒部25に密嵌できる合成樹脂製の筒状部1を設け、こ の筒状部1の下端に底板6を設け、底板6の上面に前記筒状部1の内面と間隔を 置いて注出筒10を立設し、前記底板6の外周部と前記筒状部1の下部及び前記 注出筒10の下部を貫通する注出用通路15を複数箇所に設け、この注出用通路 15で前記注出筒10内を前記ボトル内に連通させるように形成して流速調整注 出具とした。
【0009】
【作用】
本考案は、図1に示すように、ボトルの口筒部25に流速調整注出具の筒状部 1を嵌着する。そして、口筒部25からキャップ31を外してボトルを傾ける。
【0010】 このとき、ボトルを勢いよく傾けると、ボトルの内容液は口筒部25に急激に 到達し、底板6に突きあたり口筒部25の外側方向に向かって分流する。 そして、ボトルの口筒部内面26付近に到達した内容液は、注出用通路15を 口筒部25の軸方向に流れ、さらに、口筒部25の内側方向に屈曲して流れて、 内容液は緩やかな流れとなって注出筒10内に到達し、注出筒10から注出され る。
【0011】 そして、前記注出筒10は筒状部1の内面と間隔を置いて立設され、注出用通 路15は、底板6の外周部と筒状部1の下部及び注出筒10の下部を貫通して設 けてあるので、底板6と筒状部1及び注出筒10を貫通して設けた、前記口筒部 内面26に接する注出用通路15の幅Wは大きく形成され、注出用通路15を流 出する液と空気の置換が円滑に継続して行われ、置換が断続する息つき現象は発 生しない。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の実施例の説明をする。 図1ないし図3は、本考案の一実施例を示すものである。
【0013】 この実施例の流速調整注出具は、口筒部内面26が直線状に形成されたボトル の口筒部25に嵌着されるものであり、前記口筒部25に密嵌される合成樹脂製 の円筒状の筒状部1が設けてある。
【0014】 前記筒状部1の上端には、前記ボトルの口筒部1の上端縁に載置されるフラン ジ2が形成され、他方、筒状部1の下端には、筒状部1の下端を閉鎖する形で底 板6が設けてある。この底板6は、中央部が上方に突出する山形状に形成されて いる。
【0015】 前記底板6の上面には、前記筒状部1の内面と間隔を置いて円筒状の注出筒1 0が、前記筒状部1と同心状に立設してあり、この注出筒10の口縁11は、外 側に拡大する舌状に形成してある。
【0016】 そして、前記底板6の外周部と前記筒状部1の下部、及び前記注出筒10の下 部には、これらを貫通する注出用通路15が、等間隔で3箇所にそれぞれ設けて ある。
【0017】 そして、前記注出用通路15は、両側部に側部壁19・19が設けてあり、ま た上部には上部壁20が設けてある。このようにして前記注出用通路15が、前 記筒状部1と前記注出筒10間に形成された空隙部12と連通しないように形成 してある。
【0018】 前記ボトルの口筒部25に合嵌されるキャップ31は、外筒32に設けた雌ね じ33が、口筒部25の雄ねじ27に螺合されるように形成してあり、頂板37 から垂下して設けた筒状栓39は、注出筒10内に嵌入して注出筒10を閉鎖す る。また頂板37から垂下して設けた環状突部38は、流速調整注出具のフラン ジ2に当接するように形成してある。
【0019】 上記の実施例の流速調整注出具は、ボトルを傾けたとき、口筒部25に急激に 到達した内容液は、山形の底板6の下面に突きあたり、山形の下面に沿って若干 逆流しながら、口筒部25の外側方向に向かって分流する。よって、注出用通路 15に流入する内容液の流速は大きく緩和される。
【0020】 そして、ボトルの口筒部内面26の付近に到達した内容液は、口筒部内面26 に接する幅Wの注出用通路15を、口筒部25の軸方向に、口筒部内面26に沿 って流れる。さらに内容液は、注出用通路15の上部壁20に沿って、口筒部2 5の内側方向に屈曲して流れ、緩やかな流れとなって注出筒10内に継続して流 入する。そして、注出筒10から流出する液と置換される空気も継続してボトル 内に流入するから、液は注出筒10の口縁11から滑らかに注出される。
【0021】 前記ボトルを正立させると、注出筒10の口縁11から滴下した液は、注出筒 10と筒状部1の間の空隙部12に滴下し、外部に流出しない。
【0022】
【考案の効果】
上記のように本考案の注出具は、筒状部1を設け、この筒状部1の内面と間隔 を置いて注出筒10を立設し、注出用通路15は底板6の外周部と筒状部1の下 部及び注出筒10の下部を貫通して設けたものである。
【0023】 したがってこれを、口筒部内面26が直線状に形成されたボトルの口筒部25 に嵌着すると、口筒部内面26に沿って上方に延びる注出用通路15の幅Wが大 きいので、前記注出用通路15を流出する液と、流入する空気は断続することな く流出し流入できるものとすることができた。
【0024】 よって口筒部内面26が直線状に形成されるボトル、例えばガラス瓶等でも内 容液をスムーズに注出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例をボトルに嵌着した状態の
断面図
【図2】 本考案の一実施例の平面図
【図3】 本考案の一実施例の下面図
【図4】 従来例の断面図
【図5】 従来例を断面した斜視図
【図6】 参考例の半断面図
【符号の説明】
1 筒状部 6 底板 10 注出筒 15 注出用通路 25 口筒部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトルの口筒部25に密嵌できる合成樹
    脂製の筒状部1を設け、この筒状部1の下端に底板6を
    設け、底板6の上面に前記筒状部1の内面と間隔を置い
    て注出筒10を立設し、前記底板6の外周部と前記筒状
    部1の下部及び前記注出筒10の下部を貫通する注出用
    通路15を複数箇所に設け、この注出用通路15で前記
    注出筒10内を前記ボトル内に連通させるように形成し
    た流速調整注出具。
JP7381192U 1992-10-22 1992-10-22 流速調整注出具 Pending JPH0637157U (ja)

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JP7381192U JPH0637157U (ja) 1992-10-22 1992-10-22 流速調整注出具

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JPH0637157U true JPH0637157U (ja) 1994-05-17

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ID=13528921

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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