JPH062920Y2 - 液体容器 - Google Patents
液体容器Info
- Publication number
- JPH062920Y2 JPH062920Y2 JP1985069042U JP6904285U JPH062920Y2 JP H062920 Y2 JPH062920 Y2 JP H062920Y2 JP 1985069042 U JP1985069042 U JP 1985069042U JP 6904285 U JP6904285 U JP 6904285U JP H062920 Y2 JPH062920 Y2 JP H062920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical portion
- mouth
- engaged
- cylinder
- outward flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、注出量を調節可能とした注出栓付きの液体容器
に係る。
に係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 例えば、実公昭３-11918号公報記載の注出栓は、外面に
液体注出用の縦溝を複数形成しかつ中心部に貫通孔を穿
設した栓本体と、上記貫通孔内に上下摺動自在に嵌合さ
せた吸気用の管体とでなり、該管体を栓本体に対して上
下摺動させることで、栓本体下面側へ突出する管体部分
の長さを適宜変えて、縦溝から注出される液体の注出量
を調節するよう形成している。
液体注出用の縦溝を複数形成しかつ中心部に貫通孔を穿
設した栓本体と、上記貫通孔内に上下摺動自在に嵌合さ
せた吸気用の管体とでなり、該管体を栓本体に対して上
下摺動させることで、栓本体下面側へ突出する管体部分
の長さを適宜変えて、縦溝から注出される液体の注出量
を調節するよう形成している。
しかしながら、上記従来注出栓は、縦溝の注出口と管体
の吸気口とを共に栓本体の上面側に開口させたので、特
に、注出栓を小形壜用に形成して管体を小径とした場
合、注出時に管体内へ外気と共に飛沫が吸い込まれて、
管端内部に水膜が生じ、吸気に支障が生じる虞があっ
た。
の吸気口とを共に栓本体の上面側に開口させたので、特
に、注出栓を小形壜用に形成して管体を小径とした場
合、注出時に管体内へ外気と共に飛沫が吸い込まれて、
管端内部に水膜が生じ、吸気に支障が生じる虞があっ
た。
本案は、容器体口頸部内へ上下摺動自在に嵌合させた注
出栓の周壁の内面部分に半筒状の吸気筒を縦設し、該吸
気筒が囲む周壁部分上端に吸気孔を穿設することで、飛
沫が吸気口に付着して水膜が生じるのを防止できるよう
設けた。
出栓の周壁の内面部分に半筒状の吸気筒を縦設し、該吸
気筒が囲む周壁部分上端に吸気孔を穿設することで、飛
沫が吸気口に付着して水膜が生じるのを防止できるよう
設けた。
「課題を解決するための手段」 口頸部３を起立する容器体１と、上記口頸部３内面へ上
下両端開口の筒部６を嵌着させ、該筒部上端に付設した
外向きフランジ状壁７を口頸部３上面に係合させた基筒
５と、上記筒部６内面に内筒部11を上下摺動自在に嵌合
させて、該内筒部上端の外向きフランジ12下面を上記外
向きフランジ状壁７上面へ係合させ、また、内筒部11の
内面一部に上端閉塞かつ下端開口の半筒状部13を縦設し
て、該半筒状部が囲む内筒部11部分上端に、上記筒部６
の内面上端で閉塞させた吸気孔14を穿設する注出栓10と
からなり、上記筒部６の上端内面と内筒部13の下端外面
とに、注出栓10引上げ時に相互に係合する第１，第２係
合突条８，15をそれぞれ付設した。
下両端開口の筒部６を嵌着させ、該筒部上端に付設した
外向きフランジ状壁７を口頸部３上面に係合させた基筒
５と、上記筒部６内面に内筒部11を上下摺動自在に嵌合
させて、該内筒部上端の外向きフランジ12下面を上記外
向きフランジ状壁７上面へ係合させ、また、内筒部11の
内面一部に上端閉塞かつ下端開口の半筒状部13を縦設し
て、該半筒状部が囲む内筒部11部分上端に、上記筒部６
の内面上端で閉塞させた吸気孔14を穿設する注出栓10と
からなり、上記筒部６の上端内面と内筒部13の下端外面
とに、注出栓10引上げ時に相互に係合する第１，第２係
合突条８，15をそれぞれ付設した。
「作用」 第１図の左半部断面で示すように、注出栓10を押下げた
状態で収納液を注出すると、吸気孔14が筒部６の上端部
内面で閉塞されているので、収納液が断続的に注出さ
れ、小出しの注出となる。また、第１図右半部断面で示
すように、注出栓10を引上げた状態で収納液を注出する
と、吸気孔14から外気が容器体内へ吸気されるので、収
容液が連続的に注出され、注ぎ量が多量となる。
状態で収納液を注出すると、吸気孔14が筒部６の上端部
内面で閉塞されているので、収納液が断続的に注出さ
れ、小出しの注出となる。また、第１図右半部断面で示
すように、注出栓10を引上げた状態で収納液を注出する
と、吸気孔14から外気が容器体内へ吸気されるので、収
容液が連続的に注出され、注ぎ量が多量となる。
「実施例」 １は容器体で、胴部上端から把手２付きの口頸部３を起
立し、酒、ワイン等の調理用酒類等を収納させている。
立し、酒、ワイン等の調理用酒類等を収納させている。
５は基筒であり、該基筒は、口頸部３の上部内面に上下
両端面開口の筒部６を嵌着させると共に、該筒部の外面
上端に付設した外向きフランジ状壁７下面を口頸部３上
端に係合させ、また、筒部６の内面上端に第１係合突条
８を付設している。
両端面開口の筒部６を嵌着させると共に、該筒部の外面
上端に付設した外向きフランジ状壁７下面を口頸部３上
端に係合させ、また、筒部６の内面上端に第１係合突条
８を付設している。
10は注出栓であり、該注出栓は、既述筒部６内面に上下
摺動自在に嵌合させた内筒部11を有し、該内筒部上端
に、斜め上外方へ拡開する注出筒部を上面から起立した
外向きフランジ12を付設して、該外向きフランジ下面を
既述外向きフランジ状壁７上面へ係合させ、また、内筒
部11の内面一部に上端閉塞かつ下端開口の半筒状部13を
縦設して、該半筒状部が囲む内筒部11部分上端に、既述
筒部６上部で閉塞する吸気孔14を穿設し、更に、内筒部
11の外面下端に、第１図右半部断面が示す注出栓引出し
時に既述第１係合突条８下面へ係合する第２係合突条15
を付設している。
摺動自在に嵌合させた内筒部11を有し、該内筒部上端
に、斜め上外方へ拡開する注出筒部を上面から起立した
外向きフランジ12を付設して、該外向きフランジ下面を
既述外向きフランジ状壁７上面へ係合させ、また、内筒
部11の内面一部に上端閉塞かつ下端開口の半筒状部13を
縦設して、該半筒状部が囲む内筒部11部分上端に、既述
筒部６上部で閉塞する吸気孔14を穿設し、更に、内筒部
11の外面下端に、第１図右半部断面が示す注出栓引出し
時に既述第１係合突条８下面へ係合する第２係合突条15
を付設している。
尚、上記各部材は合成樹脂材で形成する。
「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、筒部６内面に注出栓
10の内筒部11を上下摺動自在に嵌合させると共に、該内
筒部の内面一部に縦設した半筒状部13が囲む内筒部11部
分上端に、筒部６上部で閉塞する吸気孔14を穿設したか
ら、該吸気孔を閉塞した状態で収納液を注出すると、断
続的な小出しの注出となり、また、注出栓10を引上げて
吸気孔14を開口した状態で注出すると、連続的に注出さ
れて注ぎ量が多量となり、よって、注出栓10を上下摺動
させることで注出量を容易に調節することができ、ま
た、内筒部11の内面一部に縦設した半筒状部13が囲む内
筒部11部分上端に、筒部６上部で閉塞する吸気孔14を穿
設したから、つまり、内筒部11の側面に吸気孔14を開口
させたから、注出時に吸気孔14に飛沫が付着するのが防
止され、吸気孔14に水膜が生じて吸気の支障となること
がない。
10の内筒部11を上下摺動自在に嵌合させると共に、該内
筒部の内面一部に縦設した半筒状部13が囲む内筒部11部
分上端に、筒部６上部で閉塞する吸気孔14を穿設したか
ら、該吸気孔を閉塞した状態で収納液を注出すると、断
続的な小出しの注出となり、また、注出栓10を引上げて
吸気孔14を開口した状態で注出すると、連続的に注出さ
れて注ぎ量が多量となり、よって、注出栓10を上下摺動
させることで注出量を容易に調節することができ、ま
た、内筒部11の内面一部に縦設した半筒状部13が囲む内
筒部11部分上端に、筒部６上部で閉塞する吸気孔14を穿
設したから、つまり、内筒部11の側面に吸気孔14を開口
させたから、注出時に吸気孔14に飛沫が付着するのが防
止され、吸気孔14に水膜が生じて吸気の支障となること
がない。
第１図は本案容器の一実施例を、要部を切欠いて示す側
面図、第２図はその斜視図である。 １…容器体、５…基筒 10…注出栓
面図、第２図はその斜視図である。 １…容器体、５…基筒 10…注出栓
Claims (1)
- 【請求項１】口頸部３を起立する容器体１と、上記口頸
部３内面へ上下両端開口の筒部６を嵌着させ、該筒部上
端に付設した外向きフランジ状壁７を口頸部３上面に係
合させた基筒５と、上記筒部６内面に内筒部11を上下摺
動自在に嵌合させて、該内筒部上端の外向きフランジ12
下面を上記外向きフランジ状壁７上面へ係合させ、ま
た、内筒部11の内面一部に上端閉塞かつ下端開口の半筒
状部13を縦設して、該半筒状部が囲む内筒部11部分上端
に、上記筒部６の内面上端で閉塞させた吸気孔14を穿設
する注出栓10とからなり、上記筒部６の上端内面と内筒
部13の下端外面とに、注出栓10引上げ時に相互に係合す
る第１，第２係合突条８，15をそれぞれ付設したことを
特徴とする液体容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985069042U JPH062920Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 液体容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985069042U JPH062920Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 液体容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186550U JPS61186550U (ja) | 1986-11-20 |
| JPH062920Y2 true JPH062920Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=30604347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985069042U Expired - Lifetime JPH062920Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 液体容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062920Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6219559Y2 (ja) * | 1980-08-05 | 1987-05-19 | ||
| JPH0311918U (ja) * | 1989-06-21 | 1991-02-06 |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP1985069042U patent/JPH062920Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61186550U (ja) | 1986-11-20 |
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