JPS6013799Y2 - 漏斗付き注出栓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、漏斗付き注出栓に係る。

従来、大びんに収容された液体等の内容物を、取扱いの
容易な小びんに移し替えて使用することがよくある。

本案は、このような場合に便利な漏斗付き注出栓を提供
しようとするものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は、大びん中の液体等の内容物を移し替
えて使用する小びんで、該小びんは、弾性変形可能な合
成樹脂から戊り、口部１１の外縁に係合突条１２を周設
している。

２は、上記中びん１の口部１１に嵌着した合成樹脂製の
注出栓本体で、該注出栓本体は、周壁２１を口部１１の
外側へ嵌合するようにし、該周壁２１の内縁に上記係合
突条１２と係合する係合突条２２を有し、頂壁２３の中
央に背高の注出筒２４を突設し、該注出筒２４には、先
端に小口の注出口２５を設けると共に、上半部側面に一
対の窓孔２６，２６を穿設している。

３は、上記注出栓本体２に装着した合成樹脂製の漏斗で
、該漏斗は、上記注出筒２４のほぼ半分の長さを有して
その注出筒外周へ正立姿勢にて下半部、倒立姿勢にて上
半部に着脱自在に嵌合するようにした筒状の基部３１を
設け、該基部にテーパで拡開する受は口３２を連設する
と共に、これの口縁３３を注出栓本体２の周壁２１外周
へ倒立姿勢において着脱自在に嵌合し得る短筒状に形成
して戒り、該漏斗を倒立姿勢で注出栓本体２へ嵌合して
、基部３１で上記窓孔２６，２６を閉塞すると共に、該
閉塞の態勢を受はロロ縁３３の注出栓本体周壁２１への
嵌合で保持するようにしている。

如上の構成であるから、第１図の漏斗３を倒立嵌合させ
た状態で、予め小びん１内に液体の内容物が収容されて
いるとすると、小びん１を傾倒し圧迫変形させれば、注
出筒２の注出口２５から内容物の小出しの注出が得られ
、この際、漏斗３を取外すと、窓孔２６，２６からも内
容物が流出するので、多量の注出が得られる。

その後、小びん１を正立放置すると、小びん１が自体の
弾力で復元−外気が注出口２５から吸入される。

次に、大びんから小びん１内へ内容物を移し替えるとき
には、漏斗３を取外して、正立させて注出筒２４へ深く
嵌合すれば、第２図に示すように、注出筒２４の窓孔２
６，２６が漏斗の受は口３２内に開孔し、従って、その
受は口３２へ大びんの内容物を注げば、これが上記窓孔
２６，２６へ案内され、注出筒２４を経て小びん１内に
収容される。

本案によれば、注出筒２４に漏斗３が倒立姿勢で装備さ
れ、従って、漏斗３が常時付帯されているから、大びん
の内容物を小びん１内へ移し替える際に、正立姿勢に嵌
め替えるだけで極めて容易に移し替えでき、漏斗をその
都度探す等の必要なく、使用に頗る便利である。

また、普段、漏斗３が倒立姿勢で装備されているから、
塵埃が堆積する等して内部が汚れることがない。

加えて、漏斗３が倒立姿勢で装着されているとき、つま
り、注出態様のぞきは、漏斗３の基部３１で注出筒２４
の窓孔２６，２６が閉孔されて、注出は専ら注出筒先端
の小口の注出口２５から少量で行え、また、漏斗３が正
立姿勢で装着されているとき、つまり、漏斗使用態勢の
ときは、漏斗の基部３１が注出筒２４の下半部へ嵌合し
て、注出筒２６，２６が漏斗の受は口３２内に開口され
るので、注出筒２４を大きく開口させることができ、小
びん１内への内容物の注ぎ込みを、注出口２５が小口で
あってもこれに関係なく迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例で、第１図は縦断側面図、第２図は使
用状態を説明する縦断側面図である。 １・・・・・・小びん、２・・・・・・注出栓本体、３
・・・・・・漏斗、２４・・・・・・注出筒。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｉ 頂壁２３から注出筒２４を突設し、該注出筒には、
   先端に小口の注出口２５を設けると共に、上半部に窓孔
   ２６，２６を穿設し、頂壁２３の周縁から垂下する周壁
   ２１をびんの口部１１の外側へ嵌合するよう設けた注出
   栓本体２と、 ｊｉ 上記注出筒２４のほぼ半分の長さを有して正立
   姿勢にてその注出筒外周下半部へ、且つ、倒立姿勢にて
   その注出筒外周上半部へ着脱自在に嵌合する筒状の基部
   ３１を設け、該基部３１上にテーパで拡開する受は口３
   ２を連設すると共に、該受は口の口縁３３を倒立姿勢に
   て上記注出栓本体２の周壁２１外周へ着脱自在に嵌合す
   る短筒状に形成した漏斗３と、 から戒る漏斗付き注出栓。