JP2548506Y2 - 注出量制御栓付きの注出キャップ - Google Patents
注出量制御栓付きの注出キャップInfo
- Publication number
- JP2548506Y2 JP2548506Y2 JP1991035633U JP3563391U JP2548506Y2 JP 2548506 Y2 JP2548506 Y2 JP 2548506Y2 JP 1991035633 U JP1991035633 U JP 1991035633U JP 3563391 U JP3563391 U JP 3563391U JP 2548506 Y2 JP2548506 Y2 JP 2548506Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- top wall
- mounting cylinder
- cap
- dispensing
- Prior art date
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Description
【０００１】
【考案の属する技術分野】本案は、注出量制御栓付き注
出キャップに係る。
出キャップに係る。
【０００２】
【従来の技術】この種注出キャップの一例として、図４
が示す実開昭６３−１４４４６５号公報のものがある。
該キャップは、頂壁２１周縁から容器体２６口頸部嵌合
用の装着筒部を垂設すると共に、頂壁２１の外周部上面
から起立する注出筒２２下端が囲む頂壁部分に肉薄破断
線２３を周設して、該肉薄破断線内方の頂壁部分を除去
板２４とし、該除去板の周縁一部からプルリング２５付
き支柱を起立している。尚２３は肉薄シートである。
が示す実開昭６３−１４４４６５号公報のものがある。
該キャップは、頂壁２１周縁から容器体２６口頸部嵌合
用の装着筒部を垂設すると共に、頂壁２１の外周部上面
から起立する注出筒２２下端が囲む頂壁部分に肉薄破断
線２３を周設して、該肉薄破断線内方の頂壁部分を除去
板２４とし、該除去板の周縁一部からプルリング２５付
き支柱を起立している。尚２３は肉薄シートである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例では、肉薄
破断線を破断して除去板２４を除去することで頂壁２１
中央部に注出孔を開口し、該注出孔から容器体内液体を
注出させるが、容器体の傾け具合によって注出量が変動
するため、往々にして液体を出し過ぎることがあり、必
要量の液体を注出することは必ずしも容易でなかった。
破断線を破断して除去板２４を除去することで頂壁２１
中央部に注出孔を開口し、該注出孔から容器体内液体を
注出させるが、容器体の傾け具合によって注出量が変動
するため、往々にして液体を出し過ぎることがあり、必
要量の液体を注出することは必ずしも容易でなかった。
【０００４】本案は、注出キャップに注出量制御栓を装
着させることで、必要量の液体を容易に得ることができ
るよう設けた。
着させることで、必要量の液体を容易に得ることができ
るよう設けた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】容器体口頸部嵌合用の装
着筒１を第１頂壁２周縁から垂設し、かつ該第１頂壁の
上面から起立する注出筒３下端が囲む第１頂壁部分に肉
薄破断線９を周設して、該肉薄破断線内方の第１頂壁部
分を、周縁一部からプルリング４付き支柱を起立した除
去板５とし、また、上記注出筒３の上端面を閉塞する蓋
体の後部と装着筒１の上端後部とを弾性連結板１０，１
０で結合し、更に、上記装着筒１の上部内面に突条１９
を周設したキャップ本体７と、上記突条１９直ぐ上方の
装着筒１部分内面に、周壁１５上端に付設した外向きフ
ランジ状壁１７の外周面を、上記突条１９を強制乗越え
させて嵌合させると共に、その外向きフランジ状壁１７
上面を上記頂壁２の下面外周部に当接させ、また、周壁
１５の上部内面に網１６を張設した注出量制御栓８とで
形成した。
着筒１を第１頂壁２周縁から垂設し、かつ該第１頂壁の
上面から起立する注出筒３下端が囲む第１頂壁部分に肉
薄破断線９を周設して、該肉薄破断線内方の第１頂壁部
分を、周縁一部からプルリング４付き支柱を起立した除
去板５とし、また、上記注出筒３の上端面を閉塞する蓋
体の後部と装着筒１の上端後部とを弾性連結板１０，１
０で結合し、更に、上記装着筒１の上部内面に突条１９
を周設したキャップ本体７と、上記突条１９直ぐ上方の
装着筒１部分内面に、周壁１５上端に付設した外向きフ
ランジ状壁１７の外周面を、上記突条１９を強制乗越え
させて嵌合させると共に、その外向きフランジ状壁１７
上面を上記頂壁２の下面外周部に当接させ、また、周壁
１５の上部内面に網１６を張設した注出量制御栓８とで
形成した。
【０００６】
【作用】図１が示す状態から蓋体を開蓋し、プルリング
４を引上げて肉薄破断線９を破断し、第１頂壁２の中央
部に注出孔を開口させる。該注出孔の直ぐ下方には、網
１６が張設されているので、該網によって注出液体の流
出速度を低下させることができ、注出液量を容易に制御
できる。
４を引上げて肉薄破断線９を破断し、第１頂壁２の中央
部に注出孔を開口させる。該注出孔の直ぐ下方には、網
１６が張設されているので、該網によって注出液体の流
出速度を低下させることができ、注出液量を容易に制御
できる。
【０００７】
【実施例】本案キャップは、キャップ本体７と注出量制
御栓８とで形成され、キャップ本体７は、容器体口頸部
嵌合用の装着筒１を第１頂壁２周縁から垂設すると共
に、該第１頂壁の上面から注出筒３を、かつ該注出筒外
方の第１頂壁部分の前部から半筒状の嵌合壁１１を、そ
れぞれ起立し、その注出筒３下端が囲む第１頂壁部分を
凹部としかつ肉薄破断線９を周設して、該肉薄破断線内
方の第１頂壁部分を、周縁一部からプルリング４付き支
柱を起立した除去板５とし、また、上記装着筒１の上部
内面に突条１９を、かつ該突条直ぐ下方の装着筒１内面
部分に係合突部を、それぞれ周設している。
御栓８とで形成され、キャップ本体７は、容器体口頸部
嵌合用の装着筒１を第１頂壁２周縁から垂設すると共
に、該第１頂壁の上面から注出筒３を、かつ該注出筒外
方の第１頂壁部分の前部から半筒状の嵌合壁１１を、そ
れぞれ起立し、その注出筒３下端が囲む第１頂壁部分を
凹部としかつ肉薄破断線９を周設して、該肉薄破断線内
方の第１頂壁部分を、周縁一部からプルリング４付き支
柱を起立した除去板５とし、また、上記装着筒１の上部
内面に突条１９を、かつ該突条直ぐ下方の装着筒１内面
部分に係合突部を、それぞれ周設している。
【０００８】上記注出筒３の上端面は、蓋体で閉塞させ
ている。該蓋体は、第２頂壁６の周縁から短周壁１４を
垂設して、該短周壁の後部を弾性連結板１０，１０を介
して上記装着筒１の上端後部に結合し、また、上記短周
壁１４の前部下方内面を既述嵌合壁１１の外面へ嵌合さ
せて閉塞状態を保持するよう形成し、かつ第２頂壁６下
面から垂設した筒状栓１３の下部外面を上記注出筒３の
上端部内面に水密に嵌合させている。
ている。該蓋体は、第２頂壁６の周縁から短周壁１４を
垂設して、該短周壁の後部を弾性連結板１０，１０を介
して上記装着筒１の上端後部に結合し、また、上記短周
壁１４の前部下方内面を既述嵌合壁１１の外面へ嵌合さ
せて閉塞状態を保持するよう形成し、かつ第２頂壁６下
面から垂設した筒状栓１３の下部外面を上記注出筒３の
上端部内面に水密に嵌合させている。
【０００９】注出量制御栓８は、既述突条１９直ぐ上方
の装着筒１部分内面に、周壁１５上端に付設した外向き
フランジ状壁１７の外周面を、上記突条１９を強制乗越
えさせて嵌合させ、また、その外向きフランジ状壁１７
上面を上記第１頂壁２の下面外周部に当接させて、上記
装着筒１内面に嵌合させた、容器体口頸部の上端面と上
記第１頂壁２の外周部下面とで外向きフランジ状壁１７
を挟持させるよう形成し、かつその外向きフランジ状壁
１７上面に周設した、一部縦断面が三角形の突起１８
を、図１が示すように上記第１頂壁２の下面外周部に食
い込ませて、その外向きフランジ状壁１７がパッキング
を兼用するよう形成し、更に、上記周壁１５の上部内面
に網１６を張設し、かつ網目の形状、大きさは、注出液
量をどの程度抑制するかを勘案して適宜に定める。
の装着筒１部分内面に、周壁１５上端に付設した外向き
フランジ状壁１７の外周面を、上記突条１９を強制乗越
えさせて嵌合させ、また、その外向きフランジ状壁１７
上面を上記第１頂壁２の下面外周部に当接させて、上記
装着筒１内面に嵌合させた、容器体口頸部の上端面と上
記第１頂壁２の外周部下面とで外向きフランジ状壁１７
を挟持させるよう形成し、かつその外向きフランジ状壁
１７上面に周設した、一部縦断面が三角形の突起１８
を、図１が示すように上記第１頂壁２の下面外周部に食
い込ませて、その外向きフランジ状壁１７がパッキング
を兼用するよう形成し、更に、上記周壁１５の上部内面
に網１６を張設し、かつ網目の形状、大きさは、注出液
量をどの程度抑制するかを勘案して適宜に定める。
【００１０】尚、キャッブ本体７および注出量制御筒８
は、合成樹脂材で成形する。
は、合成樹脂材で成形する。
【００１１】
【考案の効果】本案は上記構成とするものであり、装着
筒１の上部内面に、注出量制御栓８の周壁１５上端に付
設した外向きフランジ状壁１７外周面を嵌合させ、かつ
その周壁１５の上部内面に網１６を張設したから、液体
を注出する際、注出液体の流出速度を網１６によって低
下させることができ、よって、注出液量を容易に制御で
きるので、必要量の液体を簡単に得ることができ、ま
た、突条１９直ぐ上方の装着筒１部分内面に、注出量制
御栓８の外向きフランジ状壁１７外周面を、突条１９を
強制乗越えさせて嵌合させたから、流出量制御栓８をキ
ャップ本体７へ容易かつ確実に装着させることができる
と共に、本案キャップを容器体へ装着させる際、キャッ
プ本体７と流出量制御栓８を一体的に取り扱うことがで
きて便利であり、更に、流出量制御栓８の外向きフラン
ジ状壁１７上面をキャップ本体７の第１頂壁２下面外周
部に当接させたから、容器体の口頸部上端面とキャップ
本体７の第１頂壁２下面外周部とで外向きフランジ状壁
１７を挟持させることができ、よって、注出筒３下端が
囲む第１頂壁２部分に開口する注出孔から、流出量制御
栓８が抜け落ちる虞が全くない。
筒１の上部内面に、注出量制御栓８の周壁１５上端に付
設した外向きフランジ状壁１７外周面を嵌合させ、かつ
その周壁１５の上部内面に網１６を張設したから、液体
を注出する際、注出液体の流出速度を網１６によって低
下させることができ、よって、注出液量を容易に制御で
きるので、必要量の液体を簡単に得ることができ、ま
た、突条１９直ぐ上方の装着筒１部分内面に、注出量制
御栓８の外向きフランジ状壁１７外周面を、突条１９を
強制乗越えさせて嵌合させたから、流出量制御栓８をキ
ャップ本体７へ容易かつ確実に装着させることができる
と共に、本案キャップを容器体へ装着させる際、キャッ
プ本体７と流出量制御栓８を一体的に取り扱うことがで
きて便利であり、更に、流出量制御栓８の外向きフラン
ジ状壁１７上面をキャップ本体７の第１頂壁２下面外周
部に当接させたから、容器体の口頸部上端面とキャップ
本体７の第１頂壁２下面外周部とで外向きフランジ状壁
１７を挟持させることができ、よって、注出筒３下端が
囲む第１頂壁２部分に開口する注出孔から、流出量制御
栓８が抜け落ちる虞が全くない。
【図１】 本案キャップの一実施例の縦断面図である。
【図２】 同実施例の分解斜視図である。
【図３】 同実施例を、除去板を取り除いた状態で示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図４】 従来例を示す、一部切欠き側面図である。
７…キャップ本体 ８…流出量制御栓
Claims (1)
- 【請求項１】 容器体口頸部嵌合用の装着筒１を第１頂
壁２周縁から垂設し、かつ該第１頂壁の上面から起立す
る注出筒３下端が囲む第１頂壁部分に肉薄破断線９を周
設して、該肉薄破断線内方の第１頂壁部分を、周縁一部
からプルリング４付き支柱を起立した除去板５とし、ま
た、上記注出筒３の上端面を閉塞する蓋体の後部と装着
筒１の上端後部とを弾性連結板１０，１０で結合し、更
に、上記装着筒１の上部内面に突条１９を周設したキャ
ップ本体７と、 上記突条１９直ぐ上方の装着筒１部分内面に、周壁１５
上端に付設した外向きフランジ状壁１７の外周面を、上
記突条１９を強制乗越えさせて嵌合させると共に、その
外向きフランジ状壁１７上面を上記頂壁２の下面外周部
に当接させ、また、周壁１５の上部内面に網１６を張設
した注出量制御栓８とで形成した注出量制御栓付き注出
キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991035633U JP2548506Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 注出量制御栓付きの注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991035633U JP2548506Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 注出量制御栓付きの注出キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04121252U JPH04121252U (ja) | 1992-10-29 |
| JP2548506Y2 true JP2548506Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31917745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991035633U Expired - Fee Related JP2548506Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 注出量制御栓付きの注出キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548506Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006089071A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出栓 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3587274B2 (ja) * | 1996-02-23 | 2004-11-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
| JP6857532B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2021-04-14 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5647176B2 (ja) * | 1972-04-26 | 1981-11-07 | ||
| JPS5993661A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-30 | 長島 広久 | 液体注出口 |
| JPS61124197A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-11 | 松下電器産業株式会社 | セラミツク多層基板の製造方法 |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP1991035633U patent/JP2548506Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006089071A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出栓 |
| JP4574304B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2010-11-04 | 株式会社吉野工業所 | 注出栓 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04121252U (ja) | 1992-10-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |