JP2534397Y2 - 注出キャップ付き容器 - Google Patents
注出キャップ付き容器Info
- Publication number
- JP2534397Y2 JP2534397Y2 JP1993050452U JP5045293U JP2534397Y2 JP 2534397 Y2 JP2534397 Y2 JP 2534397Y2 JP 1993050452 U JP1993050452 U JP 1993050452U JP 5045293 U JP5045293 U JP 5045293U JP 2534397 Y2 JP2534397 Y2 JP 2534397Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top wall
- pouring
- flange
- cylinder
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【考案の属する技術分野】本案は注出キャップ付き容器
に係る。
に係る。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】液体収納用の容器に用
いる注出キャップとして、例えば、容器体口頸部嵌合用
の周壁を頂壁周縁から垂設すると共に、該頂壁上面から
起立する注出筒の下端が囲む頂壁部分に肉薄破断線を周
設して、該肉薄破断線内方の頂壁部分を除去板部とし、
かつ該除去板部上面からプルリング付きの引上げ棒を起
立したものが広く知られている。
いる注出キャップとして、例えば、容器体口頸部嵌合用
の周壁を頂壁周縁から垂設すると共に、該頂壁上面から
起立する注出筒の下端が囲む頂壁部分に肉薄破断線を周
設して、該肉薄破断線内方の頂壁部分を除去板部とし、
かつ該除去板部上面からプルリング付きの引上げ棒を起
立したものが広く知られている。
【０００３】しかしながら、上記従来注出キャップは、
頂壁に肉薄破断線を周設したので、該部分から収納液の
香り等が抜け易く、ガスバリアー性が低い欠点があっ
た。
頂壁に肉薄破断線を周設したので、該部分から収納液の
香り等が抜け易く、ガスバリアー性が低い欠点があっ
た。
【０００４】本案は、上記注出キャップの頂壁に注出孔
を穿設し、かつ、その頂壁下面から垂設した内筒部内面
に注出孔閉塞用の不透過性合成樹脂製中蓋を突落し可能
に嵌合させることで、ガスバリアー性を高めると共に、
上記内筒部下部に液体流通用の切欠きを穿設すること
で、上記容器体内へ突落された中蓋が邪魔となって注出
孔からの液体注出が不便となることがないよう設けた。
を穿設し、かつ、その頂壁下面から垂設した内筒部内面
に注出孔閉塞用の不透過性合成樹脂製中蓋を突落し可能
に嵌合させることで、ガスバリアー性を高めると共に、
上記内筒部下部に液体流通用の切欠きを穿設すること
で、上記容器体内へ突落された中蓋が邪魔となって注出
孔からの液体注出が不便となることがないよう設けた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】口頸部３を起立する容器
体１と、上記口頸部３の上部外面に嵌合させた外筒部８
をフランジ状頂壁７の外周縁から、かつ口頸部３の上部
内面に嵌合させた内筒部１０をフランジ状頂壁７の下面
内周部から、それぞれ垂設すると共に、その内筒部１０
下部に液体流通用の複数切欠き１１…を穿設し、また、
フランジ状頂壁７上面から注出筒１３を起立した注出キ
ャップ６と、上記フランジ状頂壁７の内周縁で形成する
注出孔１２を下方から閉塞する上壁１６の上面外周部
を、上記内筒部１０上端が囲むフランジ状頂壁部分の下
面へ係合させ、かつ、その上壁１６周縁から垂設した装
着筒１７の外面を上記内筒部１０内面へ気密かつ取り外
し可能に嵌合させ、また、その上壁１６中央部から上記
注出孔１２を通して注出筒１３内へ押込み棒１９を起立
した、不透過性合成樹脂製の中蓋１５とで形成した。
体１と、上記口頸部３の上部外面に嵌合させた外筒部８
をフランジ状頂壁７の外周縁から、かつ口頸部３の上部
内面に嵌合させた内筒部１０をフランジ状頂壁７の下面
内周部から、それぞれ垂設すると共に、その内筒部１０
下部に液体流通用の複数切欠き１１…を穿設し、また、
フランジ状頂壁７上面から注出筒１３を起立した注出キ
ャップ６と、上記フランジ状頂壁７の内周縁で形成する
注出孔１２を下方から閉塞する上壁１６の上面外周部
を、上記内筒部１０上端が囲むフランジ状頂壁部分の下
面へ係合させ、かつ、その上壁１６周縁から垂設した装
着筒１７の外面を上記内筒部１０内面へ気密かつ取り外
し可能に嵌合させ、また、その上壁１６中央部から上記
注出孔１２を通して注出筒１３内へ押込み棒１９を起立
した、不透過性合成樹脂製の中蓋１５とで形成した。
【０００６】
【作用】中蓋１５は不透過性の合成樹脂材により成形さ
れており、しかも該中蓋は注出キャップ６の下面に装着
させて、該注出キャップの注出孔１２を下方から閉塞す
るから、該注出孔から収納液の香り等が抜け出すことが
ない。
れており、しかも該中蓋は注出キャップ６の下面に装着
させて、該注出キャップの注出孔１２を下方から閉塞す
るから、該注出孔から収納液の香り等が抜け出すことが
ない。
【０００７】使用時には、押込み棒１９を用いて注出キ
ャップ６の内筒部１０内面から中蓋１５を押し外すもの
とし、また、容器を傾けて液体を注出する際、内筒部１
０内面から押し外した中蓋１５が容器体内を上方へ移動
して内筒部１０の下面開口を塞ぐことがあっても、内筒
部１０下部に液体流通用の切欠き１１…を穿設したか
ら、収納液はそれ等切欠き１１…を通って注出孔１２か
ら注出される。
ャップ６の内筒部１０内面から中蓋１５を押し外すもの
とし、また、容器を傾けて液体を注出する際、内筒部１
０内面から押し外した中蓋１５が容器体内を上方へ移動
して内筒部１０の下面開口を塞ぐことがあっても、内筒
部１０下部に液体流通用の切欠き１１…を穿設したか
ら、収納液はそれ等切欠き１１…を通って注出孔１２か
ら注出される。
【０００８】
【実施例】１は容器体であり、胴部２上端から肩部を介
して上部を小外径部として口頸部３を起立し、その小外
径部の上端部外面に第１係合突条４を付設している。
して上部を小外径部として口頸部３を起立し、その小外
径部の上端部外面に第１係合突条４を付設している。
【０００９】６は注出キャップであり、該注出キャップ
は、内周縁で注出孔１２を形成するフフランジ状頂壁７
を有し、かつ該フランジ状頂壁の外周縁から垂設した外
筒部８の内面下端に第２係合突条９を付設して、該第２
係合突条を既述第１係合突条４下面へ係止させ、また、
フランジ状頂壁７の下面内周部から垂設した内筒部１０
を口頸部３の上部内面に嵌合させると共に、その内筒部
１０下部に液体流通用の複数切欠き１１…を穿設し、更
に、フランジ状頂壁７上面から、上部を斜め上外方へ拡
開する注出筒１３を起立している。
は、内周縁で注出孔１２を形成するフフランジ状頂壁７
を有し、かつ該フランジ状頂壁の外周縁から垂設した外
筒部８の内面下端に第２係合突条９を付設して、該第２
係合突条を既述第１係合突条４下面へ係止させ、また、
フランジ状頂壁７の下面内周部から垂設した内筒部１０
を口頸部３の上部内面に嵌合させると共に、その内筒部
１０下部に液体流通用の複数切欠き１１…を穿設し、更
に、フランジ状頂壁７上面から、上部を斜め上外方へ拡
開する注出筒１３を起立している。
【００１０】１５は中蓋であり、該中蓋は、既述注出孔
１２を下方から閉塞する上壁１６の上面外周部を、上記
内筒部１０上端が囲むフランジ状頂壁部分の下面へ係合
させ、かつその上壁１６の周縁から垂設した装着筒１７
を既述内筒部１０内面に気密かつ取り外し可能に嵌合さ
せると共に、その装着筒１６外面に周設した係合凹部１
８，１８内へ、既述内筒部１０内面に周設した図示しな
い突条を係脱自在に係合させて、装着筒１７が内筒部１
０内面から不用意に脱落するのを防止し、また、上記上
壁１６中央部から既述注出孔１２を通して注出筒１３内
へ押込み棒１９を起立している。
１２を下方から閉塞する上壁１６の上面外周部を、上記
内筒部１０上端が囲むフランジ状頂壁部分の下面へ係合
させ、かつその上壁１６の周縁から垂設した装着筒１７
を既述内筒部１０内面に気密かつ取り外し可能に嵌合さ
せると共に、その装着筒１６外面に周設した係合凹部１
８，１８内へ、既述内筒部１０内面に周設した図示しな
い突条を係脱自在に係合させて、装着筒１７が内筒部１
０内面から不用意に脱落するのを防止し、また、上記上
壁１６中央部から既述注出孔１２を通して注出筒１３内
へ押込み棒１９を起立している。
【００１１】２１はキャップであり、該キャップは、頂
壁２２周縁から垂設した周壁２３下部を口頸部３の下部
外面に螺合させ、また、頂壁２２下面から内外二重の周
壁２４，２５を垂設して、内周壁２４の下部外面を既述
注出筒１３下部へ、かつ外周壁２５の上部内面を注出筒
１３上端部へ、それぞれ水密に嵌合させている。
壁２２周縁から垂設した周壁２３下部を口頸部３の下部
外面に螺合させ、また、頂壁２２下面から内外二重の周
壁２４，２５を垂設して、内周壁２４の下部外面を既述
注出筒１３下部へ、かつ外周壁２５の上部内面を注出筒
１３上端部へ、それぞれ水密に嵌合させている。
【００１２】尚、上記中蓋１５はナイロン、エバール
等、不透過性の合成樹脂材により、かつ容器体１，注出
キャップ６，キャップ２１は適宜合成樹脂材により成形
する。
等、不透過性の合成樹脂材により、かつ容器体１，注出
キャップ６，キャップ２１は適宜合成樹脂材により成形
する。
【００１３】
【考案の効果】本案は上記構成とするものであり、中蓋
１５を不透過性の合成樹脂材で成形すると共に、該中蓋
の装着筒１７外面を注出キャップ６の内筒部１０内面に
気密に嵌合させたから、収納液の香り等が抜け出すこと
がなく、収納液の品質を確実に保持することができ、ま
た、中蓋１５の上壁１６上面外周部を、内筒部１０上端
が囲むフランジ状頂壁部分の下面へ係合させ、かつ中蓋
１５の装着筒１７外面を注出キャップ６の内筒部１０内
面に嵌合させたから、注出キャップ６と中蓋１５との接
触面積が大となって、装着筒１７を内筒部１０内面へ気
密に嵌合させることが容易となり、更に、中蓋１５の上
壁１６中央部から注出孔１２を通して押込み棒１２を起
立したから、内筒部１０内面から中蓋１５を容易に押し
外すことができ、更に、注出キャップ６の内筒部１０下
部に液体流通用の切欠き１１…を複数穿設したから、容
器を傾けて液体を注出する際、内筒部１０から押し外し
た中蓋１５が容器体内を上方へ移動して内筒部１０の下
端開口を塞ぐことがあっても、上記切欠き１１…を通し
て注出孔１２から収容液を支障なく注出させることがで
きる。
１５を不透過性の合成樹脂材で成形すると共に、該中蓋
の装着筒１７外面を注出キャップ６の内筒部１０内面に
気密に嵌合させたから、収納液の香り等が抜け出すこと
がなく、収納液の品質を確実に保持することができ、ま
た、中蓋１５の上壁１６上面外周部を、内筒部１０上端
が囲むフランジ状頂壁部分の下面へ係合させ、かつ中蓋
１５の装着筒１７外面を注出キャップ６の内筒部１０内
面に嵌合させたから、注出キャップ６と中蓋１５との接
触面積が大となって、装着筒１７を内筒部１０内面へ気
密に嵌合させることが容易となり、更に、中蓋１５の上
壁１６中央部から注出孔１２を通して押込み棒１２を起
立したから、内筒部１０内面から中蓋１５を容易に押し
外すことができ、更に、注出キャップ６の内筒部１０下
部に液体流通用の切欠き１１…を複数穿設したから、容
器を傾けて液体を注出する際、内筒部１０から押し外し
た中蓋１５が容器体内を上方へ移動して内筒部１０の下
端開口を塞ぐことがあっても、上記切欠き１１…を通し
て注出孔１２から収容液を支障なく注出させることがで
きる。
【図１】 本案容器の一実施例の要部切欠き側面図であ
る。
る。
【図２】 同実施例の注出栓と中蓋の分解斜視図であ
る。
る。
１…容器体 ６…注出キャップ １５…中蓋
Claims (1)
- 【請求項１】 口頸部３を起立する容器体１と、 上記口頸部３の上部外面に嵌合させた外筒部８をフラン
ジ状頂壁７の外周縁から、かつ口頸部３の上部内面に嵌
合させた内筒部１０をフランジ状頂壁７の下面内周部か
ら、それぞれ垂設すると共に、その内筒部１０下部に液
体流通用の複数切欠き１１…を穿設し、また、フランジ
状頂壁７上面から注出筒１３を起立した注出キャップ６
と、 上記フランジ状頂壁７の内周縁で形成する注出孔１２を
下方から閉塞する上壁１６の上面外周部を、上記内筒部
１０上端が囲むフランジ状頂壁部分の下面へ係合させ、
かつ、その上壁１６周縁から垂設した装着筒１７の外面
を上記内筒部１０内面へ気密かつ取り外し可能に嵌合さ
せ、また、その上壁１６中央部から上記注出孔１２を通
して注出筒１３内へ押込み棒１９を起立した、不透過性
合成樹脂製の中蓋１５とでなる注出キャップ付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993050452U JP2534397Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 注出キャップ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993050452U JP2534397Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 注出キャップ付き容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0721563U JPH0721563U (ja) | 1995-04-18 |
| JP2534397Y2 true JP2534397Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=12859260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993050452U Expired - Lifetime JP2534397Y2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 注出キャップ付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534397Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55108055U (ja) * | 1979-01-22 | 1980-07-29 | ||
| JPS588689U (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-20 | 株式会社シマノ | 自転車用クランク |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP1993050452U patent/JP2534397Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0721563U (ja) | 1995-04-18 |
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