JP2509126Y2 - 注出栓付き容器 - Google Patents
注出栓付き容器Info
- Publication number
- JP2509126Y2 JP2509126Y2 JP1987036316U JP3631687U JP2509126Y2 JP 2509126 Y2 JP2509126 Y2 JP 2509126Y2 JP 1987036316 U JP1987036316 U JP 1987036316U JP 3631687 U JP3631687 U JP 3631687U JP 2509126 Y2 JP2509126 Y2 JP 2509126Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top wall
- removal plate
- mouth
- pouring
- barrier film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は注出栓付き容器に係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 容器体口頸部嵌着用の周壁を頂壁周縁から垂設し、該
頂壁から起立する注出栓下端が囲む頂壁部分に破断線を
周設して、該破断線内方の頂壁部分をプルリング付き除
去板部とし、上記破断線を破断して除去板部を取り去
り、頂壁中央部に注出口を開口させるよう形成した注出
栓が広く知られている。
頂壁から起立する注出栓下端が囲む頂壁部分に破断線を
周設して、該破断線内方の頂壁部分をプルリング付き除
去板部とし、上記破断線を破断して除去板部を取り去
り、頂壁中央部に注出口を開口させるよう形成した注出
栓が広く知られている。
実開昭59-121357号公報には、上記頂壁下面に不透過
性フィルムを貼着させることで、ガスバリヤー性を高め
た注出栓が示されており、該注出栓では、上記破断線を
破断して除去板部を取り去る際に、該除去板部下面に貼
着した不透過性フィルム部分を破り取ることとしてい
る。しかし、除去板部の周縁に沿って不透過性フィルム
をきれいに切り裂くことは必ずしも容易ではないので、
除去板部を取り除くことで頂壁に開口する注出口へ不透
過性フィルムがはみ出すことが徐々にあり、注出口の一
部が不透過性フィルムにより塞がれるから、特に注出口
が小径の場合には、注出量が著しく減少する不都合が生
じた。
性フィルムを貼着させることで、ガスバリヤー性を高め
た注出栓が示されており、該注出栓では、上記破断線を
破断して除去板部を取り去る際に、該除去板部下面に貼
着した不透過性フィルム部分を破り取ることとしてい
る。しかし、除去板部の周縁に沿って不透過性フィルム
をきれいに切り裂くことは必ずしも容易ではないので、
除去板部を取り除くことで頂壁に開口する注出口へ不透
過性フィルムがはみ出すことが徐々にあり、注出口の一
部が不透過性フィルムにより塞がれるから、特に注出口
が小径の場合には、注出量が著しく減少する不都合が生
じた。
本案は、除去板部下面に不透過性フィルムの上面中央
部を剥離不能に接着させ、また、該不透過性フィルム外
周部を、注出栓の頂壁外周部下面と容器体口頸部上面と
の間へ、気密かつ強制引き抜き可能に挟持させて、除去
板部と共に不透過性フィルム全体を取り去るように形成
することで、注出時に不透過性フィルムが注出の支障と
なる不都合を解消するよう設けた。
部を剥離不能に接着させ、また、該不透過性フィルム外
周部を、注出栓の頂壁外周部下面と容器体口頸部上面と
の間へ、気密かつ強制引き抜き可能に挟持させて、除去
板部と共に不透過性フィルム全体を取り去るように形成
することで、注出時に不透過性フィルムが注出の支障と
なる不都合を解消するよう設けた。
「課題を解決するための手段」 口頸部２を起立する容器体１と、上記口頸部２に装着
させた注出栓３とからなり、該注出栓は、上記口頸部２
外面に装着させた周壁４を、口頸部２上面を閉塞させた
頂壁５周縁から垂設すると共に、該頂壁上面から起立し
た注出筒６下端が囲む頂壁部分に破断線７を周設して、
該破断線内方の頂壁部分を、周縁一部からプルリング８
付き支柱９を起立した除去板部10とし、また、該除去板
部下面に不透過性合成樹脂製のバリヤーフィルム12上面
中央部を剥離不能に接着させ、更に、該バリヤーフィル
ムの外周部を口頸部２上面と頂壁５の外周部下面との間
へ気密に、かつプルリング８引上げによる除去板部10の
除去で、該除去板部下面に接着させたバリヤーフィルム
部分が共に引き上げられることで強制引き抜き可能に挟
持させるよう形成している。
させた注出栓３とからなり、該注出栓は、上記口頸部２
外面に装着させた周壁４を、口頸部２上面を閉塞させた
頂壁５周縁から垂設すると共に、該頂壁上面から起立し
た注出筒６下端が囲む頂壁部分に破断線７を周設して、
該破断線内方の頂壁部分を、周縁一部からプルリング８
付き支柱９を起立した除去板部10とし、また、該除去板
部下面に不透過性合成樹脂製のバリヤーフィルム12上面
中央部を剥離不能に接着させ、更に、該バリヤーフィル
ムの外周部を口頸部２上面と頂壁５の外周部下面との間
へ気密に、かつプルリング８引上げによる除去板部10の
除去で、該除去板部下面に接着させたバリヤーフィルム
部分が共に引き上げられることで強制引き抜き可能に挟
持させるよう形成している。
「作用」 注出栓３の除去板部10下面にバリヤーフィルム12の上
面中央部を剥離不能に接着させ、また、該バリヤーフィ
ルム外周部を容器体１口頸部２上面と注出栓３の頂壁５
外周部下面との間へ気密に、かつプルリング８引上げに
よる除去板部10の除去で、該除去板部下面に接着させた
バリヤーフィルム部分が共に引き上げられることで強制
引き抜き可能に挟持させたから、第１図が示す状態か
ら、キャップ14を螺脱させ、かつプルリング８を引上げ
ると、破断線７が破断されて除去板部10が取り除かれる
と共に、容器体１の口頸部２上面と注出栓３の頂壁５外
周部下面との間からバリヤーフィルム12外周部が引き抜
かれて、第３図が示すように、バリヤーフィルム12が除
去板部10と共に取り去られる。
面中央部を剥離不能に接着させ、また、該バリヤーフィ
ルム外周部を容器体１口頸部２上面と注出栓３の頂壁５
外周部下面との間へ気密に、かつプルリング８引上げに
よる除去板部10の除去で、該除去板部下面に接着させた
バリヤーフィルム部分が共に引き上げられることで強制
引き抜き可能に挟持させたから、第１図が示す状態か
ら、キャップ14を螺脱させ、かつプルリング８を引上げ
ると、破断線７が破断されて除去板部10が取り除かれる
と共に、容器体１の口頸部２上面と注出栓３の頂壁５外
周部下面との間からバリヤーフィルム12外周部が引き抜
かれて、第３図が示すように、バリヤーフィルム12が除
去板部10と共に取り去られる。
「実施例」 １は容器体であり、該容器体は、胴部上端から上部を
小径部2aとした口頸部２を起立している。
小径部2aとした口頸部２を起立している。
３は注出栓であり、該注出栓は、上記口頸部２の小径
部2a外面に嵌着させた周壁４を、口頸部２上面を閉塞さ
せた頂壁５周縁から垂設すると共に、該頂壁上面から上
部を上外方へ拡開形成した注出筒６を起立し、かつ該注
出筒下端が囲む頂壁部分に破断線７を周設して、該破断
線内方の頂壁部分を、周縁一部からプルリング８付き支
柱９を起立した除去板部10とし、該除去板部は、第２図
が示すように、長手方向両端部の幅を狭めた変形楕円形
の形状として、除去板部10の除去により頂壁５中央部に
開口する注出口11の長手方向両端部が少量注出用の注ぎ
口となるよう形成している。また、除去板部10下面に多
数の小凸部を付設し、これ等小凸部下面に、ナイロン、
エバール等の不透過性合成樹脂材で形成したバリヤーフ
ィルム12の上面中央部を、熱溶着等の手段で剥離不能に
接着させ、また、バリヤーフィルム12外周部を口頸部２
上面と頂壁５の外周部下面との間へ気密に、かつ上記プ
ルリング８引上げによる除去板部10の除去で、該除去板
部下面に接着させたバリヤーフィルム部分が共に引き上
げられることで強制引き抜き可能に挟持させている。
部2a外面に嵌着させた周壁４を、口頸部２上面を閉塞さ
せた頂壁５周縁から垂設すると共に、該頂壁上面から上
部を上外方へ拡開形成した注出筒６を起立し、かつ該注
出筒下端が囲む頂壁部分に破断線７を周設して、該破断
線内方の頂壁部分を、周縁一部からプルリング８付き支
柱９を起立した除去板部10とし、該除去板部は、第２図
が示すように、長手方向両端部の幅を狭めた変形楕円形
の形状として、除去板部10の除去により頂壁５中央部に
開口する注出口11の長手方向両端部が少量注出用の注ぎ
口となるよう形成している。また、除去板部10下面に多
数の小凸部を付設し、これ等小凸部下面に、ナイロン、
エバール等の不透過性合成樹脂材で形成したバリヤーフ
ィルム12の上面中央部を、熱溶着等の手段で剥離不能に
接着させ、また、バリヤーフィルム12外周部を口頸部２
上面と頂壁５の外周部下面との間へ気密に、かつ上記プ
ルリング８引上げによる除去板部10の除去で、該除去板
部下面に接着させたバリヤーフィルム部分が共に引き上
げられることで強制引き抜き可能に挟持させている。
14はキャップであり、該キャップは、頂壁15周縁から
垂設した周壁16下部を容器体１口頸部２の下部外面へ螺
合させ、また、頂壁15下面から内筒部17と外筒部18とを
垂設して、内筒部17外面を上記注出筒６の内面へ、かつ
外筒部18の内面上端部を上記注出筒６の外面上端へ、そ
れぞれ嵌合させている。
垂設した周壁16下部を容器体１口頸部２の下部外面へ螺
合させ、また、頂壁15下面から内筒部17と外筒部18とを
垂設して、内筒部17外面を上記注出筒６の内面へ、かつ
外筒部18の内面上端部を上記注出筒６の外面上端へ、そ
れぞれ嵌合させている。
「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、注出栓３の除去板
部10下面に不透過性合成樹脂製のバリヤーフィルム12上
面中央部を剥離不能に接着させ、該バリヤーフィルム外
周部を容器体１口頸部２上面と注出栓３の頂壁５外周部
下面との間へ気密に、かつプルリング８引上げによる除
去板部10の除去で、該除去板部下面に接着させたバリヤ
ーフィルム部分が共に引き上げられることで強制引き抜
き可能に挟持させたから、ガスバリヤー性が強化されて
収納物の品質が保持され、かつ除去板部10を取り除く
際、該除去板部と共にバリヤーフィルム12全体を取り去
ることができ、よって、既述従来例のように、バリヤー
フィルムが注出の支障となることがない。
部10下面に不透過性合成樹脂製のバリヤーフィルム12上
面中央部を剥離不能に接着させ、該バリヤーフィルム外
周部を容器体１口頸部２上面と注出栓３の頂壁５外周部
下面との間へ気密に、かつプルリング８引上げによる除
去板部10の除去で、該除去板部下面に接着させたバリヤ
ーフィルム部分が共に引き上げられることで強制引き抜
き可能に挟持させたから、ガスバリヤー性が強化されて
収納物の品質が保持され、かつ除去板部10を取り除く
際、該除去板部と共にバリヤーフィルム12全体を取り去
ることができ、よって、既述従来例のように、バリヤー
フィルムが注出の支障となることがない。
第１図は、本案容器の一実施例を、要部を切欠いて示す
側面図、第２図は、バリヤーフィルム未装着状態での注
出栓の底面図、第３図は開封状態を示す斜視図である。 １……容器体、３……注出栓、12……バリヤーフィルム
側面図、第２図は、バリヤーフィルム未装着状態での注
出栓の底面図、第３図は開封状態を示す斜視図である。 １……容器体、３……注出栓、12……バリヤーフィルム
Claims (1)
- 【請求項１】口頸部２を起立する容器体１と、上記口頸
部２に装着させた注出栓３とからなり、該注出栓は、上
記口頸部２外面に装着させた周壁４を、口頸部２上面を
閉塞させた頂壁５周縁から垂設すると共に、該頂壁上面
から起立した注出筒６下端が囲む頂壁部分に破断線７を
周設して、該破断線内方の頂壁部分を、周縁一部からプ
ルリング８付き支柱９を起立した除去板部10とし、ま
た、該除去板部下面に不透過性合成樹脂製のバリヤーフ
ィルム12上面中央部を剥離不能に接着させ、更に、該バ
リヤーフィルムの外周部を口頸部２上面と頂壁５の外周
部下面との間へ気密に、かつプルリング８引上げによる
除去板部10の除去で、該除去板部下面に接着させたバリ
ヤーフィルム部分が共に引き上げられることで強制引き
抜き可能に挟持させてなることを特徴とする注出栓付き
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987036316U JP2509126Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 注出栓付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987036316U JP2509126Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 注出栓付き容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63144465U JPS63144465U (ja) | 1988-09-22 |
| JP2509126Y2 true JP2509126Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=30846606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987036316U Expired - Lifetime JP2509126Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 注出栓付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2509126Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4723756B2 (ja) * | 2001-06-06 | 2011-07-13 | 日本クラウンコルク株式会社 | 容器蓋 |
| JP2005206222A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Japan Crown Cork Co Ltd | プルリング付きキャップ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59121357U (ja) * | 1983-02-04 | 1984-08-15 | 三笠産業株式会社 | 容器の閉止装置 |
| JPS61178330U (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-07 |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP1987036316U patent/JP2509126Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63144465U (ja) | 1988-09-22 |
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