JP2012030845A - 注出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】小径の第2注出口から内容物の流量を調整して注出できる注出キャップを提供すること。
【解決手段】口部3に被着され、容器2内の内容物を注出する第1注出口23Aが形成され、第1注出口23Aを閉塞してリング状をなすプルリング部24が連設された閉塞板部25が破断可能な弱化部26を介して連結された第1注出部材11と、ヒンジ部36を介して第1注出部材11に連結されて第1注出口23Aを開放自在に覆い、第1注出口23Aよりも小径ありかつ第1注出口23Aと連通する第2注出口37Aが形成された第2注出部材12と、を備え、第2注出部材12は、第2注出口37Aの下方に配置された障壁部34と、障壁部34を上方から支持する複数の支持部35と、を有し、複数の支持部35間には、連通口35Aが複数形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、注出キャップに関するものである。
従来、注出キャップとして、容器の口部に被着され、第1注出口が形成された第1注出部材と、第1注出部材に着脱自在に装着されて第1注出口を開閉し、第1注出口よりも小径の第2注出口が形成された第2注出部材と、を備える構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような注出キャップでは、第2注出部材を第1注出部材に着脱させることによって内容物の注出量を選択的に変更することができる。すなわち、第2注出部材を第1注出部材から取り外して大径の第1注出部材を開口させることによって、大量の内容物を一度に注出でき、第2注出部材を第1注出部材に装着して第1注出口を覆うことによって、第1注出口を介して小径の第2注出口から少量の内容物を注出できる。
特開2005−41506号公報
しかしながら、上記従来の注出キャップでは、以下の課題が残されていた。すなわち、第2注出部材を第1注出部材に装着して第2注出口から少量の内容物を注出しようとしたとき、小径の第2注出口から容器内の内容物量を視認しにくいことから、例えば容器を急に傾けると第2注出口から一度に大量の内容物が注出される可能性があり、内容物を正確に注出できない場合がある。
そこで、本発明は、小径の第2注出口から内容物の流量を調整して注出できる注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の注出キャップは、内容物を収容する容器の口部に被着される注出キャップであって、前記口部に被着され、前記容器内の内容物を注出する第1注出口が形成され、前記第1注出口を閉塞してリング状をなすプルリング部が連設された閉塞部が破断可能な弱化部を介して連結された第1注出部材と、ヒンジ部を介して前記第1注出部材に連結されて前記第1注出口を開放自在に覆い、前記第1注出口よりも小径でありかつ前記第1注出口と連通する第2注出口が形成された第2注出部材と、を備え、前記第2注出部材は、前記第2注出口の下方に配置された障壁部と、前記障壁部を上方から支持する複数の支持部と、を有し、前記複数の支持部間には、連通口が複数形成されていることを特徴とする。
この発明では、第1注出口から流出した内容物が障壁部に衝突することによってその勢いが減衰された後に第2注出口から注出されるため、第2注出口からの内容物の注出量をより正確に制御できる。すなわち、例えば容器を急に傾けると、第1注出口から内容物が第2注出口に向けて勢いよく流出する。しかし、第1注出口と第2注出口との間に平面視で第2注出口と重なる障壁部があるため、流出した内容物は、第2注出口に直接向かわずに障壁部と衝突する。そして、内容物は、勢いが減衰された状態で支持部によって確保されている流路に沿って流動して第2注出口から注出される。したがって、内容物が飛び出したり流出し過ぎたりすることを防止して、第1注出口よりも小径である第2注出口から内容物をより正確に注出できる。
また、比較的低い粘度を有する内容物の場合には、容器を傾けて第2注出口から内容物を注出したときに、内容物の注出及び容器内への空気の供給(空気の置換)が円滑に行われるので、第2注出口からの注出量を正確に制御することができる。そして、比較的高い粘度を有する内容物の場合には、例えば容器をスクイズして容器の内圧を高めることによって第2注出口から内容物を注出した後に、スクイズを停止して容器の内圧を低くすることによって第2注出口から内容物が吸い戻されるので、液切れが良好となる。したがって、内容物の粘度が低い場合と高い場合との双方において、第2注出口からの注出量を正確に制御できる。
また、本発明の注出キャップは、前記障壁部が、径方向外側に向かうにしたがって下方に向けて傾斜する錐状をなすことが好ましい。
この発明では、第2注出口からの内容物の注出後に容器を正立姿勢にしたとき内容物が障壁部に沿って容器内に戻され、障壁部に内容物が残存しにくくなる。
また、本発明の注出キャップは、前記第2注出部材にヒンジ部を介して連結されて前記第2注出口を開閉するオーバーキャップを備えることが好ましい。
この発明では、第1及び第2注出部材とオーバーキャップとを一体化することで、部品点数の削減が図れる。
また、本発明の注出キャップは、前記障壁部が、前記プルリング部のリング部分の径方向内側に挿入されていることが好ましい。
この発明では、リング部分の内側に障壁部を挿入することで、障壁部を設けても障壁部とプルリング部とが干渉することを防ぐために注出キャップの高さを高くする必要がなくなる。
また、本発明の注出キャップでは、前記障壁部において前記連通口と対応する位置に、前記連通口の下端から下方に向けて延出する案内部が設けられていることが好ましい。
この発明では、容器を正立姿勢としたときに、内容物が連通口から案内部の側面に沿って案内され、案内部の下端に集められて液滴となるので、内容物をより確実に容器内に回収できる。
この発明にかかる注出キャップによれば、第1注出口から勢いよく流出した内容物が障壁部に衝突することによってその勢いが弱められた後に第2注出口から注出され、第2注出口から内容物が飛び出したり流出し過ぎたりすることを防止するので、小径の第2注出口から内容物の流量を調整して注出できる。また、内容物の粘度が比較的低い場合には、容器を傾けたときに内容物の注出及び容器内への空気の供給(空気の置換)が円滑に行われるので、第2注出口からの注出量を正確に制御することができる。さらに、比較的高い粘度を有する内容物の場合には、例えば容器をスクイズして第2注出口から内容物を注出した後に、スクイズを停止すると第2注出口から内容物が吸い戻されて液切れが良好となるので、内容物の粘度によらず、第2注出口からの注出量を正確に制御することができる。
本発明の一実施形態における注出キャップを示す軸方向断面図である。 図1の第2注出部材を示す下方部分斜視図である。 本発明を適用可能な他の注出キャップを示す軸方向断面図である。 図3の第2注出部材を示す下方部分斜視図である。 本発明を適用可能な他の注出キャップを示す軸方向断面図である。 同じく、本発明を適用可能な他の注出キャップを示す軸方向断面図である。 図6の第2注出部材を示す下方部分斜視図である。 同じく、本発明を適用可能な他の注出キャップを示す軸方向断面図である。 図8の第2注出部材を示す下方部分斜視図である。
以下、本発明による注出キャップの一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における注出キャップ1は、図1に示すように、内容物を収容した容器2の口部3に被着される第1注出部材11と、第1注出部材11に着脱自在に装着される第2注出部材12と、口部3に着脱自在に被着されて第1及び第2注出部材11、12を被覆するオーバーキャップ13と、を備えている。
図示の例では、第1及び第2注出部材11、12とオーバーキャップ13とは、それぞれ共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oと称し、軸線O方向に沿って第1注出部材11側を下方(図1における下側)とし、その反対側(図1における上側)を上方とする。また、軸線O方向を軸方向、軸線Oに直交する方向を径方向、軸線O回りの方向を周方向とする。
第1注出部材11は、口部3に被着される有底筒状部材であり、外筒部21と内筒部22と底板部23とプルリング部24とを備えている。
外筒部21は、円筒状をなしており、その内側に口部3がアンダーカット等により嵌合される。
内筒部22は、円筒状をなしており、外筒部21よりも径方向内側に配置されている。そして、内筒部22は、上端が平面視円環状をなす環状接続部を介して連結されており、口部3内に嵌合される。この環状接続部には、第1注出部材11に第2注出部材12を装着するための装着凸部21Aが全周にわたって上方に向けて突出して形成されている。
底板部23は、平面視でほぼ円形をなしており、その外周が全周にわたって内筒部22の下端に接続されて内筒部22の内側を閉塞する。また、底板部23の外周部よりも若干径方向内側には、容器2の内容物を注出する第1注出口23Aが形成されている。
第1注出口23Aは、閉塞板部(閉塞部)25によって密閉されており、図示の例において閉塞板部25の外周縁と第1注出口23Aの開口周縁部とは、全周にわたって薄肉とされた弱化部26を介して連結されている。
プルリング部24は、閉塞板部25の上面に設けられており、閉塞板部25の外周部に連設される立設部27と、立設部27に接続されて指などを掛けることが可能なリング部28と、を備えている。
第2注出部材12は、第1注出部材11に着脱自在に装着される有頂筒状部材であり、外壁部31と内壁部32と天壁部33と障壁部34と複数の支持部35とを備えている。
外壁部31は、円筒状をなしており、その内側に装着凸部21Aが嵌合されている。そして、外壁部31の下端の一部は、ヒンジ部36を介して外筒部21の上端に接続されている。さらに、外壁部31の下端において軸線Oを径方向に挟むヒンジ部36の反対の位置には、径方向外側に向けて突出するツマミ部31Aが形成されている。
内壁部32は、円筒状をなしており、外壁部31よりも径方向内側に配置されている。そして、内壁部32は、上端が外壁部31に接続されており、装着凸部21A内に嵌合されている。
天壁部33は、平面視円状をなしており、その外周が全周にわたって内壁部32の上端に接続されている。また、天壁部33は、径方向内側に向かうにしたがって上方に向けて傾斜する円錐状をなしている。さらに、天壁部33の径方向中央部には開口部が形成されており、この開口部の周縁部には、上方に向けて突出する注出筒部37が連設されている。
注出筒部37は、円筒状をなしており、その上部開口端が第1注出口23Aよりも小径の第2注出口37Aとなっている。
障壁部34は、図1及び図2に示すように、平面視で第2注出口37Aと重なる円状の板部材であり、軸方向において第1注出口23Aと第2注出口37Aとの間でリング部28の径方向内側に配置されている。
複数の支持部35は、リング部28の径方向内側を通過するように軸方向に沿って延在しており、障壁部34の周縁部と天壁部33の上記開口部の周縁部とを接続している。そして、支持部35は、障壁部34の周縁部に周方向に等間隔をあけて複数配置されており、第1注出口23Aと第2注出口37Aとの間の流路を確保しながら障壁部34を上方から支持している。また、周方向で隣接する2つの支持部35同士の間は、障壁部34と天壁部33と共に第1注出口23Aと第2注出口37Aとを連通させる連通口35Aとなっている。
オーバーキャップ13は、図1に示すように、有頂円筒状をなしており、天板部41と周壁部42とを備えている。
天板部41は、平面視円状をなしており、天板部41の径方向中央部には、下方に向けて突出して注出筒部37の径方向内側に嵌合する嵌合筒部43が設けられている。
周壁部42は、円筒状をなしており、周壁部42の下端部の内周面には、口部3の下端部において径方向外側に突出するフランジ部3Aと係合する係合凹部42Aが全周にわたって形成されている。
次に、以上のような構成の注出キャップ1を用いた内容物の注出方法について説明する。
まず、第1注出口23Aを開口させる。すなわち、オーバーキャップ13を取り外し、さらにツマミ部31Aを上方に引き上げることによって第2注出部材12を第1注出部材11から開放する。そして、プルリング部24のリング部28に指などを掛けた状態でリング部28を上方に向けて引っ張って弱化部26を破断することで、プルリング部24と共に閉塞板部25を第1注出部材11から分離する。これにより、第1注出口23Aは、開口される。
一度に大量の内容物を注出させたい場合には、第2注出部材12を第1注出部材11から開放した状態として、第1注出口23Aを露出させる。そして、容器2を傾けて大径の第1注出口23Aから大量の内容物を一度に注出させる。その後、内容物の注出を行わない場合には、第2注出部材12を第1注出部材11に装着し、さらに、オーバーキャップ13を口部3のフランジ部3Aに係合させる。
また、一度に少量の内容物を注出させたい場合には、第2注出部材12を第1注出部材11に装着して第1注出口23Aを覆う。そして、容器2を急に傾けると、第1注出口23Aから流出した内容物は、第1注出口23Aと第2注出口37Aとの間に障壁部34が配置されているため、第1注出口23Aから注出筒部37内に直接流入することができずに、障壁部34に衝突する。これにより、第1注出口23Aから流出した内容物の勢いが減衰される。障壁部34に衝突した内容物は、障壁部34を迂回するように連通口35Aを通って注出筒部37内に流入する。そして、勢いが減衰された状態で、内容物は、第2注出口37Aから注出される。
なお、容器2を静かに傾けた場合には、第1注出口23Aから流出した内容物は、内筒部22及び内壁部32の内面と天壁部33の下面とに沿って流動して注出筒部37内に流入し、第2注出口37Aから注出される。ここで、天壁部33が円錐状をなすように傾斜しており、天壁部33の下面に沿って内容物を注出筒部37に向けて案内するため、第2注出口37Aから内容物を注出しやすくなる。このとき、複数の支持部35間に複数の連通口35Aが形成されているため、複数の連通口35Aのうちの1つから注出筒部37に向けて内容物が流入しても、他の1つの連通口35Aを介して容器2内への空気の供給が可能となる。
以上のようにして内容物を注出する。その後、内容物の注出を行わない場合には、オーバーキャップ13を口部3のフランジ部3Aに係合させる。
以上より、本実施形態における注出キャップ1によれば、容器2を急に傾けるなどすることによって第1注出口23Aから内容物が勢いよく流出しても、第1注出口23Aから流出した内容物が障壁部34に衝突して注出筒部37内に直接流入しないため、内容物が第2注出口37Aから勢いよく流出することが防止される。したがって、小径の第2注出口37Aからの内容物の流量を調整して注出量をより正確に制御できる。
また、障壁部34をプルリング部24のリング部28の内側に配置することで、障壁部34及び支持部35が天壁部33から下方に向けて突出するように形成されていても、注出キャップ1全体の低背化が図れる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上述した実実施形態では、図1及び図2に示すように、障壁部34が平板状となっているが、例えば図3及び図4に示すように、障壁部34’が径方向内側に向かうにしたがって上方に向けて傾斜する円錐状をなしてもよい。なお、図3及び図4では、図1及び図2と対応する部材の符号に「’」を付している。
このように、障壁部34’を円錐状にすることで、第2注出口37A’から内容物を注出した後に容器2’の傾きを戻して容器2’を正立姿勢にしたときに、注出筒部37’内などに残存して容器2’に戻ろうとする内容物を障壁部34’の傾斜部分が連通口35A’に向けて案内する。これにより、内容物が障壁部34’の上面に貯留されることを防止できる。
また、上述した実施形態では、オーバーキャップ13が第1及び第2注出部材11、12とは別部材として形成されているが、図5に示すように、オーバーキャップ13”を第2ヒンジ部38”を介して第2注出部材12”のツマミ部31A”にヒンジ接続することによって第1及び第2注出部材11”、12”とオーバーキャップ13”とを一部品としてもよい。なお、図5では、図1及び図2と対応する部材の符号に「”」を付している。第2ヒンジ部38”は、平面視で軸線Oを径方向に挟むヒンジ部36”の反対の位置に形成されている。さらに、周壁部42”の下端において軸線Oを径方向に挟む第2ヒンジ部38”の反対の位置には、径方向外側に向けて突出する第2ツマミ部42B”が形成されている。
このように、第1及び第2注出部材11”、12”とオーバーキャップ13”とを一部品とすることで、注出キャップ1”の部品点数の削減が図れる。
また、上述した実施形態では、障壁部34’が板状をなしているが、図6及び図7に示すように、障壁部34’には、連通口35A’に対応して連通口35A’の下端から下方に向けて延在する案内部51が設けられてもよい。案内部51は、障壁部34’の外周縁形状に沿って弧状に湾曲する板部材であり、案内部51を径方向外側から見て矩形状をなしている。また、案内部51は、障壁部34’の外周縁において連通口35A’に対応して周方向に等間隔をあけて複数配置されている。なお、案内部51は、連通口35A’それぞれに対して独立して設けられているが、例えば円盤状などをなして、互いに連結されていてもよい。
このように、案内部51を設けることで、内容物を注出した後に容器2’を正立姿勢としたときに、内容物が、連通口35A’から案内部51の径方向外側の表面を伝って案内部51の下端に集められるので、液滴となりやすくなる。これにより、容器2’を正立姿勢としたときに内容物を容器2’内により確実に回収できる。また、障壁部34’に付着した内容物が乾燥して障壁部34’に固着することを抑制できる。
ここで、案内部の形状は、上述した矩形状に限らず、例えば図8及び図9に示すように、径方向外側から見て三角形状をなす案内部51’であってもよい。案内部51’は、下方に向かうにしたがって周方向の幅が漸次減少している。このように、案内部51’の周方向の幅が下方に向かうにしたがって漸次縮小することにより、内容物が、案内部51’の下端に集められるので、さらに液滴になりやすくなる。これにより、容器2’を正立姿勢としたときの内容物の回収性がさらに向上する。案内部の形状は、下方に向かうにしたがって周方向の幅が漸次減少していれば、三角形状に限られない。
なお、案内部51、51’を図1、図2、図5で示した他の実施形態における注出キャップに適用してもよい。
さらに、障壁部は、平面視で第2注出口の全体と重なっている必要はなく、第2注出口の少なくとも一部と重なっていればよい。
支持部は、障壁部の周縁部と天壁部とを接続しているが、第1注出口と第2注出口との間の流路を確保しつつ軸方向において第1注出口と第2注出口との間で障壁部を支持できれば、他の形状や構造であってもよい。
障壁部は、板状をなしているが、板状以外の他の形状であってもよく、また、容器を正立姿勢にしたときに第1注出口に向けて内容物を案内できれば、一端から他端に向けて下方または上方に向けて傾斜する形状など、円錐状に限られない。
障壁部は、プルリング部のリング部の径方向内側に挿入されているが、他の位置に配置されていてもよい。
天壁部は、径方向内側に向かうにしたがって上方に向けて傾斜する円錐状となっているが、例えば図3に示す上方に向けて突出するドーム状や図5に示す平板状など、他の形状であってもよい。
第1及び第2注出口は、平面視円形に限らず、他の形状であってもよい。
第2注出口は、注出筒部の上部開口端に形成されているが、注出筒部を設けずに天壁部に直接形成されるなど、他の構成であってもよい。
案内部は、複数の連通口それぞれに対応して複数設けられているが、少なくとも1つの連通口に対応して設けられていればよい。
また、第2注出口の内径は、第1注出口よりも小径であれば、内容物の粘度に応じて適宜変更してもよい。例えば、比較的高い粘度を有する内容物の場合には、第2注出口をより小径とすると、容器をスクイズして容器の内圧を高めることによって第2注出口から内容物を注出した後に、容器の弾性復帰により容器の内圧を低くすることによって第2注出口から内容物を吸い戻すことができるので、液切れを良好にすることができる。
また、比較的低い粘度を有する内容物の場合には、第2注出口を第1注出口よりは小径であるが大径とすると、容器を傾けて第2注出口から内容物を注出したときに、内容物の注出及び容器内への空気の供給(空気の置換)が円滑に行われ、第2注出口からの注出量を正確に制御することができる。
この発明によれば、小径の第2注出口から内容物の流量を調整して注出できる注出キャップに関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,1’,1” 注出キャップ、2,2’,2” 容器、3,3’,3” 口部、11,11’,11” 第1注出部材、12,12’,12” 第2注出部材、13,13’,13” オーバーキャップ、23A,23A’,23A” 第1注出口、24,24’,24” プルリング部、25,25’,25” 閉塞板部(閉塞部)、26,26’,26” 弱化部、34,34’,34” 障壁部、35,35’,35” 支持部、35A,35A’,35A” 連通口、36,36’,36” ヒンジ部、37A,37A’,37A” 第2注出口、51、51’ 案内部

Claims (5)

  1. 内容物を収容する容器の口部に被着される注出キャップであって、
    前記口部に被着され、前記容器内の内容物を注出する第1注出口が形成され、前記第1注出口を閉塞してリング状をなすプルリング部が連設された閉塞部が破断可能な弱化部を介して連結された第1注出部材と、
    ヒンジ部を介して前記第1注出部材に連結されて前記第1注出口を開放自在に覆い、前記第1注出口よりも小径でありかつ前記第1注出口と連通する第2注出口が形成された第2注出部材と、を備え、
    前記第2注出部材は、前記第2注出口の下方に配置された障壁部と、前記障壁部を上方から支持する複数の支持部と、を有し、
    前記複数の支持部間には、連通口が複数形成されていることを特徴とする注出キャップ。
  2. 前記障壁部が、径方向外側に向かうにしたがって下方に向けて傾斜する錐状をなすことを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 前記第2注出部材にヒンジ部を介して連結されて前記第2注出口を開閉するオーバーキャップを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の注出キャップ。
  4. 前記障壁部が、前記プルリング部のリング部分の径方向内側に挿入されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップ。
  5. 前記障壁部において前記連通口と対応する位置に、前記連通口の下端から下方に向けて延出する案内部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の注出キャップ。
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